2010年7月の朝日新聞から
【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html
【2010年7月】
1日
W杯の準々決勝を控えた予想記事(もはや遠い過去のようだ)。書き手は村上研志記者。相当危うい日本語で、3か所チェックした。
10-7-1
ロッベンが復帰した攻撃は強さを増したが、従来の飽くなき攻撃欲は抑え、攻守のバランスに気を配っている(朝刊14面)。
この一文だけで読む気が失せる。まず、「復帰した攻撃は」が引っかかる。「復帰したFW陣は」とか「復帰して攻撃面は」とかならフツー。次に、「強さ」は増すものかということ。「厚みを増す」とか「一段と強力になる」ことはありそう。イチバン気になったのは、「従来の飽くなき攻撃欲」って表現。「従来の」っていつのことよ。「伝統の」なら、オランダの伝統ってことだよね。予選段階では超攻撃的なチームが本大会では「攻撃欲」を抑えているのかな。「飽くなき」って、こういう表記はめったに見ない。フツーは「欲望」などにかかる。ここでは後ろを「攻撃欲」だからOKなのかもしれないけど、どっちの言葉づかいも相当ヘン。ほとんど誤用だと思う。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%82%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%8D&stype=1&dtype=0
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あく‐なき【飽く無き】
[連体]飽きることのない。いつまでも満足することのない。「―挑戦」
================================
10-7-2
世界ランク2位のスペインと31位のパラグアイ。南米の一角が崩れるとすれば最も可能性の高いカードだが、期待通りの攻撃力を発揮できていないスペインにとって、堅守のパラグアイはやっかいな相手になる。(朝刊14面)
なんじゃこれは? 言いたいことはわかるけど、なんでこんなわかりにくい書き方をする。「南米の一角が崩れるとすれば最も可能性の高いカード」って何? 要は南米が4強を独占する可能性があるが、4チームのなかでイチバン勝てそうにないのがパラグアイってことでしょ? ついでに書くと、「期待通り」って誰が期待しているの? あえて言うならスペインサポーターだろうな。なんでいきなりそういう立場になるの。
最低限修正してみる。
【修正案】
世界ランク2位のスペインと31位のパラグアイ。世界ランクを見る限り、南米の一角が崩れる可能性が最も高いのはこのカードだろう。しかし、持ち前の攻撃力を発揮できていないスペインにとって、堅守のパラグアイはやっかいな相手だ。
10-7-3
積極的な守備からすばやい攻めを狙うパラグアイにとって日本よりかみ合わせがいい。(朝刊14面)
「かみ合わせ」がよくないなら歯医者に行けよ……とは言いながら、書きかえがむずかしい。「日本よりくみしやすい」ってのも個人的には誤用だと思う。
「03-12-1」「08-6-6」参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/?q=%C1%C8%A4%DF%A4%B7%A4%E4%A4%B9%A4%A4
「日本より相性がいいかもしれない」くらいかな。じゃあ、日本よりも戦いやすいかって? そんなバカな。
10-7-4
4日
試写を見ながら、ほおに何度も熱いものがつたった。(朝刊40面)
岩本哲生記者。テレビ番組欄。結びの言葉。ほお「を」じゃないか? これが「流れる」でも「を」だろうな。「に」は「ほおにふれる」とか。それ以前にこんな情緒的な表現が必要なんだろうか。
10-7-5
4日
ミュラーのヘディングシュートは、通常なら足の届く範囲でも取れない。(朝刊33面)
忠鉢信一編集委員。編集委員に手から水がこぼれたのかな。フツーの語順にするなら「通常なら足の届く範囲のミュラーのヘディングシュートでも取れなかった。」くらいだろう。ここでもうひとつの疑問。「足の届く範囲」なら取れるのか? 相当器用だな。猿か?「反応しきれなかった」「「防げなかった」くらいだろう。
10-7-6
5日
前がかりなスペインとはかみ合わせがいい。(朝刊24面)
中川文如記者。また「かみ合わせ」か。前出と同じスペイン・パラグアイ戦。これってサッカー特有の表現なんだろうか?
10-7-7
7日
福地会長は「やっぱり相撲の灯を消したくないですよ。なにも意気がって相撲の中継をやめることが我々の本意じゃない」と理解を求めた。(朝刊39面)
記者不明。大相撲の中継を見送ることを発表したNHKの福地会長のコメント。どう解釈したら「理解を求めた」ととれるのかは不明。さらに疑問なのは「意気がって」の意味。
■Web辞書(『大辞泉』から)
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いき‐が・る【▽粋がる】
[動ラ五(四)]粋だと思って得意にになる。また、虚勢を張る。「薄着で―・る」
================================
本来は「粋がる」と書いて、「粋だと思って得意にに(ママ)なる」ことだろう。常用漢字表外なので「意気がる」と書くのはしかたがない。この表記のせいか近年は「虚勢を張る」の用法が優勢の気がする。で、引用部に関しては、どちらの意味でもなさそうだ。たぶん、「積極的に」くらいか。あるいは「カッコつけて」と解釈できなくもない? このコメントの前に次のようなコメントもあったらしい。
「申し上げておきますけれども、今回の措置は不祥事に伴う異例中の異例の措置。苦渋の選択ですよ」
これも相当ヒドい。「申し上げておきますけれども」って、これはmixiなどでおなじみの言い回し。相当ふてぶてしい開き直りのときに使う。自分の行為に「苦渋の選択」ってのもどうなんだろう。
10-7-8
9日
右肩下がりの不透明な時代だからこそ、あえて上を向いて生きることの大切さを思い出させてくれる。(朝刊40面)
久保智祥記者。テレビの番組欄。文中の「あえて」はどういう働きをしているか。それはおくとして、問題は「右肩下がり」。こういう言葉を「 」も“ ”(縦書きの場合は印刷用語で「ツメ」などと呼ぶ)もつけずに使える無神経さが、ある意味うらやましい。下記の「29~」の激論はなんだったのだろう。思えば、このトピは噛み付き電波のあまりの薄気味悪さに途切れたんだよな。コミュが停滞気味だから復活させようかな。
【反対語で遊ぼ】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29363995
10-7-9
14日
破天荒でも、それが新鮮(朝刊31面)
田玉恵美記者。テレビの番組欄。コラムの見出しにデカデカと。本文中でこれに相当する言葉は「ハチャメチャ」。やはり誤用だろうな。書きかえ案としては「型破り」がオススメ。「横紙破り」だとかなり意味が違ううえにほとんど死語だろうな。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%93%E3%81%86&stype=1&dtype=0
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は‐てんこう〔‐テンクワウ〕【破天荒】
[名・形動]前人のなしえなかったことを初めてすること。また、そのさま。前代未聞。未曾有(みぞう)。「―の試み」「―な大事業」
◆「天荒」は未開の荒蕪地(こうぶち)の意。唐の時代、官吏登用試験の合格者が1名も出なかった?州は人々から「天荒」といわれていたが、劉蛻(りゅうぜい)が初めて合格して「天荒を破った」といわれたという、「唐?言」「北夢瑣言」の故事から。
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10-7-10
14日
一応新聞つながり。以前ちょっと書いた毎日新聞の『RT』の見本誌がポスティングされていた。こんなものがいつまで続くのだろう。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1481156467&owner_id=5019671
10-7-11
24日
コンビニ各社は、わざと入り口から遠い棚に陳列。客を店の奥まで引き入れ、長い時間店内にとどめる「マグネット(磁石)商品」にしている。ファミリーマートではこのマグネット効果もあって、最近はおにぎりの売れ行きも好調という。(朝刊12面)
記者不明。「猛暑商戦 熱気」という大きめの記事。「エアコン・旅行 ビール・アイス」というサブタイトルがあり、各業界の盛り上がりぶりを伝えている。セブンイレブンでは、炭酸飲料などのペットボトル入り飲料が前年水準の約3割増なんだとか。それに続く文章が上記。やっぱり夏はおにぎりですよねー……●●か? 仮に「マグネット効果」があったら、全体の売り上げが伸びるんじゃないかな。気持ちはわかるよ。ファミリーマートにも取材したから何か書きたかったんだろうね。もう少しまともなこと書こうよ。
サブタイトルに「旅行」とあり、リードにも「プールや避暑地も盛況」とあるが、避暑地の話がなかなか出てこない。記事の最後にちょっとだけ出てくる。
レジャーでは、プールや避暑地への日帰り旅行が人気を集める。東京23区で最大のプール「としまえん」(練馬区)では17日からの3連休の利用者数が前年比4割増。
夏休みの国内旅行の予約も好調で、JTBによると、北海道が前年比5%増、沖縄が同8%増という。(朝刊12面)
あのー。避暑地の話はどこに行ったの? 夏休みの国内旅行が好調なのも猛暑のおかげですか。それは別の話じゃないかな。たしかに暑いと北海道に行きたくなるよね。東京あたりからの日帰り旅行はちょっとむずかしいけど。暑いと沖縄に……●●か?
10-7-12
30日
朝刊35面のコラムが、長野の名産品を活用したソフトクリームを紹介している。ネット上にテキストがあった。「バッタソフト」の話は1か月ほど前にマイミクさんに教えてもらっていたが……。「グミの食感」って、なんとなくわかるだけにイヤすぎる。
【ネタ元】朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0729/TKY201007290497.html
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食感人気のソフトクリーム え、イナゴ入り? 長野
写真:5匹のイナゴの甘露煮がのせてある「バッタソフト」=長野県諏訪市5匹のイナゴの甘露煮がのせてある「バッタソフト」=長野県諏訪市
写真:4匹の蚕のさなぎの甘露煮がのった「蛾のさなぎソフト」=長野県諏訪市4匹の蚕のさなぎの甘露煮がのった「蛾のさなぎソフト」=長野県諏訪市
B級グルメブームの中、長野県・諏訪湖畔の売店で、信州名物の「イナゴ」や「蚕のさなぎ」の甘露煮をトッピングしたソフトクリームが登場した。
売店従業員の上原義人さん(39)が発案。見た目は「!?」だが、イナゴはサクサク、蚕はグミの食感。修学旅行生らが「ワーワー騒ぎながら食べてくれる」。
値段は通常よりも50円高い350円。人気に味を占め、「蜂の子」や「ざざ虫」も検討しているが、こちらはいまや高級品。「コスト面がネックです」
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http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
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【2010年7月】
1日
W杯の準々決勝を控えた予想記事(もはや遠い過去のようだ)。書き手は村上研志記者。相当危うい日本語で、3か所チェックした。
10-7-1
ロッベンが復帰した攻撃は強さを増したが、従来の飽くなき攻撃欲は抑え、攻守のバランスに気を配っている(朝刊14面)。
この一文だけで読む気が失せる。まず、「復帰した攻撃は」が引っかかる。「復帰したFW陣は」とか「復帰して攻撃面は」とかならフツー。次に、「強さ」は増すものかということ。「厚みを増す」とか「一段と強力になる」ことはありそう。イチバン気になったのは、「従来の飽くなき攻撃欲」って表現。「従来の」っていつのことよ。「伝統の」なら、オランダの伝統ってことだよね。予選段階では超攻撃的なチームが本大会では「攻撃欲」を抑えているのかな。「飽くなき」って、こういう表記はめったに見ない。フツーは「欲望」などにかかる。ここでは後ろを「攻撃欲」だからOKなのかもしれないけど、どっちの言葉づかいも相当ヘン。ほとんど誤用だと思う。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%82%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%8D&stype=1&dtype=0
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あく‐なき【飽く無き】
[連体]飽きることのない。いつまでも満足することのない。「―挑戦」
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10-7-2
世界ランク2位のスペインと31位のパラグアイ。南米の一角が崩れるとすれば最も可能性の高いカードだが、期待通りの攻撃力を発揮できていないスペインにとって、堅守のパラグアイはやっかいな相手になる。(朝刊14面)
なんじゃこれは? 言いたいことはわかるけど、なんでこんなわかりにくい書き方をする。「南米の一角が崩れるとすれば最も可能性の高いカード」って何? 要は南米が4強を独占する可能性があるが、4チームのなかでイチバン勝てそうにないのがパラグアイってことでしょ? ついでに書くと、「期待通り」って誰が期待しているの? あえて言うならスペインサポーターだろうな。なんでいきなりそういう立場になるの。
最低限修正してみる。
【修正案】
世界ランク2位のスペインと31位のパラグアイ。世界ランクを見る限り、南米の一角が崩れる可能性が最も高いのはこのカードだろう。しかし、持ち前の攻撃力を発揮できていないスペインにとって、堅守のパラグアイはやっかいな相手だ。
10-7-3
積極的な守備からすばやい攻めを狙うパラグアイにとって日本よりかみ合わせがいい。(朝刊14面)
「かみ合わせ」がよくないなら歯医者に行けよ……とは言いながら、書きかえがむずかしい。「日本よりくみしやすい」ってのも個人的には誤用だと思う。
「03-12-1」「08-6-6」参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/?q=%C1%C8%A4%DF%A4%B7%A4%E4%A4%B9%A4%A4
「日本より相性がいいかもしれない」くらいかな。じゃあ、日本よりも戦いやすいかって? そんなバカな。
10-7-4
4日
試写を見ながら、ほおに何度も熱いものがつたった。(朝刊40面)
岩本哲生記者。テレビ番組欄。結びの言葉。ほお「を」じゃないか? これが「流れる」でも「を」だろうな。「に」は「ほおにふれる」とか。それ以前にこんな情緒的な表現が必要なんだろうか。
10-7-5
4日
ミュラーのヘディングシュートは、通常なら足の届く範囲でも取れない。(朝刊33面)
忠鉢信一編集委員。編集委員に手から水がこぼれたのかな。フツーの語順にするなら「通常なら足の届く範囲のミュラーのヘディングシュートでも取れなかった。」くらいだろう。ここでもうひとつの疑問。「足の届く範囲」なら取れるのか? 相当器用だな。猿か?「反応しきれなかった」「「防げなかった」くらいだろう。
10-7-6
5日
前がかりなスペインとはかみ合わせがいい。(朝刊24面)
中川文如記者。また「かみ合わせ」か。前出と同じスペイン・パラグアイ戦。これってサッカー特有の表現なんだろうか?
10-7-7
7日
福地会長は「やっぱり相撲の灯を消したくないですよ。なにも意気がって相撲の中継をやめることが我々の本意じゃない」と理解を求めた。(朝刊39面)
記者不明。大相撲の中継を見送ることを発表したNHKの福地会長のコメント。どう解釈したら「理解を求めた」ととれるのかは不明。さらに疑問なのは「意気がって」の意味。
■Web辞書(『大辞泉』から)
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いき‐が・る【▽粋がる】
[動ラ五(四)]粋だと思って得意にになる。また、虚勢を張る。「薄着で―・る」
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本来は「粋がる」と書いて、「粋だと思って得意にに(ママ)なる」ことだろう。常用漢字表外なので「意気がる」と書くのはしかたがない。この表記のせいか近年は「虚勢を張る」の用法が優勢の気がする。で、引用部に関しては、どちらの意味でもなさそうだ。たぶん、「積極的に」くらいか。あるいは「カッコつけて」と解釈できなくもない? このコメントの前に次のようなコメントもあったらしい。
「申し上げておきますけれども、今回の措置は不祥事に伴う異例中の異例の措置。苦渋の選択ですよ」
これも相当ヒドい。「申し上げておきますけれども」って、これはmixiなどでおなじみの言い回し。相当ふてぶてしい開き直りのときに使う。自分の行為に「苦渋の選択」ってのもどうなんだろう。
10-7-8
9日
右肩下がりの不透明な時代だからこそ、あえて上を向いて生きることの大切さを思い出させてくれる。(朝刊40面)
久保智祥記者。テレビの番組欄。文中の「あえて」はどういう働きをしているか。それはおくとして、問題は「右肩下がり」。こういう言葉を「 」も“ ”(縦書きの場合は印刷用語で「ツメ」などと呼ぶ)もつけずに使える無神経さが、ある意味うらやましい。下記の「29~」の激論はなんだったのだろう。思えば、このトピは噛み付き電波のあまりの薄気味悪さに途切れたんだよな。コミュが停滞気味だから復活させようかな。
【反対語で遊ぼ】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29363995
10-7-9
14日
破天荒でも、それが新鮮(朝刊31面)
田玉恵美記者。テレビの番組欄。コラムの見出しにデカデカと。本文中でこれに相当する言葉は「ハチャメチャ」。やはり誤用だろうな。書きかえ案としては「型破り」がオススメ。「横紙破り」だとかなり意味が違ううえにほとんど死語だろうな。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%93%E3%81%86&stype=1&dtype=0
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は‐てんこう〔‐テンクワウ〕【破天荒】
[名・形動]前人のなしえなかったことを初めてすること。また、そのさま。前代未聞。未曾有(みぞう)。「―の試み」「―な大事業」
◆「天荒」は未開の荒蕪地(こうぶち)の意。唐の時代、官吏登用試験の合格者が1名も出なかった?州は人々から「天荒」といわれていたが、劉蛻(りゅうぜい)が初めて合格して「天荒を破った」といわれたという、「唐?言」「北夢瑣言」の故事から。
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10-7-10
14日
一応新聞つながり。以前ちょっと書いた毎日新聞の『RT』の見本誌がポスティングされていた。こんなものがいつまで続くのだろう。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1481156467&owner_id=5019671
10-7-11
24日
コンビニ各社は、わざと入り口から遠い棚に陳列。客を店の奥まで引き入れ、長い時間店内にとどめる「マグネット(磁石)商品」にしている。ファミリーマートではこのマグネット効果もあって、最近はおにぎりの売れ行きも好調という。(朝刊12面)
記者不明。「猛暑商戦 熱気」という大きめの記事。「エアコン・旅行 ビール・アイス」というサブタイトルがあり、各業界の盛り上がりぶりを伝えている。セブンイレブンでは、炭酸飲料などのペットボトル入り飲料が前年水準の約3割増なんだとか。それに続く文章が上記。やっぱり夏はおにぎりですよねー……●●か? 仮に「マグネット効果」があったら、全体の売り上げが伸びるんじゃないかな。気持ちはわかるよ。ファミリーマートにも取材したから何か書きたかったんだろうね。もう少しまともなこと書こうよ。
サブタイトルに「旅行」とあり、リードにも「プールや避暑地も盛況」とあるが、避暑地の話がなかなか出てこない。記事の最後にちょっとだけ出てくる。
レジャーでは、プールや避暑地への日帰り旅行が人気を集める。東京23区で最大のプール「としまえん」(練馬区)では17日からの3連休の利用者数が前年比4割増。
夏休みの国内旅行の予約も好調で、JTBによると、北海道が前年比5%増、沖縄が同8%増という。(朝刊12面)
あのー。避暑地の話はどこに行ったの? 夏休みの国内旅行が好調なのも猛暑のおかげですか。それは別の話じゃないかな。たしかに暑いと北海道に行きたくなるよね。東京あたりからの日帰り旅行はちょっとむずかしいけど。暑いと沖縄に……●●か?
10-7-12
30日
朝刊35面のコラムが、長野の名産品を活用したソフトクリームを紹介している。ネット上にテキストがあった。「バッタソフト」の話は1か月ほど前にマイミクさんに教えてもらっていたが……。「グミの食感」って、なんとなくわかるだけにイヤすぎる。
【ネタ元】朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0729/TKY201007290497.html
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食感人気のソフトクリーム え、イナゴ入り? 長野
写真:5匹のイナゴの甘露煮がのせてある「バッタソフト」=長野県諏訪市5匹のイナゴの甘露煮がのせてある「バッタソフト」=長野県諏訪市
写真:4匹の蚕のさなぎの甘露煮がのった「蛾のさなぎソフト」=長野県諏訪市4匹の蚕のさなぎの甘露煮がのった「蛾のさなぎソフト」=長野県諏訪市
B級グルメブームの中、長野県・諏訪湖畔の売店で、信州名物の「イナゴ」や「蚕のさなぎ」の甘露煮をトッピングしたソフトクリームが登場した。
売店従業員の上原義人さん(39)が発案。見た目は「!?」だが、イナゴはサクサク、蚕はグミの食感。修学旅行生らが「ワーワー騒ぎながら食べてくれる」。
値段は通常よりも50円高い350円。人気に味を占め、「蜂の子」や「ざざ虫」も検討しているが、こちらはいまや高級品。「コスト面がネックです」
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