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的を射る/的を得る/正鵠をめぐって──「的を得る」は誤用とは言えないような

 下記の仲間。
【日本語アレコレの索引(日々増殖中)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1354427241&owner_id=5019671

mixi日記2009年12月15日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1364010227&owner_id=5019671

 直接的には下記のコメント欄の続き。
【ちょっと待ってもらえないかなぁ──簡単日本語力チェック】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1363198809&owner_id=5019671

 結論だけ確認しておく。
 現代の一般的解釈では、「的を射る」が正用で、「的を得る」は誤用。
 ついでに書くと「当を得る」が正用で、「当を射る」は誤用。
「正鵠」の場合は「射る」でも「得る」でも間違いではない。ただし、本来の形は「得る」。
 以下は、それを裏づけるための小むずかしい話。
 できるだけリンク先を読まなくていいように書いたつもりだけど、青い日記でゴメンね。

「的を射る」「的を得る」に関しては↑に書いた下記の記述でいいだろう。
================================
「的を射る」が正解。その説明をするなら、「的を得る」は、「的を射る」「当を得る」の混用と言いましょうね。ついでに言えば「的を売る」は誤用ではありませんが、すたれた商売です。
 さらに言うなら「正鵠」の話にもふれてほしいところ。正確に書こうとするとエラいことになるけど、こちらは本来は「正鵠を得る」(原典がこっちになっている)で、「正鵠を射る」とも言う。そのくらい書いてくれれば、ヘーボタンのひとつも押したくなるのにさ。
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=746503742&owner_id=5019671
================================

 問題は、「正鵠」の話。以前【朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家】では下記のように書いた。
================================
 あと、コメントにあった「的を得る」。さすがにまともな知識レベルの人は誤用しないだろう(現段階では)。「的を射る」と「当を得る」の混用だろう。「的を射る」と同様の言葉に、「正鵠を射る」なんてのもある。どこかのトピで「正鵠を得る」も間違いとはいいきれないとか書いてあったけど、真偽のほどは不明。とりあえず「射る」にしとくほうが無難だろう。「正鵠」は的の中心にある黒丸のことなんで、厳密に言えばこちらのほうがずっと正確ってことになる。いまYahooの辞書を索いてみたら、「セイコク」のほかに「セイコウ」って慣用読みがあるらしい。初めて知った。どう勘違いしたらそんな読み方になるんだ。
================================

 これはあまり正確な記述ではない。「正鵠」がなんであるのかは間違っていないけど。以前トピでやり取りをしたことがある。やり取りの内容はほぼ覚えているが、具体的な場所は覚えていない。

 ……と書いて気になるので調べてみた。こういうとき、私的データベースhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=41829800が役に立つ。最後のほうだった(泣)。しかも当方はこれ以前にもどこかで見ているらしい……。

【直したい間違い 気をつけたい表現】43
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=3754464
※これは役に立たない。

【使わないように心がけている言葉はありますか?】(246~260)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=13&comm_id=519758&id=6481035

 このときにキーワードで検索した結果は下記だと思う。
http://www.google.com/search?hl=ja&client=safari&rls=ja-jp&q=%E6%AD%A3%E9%B5%A0%E3%82%92%E5%A4%B1%E3%81%86%E3%80%80%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%B0%E3%81%AF%E7%94%9F%E3%81%8D%E7%89%A9%E3%81%A7%E3%81%99&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=&aq=f&oq=

 改めて調べてみた。
 まず例によって、ネット辞書から。
http://dic.yahoo.co.jp/search?stype=0&ei=UTF-8&dtype=2&p=%E6%AD%A3%E9%B5%A0

『大辞泉』===========================
正鵠(せいこく)を射る

物事の急所を正確につく。正鵠を得る。「―射た指摘」
================================
正鵠(せいこく)を得る

「正鵠を射る」に同じ。「―得た言(げん)」
================================

『大辞林』===========================
正鵠(せいこく)を射(い)る

物事の急所・要点を正しくおさえる。正鵠を得る。正鵠を失わず。
================================

『大辞林』には「正鵠を得る」の項はない。
 この2つを見る限り、「正鵠を射る」が正解で「正鵠を得る」でも間違いではない、ってことになる。こういう解釈が一般的になるとちょっと困る。
「どちらが正解か」と言われたら、「どちらも間違いではない」と言うしかない。しかし、「どちらが本来の形か」と言われたら、「正鵠を得る」だろう、と言うしかない。
 ネット情報では下記が役に立ちそう。ただし、「3つ目のサイト」に書かれているのは「面白い見方」ではない。「正鵠を得る」の語源とも言うべき話だ。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?queId=8945024

 本来の原典を探す。手元の『成語林』を見るに、原典は『礼記』の「射義」とある。ネットで検索して原文を探す。

孔子曰、射者何以射、何以聴。循聲而發、發而不失正鵠者、其唯賢者乎。

『成語林』の書き下し文を転記しておく。
================================
孔子曰く、射る者は何を以て射、何を以て聴く。声に循(したが)いて発し、発して正鵠を失わざる者は、其れ惟(ただ)賢者か。
================================
※「唯」と「惟」がどう違うのかは知らない。
 意味がイマイチわからないのは当方がバカなのだろうか。
 「礼記 射義 正鵠」で探した結果。
http://www.google.com/search?client=safari&rls=ja-jp&q=%E7%A4%BC%E8%A8%98%E3%80%80%E5%B0%84%E7%BE%A9%E3%80%80%E6%AD%A3%E9%B5%A0&ie=UTF-8&oe=UTF-8

 原文には「正鵠を失う」しか出ていない。つまり「正鵠を得る」は、「外す」が「失う」なら「外さない」は「得る」だろう、っていう推測でしかない。それでも「正鵠を射る」よりは「正鵠を得る」のほうが本来の形だろうな。ただ、日本語として「正鵠を射る」と「正鵠を得る」のどちらが自然なのかは別の話だと思う。本来の形ではない「正鵠を射る」が広まったのもそのせいだろう。
「正鵠を得る」からさらに類推して「的を得る」でも間違いではないと主張する人がいる。別にその考えを否定する気はない。でも目の前のゲラに出てきたら、必ず「的を射る」に直す(問答無用に赤字を入れるか否かはケースバイケース)。
「正鵠を得る/射る」の場合はどちらでも間違いではないので放置する。
 自分ではどちらを使うかと言うと……こんな言葉は使わない。イチバンの理由はジジむさいから。さらに言えば、どちらの形でも誤用と取られる可能性がある言葉を、常用漢字表にもない字を使ってまで書く理由はないもんね。
 こうして、またひとつ「新死語」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1360517677&owner_id=5019671が増えてしまう。
 ε= (´∞` ) ハァー

【追記】
 ここまで行くと「研究」になっている。
【BIFFの亜空間要塞】
http://biff1902.way-nifty.com/biff/2010/05/post-fc48.html


【20130323追記】
 天下の『日本国語大辞典』は「的を得る」も採録しているらしい。こりゃ「誤用」とするのは無理だな。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n121646


【20150305追記】
 ちょっともめているそうな。
【2013年に「的を得る」という表現が正しくなっていたことが判明。国語辞典が謝罪】
http://netgeek.biz/archives/30735?

「正しくなった」(と書く)のだろうか。
「誤りではなくなった」だけだろう。
「正しくなった」と「誤りではなくなった」は決して同じではない。
 もし「的を得る」が「正しくなった」のなら、「的を射る」の立場はどうなる。
 それはともかく、「的を得る」はずっと以前から誤りではなかったはず。

>「情けは人のためならず」、「煮詰まる」、「確信犯」、ら抜き言葉あたりの誤用も正式に認められないだろうか。
 そんなミ●もク●も一緒にしたような暴論を太字で書かないでほしい。
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>原文には「正鵠を失う」しか出ていない。
>つまり「正鵠を得る」は、「外す」が「失う」なら「外さない」は「得る」だろう、
>っていう推測でしかない。
>それでも「正鵠を射る」よりは「正鵠を得る」のほうが本来の形だろうな

「本来の形」(笑)

なんじゃこりゃ

ヲタの支離滅裂がケンキョーフカイ作文、
涙ながらに読んだw

No title

的を得る正当論を滅ぼすためのテンプレ。コピペ拡散希望

正鵠を得るが礼記にある→ない。礼記の不失正鵠(正鵠を失せず)を失わずと間違え、そこからの推測で正鵠を得るができただけ。漢語に得正鵠は存在しない。失正鵠(正鵠をそれる)の対義語は中正鵠(正鵠にあたる)。用例もある
正鵠は的の中心の黒星のこと→それは礼記からずーっと時が経ってからできた意味。正鵠の本来の意味は的の中心の黒星ではなく、単純に的のこと。正も鵠も的の大きさで言い分けるだけ
得には当たる意味がある→ない。得より取のほうがよっぽどマシかもね
射るだと当たったかは不明。射抜くにしなければならない→違う。射るには当たる意味がある。これは日本古来の意味。用例もある
昔は漢籍に精通した人が多く、年長者ほど正鵠を得ると的を得るを使用する→正確に伝来できずに意味を間違えた漢語は沢山ある。正鵠を得るは日本最初の要点を上手く捉える意味の語句だから認めざるを得ないだけ
中国語で得正鵠がある→それは日本から中国に伝わったもの。正鵠を得るは諸悪の根源である
正鵠を得る、正鵠を射る、的を射る、的を得るの順に作られた。正鵠を射ると的を射るこそが誤用→正鵠を射る(正鵠=的。射る=中)は正鵠を得るの訂正。的を射る=正鵠を射る=中正鵠≠正鵠を得る=得正鵠=的を得る
的を得るは誤用じゃない→誤用は言葉の意味を誤って使うことで、言葉そのものを誤ったときには使用できない。的を得るは誤用ですらない
的を得るは正しいんだ→的を射るは慣用句で、的を得るは慣用句ではない。慣用句は特定の単語の組み合わせでなければならず、同じ意味の単語ではダメ。100階から目薬、写輪眼が無い、馬の耳に聖歌、ハローキティに小判が正しいとでも言うのか
根拠を出せ→民明書房にも劣る得る正当説を信じる君が大好きなネット検索で調べてみよう。それでも納得できなければ、辞書や古典とかいろいろ読んでみよう。もちろん角川や三省堂以外もね
無根拠で得るを否定する無責任なヤツは得る正当論に反論できなかった。論破したから正論だ→なにが正論かは時と場合によって変わるし、論破されなければ正論というわけでもない。文化庁などの総意を無視して詭弁をふりかざす無責任なことは止めてください

言語力をなくした悲しい正鵠を得る・得正鵠・的を得る信者さん。このキュアハートが、あなたの正しい言葉の観念、取り戻してみせる!

ゾフィー さん

 申し訳ない。
 当方にはいささか難解です。
 もう少しレベルを下げて、結論先行でお願いできませんか。

tobiさんへ

結論から言うと「正鵠を得る=ゴリ押しで正しい。正鵠を射る=正鵠を得るの訂正。的を射る=正しい和語。的を得る=間違い」です。

不失正鵠の「失」は失うではなくそれるという意味です。失正鵠の対義語は中(あたる)正鵠で、虞集『尚志斎説』などの用例もあります。

「正鵠は的の中心の黒星」というのは、西周が『五国対照兵語字書』で仏語の 'blanc de cible' を「正鵠」と訳し、大槻文彦が『言海』で創作し、日本と中国に拡散しただけで、鵠に的の黒星の意味があるというのは服部宇之吉の誤解、創作です。
陸徳明によれば正鵠は弓の標的のことで、漢籍の正鵠が標的の中心を明確に表す例はありません。

得るに当たる意味があるのはデマ。

射るに当たる意味がないというのはデマ。用例もあり、『平家物語』の「扇の的」で『うつ』を「放つ」、『射抜く』を「射切る」、『あてる』を「射る」と言い分けています。

日本人が推測だけをたよりにしたために意味を間違えてしまった漢語は沢山あります。
それらは正しいと認めざるを得ず、正鵠を得るも「不失正鵠」からの推測で日本人が勝手に作っただけの言葉ですが、正しいと認めざるを得なくなりました。

中国語の得正鵠は日本語起源です。

「誤用」は「言葉の意味を間違えて使う。言葉自体は間違えない」意味です。

慣用句は特定の単語の組み合わせでしか正しいと認められません。的を射るは慣用句で、的を得るは慣用句ではありません。

「BIFFの亜空間要塞」の管理人がテンプレに対してオバカなことを言っていて、根拠を出されたら、その書き込みを非公開にしました。
tobiさん、BIFFの亜空間要塞は「トンデモ研究」をしているので気を付けてくださいね。

ゾフィー さん

>結論から言うと「正鵠を得る=ゴリ押しで正しい。正鵠を射る=正鵠を得るの訂正。的を射る=正しい和語。的を得る=間違い」です。
 ということは、当方の考え方でほぼよいのでしょうか。
 そのあとのコメントに関しては、なんとも返信しにくいのですが。

>「BIFFの亜空間要塞」の管理人がテンプレに対してオバカなことを言っていて、根拠を出されたら、その書き込みを非公開にしました。
>tobiさん、BIFFの亜空間要塞は「トンデモ研究」をしているので気を付けてくださいね。
 意味がよくわかりません。

的を得る正当論を滅ぼすためのテンプレ。コピペ拡散希望

正鵠を得るが礼記にある→ない。礼記の不失正鵠(正鵠を失せず)を失わずと間違え、そこからの推測で正鵠を得るができただけ。漢語に得正鵠は存在しない。失は失うではなくそれる・すべる・はずれる意。対義語はあたるの中。失正鵠(正鵠をそれる)の対義語は中正鵠(正鵠にあたる)
虞集『尚志斎説』などで用例もある。下記のサイトで「中正鵠」で検索してみよう
http://zh.wikisource.org/wiki/Wikisource
正鵠は的の中心の黒星のこと→漢籍では的自体を指す。日本での意味は槇島昭武の個人言語から広まった可能性あり。西周がそれを参考にしたのか、仏語の' blanc de cible'を正鵠と訳し、弓道の正鵠ができた
結局西周が正鵠と訳した対象は、銃に関わるもので弓とは無関係。日本の弓術は矢が的のどこに当たったかで評価は変わらない。得点的は西洋からきた
中国の正鵠≠日本の正鵠≠仏語の正鵠≠弓道の正鵠。「正鵠を得る=的の中心を射抜く→要点をつかむ」という解釈は近代的・西洋的である
得には当たる意味がある→中国でも日本でも得に当たる意味などない
射るだと当たったかは不明。射抜くにしなければならない→射るには当たる意味がある。『平家物語』の「扇の的」で、うつ→放つ、射抜く→射切る、あてる→射る、と言い分けている
失の対義語は得である→得⇔損。失敗⇔成功。失望⇔希望。得手⇔苦手。過失⇔故意。失火⇔放火。失効⇔発効。見失う⇔見付ける。面目を失う⇔面目を施す。礼を失する⇔礼を尽くす。失業の対義語を就業ではなく得業と言う気か?
昔は漢籍に精通した人が多く、年長者ほど正鵠を得ると的を得るを使用する→正確に伝来できずに意味を間違えた漢語は沢山ある。それらは誤りだが正しいとせざるを得なくなった。正鵠を得るは日本初の要点を上手く捉える意味の語句だから誤りだが正しいと認めざるを得ないだけ
中国語で得正鵠がある→それは日本から中国に伝わったもの。違和感がないから中国で広まったと思う人は↓を見てね
http://www.catv296.ne.jp/~t-homma/dd120404.htm
正鵠を得る、正鵠を射る、的を射る、的を得るの順に作られた。正鵠を射ると的を射るこそが誤用→正鵠を射る(正鵠=的。射る=中)は正鵠を得るの訂正。的を射る=正鵠を射る=正鵠に中つ=中正鵠=正鵠をそれず=不失正鵠≠正鵠を失わず=正鵠を得る=得正鵠=的を得る
的を得るは誤用じゃない→誤用の意味は「言葉の意味を誤って使う。言葉自体を誤ることではない」。的を得るは誤用ですらない
的を得るは正しいんだ→的を射るは慣用句で、的を得るは慣用句ではない。慣用句は特定の単語の組み合わせを用い、同じ意味の単語ではダメ。100階から目薬、写輪眼が無い、馬の耳に聖歌、ハローキティに小判が正しいとでも言うのか
正鵠を得るがなければ正鵠を射るも的を射るも作られなかった→不失=中=射る、正鵠=的。「的外れ」は18世紀から、「当たらずといえども遠からず」は1810年頃から用例がある。的を射るが慣用句化した可能性は十分ある
三省堂が誤用撤回したから正しい→規範主義でもない記述主義の三国の「誤用。正用」を参照するの?少しでも規範を考える人が三国の影響を受ける訳がない
的を得る誤り説の初出は三国じゃない。三国の前のものには論拠が無い?話題にならなかったから大したことない?論拠を間違えただけで、的を得る自体が誤りという認識があり、的を得るが誤りという論に違和感がなかったかもしれない。それに「国が得るは誤り」とした事実が大きくないとでも言うのか?
それを言うなら、的を得る派が正鵠を得るの基となった正鵠を失わずが正しいとする論拠を一切提示していない
実例主義の三国が誤り説に大きく影響したとガチで言っているならマジでヤバイぞ?!
ちなみに文化庁に「三省堂が的を得るは誤りではないと言ったから、的を得るは正しいのか」という問い合わせの返答は以下の通り
『三省堂国語辞典 第7版』の新しい記述に関しては承知しておりますが,他の辞書が同様の見解を示しているわけではありません。
例えば,同じ三省堂であっても,『現代新国語辞典 第4版』や『大辞林 第3版』などでは『三省堂国語辞典 第7版』と同じ見解ではないようです。
三省堂だけでなく,各社の今後の動向を注視していこうと考えております。
BIFFの亜空間要塞は正しい→的を得るを勝手に慣用句にする。的を得る未掲載の辞書を得るを容認しているように話す。日本の正鵠の初出を勘違いした相手を調査不足だと人身攻撃も厭わない。無知と卑下しながらインテリナルシシズム全開
余談だけど心理学では「難しい言葉を使いたがる人ほど心が狭い」とされている。あとNPDの臭いがするかも…。下記のサイトもチェックしてみよう
http://ronri2.web.fc2.com/index.html

的を得る正当論を滅ぼすためのテンプレ。コピペ拡散希望

日本と中国は異文化。正鵠を得るは中正鵠でなくて不失正鵠を「正鵠を失わず」と日本読みし、そこから生まれた日本の慣用句。中国にない表現でも誤りではない。日本独自の文化。そもそも異文化を間違いなく解釈することなんて無理。変化は必然。失わずは決して間違いではない
→金○均はき○たまきん?開眼をかいげんとかいがんのどちらで読んでもいい?『ボールが外れたから拾う』を『ボールを失ったから拾う』と通訳する?礼記は日本の本?漢語の失正鵠の対義語は得正鵠?
外国人「糞うぜぇマジshineと書いてるが、死○じゃなくて輝きと訳して問題なし」
日本人「英文で『難病と闘う少年にクラスメイトみんなでshineと言った』という文章があったので、みんなで死○と言ったと解釈しよう」
サラリーマン漫画読者「『島耕作は初芝に勤めるshineだ』というセリフがあった。社員ではなく輝きか死○のどちらかだろう」
中国人「日本の小説で『戦友から託された手紙』という文章があった。トイレットペーパーを託されたという意味に違いない」
カトリック教徒「ハライチ澤部は童○キャラで人気を博した。カトリックの尼僧キャラだな」
メロンパンナ「神戸市民から美味しいサンライズと毒入りメロンパンを貰った。私はサンライズがメロンパンだと思うので、私にとってのサンライズを食べる」
現代人「古典でことわるという単語が出た。判断する意味じゃなくて現代の意味で読むべき」
アメリカ人「日本の子供はポケットモンスターが好きで、ポケットモンスター専門店があるらしい。日本の性教育はおかしい」
現代人「昔の医学書に『この患者は二の腕に注射しないと助からない』と書いてあった。現代人だから一の腕に注射する」
タイ人「日本人は性的な意味で好きな人にmoeと言うようだ。なるほど○毛か」
イザナミ「雨上がり決死隊のホトちゃん=雨上がり決死隊のvaginaちゃん」
北海道民以外「北海道民が『子供をチョコでぼったくった』と言った。この北海道民は子供から金を巻き上げた」
沖縄県民以外「沖縄県民が『漫湖で写生した』と言った。vaginaでejaculationだろう」
この人たちが「異文化だから間違えても変じゃない。俺たちの文化に当てはめて何が悪い。言葉は変化するものだ。何も間違ってない。現代日本人だって不失正鵠を正鵠を失わずと読むだろ!」と言ったら?
的を得ると得正鵠の基となった正鵠を得るの基となった正鵠を失わずを認めるなら、この人たちの理屈を認めなければダブルスタンダードだと思いませんか?
大きな誤りは小さな誤りの積み重ね。正鵠を失わずを正しいと認めるの?

文字とは昔から今、今から未来へと続いていく約束事だ。それが守られるから現代人は過去の書物を理解し、未来の人々に我々の意思を伝えることができ、異文化と交流できる
文字とは公共財だ。もし自分勝手に意味を読み変えることに寛容であれば、文字の体系性が破壊し、コミュニケーション機能が崩壊し、文字が文字の役目を果たせなくなる
我々人間が他の生き物と違うのは言葉が使えること。自分の意思を相手に伝えるからこそ人間社会は成り立っている
「言葉は生き物。意味が通じれば誤りや誤用でも大丈夫」という意見があるのは、「相手に伝えたい」という言葉が存在する意味を理解しているからだ
言葉は自分だけでなく相手を救うもの。相手を尊重するからこそ、我々は文化・時代・国を超越して理解し合えるのだ
言葉とは文化でもなければ生き物でもない。人が人を想う心そのもの。互いが互いを思いやる人間として当たり前のこと
それを「自分の文化・時代・国として読みが正しければ、相手の文化・時代・国を無視した意味でも正しい」とかどんだけワガママなんだよ
村岡花子の爪の垢を煎じて飲まなくちゃ、ダメよ~ダメダメ

加藤家家訓!(加藤家家訓)
不失正鵠を正鵠を失わずと読んじゃうヤツは(不失正鵠を正鵠を失わずと読んじゃうヤツは)
絶世の美女と書いてあいとびのびーなすと読みます(絶世の美女と書いてあいとびのびーなすと読みます?)

Re: 的を得る正当論を滅ぼすためのテンプレ。コピペ拡散希望

 はじめまして……でしょうか。

 ↑のゾフィーさんと同じかたですか?
 いずれにしても当方に理解できないような長文のコメントはご容赦ください。
 どうしても主張したいのならヨソでお願いします。

三国の撤回では覆りません

tobiさん、日本国語大辞典や三省堂国語辞典では的を得るの正当性を示す論拠にはなり得ません。
文化庁や角川書店などの辞書出版社に「三国の撤回によって、的を得るは正しい言葉と認められたのか」と問い合わせしましたが、すべての返答が「三国の影響を受けることはない」でした。

下記のブログに、掲載の許可がもらえた角川書店からの問い合わせメールの画像がアップされています。

スライム国のおへや 「三省堂国語辞典第7版で誤り撤回で決着」論への反論
http://surakokuheya.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

スライム国 さん Re: 三国の撤回では覆りません

 はじめまして……ですよね。
 だとしたら、それなりの書き方をしていただけませんか。

>日本国語大辞典や三省堂国語辞典では的を得るの正当性を示す論拠にはなり得ません。
 そのとおりでしょうね。
 当方の書いていることをご理解いただけないのでしょうか。
 こういうブロブに手当たりしだいにコメントを入れているのでしょうか。


> tobiさん、日本国語大辞典や三省堂国語辞典では的を得るの正当性を示す論拠にはなり得ません。
> 文化庁や角川書店などの辞書出版社に「三国の撤回によって、的を得るは正しい言葉と認められたのか」と問い合わせしましたが、すべての返答が「三国の影響を受けることはない」でした。
>
> 下記のブログに、掲載の許可がもらえた角川書店からの問い合わせメールの画像がアップされています。
>
> スライム国のおへや 「三省堂国語辞典第7版で誤り撤回で決着」論への反論
> http://surakokuheya.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

No title

>つまり「正鵠を得る」は、「外す」が「失う」なら「外さない」は「得る」だろう、っていう推測でしかない。

これ自体も推測でしかないですよね。
何より「射る」に「外さない」という意味はありません。「射る」は「射抜く」意味で使われることもありますが、それは結果を客観的に述べた場合で、矢を放つ前に、射抜く意味で「射る」と言えるのはそれこそ賢者か聖人か。
不失正鵠の話の意味は、ただ一度まぐれで命中したからと言ってそれが賢者だと言ってるわけではなく、「外さない」から賢者だと言っているわけです。
ところで弓を含め武器や素手で行う狩りや戦闘で標的をしっかり捉えた状態になる事を「(標的を)得た」と言います。これは造語でなくもともとの日本語です。弓術では得た状態になれば外さないとされています。
従って、正鵠を得たと言えば、射手の心身が整い的をしっかり捉えて必中の状態になった事を表しています。一方正鵠を射たと言えば「射手の狙いはさておき結果的に矢が正鵠を射抜いている」もしくは「結果はともかく正鵠を狙って矢を放った」と言う意味です。
(と考えるのが自然だと思います。)

平家物語でも与一自身は「射たり」と言いません。逆に頼政は「射得たり」と言っています。

Re: ??さん

 はじめまして……ですよね。
 だとしたら、それなりの書き方をしていただけませんか。

>これ自体も推測でしかないですよね。
 ほとんど「事実」だと思いますが。

 以降、コメントの趣旨が理解できません。
 当方の書いている内容と噛み合っていない気がするので、コメントは控えます。

No title

いやはや…。

> 原文には「正鵠を失う」しか出ていない。つまり「正鵠を得る」は、「外す」が「失う」なら「外さない」は「得る」だろう、っていう推測でしかない。

原文には「不失」つまり「外さない(失わない)」としか書いてないのに何をどう間違えると「外さない」は「得る」だろうっていう不合理な推測に辿り着くのでしょうか。それ自体あなたの推測に過ぎませんよね?

と指摘したんですが、推測に基づいたあなたの自説ですらなく「ほとんど事実」とまでおっしゃる。その根拠を知りたいものです。

Re: ??さん2

 はじめまして……ですよね。
 だとしたら、それなりの書き方をしていただけませんか。

 コメントの趣旨も理解できません。

tobiさん、気を付けてください

tobiさん、その人(「得るは日本語で」とか言ってる人)は、私のブログでも意味不明な反論をしてきた人です。
たしか去年にも2chの「的を射る/得る論争ほぼ専門スレ」でも書き込んでいた人です。
あまりかかわらない方がいいと思います。

まぁ、日本が好きで好きでたまらない人なんでしょう。
それがいいかは別として。

No title

> コメントの趣旨も理解できません。

あら?どの辺りが何故理解できないのか見当もつきません。

> 原文には「正鵠を失う」しか出ていない。つまり「正鵠を得る」は、「外す」が「失う」なら「外さない」は「得る」だろう、っていう推測でしかない。

あなたはこれをあなたの推測ではなく「ほとんど事実だ」とご主張になったので、その根拠をお伺いしたのです。

根拠が無いのであれば、「原文には正鵠を失うしか出ていない」というのは誰がどう見てもあなたの勘違いでしかなく、実際には原文には「外さない」とだけ出ているので、「外さない=失わず」ならば「外す=失う」で「外す=失う」ならば「外さない=得る」だとの連想は論理的に矛盾しているということを論証し、記事の論旨を否定するというのが私のコメントの趣旨です。
他にどんな趣旨を読み取りうるでしょうか。

Re: スライム国 さん

 ご無沙汰しております。

>私のブログでも意味不明な反論をしてきた人です。
 もう記録は残っていないのでしょうか。なにしろ名前もわからないもので。

>2chの「的を射る/得る論争ほぼ専門スレ」
 そんなものがあるんですね。
 議論もどきが好きな人は多いようで……。

>あまりかかわらない方がいいと思います。
 そのようですね。

No title

不思議ですね。

發而不失正鵠者、(原文)
発して正鵠を失わざる者は、(書き下し文)

どちらも引用されたのはtobiさん自身です。
にもかかわらず「原文には『正鵠を失う』しか出ていない。」と仰る。どこを見ても「失う」とは書いてないです。
従って、

>つまり「正鵠を得る」は、「外す」が「失う」なら「外さない」は「得る」だろう

「外す」が「失う」なら、と言う前に、原文には「失う」なんてどこにも書いてないんだから、原文の「失わず」が「外さない」なら「外す」は「失う」だろうという推論が前提として必要です。

「失わず」は「外さない」 (原文ですね)
↓ということは、
「外す」は「失う」 (ここまでは分かります)
↓ということは、
「外さない」は「得る」 (ぇ?ぃゃだから「失わず」でしょ?)

ということです。

No title

たまたまネット検索から迷い込んでみれば・・・このブログ主さんは・・・

ふと、このブログ主さんのプロフィール蘭を見れば・・・
フリーランスの編集者兼ライターです、とは、もうギャグですか・・・
支離滅裂にも程がある。


一体何度、『礼記』にあるのは「不失正鵠」だとの旨、指摘されれば理解できるのか?

しかも、自分自身で冒頭で、《 原典は『礼記』の「射義」とある。》 とし
《 發而不失正鵠者 》、の書き下し文として、《 発して正鵠を失わざる者は 》
とまで説明しておきながら・・・

それが何故、如何なる理路で ↓ こうなるのか?

>原文には「正鵠を失う」しか出ていない。つまり「正鵠を得る」は、「外す」が「失う」なら
>「外さない」は「得る」だろう、っていう推測でしかない。


>原文には「正鵠を失う」しか出ていない。

違うでしょ、全く逆、原文には、「 不失正鵠 ( 正鵠を失わざる ) 」 しか出ていない。

「 失う 」 と 「 失わざる 」 とが同じとでも?

この程度の基本的な簡単な事すら理解できないのだろうか?

No title

そもそも、日本語の 『得』 の意は、「入手」 だけではない。


●『 正鵠(せいこく)を得る 』  《国語大辞典》 より

的をついている / 核心をついている

●『 言い得て 』  《実用日本語表現辞典》 より

巧く言い当てて / 的確に表現していて / 物事を上手に捉えて


★ 従って、『 言い得て妙 』 で 「 巧く言い当てていて大変すばらしい 」、となる


『三省堂国語辞典』 と共に 「的を得る」 を正用として採録している
日本最大の国語辞典、『日本国語大辞典』 の編集者も

神永曉氏 (小学館国語辞典編集部) ブログ 「日本語、どうでしょう?」
http://japanknowledge.com/articles/blognihongo/entry.html?entryid=8
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