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将棋19/もうちょっとちゃんと書いてくれないかな……

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2012年01月24日から

 素朴な疑問なんだけど、このコラムの筆者はどこまで将棋&将棋界のことをわかっているのだろう。こういうことが話題になるのは喜ばしいことだけど、この内容は……。まさかと思うが、Wikipediaを中心にネット情報を孫引きしたわけじゃないよね。
 細かく見ていくとキリがないので、目に余るとこにだけツッコミを入れておく。

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 9×9マスの盤の上で行われる頭脳戦。片や何十手と先を読み、片やその読みをいなす。タイトル戦では和服やスーツといった正装に身を包み、対局の最中に漂う緊張感は並のものではない。
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 この冒頭の1段落だけでゲンナリする。
 まず「盤の上で行われる頭脳戦」。「盤(の)上で繰り広げられる頭脳戦」くらいにしてもらえないかな。理由はうまく説明できないけど。
「片や何十手と先を読み、片やその読みをいなす」……フーン。「いなす」ほうは読まないんだ。そんなわけないでしょうに。「いなす」もちょっと異和感。「読み」以外に「かけ引き」はあると思う。相手の「読み」を「外す」ことや「避ける」ことを狙うことはあるだろう。でも「いなす」ってどうするの?
 棋士は基本的にタイトル戦以外の対局でも正装では? それにこの書き方だと、「正装」によって「緊張感」が生まれているようにも読める。服装なんてあまり関係ないのよ。それだったら、「対局するだけで数キロ体重が減ることもあるといわれる」(正確には知らないけど)とか書いてほしいな。
 プロ棋士でなくても将棋を生活の糧にしている人はたくさんいる。用具の製作者は別として……将棋道場もあれば、指導員もいるし、真剣師(さすがにいない?)にマスコミ……。この書き方だと「700万分の4」とも読める。そりゃ狭き門だな。ムチャクチャすぎる。
〈そんな中で「日本将棋連盟」という団体がある〉の「そんな中で」って何?
 ここで「日本将棋連盟」を出した意味がわかんない。
 棋士のエピソードも的外れで相当ヒドい。
 で、「豪傑」って誰のこと? 昔はいたけど、現代だと……。

〈よく加藤1239段と間違えられる〉……低レベルのギャグとしては聞くけど、間違えられたって話は聞かない。当たり前だ。
〈そして、加藤一二三と言えばやっぱり「ウヒョー!」〉……「神武以来の天才」に対して失礼すぎる。

 佐藤康光九段の「モテ光」(表記は不明)は見たことがあるけど、「モテ」なんて言われたかな? 彼のエピソードして有名なのは「緻密流」「1秒間に1億と3手読む」あたりじゃないかな。近年は、先崎学八段が評したとされる「緻密ではなく野蛮」の傾向が強いけど。 

 橋本崇載七段のエピソード。常識で考えようよ。「その日」だけ異様な装いをして、そのことだけで視聴率が「通常の3倍」になると思う?
 そういう服装にもかかわらず快進撃を続けたから注目を浴びたんじゃなかったかな。彼の話をするなら、「すっかり落ち着いた様子」になったあとにカマシたカメラ目線のほうがよほどインパクトがあった。
〈もちろん今でも現役バリバリだが〉……フーン。ほかの登場棋士はたぶん引退したんだね。ほぼ全員現役バリバリだよ。

〈将棋界にも流派は数あれど、「恋愛流」を使いこなすのは深浦九段ただ一人〉……そういう書き方はやめてほしい。「流派」じゃないの。「異名」なの。佐藤康光九段の「緻密流」のほかにも、「自然流」「激辛流」「鉄板流」……さまざまな「異名」はあるけど「流派」じゃないの。「異名」なんだから「ただ一人」に決まってます。
 それに、「恋愛流」なんて聞いたこともない。むしろ実直な性格だと思う。編集部の「恋愛流は某大手掲示板で称されているものであり、正式なものではありません」って注のほうが正しい。ただ、そもそもが「異名」なんだから「正式なもの」のわけがないでしょ。
 この注って、内容があまりにアンマリなんで、将棋のことを知っている編集部員が指摘したのかな?


【ネタ元】All About
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20120124/Allabout_20120124_3.html
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ユニーク過ぎる? 将棋界の豪傑たち

 将棋。

 9×9マスの盤の上で行われる頭脳戦。片や何十手と先を読み、片やその読みをいなす。タイトル戦では和服やスーツといった正装に身を包み、対局の最中に漂う緊張感は並のものではない。

 将棋で金銭を得る、つまり、プロ棋士になれるのは年間でたったの4人しかいない。将棋人口は700万人ともいわれる中で、それがどれだけ狭き門なのかはおわかりいただけるであろう。そんな中で「日本将棋連盟」という団体がある。団体を組織するのは四段以上のプロ棋士が中心。いわば将棋の、頭脳のエリート中のエリート集団というわけだ。

 とっつきにくいイメージもあるプロ将棋界、しかし、フタを開けてみれば面白い、ユーモアたっぷりなプロ棋士も数多く存在している。ここでは、そんな素敵なプロ棋士たちをご紹介しよう。

■加藤一二三 九段
 史上初の中学生棋士(最年少)となった加藤一二三九段。よく加藤1239段と間違えられるが、それはいくらなんでも強すぎる。さて、甘いものが大好きな加藤九段。対局中でもおかまいなしに板チョコをバリバリ。バナナなんて房からもがずに平らげる。また、ネクタイが非常に長いのも特徴。対局中に相手の後ろに回り込んで盤を覗くことがあり、ときにはネクタイが相手の頭に直撃したこともあったとか。

 そして、加藤一二三と言えばやっぱり「ウヒョー!」。対局中に詰みを見つけると、うれしさのあまり「ウヒョー!」と一言。その数々の奇行は「加藤一二三伝説」と呼ばれ、将棋人たちの間で語り継がれている。

■佐藤康光 九段
 若い頃には非常にモテていたそうで、ついたあだ名は「モテ」「モテ光」。ちなみに奥さんもかなりの美人だ。そんな佐藤九段の武器といえば、類い稀な集中力。過去には目隠しをしたまま同時に5人のアマチュアと対局し、見事に5戦全勝をおさめるという偉業を成し遂げたこともあった。

 しかし、局面に集中しすぎるあまり、ときに出入り口と間違え、押入れから外に出ようとすることも。無事に部屋から出られても、今度は女子トイレに入ろうとするなど、とにかく将棋に夢中な佐藤九段。非常に真面目な棋士として知られている。

■橋本崇載 七段
 通称「ハッシー」。そんな橋本七段の名が一気に世間に知れ渡ったのは、2004年度「NHK杯テレビ将棋トーナメント」でのことだった(当時四段)。金髪のパンチパーマに紫色のシャツという装いに、視聴者は騒然(ちなみに口癖は「マジヤベェ」)。その余りのインパクトに、その日の視聴率は通常の3倍にまで昇ったとの話もある。

 いや、筆者も実際に観たのだが、あれは確かにすごかった。「この人と目を合わすな!」と本能で訴えかけてくるレベルであった。ただしそれは、「将棋=暗い」というイメージを払拭するための橋本七段なりの考えで、今では黒髪に染め、すっかり落ち着いた様子。もちろん今でも現役バリバリだが、同時に池袋で将棋バーを営業中。将棋の普及に努めている。

■深浦康市 九段
 将棋界にも流派は数あれど、「恋愛流」を使いこなすのは深浦九段ただ一人だろう。彼のスタイルがそう呼ばれるようになったのは、「番勝負は恋愛に似ているかもしれません」と言ったのがきっかけ。もちろんそれは「対戦相手のことばかり考えてしまう」という意味である。

 例えば、羽生善治氏との対戦が近づいたときに「いまは羽生さんのことばかり考えています。好きな女の子ができると頭から離れなくなる、そんな感じでしょうか」。羽生氏の対局を解説した際には「僕との対局では、羽生さんは長考する前にメガネを外すことがよくあります。そういうときは羽生さんの素顔を見られるので、いつもドキッとしてしまいます」など、場面場面で香ばしいセリフを連発。これぞまさに恋愛流。※編集部注:恋愛流は某大手掲示板で称されているものであり、正式なものではありません。

■山崎隆之 七段
 YouTubeにて、400万再生を突破した人気動画。今でこそ削除されてしまったようだが、その動画の主役こそが山崎七段だった。生放送で行われた 2006年度名人戦において、テレビ解説者として登場した山崎七段と聞き役の矢内女流四段。山崎七段の予想がなかなか当たらない中、矢内女流四段が言った。「断言してしまって大丈夫ですか?」。それに対しての山崎七段の一言に、将棋界は震撼する。「これで当たらなかったら……矢内さんを諦めます」。

 生放送中にまさかの愛の告白。美男美女で知られ、歳も近い二人だが、いやはやまさか……。ちなみにその後の二人の進展については、『月刊将棋世界』にも載っていない。

 まだまだ紹介したい棋士は数多くいるのだが、さすがにキリがないのでこの辺にしておこう。今後は局面だけでなく棋士そのものに注目してみると、将棋の楽しみがさらに広がるかもしれない。

(斉藤アナスイ)
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ユニーク過ぎる? 将棋界の豪傑たち
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1888263&media_id=77

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