2010年7月の朝日新聞から

【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html


【2010年7月】
1日
 W杯の準々決勝を控えた予想記事(もはや遠い過去のようだ)。書き手は村上研志記者。相当危うい日本語で、3か所チェックした。
10-7-1
ロッベンが復帰した攻撃は強さを増したが、従来の飽くなき攻撃欲は抑え、攻守のバランスに気を配っている(朝刊14面)。
 この一文だけで読む気が失せる。まず、「復帰した攻撃は」が引っかかる。「復帰したFW陣は」とか「復帰して攻撃面は」とかならフツー。次に、「強さ」は増すものかということ。「厚みを増す」とか「一段と強力になる」ことはありそう。イチバン気になったのは、「従来の飽くなき攻撃欲」って表現。「従来の」っていつのことよ。「伝統の」なら、オランダの伝統ってことだよね。予選段階では超攻撃的なチームが本大会では「攻撃欲」を抑えているのかな。「飽くなき」って、こういう表記はめったに見ない。フツーは「欲望」などにかかる。ここでは後ろを「攻撃欲」だからOKなのかもしれないけど、どっちの言葉づかいも相当ヘン。ほとんど誤用だと思う。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%82%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%8D&stype=1&dtype=0
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あく‐なき【飽く無き】
[連体]飽きることのない。いつまでも満足することのない。「―挑戦」
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10-7-2
 世界ランク2位のスペインと31位のパラグアイ。南米の一角が崩れるとすれば最も可能性の高いカードだが、期待通りの攻撃力を発揮できていないスペインにとって、堅守のパラグアイはやっかいな相手になる。(朝刊14面)
 なんじゃこれは? 言いたいことはわかるけど、なんでこんなわかりにくい書き方をする。「南米の一角が崩れるとすれば最も可能性の高いカード」って何? 要は南米が4強を独占する可能性があるが、4チームのなかでイチバン勝てそうにないのがパラグアイってことでしょ? ついでに書くと、「期待通り」って誰が期待しているの? あえて言うならスペインサポーターだろうな。なんでいきなりそういう立場になるの。
 最低限修正してみる。
【修正案】
 世界ランク2位のスペインと31位のパラグアイ。世界ランクを見る限り、南米の一角が崩れる可能性が最も高いのはこのカードだろう。しかし、持ち前の攻撃力を発揮できていないスペインにとって、堅守のパラグアイはやっかいな相手だ。

10-7-3
積極的な守備からすばやい攻めを狙うパラグアイにとって日本よりかみ合わせがいい。(朝刊14面)
「かみ合わせ」がよくないなら歯医者に行けよ……とは言いながら、書きかえがむずかしい。「日本よりくみしやすい」ってのも個人的には誤用だと思う。
「03-12-1」「08-6-6」参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/?q=%C1%C8%A4%DF%A4%B7%A4%E4%A4%B9%A4%A4
「日本より相性がいいかもしれない」くらいかな。じゃあ、日本よりも戦いやすいかって? そんなバカな。

10-7-4
4日
試写を見ながら、ほおに何度も熱いものがつたった。(朝刊40面)
 岩本哲生記者。テレビ番組欄。結びの言葉。ほお「を」じゃないか? これが「流れる」でも「を」だろうな。「に」は「ほおにふれる」とか。それ以前にこんな情緒的な表現が必要なんだろうか。

10-7-5
4日
 ミュラーのヘディングシュートは、通常なら足の届く範囲でも取れない。(朝刊33面)
 忠鉢信一編集委員。編集委員に手から水がこぼれたのかな。フツーの語順にするなら「通常なら足の届く範囲のミュラーのヘディングシュートでも取れなかった。」くらいだろう。ここでもうひとつの疑問。「足の届く範囲」なら取れるのか? 相当器用だな。猿か?「反応しきれなかった」「「防げなかった」くらいだろう。

10-7-6
5日
前がかりなスペインとはかみ合わせがいい。(朝刊24面)
 中川文如記者。また「かみ合わせ」か。前出と同じスペイン・パラグアイ戦。これってサッカー特有の表現なんだろうか?

10-7-7
7日
 福地会長は「やっぱり相撲の灯を消したくないですよ。なにも意気がって相撲の中継をやめることが我々の本意じゃない」と理解を求めた。(朝刊39面)
 記者不明。大相撲の中継を見送ることを発表したNHKの福地会長のコメント。どう解釈したら「理解を求めた」ととれるのかは不明。さらに疑問なのは「意気がって」の意味。
■Web辞書(『大辞泉』から)
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いき‐が・る【▽粋がる】
[動ラ五(四)]粋だと思って得意にになる。また、虚勢を張る。「薄着で―・る」
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 本来は「粋がる」と書いて、「粋だと思って得意にに(ママ)なる」ことだろう。常用漢字表外なので「意気がる」と書くのはしかたがない。この表記のせいか近年は「虚勢を張る」の用法が優勢の気がする。で、引用部に関しては、どちらの意味でもなさそうだ。たぶん、「積極的に」くらいか。あるいは「カッコつけて」と解釈できなくもない? このコメントの前に次のようなコメントもあったらしい。
 「申し上げておきますけれども、今回の措置は不祥事に伴う異例中の異例の措置。苦渋の選択ですよ」
 これも相当ヒドい。「申し上げておきますけれども」って、これはmixiなどでおなじみの言い回し。相当ふてぶてしい開き直りのときに使う。自分の行為に「苦渋の選択」ってのもどうなんだろう。

10-7-8
9日
右肩下がりの不透明な時代だからこそ、あえて上を向いて生きることの大切さを思い出させてくれる。(朝刊40面)
 久保智祥記者。テレビの番組欄。文中の「あえて」はどういう働きをしているか。それはおくとして、問題は「右肩下がり」。こういう言葉を「 」も“ ”(縦書きの場合は印刷用語で「ツメ」などと呼ぶ)もつけずに使える無神経さが、ある意味うらやましい。下記の「29~」の激論はなんだったのだろう。思えば、このトピは噛み付き電波のあまりの薄気味悪さに途切れたんだよな。コミュが停滞気味だから復活させようかな。
【反対語で遊ぼ】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29363995

10-7-9
14日
破天荒でも、それが新鮮(朝刊31面)
 田玉恵美記者。テレビの番組欄。コラムの見出しにデカデカと。本文中でこれに相当する言葉は「ハチャメチャ」。やはり誤用だろうな。書きかえ案としては「型破り」がオススメ。「横紙破り」だとかなり意味が違ううえにほとんど死語だろうな。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%93%E3%81%86&stype=1&dtype=0
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は‐てんこう〔‐テンクワウ〕【破天荒】
[名・形動]前人のなしえなかったことを初めてすること。また、そのさま。前代未聞。未曾有(みぞう)。「―の試み」「―な大事業」

◆「天荒」は未開の荒蕪地(こうぶち)の意。唐の時代、官吏登用試験の合格者が1名も出なかった?州は人々から「天荒」といわれていたが、劉蛻(りゅうぜい)が初めて合格して「天荒を破った」といわれたという、「唐?言」「北夢瑣言」の故事から。
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10-7-10
14日
 一応新聞つながり。以前ちょっと書いた毎日新聞の『RT』の見本誌がポスティングされていた。こんなものがいつまで続くのだろう。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1481156467&owner_id=5019671

10-7-11
24日
コンビニ各社は、わざと入り口から遠い棚に陳列。客を店の奥まで引き入れ、長い時間店内にとどめる「マグネット(磁石)商品」にしている。ファミリーマートではこのマグネット効果もあって、最近はおにぎりの売れ行きも好調という。(朝刊12面)
 記者不明。「猛暑商戦 熱気」という大きめの記事。「エアコン・旅行 ビール・アイス」というサブタイトルがあり、各業界の盛り上がりぶりを伝えている。セブンイレブンでは、炭酸飲料などのペットボトル入り飲料が前年水準の約3割増なんだとか。それに続く文章が上記。やっぱり夏はおにぎりですよねー……●●か? 仮に「マグネット効果」があったら、全体の売り上げが伸びるんじゃないかな。気持ちはわかるよ。ファミリーマートにも取材したから何か書きたかったんだろうね。もう少しまともなこと書こうよ。
 サブタイトルに「旅行」とあり、リードにも「プールや避暑地も盛況」とあるが、避暑地の話がなかなか出てこない。記事の最後にちょっとだけ出てくる。

 レジャーでは、プールや避暑地への日帰り旅行が人気を集める。東京23区で最大のプール「としまえん」(練馬区)では17日からの3連休の利用者数が前年比4割増。
 夏休みの国内旅行の予約も好調で、JTBによると、北海道が前年比5%増、沖縄が同8%増という。(朝刊12面)
 あのー。避暑地の話はどこに行ったの? 夏休みの国内旅行が好調なのも猛暑のおかげですか。それは別の話じゃないかな。たしかに暑いと北海道に行きたくなるよね。東京あたりからの日帰り旅行はちょっとむずかしいけど。暑いと沖縄に……●●か?

10-7-12
30日
 朝刊35面のコラムが、長野の名産品を活用したソフトクリームを紹介している。ネット上にテキストがあった。「バッタソフト」の話は1か月ほど前にマイミクさんに教えてもらっていたが……。「グミの食感」って、なんとなくわかるだけにイヤすぎる。
【ネタ元】朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0729/TKY201007290497.html
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食感人気のソフトクリーム え、イナゴ入り? 長野

写真:5匹のイナゴの甘露煮がのせてある「バッタソフト」=長野県諏訪市5匹のイナゴの甘露煮がのせてある「バッタソフト」=長野県諏訪市

写真:4匹の蚕のさなぎの甘露煮がのった「蛾のさなぎソフト」=長野県諏訪市4匹の蚕のさなぎの甘露煮がのった「蛾のさなぎソフト」=長野県諏訪市

 B級グルメブームの中、長野県・諏訪湖畔の売店で、信州名物の「イナゴ」や「蚕のさなぎ」の甘露煮をトッピングしたソフトクリームが登場した。

 売店従業員の上原義人さん(39)が発案。見た目は「!?」だが、イナゴはサクサク、蚕はグミの食感。修学旅行生らが「ワーワー騒ぎながら食べてくれる」。

 値段は通常よりも50円高い350円。人気に味を占め、「蜂の子」や「ざざ虫」も検討しているが、こちらはいまや高級品。「コスト面がネックです」
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2010年6月の朝日新聞から

【索引】
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●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
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【2010年6月】
10-6-1
24日
▲2六飛で3枚目の銀を渡し、ここは森内も自信のない形勢と感じていた。(朝刊15面)
 剣記者。将棋に観戦記。別に誤用でもなんでもないけど、後半が相当引っかかる。フツーにするなら、「森内も形勢に自信が持てなかった(という)」くらいだろうか。「自信のない形勢」が異様なんだろう。

10-6-2
26日
 そんな喫緊の対策が成功した根底には、チームに蓄積された4年間の経験がある。(朝刊1面)
 中川文如記者。これは誤用なのかな。「喫緊」なんて目にしたのはいつ以来だろう。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%96%AB%E7%B7%8A&stype=1&dtype=0
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きっ‐きん【喫緊/×吃緊】
[名・形動]差し迫って重要なこと。また、そのさま。緊要。「―の問題」
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 これ、ワールドカップ開催前の強化試合で4連敗して、守備戦術を変更したことをさしている。直前には「突貫工事は当たった」とある。文脈を考えると、「応急措置的な対策」だろう。「緊急の対策」と考えるとOKの気もするが、それは「緊」の字に引きずられてないか? まさかと思うけど「場当たり的」とか「やっつけ仕事」とか「苦しまぎれ」とか……そうう言葉を使うのを避けようとして慣れない言葉をもってきて誤用っぽくなった、なんてことはないだろうね。いずれにしても、使い慣れない言葉は使うもんじゃない。

10-6-3
29日
イングランド、役者不足(朝刊35面)
 村上研志記者。かなり大きめの見出し。見出しだから書き手は別なのかもしれない。「役者不足」もそろそろ認知されたのかな?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
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「役不足」にかわる表現として有力なのは、「役者不足」です。誤用に関する本のなかには「そんな言葉は存在しない」と書いてあるものもありますが、感じが出ている言葉だと思います。新聞でも何度か目にしたことがあり、今後は定着していくかもしれません。
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08-9-11
30日
芸能レポーターの梨元勝さんは「役者不足。論争してみせて盛り上げようとしているけど、結論の見えているレコード大賞」(朝刊1面)
 総裁選を話題にした「天声人語」。「役者不足」って言葉を朝日新聞で目にしたのは何回目だろう。正しい日本語ではないという説が有力だが、誤用の「役不足」にかわる表現として、もっと広まってほしい。
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 今月“も”ネタが少ないので、「天声人語」に悪態をつく。(←オイ!)
10-6-4
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2010年6月19日(土)付印刷
 明治から大正にかけての横綱太刀山(たちやま)は、巨体からの突っ張りで「四十五日」と恐れられた。ひと突き(月)半で倒すというしゃれである。怖がる相手が後ずさりし、体に触れぬまま土俵を割った一番もある。「にらみ出し」とはやされた▼大相撲の野球賭博スキャンダルが大ごとだ。にらみ出されるように親方や人気力士が「やりました」と白状し、世間の口の端に上らない日はない。ばらすぞと脅され、大金を暴力団筋に渡したという大関琴光喜は、7月の名古屋場所を辞退した▼日本相撲協会は、29人が名乗り出た内部調査の公表を渋り、文部科学省やメディアに尻をたたかれている。己に累が及ぶと案じたか、協会幹部の動きは鈍い。イヤイヤをしながら俵に押し込まれる醜態だ▼他人の真剣勝負に金を賭けるとは、どうにも暇な勝負師たちである。そもそも、球場が気になって場所に集中できまい。相手のちょんまげに野球帽が乗り、勝敗の電光表示がスコアボードに見えたに違いない▼神事だ国技だと言ったところで、大相撲は興行である。お客が入らぬことには立ち行かない。暴力団の金づるが絡んだ土俵を、誰が見に行くだろう。手を汚した者を明かし、反省させ、ひと場所を傷めても悪習をにらみ出すしかない▼組んでも怪力の太刀山は、背中からたたきつける「仏壇返し」の大技で観衆をわかせた。文科省や警察が本気なら、相撲協会は公益法人を返上する「財団返し」を迫られかねない。精進不足が背から落とされるは常、決まり手はサヨナラ負けとでもするか。
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 ひとことで書くと、「うまく書こうとする意識が鼻につく」。このところの「天声人語」はそんな記事ばかりだけど、これはとくにヒドい。
 趣旨はよくわかるけどさ。
「仏壇返し」って「背中からたたきつける」技かな? 「呼び戻し」の別名だから違うでしょう。世間的には別の意味のほうが有名。(←オイ!)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8F%E5%A3%87%E8%BF%94%E3%81%97
http://48.lovesupple.jp/chuukyu/butudangaeshi.html

 後半はヒドい。「にらみ出す」「財団返し」「サヨナラ負け」(意味不明)……『AERA』並みだな。

10-6-5
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2010年6月27日(日)付印刷
 英語の「スピーチ」に、福沢諭吉が「演説」の語をあてたのはよく知られている。かの「学問のすゝめ」でも、「我思うところを人に伝うるの法なり」などと解説している。もともとあった「演舌」という語を、「舌では俗っぽい」と「説」に替えたそうだ▼たしかに、話す言葉の不実をたとえる「舌」のイメージは芳しくない。「舌先三寸」に「二枚舌」「口舌の徒」、「舌の根の乾かぬうちに」というのもある。舌でごまかさず説を述べるべし――訳語には、そうした思いがこめられていたかも知れない▼ところで今日は、諭吉が開いた日本で初の演説会にちなむ「演説の日」だという。折しも参院選の選挙サンデーである。津々浦々で言葉が飛び交うことだろう。それが「演説」なのか、「演舌」ではないのか、ここはじっくり吟味したい▼「口に蜜あり腹に剣あり」などと中国の故事に言う。悪だくみを腹に秘めた政治家など、今の日本にいるまいが、甘い言葉はあふれている。剣はなくても、腹の中が空っぽなら、有権者はまた「力量不足」という肩すかしを食うことになる▼諭吉が偉かったのは、訳語を作っただけでなく、演説を真っ先に実践したことだろう。それは政治家に欠かせぬ技能となる。切磋琢磨(せっさたくま)から多くの名演説が生まれ、言論として光を放ってきた▼その輝きが衰えたと言われて久しい。政治家の言葉を楽しみ、心震わせる機会は、いまやすっかり希少になった。選挙戦を眺めつつ、物干し台で特訓をしたという諭吉の時代の熱に、ふと思いを致してみる。
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「口に蜜あり腹に剣あり」か。いい言葉を教えてもらった。類語に「腹に一物股間に……」
「致してみる」ってのにもちょっと異和感があった。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%99&stype=1&dtype=0
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いた・す【致す】
[動サ五(四)]《「いたる」に対して「いたらせる」の意。敬語として用いられるのは中世以降》
1 届くようにする。至らせる。「遠い祖国に思いを―・す」
2 そのことがもとで、ある結果、特によくない結果を引き起こす。ある状態に立ち至らせる。「私の不明の―・すところ」
3 全力で事を行う。心を尽くす。
(以下略)
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 へー。この意味が「1」に来るんだ。「2」以外はほとんど古語だと思っていた。
 個人的な語感だと「馳せてみる」かな。「至らせてみる」もアリかもしれない。

10-6-6
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2010年6月29日(火)付印刷
 日本の交通機関は、アナウンスも掲示も「お願い」が多い。ある地下鉄の優先席に〈ゆずりあう心が、明るい車内をつくります〉とあった。「つくる」という動詞に二つを思う。乗り心地は客にもよること、そして「こわす」者の影である▼東京の声欄に、少年(12)の投書「バスに乗ったらトンデモ乗客」があった。都下町田市。バスが5分遅れで停留所に着く。少年が母親と乗り込むと、男の客が女性運転士を怒鳴り上げたそうだ▼遅れに立腹したか、座っても車体をけとばし、手すりに足を乗せる。信号では「黄色なんだから突き進め!」。当然、車内は「とても怖い感じ」になった。降り際には、運転士の名を確かめるそぶりも見せたという▼4日後、当の運転士(46)の感想が載った。女性ゆえに当たりやすいのなら、これほど悲しいことはないと。「怖い思いをさせて申し訳ありません。でもありがとう。お陰で、これからも気持ちよく乗ってもらえるよう頑張る勇気が出ました」▼乗務員は客を選べず、客も隣人を選べない。とりわけストレスの発火点が低い都会では、車内のトラブルは茶飯事だ。大抵の大人は、険悪への感度を鈍らせる知恵を備えている。音楽や携帯電話で耳と目を「開店休業」にするのも一つだろう▼攻撃と防御がせめぎ合う都市のくらし。とんでもない客に当たった運転士や駅員も気の毒だが、居合わせた子どもはたまらない。耳目が無防備だから、とんがる空気に丸裸でさらされてしまう。怒声と鈍感が並走する車内で、ちいさな心が震えている。
================================
 これも相当鼻につく。結びの一文はいくらなんでも……。
「申し訳ありません」に関しては書きあきた。
「せめぎ合う」に関しては書きあきたけど、これは相当ヒドい。「攻撃と防御がせめぎ合う都市のくらし」って内戦状態じゃあるまいし。

第1013回「今までで最も遠出した場所は?」──小学校2年生のとき原因不明の高熱を出し

三途の川の河原くらいまで行きました。向こう岸のお花畑がとってもきれいでした。
これ以上の遠出となると……渡るしかなくなります(泣)。

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【全体のお品書き】
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第1012回「今だから言える失敗談」──他人ですから何も言えません。

 本人に訊いてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E7%94%B0%E8%80%95%E5%8F%B8

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テレ136/大丈夫かキリンビール……etc.

 下記の仲間。
【テレビ関係なんでもかんでも お品書き】
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http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1328615584&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月29日から

 最近テレビを見ていて驚いたこと。舘ひろしがキリンビールのCMで昔の石原裕次郎の曲を歌っている。オイオイ、歌詞を間違えてるよ。

http://www.kirin.co.jp/brands/honkaku/gallery/index.html
「俺らはドラマー ヤンチャなドラマー」って……子供か!

 元歌『嵐を呼ぶ男』は下記。
http://www.uta-net.com/user/ichiran.html?Cselect=1&Fselect=&sort=2&Aselect=2&Keyword=%97%92%82%F0%8C%C4%82%D4%92j&Bselect=3

 ゲッ、井上陽水もカバーしてるんだ。
 なぜにこのような改竄が……。三日三晩寝ずに考えて閃いた。
 元歌だと、全ド協(全日本ドラマー協会)から「職業差別だ!」ってクレームが来るのね。

 歌詞を熟読してもうひとつの可能性に気がついた。
 ボディへの連打のあと……「チンだ」ってローブローは反則だろ。オマエは亀●オヤジか。これも股愛協(●間愛護協会=略称「テヘッ」)からクレームが来そうだ。
 なんか虎仮面の「正義のパンチをぶちかませ」って反則奨励ソングを思い出した。

 CMともなるといろいろたいへんなのね(たぶん違うと思う)。


【ネタ元】日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100721-656104.html
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舘ひろし「嵐を呼ぶ男」でドラマー初挑戦記事を印刷する日記を書く

CMキャラクターに決まった舘ひろしはドラムの生演奏を初披露
 俳優舘ひろし(60)が、ドラマーとしてデビューした。20日、キリンビールの新商品「本格<辛口麦>」の新CMキャラクターに起用され、都内で行われた発表会に出席。初めてドラムのパフォーマンスを披露した。

 所属事務所「石原プロ」の先輩、故石原裕次郎さんの名曲「嵐を呼ぶ男」(58年1月発売)をリメークした「嵐を呼ぶ男2010」の楽曲を歌いながら、ドラムを激しく打ち鳴らした。

 舘は「は~あ、緊張しました。さっきまで心臓がバクバクしてました。この20秒間に人生をかけていました」と笑顔で語った。

 ソロ歌手として84年に「泣かないで」を大ヒットさせるなど、シンガー・ソングライターとしての音楽活動で知られるが、ドラムは今回のCM出演のために初挑戦した。5月下旬から練習を始め、6月9日に撮影した。「適当にできるかなと思っていたんですけど、2ビートを体に慣らすのが大変で、単純なんだけど難しかった。ロックは8ビートなので」。スタジオでの練習以外にも、自宅でスティックを振るなど、努力を重ねた。

 21日から全国で放送される新CMで迫力のパフォーマンスを見せるが、ファンへのドラム生演奏も期待されている。「またやることはありません。1曲やるのも大変なのに。ただ、お金と時間をいただければ」。昨年12月に岐阜県下呂市、今年5月には名古屋でディナーショーを行った。今後もドラマ収録の合間に単独ライブを続けていく意向のため、ファンの前でドラムをたたく日は意外と近いかもしれない。「(石原プロの)小林専務はディナーショーでやらせたいと言ってましたけど、考え方がイージー。危ない」。覚悟はしている様子だった。【柴田寛人】

 [2010年7月21日8時42分 紙面から]
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舘ひろし「嵐を呼ぶ男」でドラマー初挑戦
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1282607&media_id=8

第1011回「皆さんの現在のヘアースタイルは?」──夏場はけっこう短く刈り込んでいます。

ギャランドゥになると見苦しいので……。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ギャランドゥ

第1010回「夏バテ防止にお勧め料理は?」──ボケを思いつかないので、特選メニューのリンクを張ります。

【最近おいしかったもの40──秋刀魚】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-820.html

【最近おいしかったもの32──夏のダイエットメニュー 】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-414.html

【最近おいしかったもの41──夏野菜のマリネのアレンジ 】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-818.html

第1009回「日焼け対策に何をしてますか?」──自分でお尻をつねって舌を噛みます

 思わず正直な反応で鼻の下をのばすと変態みたいですもんね。たとえば目の前の女性のスカートがめくれたときとか。胸の谷間がチラリと見えたときとか。大切です、ニヤケ対策。

【トラックバックテーマのバックナンバー】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-category-22.html

【全体のお品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-132.html

☆冷やかしちゅいったぁ、始めました
http://twitter.com/tobirisu
 

読書感想文/『文章をダメにする三つの条件』 (宮部修/PHP文庫/2004年3月17日第1版第1刷発行)

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月25日から


■オススメ度 ☆☆(3段階)
■レベル 初級者
■対象文章 作文

■本書が教えてくれること
 起承転結は作文には向かない(第1章5参照)
 初心者がやりがちな3つの失敗パターン

 2000年に別の出版社から出版された新書を文庫化したもの。文庫にする際にずいぶん多くの箇所を加筆・修正している。もともとの読書メモは新書のほうで作っていたので、照らし合わせるのがひと苦労だった。
 新書を文庫にするのがどの程度一般的なことなのかは知らない。「昔の新書ってのはそんなもんじゃなかった」なんて書きだすと、年寄りのグチになりそうだ。文章読本は、「単行本が数年後に文庫本に」といったフツーのコースではなく、このように版をかえて再登場することがよくある。本書の場合は期間が4年近く空いているし、内容もかなりかえてあるのでさほど異和感はない。
 新しい版が別の出版社から出ているのは、珍しい例かもしれない。前に紹介した本多読本も、大活字本の版元は文庫とは別の出版社だったけど。ほかの例だと、新しい版もたいてい同じ出版社から出ている。新書が単行本になったり、文庫が単行本になったり、パターンはいろいろ。どこまで内容がかわっているのかは関知したくない。
 本書の話に入ろう。いろいろとアラも目立つが、「これは役に立つ」と思える記述が多く、初級者向けの文章読本としては☆☆印になる。

【引用部】
 ところが、文章の中には、いやな文章も多い。いやな人間が多いように……。個人的なことになるが、私にとってどんな文章がそれに当たるかというと、まず書かれた内容が陳腐なもの、それでいてなにかありそうに振舞っているもの。また、プロの文章にありがちなもので、さも上手そうな“技巧”“気取り”の感じられるものである。ここで共通している点は、書いた人が文章の中から立ち現れてこないことだ。書き手の真の姿が見当たらないのである。
 プロといえども、いい文章を書いている人は少ない。それでも書店に氾濫している文章の書き方についてのハウツー本を見ると、なぜかプロの文章が引用されている。芸術一般にいえることで、初心者にはある程度、いいものを読み、聴き、見ることを勧めておけば無難ということなのだろうか……。ところが、皮肉にもこれが初心者のつまずきのもとになっている。何とかプロのようにうまく書こうと……。(p.3~4)
 著者は、“技巧”“気取り”が感じられるプロの文章は嫌いだからほとんど引用していない(例外はあるけどさ)。自分が教えている作文教室の生徒の文章を例文にして添削例などをあげながら解説している。思いっきり意地悪に考えると、シロウトの文章のほうがイジリやすいからね。“技巧”も“気取り” も感じられなくても、添削の余地のあるプロの文章はいくらでもある。まあ、そういう文章を添削するのはけっこう度胸のいることだし、細かい欠点をネチネチ指摘しても得られるものは少ない。
 作文教室での添削例を盛りこむのは、文章読本のひとつのパターンだ。大半は、読んでいて頭がクラクラしてくる。「こういう書き方だけはしてはいけない」と思える部分をほめていることも多い。というより、ほとんどがそういうバカなことをやっていて、片っ端からインネンをつけたくなる。とくに目立つのはクサい書き出しや珍妙な比喩をほめている例で、原因は予想できる。ふだん教室で「書き出しに気を配れ」とか「比喩を使え」とかバカな心得を説いているからだ。そういう心得を忠実に守っているんだから、多少ヘンでもムゲには扱えない。
 あんまり考えたくはないが、本気でほめているとしか思えないこともある。「雰囲気が出ています」とか「ウマい表現です」とか、センセーの個人的な感想でしかないコメントがついていたりする。何を考えてんだか。大昔に清水読本が〈或る種の文学趣味のうちで甘え合う時間〉と指摘した段階から、何も改善されていない。インネンをつけたいとこが多々あっても本書が☆☆印なのは、そういうバカなことをしていないからだ(ハードル低いなあ)。

【引用部】
 学生の作文には、人生経験の浅さがそのまま出てくる。さらに気になることは、私の出す作文の課題にもよるが、学生たちは何を訴えたいか、何を自分は書きたいのかがわからないまま、書き始める。書き急ぎともいえるが、その結果、文章をダメにする「事実や印象の羅列」「理屈攻め」「一般論の展開」など三つの悪い傾向が顕著になる。仕方なく原稿用紙のますを埋めて、その場を繕おうとしているようにさえ受けとれる。自ずから内容は単調で画一化されたものが多い。悪くいえば、単に文字が並んでいるという印象しか与えない。これは学生に限ったことではなく、文章を苦手とする多くの人たちが陥りやすい傾向である。本書では、この三つの傾向を文章を書く上で避けるべき条件と考え、きついことばで、あえて“三つの禁止事項”とした。(p.6~7)
「はじめに」にあるこの記述が、本書の主題を端的に表現している。『文章をダメにする三つの条件』って書名も、この禁止事項のこと。本文も、大半がこの禁止事項関連に費やされている。たしかにこの3つは初級者が犯しやすい失敗例だろう。指摘するのはむずかしくないが、解決策を提示するのは簡単なことではない。

【引用部】
ただし、私が意図する教室での“作文”は昔の小学校で書かれた幼稚な綴方のような作文ではなく、いわゆるおとなが読むに耐えうる“エッセイ”である。本書の中で“作文”とあれば、“エッセイ”と同義語と考えてほしい。学生にはいいエッセイを書こうと励まし続けているのだ。作文は書く人の体験が土台になって、その上に日ごろ感じていること、考えていることが一体となって表される、いわば“全人格的なもの”である。書く難易度でいえば、小論文、レポートなどいろいろある文章の中で最も高いものと考えている。(p.16~17)
〈綴方〉って、いつの時代の話をしてるんでしょ。「現代の小学校」だと「高等な作文」を書いているのだろうか。まあいいや。
〈“エッセイ”と同義語〉なら、エッセイと書いてくれたほうがわかりやすいんだけど、やっぱり作文とエッセイは別物。少なくても一流のプロの物書きは、エッセイは書いても作文は書かない。
 いずれにしても、難易度が〈いろいろある文章の中で最も高い〉って、そんなこと書いて大丈夫なんですか。ありふれたことわざなんぞを使いたくなる……我田引水。

【引用部】
 苦手意識克服への第一歩は、授業で実践しているように、まず書いてみること、それに適切なコメントや助言を他から受けること、さらに書き直しながら、書くコツを体で感じ取るようにすることである。(p.19)
〈まず書いてみること〉だけなら、「とにかく書け」派の主張になる。ポイントは、〈それに適切なコメントや助言を他から受けること〉。そういうことを積み重ねるなら、ヤミクモに書くだけとは違い、上達も期待できる。〈適切なコメントや助言〉を受けるためには……やっぱり作文教室とかに通うしかないのね。

【引用部】
 私は教室で「書き終えたら、まず最初の一段落と最後の一段落を全文削除して読み返して下さい」ということが、しばしばである。学生にとっては、いささか暴論のようでショックを受けているフシがある。(p.93)
 最初の段落は〈言いわけ〉のようなもので、最後の段落は、とってつけたような〈抱負〉や〈反省〉であることが多いとか。当然のことながら当てはまらないことも多い。こういう〈暴論〉に近いアドバイスこそ、実例をあげてくわしく解説してほしいとこだ。いくつか例らしきものはあげられているが、微妙にピントがずれていて、イマイチ説得力が感じられない。

【引用部】
 ところで、作文の書き出しの一パラグラフに頻出した“言いわけ”“弁解”あるいは“課題そのものの否定”に関連して、小論文の書き方に触れてみたい。
 学生にとって、試験では作文か小論文かのいずれかが課せられるので、本書で小論文を全く無視するわけにはいかない。
 小論文では、本格的に参考文献を引用したり、各種データを使うなどして持論を構築する重い内容のものは要求されないのが普通である。むしろ雑文に近いとさえいえそうだ。まず気をつけることは、課題にもよるが、作文の書き出しの一パラグラフにあった“課題の否定”“課題を疑問視する”ことを避けて、課題が要求しそうなプラスイメージの線で肯定的な内容で書き進めればよい。反論を書くには、かなり確かな裏付けが必要である。試験場では手持ちの資料を持ち込んで調べることができないので、結局は肯定論の線で書くのが無難といえる。そのためには、作文で私が否定したところの“課題に答える”態度は、小論文では逆に有効である。そして、自分の考える結論に到達するために、極論な論よりも、作文で禁止事項にした“一般論でいわれていること”を“理屈っぽく”理論的に並べたてて置(ママ)けばよい。作文の書き方と正反対でいいのだ。本書で小論文の書き方を軽視してきた理由でもある。(p.100~101)
 何を書きたいのかさっぱり理解できない。小論文の場合は〈作文の書き出しの一パラグラフにあった“課題の否定”“課題を疑問視する”こと〉を避けると書いてあるが、作文の場合もこういうのは避けるのが本書の趣旨のはず。
〈課題が要求しそうなプラスイメージの線で肯定的な内容で書き進めればよい〉ってのも同意できない。「小論文の神様」の意見を聞いてみようか。課題文があったときの対応策として、次のように書いてある。

【引用部】
 メインテーマを読み取ったら、とりあえずノーと言えないかを考えてみることを勧める。ノーの視点を考えないと、課題文を繰り返すだけの迫力不足の文章になってしまう。それでは鋭い知性をアピールできない。まずは、「ノー」の根拠を考えて、それに説得力があれば、真正面からノーで答える。(樋口裕一『ホンモノの文章力』p.82)
 どっちの態度が正しいのかはわからないが、個人的には〈ノーの視点〉を優先させるべきだと思う。そのほうが印象に残る文章が書ける可能性が高い。〈プラスイメージの線で肯定的な内容〉を書くと、たいていつまらないものになる。
 本書のように〈小論文の書き方を軽視〉するのは勝手だが、明らかに作文のほうが高等みたいな書き方には抵抗がある。〈“一般論でいわれていること”を“理屈っぽく”理論的に並べたてて置けばよい〉って書き方には「小論文なんてその程度のもの」って意識が感じられる。少し前には〈むしろ雑文に近い〉なんて書き方もしている。一般的に、作文と小論文のどちらが〈むしろ雑文に近い〉のかは考えるまでもない。
 作文と小論文の書き方の違いは、本気で考えはじめるとかなりの難問になりそう。どちらかというと小論文のほうが対応しやすそうだが、レベルの高い小論文を書くのは簡単なことではない。
 作文を対象にした本書と、小論文の書き方を中心にした『ホンモノの文章力』は、細かく見ていくと対立する部分が多い。両方をウノミにすると消化不良を起こす。『ホンモノの文章力』のほうは小論文の書き方がメインであり、それを応用すれば作文にも対応できるかのように書いている。これはこれで無理が感じられる。要は、専門的に見ると小論文と作文とでは書き方が根本的にかわってくるってことなんだろう(そんなに違うんだろうか)。だったら、ほかのジャンルの文章について、中途半端に語らないでほしい。

【引用部】
 ここで私の“添削モットー”だが、第一に、自分の文章観、もしくは文章に対する好き嫌いで学生の作文の良否を決めつけないように心掛け、人も文章も百人百様なので、できれば、すべてを認めてあげたいという気持ちを貫くこと、第二に、書かれている内容についても自分の先入観を押しつけないこと、第三に、できれば同じ精神状態で百人余の作文を一気に読み通すこと、第四には、“文章の書き方”についてのハウツー本に必ず出てくる些末な(?)注意項目(たとえば、起承転結、“は”と“が”の使い方、“てにをは”、誤字脱字などへの過剰なチェック)は“木を見て森を見ず”になるおそれがあり、これをやり過ぎると、書き手の文章に対する苦手意識をさらに強めかねないので、些末部分はすべて無視すること。最後は、表現、内容いずれを問わず、少しでも良い所を見つけてほめること、である。添削は重労働で、このストレスで体調をこわした友人がいるほどだ。(p.153~154)
 第1文は300字を超えている。ズラズラと列記するとこういうことになり、たいてい主述の関係がおかしくなる。この文の主述はかろうじてつながっているが、決してわかりやすくはない。列記する項目が長いときや多いときは、箇条書きにでもしたほうがいい。箇条書きがイヤなら、1項目か2項目で文を分割する方法もある。
 ちなみに文頭近くの「だが、」は、意味的には順接の「曖昧のガ、」の典型。「だが、」を「は、」に書きかえるほうが無難だ(書きかえると、もともと必要性が感じられない文頭の「ここで」の不要度がいっそう高くなる)。ただし、ここまで一文が長いと、そんな書きかえをしたぐらいではほとんど効果がない。
 内容も問題がある。〈第一〉と〈第二〉の違いがよくわからないし、それにもまして、指導的立場の人の心得としてはあまりにも当然すぎじゃないかね。わざわざこんなふうに書くってことは、ほかのセンセーは〈好き嫌い〉で添削してるんだろうか。好みでウンヌンされたんじゃたまんない。
 第2文で注目すべきなのは〈少しでも良い所を見つけてほめる〉ってフレーズ。無理に見つけてもらった〈少しでも良い所〉をほめてもらって、何かいいことがあるんだろうか。イイ大人相手の態度とは思えない。
 記憶力のいい読者なら、この「イイ大人相手」ってフレーズが前にも出てきたことを覚えているはずだ。個人的には、子供相手とイイ大人相手とでは、文章道の考え方が大きくかわると思っている。ついでだから、まとめておこう(あくまでも大ざっぱに「大人」と「子供」と考えている。デキの悪い大人と才能のある子供を比べると……なんて話になるとキリがない)。
1)名文を読むことをすすめるべきか
「第1章2」で書いたとおり、子供に名文を読ませることにインネンをつける気はない。できるだけ早い時期から、どんどん読ませるべき。極端にいうと、意味なんてわからなくたっていい。
2)比喩を使うことをすすめるべきか
 子供に作文を書かせるなら、好きなように比喩を使わせるべき。「作文を書かせる」ことの是非について、ここで書く気はない。
3)「とにかくほめる」べきか
 教育心理学的な観点だと、「とにかくほめる」ことは有効とされているって話を聞いたことがある。「ピグマリオン効果」とか呼ばれるもので、ほめられた子供ほど能力が伸びるんだって。技術的に適確なアドバイスをするほうが効果的だろう、と個人的には思うけど。
 1)~3)のいずれも、子供相手ならイエス。イイ大人相手ならノーだ。イエスと考えるなら、相手をバカにしている。3)に関しては、作文教室だからしかたがないのかな。授業料を払っているお客さんをあんまりボロクソにけなすと、クレームが出る。
 ついでだから第3文にもふれておこう。そりゃ添削は気を使うことも多いので大変なお仕事なんだろう。でも、〈重労働〉だって自慢されても同感はできない。それと、「体調」は「くずし」たりするもんで、「こわす」のは「体」でしょ。

【引用部】
 私の添削がどのようなものか、わかってもらえたと思う。作文の出来の程度にもよるが、細かい部分には触れず、書き手の言いたいところを見つけ、そこを強く打ち出すために、他の余計な文章をどう削除しながら配置替えしていくべきかを第一に考える。全体の構成の是非を見きわめることに、私は神経を集中させるのだ。(p.158)
 この文章の前に添削の例があるのだが、〈どのようなもの〉なのかはどうにも要領を得ない。こういう指摘を受けて、生徒はどうしているのだろう。
 このあとには、ひどい作文への筆者の対処法が出ている。
「事実や印象の羅列」タイプには〈「あなたの印象が強かったのはどの部分ですか。そこだけを読む人がわかるように具体的に細かく描写してください」と書く〉だけ。「理屈攻め」タイプや「一般論の展開」タイプには〈「あなたの論はごもっとも……」程度のコメント〉をつける。添削以前の作文に対しては、〈逃げの一手として、適当な部分を選び、私の全く個人的で、文章に関係のない意見を一行、書き添える〉ことにしているらしい。相当苦労している様子がうかがえる。作文教室のセンセーもラクじゃない。
 p.169~174のテーマは〈説明文は読み手の感情を封じ込め、描写は解放する〉。趣旨はわからなくはないが、解説には異和感を覚える。〈客観的に、具体的に描写する〉って持論にマッチした例として紹介しているのは、詩人の石垣りんのエッセイ。エッセイの善し悪しにふれるつもりはないが、「主観的か客観的か」と考えるなら、思いっきり主観的な気がする。
 p.170に出てくる〈明日嫁入るという日、美容院へも行かずに済ます、ゆたかでない人間の喜びのゆたかさが湯気の中で、むこう向きにうなじをたれている、と思った〉なんて一文は、かなり主観的だし、かなり技巧的。本書はこういう表現を〈プロの文章にありがちなもので、さも上手そうな“技巧” “気取り”の感じられるもの〉として、排除するんじゃなかっただろうか。好みに合うものなら許容する、って態度はあまりにも主観的だ。

【引用部】
 これについて、『去来抄』(角川文庫)、谷崎潤一郎『文章読本』、井上ひさし『自家製 文章読本』(新潮社)から、各々の主張がどのようなものか抜粋してみる。まず、『去来抄』の中で俳人たちがよく引用する部分だが……。(p.174)
〈これ〉とは「文間」のスキ間のことで、すべてを語り尽くさずに余韻を残すことの重要性を説明している。趣旨はわかるが、高度すぎ。本書は、初級者を対象にしていると思われる。そういう読者層に対して、こういう例を示すのはムチャ。
 こういう記述があることが初級者向けの文章読本にとどまらない「深み」を本書に与えている、ってヨイショもできなくはない。個人的には、「見せびらかし」や「そそのかし」の類いだと思う。
 もうひとつ気になるのは、井上読本の文章を一面的に引用していること。井上読本は、〈物語性や叙事性〉に富んだ作品は文間の余白が深くて広いと主張している。しかし、そうでない場合も紹介し、夏目漱石の文間の空白は〈浅くて狭い〉としている。要は、文体によって違う、ってことだ。一概にはいえないとしている文章の一方だけを引用して、都合よく解釈するのはマズいでしょう。

【引用部】
“文章は書いた人そのものを表している”と、本書の「はじめに」で書いたように、書かれている内容が、陳腐でくだらない、読むにたえないものであったら、その文章がいかに名文であっても、私はその作文(エッセイ)を受け入れられないであろう。(p.178)
 これも趣旨はわからなくはないが、解説には思いっきり異和感を覚える。〈書かれている内容が、陳腐でくだらない、読むにたえない〉名文ってどんなものなんですか。あげられるものなら、例をあげてほしい。そういうのは「名文」っていわないの。「名調子」や「美文」ぐらいなら妥協してもいいけど。

デス・マス体が書きにくいワケ4──デス・マス体のナゾを考えるヒント

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月16日から

 関連日記は下記あたり。
【板外編7】デス・マス体が書きにくいワケ1(No.277)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-277.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1114634130&owner_id=5019671
【板外編7-2】デス・マス体が書きにくいワケ2(No.327)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-327.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1129808325&owner_id=5019671
【板外編7-3】デス・マス体が書きにくいワケ3(No.350)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-350.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1156101470&owner_id=5019671

 テーマトピは下記。
1)【「であろう」の名詞修飾】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=54677808
2)【「飲みます」のタ形は「飲みました」???】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=54271993

 デス・マス体に関してはわからないことが多い。しばしば説明不能な現象が出てくる。
 ちょっと気になったので、メモしておく。
 もんのスゴくいい加減なことを、根拠もなく書く。キッパリ<( ̄- ̄)>

 テーマトピ1)。性懲りもなく●●質問を繰り返している(笑)。このかたの所業に関しては考えたくない。
228)【なんとかならんのか2】☆日本語教師☆
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1507680350&owner_id=5019671
 今回も知恵袋で同じ質問が出ているのは偶然か必然か。しかも最初に見たときには3つあったorz。
【明大生なら1度は行くであろう居酒屋】
http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_quedetail.php?writer=tanabeleisehi

 で、気になったのはトピの「2」のコメント。
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 デスは活用したデシタ・デショウを含めて、確かに連体用法を持ちません。「普通は」どころか「絶対」持ちません。
 しかし、マスは、マセン・マショウは連体用法を持たないにしても、マス・マシタは限られた場合に連体用法を持ちます。
================================
 たしかにそのとおりだけど、なぜ?
 一般には、デアル体の「だろう」「であろう」に相当するのはデス・マス体の「でしょう」のはず。
  1)来るだろう男
  2)来るであろう男
  3)*来るでしょう男
 ここでもうひとつ似た形が想起される。
  4)来るでありましょう男
 少し古風だが、これはアリだろう。
 デス・マス体という言い方をするけど、文末の「デス」と「マス」は歴史が違うはず。「マス」は相当古いが、「デス」は比較的新しい。それ以前は「デス」ではなく「デアリマス」と言ったという話を読んだことがある。軍隊(たしか大元は長州藩だったような……)発の言葉だったような。いわゆる花魁言葉の「アリンス」もこの変形。

 テーマトピ2)で気になったのは、まず「7」のコメント。
================================
「ます」と「です」とは全く異質なのだ。
「です」にも概言形「でしょう」があるのに、否定形、命令形がないのにも理由があるのだ。
================================
「デス」は本来は「デアリマス」。これなら否定形(でありません)も命令形(であれ?/でありませ?)もある。
 ナゾが深まったのは「9」のリンク先。BAのかたが興味深いことを書いている。
「デスはデゴザイマスの末裔」なのか? なんかこのほうが説得力がある。まあ、「デアリマス」と「デゴザイマス」は兄弟みたいなもんだから。でも、末裔と言う割には、「デゴザイマス」は現代でも使うよな。このあたりは谷崎潤一郎の意見を聞いてみたい。ということは下記もアリってこと。
   5)来るでございましょう男
 あと、こんなことも書いている。
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間違っているのは、丁寧体デスは非丁寧体ダに常に置きかえられる、という間違った規則を勝手に想像した日本語学習者です。
「太郎は走らなかった」の丁寧体は、マスの活用が衰退して来た現在では、「太郎は走りませんでした」「太郎は走らなかったです」デスを利用するほかありませんが、デスをダに置き換えた「太郎は走りませんだった」「太郎は走らなかっただ」は明らかにおかしな言い方です。名詞述語文はデスの本分ですが、「太郎は学生ですか?」を「太郎は学生だか?」にするのは明らかにおかしいことです。
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 これはどうなんだろう。基本的には「丁寧体デスは非丁寧体ダに常に置きかえられる」んじゃないかな。むしろ、「太郎は走らなかったです」はナシだろう。↑の【2】に書いたように、個人的には「太郎は走りませんでした」もナシだと思う。あえて書くなら「太郎は走らなかったのです」しかない。


【追記】
 すっかり忘れていた。下記から引く。
【◯◯の日本語相談】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1536187165&owner_id=5019671
「丸谷68 「である」調と「です、ます」調の混在」
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 もともと口語体といふのは明治中期に若い男たち(主として小説家)が血気にまかせて無理やり作った人工的な文体で、まだ百年もたってゐません。成熟してゐないし、生成の過程にある。みんなで工夫する余地が大いにあるし、といふよりむしろ工夫しなければならないものである。(p.68-69)
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 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 口語体全体が「生成の過程」か。困ったもんだ。
 念のため、Wikipediaも見てみた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E
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文体

文は、目的や場面などに応じて、さまざまな異なった様式をとる。この様式のことを、書き言葉(文章)では「文体」と称し、話し言葉(談話)では「話体」[92]と称する。

日本語では、とりわけ文末の助動詞・助詞などに文体差が顕著に表れる。このことは、「ですます体」「でございます体」「だ体」「である体」「ありんす言葉」(江戸・新吉原の遊女の言葉)「てよだわ言葉」(明治中期から流行した若い女性の言葉)などの名称に典型的に表れている。それぞれの文体・話体の差は大きいが、日本語話者は、複数の文体・話体を常に切り替えながら使用している。

なお、「文体」の用語は、書かれた文章だけではなく談話についても適用されるため[93]、以下では「文体」に「話体」も含めて述べる。また、文語文・口語文などについては「文体史」の節に譲る。
================================
 このあとにもいろいろ書いてあるけど、何がなんだかわからないorz。

第1008回「どんな花火が好きですか?」──そりゃ好きですよ。

 派手なヤツのほうが迫力がありますから。
 ドーンな花火が好きです。

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☆冷やかしちゅいったぁ、始めました
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第1007回「夜店で好きな食べ物は?」──夜のお店のポッキーって、意外に洋酒に合います。

 でも夜のお店にはそれ以上のごちそうがあって……。
 グフグフグフッ……やめんか!


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第1006回「今のパソコン何年使っていますか?」──秒進分歩の世界ですから

 何年も前のパソコンなんて化石です。使いものになりませんよ。
 当方の愛用のマシンはまだ48か月くらいしか使ってません。
 ( ̄^ ̄) エッヘン


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マンガ85-86/読書感想文/『四コマ漫画』清水勲 【1】&【2】

 下記の仲間。
【マンガ関連なんでもかんでも】 お品書き
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 どさくさまぎれのPR。
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mixi日記2010年07月21日から

「漫画」という表記にどうにも異和感がある。たしかに昔はこう書いたのだろう。前にmixiニュースかなんかで、漫画がマンガになり、さらにMANGAになって世界に広まった……みたいなことが書いてあった。そこまで書くと●●の気がするが、どうにも「漫画」という字面を見ると、とんでもなく時代がかってくる気がする。
 昔からマンガ評論家と呼べる人たちはいた。ただ、古い世代のマンガに対する認識はちょっとズレている気がする。分岐点は呉智英ではないかと勝手に思っていて、たしか呉智英は古い世代をボロクソに書いていた。ここでそのあたりの話を始めると収拾がつかなくなりそうなんで、中身を見ていく。
 4コママンガにほぼ限定した評論は珍しい。資料としても非常に貴重。ただ……。
 目次を見るだけで、内容が豊富なことがうかがえる。でも……。
  1 四コマ漫画の誕生──江戸時代
  2 西洋四コマの到来──明治時代
  3 新聞連載四コマの登場──大正時代
  4 第一次「新聞四コマ漫画」ブーム──昭和戦前
  5 第二次「新聞四コマ漫画」ブーム──昭和二〇年代
  6 サラリーマンが主役──昭和三〇・四〇年代
  7 「雑誌四コマ」の時代──昭和五〇・六〇年代
  8 不条理四コマ・萌え四コマ──平成から21世紀へ

 個人的に支持できるのは昭和50年代以降かな。それ以前の四コマって……。
 そりゃ『サザエさん』は知っている。実家の物置きにあった数十冊の単行本も読んではいる。でも、おもしろいかと訊かれたら……。
 目次に沿って書くなら、「7」の「二人の天才漫画家の誕生」あたりからはリアルタイムでだいたいわかる。ここで言う「二人の天才」はいしいひさいちと植田まさしのことらしい。いしいひさいちが天才であることに異論を唱える気はない。ただ、植田まさしが同格って言うのは……。

【引用部】
 漫画は一般に、一枚絵漫画の「カートゥーン」とストーリー漫画の「コミック」に大別されてきた。しかし、三〇〇年にわたる日本の大衆漫画(そのスタートは江戸中期の木版刷による戯画本から始まる)の歴史を振り返ってみると、そのどちらにも属さない短いコマ(齣、「一区切り」あるいは「一場面」の意。四角の枠を使う場合が多い)を使った漫画が多数生み出されてきたことも明らかである。
(中略)
 そうしたコマ漫画の中で日本人に最も受け入れられ定着したのが四コマ漫画である。「起承転結」というそのリズムが日本人の感性にあったのかもしれない。このリズム感は東アジアの人々にも心地よいようで、四コマ漫画は中国や韓国でも定着していった。中国の名作漫画「三毛」(張楽平)や韓国の新聞漫画の代表作「コバウおじさん」(金星煥)も共に四コマ漫画である。(p.ii)
 どうツッコミを入れていいのかわからない。
・〈ストーリー漫画の「コミック」〉って言い方はどの程度一般性があるのだろう。「ギャグマンガ」に対する「ストーリーマンガ」ならよく見るけど。あるいは「4コママンガ」に対して「ストーリーマンガ」って言い方もできるだろう。
・「大別されてきた」なんて、そんな話は初めて聞いた。
・大衆漫画って……。漫画にも大衆漫画と純漫画があったのだろうか。そりゃある種のマンガは純文学マンガと呼びたくなるような雰囲気をもっている。でもそれはまったく別の話だろう。
 個人的には四コマ漫画は「起承転結」ではなく「起・承・承・転&結」であるべきだと思っている。そのほうがオチのキレがよくなる。まあ、一般には「起承転結」と考える人が多いので、それでいいや。で、そもそも「起承転結」ってなんの技法か知ってるのかな。元々は漢詩の技法ですよね。「東アジアの人々にも心地よい」のは当然でしょうに。決して4コママンガのリズムが心地よかったわけではないと思うよ。
 どうでもいいけど、「そのスタートは江戸中期の木版刷による戯画本から始まる」って三重言だろうな。

【引用部】
 古代・中世が肉筆による漫画の時代であったのに対し、江戸時代は木版刷による複製漫画が登場するようになり、漫画の大衆化が始まる。現代日本が世界有数の漫画大国であることは、マンガ・アニメが世界中にファン層を拡大し、日本を代表する大衆文化になってきたことからもわかる。しかし、大多数の日本人は日本が漫画大国になったのは最近のこと、あるいは戦後にことだと思っているようである。
 しかし、意外と思われるかもしれないが、日本が漫画大国になったのは江戸末期なのである。
 とくに戯画浮世絵という多色刷漫画文化が世界に先がけて花開いた。(p.2)
 本文の始まりの部分。いくらなんでも最初の一文がコレって。勘弁してほしい。
「しかし、」の連続もマズいでしょうに。
 もうひとつ書くと「日本を代表する大衆文化になってきた」はどうなんだろう。「大衆」がなければ、そのとおりだと思うが、「大衆」をつけると、とたんに否定的なニュアンスになる気がする。
 それは別にして、「戯画」の類いをマンガと考えるか否かは微妙。仮にマンガの一種と考えるとして、「漫画大国」とか「世界に先がけて花開いた」が妥当か否かは判断しにくい。
 
【引用部】
 明治の漫画は、新聞・雑誌という定期刊行物の登場によって、そこに発表の場を得て発展していく。さらに、漫画雑誌という新しいジャーナリズムが登場する。明治七年、仮名垣魯文・河鍋暁斎(きょうさい)が『絵新聞日本地(にっぽんち)』を横浜で創刊した。同地でイギリス人C・ワーグマンによって発行されていた『ジャパン・パンチ』を真似たものである。三号で廃刊になるが、『寄笑(きしょう)新聞』(明治八年)『団団珍聞(まるまるちんぶん)』(明治一〇年)の創刊を促した。(p.14)
 何が書いてあるの? 明治7年に初のマンガ雑誌が登場したらしい。それまではマンガ雑誌はなかったのね。「マンガ大国」なのに。で、3号で廃刊ですか。なんてみごとなカストリ雑誌ぶり(笑)。「マンガ大国」なのに。で、『ジャパン・パンチ』ってのはなんだったの?
 以前から気になっていたことがあって、調べてみた。「ポンチ絵」の語源は?
 不思議なことにいつも見る語源のサイトは2つとも記載なし。フツーの辞書に出ていた。

■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%81&dtype=0&stype=2&dname=0na&pagenum=1&index=20029017155100
================================
ポ ンチ‐え〔‐ヱ〕【ポンチ絵】
風刺や寓意を込めた、こっけいな絵。漫画。
◆英国の風刺漫画雑誌「パンチPunch」からとも、またはこれ にならって文久2年(1862)ごろに英国人ワーグマンが横浜で発刊した漫画雑誌「ジャパン‐パンチThe Japan Punch」からともいう。
================================

■Web辞書(『大辞林』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%BD%E3%82%93%E3%81%A1%E3%81%88&dtype=0&stype=1&dname=0ss
================================
ポンチえ[―ゑ] 30 【ポンチ絵】
風刺を込めた滑稽な絵。漫画。ポンチ。パンチ。
〔補説〕 1862 年頃、画家ワーグマンが創刊した英文の漫画雑誌「ジャパン‐パンチ(The Japan Punch)」に掲載された漫画を称したことによる
================================

 つまり、『ジャパン・パンチ』もマンガ雑誌だったんだよね。
 訳わかんない。で、この『ジャパン・パンチ』が「ポンチ絵」の語源らしい。さらに言うと、『絵新聞日本地』って雑誌名も「ポンチ」と「日本」をかけているんだろな。さらにさらに言うと『平凡パンチ』もこの流れを汲むんだろうか。

 p.29掲載の読売新聞初の4コママンガ(明治25年)に、「袖ふりあふも多少の縁」とある。一般には「多生」で、「多少」は間違いとされる。作者が間違ったのか、当時は「多少」のほうが一般的だったのか。

 p.54~55に大正期に「時事漫画」の細か図別の作品割合がのっている。こういうことを研究している人には貴重な資料かもしれない。少なくともこの時代には4コマが主流ではないことがうかがえる。
  1コマ 501点 27%
  2コマ 167点 9%
  3コマ 266点 14%
  4コマ 350点 19%
  5コマ 103点 6%
  6コマ 304点 16%
  7コマ 14点 1%
  8コマ 59点 3%
  9コマ 39点 2%
  10コマ 16点 1%
  11~33コマ 36点 2%

【引用部】
 近代の新聞漫画発展史を見ていくと、新聞漫画が急にその掲載数を減らしていく年がいくつかある。大正一~二年、昭和一~二年である。それを私は不思議に思っていたが、最近それが天皇逝去による自粛であることに気がついた。(p.68)
 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 そんなことを憶測で断言されても……。そのとおりかもしれないし、単なる偶然かもしれないし。新聞社の話でも聞かないとなんとも言えない。

【引用部】
この作品は米国漫画「猫のフェリックス」を意識しているが、それとは一味ちがってやさしくて愛敬がある“人情味”あふれたキャラクターとして描き、人気を博した。(p.88)
 昭和14年1月~8月に「東京日日新聞」に連載された『ネコ七先生』(島田啓三)の話。実物が転載されているが、どう見ても少し線が汚いフェリックス。極東のよくわからんマンガ家がやったことだから問題にならなかったんだろう。現代の「マンガ大国」でこんな作品を発表したら、ネットで騒ぎになり、連載は確実に打ち切りになる。

【引用部】
連載は昭和一五年から単行本化されてさらに人気を得る。秋玲二は戦後も『よっちゃんの勉強漫画』シリーズ(毎日新聞社)や『サイエンス君の世界旅行』シリーズ(さ・え・ら書房)などを出し、学習漫画のパイオニアになった。この流れは昭和六一年の石ノ森章太郎『マンガ日本経済入門』の大ヒットへとつながり、教養書のコミック化ブームをもたらした。(p.90)
 マンガのジャンルに「学習マンガ」と呼ばれるものがあるのは事実だろう。このあたりは学習研究社あたりに聞かないとよくわからない。でもその嚆矢が戦前ってのはどうだろう。ハッキリとはわからないが、どこかで途切れてないかな?
 さらに言えば、「学習マンガ」が『マンガ日本経済入門』につながるってのも……。
 だって読者対象が違いすぎない? 同じようなもんかな? あれはどちらかと言うと、「学習マンガ」ではなく「蘊蓄マンガ」じゃないかな?
「学習マンガ」の得意分野は「科学」「歴史」あたりだけど、「経済」があってもおかしくはない。でもなぁ……。
 この話はこのあとにも出てくる。

【引用部】
 関西での戦後初の新聞連載四コマ漫画は、『少国民新聞』大阪版(のちの『毎日小学生新聞』関西版)に昭和二一年一月四日から三月三一日まで連載された手塚治虫「マアチャンの日記帳」(図41)であろう。(p.100)
 これは知らなかった。調べてみると、Wikipediaレベルにもちゃんとのっているorz。

【引用部】
現在、日本には五〇〇〇人の漫画家、二万人を越えるアシスタントがいるといわれる。世界最大の漫画家大国である。明治末期に北沢楽天たった一人であった漫画家は現在五〇〇〇人(このうち一割ぐらいが完全な職業漫画家で、残りは他の仕事をしながら作品を発表している)を越え、さらに同人誌に描いている者が一〇万人余いる。彼らが漫画家のアシスタントと共に、職業漫画家の予備軍になっているのだ。(p.129)
 あのね。なんで5000人が2回も出て来るのかは知らない。ちょっと整理するね。
  マンガ家5000人(うち兼業マンガ家が約9割)
  アシスタント2万人
  同人誌マンガ家10万人強
 それなりの根拠があって書いていることだと思うけど、「兼業マンガ家」と「アシスタント」って分けられるのかな?
 同人誌マンガ家10万人ってそんなにいるんだ。
「職業漫画家の予備軍」という意味なら、もうひとつ大切な要素がある。同人誌にも参加していない素人も相当数いるでしょう。うんとイヤな書き方をすると、同人誌マンガ家からプロになる例は、最近はボツボツ出てきたけどまだ限られている気がする。あれはちょっと特殊な世界だから。
 妙なことを考えたんだが、イラストレーターって、ここにはカウントされないのかな?
 たとえば、文章の世界だともう少し歪んでいて、小説家とライターという分け方があり、ほかにもいろいろな人種がいる。たとえば、編集者とライターをどう分けるか。会社に属している記者はどうなる? もっとマニアックなところだと、投稿などで小遣い稼ぎしている人は?

【引用部】
「台湾では漫画は小学生が読むもので、中学生になると親から漫画を読むなといわれる。日本ではそういうことはないのか」と質問された。私は「日本ではある社会的事件から、親は子に漫画を読むな、といわなくなった。どんな事件だと思いますか」と逆に質問をかえし、会場の人々に一瞬考えさせた。そして「漫画家が高額所得者番付に入ってから」というと、会場は大爆笑となった。昭和五〇年代ごろから漫画家が長者番付に毎年顔をだすようになる。(p.144)
 これはさすがに違うだろ。それを言うなら、「高額所得者番付に入るようになってからマンガ家の社会的地位が上がった」ってこと。
 古くは小説家の社会的地位は低かった「男子一生の仕事にあらず」なんて言われた。長らく、アウトローと言えば格好がいいが、社会生活不適合者と見られていた。だってさ。太宰治とか芥川龍之介の末期を考えてよ。ノーベル賞まで貰った川端康成であのザマよ。最悪は三島由紀夫? 
 例外なのはマイホームパパの森鴎外くらいで、夏目漱石も家庭人としてはホニャララだったらしい。問題行動と言えば檀一雄も有名だし。当方のイメージでの最後の無頼派は吉行淳之介。このあたりまでの文士は相当ヤバかった。最近の小説家はすっかりまともな人間になってしまった。一部にはいろいろウワサもあるけど。山●美●とか。
 別に小説家に限ったことではない。役者なんて「河原●食」だったし、芸人あたりはつい数年前までは根深い偏見をもたれていた。
 職業としての社会的地位が低いと起きそうな問題がとりあえず2つある
  1)子供がその職業につきたい、と言ったときに親が反対する
  2)結婚相手の職業として好ましくない印象がある
 昔聞いた話。井上陽水が彼女(たぶん1人目だろう)の親に挨拶に行った。相手の父親は「歌うたいになんか嫁にやれるか!!」とスゴい剣幕で相手にしない。そこで陽水は用意してきた預金通帳を見せる。そこに9桁の残高があるのを見て、相手の父親は黙った。
 マンガ家もひと昔前には安定した生活ができるのはほんのひと握りだった(いまでもそんなに多いわけではないらしい)。
 で、話を戻す。日本の親が「マンガを読むな」と言わなくなったのは、諦めたんだと思う。ただそれだけ。かくして現代ではいい大人が電車の中でマンガを読んでいる。困ったもんだ。当方は仕事がらみだからしかたが読んでるけど、早く卒業したい(泣)。

【引用部】
 昭和六一年には石ノ森章太郎『マンガ日本経済入門』がヒットし、教養書のコミック化が盛んになってくる。それまで「勉強漫画」「学習漫画」というジャンルがあったが、大衆向け教養書のコミック化は新たな市場を開拓していくことになる。(p.145)
 こういう話なら理解できる。学習マンガの流れが〈石ノ森章太郎『マンガ日本経済入門』の大ヒットへとつながり〉って話と、〈新たな市場を開拓していくことになる〉って話がどう折り合いを付けるのかは知らない。個人的には、『マンガ日本経済入門』から始まったとされるマニュアルなんかのマンガ化って現象は嫌い。
 図解が必要なものは図解すればいい。でも文章のほうが簡潔に伝わることをわざわざマンガにする意味がわからない。なんでもかんでもマンガにすればわかりやすいなんて思ってもらっちゃ困る。マンガとしてのおもしろさのカケラもない間延びした説明絵物語は、マンガなんかじゃない。

【引用部】
 こうして昭和五〇年代、二人の天才漫画家が雑誌から誕生した。いしいひさいちと植田まさしである。昭和五三年、『漫画アクション』に連載されたいしいひさいち「くるくるぱーティー」はタイガースやジャイアンツの野球選手・監督などが実名入り、似顔絵入りで描かれた四コマ漫画で、『がんばれ!!タブチくん!!』という題名で単行本になって大ヒットし、「雑誌四コマ漫画」ブームの起爆剤となった。(p.146)
 当方の初めてのいしいひさいち体験はいつだったろう。どこで見たか覚えていないが、実質上のデビュー作である『oh!バイトくん』を見ている。いままでに見たことのない種類のギャグはとてつもなく新鮮だった。それまでの四コマ漫画は、ハッキリ言ってつまらなかった。新聞にのっている4コマは、マンガとは別のものに思えていた。
 本書は「いしいひさいちは現代四コマ漫画の旗手といってよい」「植田まさしはアイディアの天才である」と評し、あたかも二大巨頭にように書いている。個人の評価だからどう書いてもいいのかもしれないが、この2人を同格にするのはやっぱり疑問。
 このあと本書の記述は相当錯綜する。いしいひさいちの朝日新聞への登場を書かずに、植田まさしは昭和57年から読売新聞の『コボちゃん』の連載を始める。『となりのやまだくん』の話が出てくるのは、なぜかp.165。
 その後話は園山俊二、加藤芳郎の妙な逸話。植田まさしの『コボちゃん』、東海林さだおを経ていがらしみきおへ。いったいどんな脈絡なんだろう。
 ふと思ったが、いがらしみきおって、四コマも描けば、フツーのストーリーマンガも描く。これってけっこう珍しくないか?
 ふだんがストーリーマンガを描いている人が、雑誌の企画かなんかで4コママンガを描くことはある。それはあくまで余技の範疇だろう。
 この話は課題にする。
 このあと本書は『オバタリアン』(堀田かつひこ)の話で「7」をしめくくっている。

【引用部】
 雑誌四コマ漫画は単行本化されて作者に高額の印税収入をもたらす。植田まさし・堀田かつひこの作品などがその例である。それに対して新聞四コマの単行本化は「サザエさん」にように長年かけてシリーズ化して成功した例はあるが、一般的に単行本化は販売の面で厳しいようである。
 その理由は、新聞四コマは時事的テーマが多いため、単行本化時にはわかりにくくなるからだろう。それに対して雑誌四コマはギャグ漫画(人間性を諷刺した漫画)が多く、時間が経っても古くならないからだと思われる。(p.162)
 えーと。最近の新聞4コマで言えば、『ののちゃん』(いしいひさいち)とか『コボちゃん』は、時事問題はほとんど取り上げてないと思う。
 新聞4コマの単行本が売れないのは、植田&いしいを起用するまでは、単行本が売れない作家を使っていた影響が大きいのでは。ただ、植田&いしいクラスでもダメとなると、理由はひとつしかない。新聞4コマがつまらないの。
 そもそも、新聞4コマだと下ネタや毒のある表現がむずかしい(スポーツ新聞だと相当エグいのもアリだけど)。この両方を封じられると、けっこうつらいはず。ファミリー(もしくはサラリーマン)を主役しなければならない制約もある。しかも、ほぼ毎日描くという制約も大きい。おもしろい4コマを描きつづけるのは至難の業だよ。候補が浮かばないわけではないけど。

「8 不条理四コマ・萌え四コマ──平成から21世紀へ」に入ると、知っている作品が多くなっていままでとは感じがかわる。それだけ親しみが湧くが、その一方で首を傾げることも多くなる。
 ちょっと話を戻すが、本書の「7」のまとめの部分に以下のような記述もある。

【引用部】
そしてこの時代、いがらしみきおという異色の漫画家が「何かわけのわからない、でもおかしい」という新しい四コマ漫画を創造する。これは彼の休筆宣言で終わってしまうが、それを見た次の世代の漫画家たしの創作の源泉になっていった。「不条理四コマ」はもう芽を出していたのである。(p.161~162)
 こういう見方もアリだろう。ただし、4コママンガ以外に目を向ければ、「不条理マンガ」に近いものはいくらでもあった。
 一般に言われるのは、まず『がきデカ』(山上たつひこ/1974年44号~1980年52号)。このインパクトはスゴかった。
 これに続くのは『すすめ!!パイレーツ』(江口寿史/1977年~1980年)、『マカロニほうれん荘』(鴨川つばめ/1977年~1979年)あたりだろうか。
 ただ、このあたりのギャグマンガは「ナンセンスギャグ」と呼ばれたと思う。それなら赤塚不二夫が……という説はごもっともだが、『がきデカ』以降のギャグマンガはスピード感や空気感が違う。この話もとりあえずパスしておこう。

【引用部】
 平成一年は手塚治虫・田河水泡・秋好馨・那須良輔・小川武が亡くなり、多くの漫画ファンに一つの時代が終わった感を与えた。同じ年、吉田戦車「伝染るんです。」が『ビッグコミックスピリッツ』に連載され、その不可解なギャグが話題と人気を呼び、そうした漫画を「不条理四コマ」と呼ぶようになる。またこの年、秋月りす「OL進化論」が『週刊コミックモーニング』に連載され、長谷川町子以来の女性四コマ作家として注目されはじめた。(p.165)
 一般に「不条理マンガ」の祖は吉田戦車とされる。これは妥当な考え方だろう。
 秋月リサが「長谷川町子以来の女性四コマ作家」というのはなんかの勘違いだろう(後述)。とりあえず、森下裕美をあげておく。本書の巻末の索引によると、〈昭和57年、『ガロ』と週刊『少年ジャンプ』でデビュー〉している。いったいどういうデビューだったのだろう(笑)。

【引用部】
 平成一六年から『コンプティーク』『少年エース』『エース桃組』などに連載された美水かが
み「らき☆すた」は、可愛い少女たちを主人公に、その日常会話のユーモアを四コマ漫画にまとめて評判になる。平成一七年から単行本になり、アニメやゲームにもなって人気を得た。いわゆる「萌え四コマ」の誕生である。(p.166)
 困った。『らき☆すた』ってタイトルくらいしか知らない。絵柄を見るだけでパスしたくなる。「萌え四コマ」って、すでに定着した言葉でしょうか? 
 Wikipediaによると、2002年創刊の「まんがタイムきらら」によって本格化したジャンルらしい。このジャンルでイチバン有名な作品は『けいおん』だと思う。『けいおん』の初出は「まんがタイムきらら」の2007年5月号。2009年8月刊の本書がなぜふれていないのかは不明。

【引用部】
まずキャラクターである。ののちゃんの担任、藤原先生がきわめてグータラな教師として描かれ、毎日勤勉かつハードに働く日本人の本音の具現者としてなかなかの存在感をもって登場する。このようなキャラクターはこれまで新聞では絶対に描けなかった。また、「がんばれ!!タブチくん!!」に登場したタブチくんや広岡カントクが、それぞれ先生役、町医者役として登場、手塚漫画のようなスター・システム(キャラクターの再利用)を導入している。(p.167~168)
〈本音の具現者いしいひさいち〉(p.166~)で、やっと『となりのやまだくん』&『ののちゃん』についてふれている。この連載でこれまでの新聞四コマになかったものがいくつか登場しているらしい。
 どこからツッコミを入れようか。
〈本音の具現者〉って、そんな的外れな褒め言葉をもらってもうれしくないだろう。「まずキャラクターである」にはちょっと驚いた。キャラなしでマンガを描けるのか? あとを読むとわかるが「グータラな教師というキャラクター」という意味。だったらそう書いてね。ただ、新聞4コマに登場するサラリーマンって、けっこうグータラだと思う。町医者のヒロオカ先生も、もっと古くから見ている気がする。

【引用部】
昭和期の長谷川町子・矢崎武子に続く、平成期の女性四コマ漫画作家として、森下裕美と秋月りすが注目される。森下は昭和六三年から平成六年にかけて『週刊ヤングジャンプ』に「少年アシベ」を連載。少年たちの日常生活や可愛いアザラシのゴマちゃんとの交流を描き人気を得る。アニメにもなった。平成一四年から『毎日新聞』夕刊に「ウチの場合は」を連載中。(p.173~174)
 そうか。森下裕美も新聞連載をしているのか。こうなると次の新聞連載の候補はますます絞られる。イチバン起用したいのは秋月りす。だって、サラリーマン&OLが主役で、下ネタも毒もなし……だと彼女以上の作家を思いつかない。ただ、寡作でマイペースな人らしいからむずかしいか。

 新聞4コマが庶民の生活をかいま見る絶好の素材と考える筆者は、巻末に「四コマ漫画の中の消えつつある言葉」をあげている。1年ひとことずつ選んでいるのだが、このラインナップがまた……。
 とくに疑問を感じたものをいくつか。
「おはひにくさまァ…」(大正4年)
「門前市をなし」(大正5年)
「思召(おぼしめし)」(大正7年)
「読めた」(大正9年)
 ※「わかった」の意味。これなんかはバリバリの通常語だろう。
「滅相モナイ」(昭和20年)
「お里が知れる」(昭和31年)
「失敬じゃないか」(昭和38年)
「炯眼おそれいります」(昭和40年)

覆水盆に塞翁が馬

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月20日から

 放っておいたテーマについて書く。なけなしの言語能力を総動員させてしょもないことを書くので、温かい目で見守るように。
 少し前に、サッカー絡みで2つのことわざの話が出てきた。
251)【「こぼれたミルクは戻らない」なんてことわざあるの?】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1364.html
252) 【今度は「塞翁が馬」かorz──だからサッカーの話はもういいって(泣)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1366.html

●「こぼれたミルクは戻らない」
 検索するといろいろヒットする。
 なかには、歌詞に盛り込んでいる例も。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND28723/index.html
 でもなぁ……。
「覆水盆に返らず」は間違いなく昔からある。元々は中国だろう。
「It is no use crying over spilt milk.」(直訳すると「こぼれたミルクのことを嘆いてもムダ」くらい)
 も間違いなく昔からある。
 そう考えると、「こぼれたミルクは戻らない」は両者の混用と考えるのが妥当じゃないだろうか。意味的にはわかるけど。いつ頃から言われるようになったのだろう。
 この関係でもうひとつ疑問に思うこと。一般に「覆水盆に返らず」と「It is no use crying over spilt milk.」は同様の意味とされる。ただし、微妙ではあってもニュアンスの違いがあると思う。
「覆水盆に返らず」は、そもそも下記のような故事にちなむ。
http://gogen-allguide.com/hu/fukusui.html
 似たような言葉に「落花枝に返らず」「破鏡再び照らさず」なんてのもある。もっと身近なのだと、「後悔先に立たず」でもいいいだろう。「一度やってしまったことは取り返しがつかない」くらいの意味。

 一方、「It is no use crying over spilt milk.」も「一度やってしまったことは取り返しがつかない」なんだけど、こっちのほうがポジティブじゃないかな。
「覆水~」は、「だからオマエとはやり直せない」ってニュアンスが強い気がする(だって元はそういう状況でしょ)。
「It is no use ~」は、「だからもう忘れよう」ってニュアンスが強い気がする(だって「嘆いてもムダ」だよ)。
 苦しいかな? 


●「塞翁が馬」
 これをひらがなだけの言葉で表わせ。
 ……「なるようになる」だろうな。
 これは2通りに解釈できる(どっちにしても日本的発想ではない気がするけど、それはおく)。
  1)半ばヤケ
  2)能天気
 2)の意味だと、「どうにかなるさ」なんて言葉も浮かび、すぐに頭の中で「ケセラセラ」に変換される。「ケセラセラ」をWikipediaを調べて愕然とした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%82%BB%E3%83%A9
「スペイン語に由来するフレーズ。正しいスペイン語ではない」ってどういうことよ。
 これを英語にすると、「Whatever Will Be, Will Be」になるらしい。
 こんな言葉聞いたことないよ。「Let It Be」のほうがよっぽどそれっぽい。
 もちろん「Let It Be」を直訳すると「あるがままに」で、もう少し丁寧に訳すと「あるがままをあるがままに受け入れよ」くらいらしい。
 これと「なるようになる」とじゃ全然違うのかな?

テレ135/2作の一騎打ちなのかな?──このクールのドラマ10-7~9-5

 下記の仲間。
【テレビ関係なんでもかんでも お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-780.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1328615584&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月20日から

『夏の恋は虹色に輝く』の初回の視聴率は15.7%だった。
 内容はかなり期待できそう。それが視聴率と結びつくかは疑問だけど。もう少し数字が上がれば、綾瀬はるかの『ホタルノヒカリ2』との一騎打ちになるかもしれない。「食い下がる」がいいとこかな?
 竹内結子って、月9の常連の印象がある。
『ランチの女王』『プライド』『不機嫌なジーン』『薔薇のない花屋』
 と並べて、『ランチの女王』以外は見た。
 どれがイチバンよかったかと言うと、圧倒的に『ランチの女王』。再放送をチラチラ見るうちに、なんとなく全回を見ている気がする(笑)。再放送でもつい見てしまうドラマとしては『恋ノチカラ』と双璧かも(こちらも本放送は見ていないorz)。
『ランチの女王』は、ありえないくらいキャストが豪華。 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%8E%8B
 元ヤンの竹内が転がり込む洋食屋がいけめんパラダイス(笑)。
  父・若林豪/長男・堤真一/次男・江口洋介/三男・妻夫木聡
  四男・山下智久/住み込みの従業員・山田孝之
 さらには三男の親友が瑛太(当時の表記はEITA)、竹内の元カレが森田剛(一応『月下の棋士』の主演)……と現在の主役級がどんだけいるのか。
 竹内結子の役柄もほかのドラマとはちと違う。元ヤンだけあって気が強く、ときには暴力さえふるう。
 
『夏の恋は虹色に輝く』を見て強い既視感があった。
 今度の竹内結子は子持ちでたぶんバツイチ(死別か相当訳あり)。こういう役柄で口が達者なほうが断然いい(惜しむらくは年相応に老けてしまったこと)。松本潤の父で名優(伊東四朗=第1話で急死)の大ファンで、事務所に転がり込む。
 確認すると、脚本はどちらも大森美香でした。
 ホニャララがヘニャララな時期なんだから、このかたには頑張っていただかないと。


【ネタ元】ORICON STYLE
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100720-00000003-oric-ent
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松潤、“月9”初主演『夏の恋は虹色に輝く』初回視聴率は15.7%
7月20日10時40分配信 オリコン

拡大写真
ドラマ『夏の恋は虹色に輝く』で松本潤と共演している竹内結子 (C)ORICON DD inc.
 人気グループ・嵐の松本潤が初の新“月9”主演を務めるドラマ『夏の恋は虹色に輝く』(フジテレビ系)の初回視聴率が15.7%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)だったことが20日、わかった。ヒロイン役の竹内結子とは初共演となり、売れない二世俳優と年上訳あり美女の恋物語が展開する。

夏ドラマ期待度ランキング TOP10

 今年1月に放送された嵐主演の新春ドラマスペシャル『最後の約束』や、4月に3夜連続で放送の同局50周年記念特別企画『わが家の歴史』(共に同局系)での好演も記憶に新しい松本が、同局の看板ドラマ枠・月9でついに初主演。ヒロイン役には、『ランチの女王』『プライド』『不機嫌なジーン』『薔薇のない花屋』(いずれも同局系)など、月9ドラマ常連とも言える竹内が起用された。

 松本演じる主人公・大雅は、大物俳優を父に持ち、自身は二世俳優だが、人気を得られず、コンプレックスを抱えている。“親の七光り”と揶揄されるのを嫌い、自分の見え方を気にするあまり、頭でっかちで理屈っぽい大雅が、竹内演じる悩みなど笑って吹き飛ばす快活な女性・詩織と邂逅。戸惑いながらも恋に、仕事に、情熱を傾ける姿を等身大で描いていく、夏らしい爽快なラブストーリーとなる。
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松潤、“月9”初主演『夏の恋は虹色に輝く』初回視聴率は15.7%
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1281380&media_id=54

出ネ54/あなたを漢字一文字で表すとやってみたよ~

 下記の仲間です。
【出版とネットをめぐるあれこれ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-468.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1234202257&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月日から

 ムダに重いだけでクダラナいアプリが多いなか、やっと信頼に値するアプリを見つけました。

■tobirisuの検定結果
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「tobirisu」を漢字一文字で表すと「華」です

ピクチャ華

▼ みんなもやってみようヽ(´ω`)ノ
『あなたを漢字一文字で表すと』モバイル版
http://ma.mixi.net/19735/?url=http%3A%2F%2Fshindan.apps.communityfactory.net%2Fmobile%2Fshindanapp%2Fdetail%3Fid%3D25215%26accesstype%3D1%26from%3Ddiary

『あなたを漢字一文字で表すと』PC版
http://mixi.jp/run_appli.pl?id=19735&appParams=%7B%22id%22%3A%2225215%22%2C%22accesstype%22%3A%221%22%7D
--------------------

 本名でやってみた。
 ……小栗旬w(レア
 意味不明。あまり大きな声では書けませんが、当方は速水もこみちの身内らしい。

 ペンネームでやってみた。
 ……酒orz

 やはり真の姿がうかがえるのは、mixi内ではHNだけなんですね。

【追記】
 それで思い出したこと。
 数年前に「成分解析」というのが流行った。
http://seibun.nosv.org/
 これもなかなか信頼に値する。mixiとは関係ないから、本名で解析する。
 こんなすばらしい成分構成もめったにないらしい。

*****の86%は純金で出来ています
*****の 10%は情報で出来ています
*****の 3%は気の迷いで出来ています
*****の 1%はマイナスイオンで出来ています

ピクチャ 1

出ネ53/若くて巨乳な女を男が好む──決めつけんじゃねえよ

 下記の仲間です。
【出版とネットをめぐるあれこれ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-468.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1234202257&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月16日から

 男性が「若くて巨乳な女」を好む理由は、そういうことですか。「巨乳な女」って文法的にどうよ、って話はおいておく。
 一見もっともらしいけど、ホントなのかな。なんか納得できないのは元の本を読んでないからなのか、mixiニュースになっているからなのかよくわからん。
「動物行動学」ってどういう学問か知らないけど、疑問点がいくつかある。

1)動物の世界でも、巨乳って人気あるの?
 そういう価値基準は動物の世界にはないでしょ。乳牛の世界ならある? ねえよ。百歩譲って子孫繁栄がDNAに刻み込まれているとしたら、優先するのは安産型巨尻でしょう。生物学的には巨乳なんてなんか価値があるんだろうか。

2)動物の世界で「金持ち」って何よ?
「経済力」という考え方を出した段階で、動物の世界からは離れるだろう。エサをタップリため込んでいるオスがモテる? まさか。メスが強いオスを選ぶのは本能かもしれない。しかし、それは主として腕力のはず。なんか違ってるぞー。

3)美醜の概念はないのか?
 たとえば、クジャクのオスが美しい羽を広げてメスにアピールするらしい。これって強さとか経済力とか関係ありますか? 美醜の問題でしょう。
 人間の場合、選択の大きな要素が美醜になる。だから、若くて見栄えのいい個体が人気がある。男女を問わず。

3)動物の世界はメスがオスを選ぶのが基本では?
 いまあげたクジャクの例が典型だけど、動物の世界では、メスがオスを選ぶのが基本のはず。年中発情しているのは人間だけで、動物の世界では、まずメスの発情ありき、だろう。
 発情したメスによってオスが発情し、はじめてイタすことになる。メスが発情しないことにはオスはどうにもできない。
 これがサルになると少し違うなぁ。そうなると、人間も少し違ってくるのか?
 
 動物に関してとくに詳しいわけではない当方がちょっと考えるだけでも、こんなに疑問が出る。この本は大丈夫なんだろうか。実物を読めばナゾは解けるのかな?

【ネタ元】WEB本の雑誌
http://news.livedoor.com/article/detail/4888863/
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若くて巨乳な女を男が好むワケ
2010年07月16日05時40分 / 提供:WEB本の雑誌


 男性は若くて胸が豊かな女性が好き。女性は金持ちの男性が好き。この説に関して、異論を唱える人は少ないようです。

 でも、なぜ男女によってこうした性質の差が出てしまうのでしょうか? これら理由について、男女の嗜好や差異ついて『科学でわかる男と女の心と脳』の著者・麻生一枝氏は動物行動学的に分析しています。その中の事例をいくつかご紹介しましょう。

●男性がなぜ若い女性を好むのか
 生物学的に女性がもっとも妊娠しやすいのは10代後半から30歳くらいまで。流産せずに無事に出産にたどりつけるのもこの年齢だそうです。だから男性は若い女性、30歳以下の女性を好むのだとか。

●男性はなぜグラマーな女性を好むのか
 これには女性ホルモンの1つであるエストラジオールが関係しているそうです。女性が妊娠するかしないかは、このエストラジオールの量が大きく関係するのだとか。このエストラジオールが多い人は、ウエストが細くて胸が大きい女性に多いことが明らかになっています。つまり、胸が大きくてウエストが細いグラマーな女性は、同時に出産能力も高いという証になるようです。

●女はなぜ金持ちな男を好むのか
 いまのように女性が社会進出していない時代、人類の祖先の女性は子育てに一定期間の時間を取られなければなりませんでした。自分と子どもが生き延びられる生存率を高めるためにも、経済力が高い男性を選ぶようになったといわれています。

 そのほかにも、「なぜ男性は肉体的裏切りに、女性は精神的裏切りに衝撃をうけるのか」「犯罪者に男性が多いのはなぜなのか」「男はなぜ浮気っぽいのか」「女がカジュアルセックスをする理由」など興味深い話題が並んでいます。基本的に男性は「子孫繁栄」、女性は「育児」が行動のよりどころになるようです。

 もっとも、現代の男性たちはより子孫を多く残すために意識的に若い女性を選んでいるわけではなく、避妊を気にしている人のほうが多いのが現状。女性も自分で仕事を持ち、バリバリ働く人が増えています。でも、人類の祖先は若い女性を選んだ男や経済力のある男を選んだ女ほどたくさんの子孫を残しているはず。こうした長い時間をかけて積み重ねられてきた遺伝的要素が、子孫である人類にも受け継がれているのかもしれません。



『科学でわかる男と女の心と脳』
 著者:麻生 一枝
 出版社:ソフトバンククリエイティブ
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若くて巨乳な女を男が好むワケ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1277710&media_id=90

出ネ52/「w」ってそんなに嫌われてるんだ(笑)

 下記の仲間です。
【出版とネットをめぐるあれこれ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-468.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1234202257&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月05日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1530119709&owner_id=5019671

「w」と「(笑)」の意味や違いってのは「Yahoo! 知恵袋」あたりの定番質問。検索するとウジャラウジャラ出てくる。
 意味やニュアンスの違いに関してはWikipediaを見れば出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%EF%BC%88%E7%AC%91%EF%BC%89
 ただし、「w」の「(笑)」の違いなんて正確な定義なんてどこにもないよ。もっともらしいことを語る人はいるようだが、微妙な違いなんて、主観でしかない。
 当方の知る限り「(笑)」は相当古くから使われている。
 朝日新聞の用字用語集には、「(笑)」の使い方についてもっともらしく書いてある(笑)。
 個人的には、「w」は使わない。
 自分で目にしたとき、不愉快なことがあるから。マイミクさんに愛用者がいるんであんまり強くは書きたくないけど、ネットで「w」を使っている人はホニャララな確率が高い。まあ、単なる主観なんでうるさく言う気はないけど。
 記事を見てちょっと驚いた。「嫌い」が65%もいるんだ。
 この質問は2択なのかね。それはマズいでしょ。こういうのは「どちらともいえない」「どちらかというと~」という選択肢もないとさ。ついでに言うと、「(笑)」の好感度も一緒に調べないと意味がないでしょ。「(笑)」は古くさいから嫌い、が8割超えたらどうするのよ。
 とりあえず半数以上は「w」を「好んでない」ことにしよう。
 じゃあ使っちゃダメだよ。「自分はそうは思わない」とか言ってもダメ。文字はコミュニケーションツールなんだもん。半数以上が好まないものをあえて使うのはヘニャララだよ。
 逆説的に言うなら当方は使うべきなんだろうか……シクシク。

【ネタ元】COBS ONLINE
http://career.cobs.jp/level1/yoko/2010/07/w.html
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ネット上でよくみかける「w」。「www」などと重ねて使うケースも多いですが、多くの人は「笑い」を表す記号として使用し、また認識しているようです。実は筆者はこの記号が苦手。使用される文面にもよるのですが、「w」がついているだけで妙に軽々しいような、ちょっとばかにしているように見えてしまう。笑いを表現するのなら、(笑)のほうが好きだったりします。

そう思うのは私だけでしょうか。実際に、コブス読者にアンケートを採ってみました。
調査期間:2010/5/24~2010/5/27
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 155件(ウェブログイン式)


【「w」のこと、好きですか?】

「好き」……35%
「嫌い」……65%

「好き」だと答えた人は、全体の35%。あらまー! 思ったよりも少ない印象でした。「嫌い」という65%が、それを上回る形に。うーん、やや嫌われ者ってことでしょうか?

【「w」のイメージは?】

皆さんの「w」に対する印象を聞いたところ、全体で多かったトップ3の回答はこちら。
「2ちゃんねるやニコニコ動画でよく使われてるので、インターネットに精通している人が使うイメージがある」(男性/20代前半)
「二つぐらいまでならいいと思う。あまりたくさん使っていると嫌な印象」(女性/20代前半)
「(笑)よりも、ちょっと苦笑いや嘲笑など別のものが入っている感じ」(女性/20代後半)

ネット批判や、いわゆる「たたき」のイメージが強いせいか、「嘲笑」、「苦笑」、「失笑」などの印象を含んでいるみたいですね。単純に(笑)=「w」ではなく、ややひねったイメージがついているようです。

【使う人の意図は?】

では「w」を使う人はどんな意図で使っているのでしょうか。

「(笑)と書くのが面倒なときについ使うw」(20代後半/男性)
「自分のネット歴が浅いのを隠すとき」(20代後半/男性)
「(笑)→w、爆笑→wwww。その気分によって数が違う」(20代後半/女性)
「ちょっと小ばかにした感じのとき。相手でなく自分に対しても」(20代後半/女性)
「『ちょっとw』みたいな感じ。『おまえ、自重しろよ』とか、『おいおい』っていうのをふざけた感じで」(女性/20代前半)
「笑いというより、同意をするときの表現だと思ってる。だよね、とか。ぱっとレスをするのに楽で便利」(女性/20代前半)

使用する側にとっても、単純な笑いだけでなく、自嘲や共感などの意味合いを含 んでいるようです。しかし、単に(笑)と打つのが面倒だから、という人も。発信する側と受け手側でのすれ違いがありそうですね。興味深いのは「w」=「同意」という意見。「ぶっちゃけ眠いw」、「w(同意)」こんな感じでしょうか?

【メールで使うのはアリ?】

メールなど、人とのやりとりのなかで使用することをみんなはどう思うのでしょうか?
「メールやTwitterで使うのは引いてしまう。おちょくってる感じがするので、そこで使っちゃダメでしょwって感じ」(男性/20代前半)
「砕けた感じで、フォーマルな内容の文章ではないと判断する」(女性/20代前半)
「Twitterや某掲示板などではありだけど、メールはなし。メールだと、なんだかネットに影響されすぎてるイメージ。デコ絵文字で(笑)があるんだから、それを使ったらいい」(女性/30代前半)
「相手が友人なら、別にどうとも思わない。そうでもない人からされると、引く」(女性/20代前半)

とのご意見。プライベートなメールで使うのは、ちょっと……という人も。逆に、堅苦しい文章に加えて、雰囲気を和らげるのには役立ちそうですが、「特にメールで使うなら(笑)のほうが柔らかくて無難」(女性/20代前半)という声も。うーん、ここまでのコメントを追っていると、なんだか不評な「w」。最後に、【好き派】の声を聞いてみたいと思います。

【好き派】

「私も使っている。(笑)と同じ意味だと思っているので、まったく悪い気はしない。打ち込むのが簡単な『w』は、むしろ便利な記号なのではないのかと思っている」(女性/20代前半)
「メールで使っている人はほとんどノリの良い人ばかりなので、楽しんで見てます」(男性/20代前半)
「うふってしてるときの口元に似ているからかわいらしくていいと思う」(女性/20代後半)
「(笑)を使うより砕けた感じがするので、文章を打った人の心情が(笑)より伝わる」(女性/20代前半)

アンケートでは、「w」を使う人が117人いたのに対し、【好き派】はその半分以下。便利だけれど、少しイメージの悪い「w」。けれど、【好き派】の意見を見ると、やや軽いイメージのある「w」を肯定的にとらえている人が多いように見受けられました。

ふと思いつき、母に「お母さんwww←この記号好き?」とメールしてみると、一言「田んぼ?」と返ってきました。そういえば昔、私も「~」を表す記号だと思っていた時期があります。広く使われ始めたころには、そんなに悪いイメージはなく、(笑)=「w」だと思っていたけれど……。うーん、いっそのこと、今からでも「w」のイメージアップは図れないでしょうか?

(栗林弥恵/プレスラボ)
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ネットでよく使われる「w」どう思いますか?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1264745&media_id=95

マンガ84/『日本の漫画史を変えた作家』──さすがにすごいメンツだ

 下記の仲間。
【マンガ関連なんでもかんでも】 お品書き
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-765.html

 どさくさまぎれのPR。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-242.html

mixi日記2010年07月17日から

 まず、ベストテンをあげておく。

1)【手塚治虫】    ■世界に誇れる日本人
2)【鳥山明】     ■世界に通用する日本のアニメ
3)【藤子・F・不二雄】 ■“使ってみたいひみつ道具10”
4)【尾田栄一郎】   ■漫画の名脇役ランキング
5)【井上雄彦】    ■後世に伝えたい漫画
6)【水木しげる】   ■鬼太郎“妖怪”ランキング
7)【赤塚不二夫】   ■理想の“パパキャラ”TOP10
8)【長谷川町子】   ■理想のファミリーランキング
9)【宮崎駿】     ■日本アカデミー歴代最優秀作
10)【秋本治】     ■新社会人への“指南書”TOP5
10)【浦沢直樹】    ■実写化してほしい漫画

 o( ̄ー ̄;)ゞうう
 さすがに錚々たるメンバーだな。こういう並びにすると、申し訳ないが【水木しげる】【秋本治】は格が落ちる印象がある。こういうことをすると単なる人気投票になることが多いが、これはそうではないようだ。ただ、【水木しげる】が入ったのは『ゲゲゲの女房』の影響が大きいのでは。それはちょっと……。
 ほかに入れたいマンガ家も多い。石ノ森章太郎、横山光輝、ちばてつや、永井豪……。少女マンガからひとり、ってことなら里中満智子だろうか。
「マンガ史をかえた」をどう解釈するかにもよるだろう。 
 作画のテクニックの面でということなら、2人になると聞いたことがある。
 ひとりは【手塚治虫】。コマ割りのやり方とか、キャラクターの作り方とか、現代マンガの原型はこの偉人がつくったらしい。
 もうひとりは大友克洋。この作家が登場した前後でマンガの密度が一変したらしい。もちろんそれ以降でも昔とかわらない密度で描いているマンガ家もいる。○○とか、△△とか……。そういう方々のタッチが旧態依然のものに見えるのも大友克洋の影響だとか。だとすると、ある意味ものすごく罪深い。


【ネタ元】ORICON STYLE
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100715-00000036-oric-ent
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『日本の漫画史を変えた作家』、“漫画の神様”手塚治虫が貫禄の1位
7月16日10時0分配信 オリコン

拡大写真
1位は数えきれない名作を残した【手塚治虫】
 日本が世界に誇る“漫画”文化。これまで、数多くの名作が世に送り出され、世界中で日本の漫画が愛読されているのはご存知の通り。そこで ORICON STYLEでは、7月17日の“漫画の日”に先駆け、『日本の漫画史を変えた作家は?』というアンケートを実施。1位には、戦後日本においてストーリー漫画の手法を確立、現代にまでにつながる日本の漫画・アニメ表現の礎を築いた【手塚治虫】が選ばれた。支持理由として「名作が多い! やっぱり老若男女知られているから」(北海道/10代/女性)という意見が最も多く、『鉄腕アトム』『リボンの騎士』など、男女問わず幅広い世代から愛され続けていることが伺える結果となった。

【ランキング】日本の漫画史を変えたと思う作家TOP10

 1位の手塚治虫といえば、言わずと知れた“漫画の神様”。前述の作品のほかにも『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』など、名作には枚挙にいとまがない。「漫画史を変えたどころか作った!」(東京都/40代/女性)、「有名漫画家や映画監督などに影響を与えているから」(群馬県 /30代 /男性)というコメントからも分かるように、後世に与えた影響は計り知れず、石ノ森章太郎、藤子不二雄、赤塚不二夫などの“トキワ荘”メンバーはもちろん、現役の漫画家でも影響を受けていない作家を探す方が難しいといえるだろう。

 2位には『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』の【鳥山明】がランクイン。1980年代~1990年代の週間売上げ600万部を誇った『週刊少年ジャンプ』(集英社)の大立役者であり、デザイン画から学んだ手法を取り入れた絵のセンス、驚異的な構成力とデッサン力は、多くの漫画家に影響を与え、また同時に嫉妬させた。「ドラゴンボールは世界各国で愛読されているさきがけだと思うから」(青森県/30代/女性)というコメントからも、世界中で鳥山作品が愛読されており、賛否はどうあれ映画『DRAGONBALL EVOLUTION』としてハリウッドで実写化されたことも、その世界的人気を裏付ける結果となった。

 3位には、児童漫画の名作『ドラえもん』の【藤子・F・不二雄】が登場。1969年から漫画が連載され、没後もアニメ作品として継続。「みんなにずっと愛されるドラえもんを描いたのはすごいと思う」(東京都/10代/女性)、「日本の子供に一番夢を与えた人物」(東京都/20代/男性)と大人になる過程で、誰しもが通った“登竜門”的作品として認知されている。常に“童心”を忘れず作品を作り続けてきた氏の想いは、現代の子供たちにも脈々の受け継がれている。

 そのほかには、『ONE PIECE』の【尾田栄一郎】が4位、『SLAM DUNK』『バガボンド』の【井上雄彦】が5位と、“現在進行形”の現役作家たちもランクイン。なかでも注目は、1950年から漫画家活動をスタートさせ、未だ“現役”として活躍する『ゲゲゲの鬼太郎』の【水木しげる】が6位にランクイン。「日本にしかいないだろうと思えて、誰もが想像できるような架空の生物(妖怪)を生み出した人だから」(東京都/30代/女性)というコメントもあるように、古来より伝わる妖怪伝説を豊かな創造力で漫画表現したことは脱帽するしかない。また、「朝ドラを観て日本における漫画の革命児だったんだと思いました」(埼玉県/20代/男性)という意見も多く、現在放送中の『ゲゲゲの女房』(NHK総合)を観て興味を持った人も多いようだ。

 今回TOP10にランクインした漫画家は、日本漫画史にさん然と輝く一等星ばかり。だがランキング圏外にも、確実に漫画史に名を刻んだ作家が数多く存在し、日本漫画界の“層の厚さ”を改めて感じさせてくれる。漫画からマンガ、さらには“MANGA”へと躍進を遂げてきた日本漫画。世界に誇る“お家芸”だからこそ、今後もその名に恥じぬ名作が次々と生まれていく事を切に願いたい。

【調査概要】
調査時期:2010年7月5日(月)~7月8日(水)
調査対象:合計841名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代~40代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
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『日本の漫画史を変えた作家』、“漫画の神様”手塚治虫が貫禄の1位
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1277878&media_id=54

第1005回「夏、花火大会へ行きますか?」──こちらは束用。

 こちらは一輪挿し。さすがに大会ともなると各種揃いますね。
 花ビンが……。

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☆冷やかしちゅいったぁ、始めました
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テレ134/このクールのキーワードはチャラ男&コメディエンヌ?──このクールのドラマ10-7~9-4

 下記の仲間。
【テレビ関係なんでもかんでも お品書き】
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mixi日記未

 このクールがドラマもほぼ出揃いつつある。
 結論が見えてきたような。『ホタルノヒカリ2』の独り勝ちだろう。また綾瀬はるかの株が上がるのか。
 いやその。まだ月9の『夏の恋は虹色に輝く』(このタイトルセンスはなんとかならんか)を見てないけどさ。
 初回16.2%だった『ホタルノヒカリ2』の視聴率が17.4%に上がった。これは最近のドラマでは珍しい。このままジリジリ上げていくのでは……と思わせるほど、あまりにもくだらなくておもしろい。
 このクールの見どころは、男優の「チャラ男」http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1400.htmlに対する女優のお笑いかもしれない。こういう演技をする女優をコメディエンヌと呼んでいいのかな。ちょっと違う気がする。
『ホタルノヒカリ2』の綾瀬はるかはスゴい。コミカルな演技をさせたときの破壊力は抜群の気がする。
 対抗するのは『GOLD』の長澤まさみ。
 この人のお笑いモードは初めて見たかな。グジグジやる役よりずっといい。またそれを責める天海祐希のドSブリがスゴい。「そんな小芝居はいらない」と長澤まさみを制して、自らは延々と続ける。これってどこまでが台本なんだろう。この小芝居のクドさは東村アキコを思わせる。
「穴」扱いになるのが、『日本人の知らない日本語』の仲里依紗。いまノリのノッている仲里依紗をなぜこの枠のこの役で……って疑問はある。その分、コギャル役を気楽にやっているように見える。それにしても、この人の変幻自在ぶりはスゴい。
 このお笑い軍団に、吉高由里子『美丘-君がいた日々-』のドシリアスが、孤軍奮闘でどこまで戦えるか。

『GOLD』の第2話の細かい部分にツッコミを入れてみようか。
 もし子供に金メダルを取らそうと本気で思うなら、競技を選ぶべきだろう。水泳なら、自由形はありえない。日本人が自由形で最後にメダルを取ったのはいつのことだろう。
 陸上も相当厳しい。父親のDNAを信じてレスリングをさせなさいよ。
 天海祐希の娘がコーチ役の反町隆史に好意をもつ。真っ向から拒むコーチ。無能です。バカです。選手のモチベーションを下げるようなことをするんじゃない。スポーツの女子選手は、指導者と(疑似)恋愛関係のほうがうまく行く、ってのは常識じゃないのかね。
 ちっと恐ろしいことを書くと、天海祐希が提唱するビーチャイ、プアチャイって考え方は大丈夫なんだろうか。その筋から「差別的思想」とかインネンがついたらヤバいことにならないか?

 それと、日本語関係で細かいことを。
 第1話で気になったのは「煮詰まっている」。たしか家族非団欒の食事シーンのときに弟が兄を評して使ったような。
 第2話では「ラ抜き言葉」。少なくとも3回出てきた。
「メンドー(を)みれる」(天海)
「虹は見れない」(天海)
「そばにいれる」(天海の兄)
 話し言葉だと「ラ抜き言葉」を使う人が多いので、セリフの中でどうするのかは悩ましい。できれば最小限にしてほしい。もしくは人物によって使い分けるのもアリ。複数の人間に使わせると、「無神経」と言われてもしかたがない。
 ちなみに、個人的には「みられる」を使いにくく感じはじめている。「みることができる」にするか、別な言葉にいいかえるのが正解の気がする。

第1004回「寝るときの温度調整どうしてる?」──企業機密ですから、こんなとこには書けません。

あまり高くするとヘンな粘りが出るんです。
かといって低すぎても……。
季節によっても微妙にかわります。
家業はうどん屋です。練るときの温度には気をつかいます。


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【ちょっとシモネタ?】──男性が喜ぶ手料理

 下記の仲間。
下ネタの保管庫】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-648.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1282655893&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月15日から

 いやー、スゴいわ。この「オトメスゴレン」ってコラムはスゴい。なんでこんなにクダラナイ話を辻から加護へと。
 そもそも、なんで昔から肉じゃがなんだろうね。それがお袋の味か? そんなに人気メニューなのか?
 今回の調査でも、3位か。なんかおかしくないか?
 だってさ。肉じゃがって何もむずかしくないよ。めんつゆとか使ってもフツーにおいしくできる。2位のカレーにいたっては、これ以上ラクな料理はないだろ。
 どうせならもっと難度の高いものを要求しないと。
 ってことで、3位は鮒寿司。これを作れたら偉い。ほめてつかわす。この路線で考えるならクサヤもアリ。これを家庭で作れたらたいしたもの。
 2位は腐りかけた肉を使った美味料理。これも難度が高く、テクニックが要求される。照明とか、衣装とか。そしてモロモロ考えると深い。長期間にわたる幸せが約束される。(←オイ!)
 1位はわかりやすいのにしよう。
 すべての男性に愛される愛情たっぷりの料理。
 ●体盛りでお願いします。
 嗚呼。清で純なtobiクンのイメージが……。

【ネタ元】オトメスゴレン
http://news.livedoor.com/article/detail/4886596/
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男性が喜ぶ手料理ランキングTOP10
2010年07月15日07時00分 / 提供:オトメスゴレン
昔は男性が好む手料理は「肉じゃが」と言われていましたが、今どきの男子はどんな料理が好みなのでしょうか?今は料理に自信がない人も、男性が好む料理をこれからマスターしていけば、イザ!というときに役立つかもしれません。ということで今回は『スゴレン』の男性読者110人に対し、「女の子が作ってくれたら嬉しい手料理」についてアンケートを実施。その結果をランキング形式でご紹介します!

【10位】チャーハン (3票)
「何を入れてくれるのか楽しみ!」(30代男性)のように、具の選び方で味に個性が出るところがいいという声がありました。また、「手際良くチャーハンを炒める人は、仕事や生活面でも要領いいかも。」(20代男性)など、チャーハンを炒める姿をみて、手際の良さを見極めるというシビアな意見もあったので、要領よく調理できるように練習をしておいたほうが安心かもしれません。

【10位】生姜焼き (3票)
せっかく作ってもらった手料理も、期待通りの味でなかったときはリアクションに困るもの。その点、生姜焼きは、「失敗しにくい料理だから、味が変になることはなさそう。」(10代男性)という意見がありました。料理に自信ない人は、生姜焼きを選んでおくと安心かもしれません。とはいえ、油断は禁物。材料や段取りなどは事前に覚えておいた方がいいでしょう。

【8位】ハヤシライス (5票)
「作ってもらったことがないから食べてみたい。」(10代男性)のように、女の子にハヤシライスを作ってもらったという人がそもそも少ないようです。他の女性と差別化を狙うなら、ハヤシライスは狙い目かもしれません。また、「大好物だから作ってくれたらうれしい。」(10代男性)のように、「好きだから食べたい。」というシンプルな意見も。好物の場合、他のハヤシライスと比較されてしまう恐れもあるので、自信がない人は避けておいた方がいいのかもしれません。

【7位】すき焼き (8票)
「一緒に鍋を囲む感じがいい。」(20代男性)、「自分も手伝えるから、連帯感が生まれるかも。」(30代男性)など、すき焼きを通じて、二人の距離が縮まるかもしれないという意見が集まりました。付き合いたてのカップルや、気になる男性を家に招待したときなどにオススメの料理と言えるのかもしれません。作るところから二人で楽しむようにするのがポイントです。

【6位】パスタ (9票)
「どんな仕上がりかで、料理のセンスがわかるかも。」(10代男性)、「大好物だから。自分でもつくるけど。」(20代男性)などの声が集まりました。パスタは男性も作れる手軽な料理なので、ハイレベルなものが求められる傾向にあるようです。もし作るなら手の込んだものにするといいでしょう。また、自信がない人は避けた方が無難かもしれません。

【6位】グラタン (9票)
「結構手間がかかりそうだけど、それでも作ってくれるのが嬉しい。」(20代男性)など、グラタンの手がかかりそうなイメージが人気の理由のようです。自分のために彼女が尽くしてくれたと感じる男性が多いのでしょう。そのせいか、ハイレベルな味を求める意見は目立ちませんでした。また、「冬にあったかいものを作ってくれると、気持ち的にも暖かくなる。」(30代男性)という意見もあったので、季節的には冬がベストかもしれません。

【4位】味噌汁 (12票)
「単純だけど、一番個性が出る家庭の味だから。」(30代男性)、「結婚後のことを想像できるから。」(20代男性)など、味噌汁で彼女の味の基本を知ろうとする男性が多いようです。作り方はシンプルですが、具材の選び方や味の好みが分かれるので、気軽に作っていい料理ではないのかも。ある程度、彼の好みを知ってからトライした方が安心かもしれません。

【3位】肉じゃが (14票)
「煮物料理をおいしく提供できる子は、基本的に何を作ってもおいしいと思う。」(20代男性)など、和食を作れる女性は料理上手に見えるという意見が目立ちました。また、「家庭的な料理を作ってほしいから。」(20代男性)など、肉じゃがの家庭的な味を期待している男性も多いようです。和食の基本料理として、作り方を覚えておいても損はないかもしれません。料理上手をアピールするのにも有効です。

【2位】カレー (18票 )
「あまりミスをしないから。」(10代男性)、「一番好きな料理だから!」(10代男性)など、10代の男性を中心に支持されたのがカレー。単純にカレーが大好きな人が多いことと、彼女が失敗しにくいことが理由のようです。ただし、20代、30代くらいになると「自分も作ることができるから、どんな創意工夫があるのか見てしまう」というシビアな意見もありました。普段から自炊をしている男性に振る舞う場合は、少し手の込んだ一品をつくる必要があるかもしれません。

【1位】オムライス (22票 )
「最後にケチャップで文字や絵を描いて遊べて楽しい!」(20代男性)のように、仕上げにケチャップでハートを書いたりなど、ラブラブな雰囲気を楽しめるところがいいという声が集まりました。また、「オムライスはなんとなく女の子っぽさを感じるから。」(10代男性)という意見からもわかるように、オムライスを女性らしい料理だと考える男性が多いようです。また、味に関しての要望は少なかったので、オムライスは初心者にも狙い目の料理と言えるでしょう。作ったことがない人は、トライして損はないかもしれません。

今回ご紹介した中に、実際作ったことがある手料理はありましたか? また、他にはどんな料理が男性に喜ばれるのでしょうか? みなさんからのご意見をお待ちしております。(外山武史)
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男性が喜ぶ手料理ランキングTOP10
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1276475&media_id=76

体言止めの使い方【3】

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月14日から

 直接的には下記の続き。
【板外編 10】体言止めの使い方【1】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-769.html

体言止めの使い方【2】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1407.html

体言止めの使い方【3】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1408.html



 体言止めに関してネット検索してみた。
 例によってロクなものがない……と書くのは傲慢なので少し改める。当方な検索能力ではロクなものが見つからない。どっちにしても同じこと? 当然のことながら、体言止めを分類して考えているものなどない。

【文末表現の使い方】
http://www.yamanouchi-yri2.com/yrihp/tgb-04/tgb-04-04f.htm
 書いてあることはごもっとも。できればもう少し簡潔に書いてほしいけど。で、「体言止め」に関して実質的にどう書いてあるのか、当方の読解力では判断できない。
 
【73 体言止め(2004年9月27日)】
http://www.nanzan-u.ac.jp/~mizutani/essay/taigendome.shtml
 書き手は大学の先生らしい。
 これはいろいろ書いている「エッセー」のひとつで、目次は下記。
http://www.nanzan-u.ac.jp/~mizutani/essay.shtml

 体言止めをかなり嫌っている様子がうかがえる。
 ここに引いてある体言止めの連続の例はすさまじい。ここまで行くとギャグになっている。
================================
■熊本市生まれ。そのまま修復の道へ。東京芸大の保存科学コースを聴講。二十四歳のとき、夫と渡英。ナショナルギャラリー、大英博物館・・・。海事博物館で働けることに。展覧会での仕事が入ってくるように。月に半分出張することも。長女の出産は展覧会の期間中。三十二歳で有限会社を設立。すぐ入院。(140文字)
(野村由美子「彼女たちのストーリー 岩井希久子さん(47)絵画修復家」『中日新聞』2003年8月3日付朝刊9面)
================================

 ただ、「体言止め」と「尻切れトンボ文」の修正例には疑問を感じる(とくに「展覧会での仕事が入ってくるよう、月に半分出張することもあった」の部分)。仮に当方がやるなら下記くらいになる。
================================
■熊本市生まれ。そのまま修復の道へ入り、東京芸大の保存科学コースを聴講する。二十四歳のとき、夫と渡英。ナショナルギャラリー、大英博物館などを経て海事博物館で勤務する。展覧会での仕事が入るようになり、月に半分出張することも。長女の出産も展覧会の期間中だった。三十二歳で有限会社を設立するも、すぐ入院することに。(153文字)
================================

 イジったのは文末関係だけだが、よくわからない点は多い。仮にこんなゲラが回ってきたら「疑問出し」の書き込みでゲラの余白がなくなる。いくら略歴だって、この文章はヒドすぎる。
「そのまま」って何? 生まれたときから「修復」ひと筋なの?
「修復の道」って何? 
 修復の道に入ってから東京芸大に入学したの?
 ナショナルギャラリー、大英博物館は働いたの?
「海事博物館」ってイギリス国内?
「働けることに」ってどういう意味合い?
「展覧会での仕事」ってどういう意味?
「すぐ入院」って何? 
 現在入院中ですか?

 1か所だけ「後ろのシタが省略されている形」の「渡英。」を残した。もしこれを嫌うなら「渡英した。」ではなく「渡英し、」にして少し文をイジるべきだと思う(一文が長くなるのでやめておいた)。
 この文章はおそらく、岩井さんの略歴だろう。
 この文を見て思い出した。略歴とか年表は、体言止めが頻出する。年表などはなんでもかんでも体言止めになっている。そういう特殊なものの場合は「後ろのシタが省略されている形」を使うのもアリかなと思う。
 あと、体言止めが目立つのは辞書・百科事典の類い。文末の「ダ」「デアル」はまず使われない。しかし、「後ろのシタが省略されている形」はめったに出てこない。だからこの2つは分けて考えなきゃダメなんだって。

体言止めの使い方【2】

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月14日から
 直接的には下記の続き。
【板外編10】体言止めの使い方【1】(2009年11月06日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-769.html

 ちと思うところがあって、体言止めについて書く。
 まず体言止めとは何か、というところから始めたい。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E4%BD%93%E8%A8%80&stype=0&dtype=0
================================
たい‐げん【体言】
単語を文法上の性質から分類したものの一。自立語の中で、活用がなく、主語となることのできるもの。品詞より上位の概念を表すために用いられ、一般に名詞・代名詞の2品詞に細分される。なお、学説により、名詞・代名詞・数詞の3品詞に細分することもあり、また、形容動詞を認めずに、その語幹に相当するものを体言に含めることもある。⇔用言。
================================
たいげん‐どめ【体言止(め)】
和歌・俳諧などで、最後の句を体言で終わらせること。余韻・余情を生じさせる効果がある。名詞止め。
================================

 まあこういうことになるよね。早くも挫折しそ。
 まあ、あんまりむずかしく考えるのはやめよう。文章などが「名詞的なもの」で終わる形……くらいで許してもらおう。元々は「和歌・俳諧など」で使われたのだろう。ただ、現実に即して考えると、当方は和歌も徘徊(←オイ!)も嗜まないが、体言止めはけっこう使う。
 世間一般で考えても、フツーの文章のレトリックのひとつとして広まっている。とくに、記事の見出しなどは体言止めになっていることが非常に多い。
 今度はWikipediaを見てみる。

■Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%AE%E8%BE%9E%E6%8A%80%E6%B3%95#.E4.BD.93.E8.A8.80.E6.AD.A2.E3.82.81
================================
体言止め

体言(名詞・名詞句)で文章を終えること。名詞止めとも称する。言い切らずに、文の語尾に付ける終止形を省き、体言で止めて、強調させたり、余韻を残すことをいう。もともとは俳句や短歌の技法だったが、1990年代に若年層で流行した。それ以前から星新一をはじめとする小説家が著作で盛んに用いており(例:「私は科学者。実はこの…」)、このことも影響しているであろう。

特に感動を表現するために、例えば「水が流れる」という文の主語・述語の順番を逆にして「流れる水よ」のように体言で止める言い方を、喚体句という。
================================

「1990年代に若年層で流行した」のか。知らなかった。
 当方の漠然とした感覚で書くと、それ以前から、若年層は使っていた。年配者は嫌う人が多かった。いい加減な文章を書く人は使っていた。ちゃんとした文章を書く人は嫌う人が多かった。この傾向はいまでもかわらないと思う。ただ、現実には体言止めの文章を目にする機会は圧倒的に多くなっている。
 理由は簡単。インターネットの普及によって、若年層のいい加減な文章が人目にふれるようになったから。これをきわめて簡潔に表わすと「バカが意見を言うようになった」http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-925.htmlってこと。

 辰濃和男は『文章の書き方』(p.183)で次のように書いている。http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-768.html
================================
 歯切れのいい文章にしたい、という理由もあるのでしょう。体言止めを使うといかにも新聞記事らしくなるから、という人もいるでしょう。たしかに、体言止めを上手に使うことで、独特の味をだした新聞記事があることは認めます。ですから体言止め、助詞止めをいっさい使うなというつもりはありません。乱用はいかがなものかといっているのです。
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 本多勝一は『日本語の作文技術』(P.217)で次のように過激に決めつけている。http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-137.html
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 例外的な場合とか特別な目的がある場合は別として、第一級の文章家は決して体言止めを愛用することがない。体言止めは、せまい紙面でなるべくたくさんの記事を押しこむために、たぶん新聞で発達した形式ではないかと思う。(中略)
 素直に考えてみよう。いったいだれが、実際の会話の中で「…… 景気は回復。」とか「……という前提での予測。」というような体言止めの話し方をするだろうか。そんなに体言止めが好きなら、カギカッコをはずして間接話法にすればよろしい。
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 要点は2つだろう。
・第一級の文章家は決して体言止めを愛用することがない
・会話の中で体言止めを使うのはとくに不自然
「多用するのはよくない」というのもほぼ事実だが、「多用」か否かを示す指標がないので、どうしても論調は弱くなる。
 これが一般的な年配者の意見。そのとおりだと思うから逆らう気はない。
 個人的な話をすると、当方は若い頃はあまり体言止めを使わなかった。「いい加減さ」や「第一級の文章家でないこと」にかけては人に後れをとる気はないんだけどさ。
 ある時期からかなり意識的に体言止めを使うようになった。それだけ文章がくずれてきた……という可能性を否定する根拠はない(泣)。それでも、自分なりのルールは決めている。
 〈【板外編10】体言止めの使い方〉に書いたことから引く。
================================
  1)後ろのデス(デシタ)が省略されている形
   例 体言とは名詞、代名詞などの総称のこと。
  2)後ろのシマス(シマシタ)が省略されている形
   例 自然の美しさを実感。
  3)「倒置」によって生じた形
   例 東京郊外のターミナル住宅地、二子玉川園。
================================

 この3つの種類のうち、2)は基本的に使わない。3)はどうしても技巧的な感じになる(「クサくなる」と言ってもいい)ので、注意して使う。1)は、デアル体の文章に関してはほとんど体言止めにしている気がする。仕事で書く原稿とプライベートの文章では相当違ってくるけど。
 非常に素朴な疑問なんだが、3)についてふれた文章を見ることはあるけど、1)と2)の違いについて書いてある文章を目にしたことがない。
 ↑の『日本語の作文技術』の文章も、1)と2)を区別していない。
「……景気は回復。」は2)だろう。
「……という前提での予測。」は1)だろう(「……という前提で予測。」なら2)になる)。
 これをいっしょくたにするのはマズいでしょう。1)と2)とでは読んだときの印象がかなり違う(はず)。

【続きは】↓
体言止めの使い方【3】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1408.html

◯◯の日本語相談

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月12日から

 ちょっと必要があって、古い書籍を再チェックしている。
 朝日文芸文庫から出ていた「日本語相談」のシリーズで、1995年に刊行されている。
 元々は「週刊朝日」の誌上で、読者からに相談に答えたもの。
 これを読むとね。mixiの日本語関係のコミュでおなじみの質問がゾロゾロ出てくる。話が逆か。昔はこういう質問をできる場所はこういうとことしかなかった。いまはもっと手軽に訊けるから、無節操に「教えてちゃん」が登場する。最近の問題を別にすれば、日本語に関する疑問なんて、同じようなものになって当たり前。
 mixiの状況も相当ヒドいと思ったけど、「yahoo! 知恵袋」はもっと悲惨。定番の質問は何百回も繰り返されている。さらに同様の質問サイトがいくつもあるんだから、ネットの闇がどこまで深いのか想像もできない。
「◯◯の日本語相談」は、回答者が一流だけあって、妥当な回答をしている(なかには疑問を感じるものもあるけど)。ハッキリとした答えが出ない場合も多い。そりゃ言葉の問題だから当然。いろいろメモしたいことがあるけど、あっちこっち犬耳ってるってことは、当時読書感想文を書いているはず。また古いデータのフロッピーを引っくり返すしかないのか(泣)。
「◯◯の日本語相談」で曖昧に終わったテーマが、質問サイトで明快な答えが見つかることもある。あれはいったいどこのドイツがスペインに負けて3位に終わった悔しまぎれに、何を根拠にあんな珍説を断言調で語るのだろう。それが説得力があるように見えたりすると定説化する(笑)。この件に関して書きはじめると長くなるのでパス。
 有象無象の回答のなかには、すんごいものも多い。どんだけ「書きたいちゃん」がいるのか薄ら寒くなる。別に「書くな」と言う気はないが、「ウソは書かないでほしい」と思う。
 記憶力が腐りかけているので、「◯◯の日本語相談」の目次を入力した。【 】部は傍点がついていたもの。項目名の頭にあるのはページ数。通し番号にしてもいいんだけど、せっかくチマチマ入力したんだから生かしたかった……。ウソです。Excel使ってるんで、ノンブルはほぼ自動。ルビもほぼ自動で入れられる(PHONETIC関数くらい知ってるもんね)。

 目次を見るだけで、mixiで目にした質問に関係する事項がいくつもあるのがわかる。全ページスキャンしてアップしたくなる(笑)。
・井上33 謙譲語「申す」と丁寧語「申される」
・井上113 「人がいました」と「人がありました」の違い
・大岡233 「二の舞」は踏まないで演ずるもの
・大野17 犬にエサをあげる? やる?
・大野85 自分が聞くのに「【お】聞き」とは?
・大野138 一【パツ】がなぜ二【ハツ】になるのか?
・大野198 「になる」より意思鮮明な「となる」
・大野202 負ケズギライの「ズ」
・大野271 室町時代からあった「……ヲ……タイ」
・丸谷64 句読点の打ち方に決まりはあるか


●井上ひさしの日本語相談
9 諺・格言は古くさいか
13 親切過剰の掲示の不思議
17 ニホン、ニッポン、どっち
21 「……的」の的確的使い方は?
25 四大美人とはなぜいわないの
29 他人のパンツでレスリング!?
33 謙譲語「申す」と丁寧語「申される」
37 紋切り型をどう思いますか
41 「より」と「から」正しいのはどちら?
45 「一番最初」「いま現在」は間違いか
49 シッチャカメッチャカの由来
53 万国共通の「アー」ト「ウー」
57 『サラダ記念日』について
61 言葉遊びにをする人間は異常なのか?
65 虫でもないのに虫編をつけるのは?
69 方言を正確に文字化できるのか
73 日本語の音はいくつあるのか
77 どうして「上手」「下手」というのか
81 「すみません」だらけの世の中に?
85 なぜ「キラキラ」はカタカナなのか
89 連語で、なぜ清音が濁音になるか
93 日本製漢字について教えてください
97 名詞なら何でもすり寄る動詞スル
101 ○◯チョウと××マチの違いは?
105 接頭語「小」の働きを教えて下さい
109 ニワニワニワノニワトリガイル!!
113 「人がいました」と「人がありました」の違い
117 いまも使われる「源氏名」って何?
121 祖先の清浄感覚が濁点を忌避した
125 「動作名詞」が決め手のサ変動詞化
129 当て字は「文化」を移しかえる力業
133 もともと無理な外来語の日本語表記
137 擬音語、擬態語は外国語にも多いのではないか
141 ノデアル文が幅をきかせる世の中
145 形容動詞が継子扱いされる理由は
149 大地震をなぜオオジシンと読むか
153 「自民党【さん】」という「朧化」表現
157 「われ」「自分」がなぜ二人称?!
161 異字同訓は制限・禁止ではなく目安
165 前提が整って生きる語尾「らしい」
169 気にするな略語ばやりは時の流れ
173 あて字は「見る言語」のエネルギー
177 目線は視線よりも人工的で計画的
181 子どもの「辞書」に必要な汚い言葉
185 なんとなく「彼女」には抵抗が……
189 「米」が「コメ」と書かれる理由は?
193 「うれしかったです」は間違いか
197 「誤用」が社会的に認知されるとき
201 下手な役者はなぜ「大根」なのか
205 時代で変わってきた「素敵」の意味
209 「繋げていきたい」は許されるか?
213 アパレル業界から生まれた「定番」
217 なぜ船は「泳ぐ」といわないのか
221 「……ちゃん【の】ばか」にある敬意と友情
225 【いい】と【よい】はどちらでもいいのか
229 問いを作り、答えが表れる助詞「は」
233 かっこの中の句点はなぜあるのか
237 「形容動詞」とはいったい何だろう
241 固い、堅い、硬いはどう違うのか?
245 興行の最終日を千秋楽というわけ


●大岡信の日本語相談
9 なぜ日本精神で大和魂なのか
13 カンコクカン? なんだ、それ?
17 結婚式のスピーチの傾向と対策
21 「小一時間」は古くさいでしょうか
25 政治家の「遺憾」はイカン?!
29 やっぱ、ヤッパ、ヤッパシ
33 詩歌で造語をするときの心得
37 「ナスビ」は「方言だから誤り」ですか
41 伝統文化に由来する色名の不思議
45 読点入り、破調、句読点の短歌
49 作家の雅号の時代背景
53 なぜ、「どうして」を使うのか
57 日一日はヒヒトヒかヒイチニチか
61 なぜ、嘘は赤い色をしているのか
65 どうして詩を勉強させられるのか
69 現代人は繊細な感覚を失ったのか
73 和歌を数えるのに【首】を使うのは?
77 「いいかげん」は良いのか悪いのか
81 【男】より【男性】のほうが尊称では?
85 「ロマン」の本来の意味を知りたい
89 どうすれば上手に手紙が書けるか
93 花見酒はなぜ桜の樹の下でなのか
97 「陛下」など尊称になで【下】がつく?
101 外国固有名詞の漢字の当て方は?
105 「耳をそろえて」の耳って何ですか
109 歌枕=地名にはどんな意味が?
113 「六」の字を軽んじてはいけません
117 「……したいと思います」は耳ざわり
121 欧米人の身振りの大きいわけは?
125 「なまぐささ」回避法にも時代の差
129 梅の花も花なのに、なぜか花は桜花
133 「落ちる」より降るが正しい雨や雪
137 お役所臭い! 新聞の「としている」表現
141 なぜないの? 「今日は」の丁寧語
145 「頁」をページと読ませた奇妙な転用
149 自由詩が持つ散文と違う「不自由さ」
153 息をせよ 休憩もせよ わが息子
157 自信がないので逃げてる「感じ」
161 罪もないのにいじめられる桃の花
165 「だわな」は永田町方言「だわな」
169 「おいしい話」はまずくないか?
173 於茂志呂志、岩戸があいて面白し
177 辞書も「一定の」誤用は認めます
181 「ない」が逆に強い肯定を表す
185 「お挨拶に代える」ものは……
189 「和歌」と「短歌」はどこが違う?
193 あなたの「ガ行」の発声はいか【が】?
197 証書や賞状に句読点がないわけ
201 「おめでとう!」に過去形はない
205 相手を呼ぶのにふさわしい言葉は
209 「アタラシ」は昔「アラタシ」だった
213 「ぶらんこ」はなぜ春の季語なのか
217 閑話休題(それはさておき)、ルビの発生を考える
221 接頭語ひとつで変わる言葉の妙味
225 「怒る」と「叱る」の微妙な違い
229 女性の敬称に「氏」ではおかしい?
233 「二の舞」は踏まないで演ずるもの
237 「素」を【ス】と読むのと【ソ】と読むのでは
241 なぜ【黒】髪を【みどり】と表現するのか
245 「メニューの【ほう】」にある曖昧な敬意
249 「書き上げた」のに「書き下ろし」とは
253 「多数」と「大量」の意味の違いは?
257 「こだわる」は寂しい心象
261 「旗【色】がよくない」の【色】はどんな色
265 「【ものすごく】きれい」はおかしい?
269 花婿、花嫁の「花」はどんな意味?


●大野晋の日本語相談
9 どうしてェ そうなるのォ
13 「ハクショーン」「えいっ、クソ」
17 犬にエサをあげる? やる?
21 すごく、とても、非常に面白い
25 見レル、起キレル、出レル
29 再び「見レル、起キレル」
33 正しい標準語はどこで話すの?
37 万葉時代に方言の歌はあったのか?
41 「宛て字」を使い始めたのはいつ?
45 きちっとした文章を書くために
49 五十音はいつ作られたのですか?
53 変な発音に気がついていない
57 「殿」と「様」にはどんな違いが?
61 「あっさり」が作られた時代は?
65 町と街、木と樹、飛と翔などの違い
69 古代人と会話ができるか?
73 なぜ、古文などを学ぶのか?
77 セを【シェ】と発音して笑われた
81 一ケ月の「ケ」はなぜ「か」と読む?
85 自分が聞くのに「【お】聞き」とは?
89 なぜ、「どこ【え】」と書かないのか?
93 同じ漢字なのに日中で意味が反対
97 「々」などの繰り返し記号の由来は?
101 手紙の最後にカシコとありますが?
105 わが竹下首相はカをクヮと発音しますが?
109 簡約日本語はヤメサマセント?!
114 嘘を【つけ】つけというのに嘘を【つけ】とは?
118 ラ行とパ行の言葉が少ないのは?
122 なぜ、平仮名から習い始めるのか?
126 親父、オフクロはどこから来た?
130 「大きなお世話」と「大変お世話に」の違い
134 なぜ甲ではなく乙な味なのですか?
138 一【パツ】がなぜ二【ハツ】になるのか?
142 クダルくだらぬ、ツマルつまらぬ?!
147 「ている」と「てある」はどう違う?
151 「オマエ」も「貴様」の道を辿る
156 係り結びの由来を教えてください
161 行く、来る、居るがみなイラッシャル
166 アルが動詞で、ナイが形容詞とは?
170 「秋も深まる」はどうしても「も」
174 「日本語源学」はどうなっているのか?
178 「白い」「黒い」は生まれた時代を反映
182 官民一体で進めた「ルビ廃止」の今
186 「ツ」の次元は「川」ではなく「州」
190 社会の乱暴な風潮が「やる」に反映
194 ネタム男も多いのになぜ「嫉む」?!
198 「になる」より意思鮮明な「となる」
202 負ケズギライの「ズ」
207 内臓を表すヤマトコトバの行方
212 「はい結構です」「もう結構です」
217 日本人はなぜ外国語学習が下手か?
221 日本語と同じ語順を持つ言語は?
226 方言蔑視の風潮は、なぜ、いつから?
230 形容詞の語尾につく「い」と「しい」
234 「をかし」が変わる、おかしいな?
239 あなたのお名前、なんて読むの?
243 「みたい」は品格がないみたい
247 再説「一ケ月」のケについて
251 わが愛妻にコンニチワは変ですか?
255 形容詞の表現力広げた語尾「な」
259 「あたふた」を漢字で書くと……
263 再び鼻濁音「ガギグゲゴ」について
267 肯定判断を強調する「……で【は】ある」
271 室町時代からあった「……ヲ……タイ」
275 「君の【こと】好き」の【こと】は「儀」から
279 「とか」が最近やたらに目立つ【とか】
283 授受の動詞にも当事者の上下関係
287 命令形「見レ」「食ベレ」は方言です
291 【いいじゃないの】は何故ほめことば?
295 「お醤油を【切らす】」の「【切る】」を切る
299 文末まで「判断」を待ちきれないか?
303 時代によって変わる「母音」の数
307 戦後広まった「とてもじゃないが」
311 「防人」は本当に歌を詠んだのか?
315 「行ッチャッタ」敬意がある理由
319 どう使い分ける「人」のニンとジン?
323 一人称代名詞の日本語と英語の違い
327 古い「も」と新しい「も」の使い方は?
331 東と西の言葉は昔から違っていた?
335 「いまいち」が『広辞苑』に加わる理由?
339 【決まっていること】を表す助詞「もの」
343 「原」の字が「源」の意味になるわけ
347 「アスコ」は「アソコ」の東京訛り
351 バスが着かないのに【来た】、【来た】とは?
356 信長は助詞を使わなかったのか?
360 「【聞】き酒」や「香を【聞】く」の意味は?
364 辞書を作る人は「著者」でいいのか?


●丸谷才一の日本語相談
9 チャールズ皇太子に失礼よ
13 植物図鑑か、文学か
17 手紙を「拝啓」で始めたいが
21 「読書感想文」が書けません
24 再び「見レル、起キレル」
28 「魚でいい」のと「魚がいい」
32 デレビではピッチャー、新聞は投手
36 黄色以外の声の色は?
40 「【お】心配なく、【ご】元気で」?!
44 丁寧はテイネイかテーネーか
48 四条はヨンジョウかシジョウか
52 「お染久松」……なぜ女性が先なのか
56 「生きざま」は忌避すべき用語か
60 「女神の涙」をたたえる「虎が雨」
64 句読点の打ち方に決まりはあるか
68 「である」調と「です、ます」調の混在
72 「つうかあ」の語源はなんでしょう?
76 ……(リーダー)の使い方について
80 パーティーや会合でどんな二人称を?
84 名文の特性は? 具体的には誰の何?
88 「候文」の歴史を教えてください
92 「三」に何か特別な意味があるのか
96 論文を上手に書くための方法は?
100 ニューヨークを紐育と書くのは?
104 なぜ、女性の名に「子」がつくのか
108 「虫が知らす」の虫はどんな虫?
112 和歌に連体助詞ノの字の多いわけ
116 だぁれも知らないヘチマの哀しさ
120 なぜ「【三四がなくて】五に……」なの?
124 「いろは歌」を作りたいのですが
128 小渕官房長官の敬語はなぜヘンか
132 「オズオズ」聞くと体がムズムズ
136 「敗北」に北の字が入っている理由(わけ)
140 新婚夫婦に「頑張れ」はおかしいか
144 寅さんだったら百円もシャクエン
148 短歌は枕詞を捨て王朝和歌と訣別
152 歌学の読み癖まねた?! 「彰子」の音読み
156 ズガはヅガが正しい?! 図画のルビ
160 「福山のかつぎ」がかつぐものは
164 「ど根性」「ど真ん中」のドは何か?
169 航海の無事を祈って船名に「丸」
173 「あり得る」はアリウルと読むべし
177 お皿が「一個」だとお菊さんも困る
182 短歌、俳句に句読点を入れたら?
186 気にするなローマ字表記の不統一
190 意外に上出来じゃないア・タ・シ
194 お互いに満足しない「痛惜の念」
198 酒も【そば】と同じに出前できるか
202 【与】と【野】に【党】が結合して化学変化?
206 英文法では解けない格助詞「ガ」
210 「勝負の世界」にそぐわない【大団円】
214 幼稚な感じ「ワニス【みたく】口を開く」
218 「はったりをかける」の元は「張る」
222 「ずぶの素人」の「ずぶ」はどこから
226 【ぽっ】と出てきたのは「薩摩【っぽ】」?
230 入試や芝居はなぜ「水もの」なのか
234 「病気見舞い」の「舞い」は不謹慎?
238 どこから来た「ぶん殴る」の「ぶん」
242 識字能力と関係ある「オンの字」
246 英訳から生まれた目的を表す「の」
250 海部首相の答弁は村落共同体言語
254 「各(おのおの)」も「各々(おのおの)」もおのおの正しい
258 虹から蛇を連想した古代の中国人
262 「三日坊主」はどこから生まれたか
266 詩的な空想から生まれた「雀の涙」
270 「【けん】も【ほろろ】」は雉の鳴き声だが
274 徳川と家康の間に【の】を入れない理由

【追記】
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あれはいったいどこのドイツがスペインに負けて3位に終わった悔しまぎれに、何を根拠にあんな珍説を断言調で語るのだろう。
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「悔しまぎれ」って間違いではないだろうが、なんか異和感があった。
 こういう場合は「腹いせ」のほうが適切だろう。きわめて学術的でまじめな内容に、このようなしょうもないネタも不適切なので、下記のように訂正する。
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あれはいったいどこのドイツがスペインに負けて3位に終わった腹いせに詣でて赤福買って赤フク効果はパンツに限り、何を根拠にあんな珍説を断言調で語るのだろう。
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「お伊勢さんと赤福はさすがにツライのでは」などとクレーマーにインネンをつけられた。これのどこが「ツライ」んだ。お伊勢さんを擁護するために、「ツライ」というのはどういうことか見せつけるために追記する。珍しく高尚な日記をどこまで汚させるんだ。ε=(=`・´=) プンスカプン! プン
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あれはいったいどこのドイツがスペインに負けて3位に終わった腹いせに詣でて赤福買って赤フク効果はパンツに限り、何を根拠にあんな珍説を断言調で語るのだろう。赤いパンツは巣鴨のマルジは機種依存文字なのでネチケットにハンします。いわゆる半券?
http://www.sugamo-maruji.jp/
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 ダ、ダメだ。バカが止まらなくなった
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 半券と言えば……ハンケンの品格。それは遠い。
 (赤つながりで)赤いのを鍋にすると旨いらしい。
 それは韓(ハン)犬。
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第1003回「フィギュア・人形を集めていますか?」──人形を少々

 もう長年のパートナーです。
 名字は南、名前は極2号と言います。

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アルコールだけなら太らない?【2】──ダイエットの心得&ジョグォーキング日記15

 下記の仲間です。
【ダイエットの心得  お品書き 】
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http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1328615771&owner_id=5019671

mixi日記2010年07月13日から

 アルコールだけなら太らない……一理あるけど、しょせん言い訳でしかない。
 だって実際には「アルコールだけ」なんてことはありえないんだから。さらに「ダイエットの心得&ジョグォーキング日記9」http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-323.htmlで書いたように、エネルギー保存の法則?もある。これに従うなら、消費されやすいアルコールのカロリーが、他の食品のカロリーの消費を阻害する。
 やはりしっかりとした理論と実践に基づいた「深酒ダイエット」http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-320.htmlを別にすれば、アルコールは摂取カロリー過多につながりやすい。


【ネタ元】R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20100705-00002829-r25&vos=nr25mn0000001
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「ビール腹」の真相に迫る!

「ビール腹」の真相に迫る!ビールは肥満の原因にあらず! それどころか、ビールにはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、栄養面では健康的とすら思える。だからといって、もちろん大量摂取は禁物ですが…

日増しに気温が上がり、仕事上がりのビールが美味しい季節になってきた。梅雨が明ければ、上司や同僚と連れ立ってちょっと一杯…なんて日はさらに増えることだろう。

しかし、20代も後半に差し掛かってくると、そろそろお腹まわりのたるみが気になり始めるお年ごろ。「ビール腹」なんて言葉もあるくらいだから、飲み過ぎによるメタボ化には用心したいところ。

実際のところ、アルコールのカロリーってどのくらいあるのだろうか? 医療ジャーナリストにして医学博士の森田豊先生に聞いてみた。

「ビールが太りやすい、というのはじつは誤解なんです。もちろんアルコールにもカロリーはありますが、これは体内に蓄積されにくい性質のカロリーですから、毎日飲んだからといって太ることはありません」

これはビジネスマンにとって朗報!? でもそれなら、ビール好きの中高年のお腹がぽっこり膨らんじゃっているのはなぜ…?

「それはビールで摂取したカロリーが問題なのではなく、一緒に食べるおつまみが原因でしょう。ビールを飲んでいると、どうしても脂っこいものやタンパク質の多いものなど、高カロリーな料理が食べたくなりますからね」

確かに、ビールには唐揚げやら餃子やら焼肉やら、高脂質・高タンパクのメニューがやたらと合う。森田先生いわく、ビールは胃液の分泌を促すため、食欲を増進させる性質を持っているというから、なおさら注意したい。締めにラーメンなんて食べようものなら、カロリー摂取量的には最悪といっていいだろう。

「ちなみに一般的な目安でいうと、ビール大瓶1本(633ml)のエネルギー量は246kcalで、そのうち体に蓄積されるのは89kcal。日本酒(一合)は198kcalに対して蓄積されるのは42kcal。焼酎やウイスキーなどの蒸留酒にいたっては、体内に蓄積されるカロリーはほぼ0とされています」

つまり、あわせて摂る食事の内容にさえ気を付けていれば、アルコールは肥満の原因にならないわけだ。「飲み過ぎで太った」というのは言い訳に過ぎない。そもそも食べ過ぎないよう気をつけるべきだろう。お酒に罪なし!

取材協力・関連リンク

医療ジャーナリスト・医学博士 森田 豊のホームページ
メディア・講演活動や近著『ねぎを首に巻くと風邪が治るか?』(角川SCC新書)などの著書情報ほか
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「ビール腹」の真相に迫る!
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1273073&media_id=29

第1002回「好きなピザの味は?」──やはりムッチリが……

 イチバン寝心地がいいですね。あんまりスリムなのは……。
 膝枕の話ですよね?


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