つまらんダジャレは嫌いだぁ!74──これって「質の良いジョーク」か?
下記の仲間。
【つまらんダジャレは嫌いだぁ!シリーズ】 お品書き
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-786.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1328602365&owner_id=5019671
mixi日記2010年05月08日から
質の良いジョークがビジネスにもたらすメリット
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1200121&media_id=40
下記の仲間。
【つまらんダジャレは嫌いだぁ!シリーズ】 お品書き
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1328602365&owner_id=5019671
珍しいことに、なかなかいいことが書いてある。
>ただし、オヤジ特有の質の悪いダジャレや極端な下ネタしか思い浮かばない時は、いざ自分の口から発するかどうかはくれぐれも一息入れて熟考してから実行されるようアドバイス申し上げておきます。
ホントにそう思う。つまらない冗談を激しく憎むtobirisuとしては声を大にして言いたい。下ネタも、格調高くお願いしたい。
●下ネタの保管庫
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1282655893&owner_id=5019671
で、ヤボを承知で、紹介されているジョークに関してコメントしたい。
「メード・イン・ジャパンじゃないからこうなる」(麻生太郎前首相)
これってジョークか? 聞きようによっては、単なる国粋主義者の発言では。ヘタすりゃブーイングものだよ。
「つまらん話は聞く必要ないってか……」
くらいなら自虐ネタになったのに。
「やつにはベーコンの貸しだ」(アーノルド・シュワルツェネッガ―)
原文ではどう言ったんだろ。この訳文ではわからない。グチグチ説明されてやっとわかったのでは笑えない。
「どうせならベーコンもくれ」
くらいならわかるけど、笑えないよな。
「年上の女」(泉重千代)
これは当人がユーモアと意識していたか否か微妙。意識して言ったのならすばらしい。
「それは職業上の秘密です」(昭和天皇)
同上。
「さあ、あれがないとただのデブと区別が付かないからじゃないですか?」(蔵間)
これは笑える。自虐ネタだから余計おかしい。
そのあとの2例は典型的なアメリカンジョークだと思う。
まったく笑えない。
いずれにしても、こういうバカ話を「ビジネス」に云々と言うこと自体がブラックジョークと言うかつまらん冗談と言うか……。スベったときは誰が責任をとってくれるのよ。
【ネタ元】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1005/07/news004.html
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質の良いジョークがビジネスにもたらすメリット
普段、何気なく口にするジョーク。しかし、会議やプレゼンテーションなど、緊張が張り詰めている場でうまいジョークを口にすると、聴衆の緊張が解け、その後の展開がうまくいくことも多いのです。
[三宅信一郎,INSIGHT NOW!]
2年前、麻生太郎前首相がニューヨークの国連総会で演説を行った際、途中で通訳機器が故障し、冒頭からやり直すハプニングがあったことをみなさんは覚えているでしょうか?
開始から少し経って、日本語で演説を行っていた麻生さんのところに国連大使が壇上に駆け寄り、機器が故障していることを耳打ちすると、麻生さんはすかさず英語でこう言いました。
「メード・イン・ジャパンじゃないからこうなる」
会場は大きな笑いと拍手に包まれ、終了後には何人かの出席者が「いい演説だった」と麻生さんに駆け寄って祝福したことがありました。それによって国連総会という堅い雰囲気の場が一気に和んだようでした。
日本人はとかくまじめな場所に出ると、緊張のせいか、気の利いたジョークで場を和ませることが下手なのですが、この麻生さんのケースは「なかなかのものだ」と感心したことを思い出します。
●それは職業上の秘密です
斉藤孝著『コメント力』(筑摩書房)に優れたユーモアの例がいくつか出ていたので、「これは面白い」というものを紹介しましょう。
カリフォルニア州知事であるアーノルド・シュワルツェネッガ―氏が知事選を戦っていた際に、遊説先で観衆から突然生卵をぶつけられた時に、生卵をふきながら言ったひと言。
「やつにはベーコンの貸しだ」
周りの人は誰もが「何するんだ。このバカ野郎!」と怒鳴るのではないかと戦々恐々としていたのですが、この意表をついた切り返しで周りの人は大笑いになったということです。「なぜベーコンか」というと、卵をくれるのならついでにベーコンもよこせよ。 でないとベーコンエッグができないじゃないかということなのです。
このようにユーモアは、ある種の緊張感のなかで発せられた意外性のあるひと言から生まれるのです。以下のジョークは、意外性に満ちたジョークです。
泉重千代さんが長寿世界一になった時、インタビューで「好みの女性は?」と聞かれて言ったひと言。
「年上の女」
昭和天皇が、記者から「好きな力士は?」と聞かれて返したひと言。
「それは職業上の秘密です」
天皇ご自身が、天皇を職業だと言い切っている意外性がとても面白いです。
意表を突いたジョークで面白いのは、元関脇の蔵間が、記者から「なぜお相撲さんは頭にまげをのせているのですか?」と聞かれて、答えたひと言。
「さあ、あれがないとただのデブと区別が付かないからじゃないですか?」
記者は、まげの歴史的由来やしきたりなどの話を期待していたので、意表を突かれ、周囲にいた人たちは大爆笑したようです。
ユダヤ関係の本にも、多くのジョークが出ています。ユダヤ人は、ご存じのように長い歴史を通じて迫害され苦難の道のりを歩んできました。その苦難の過程で、優れたユーモアが生み出され、それによって極度の緊張感から解放され、自らを逆境から守ることができました。彼らにとってジョークは、自らを守る最強の精神的な武器だったのです。
加瀬英明著『ユダヤの力』(三笠書房)に次のようなジョークが出ていました。 ユダヤ教の宗教指導者のことをラビと言いますが、その宗教指導者でさえジョークのネタになっているのです。
「神の教えから一度たりとも外れることなく天寿をまっとうしたある高潔で高名なラビが天国に着くと、顔見知りであった運転手ヤコブに会いました。
ヤコブは生前大酒飲みで女性関係にだらしがなく、いつも博打にふけっていました。それなのに、彼は、広大な宮殿で多くの天使にかしずかれて実に優雅な暮らしをしているのに対して、ラビには小さくて粗末な家しか与えられていませんでした。
不満に思ったラビは天使に『何かの間違いではないのか?』と問い正したところ、天使は、ラビに対して神の言葉を伝えました。
『あなたが説教している間、人々はいつも眠っていましたが、ヤコブが運転している間は、誰もが神に熱心に祈りました』」
こうしたジョークを知ると、何かとっつきにくい印象のあるユダヤ教も、急に親しみを持てる存在になったような気がします。
●笑う門には福来たる
筆者が実際に体験したジョークで「これはなかなかのものだ」と思ったのは、以前筆者が商社に勤務していたころ、出張でロンドンから中東のイエメン共和国に向けて乗ったイエメニア航空(イエメンのナショナルフラッグ)の機上で体験したものです。
イエメンという国は中東アラビア半島にある古い国で、ほかのアラビア半島諸国と比べて近代化が大きく遅れており、首都のサヌアの街中でさえ、一般的な成人男性は、腰帯にジャンビーアと呼ばれる半月形をした短剣を差しているのです。要は、帯刀した武士が闊歩(かっぽ)している戦国時代にタイムスリップしたかのような国がイエメンです。
その未開の国イエメンの首都サヌア空港にいよいよ着陸する段になって、乗客の誰もが緊張して黙っている中、機長が機内アナウンスを始めました。
「当機は、これからサヌア空港に着陸致します。みなさまの国とこの国の時差を申し上げます。この国の時差は約1000年となりますので、ご自分の時計を1000年程巻き戻していただきますようよろしくお願い申し上げます」
緊張していた乗客は、誰もが笑いの渦に巻き込まれ、イエメンというある種特殊な国に着陸するさなかの機内に漂っていた緊張感が、機長のそのひと言で一気に解けたことを覚えています。隣に乗っていた終始無愛想であったイエメン人ビジネスマンも、これには大笑いしていたのがとても印象的でした。
「笑う門には福来たる」
講師として臨む講演のオープニングや、重要な会議の司会役やプレゼンテーターとしての始まり、営業マンとしてお客との重要商談をまさに開始する時など、とかくビジネスの現場では緊張感が漂いがちです。
その時に、ぜひ気の利いたジョークで場の雰囲気をほぐすことにいつもチャレンジしてみてはいかがでしょうか? センスのいいジョークは、相手から好感を持たれるだけでなく、それをきっかけとして打ち解け合うことができる潤滑油のようなものなのです。
日本人同士のビジネスのケース以上に、特に海外でのビジネスの現場においては、そう言えるのではないかと思います。お互いが打ち解け合える雰囲気を最初に築くことができると、その後の商談やビジネスの展開にも、きっといい影響を与えることと思います。
ただし、オヤジ特有の質の悪いダジャレや極端な下ネタしか思い浮かばない時は、いざ自分の口から発するかどうかはくれぐれも一息入れて熟考してから実行されるようアドバイス申し上げておきます。(三宅信一郎)
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mixi日記2010年05月08日から
質の良いジョークがビジネスにもたらすメリット
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1200121&media_id=40
下記の仲間。
【つまらんダジャレは嫌いだぁ!シリーズ】 お品書き
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珍しいことに、なかなかいいことが書いてある。
>ただし、オヤジ特有の質の悪いダジャレや極端な下ネタしか思い浮かばない時は、いざ自分の口から発するかどうかはくれぐれも一息入れて熟考してから実行されるようアドバイス申し上げておきます。
ホントにそう思う。つまらない冗談を激しく憎むtobirisuとしては声を大にして言いたい。下ネタも、格調高くお願いしたい。
●下ネタの保管庫
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1282655893&owner_id=5019671
で、ヤボを承知で、紹介されているジョークに関してコメントしたい。
「メード・イン・ジャパンじゃないからこうなる」(麻生太郎前首相)
これってジョークか? 聞きようによっては、単なる国粋主義者の発言では。ヘタすりゃブーイングものだよ。
「つまらん話は聞く必要ないってか……」
くらいなら自虐ネタになったのに。
「やつにはベーコンの貸しだ」(アーノルド・シュワルツェネッガ―)
原文ではどう言ったんだろ。この訳文ではわからない。グチグチ説明されてやっとわかったのでは笑えない。
「どうせならベーコンもくれ」
くらいならわかるけど、笑えないよな。
「年上の女」(泉重千代)
これは当人がユーモアと意識していたか否か微妙。意識して言ったのならすばらしい。
「それは職業上の秘密です」(昭和天皇)
同上。
「さあ、あれがないとただのデブと区別が付かないからじゃないですか?」(蔵間)
これは笑える。自虐ネタだから余計おかしい。
そのあとの2例は典型的なアメリカンジョークだと思う。
まったく笑えない。
いずれにしても、こういうバカ話を「ビジネス」に云々と言うこと自体がブラックジョークと言うかつまらん冗談と言うか……。スベったときは誰が責任をとってくれるのよ。
【ネタ元】Business Media 誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1005/07/news004.html
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質の良いジョークがビジネスにもたらすメリット
普段、何気なく口にするジョーク。しかし、会議やプレゼンテーションなど、緊張が張り詰めている場でうまいジョークを口にすると、聴衆の緊張が解け、その後の展開がうまくいくことも多いのです。
[三宅信一郎,INSIGHT NOW!]
2年前、麻生太郎前首相がニューヨークの国連総会で演説を行った際、途中で通訳機器が故障し、冒頭からやり直すハプニングがあったことをみなさんは覚えているでしょうか?
開始から少し経って、日本語で演説を行っていた麻生さんのところに国連大使が壇上に駆け寄り、機器が故障していることを耳打ちすると、麻生さんはすかさず英語でこう言いました。
「メード・イン・ジャパンじゃないからこうなる」
会場は大きな笑いと拍手に包まれ、終了後には何人かの出席者が「いい演説だった」と麻生さんに駆け寄って祝福したことがありました。それによって国連総会という堅い雰囲気の場が一気に和んだようでした。
日本人はとかくまじめな場所に出ると、緊張のせいか、気の利いたジョークで場を和ませることが下手なのですが、この麻生さんのケースは「なかなかのものだ」と感心したことを思い出します。
●それは職業上の秘密です
斉藤孝著『コメント力』(筑摩書房)に優れたユーモアの例がいくつか出ていたので、「これは面白い」というものを紹介しましょう。
カリフォルニア州知事であるアーノルド・シュワルツェネッガ―氏が知事選を戦っていた際に、遊説先で観衆から突然生卵をぶつけられた時に、生卵をふきながら言ったひと言。
「やつにはベーコンの貸しだ」
周りの人は誰もが「何するんだ。このバカ野郎!」と怒鳴るのではないかと戦々恐々としていたのですが、この意表をついた切り返しで周りの人は大笑いになったということです。「なぜベーコンか」というと、卵をくれるのならついでにベーコンもよこせよ。 でないとベーコンエッグができないじゃないかということなのです。
このようにユーモアは、ある種の緊張感のなかで発せられた意外性のあるひと言から生まれるのです。以下のジョークは、意外性に満ちたジョークです。
泉重千代さんが長寿世界一になった時、インタビューで「好みの女性は?」と聞かれて言ったひと言。
「年上の女」
昭和天皇が、記者から「好きな力士は?」と聞かれて返したひと言。
「それは職業上の秘密です」
天皇ご自身が、天皇を職業だと言い切っている意外性がとても面白いです。
意表を突いたジョークで面白いのは、元関脇の蔵間が、記者から「なぜお相撲さんは頭にまげをのせているのですか?」と聞かれて、答えたひと言。
「さあ、あれがないとただのデブと区別が付かないからじゃないですか?」
記者は、まげの歴史的由来やしきたりなどの話を期待していたので、意表を突かれ、周囲にいた人たちは大爆笑したようです。
ユダヤ関係の本にも、多くのジョークが出ています。ユダヤ人は、ご存じのように長い歴史を通じて迫害され苦難の道のりを歩んできました。その苦難の過程で、優れたユーモアが生み出され、それによって極度の緊張感から解放され、自らを逆境から守ることができました。彼らにとってジョークは、自らを守る最強の精神的な武器だったのです。
加瀬英明著『ユダヤの力』(三笠書房)に次のようなジョークが出ていました。 ユダヤ教の宗教指導者のことをラビと言いますが、その宗教指導者でさえジョークのネタになっているのです。
「神の教えから一度たりとも外れることなく天寿をまっとうしたある高潔で高名なラビが天国に着くと、顔見知りであった運転手ヤコブに会いました。
ヤコブは生前大酒飲みで女性関係にだらしがなく、いつも博打にふけっていました。それなのに、彼は、広大な宮殿で多くの天使にかしずかれて実に優雅な暮らしをしているのに対して、ラビには小さくて粗末な家しか与えられていませんでした。
不満に思ったラビは天使に『何かの間違いではないのか?』と問い正したところ、天使は、ラビに対して神の言葉を伝えました。
『あなたが説教している間、人々はいつも眠っていましたが、ヤコブが運転している間は、誰もが神に熱心に祈りました』」
こうしたジョークを知ると、何かとっつきにくい印象のあるユダヤ教も、急に親しみを持てる存在になったような気がします。
●笑う門には福来たる
筆者が実際に体験したジョークで「これはなかなかのものだ」と思ったのは、以前筆者が商社に勤務していたころ、出張でロンドンから中東のイエメン共和国に向けて乗ったイエメニア航空(イエメンのナショナルフラッグ)の機上で体験したものです。
イエメンという国は中東アラビア半島にある古い国で、ほかのアラビア半島諸国と比べて近代化が大きく遅れており、首都のサヌアの街中でさえ、一般的な成人男性は、腰帯にジャンビーアと呼ばれる半月形をした短剣を差しているのです。要は、帯刀した武士が闊歩(かっぽ)している戦国時代にタイムスリップしたかのような国がイエメンです。
その未開の国イエメンの首都サヌア空港にいよいよ着陸する段になって、乗客の誰もが緊張して黙っている中、機長が機内アナウンスを始めました。
「当機は、これからサヌア空港に着陸致します。みなさまの国とこの国の時差を申し上げます。この国の時差は約1000年となりますので、ご自分の時計を1000年程巻き戻していただきますようよろしくお願い申し上げます」
緊張していた乗客は、誰もが笑いの渦に巻き込まれ、イエメンというある種特殊な国に着陸するさなかの機内に漂っていた緊張感が、機長のそのひと言で一気に解けたことを覚えています。隣に乗っていた終始無愛想であったイエメン人ビジネスマンも、これには大笑いしていたのがとても印象的でした。
「笑う門には福来たる」
講師として臨む講演のオープニングや、重要な会議の司会役やプレゼンテーターとしての始まり、営業マンとしてお客との重要商談をまさに開始する時など、とかくビジネスの現場では緊張感が漂いがちです。
その時に、ぜひ気の利いたジョークで場の雰囲気をほぐすことにいつもチャレンジしてみてはいかがでしょうか? センスのいいジョークは、相手から好感を持たれるだけでなく、それをきっかけとして打ち解け合うことができる潤滑油のようなものなのです。
日本人同士のビジネスのケース以上に、特に海外でのビジネスの現場においては、そう言えるのではないかと思います。お互いが打ち解け合える雰囲気を最初に築くことができると、その後の商談やビジネスの展開にも、きっといい影響を与えることと思います。
ただし、オヤジ特有の質の悪いダジャレや極端な下ネタしか思い浮かばない時は、いざ自分の口から発するかどうかはくれぐれも一息入れて熟考してから実行されるようアドバイス申し上げておきます。(三宅信一郎)
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