突然ですが問題です【日本語編9】──いろいろな読み方2? 解答編
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671
mixi日記2010年05月26日から。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1498014957&owner_id=5019671
まず問題を再掲する。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1495186513&owner_id=5019671
================================
【問1】
「地面」の読みが「ぢめん」ではなく「じめん」である理由を述べなさい。
※「パソコンやケータイが変換するから」以外の理由を述べなさい。
【問2】
「地」と同じような(連濁っぽいけど連濁ではない)読み方をする漢字をあげなさい。
================================
メンドーなので、辞書の引用はしません。興味のあるかたは各自ご確認ください。(←オ~イ!)
【問1】
「地」には「チ」の読みのほかに、「ジ」という読みがある。
そのため、「生地」の場合も、「チ」が連濁で「ヂ」になるのではなく、あくまでも「ジ」という読みをもっているので、「キジ」になる。「地(地金)が出る」の「地(ジ)」と考えてほぼ間違いない。
そのため、「地面」「地主」のように語頭に来たときも「ジ」という読みになる。
【問2】
「治」
「地」と同様に「チ」と「ジ」の読みがあるので、「政治」「湯治」などは「ジ」。恐ろしいことに、「完治」には「カンチ」のほかに「カンジ」という読み方もある(ありえねえ)。「カンジ」では「キスしよう」と言う気分ではなくなる。
「治(ジ)」で始まる言葉は意外に少ない。「治部(煮)」以外は、「治承」などほぼ歴史用語だろう。
ちなみに、〈「チ」と「ジ」の読みがある〉なんてのはあとから適当にくっつけた理由だと思う。歴史的仮名遣いをやめたときに生じた矛盾をごまかすための屁理屈としか思えない。
古語辞典を開くと、「地合ひ」「地紙」「地髪」など、「地」で始まる言葉は軒並み「ヂ」である。当たり前だ。まあ、古い言葉のことはなあんにも知らないので、強いことは言えない。
今回の話は、下記のコメントの際に思いついた。「地」に〈「チ」と「ジ」の読みがある〉話は昔から知っていたが、「治」も同様なことは今回初めて知った。
【「治」という漢字の読み方】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1140014331
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まず問題を再掲する。
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【問1】
「地面」の読みが「ぢめん」ではなく「じめん」である理由を述べなさい。
※「パソコンやケータイが変換するから」以外の理由を述べなさい。
【問2】
「地」と同じような(連濁っぽいけど連濁ではない)読み方をする漢字をあげなさい。
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【問1】
「地」には「チ」の読みのほかに、「ジ」という読みがある。
そのため、「生地」の場合も、「チ」が連濁で「ヂ」になるのではなく、あくまでも「ジ」という読みをもっているので、「キジ」になる。「地(地金)が出る」の「地(ジ)」と考えてほぼ間違いない。
そのため、「地面」「地主」のように語頭に来たときも「ジ」という読みになる。
【問2】
「治」
「地」と同様に「チ」と「ジ」の読みがあるので、「政治」「湯治」などは「ジ」。恐ろしいことに、「完治」には「カンチ」のほかに「カンジ」という読み方もある(ありえねえ)。「カンジ」では「キスしよう」と言う気分ではなくなる。
「治(ジ)」で始まる言葉は意外に少ない。「治部(煮)」以外は、「治承」などほぼ歴史用語だろう。
ちなみに、〈「チ」と「ジ」の読みがある〉なんてのはあとから適当にくっつけた理由だと思う。歴史的仮名遣いをやめたときに生じた矛盾をごまかすための屁理屈としか思えない。
古語辞典を開くと、「地合ひ」「地紙」「地髪」など、「地」で始まる言葉は軒並み「ヂ」である。当たり前だ。まあ、古い言葉のことはなあんにも知らないので、強いことは言えない。
今回の話は、下記のコメントの際に思いついた。「地」に〈「チ」と「ジ」の読みがある〉話は昔から知っていたが、「治」も同様なことは今回初めて知った。
【「治」という漢字の読み方】
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