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第1266回「欲しいゲーム機はありますか?」──「人生ゲーム」の実写版。

 これは深い……。
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出ネ123/「記者会見からたったの丸一日後にしっかりと記事を差し込んできた」の偉い?

 下記の仲間です。
【出版とネットをめぐるあれこれ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-468.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1234202257&owner_id=5019671

mixi日記2011年08月26日から

 これって話が逆じゃないかな。
 週刊誌のこういう記事が出るから、先手を打って引退会見をしたのでは。
「25日午前2時」にコンビニあったということは、その1日前くらい前には見本刷りはあるだろう。会見を踏まえた記事を掲載するのは相当むずかしいのでは。
 どの程度記事を差し替えたのかは現物を見てみないとなんとも言えない。


【ネタ元】ガジェット通信
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20110825/Getnews_137627.html?_p=1
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【文春vs新潮 vol.6】 島田紳助は、どこまで黒いのか?

さすが我が「週刊新潮」と「週刊文春」。島田紳助氏の引退記者会見がおこなわれたのは23日の夜であった。「記事の掲載には間に合わないだろう」と高をくくりながら、さきほど(25日午前2時)近所のファミリーマートで両誌を買い、ページをめくってびっくり。いずれも島田氏の引退に関する記事が掲載されていたのである。

●有名タレントと暴力団のつながり
記事の内容は、文春のほうが詳しく書かれている。「島田紳助 芸能界追放! 本誌が掴んだ全真相」という記事を参照しつつ、引退騒動の内幕を整理してみる。十数年前、島田氏の番組が右翼関連のトラブルにあった際、元ボクサー・世界チャンピオンの渡辺二郎氏を介して極心連合会会長の橋本弘文氏と出会う。その後、島田氏は橋本氏と「家族ぐるみの関係」(週刊文春、9月1日号)を続けていた。

2005年に橋本氏が競売入札妨害容疑で逮捕されたとき、大阪府警が「橋本会長の妻と紳助がスナックで撮った写真や、紳助が彼女にあてた直筆の手紙も押収」(週刊文春、同)した。さらに、2006年に羽賀研二氏と渡辺氏が恐喝未遂事件で逮捕された際に、渡辺氏の携帯電話が押収され、渡辺氏と島田氏が交わしたメールの内容が府警に記録された。

そのメールの記録が、府警によってよしもとクリエイティブ・エージェンシー(以下、よしもと)に持ち込まれる。そして、文春はそのメールの内容をすっぱ抜いているのだ。ちなみに後者のメールについては、記者会見のときに島田氏が内容を明かしている。

「橋本会長が(紳助が)ミナミでやっている店に来てくれた。(代金以上の)大金を置いて帰ったんやけど、どうしたらいいんかな」

「今日橋本さんの顔を見ました。元気そうでほっとしました」(以上、週刊文春、同)

8月21日の深夜に、よしもとの幹部からこのメールを見せられた島田氏の反応については、文春と新潮では内容が異なる。文春は、沈黙のあと「引退します」と告げ、「謹慎や休業といった処分案を提示」したと記す(週刊文春、同)。一方、新潮は、「暴力団で墓穴 『島田紳助』の真っ黒な履歴」という記事で、よしもと側が暴力団との「関係を断ち切っていない客観的なブツを入手し、本人に突きつけて引退を決意させたようです」としている(週刊新潮、9月1日号)。

記者会見では、暴力団との付き合いについて、「自分の中ではセーフだと思っていました」と二度も語った島田氏。だが、心の底では「正直言って任侠道の方と何で付き合ったらアカンのか、よう分からんのですよ」(週刊文春、同)と思い続けていたのかもしれない。

そうであるなら、文春が書き、本人も語ったような、自ら引退を申し出たという「引き際」は演出であり、新潮が書いているように「引退を決意させた」のが事実であるようにも思える。
 
●老骨に鞭を打ち、被災地を回る大物俳優

菅原文太氏がカッコいい。文春の「『日本復興』に直言」という記事で、いまの日本の政治家や官僚らに「人材不足」だと苦言を呈している。そして、「俺が『人材』と言う意味は能力やキャリアだけではない。むしろ、国民と国のために命をかける覚悟があるかだ」と述べる。さらに、劣化した「国を束ねる組織」を壊す力は、「地方の人々にしか残っていない気がする」とした上でこう続ける。

「老体を引きずり、仕事で日本中を歩き回っている俺は、近頃ますますそういう思いが強い。草莽の士たちよ、地底から声を上げてくれ。異端と呼ばれ、追放された者たちも、国の中枢に戻ってくれ。時代の流れに合わず、窓際に追いやられた人たちも立ち上がってくれ。変わり者だと言われはじかれた落第生たちよ。今こそ君の出番だ」(以上、週刊文春、同)

自ら山梨で農業法人を立ちあげ、7人の若者とともに有機農業をおこないつつ、社会問題に対するストレートな発言を続ける菅原氏は78歳。代表選に血眼となる民主党の議員さんたちにこそ、この菅原氏の直言が届くといいのだが。
 
●7歳になった芦田愛菜ちゃんの年収は?
新潮で気になった記事をいくつか。筆者もちょっと気になっていた「『芦田愛菜』ちゃんは一体いくら稼ぐ気か!」。「彼女が出るだけで、テレビのバラエティの視聴率が確実に3%は上がる」ほどの人気者となった愛菜ちゃん。7歳の彼女が今年稼ぎ出す金額は、「テレビや映画の出演料、CDの印税、コマーシャルなどで軽く1億円以上」になるという。宮脇健氏(けんちゃん)のように大きくなったら脱線しないように、仕事ばかりでなく「子ども時代」もいまのうちに満喫してもらったほうがいいかもしれない。

『五体不満足』(講談社)の著者が、「なぜ僕は自分を『カタワ』と呼ぶのか」という手記を寄せている。「被災地で活動して、障害がある人とない人との関係は、被災者と被災していない人の関係に似ていると思いました」との発言を読み、全面的に同意する。また、障害者の「害」の字をひらがなで表記することを例に挙げ、「臭いものにはフタではないが、きれいな言葉を被せれば、もう考えないで済むことになるのが、僕は一番怖いと思っています」という発言にも深くうなずいた。

その他、元外務相主任分析官で作家の佐藤優氏は、6つも書斎を持っていることを知って驚く。自宅に1つ、自宅近くのマンションに2つ、箱根の仕事場に3つ。「必要に応じて人間の方が(書斎に)移動する」という。月産1200枚の筆力は、これらの書斎から生まれていたのか(以上、週刊新潮、同)。

余談だが、25年前に京都へ旅行に行った際、知人から話を聞いて「これだけは食べて帰る」と決めていたのが鍵善良房の「くずきり」であった。あまりの美味さに和菓子のカルチャーショックをうけた気分になったものだ。そのくずきりが、文春の巻末グラビアで紹介されていた。嗚呼、25年ぶりに食べたくなってきた……。

さて、今回の軍配は、島田紳助氏の記事で半歩先を行った文春に上げよう。とはいえ、記者会見からたったの丸一日後にしっかりと記事を差し込んできたことについては、両誌に公平な拍手を送りたい。


【これまでの取り組み結果】
 文春:☆☆
 新潮:☆☆

(谷川 茂)
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Author:tobi
フリーランスの編集者兼ライターです。

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