2010年9月の朝日新聞から
【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html
【8月の忘れ物】
10-8-4
31日
もう一つは阿部に白羽の矢を立てたアクスリアクソーン氏の「審査」だ。(夕刊11面)
忠鉢信一編集委員。いい意味で使う「白羽の矢」。これももうダメなんだろうな。「阿部をスカウトした」とか「阿部に着目した」とか、書き方はいくらでもあるだろうに。
10-8-5
31日
ネット見て欲しくなった(夕刊13面)
記者不明。見出しにあった。ちなみに本文中は「インターネットで斎藤さんのコントラバスを見て、欲しくなった」になっている。それならわかるよ。だったら見出しにも読点を打つか、ちょっとアキを入れるかしてよ。自分のホームページの「見てもらいたくなって」違法のリンクでも張ったのかと思った。
【9月】
10-9-1
2日
その体で、はるかに大きい相手を攻めては右上手の豪快な投げで倒し、守っては土俵際で根が生えたように動かず、「かかとに目がある」といわれた。(朝刊24面)
記者不明。初代若乃花の死去を伝える「評伝」(と来たもんだ)。一文に詰め込みすぎるとるとこういう文になる。「はるかに大きい相手を守っては」って係り方はヘンだよね。もっとおかしいのは、「かかとに目がある」。これは攻め込まれても土俵際で際どく残すことや、軽業のように土俵際で回り込むことを形容する表現だろう。
10-9-2
2日
この巡業が若三杉(後の大豪)、若秩父らの「七若」台頭をまねく。(朝刊24面)
「10-9-1」の続き。微妙だけで「まねく」に続くのは否定的な事柄だろう。「悲劇を招く」とか。「台頭」が来るなら、「台頭につながる」とか「台頭を呼ぶ」あたりでは。
10-9-3
18日
だが、175センチ、68キロの力士を目指すにはきゃしゃな少年に声をかける親方はなかなか現れなかった。(朝刊39面)
記者不明。「175センチ、68キロの力士」を目指すわけではないだろう。この場合は「キロの」のあとに読点が必要。そうでなければ下記のようにするべき。
【修正案】
だが、力士を目指すにはきゃしゃな175センチ、68キロの少年に声をかける親方はなかなか現れなかった。
10-9-4
19日
すべて完璧というわけにはいかない。(朝刊38面)
記者不明。放駒理事長(元大関魁傑)のコメントの一部「すべて完璧」はやはりコテコテの重言だろうか。
10-9-5
25日
朝刊21面に、イチローの10年連続200本安打に関するピート・ローズの談話がある。村上尚史記者。人間性がうかがえるコメントがチラホラある。
「内野安打の多さを批判する連中は論外だね。幸運もあるが、彼は打ち損じのゴロでも、最後まであきらめずに走っている。だから、安打になる」
たしかもっと早い時期に、内野安打が多いイチローは幸運な打者、みたいな談話があって批判されたような気がする。「あきらめずに走っている」から安打になるんじゃないと思うよ。
安打と四球を足した数字が「280~300」になれば最高の1番打者なんだそうな。イチローがこの数字に達したのは2004年(262安打、49四球)、2007年(238安打、49四球)の2度だけ。ローズは24年間で6度あったそうな。
o( ̄ー ̄;)ゞううむ
さすが全米No.1の映画が次々と日本で公開されるお国柄。いろいろな考え方をする(笑)。
この説には一理あるけど、なんでローズの通算打率は3割3厘しかないのだろう。
ローズは40歳でリーグ最多安打(140安打)を放ったのは、目がよかったからだとか。イチローは何本打てるのだろうか……って大きなお世話だよ。
昔は140安打でリーグ最多安打だったんだ。幸運な打者だったのかな?
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●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
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●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
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【8月の忘れ物】
10-8-4
31日
もう一つは阿部に白羽の矢を立てたアクスリアクソーン氏の「審査」だ。(夕刊11面)
忠鉢信一編集委員。いい意味で使う「白羽の矢」。これももうダメなんだろうな。「阿部をスカウトした」とか「阿部に着目した」とか、書き方はいくらでもあるだろうに。
10-8-5
31日
ネット見て欲しくなった(夕刊13面)
記者不明。見出しにあった。ちなみに本文中は「インターネットで斎藤さんのコントラバスを見て、欲しくなった」になっている。それならわかるよ。だったら見出しにも読点を打つか、ちょっとアキを入れるかしてよ。自分のホームページの「見てもらいたくなって」違法のリンクでも張ったのかと思った。
【9月】
10-9-1
2日
その体で、はるかに大きい相手を攻めては右上手の豪快な投げで倒し、守っては土俵際で根が生えたように動かず、「かかとに目がある」といわれた。(朝刊24面)
記者不明。初代若乃花の死去を伝える「評伝」(と来たもんだ)。一文に詰め込みすぎるとるとこういう文になる。「はるかに大きい相手を守っては」って係り方はヘンだよね。もっとおかしいのは、「かかとに目がある」。これは攻め込まれても土俵際で際どく残すことや、軽業のように土俵際で回り込むことを形容する表現だろう。
10-9-2
2日
この巡業が若三杉(後の大豪)、若秩父らの「七若」台頭をまねく。(朝刊24面)
「10-9-1」の続き。微妙だけで「まねく」に続くのは否定的な事柄だろう。「悲劇を招く」とか。「台頭」が来るなら、「台頭につながる」とか「台頭を呼ぶ」あたりでは。
10-9-3
18日
だが、175センチ、68キロの力士を目指すにはきゃしゃな少年に声をかける親方はなかなか現れなかった。(朝刊39面)
記者不明。「175センチ、68キロの力士」を目指すわけではないだろう。この場合は「キロの」のあとに読点が必要。そうでなければ下記のようにするべき。
【修正案】
だが、力士を目指すにはきゃしゃな175センチ、68キロの少年に声をかける親方はなかなか現れなかった。
10-9-4
19日
すべて完璧というわけにはいかない。(朝刊38面)
記者不明。放駒理事長(元大関魁傑)のコメントの一部「すべて完璧」はやはりコテコテの重言だろうか。
10-9-5
25日
朝刊21面に、イチローの10年連続200本安打に関するピート・ローズの談話がある。村上尚史記者。人間性がうかがえるコメントがチラホラある。
「内野安打の多さを批判する連中は論外だね。幸運もあるが、彼は打ち損じのゴロでも、最後まであきらめずに走っている。だから、安打になる」
たしかもっと早い時期に、内野安打が多いイチローは幸運な打者、みたいな談話があって批判されたような気がする。「あきらめずに走っている」から安打になるんじゃないと思うよ。
安打と四球を足した数字が「280~300」になれば最高の1番打者なんだそうな。イチローがこの数字に達したのは2004年(262安打、49四球)、2007年(238安打、49四球)の2度だけ。ローズは24年間で6度あったそうな。
o( ̄ー ̄;)ゞううむ
さすが全米No.1の映画が次々と日本で公開されるお国柄。いろいろな考え方をする(笑)。
この説には一理あるけど、なんでローズの通算打率は3割3厘しかないのだろう。
ローズは40歳でリーグ最多安打(140安打)を放ったのは、目がよかったからだとか。イチローは何本打てるのだろうか……って大きなお世話だよ。
昔は140安打でリーグ最多安打だったんだ。幸運な打者だったのかな?
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