特定形の話 尊敬語 謙譲語I 謙譲語II 丁寧語(?)一覧 資料編

 各所で目にした敬語の「特定形」(と呼んでおく)をメモしておく。
 尊敬語、謙譲語I、謙譲語IIなどの基本的な分類に関しては下記参照。
【敬語の基本資料】敬語の心得/敬語の基本/尊敬語/謙譲語……etc.
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n158066
===========引用開始
 代表的な一般形の例。
●尊敬語  『敬語再入門』P.44〜参照
 お/ご〜になる
 お/ご〜なさる
 このほかに「〜なさる」「〜(ら)れる」などがある。

●謙譲語  『敬語再入門』P.68〜参照。
 お/ご〜する(謙譲語I)
 お/ご〜申し上げる(謙譲語I)
 お/ご〜いたす(謙譲語II)
===========引用終了

 このほかの特定形に関してネット上で閲覧できる一覧。
※疑問のメモ
「拝聴する」……単に抜けただけだろう。
「承知する」……微妙だけど、謙譲語ではないみたい。
「かしこまる」さらに……微妙だけど、謙譲語ではないみたい。

●ネット上で閲覧できる一覧 表組形式
【1】『敬語再入門』P.226~
「1)主な動詞の尊敬語形・謙譲語形」
特定形


【2】三省堂 Web Dictionary
http://www.sanseido.net/main/words/hyakka/sonkei/
j三省堂1
j三省堂2


【3】【京都府若年者就業支援センター(ジョブカフェ京都)】
http://www.pref.kyoto.jp/jobcafe/e-learning/b-manner/data/saho.pdf
jジョブカフェ京都


【4】Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E8%AA%9E
※「ございます」が「謙譲語」になっていたが、2014年6月4日に「丁寧語」に修正された。
【2】とほとんど同じなのかも。
jWikipedia1.jpg
jWikipedia2.jpg


●ネット上で閲覧できる一覧 テキスト形式
【1】『敬語再入門』P.226~
「1)主な動詞の尊敬語形・謙譲語形」
================引用開始
        尊敬語        謙譲語I       謙譲語II
会う      お会いになる     お目にかかる
        お会いする
あげる(注1) おあげになる(注1)  さしあげる
言う      おっしゃる       申し上げる     申す
行く      いらっしゃる      伺う(注2)     まいる
        おいでになる      お伺いする(注3)
いる      いらっしゃる                おる
        おいでになる
思う      お思いになる                存じる
借りる     お借りになる      拝借する
                    お借りする
聞く      お聞きになる      伺う
                    お伺いする(注3)
                    お聞きする
気に入る    お気に召す
着る      お召しになる
来る      いらっしゃる      伺う(注2)     まいる
        おいでになる      お伺いする(注3)
        見える(敬度軽い)
        お見えになる
くれる     くださる
死ぬ      おなくなりになる    
知る      ご存じ(知っている意) 存じ上げる      存じる
住む      お住まいになる
        (お住みになる)
する      なさる                    いたす
尋ねる     お尋ねになる      伺う
                    お伺いする(注3)
                    お尋ねする
訪ねる     お訪ねになる      伺う
                    お伺いする(注3)
                    お訪ねする
食べる     召しあがる                  いただく
        お召しあがりになる(注4)
飲む      お飲みになる                 いただく
        召しあがる
        お召しあがりになる(注4)
(風邪を)ひく お召しになる
        おひきになる
見せる     お見せになる      お見せする
                    お目にかける
                    ごらんに入れる
見る      ごらんになる      拝見する
もらう     おもらいになる(注5) いただく
やる(する意) なさる                    いたす
やる(与える意)おやりになる(注6)  さしあげる
読む      お読みになる      拝読する
================引用終了

【2】三省堂 Web Dictionary
http://www.sanseido.net/main/words/hyakka/sonkei/
================引用開始
基本語から引く尊敬語・謙譲語・丁寧語
尊敬語―― 動作・存在の主体を高め、その人に話し手が敬意を表すもの。
謙譲語―― 動作(存在)の主体を低め、動作の客体または聞き手に話し手が敬意を表すもの。
丁寧語―― 動作・存在を、話し手が聞き手に敬意を表して言ったり、上品に言ったりするもの。
| ▼ 動作・存在 | 人称代名詞 | 丁寧な言い方 | 手紙などで |
見出し語 尊敬語 謙譲語 丁寧語
会う お会いになる
会われる お目にかかる
お目もじする
(注…女性語。現在ではあまり使われない)
お会いする 会います
与える お与えになる
与えられる さしあげる
あげる▼
「あなたにこの本をあげましょう」
献上する
献呈する
献じる
進呈する あげる▼
「花に水をあげる」(注…是非について議論がある)
与えます
ある おありになる ございます
あります
言う おっしゃる
言われる 申し上げる
申す▼
「父が申しました」 申す▼
「論より証拠と申します」
言います
いる いらっしゃる
おいでになる おる▼
「孫がおります」 おる▼
「あそこに犬がおります」
います
受ける お受けになる
受けられる 拝受する
(注…主に書き言葉として用いられる)
お受けする 受けます
思う おぼしめす
(注…現在ではあまり使われない)
お思いになる
思われる 存じる 思います
買う お求めになる
求められる
お買いになる
買われる 求める
買います
借りる お借りになる
借りられる 拝借する
お借りする 借ります
聞く お聞きになる
聞かれる
(~が)お耳に入る うかがう
うけたまわる
拝聴する
お聞きする 聞きます
着る 召す
お召しになる
着られる 着ます
来る いらっしゃる
おいでになる
見える
お見えになる
お越しになる
来られる 参る▼
「私は昨日こちらに参りました」 参る▼
「郵便が参りました」
来ます
くれる くださる
たまわる
(注…主に書き言葉として用いられる) くれます
死ぬ お亡くなりになる
亡くなられる
逝去する
おかくれになる
(注…身分の高い人に用いる) 亡くなる
死にます
知らせる お知らせになる
知らせられる お耳に入れる
お知らせする 知らせます
知る ご存じだ
お知りになる
知られる 存じる▼
「その件については存じません」
存じ上げる▼
「お名前は存じ上げております」
承知する 知ります
する なさる
あそばす
(注…現在はあまり使われない)
される いたす▼
「私がいたします」 いたす▼
「波の音がいたします」
します
訪ねる お訪ねになる
訪ねられる うかがう
参上する
あがる
お邪魔する
お訪ねする 訪ねます
尋ねる お尋ねになる
尋ねられる うかがう
お尋ねする 尋ねます
食べる 召し上がる
あがる
お食べになる
食べられる いただく▼
「お昼は外でいただきました」
頂戴する いただく▼
「さめないうちにいただきましょう」
食べます
寝る おやすみになる
やすまれる
寝られる やすむ
寝ます
飲む 召し上がる
あがる
お飲みになる
飲まれる いただく▼
「牛乳は毎日いただきます」
頂戴する いただく▼
「ご一緒にコーヒーでもいただきましょう」
飲みます
見せる お見せになる
見せられる お目にかける
ご覧に入れる
お見せする 見せます
見る ご覧になる
見られる 拝見する 見ます
命じる おおせつける
(注…日常会話ではあまり使われない)
お命じになる
命じられる 命じます
もらう おもらいになる
もらわれる いただく
頂戴する
たまわる
(注…主に書き言葉として用いられる)
拝受する(同上) もらいます
行く いらっしゃる
おいでになる
お越しになる うかがう
参上する
あがる
まいる▼
「先日、北海道にまいりました」 まいる▼
「もうすぐ春がまいります」
行きます
読む お読みになる
読まれる 拝読する 読みます
================引用終了

【3】【京都府若年者就業支援センター(ジョブカフェ京都)】
http://www.pref.kyoto.jp/jobcafe/e-learning/b-manner/data/saho.pdf
================引用開始
2-2-3.主な用語
(1)主な動詞の敬語

普通の言い方  尊敬語     謙譲語              丁寧語
する      なさる     いたす              します
いる      いらっしゃる  おる               います
        おいでになる
行く・訪ねる  いらっしゃる  参る・伺う・上がる・参上する・  行きます
        おいでになる  お邪魔する・お伺いする      訪ねます
来る      いらっしゃる  参る・伺う・上がる・参上する・  来ます
        お見えになる  お邪魔する・お伺いする
        お越しになる
        おいでになる
見る      ご覧になる   拝見する             見ます
        ご覧くださる  見せていただく
見せる     お見せになる  ご覧に入れる・お目にかける    見せます
聞く      お耳に入る   伺う・拝聴する          聞きます
聞かせる    お聞かせになる お耳に入れる           聞かせます
言う      おっしゃる・  申し上げる・申す         言います
        仰せになる
思う      思し召す    存ずる              思います
        お思いになる
知る      ご存じ     存ずる・存じ上げる        知ります
あげる     賜る・くださる 差し上げる            あげます
もらう     お受けになる  頂戴する・いただく賜る・承る   もらいます
食べる     召し上がる・  いただく・頂戴する        食べます
        あがる
死ぬ      お亡くなりになる 亡くなる            死にます
気に入る    お気に召す    ―               気に入ります
着る      召す       ―               着ます
確認する    改める      ―               確認します
会う      お会いになる   お目にかかる・お目もじする   会います
借りる     お借りになる   拝借する・お借りする      借ります
承諾する    お聞き入れになる かしこまる・承る        承諾します
呼び出して   お呼び出しになる お呼び立ていたしまして     呼び出しまして
================引用終了

【4】Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E8%AA%9E
※現在「ございます」は「丁寧語」に修正されている。


不規則動詞一覧 [編集]
「お~になる」「~れる・られる」(尊敬語)、「お~する」(謙譲語)、「~ます」(丁寧語)のようにいろいろな語に適用できる一般的な語形(一般形)ではなく、特定の語形(特定形。補充形とも言える)が用いられる動詞とその特定形の一覧を示す。ただし特定形に限定されず一般形を使える場合も多いことから、「三省堂 Web Dictionary」の一覧表において一般形が挙げられず特定形のみ示されているケースを太字で示す[6][5]。
(注)空欄は一般形のみ存在するケース。「-」は一般形も存在しないケース[† 1]。

一般   尊敬語     謙譲語        丁寧語
会う           お目に掛かる    
             お目もじする[† 2]    
与える          差し上げる      上げる[† 3]
やる           上げる    
             献上する    
             献呈する    
             献じる    
             進呈する    
ある    ―      ございます    
言う    おっしゃる  申し上げる      申す
             申す    
行く    いらっしゃる 伺う         参る
      おいでになる 参上する    
      お越しになる 上がる    
      .[† 4]    参る    
いる    いらっしゃる おる         おる
      おいでになる        
      おられる[†5]        
受ける          拝受する[† 6]    
思う    思し召す[†7] 存じる    
買う    お求めになる    -        求める
      求められる        
借りる          拝借する    
聞く (~が)お耳に入る 伺う    
             承る    
             拝聴する    
着る    召す        
      お召しになる        
来る    いらっしゃる 参る    参る
      おいでになる        
      見える        
      お見えになる        
      お越しになる        
くれる   下さる    ―    
      賜わる[† 8]        
死ぬ  お亡くなりになる ―      亡くなる[† 9]
    亡くなられる        
    逝去する        
知らせる         お耳に入れる    
知る  ご存じだ[†10]  存じる    
             存じ上げる    
             承知する    
する    なさる    いたす    いたします
      あそばす[† 11]        
訪ねる          伺う    
尋ねる          参上する    
             上がる    
             お邪魔する    
食べる   召し上がる  頂く     頂く
飲む    上がる    頂戴する    
寝る    お休みになる ―      休む
      休まれる        
見せる          お目に掛ける    
             ご覧に入れる    
見る    ご覧になる  拝見する    
命じる 仰せ付ける[† 12] ―    
もらう          頂く    
             頂戴する    
             賜わる[† 13]    
             拝受する[† 13]    
読む           拝読する[† 14]    

1.^ 表中の「-」は、特定形が無く「お~する」の一般形も作れないケース(<向かう先>に人物が想定できない動詞、あるいは<向かう先>に人物があっても慣習上使われなくなった場合)。
2.^ あまり使われない女性語
3.^ 旧来の規範では謙譲語とされていたが「謙譲語から美化語に向かう意味的な変化」が定着しつつあり、文化審議会答申「敬語の指針」において敬語意識の多様性に留意すべき一例とされた。
4.^ 「敬語の指針」では「行かれる」で相手に対する敬語の程度が十分な地域もあれば不十分になりかねない地域(例:東京圏)もあることを例示し、敬語には地域差があることを指摘した(参照:敬語#方言における敬語表現)。「お行きになる」は統語的に間違いではないが慣習上あまり使われない。
5.^ 「おる」と「おられる」の用法は地域差が大きい。「おる」は元々西日本的な表現であり、「おられる」も西日本で多用される。「いる」を常用する東日本では「おる」は謙譲語であるとの意識が強く、「おられる」に抵抗を持つ者もいる。また京阪地域では「おる」は軽い軽蔑語・謙譲語に用いられ本来尊敬語には用いられないが、共通語の影響から現在では「おられる」が多用されている(参照:おられる - ウィクショナリー日本語版[1])。「いられる」は統語的に間違いではないが、共通語では慣習上ほとんど使われない。
6.^ 主に書き言葉として使用
7.^ あまり使われない
8.^ 主に書き言葉として使用
9.^ 日本国語大辞典(小学館)は「尊敬表現や謙譲表現を用いるべき人に対しても、単に「なくなる」ということもできる。」としている。
10.^ 「ご存じだ」は「知っている」の尊敬語(参照:「敬語の指針」(文化審議会答申 平成19年2月2日))。
11.^ あまり使われない
12.^ 日常会話ではあまり使われない。
13.^ a b 主に書き言葉として使用
14.^ 例外として名前等の文字の読み方を尋ねる場合などは「拝読する」ではなく「お読みする」を使う。
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グレーゾーンの表現/グレーゾーンになってしまった表現

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月10日から

 あれ? これもアップし忘れている?

 テーマトピは下記。
【グレーゾーンの表現/グレーゾーンになってしまった表現】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=76241185&comment_count=15&comm_id=125916

 大前提として、「グレーゾーン」とはどういうものかの厳密な定義は勘弁してほしい。
 当方に考えられるのは「0」に書いた程度。
・元々は誤用とされていたが、そうとも言い切れないのでは……。
・誤用だの正用だのが入り乱れた結果、何が正しい使い方なのかわからなくなってしまった言葉……etc.
 やはり根拠をあげておいたほうがいいか。あくまでも話題提供のつもりだからホントはこういうことはしたくないんだけど。ヘンな解説をしなくても、わかる人はわかると思うんだけどなぁ。

[0]
【全然+肯定形】
【的を得る】
よくある誤用18──ラ抜き言葉 的を射る/的を得る 全然+肯定形
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n121646
【斜に構える】
よくある誤用1──誤用の御三家 さわり 役不足 斜に構える
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n114642

[1]【汚名挽回】
 何がなんだか。
http://matome.naver.jp/odai/2139899391825390701
[2][3]【雪辱】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3073.html
[4]【耳ざわりがいい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3056.html
[5]【異和感】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3056.html
[6]【真逆(まぎゃく)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2283.html
[7]【何気に】 【さり気に】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2499.html
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n152020
[13]【喧々諤々】
よくある誤用9──それも誤用とは言えない 一所懸命/一生懸命 独壇場/独擅場 喧々諤々/喧々囂々/侃々諤々
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118113
[14]【潮時】
よくある誤用5──言いかえがむずかしい(泣) 確信犯 なし崩し 潮時
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n116139

【追記】
[16]【ぞっとしない】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1342.html
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3100.html
[17]【まぬかれる/まぬがれる】
[18]【ぎごちない/ぎこちない 】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n120033
【「くらい」と「ぐらい」】日本語しつもん箱 トピック
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=398881&page=1&id=28491946
[19]【1人で爆笑する】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2866.html
[20]【逆王手】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2503.html
[21]【組みしやすい】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n119811
[22]【檄を飛ばす】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118357
[23]【役不足】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n114642
[24]【確信犯】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n116139
[25]【なるほど】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n122219
[26]【こだわり】 【こだわる】
[27]【生き様】
[51]【さらなる】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n119378
[58]【破天荒】
[72]【助長】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n119583
[73]【ごぼう抜き 】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118357
[74]【憮然】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n115253
[75]【白羽の矢が立つ】
http://http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118357
[76]【ジンクス 】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-195.html
[77]【とんでもありません】 【とんでもございません】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n116373
[79]【他人事】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1720867247&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1941.html
[80] 【唯一】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1938548734&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3222.html
[139] 【王道】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n121351
[140] 【善し悪し(よしわるし)】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n117878
[141] 【直截】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-294.html
[146] 感動によって【鳥肌が立つ】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n119583
[150] 【的を得る】再び
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2739.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1895622519&owner_id=5019671
[154] 【すさまじい・すさましい・すざましい・すざまじい 】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1181241496
[155] 【物議を醸し出す】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2992.html
[158] 【心が折れる】
424)【「心が折れる」「心を折る」Yahoo!知恵袋】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1825.html
1437)【「週刊ポスト」でもこのレベルですか。ε= (´∞` ) ハァー  「へこむ」「心が折れる」】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12046813531.html
[172] 【憮然】2015年04月22日

[203] 【歴史を紐解く】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18459809
[204] 【あげつらう】
https://kotobank.jp/word/%E8%AB%96%E3%81%86-423760#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
[205] 【打撃する】

[206] 【壊滅的な出来の悪さ】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12072189199.html
[212] 【美人すぎる○○】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-995.html
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2940.html

[213] 【悪貨は良貨を駆逐する】

[214] 【登竜門】

[215] 【満を持して飛び出す】

[216] 【肉汁】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1180.html
[219] 【最も○○な人のひとり】 【最も○○なもののひとつ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3306.html

[235] 【技の難易度】

[237] 【両者とも絶対に負けられない一戦】

[238] 【申し訳ありません】 【申し訳ございません】

[239] 【十本】

[241] 【目の当たりに見る】

[243] 【にやける】

[245] 【バーター】

[246] 【割愛する】

[255] 【見える化】

[257] 【しつらえ】

[264] 【解説者として板についてきました】

[265] 【紐解く】

[266] 【立派な犯罪】

[267] 【性癖】

[268] 【辛党】

[269] 【なし崩し】

[270] 【足元をすくう】 【足下をすくう】

[271] 【爆笑】http://ranking.goo.ne.jp/column/article/3087/

[272] 【「組しやすい】【組みしやすい】【組する】

[273]  同学年の他のクラスの人を指して【同級生】

[274] 【敷居が高い】

[275] 【立ち振る舞い】(燃える闘魂)



【グレーゾーンの表現/グレーゾーンになってしまった表現】〈2〉 
ぞっとする ぞっとしない 国語に関する世論調査

 今度は「ぞっとしない」ですか。それも「誤用例が増えている言葉」だと思う。間違える人がどんなに多くなっても、「グレーゾーン」ではなく単なる「誤用」。誤用の意味のほうを採用する辞書が出てきたら、考えてやってもいい。(←何様!) まあ、そんな微妙なことを説明しても理解してもらえないだろうな。
「誤用例が増えている言葉」の例が欲しければ、「国語に関する世論調査」のバックナンバーを調べればいい。いくらでもある。
 文化庁の「国語に関する世論調査」によると、どうやら「ぞっとしない」も間違って意味で使う人のほうが多くなったらしい。
http://www.bunka.go.jp/publish/bunkachou_geppou/2013_02/series_10/series_10.html

 全文は最後に。
 これさ。質問のしかたがホニャララなんじゃないか? 「誤用例が増えている言葉」ではなく、「使わなくなった言葉」(いわゆる「死語」)じゃないかな。「国語に関する世論調査」に対しては疑問に感じることが多かったが、根本的なところがズレてる気がしてきた。
〈「今の映画は,余りぞっとしないものだった。」という例文〉をあげて、選択肢が「面白くない」「恐ろしくない」の2つだったら、そりゃ「恐ろしくない」を選ぶって。
 これは厳密に言うと「恐ろしくない」を選んだわけではない。聞いたこともない用法だけど、「面白くない」って意味を知らなかっただけ。そうなると、「ぞっとする」(恐ろしい)の反対の意味になりそうな「恐ろしくない」を選ぶしかない。
 でもそれは「恐ろしくない」の意味で「ぞっとしない」を使う人が増えたわけではない。「ぞっとしない」の「意味がわからない」から「使わない」人が増えただけ。ここを混同してもらっては困る。
 ちなみに、当方は「面白くない」も違う気がする。辞書にあるように、「あまり感心しない」「いい気持ちがしない」くらいの意味。普段使う言葉にするなら「ヤな感じ」が一番近い。つまり、「ぞっとしない映画」も相当ヘンだと思う。
 たとえば最近「ぞっとしないニュース」が増えている。決して「面白くないニュース」ではない。聞いて「なんかヤな感じがするニュース」が増えている。ただ、自分で文章を書くときにそれを「ぞっとしないニュース」とは書かない。ほぼ「死語」だと思うから。ジジむさい。

「国語に関する世論調査」の質問の仕方に異和感をもったのは初めてではない。下記のときもそうだった。
【死語の話3 噴飯もの 流れに棹さす】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1914383764&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2885.html
================引用開始
 ホントなんだろうか。「49.0%」のうちほとんどは、「そういう意味だと思い込んでいた」のではなく、知らなかったけど「選択肢から選んだ」(重言?)のではないかと疑っている。だってね。(ア) と(イ)を合わせると、どういう意味なのかは別として約7割の人がこの言葉を知っていたことになる。そんなバカな。
 まあ、「そういう意味だと思い込んでいた」のか「その場で選んで間違った」のかを深く追及する気はない。正しい意味が伝わりにくいことにかわりはない。
 なぜそんなことになったのか。これはいくつかの不幸が重なった結果だと思う。

●目にした用例がまぎらわしかった
(略)

●「食べもの」を噴くほどおもしろいことってあり?
(略)

●「噴」と「憤」を間違ったのでは
(略)
================引用終了

 誤解されそうな「ほぼ死語」をもってきて、ほぼミスリードの選択肢を用意して、「誤用例が増えている言葉」をデッチあげている気がする。
 そんなことになんの意味があるのかはわからない。だったらホントに誤用例が多い言葉について調べなよ。
 だって、「恐ろしくない話」を「ぞっとしない話」なんて使う●●は見たことないよ。試しに「少納言」で調べたら「ぞっとしない」の用例は13件。「恐ろしくない」の意味は……0件。そりゃそうだろう。誰もそんな使い方はしないって。
http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon/search_form

 こうして、誰の役にも立たない言葉の雑学ばかりが流布していく。
「ぞっとしない」でネット検索してみれば明らか。しょうもない問答が大量にヒットする。
 ε= (´∞` ) ハァー

【「ぞっとしない」の意味】
http://www.bunka.go.jp/publish/bunkachou_geppou/2013_02/series_10/series_10.html
================引用開始
文化庁月報
平成25年2月号(No.533)

連載 「言葉のQ&A」
「ぞっとしない」の意味

国語課
 「ぞっとしない話」のように使われる「ぞっとしない」。「国語に関する世論調査」でこの言葉の意味を尋ねたところ,本来の意味とは違う意味で使う人が多いことが分かりました。

問1 「ぞっとしない」とは,本来どのような意味なのでしょうか。
答 面白くない,という意味です。
 「ぞっとしない」を辞書で調べてみましょう。

「日本国語大辞典 第2版」(平成12~14年・小学館)
ぞっとしない
 特に驚いたり感心したりするほどではない。あまり感心しない。いい気持ちがしない。

「広辞苑 第6版」(平成20年・岩波書店)
ぞっとしない
 それほど感心したり面白いと思ったりするほどでもない。

 「ぞっとしない」の「ぞっと」の意味も確かめておきましょう。

「日本国語大辞典 第2版」(平成12~14年・小学館)
ぞっと(副)
(1)恐ろしさで身の毛がよだつさま,極度の恐怖から,からだがふるえあがるような感じのするさまを表す語。
(2)美しいものに出あったりして,強い感動が身内を走り抜けるさまを表す語。
(3)寒さでからだがふるえあがるさまを表す語。
 「ぞっとしない」は「面白くない」「感心しない」という意味の言葉です。「ぞっと」という副詞は,主に恐怖によって寒気を感じるようなときに用いますが,「―しない」の形になったときの「ぞっと」は,「怖い」「恐ろしい」という意味ではありません。文学作品の中に用例を探してみましょう。

 これは先月の幾日だったかな? 何でも月曜か火曜だったがね。久しぶりに和田と顔を合せると,浅草へ行こうというじゃないか? 浅草はあんまりぞっとしないが,親愛なる旧友のいう事だから,僕も素直に賛成してさ。
(芥川龍之介  「一夕話」 大正11年)
 「僕」は,旧友の提案について,浅草は余り面白くないと思いながらも素直に受け入れた,ということを言っています。「浅草はあんまり恐ろしくないが」と受け取っては,意味が通じません。これが「ぞっとしない」の本来の使い方です。

問2 「ぞっとしない」について尋ねた「国語に関する世論調査」の結果を教えてください。
答 本来の意味である「面白くない」と答えた人が3割弱,本来の意味ではない「恐ろしくない」と答えた人が5割台半ばという結果でした。
 平成18年度の「国語に関する世論調査」で,「今の映画は,余りぞっとしないものだった。」という例文を挙げ,「ぞっとしない」の意味を尋ねました。結果は次のとおりです。(下線を付したものが本来の意味。)
〔全 体〕
ぞっとしない
(ア)面白くない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31.3%
(イ)恐ろしくない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54.1%
(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.4%
(ア),(イ)とは全く別の意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.4%
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9.8%

〔年代別グラフ〕

 全体の調査結果を見ると, 本来の意味ではない(イ)「恐ろしくない」と回答した人の割合が54.1%となっており,本来の意味である(ア)「面白くない」と回答した人の割合(31.3%)を23ポイント上回っています。また,9.8%の人が「分からない」と回答しました。
 年代別に見ると,全ての年代で,本来の意味ではない(イ)の割合が,本来の意味である(ア)の割合を上回りました。16~19歳では,その差が67ポイントありますが,年代が高くなるにつれて(ア)と(イ)の数値が接近し,50代では14ポイント,60歳以上では5ポイントにまで縮まっています。年齢の高い人たちの方が,本来の意味でこの言葉を使う傾向があると言えるでしょう。
 「ぞっとする」という表現は,大抵,恐ろしい思いを表すために用いられます。それで「ぞっとしない」を「恐ろしくない」と捉える人が多いのでしょう。しかし,「ぞっとしない」という言い方は,単純に「ぞっとする」を否定したものではありません。「面白くない」「感心できない」という意味で用いられる,一つの慣用的な言い回しとして考えた方が良さそうです。また,先ほど確認したとおり,「ぞっと」には「美しいものに出あったりして,強い感動が身内を走り抜けるさまを表す」という意味もありますから,そのような意味の否定の形として「ぞっとしない(面白くない)映画だった。」と使われる場合もあると考えられます。いずれにしても,恐怖の表現としての「ぞっとする」を否定した「恐ろしくない」という意味で用いるのは,本来の使い方ではありません。
================引用終了

突然ですが問題です【日本語編73】──接続詞の謎 だって でも【解答?編】〈1〉〈2〉

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【6】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1737578274&owner_id=5019671

mixi日記2011年10月04日から

 まず問題を再掲する。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1780471414&owner_id=5019671

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【問題】
 相当かなりきわめて危険が危ない危機感を感じながら……。
「だって」に関する下記の辞書の記述を参考に、【問】に答えなさい。

■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%A6&dtype=0&dname=0na&stype=0&index=11522900&pagenum=1
================================
だって
[接]《助詞「だって」の接続詞化したもの》相手に反論したり、相手の反対を予想しつつ理由や言い訳を述べる場合に用いる。そうはいっても。でも。なぜかというと。「とても間に合いません。―人手が足りません」
================================
※辞書が「片たり」ってどういう了見だ?

■Web辞書(『大辞林』から)
================================
だって1
(接続)
〔補説〕 助詞「だって」が接続詞化したもの
相手の言葉に反対したり、相手の反対を予想したりして、そうなった事情を説明する時に用いる。そうではあるが。でも。
  『なぜ遅れた』『―、電車が故障したんだもの』
  私は行けません。―、病気なんです
================================

【問1】
 下記の例文の「だって」を、別の接続詞に書きかえなさい。
  1) とても間に合いません。だって人手が足りません。
  2) 「なぜ遅れた」「だって、電車が故障したんだもの」
  3) 私は行けません。だって、病気なんです。

【問2】
 Web辞書によると、接続詞「だって」には「でも」の意味があるそうです。
  1) 【問1】の「だって」を「でも」にできるか否か考えなさい。
  2) このようなホニャララなことになった理由を考えなさい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【解答?例】

【問1】
 接続詞の「だって」の書きかえは、基本的に「なぜなら(ば)」あたりが無難。
 2)のように話し言葉のニュアンスが強くなると、少し不自然になる。「なぜって」「なぜかと言うと」などに言いかえることはできるが、どちらも一般に接続詞としては認められていない。

【問2】
 1)
 できない。なぜなら、「だって」は順接(っぽい)、「でも」は逆接と役割が違うから。
 2)
 以下は単なる憶測。
 接続助詞と接続詞の両方の働きがある言葉は多い。たいていの場合、意味はかわらない。1例だけあげておく。
  あいつはバカだけれど、可愛げがある。(接続助詞)
  あいつはバカだ。けれど可愛げがある。(接続詞)
 こんなこといちいち考えるまでもない……はずなのよ。ところが、「だって」は違うようだ。
「でも」と比べるとよくわかる。
  バカでも可愛げがあるなら許せる。
  バカだ。でも可愛げがあるなら許せる。
  バカだって可愛げがあるなら許せる。
  バカだ。???可愛げがあるなら許せる。

 接続助詞の「だって」と「でも」はほぼ同じ意味で互換性があることが多いのに、接続詞の「だって」と「でも」は意味が逆になることが多い。なんでこんなことになるのかはわからない。
 辞書も混乱していることがうかがえる。
『大辞泉』は接続詞の「だって」の意味に「でも」と「なぜかというと」をあげている。すでに見たように、かなりニュアンスはかわるけど「なぜかというと」はアリ。しかし「でも」はありえないでしょ。
『大辞林』は接続詞の「だって」の意味に「そうではあるが」と「でも」をあげている。これはどっちもありえないでしょ。
 これはすでに書いたように、「だって」が特殊だからだろう。
 接続助詞の「だって」(たって)と「でも」(ても)のWeb辞書の例文を抜き書きしてみる。

■Web辞書(『大辞泉』から)
  ここなら泳い(だって)かまわない。
  笑われ(たって)かまわない。
  いくら捜し(たって)いるはずがない。
  死ん(でも)死にきれない。
  いくら呼ん(でも)返事がない。
  失敗し(ても)あきらめはしない。
  煮(ても)焼い(ても)食えない。
  知ってい(ても)知らぬ顔をする。
  自信があるにし(ても)、試験を受けるのはいやな気分だ。

 全部互換性がある。さらに言うと、係助詞のほうもほとんどが互換性があるのだが、煩雑になるので省略する。
「だって」(たって)も「でも」(ても)も、接続助詞として使われる場合は、ほぼ逆接になる。ところが、接続詞になったとたん「だって」だけが順接っぽくなる。理由はわかりません。

【追記】
 ちと補足。
「(名詞)でも(名詞)でも」 の形は分けて考えたい。
 この場合は「(名詞)だって(名詞)だって」とほぼ同義で、順接でも逆接でもなく、並列だろう。

 実生活で考えると、「だって」を逆接っぽく使う例がある。
 母親に「遊んでばかりいないで勉強しないとダメでしょ!」と叱られた子供の口ごたえ。
「でも、○○ちゃんも遊んでるよ」
「だって、○○ちゃんも遊んでるよ」
 一応どちらも成立する気がする。しかし厳密に言うと、この「だって」は論理的に破綻している。「だって」は「なぜかというと」くらいの意味なのだから。これが次のような応答なら筋が通っている。
「なんで勉強しないで遊んでばかりいるの!」
「だって、○○ちゃんも遊んでるよ」

 結論。
 Web辞書の論理性は子供のダダ並み。


突然ですが問題です【日本語編73】──接続詞の謎 だって でも〈2〉 辞書

mixi日記2017年02月02日から

{関係/関連}する質問があったので、質問サイトで訊いてみた。
【続 「だって」と「でも」は同じ? 】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9603498.html
 明快な答えは不明なまま。
 ほかの場所でも訊いてみたけど、やはりわからない。
 改めて整理したうえで考えてみた。

 まず例によってWeb辞書のリンクが切れているんでひき直す。
https://kotobank.jp/word/%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%A6-561380
===========引用開始
デジタル大辞泉の解説

だって[接]
[接]《助詞「だって」の接続詞化したもの》相手に反論したり、相手の反対を予想しつつ理由や言い訳を述べる場合に用いる。そうはいっても。でも。なぜかというと。「とても間に合いません。だって人手が足りません」

だって[接助・係助・終助]
[接助]《接続助詞「たって」が、ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞の連用形に付く場合の形》「たって」に同じ。「ここなら泳いだってかまわない」
[係助]《断定の助動詞「だ」に係助詞「とて」の付いた「だとて」の音変化という》名詞・副詞、一部の助詞に付く。「でも」に似るが、語調がより強い。
1 ある事柄を例示し、それが他と同類、または、同様であるという意を表す。…もやはり。…でも。「鯨だって人間の仲間だ」「ここからだって見える」
2 いくつかの事柄を並べて例示し、すべてが同類であるという意を表す。「水銀だって鉛だって公害のもとだ」「野球だってテニスだってうまい」
3 疑問・不定を表す語、または、数量・程度を表す語に付いて、例外なくそうである意を表す。…でも。…も。「だれだって知っている」「一度だって姿を見せない」
===========引用終了

 接続助詞・係助詞の場合は、問題がないだろう。
 一部を除いて、「でも」と「だって」は互換性がある。
・接続助詞
「ここなら泳い{だって/でも}かまわない」
・係助詞
 ちょっと微妙かも。
〈↑の1〉〈…もやはり。…でも。〉とあるが、「鯨でも」はかなりヘン。理由は不明。
「鯨{だって/Xでも}人間の仲間だ」「ここから{だって/でも}見える」
〈↑の2と3〉
 これを2つに分けて考えるべきなのか、当方には判断できない。
 いずれにしても、〈↑の1〉の一部以外は「でも」にできる。

 問題は接続詞の場合。
「とても間に合いません。{だって/なぜかというと/Xでも}人手が足りません」
 語釈のなかに「でも」があるが、置きかえはできない。「そうはいっても」も同様だろう。
「でも」にできる例があるのだろうか。

 教えて! gooで、『三省堂国語辞典第七版』の語釈と例文を教えてもらった。
===========引用開始
[三](接)[だって]
①(それ)でも。しかし。「━やめられないよ」
===========引用終了
 文脈によっては使えるかな。
「いつまでゲームしてるの!」「だってやめられないよ」
 この「だって」は「でも」「しかし」にはできないだろう。

 某所で、『集英社国語辞典 第2版』の語釈と例文を教えてもらった。
===========引用開始
[二](接)②相手のことばに対し、反発または弁解する意を表す。「『行くんじゃなかったの?』『だって用事があったんだもの』」
===========引用終了
 こちらのほうが惜しい気がする。それでもこの「だって」は「でも」「しかし」にはできないだろう。
 下記のように考えるべきなんだろう。
1)「行くつもりだったんだよ。でも用事があったんだもの」
2)「行くのやめたんだよ。だって用事があったんだもの」
 2)の1文目が省略されていると考えれば……OKなのかな。
 じゃあ同じように「でも用事があったんだもの」もありか。1)の1文目を省略するのは無理な気がする。やはり、「でも」にはしにくい。

 このあたりは〈1〉で書いたことと似ているよな似ていないような。
===========引用開始
 実生活で考えると、「だって」を逆接っぽく使う例がある。
 母親に「遊んでばかりいないで勉強しないとダメでしょ!」と叱られた子供の口ごたえ。
「でも、○○ちゃんも遊んでるよ」
「だって、○○ちゃんも遊んでるよ」
 一応どちらも成立する気がする。しかし厳密に言うと、この「だって」は論理的に破綻している。「だって」は「なぜかというと」くらいの意味なのだから。これが次のような応答なら筋が通っている。
「なんで勉強しないで遊んでばかりいるの!」
「だって、○○ちゃんも遊んでるよ」

 結論。
 Web辞書の論理性は子供のダダ並み。
===========引用終了

突然ですが問題です【日本語編254】──「こと」と「もの」 形式名詞の迷宮

 下記の仲間。
【突然ですが問題です お品書き〈5〉】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1930761341&owner_id=5019671

 下記の仲間でもある。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【17】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1950899196&owner_id=5019671

【問題】
 下記の例文の適否をこたえなさい。できれば理由を添えてね。
1)投票率は前回を上回るコトと予想される
2)投票率は前回を上回るコトが予想される
3)投票率は前回を上回るモノと予想される
4)投票率は前回を上回るモノが予想される
5)投票率は前回を上回ると予想される
6)投票率は前回を上回るが予想される


【解答?例】
 相当微妙だとは思うが。
△ 1)投票率は前回を上回るコトと予想される
◯ 2)投票率は前回を上回るコトが予想される
◯ 3)投票率は前回を上回るモノと予想される
X 4)投票率は前回を上回るモノが予想される
◯ 5)投票率は前回を上回ると予想される
X 6)投票率は前回を上回るが予想される

【よくわからない解説】
 詳しくは下記をご参照ください。
【「こと」と「もの」 辞書】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12181757261.html

表記の話11──「1か月」「1カ月」「1ヵ月」「1ヶ月」「1ケ月」「1箇月」「1個月」

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【8】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1821744441&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月19日から

 表記に関する話は下記にまとめている。
「生かして」か「活かして」か/「子供」か「子ども」か/「障碍」か「障害」か
「一人」か「独り」か「ひとり」か
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=50340503

 一応毎度お約束のお断わり。
================================
 表記(漢字の使い分けなど)の問題は2種類に分けて考える必要があると思います。

1)使い分けないと間違いになる場合
2)使い分けるのは単なる「決め」の問題の場合

 たとえば「謝る」と「誤る」は明らかに意味が違うので1)でしょう。
「誤った」ことを「謝る」とは書けても、逆はありえません。このほかに「過ち」のことを考えだすと、ちょっと話がややこしくなります(笑)。

 一方、「生まれる」と「産まれる」の場合は2)でしょう。
 汎用性が高いのは「生まれる」でしょうから、「産まれる」と書くべきところを「生まれる」と書いても間違いではありません。単なる「決め」の問題です。ただ、逆にムヤミに「産まれる」を使うとヘンな感じになります。
================================


「1か月」「数か所」などの「か」にはいろいろな表記法がある。どれが正しいのか、アチコチで話題になっている。
 これは表記の問題なので、どれが正しいということではない。ただ、出版物などの場合は媒体によって表記のルールがあるので、それに従うのが正解ということになる。
 まず辞書の記述を確認する。

■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%80%8B&stype=0&dtype=0
================================引用開始
か【箇/▽個/×个】
[接尾]助数詞。数を表す漢語に付いてものを数えるのに用いる。「三―月」「五―条」「数―所」

◆「箇」の略体「个」を「ケ」と略したところから、「三ヶ月」のようにも書く。この「ケ」は、「介」から出たかたかなの「ケ」と同形になっているが、起源は異なる。
================================引用終了

 これでは何がなんだかわからない。不思議なことではなく、表記の問題に関しては辞書は役に立たないことが多いから、多くを望むほうが間違っている。
 この問題はYahoo!知恵袋にも頻繁に出てくる。
 毎度毎度先行質問を調べないホニャララと、中途半端なヘニャララのやり取りになっているが、なかには秀逸な回答もある。BAを転載する。
【「1ヶ月」と「1ヵ月」の違いについて、教えてください。】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410606874
================================引用開始
2種類どころか、

「一ヶ月」、「一ケ月」、「1ヵ月」、「一カ月」、「一箇月」、「一個月」、「一か月」

と7種類もあります。

どれが正しいか、というご質問ですが、どれも正しいです。
もともとは「箇」が使われていたようですが(別の説もあります)、「箇」の略字として「ケ」が使われるようになり(そうではなくて「个」という字から取ったとする説もあります)ました。
また、「箇」の音を仮名表示しただけの「カ」「か」も使われるようになりました。
それとは別に、第二次大戦後、国語審議会が「箇」という漢字を当用漢字から外すべきだと言い出して、新聞で「箇」を使わないようにしようというルールができました。そこで、新聞では「箇」の代わりに「個」が使われるようになりました(新聞では今でも「箇所」は「個所」と表記されます)。

このように、いろんな事情でいろんな表記法が生まれましたが、どれが間違っていてどれが正しいという決まりはありませんので、好きな表記法で書かれたらいいと思いますよ。

ちなみに現在は、公文書は「一箇月」、新聞は「一カ月」(大文字のカタカナのカ)と表記しています。(厳密に言えば、新聞は会社によって使い方がマチマチですが、『新聞用字用語集』には「大文字のカタカナで表記する」と書かれています。)
================================引用終了

 ただし、下記を見るだけでも諸説ある。根拠はわかりません。
  「箇」は常用漢字ではない
  「一ヵ所」は好ましくない
  「一ケ所」は完全に誤り
  公用文は「一か所」
  公用文では前の字が漢数字のときは漢字、算用数字のときは平仮名
 ……etc.……etc.

【数える単位で漢字では1個なのにカナでは1ケ なの?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1071592585
【一か所と、一ヶ所は、一箇所はどれが正しい表現ですか?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1476446244
【ゴミ箱4】【病院を数える助数詞】日本語しつもん箱
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1807775696&owner_id=5019671

 個々の違いをもう少し詳しく見ていく。
 厳密にはこのほかに、「カ」「ケ」のようにいわゆる半角カタカナを使う方法もあるのだろう。「ヵ」や「ヶ」の半角もあるのかもしれない。そんなものまで関知する気はない。

1)1か月
 イチバン標準的と言うか、イチバン素直な書き方だろう。適切な漢字がないからひらがなで書く……きわめて当たり前の考え方。マスコミでもこの書き方をしているところが多い気がする。
 ただ、この書き方を嫌う人もいる(いろいろな表記があるのもそのせいだろう)。「か」が「or」に見えるという説も聞いたことがあるが、そんな可能性があるのだろうか(あったら教えてね)。「数か所」だと「カズかトコロ」に見えるかもしれない。

2)1カ月
「か」がまぎらわしいということで出てきた?のかもしれないのが「カ」。これだって「力(ちから)」に見えるぞ(笑)。文中に埋もれがちな文字や、漢字がピンと来ないときにカタカナで書くのはありがちなテ。新聞社は「カ」を採用していることが多い。
 
3)1ヵ月
「カ」が「力(ちから)」に見えてまぎらわしいということで出てきた?のかもしれないのが「ヵ」。実際のところ、どこから出てきたのかよくわからない。個人的には嫌いではない。昔仕事をした出版社がこれを使っていたので、慣らされた(毒された?)のかもしれない。

4)1箇月
 本来のルールで考えるなら、これが素直。常用漢字なんだから使って悪い理由はない。新聞社は「箇」のかわり「個」を使うことにしながら、「1個所」と書かずに「1カ所」と書く。そのため「箇」の代用の「個」の出番は、「個条書き」「(問題の)個所」など限られる。それしか使い道がないなら素直に「箇」を使えばいいと思う。
「箇」は不幸な字で、新聞社に嫌われたせいか、「常用漢字ではない」と思い込んでいる人が多い。↑の【ゴミ箱4】にあるように、当方も数年前までそう思い込んでいた。こういう貴重なトピが削除されずに現存していれば、ホニャララな人は減ったかもしれない……。

5)1個月
 新聞社のルールに従うなら、こう書くのもアリだろう。でもその新聞社は「カ」を使っているのだから、実際には滅多にお目にかからない。

6)1ヶ月
7)1ケ月
「ヶ/ケ」の起源に関しては諸説ある。↑のBAの書き方が参考になる。
 私的な文章ではよく見るが、マトモな出版物では滅多に目にしない。元々は「職」を「耺」と書いたり、「門」を略して書いたりするのと同様で、手書き限定の略字の類いだと思う。だからマトモな出版物には出てこないのだろう。
 ちなみに、「歳」を「才」と書くのは同列には扱えない。教育漢字の制限の関係で、「歳」を「才」で代用することや、「年齢」を「年令」で代用することが認められていることもある(はず)。
「ヶ」と「ケ」がどう違うのかはかなり微妙な問題になる。
「ヶ」は文字ではない、という説を聞いたことがある。たしかにカタカナの50音表にはないし、漢字でもない……。それを言うと「ヵ」の正体もあやしくなるのだが。カタカナでも漢字でもないから文字じゃないって……なんて無慈悲な。最近人気の「ゎ」は どうなる。あれは可愛いから許してあげて……やかましいわ。
「ヶ/ケ」は地名にもよく使われる。仕事を始めたばかりのことだから、もう10年以上前(一片のウソもない)の話。大先輩の校正者が、地名の「ヶ」をすべて「ケ」に統一していた。各自治体に問い合わせれば「ヶ」というところが多かった気がするが、とにかく容赦なく「ケ」。
 根拠は郵便番号簿が「ケ」だから。オカミの方針に合わせる……それはそれで正しいと思う。オオカミの方針に合わせる……赤ずきんちゃんが食われる。その後、地図や旅行ガイドの世界では「ヶ」が圧倒的に主流(重言?)であることを知った。
 最新の郵便番号簿はどうなっているのだろう(あるのか?)。日本郵政のサイトは、全部「ヶ」になっているようだ。さてどうしたらよいのだろう。
 ついでに書いておくと、八百屋などの店頭で「6ヶ/ケ500円」とか書いてある「ヶ/ケ」は、「個」のことなんだろう。元々「ヶ/ケ」は「箇」だから、誤解がいくつか積み重なった結果って気がする。
 さらについでに書いておくと「数か所」は別として、どんなときに助数詞の「か」を使うのか、という問題がある。
「~か日」「~か月」「~か年」「~か条」……ほかに何があって、どんな法則性があるのだろう。


【追記】
「歳」と「才」、「年齢」と「年令」に関しては、下記が詳しい。
http://www.kyoiku-shuppan.co.jp/view.rbz?nd=1750&ik=1&pnp=101&pnp=113&pnp=566&pnp=1750&cd=11
================================引用開始
Q01 「年齢」か「年令」か?

「齢」は「よわい」「とし」という意味であるが,「令」は「おきて」「いいつけ」などの意味であり,正しくは「年齢」と書き表すべきである。国語辞典・用字用語辞典などのたぐいも,定評のあるものはほとんど「年齢」を採っている。(『NHK編 新用字用語辞典』には「表などで略記するときは『年令』としてもよい。」の注記がある。)

しかし,学校教育においては,現行の小学校国語教科書のすべてが「年令」を用い,中学校の教科書では「年齢」を用いている。「令」は教育漢字であるが「齢」はそうではないことが主たる理由であり,あくまで便宜的なものである。その根拠は必ずしも定かではないが,昭和36年3月17日,第42回国語審議会総会に国語審議会第二部会が提出した「語形の『ゆれ』について」では,次のように述べている。

年齢を数える場合に,「歳」のかわりに「才」を使い,また「年齢」の「齢」のかわりに「令」を使うことはこれまでもかなり普通に行われている。「才」「令」は教育漢字,「歳」「才」はそうでないことなども考え合わせると,今後はこのような場合,「才」「令」の使用がいっそう一般的傾向になるであろう。これを一概にとがむべきではないと考えられる。

引用文中にもあるように,「何歳」か「何才」か,という問題も同様の関係にあり,小学校の教科書では「才」,中学校の教科書では「歳」が用いられている。ただ,冒頭でも述べたように,多くの国語辞典が「年齢」を採って,「年令」を採っていないのに対し,「何才」を認めている国語辞典・用字辞典はかなりあり(『三省堂 国語辞典』『東京堂 用字用語辞典』など),漢和辞典においても「歳」の代用として「才」を示しているものが多い。

このことは,年齢を表す場合にのみ「歳」のかわりに「才」を用いることが,かなり一般的に行われていることを示しているといえる。
================================引用終了

【追記】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%A5%E5%AD%97
================================引用開始
略字と代用

小学校の国語の教科書では「年齢」を「年令」、年齢の「○○歳」を「○○才」と表記しているが「令」は「齢」の略字ではなく「才」も「歳」の略字ではない。「齢」「令」「歳」「才」はそれぞれ独立した別個の漢字であって、互いに「正字と略字」という関係にあるわけではない。「齢」「歳」は常用漢字ではあっても小学校課程での教育漢字ではないので教えないが非常に使用頻度の高い字であるので、まぜ書きを避けるべく「齢」を「令」、「歳」を「才」で代用しているのである。したがって中学校で「齢」「歳」を習った後は「令」「才」は使うべきではないのだが、画数が少ないため略字のような使い方(いわゆる教育漢字代用による俗用)をされている。また、「才」に「とし(とせ)」の人名用字訓(※政府推奨)が与えられている。
================================引用終了


【「表記の話」のバックナンバー】
95)【表記の話──「生かして」か「活かして」か】2009年11月30日
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-871.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1351352794&owner_id=5019671

100)【表記の話【2】──「子供」か「子ども」か】2009年12月04日
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-956.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1354417549&owner_id=5019671

125表記の話【4】──「一人」か「独り」か「ひとり」か(【3】は欠番)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1014.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1408645232&owner_id=5019671

356)【【表記の話5──「生まれる」か「産まれる」か】】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1684.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1636773221&owner_id=5019671

248)【早口 速口 早足 速足】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1345.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1525205654&owner_id=5019671

469)表記の話7──【「形式名詞」の話】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1915.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1703657921&owner_id=5019671

478)【表記の話8──「他人事」「人事」「人ごと」「ひとごと」「たにんごと」】
http://http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1941.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1720867247&owner_id=5019671

 これを〈9〉扱いにしよう。
295)突然ですが問題です【日本語編19】──正油/醤油 玉子/卵──【解答?編】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1510.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1576134622&owner_id=5019671

【表記の話10──みいだす 見出す 見いだす 見い出す】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2313.html

【表記の話11──「1か月」「1カ月」「1ヵ月」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2324.html


 Yahoo!知恵袋過去の類似質問を見ると、『言葉に関する問答集 総集編』という本に詳しく出ているらしい。 素人さんのやることは恐い。
【「2箇所」、「2ヶ所」、「2ヵ所」、「2個所」、「2か所」とする表現は、どれが正しいのでしょうか?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1194937816
【エコなび日記】
http://plaza.rakuten.co.jp/econavi/diary/200811060000/
================引用開始
「個」を常用漢字表外にカと読んでまで「個条書(き)」などとし、「箇」を不使用とすべきか
カテゴリ:PCソフト
標記は、'54年から新聞協会が決めた流儀です。

よい本が見つかりました。

文化庁編、言葉に関する問答集 総集編 新装版 (国立印刷局、2003、2005(新装版))
ISBN-10:4171960452
3,885円


政府刊行物ですので、ネット書店や一般書店では入手しづらいでしょう。

言葉に関する問答集 第1集('75)から第20集('94)までの全20集から集めたものです。古い文書ですから、出版から今日までの使われ方の変遷を考慮しなければならないことを前提にすれば、なかなか参考になる内容です。

「箇条書」、「箇所」についての解説は、第3集('77)の問46からのものです。

[問]「箇条書」とか「五箇所」とかいう場合、新聞によって「個条書」とか、「五個所」「五か所」「五カ所」「五ヵ所」と、さまざまな表記が行われているようだが、これはどういうわけか。
[答] 当用漢字音訓表に「個」の音として掲げられているのは「コ」だけであるから、それに従って書くとすれば、「箇条」「箇所」と書くべきである。ただし、国語審議会が昭和29年3月に報告した「当用漢字補正資料」によれば、「箇」の字を当用漢字表から削除し、そのかわりに「個」に「カ」という音を付け加えた。つまり、「個」で「箇」の代用をさせようとしたわけである。この補正案は、単なる案にとどまって、従来の当用漢字表の内容や、法令及び教育上の取扱いは、変更されなかった。ところが、新聞界に限っては、昭和29年4月からこの補正案を紙面に採用することになり、各紙がいっせいに実施した。そのため、新聞界では、「箇所」「箇条」と書かずに、「個所」「個条」のような用字法を採っているわけである。
 さて、新聞では補正案を採用したのにもかかわらず、実際の紙面では「個所」と「個条」の二語にしか用いず、「○個月」「○個国」「○個年」などは、すべて「○か月」「○ヵ国」「○か年」のように仮名表記を使っている。「個所」「個条」の場合でも、例えば、
  疑問の個所 工事個所 破損個所
  一々の個条 各個条ごと 個条書き
 のように、単独で使う場合や複合語として用いられる場合に限られており、数詞に続いて使われる場合は、仮名表記されるのが普通である。
 ところで、数詞に続けて物を数えるときには、旧表記では「五ヶ所」「五ヶ条」のように小さく「ヶ」と書くことも行われた。また、固有名詞の場合にも「駒ヶ岳」「槍ヶ岳」「青ヶ島」のように書かれる。これらは、一般には、片仮名の「ケ」をかいて、「カ」または「ガ」と読むのだと意識されているが、本来はそうではない。この「ケ」は片仮名ではなく、漢字の「个」(箇と同字)又は「箇」のタケカンムリの一つを採ったものが符号的に用いられてきたものである。したがって、戦後の公用文や教科書などでは「ケ」を使わず、「か」を大きく書くことで統一されてきている。新聞では、社によって方針がまちまちで、平仮名の「か」を大きく書くもの、片仮名の「カ」を大きく書くもの、また「ヵ」を小さく書くもの等に分かれている。片仮名を使ったり、あるいは小さい活字を使ったりするのは、旧表記で「ヶ」を小さく書いていたことの影が残っているのだろう。
 ところで、結論としては、漢字を使う場合は「箇」、仮名書きにする場合は、公用文や教科書のように平仮名の「か」を書くのが、現在のところ最も穏当な書き方と思われる。なお、「槍ヶ岳」「青ヶ島」のような固有名詞の場合は、その固有の書き方に従っていいわけである。ただし、「霞が関」「自由が丘」のように、住居表示の実施によって、表記の改められた例もある。
================引用終了
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