fc2ブログ

つまらんダジャレは嫌いだぁ!2

mixi日記2008年3月8日から

諸般の事情で【1】は欠番

 昨日の当方の日記に対し、あおいそらさんがくれたコメントの中に以下のような文面があった。

>たまに四重奏のような複雑に絡み合ってはいるもののわかりやすいというダジャレを思い付くことがあります。
>しかしそれをダジャレかよ、と一言で片付けられてしまうと悲しくなります。
>だからといって自分の発したダジャレを解説したりするともっと悲しくなるので結末秀逸なダジャレがひとつ世に埋もれてしまうことになるのです。

 これには図り知れないほどの共感を覚える。
 当方は、ダジャレも下ネタも決して嫌いではない。しかしながら、笑いの中で一番好んでいるのは、高度なテクニックと全知識を注ぎ込んでのきわめて高尚な言葉遊びなのだ。それが世間では「ダジャレ」扱いされることが多い。断じて違うのである。しからば、高尚な言葉遊びとはいかなるものか……。
 ダメだな。高圧的なキャラに挑戦してみたけど、疲れる。緊張感がもたない。
「四重奏のような複雑に絡み合ってはいるもののわかりやすい」ってどんなもんなんでしょう。例をあげてよ、例を。たしか、カルテットで、1人増やすとクインテット……深読みして疲れてしまいました。こんなにおいしそうなネタを匂わせておいて、「忘れた」とか言ったらタダじゃおかないよ。
 しかたがないから当方が出来合いの惣菜を探します。ええーと、このあたりでどうでしょ。2004年(申年)の年賀状です。この数年前の寅年くらいからバカな年賀状を書き始め、あまりにもわけがわからないために「オマエ大丈夫か?」と親に泣かれた。しかたがないのでメールで送る方に限り、【ヤボは承知の解説】をつけるようになった。

【はがき用本文】
故事ことわざや慣用句の世界で、サル(申/猿)はきわめて不当な扱いを受けています。知恵や模倣能力があっても悪い意味、木から落ちるわ、目先のエサの数にだまされるわ、追ってももらえずに日々に疎くされるわ……散々です。お伽噺あたりになるとさらに悲惨なこともあります。まあ、世界に目を向ければ、サッカーボール代わりにする野蛮な国もあるそうですが。例外といえそうなのが「断腸」。母ザルの深い愛情を物語る言葉です。サルには異名も多く、「得意ワザ」になったり、「支え木」になったり……。
 というわけで、
 本年もよろしく
 お願い申し上げます。

【ヤボは承知の解説】
「サル知恵」「サル真似」「サルも木から落ちる」あたりは読んだまんまです。「朝三暮四」の話もけっこう有名でしょう。
「追ってももらえずに日々に疎くされる」のは「去る者」。
 ボールを蹴るのがフットボールで、サルを蹴るのがフットサルです。2002年のWカップでは、ブラジルのロナウド選手がフットサルのテクニックを使ったとかで話題になりました。
「断腸」の話はホントです。連れ去られた仔ザルを必死に追いかけて死んでしまった母ザルの腹を割いたところ、悲しみのあまり腸がズタズタになっていたとかいう故事にちなんでいます。黒魔術並みやな。「断腸の思い」の形で使うことが多いようですが、部下を殉職させてしまったときの大門圭介の気持ちを表しているわけではありません。「断腸の思いで〇〇する」ってあたりは「泣いて馬謖を斬る」に通じる気がします。医者に止められて大好物のサクラ肉を断つときに……違うっ!
 サルの異名は、「エテ」(「エテ公」を無理に漢字にすると、ホントに「得手公」になるらしい)と「マシラ」。白土三平のマンガでマシラは「大ザル」のことと学んだ記憶があったけど、別に大きくなくてもいいみたい。

 こうした努力にもかかわらず、親は理解を示しません。たしかに、親には相変わらずはがきが行っているし、総じて年齢層が高い人ほど「はがき派」なんですから。じゃあ誰のための解説なんでしょ。なお、実際の賀状には家人が描いた、当方がモデルとされるとってもラブリーでハイレベルのイラストがついています……ってちゃんと書いたから怒らないで、怒らないで。
 一部の方はすでにご覧になっているでしょうが、初見の方もいらっしゃると思います。
 どのような印象なのかご意見をお寄せください。現在、ごく少数のファンは確認されていますが、ホントのところの評判がまるでわかりません。あれほどの労力をかける価値があるのか、悩んでいます。
 で、きょうのテーマはなんだったっけ。

【続きは】明日

スポンサーサイト



プロフィール

tobi

Author:tobi
フリーランスの編集者兼ライターです。

カレンダー
11 | 2008/12 | 01
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード