突然ですが問題です【日本語編105】──「大きな」と「大きい」 「あたたかな」と「あたたかい」

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mixi日記2012年02月21日から
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【問題】
〈参考トピ&サイト〉を斜め読みして、以下の1)~8)の言葉の組を、2つのグループに分けなさい。

〈参考トピ&サイト〉
1【「大きいかぶ」と「大きいなかぶ」】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=26354322&comm_id=1585030
2【①と②は正解でしょうか。ご教示ください。】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1481460589

  1)「大きい」と「大きな」
  2)「小さい」と「小さな」
  3)「おかしい」と「おかしな」
  4)「細かい」と「細かな」
  5)「やわらかい」と「やわらかな」
  6)「あたたかい」と「あたたかな」
  7)「間近い」と「間近な」
  8)「手近い」と「手近な」


【間違いの例】←〈参考トピ&サイト〉をよく読むように。

Aひらがなだけのもの
  3)「おかしい」と「おかしな」
  5)「やわらかい」と「やわらかな」
  6)「あたたかい」と「あたたかな」
B漢字も使われているもの
  1)「大きい」と「大きな」
  2)「小さい」と「小さな」
  4)「細かい」と「細かな」
  7)「間近い」と「間近な」
  8)「手近い」と「手近な」


【解答?例】

A「~な」が連体詞のもの
※もう少し正確に書くなら、連体詞説と形容動詞説の両方があるもの。「~な」を「~だ」にできないもの、が正確かも。
  1)「大きい⇔大きな」
  2)「小さい⇔小さな」
  3)「おかしい⇔おかしな」

B「~な」が形容動詞の活用形のもの
  4)「細かい⇔細かな」
  5)「やわらかい⇔やわらかな」
  6)「あたたかい⇔あたたかな」
  7)「間近い⇔間近な」
  8)「手近い⇔手近な」

【よくわからない解説】
 見たまんかです。
 一応下記をご参照ください。
【「大きな」と「大きい」の違い〈2〉】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1825248188&owner_id=5019671

 ちなみに〈参考トピ&サイト〉を読むといろいろナゾがあるが、全体公開の日記ではこれ以上は書けない(黒笑)。
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間違い探ししてみます──人を呪わば穴二つ?

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mixi日記2012年02月25日から

 人を呪わば穴二つ?……じゃないな。
 人のふり見て我がふり直せ?
 自分のことは棚に上げて……これか。(←オイ!)

 こういう記事が増えるのは悪いことではないと思うけど、できればもう少し目新しい例をあげてもらえませんかね。ニュース日記を読むと、「こんなの揚げ足取り」というのがあった。こんなの揚げ足取りじゃないと思う。あまりにもおなじみでゴッテゴテに手垢がつきすぎたネタばかりなんだもん。
 せっかくだから「揚げ足取り」させてもらおう。

>耳で聞いた表現を、意味や読み方を確認しないまま覚えていませんか?
 何を書いているかわかってるのかな?
「正しい読み方」って意味なのかな?
 一般的には「耳で聞いた言葉の書き方を確認しない」「目にした言葉の読み方を確認しない」じゃないかな?
「耳以外で聞けるなら聞いてみろ」なんて書くとホントに揚げ足取りになる。

>航海中に遭難したときに寄航できるところで「島」という意味。
「島」の解説に〈「島」という意味〉って、どういうこと?
 ついでに書くと「寄航」って初めて見た。
■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%AF%84%E8%88%AA&stype=0&dtype=0
================================引用開始
き‐こう〔‐カウ〕【寄港/寄航】
[名](スル)
1 目的地まで航海中の船が途中の港に立ち寄ること。
2 (寄航)航空機が、目的地までの航路の途中の空港に立ち寄ること。
================================引用終了
 これを見る限りでは、船は「寄航」できないみたい。
 しかもね。「航海中に遭難したときに寄航」と「航海中の船が途中の港に立ち寄る」はかなり違う。じゃあどう書くべきかと言うと相当むずかしい(笑)。
「航海中に遭難したときに避難する」くらいかな? ただ、船は「取り付く」ことはないと思う。たとえとして出すなら溺れた人だと思うが、それでもちょっとおかしい。ヘンな解説はしないほうがいいってことかな?

「的を射た」が正しい表現、はそのとおりだけど、そうではないという意見も目にするよ(笑)。
【的を射る/的を得る/正鵠をめぐって】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1364010227&owner_id=5019671

>×微に入り細に入り
>○微に入り細を穿ち(うがち)
 なんで断言できるのかな。最近の辞書は違うみたいよ。
550)突然ですが問題です【日本語編62】──微に入り細を穿つ 微に入り細に入り 微に入り細に入る【解答?編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1761947273&owner_id=5019671

>×耳ざわりのいい
>○耳に心地いい
 一般には「耳当たりがいい」だと思う(個人的には使わないけど)。「心地いい」を使うなら「耳」はいらないでしょ。

>×波紋を投げかけた
>○波紋を生じた、波紋が広がった
 ここまでいくと「間違い」だろうな。解説中にも「波紋が生じた」が正しいとある。
 どうしても「を」を使いたかったら「波紋を生じさせた」なのかな? それでもヘンだよ。

>間違いやすいとされている慣用表現をさらっと使いこなせたら、オフィスでのあなたの評価もグンとアップするはずです
「間違いやすい」? 「間違えやすい」? これは微妙。
 グンとアップするかもしれないけど、おすすめはしません。
【第2章5】伝言板7-1  比喩の使い方
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=953437560&owner_id=5019671
 

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【8】
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【ネタ元】
http://allabout.co.jp/gm/gc/291842/
================================引用開始
間違って使ってない? 慣用表現

 「歯に衣着せず」「サバを読む」など、普段の会話の中で、何気なく使っている慣用表現。意味をきちんと理解して使えているでしょうか。耳で聞いた表現を、意味や読み方を確認しないまま覚えていませんか? よく使いながらも、ちょっと自信がないという表現があれば、これを機に確認してみてくださいね。

■間違いだと気づかずに使っていませんか?

 「音は、似ているけど意味が違う」「似た言葉と混同している」など、間違いに気づかないまま使っている慣用表現は、結構あります。

 ×取りつく暇もない
 ○取りつく島もない
 「話しかけても、ちゃんと答えてくれる余裕がないほど忙しい」という状態を「取りつく暇もない」と覚えている人、いませんか? 正しくは「取りつく島もない」です。航海中に遭難したときに寄航できるところで「島」という意味。「島」は、頼りや助けになるもの。つまり「頼りになるようなところがなく、どうしようもない」という意味。

 ×大目玉をいただく
 ○大目玉を食う
 上司に叱られたのだし、「食う」なんて、下品な言葉を使うなんてと「大目玉を食う」を「いただく」と丁寧語に変えてはだめ。「大目玉を食う」という決まった言い方なのです。

 ×あたりさわらずの意見
 ○あたりさわりのない意見
 聞いたことがあるような、ないような表現ですが、これは「あたりさわりのない」と「あたらずさわらず」の二つの言葉が、混同されていると思われます。両方「物事の核心にふれず、ほかの人やものへの影響が少ない」という意味なので、似ているのですが、言葉としては別のものですから注意しましょう。 

 ×的を得た発言
 ○的を射た発言
 「得る」と「射る」は、音が似ているのでよく間違う表現ですが、「的」は「射る」もの。「的を射た」が正しい表現です。「得た」を使って「当を得た発言」とすれば、同じ意味でこれも正しい表現です。

 ×間髪(かんぱつ)入れずに
 ○間髪(かん、はつ)を入れずに
 「カンパツ入れずに答えた」などという風に使う人が多いと思います。「すぐに、とっさに」という意味はあっているのですが、読み方が違います。「間髪を入れず」は、もともと間に髪の毛1本も入る隙間もないほど、(事態が)非常に切迫していてゆとりがない状態という意味。「かん、はつをいれず」が正しい読み方。

 ×いやがおうにも、期待が高まる
 ○いやがうえにも、期待が高まる
 「いやがおうにも」を漢字で書くと「否が応にも」。意味は「なにがなんでも、有無を言わせず」。「いやがうえにも」は、「弥が上にも」で、「さらにますます、その上に」という意味。さらに期待が高まるという意味では、「いやがうえにも、期待が高まる」が正しいです。

■ 「耳ざわりのいい表現」は、いいの?悪いの?

 ×照準を当てる
 ○照準を定める、あわせる
 「照準」は、銃の弾丸が的に当たるように、ねらいを定めることが元々の意味なので、照準そのものを標的に当てるという表現は間違い。「照準を定める、あわせる」が正解です。

 ×汚名挽回
 ○名誉挽回、汚名返上 
 これも、名誉挽回と汚名返上の二つの言葉を混同したものでしょうか。「挽回」は、取り戻すという意味ですから、汚名挽回だと、汚名を取り戻すということになります。「失った名誉、汚名を回復する」という意味で使うなら、名誉挽回・汚名返上が正解です。

 ×微に入り細に入り
 ○微に入り細を穿ち(うがち)
 「とても細かいことについてまで質問された」というようなときに使う表現ですが、「微に入り」と「細に入り」をなんとなくリズムで使ってしまっている人が多いのではないでしょうか。実は「細に入り」が間違いで、「細を穿ち」が正しい表現です。ちなみに「穿つ」というのは、穴を開けること。「微に入り細を穿ち」は、「細かいところにまで及ぶ」という意味です。

 ×耳ざわりのいい
 ○耳に心地いい
 「耳ざわりのいい言葉」という風に使う人が時々いますが、「耳ざわり」は、漢字で書くと「耳障り」。「聞いていて不快、嫌な感じ」がするという意味ですから、「耳障りがいい」とは、全く矛盾した言葉になります。聞いていて気持ちがいいのは、「耳に心地いい」。

 ×太鼓判つき
 ○太鼓判を押す
 絶対に確実という意味で、「○○編集長の太鼓判つき!」という表現を雑誌などで時々見かけることがありますが、「折り紙つき」と混同したものと思われます。「太鼓判を押した」「折り紙つき」なら正解です。

 ×波紋を投げかけた
 ○波紋を生じた、波紋が広がった
 そもそも、静かな水面に物を落としたときに生じるのが波紋。波紋そのものを投げることはできませんから、「波紋を投げかけた」は間違い。何かの発言、行為などによって影響・動揺を与えたことについては、「波紋が生じた」または「波紋が広がった」とするのが正しい表現です。

 いかがでしたか? あらためて日本語って難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。無理に慣用句を使う必要はありませんが、間違いやすいとされている慣用表現をさらっと使いこなせたら、オフィスでのあなたの評価もグンとアップするはずです。

【美月 あきこガイド:ビジネスマナー】

================================引用終了
間違って使ってない? 慣用表現
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1928424&media_id=77

「~にとっては」と「~には」日本語教師

 下記の仲間。
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【8】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1821744441&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月21日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1823929068&owner_id=5019671

 テーマトピは下記。
【「~にとっては」と「~には」の違い】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=67975240&comm_id=19124

 質問の全文を一部加工して転載する。
================================引用開始
「~にとっては」 と 「~には」 は どう違うのでしょうか?
どう使い分ければいいのでしょうか?

たとえば

○ Aは Bさんには、難しい。
○ Aは Bさんにとっては、難しい。

これはほぼ同じ意味の文になりますし、どちらも正しい文であると思うのですが、


○ Aは Bさんには、似合わない。
△ Aは Bさんにとっては、似合わない。

↑これだと下の文が、少し変かな~


○ Aは Bさんには、辛すぎる。
△ Aは Bさんにとっては、辛すぎる。

↑これも下の文が、あまりしっくりこないな~


○ Aは Bさんには、理解できない。
△ Aは Bさんにとっては、理解できない。

↑これも下の文が、ちょっと微妙な気がするんですが
↓これだと もっとしっくりきます

○ Aは Bさんにとっては、理解できないものです。

================================引用終了

 トピの結論は、「には」は客観的で、「にとっては」は主観的らしい。
 たしかにそういう面も多少はあるのかもしれないが、基本的には別の話だと思う。
 トピ主にコンタクトをとる予定なので、それなりの書き方をする。
 まず、ムダとは思いながら辞書をひいておく。

■Web辞書『大辞林』から
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AB%E3%81%AF&dtype=0&dname=0ss&stype=0&index=114941800000&pagenum=1
================================引用開始
には
(連語)
〔補説〕 格助詞「に」に係助詞「は」の付いたもの

[1] 時・場所・対象、比較の基準など、格助詞「に」で示されるものに、特にとりたてる気持ちを表す係助詞「は」の意味が加えられる。
  九時―行きます
  空―たくさんの星が輝いている
  今度の旅行―行きません
  君―とてもかなわないよ

(中略)

[5] 「…にとっては」の意を表す。
  ぼく―、ぼくの考えがある
  まめやかの心の友―、はるかにへだたる所のありぬべきぞわびしきや〔出典: 徒然 12〕
================================引用終了

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6&stype=0&dtype=0&dname=0ss
================================引用開始
にとって 【に取って】
(連語)
〔補説〕 格助詞「に」に動詞「取る」の連用形の音便の形「とっ」と接続助詞「て」の付いたもの
ある基準となるものを表す。…として。…からみて。
  山登りは、ぼく―かけがえのない楽しみだ
  人類―、平和こそ最も望まれるものだ
================================引用終了

 
 こんなところだろう。小さな発見はあったが、案の定何もわからない。ちなみにいつもの『大辞泉』の「には」の項には肝心の[5]の意味がないので、まったく役に立たない。
「にとって」と「にとっては」の違いは微妙だけど、「にとって」のほうが汎用性がありそうなので、ここからは「にとって」で考える(「は」があるほうが自然に感じるものは、補って考えてほしい)。 
 辞書を例文を見ると、「には」と「にとって」は、まったく違う意味もある。その場合は互換性がない。問題は、同じような意味でも、互換性がないものがあること。
  1)ぼく{には/にとって}、ぼくの考えがある→「にとって」は×
  2)山登りは、ぼく{には/にとって}かけがえのない楽しみだ→両方とも○
  3)人類{には/にとって}、平和こそ最も望まれるものだ→「には」はほんのちょっと引っかかるけど、両方とも○

 以下は仮説です。断定調を使っている場合も煩雑になるのを避けるためで、まるっきり自信はない(泣)。ツッコミはやさしくお願いします。
 かなり微妙な問題なんで、開き直って強引に断言する。
「には」のほうが用途が広く、「にとって」は使えないものがある。そういうことです。
 法則性は……よくわからない。
 トピにあった例文を加工して考えてみる。

4)この問題は、小学生{には/にとって}むずかしい→「にとって」はほんのちょっと引っかかるけど、両方とも○
5)この服は、君{には/にとって}似合わない→「にとって」は×
6)この料理は子供{には/にとって}からすぎる→「にとって」は微妙だけど△
7)この問題は子供{には/にとって}理解できない→「にとって」は×
8)この問題は子供{には/にとって}理解できないものだ→両方とも○

 ちなみに、1)~2)は主語(的なもの)を「彼」にしても判定はかわらない。3)は「人類」を「私」にするとちょっと不自然だが、それは別の理由だろう。「われわれ人類」ならおかしくない。4)~8)の主語(的なもの)の「君」や「子供」を「私」にかえても判定はかわらない。つまり、主観か客観かは大した問題ではないってこと。

 問題は、「にとって」が不自然になる法則性と理由……これがわからない。
 1)は例文のミスじゃないだろうか。辞書の[1]のほうだと思う。そもそも[1]と[5]の違いがよくわからない。「にとって」と互換性があるのが[5]になるとしか思えない。そうなると、1)を[5]にする理由がまったくわからない。だから『大辞泉』は区別していないのかも。
 2)は後ろが名詞。つまり「○○{には/にとって}Nだ」の形。両方ともOK。
 3)は後述。
 4)6)「○○{には/にとって}A(形容詞)」の形。一応両方OKそうだが、「には」のほうがはるかに自然だと思う。
 5)は「○○{には/にとって}V(動詞)」の形。「にとって」は×。ただし「には」が使える動詞は限られる。「似合う」のほかは「呆れる」「感動する」……どういう動詞なんだろう。「評価」にかかわる?
 7)は可能を表わす動詞に続いている。可能か否かの前に動詞全般が×。可能不可能も「評価」の一種なのかな。
 8)だとOKになるのは、「理解できないもの」で名詞(句)になっているから。これは3)も同様の構造。ただし3)の場合は「人類にとって、平和こそ最も望まれる」だと後ろが動詞だけどさほどおかしくない。理由は不明。

突然ですが問題です【日本語編102】──普通のアレコレ

 下記の仲間。
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http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1789673749&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月13日から


 下記の日記あたりを参考に、下記のほぼアンケートの【問題】に答えなさい。
463)【普通においしい〈4〉「普通に」「フツーに」「ふつうに」──「普通にかわいい」は、普通にほめてるのよ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1761.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1701545584&owner_id=5019671

【問題】
 下記の1)~7)のうち、普通に許容できるのはどれですか。
 一般には×だけど、「こういう文脈ならアリ」というのも是非お願いします。
  1) 普通においしい
  2) 普通に好き
  3) 普通に強い
  4) 割と普通
  5) けっこう普通
  6) なんか普通
  7) 普通にできる
  8) きわめて普通


【解答?例】
mixi日記2012年02月19日から

 全部ヘンと言えばヘンな気がする。
 全部OKと言えばOKだろう。
 このところ、何がなんだかわからなくなっている。(←オイ!)


【よくわからない解説】

【関連トピ紹介】29──近年の「普通に」の用法
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=61386883

393)【普通においしい【1】──大丈夫か、毎日新聞】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1663324882&owner_id=5019671
394)【普通においしい【2】──「普通においしい」でも、別にいいんじゃね!?】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1663861495&owner_id=5019671
398)〈3〉【「普通においしい」「普通に可愛い」】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1666477246&owner_id=5019671
463)【普通においしい〈4〉「普通に」「フツーに」「ふつうに」──「普通にかわいい」は、普通にほめてるのよ】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1701545584&owner_id=5019671
475)【普通においしい〈5〉──懺悔の記録「フツーにできる」】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1714986940&owner_id=5019671


「普通(に)」に関しては何回か書いてきた。↑の「463)」に書いたことを再掲する。
================================引用開始
 これはいわゆる「若者言葉」に共通する気がするが、何か便利な言い回しが登場すると、どんどん派生的な使い方が出てくる。そのうち「それはちょっと違う」ってものまで含まれ、結局なんとなく雰囲気では理解できても、どういう意味か説明できなくなる。「可愛い」なんかもそうだし、最近の例だと「大丈夫」や「全然」もそう。
 あれ? 「大丈夫」や「全然」は「若者言葉」じゃねえか。
================================引用終了

「派生的な使い方が出てくる」段階で十分ヤなんだけど、どうも次の段階に行ってるような気がする。本来の使い方がどうだったかわからなくなりつつある。そのうち、メンドーだから「普通に」は自粛、ってことになりかねない(泣)。あるいは、逆になんでもアリにする?
 すでに書いてきた「普通においしい」「 普通に好き」「普通に強い」あたりはまだマシ。なんとなく理屈はつけられる気がするから、「許容」でいいよ(積極的には支持しないけど)。
「かなり普通」「割と普通」「けっこう普通」
 さすがにヘンじゃないか?
 でもなぁ。「普通」を「一般的」とか「当たり前」と考えると、程度を表わす副詞がつくのは×と主張する理由が見つからない。
 このあたりには強い異和感があるが、「きわめて普通」だとフツーに使う気がする。「一般的」とか「当たり前」につく「きわめて」は強調だろうけど、「きわめて普通」も強調なんだろうか。「きわめて平凡」ならなんの異和感もない。
 ↑の「475)」で「フツーにできる」と書いたことを懺悔しかけて開き直ったけど、もう何がなんだかわからなくなりつつある。
 もはや全面開国しか道はないか?

 先日トピに書いたコメントを回収しておく。
【「普通に」の使い方】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=37442370&comm_id=398881
================================引用開始

 先日、テレビ番組で「悲しいけど超ウマイ芸能人極貧アイデアレシピベストテン」というのをやっていました。
http://www.tbs.co.jp/satanepu/archive/

 主として芸人が紹介する極貧アイデアレシピの数々。
 どんべえの炊き込みご飯だの、カップヌードルシーフードの残りスープで作る炒飯だの、カップヌードルシーフードの残りスープで作る茶碗蒸しだの……けっこううまそうでした(笑)。メニューの偏りとスポンサーが日清食品だったことに関係があるのかないのか……。

 テーマがテーマだけに、コメントが「普通においしい」「普通に旨い」「普通に食べ(ら)れる」など、「普通に」のオンパレード。
 さすがに気になりました(笑)。
================================引用終了

【バイト敬語/若者言葉】のコレクション
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1818.html

第2章  3 一文の長さ――「短く書け」を徹底すると稚拙な文章になる

 お品書きは下記参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-132.html

第2章

3 一文の長さ――「短く書け」を徹底すると稚拙な文章になる

■長い一文はなぜダメか
 前に書いたように、「短く書け」は「文章読本が説く五大心得」のひとつに数えられるほど重要な心得だ。ほとんどの文章読本は「短く書け」と主張し、長い一文を目のカタキにしている。
 長い一文がなぜいけないのかを、論理的に説明している文章読本もある。たとえばこんな感じだ。

【引用部】
 毎年膨大な財政の赤字を出すことが示す地方自治制度の欠陥に対して、根本的な対策をきめるのが、こんどの国会の大きな使命の一つだと説明されていた。(新聞)

 これは、主語がないわけではなく、ちゃんとある。しかし、その主語がなかなか出てこないのが、この文が悪文になる原因となっている。主語はなるべく早く出した方がいい。しかも、主語と述語との距離は短い方がいい。そこで、両方の要望を満足させるのは、なかなかむずかしいが、たった一つ道がある。それは、短い文を書くということ。これは、あらゆる場合の鉄則と言っていい。(岩淵悦太郎編著『第三版 悪文』p.125)

 この意見はかなり厳しい。この例文レベルで悪文扱いされたんじゃ、世の中悪文だらけになってしまう。ちなみに、この引用部の後半の5行を読んで、なんかヘンな感じがしないだろうか。文頭に注目すると理由がハッキリする。

  これは、/しかし、/主語は/しかも、/そこで、/それは、/これは、

 7つのうち6つが、接続詞か指示語で始まっている。多くの文章読本は、こういう文章も目のカタキにする。なぜこんな書き方をしたのかはわからないが、原因は予想できる。以前、実験的に必要以上に一文を短くして書いたら、ちょうどこんな感じの文章になった。
 それはさておき、この論理は強力だ。

  1)主語はなるべく早く出す
  2)主語と述語との距離を短くする

 この2つを徹底すれば、必然的に一文が短くなる。反論の余地はなさそうで、思わずひれ伏したくなる。
 長い一文がなぜダメなのかは、むずかしい論理に頼らなくても経験的にわかる。グチャグチャと長い一文は、それだけで読む気がしなくなる。何が書いてあるかわからない文章も、たいてい一文が長い。
 ほとんどの文章読本が「短く書け」と主張するなかで、次のような力強い例外もある。

【引用部】
文が長ければわかりにくく、短ければわかりやすいという迷信がよくあるが、わかりやすさと長短とは本質的には関係がない。問題は書き手が日本語に通じているかどうかであって、長い文はその実力の差が現れやすいために、自信のない人は短い方が無難だというだけのことであろう。(本多読本p.154)

〈わかりやすさと長短とは本質的には関係がない〉ってのは正論だけど、ここまで強くいいきられてもなぁ。長い文だと実力がないのがばれるってことでしょ? 遠慮しときます。
 もう少し論調の弱いものもある。

【引用部】
「文章を極端に長くしない」は、わかり易い文章を書くときにあまりにも当然のこととして理解されていることだが、そう決めつけるわけにもいかない。例外も多いのだ。書かれた内容に読み手が強い関心を持っており、書き手と読み手のリズムが合っているときなどは例外となる。例えば、英文学者で評論家の吉田健一の文章は、長いことで有名だが、それを読み易く、内容も頭に入り易いという人が多いのだ。しかし、私個人にとっては苦手な文章の一つといえる。このことから、文章は意識して、長くしたり短くしたりする必要はないが、できれば、あまり長くない方が読み易いといえるであろう。(宮部修『文章をダメにする三つの条件』p.184~185)

 吉田健一の名前は、文章読本ではおなじみ。一文が長くてもわかりにくくない例としてよくあげられる。それは書き手の個性とでもいうべきもので、例外中の例外。一般の人がマネしたってまともな文章にはならない。
 こういう記述を見ていくと、当然(でもないか)素朴な疑問が湧いてくる。一文の「長い」「短い」は何を基準に決めるのだろうか。

■長くない一文の基準
 一文の長さに関して、具体的な目安を文字数で示している文章読本もある。『文章読本さん江』のp.64には3者の意見が紹介されている。

1)平均で30~35字というところ(辰濃和男『文章の書き方』)
2)平均で40字ぐらいまで(中村明『名文作法』)
3)40~50字以下(安本美典『説得の文章術』)

 ちょっと気になるんだけど、「40~50字以下」って「50字以下」とどう違うんだろう。まさか、すべての文を40字以上50字以下にするってことじゃないよな。そんな神業みたいなことを要求されても困る。
 一文の長さに関しては、このほかにもいろんな説がある。例によってそれぞれのセンセーの個人的な意見なので、微妙に違ってくる。

【引用部】
もし、あなたが書いた文章があれば、それを文字数によって測り、一文あたりの平均値を出してみるとよい。句読点やかっこを除いた文字の数で、もし、六十を越すようであれば長すぎると考えなければならない。そのときには、どのように長いのかを分析して、対策を考える必要がある。(樺島忠夫『文章構成法』p.167)

【引用部】
これは一文が長すぎる。そのため、曖昧な文章になっている。一文が六〇字を越したら要注意。小論文の場合、文体に凝るよりも、わかりやすい文体を心がける必要がある。(樋口裕一『ホンモノの文章力』p.60)

【引用部】
 実務文での平均的な1文の長さは、「40字前後」がいいと思われます。『朝日新聞』の「天声人語」では、1文あたり平均30文字程度で文章をまとめています。(高橋昭男『横書き文の書き方・鍛え方』p.99)

 なかには、とんでもなく細かく刻んでいるものもある。こういうのも親切というんだろうか。

【引用部】
 このようにいろいろな条件で数値は違ってくるが、これを読みやすさという観点から見ると、一般的にいって、平均三〇字未満となるような文章は「やさしい」と考えていい。平均三五字あたりでも「かなりやさしいほう」で、平均四〇字ぐらいまでなら「ほとんど抵抗がない」と思われる。平均四五字前後で「ふつう」、平均五〇字を超えると「少しむずかしい」部類に属し、平均六〇字を超えれば「むずかしい」文章と考えられよう。そして、平均で七〇字を超えるようなら「非常にむずかしい」文章といってさしつかえない。(中村明『悪文』p.126)

 いろんな意見があって、ますます基準がわからなくなる。「何を根拠にこんな数字を出しているんだ」なんてツッコミを入れてはいけない。もともと「わかりにくい」とか「わかりやすい」って判断自体が感覚的なものなんだから。絶対的な数字なんて決まるわけがない。それでも各センセーの研究や経験に基づいた数字だけあって、そう大きくは違っていない。
 どうやら文字数の目安は、「平均」で出すのが主流らしい。だが、平均値の算出はそう簡単な作業ではない。〈句読点やかっこを除いた文字の数〉なんて流儀になると、さらにカッタるい。文章を書くときに、こんなことを考えてられないって。
「平均」がつかないほうなら、簡単に判断できる。「ちょっと長いかな」と思ったときに確認すればいい。ここであげた例のなかで「平均」がついていないのは、「40~50字以下」と「60字」だ。この基準より短く書けばいいわけね……ってちょっと待ってほしい。大目に見てくれている「60字」だって相当厳しいよ。すべての文を60字以下にすることなんて、本当にできるのだろうか。

【引用部】
 短く書く。困難な課題だ。センテンスをブツブツ切る。調子が狂う。やってみればわかる。「天声人語」の文章みたいになる。新聞記者の短文信仰にも理由がある。新聞は一行十一字詰め(昔は十五字詰め)で印刷される。一文が短くないと、読みにくい。のだ。(『文章読本さん江』p.65)

 これはギャグでやっている文章だが、短く書くことを徹底するとこんな感じになっても不思議ではない。「天声人語」みたいな文章になる程度で済むならいい。たいていは、もっと悲惨な文章になる。ところが「短く書け」と主張するセンセーがたの文章は、そんなことにはなっていない。「サスガ」なんて感心してはいけない。ここまでの引用部の文章を見ればわかるはずだ。お手元にほかの文章読本があるなら、確認してみてほしい。平気でけっこう長い一文を書いているセンセーが多く、短く書くことを徹底している例を探すのはむずかしい。それらしいものをあげておく。

【引用部】
 文章は、いくつもの言葉が組み合わされてできています。したがって、その基本である言葉を正確に読み、そして書くことが文章を作るうえで一番大切です。文章を磨くうえでまず大切なことは、「言葉を磨く」ことです。
 最近とくに感じることは、漢字離れです。とくに若い方々にその傾向が顕著です。我々が常識として知っておきたい漢字の基準として存在するのが、「常用漢字」です。
 全部で1945字あります。新聞につかわれている漢字とほぼ同じです。一口に常用漢字と言っても、これをマスターすることは少々困難です。漢字能力検定試験の2級程度に相当するからです。ただし、このレベルの漢字は、書けないまでも、読めるようにはしておきたいものです。(高橋昭男『横書き文の書き方・鍛え方』p.10)

 引用部は3つの段落に分かれている。個人的な感覚では、2つ目の段落の前半と、3つ目の段落の前半には異和感がある。ちなみに、各文の文字数は次のようになっている。

・第1段落 26/45/29
・第2段落 19/18/39
・第3段落 13/20/32/23/40

 文章読本でおなじみの「数字を使え」って教えに従ってみたけど、「だからどうした」って気がする。数字を出しさえすればいいわけじゃないってことか。まあ、20字以下の文が続くとなんかヘンな感じになることがある、ってことかもしれない。文字数だけで判断するわけにはいかないけど。
 もちろん、これはとくに短さが目立った部分を拾った結果だ。全編がこの調子ってわけではなく、ほかの部分はこれほど極端ではない。こういう極端な例をあげて、「短く書くな」なんて主張する気はない。ただ、「短く書け」を実践して自然な文章にするのは簡単じゃない、と思うだけです。

■長くてもわかりにくくない文の構造
「長い一文」とひと口にいってもいろいろある。長い一文はたいていわかりにくいが、例外もある。これは文の構造が違うせいらしく、そのあたりを説明している文章読本もある。

【引用部】
むろん、長い文といってもいろいろあって、みな同じにあつかうのは非常識だろう。部分的に文の情報が完結しながらいくつもつながって、結果として長くなったくさり型の長文なら、環(わ)の一つ一つの独立性が高いため、少々長くなっても、その構造上比較的わかりやすい。一方、同じ長文でも、文頭の副詞が文末の述語にかかったり、文中に他の文が組み込まれていたりする複雑な構文の長文になると、段違いにむずかしくなる。が、いずれにしても、長い文は短い文に比べて、読んで理解するのに時間がかかるという点が共通している。(中村明『悪文』p.122)

 フーム、そうなのか。この記述を見たときには、なんとなくわかった。なんとなくわかったけど、そこまでだった。頭が悪いからかな。その後、似たような記述は目にしたけど、どうもスッキリしなかった。やっと素直に納得できたのは、次の記述を見たときだった。

【引用部】
 わかりにくくなる最大の理由は、この文が複文であることだ。
 一般に、文は、主語、目的語、補語、述語などから構成される。一つの主語とそれに対応する述語(および、目的語、補語)しかない文を、「単文」という。完結している複数の単文を順に並べていったものを、「重文」という。これに対して、複数の単文が「入れ子式」になったものを、「複文」という。
 記号的に表すと、重文は、
 (主語1、述語1)、(主語2、述語2)、(主語3、述語3)
となったものであり、複文は、
 主語1、(主語2、述語2)、(主語3、述語3)、述語1 や
 主語1、{主語2、(主語3、述語3)、述語2}、述語1
のような構造のものである。つまり、複文においては、主語、目的語、述語、修飾語などの各々(あるいは一部)が、文から構成されているわけだ(これらを「節」という)。(野口悠紀雄『「超」文章法』p.155)

 何やらむずかしそうに見えるが、論理的に書くとこうなってしまう。
 一般に流布している心得のなかでは、

・主語と述語を近づける
・修飾語と被修飾語を近づける

 などが、この複文の話だ。わかりにくい文は、複文で構造が複雑な場合が多い。単文に分割するか、単純な構造の複文に書きかえればいい。
 どういうことなのかをハッキリさせるために、うんとバカバカしい例を考えてみる。

【重文の例】
 小林がクリームパンを食べ、中村がカレーパンを食べ、鈴木がジャムパンを食べた。

 これなら登場人物がどんなに増えても、食べた物が多少増えても、そんなにわかりにくくはならない(文として自然かどうかは別問題)。ところが、ちょっと書きかえると話が違ってくる。

【やや複雑な構造の複文の例】
 佐藤は、小林がクリームパンを食べ、中村がカレーパンを食べ、鈴木がジャムパンを食べるのを見ていた。

「佐藤は」と「見ていた」が離れてしまうので、多少わかりにくくなる。これぐらいなら問題はないかもしれないが、あいだに入る部分が長くなればなるほどわかりにくくなる。単純な構造の複文にしてみる。

【単純な構造の複文の例】
 小林がクリームパンを食べ、中村がカレーパンを食べ、鈴木がジャムパンを食べるのを佐藤は見ていた。

 このように書きかえれば複文ではあっても主語と述語が近いので、わかりやすくなる。ただし、この方法だと全体の主語である「佐藤」が出てくるのが遅くなるので、なんだか不安定な文になる。やはり長い一文は避けたほうが無難ってことだろう。
 本多読本(p.28~29)は、もっと複雑な複文の例をあげ、〈修飾・被修飾関係の言葉同士を直結〉すればマシになることを示す。

【原文】
 私は小林が中村が鈴木が死んだ現場にいたと証言したのかと思った。

【修正文】
 鈴木が死んだ現場に中村がいたと小林が証言したのかと私は思った。

 よくこんなすごい例文を考えつくもんだ。こうなるとちょっとしたパズルよりむずかしい。『「超」文章法』(野口悠紀雄)は、わかりにくい複文の例として、次の文を出している。

【引用部】
 (I)私の友人が昨年大変苦労して書いた本は、パソコンが普及し始めた頃には、
  異なるアプリケーションソフトが共通のOSで動くようになっていなかったた
  め、データを交換することができず、非常に不便だったと述べている。(p.154)

 さらにこの文がわかりにくい理由を分析したうえで、余計な記述を削除して3つの文に分解している。

【引用部】
 (II)パソコンが誕生して間もない頃には、異なるアプリケーションソフトの間でデ
  ータを交換できなかった。このため、非常に不便だった。私の友人は、著書の中
  でそう強調している。
(I)よりはずっと読みやすい。読みやすさのためには、単文にまで分解するのがよい。すなわち、一つの文章内での主語を一個に限定する。ただし、単文主義で押し通すと、小学生の作文のようになってしまう。そこで、もう少し工夫する必要がある。(p.160)

(I)から(II)になる過程で、〈普及し始めた頃〉が〈誕生して間もない頃〉にかわっているのはなぜ? 〈述べている〉が〈強調している〉にかわっているのはなぜ? 「余計な記述を削除すること」と、「表現をかえること」って別なのでは。などと妙なインネンをつけるのはやめておこう。重要なのは、〈単文主義で押し通すと、小学生の作文のようになってしまう〉ってこと。そんなのは当たり前なんだけど、その当たり前のことを書いてくれている文章読本はめったにない。
 そりゃそうだろう。「短く書け」は、ほとんどの文章読本に共通しているありがたい教えだ。その教えに従って短く書くことを徹底した結果が〈小学生の作文〉じゃ目も当てられないから、簡単に認めることはできない。しかし、〈小学生の作文〉は言葉が過ぎるとしても、ヘンな感じになることが多いのは事実なんだからしかたがない。

■個人的な「意見」を少々──たしかに一文は短いほうがいいみたいだが
1)やはり一文は短いほうがいい
 文字数を目安にするのはあまりいい方法とは思わないが、とりあえず手っ取り早い方法ではある。目安としては、60字ぐらいだろうか。60字を絶対に超えちゃいけないわけではなく、できるだけ60字以内におさめるほうが無難って程度のこと。もう少し長くても構わないが、わかりにくくなる可能性が高くなる。100字以上なんてことになると、危険度はきわめて高い。

2)一文が長い場合は文を分割する
 このテの方法は多くの文章読本で紹介されているので、具体例をあげるのはやめる。ちなみに、前にふれた「が、」を「。しかし」に書きかえるのは、分割の典型。分割すると接続詞を使うことが多くなるはずだ。接続詞が目立つようなら、先にあげた要領で削除することを考える。
 クドいのは承知でもう一度繰り返しておく。一文を短くすると、接続詞を減らすことはできない。「できない」がいいすぎなら、「きわめてむずかしい」。このことにふれずに、「短く書け」といいながら「接続詞を減らせ」と断定している文章読本は、それだけで読む価値はない。なんか、ムチャをゴリ押しする文章読本みたいな書き方になってるな。この数行だけで大半のセンセーを敵に回す気がする。まあいいや。

3)一文が短い場合は文を結合する
 一文を短くすることは、それほどむずかしくない。すべての文を単文にしてしまえば、一文は間違いなく短くなる。問題は、単文ばかりが続くとヘンな感じになること。そんなときには、あえて単文を結合すると不自然な感じが緩和できる。
 いくつの単文を結合すればいいのかは一概にはいえない。理想をいえば、長い文と短い文がバランスよく入っているのがいい。しかしそんなことをいい出すと、リズムだの文体だの個人の趣味だの……といった得体の知れない話になる。とりあえず無難なのは、2つの単文を結合していくこと。その程度なら、一文が長すぎてわかりにくくなることはめったにない。ところどころに単文が入れば、リズムもソコソコの線になる。
 先にあげた例で見てみよう。

【引用部】
 短く書く。困難な課題だ。センテンスをブツブツ切る。調子が狂う。やってみればわかる。「天声人語」の文章みたいになる。新聞記者の短文信仰にも理由がある。新聞は一行十一字詰め(昔は十五字詰め)で印刷される。一文が短くないと、読みにくい。のだ。(『文章読本さん江』p.65)

 前から順番に、2つの文を結合していく。

【修正案1】
 短く書くのは困難な課題だ。センテンスをブツブツ切ると調子が狂う。やってみればわかるが、「天声人語」の文章みたいになる。新聞記者の短文信仰にも理由があり、新聞は一行十一字詰め(昔は十五字詰め)で印刷される。一文が短くないと、読みにくいのだ。

 こうするだけで、フツーの文章に近づく。順番に2つずつ結合したため、4つ目の文は少しヘンなことになっている。結合のしかたにもう少し工夫が必要だろう。

【修正案2】
 短く書くのは困難な課題だ。センテンスをブツブツ切ると調子が狂う。やってみればわかるが、「天声人語」の文章みたいになる。新聞記者の短文信仰にも理由がある。新聞は一行十一字詰め(昔は十五字詰め)で印刷されるので、一文が短くないと読みにくいのだ。

 これならフツーの文章として通用する。ただし、こんなことをやらかすと、せっかくの秀逸なギャグが台なしになる。

【引用部】
 パソコンが誕生して間もない頃には、異なるアプリケーションソフトの間でデータを交換できなかった。このため、非常に不便だった。私の友人は、著書の中でそう強調している。(野口悠紀雄『「超」文章法』p.160)

 1つ目の文と2つ目の文を結合してみる。

【修正案】
 パソコンが誕生して間もない頃には、異なるアプリケーションソフトの間でデータを交換できなかったため、非常に不便だった。私の友人は、著書の中でそう強調している。
 最初の文が少し長くなったが、58字なので目安の範囲におさまっている。

 ここで注目してほしいのは、読点の問題。個人的な趣味では、【修正案】の「頃には、」の読点か「なかったため、」の読点か、どちらかを削除したくなる。2つの文になっていたときには、この読点があってもまったく気にならなかった。なぜ結合すると削除したくなるのかを説明するのは難問。ということで、次はちょっとメンドーな句読点の話になる。

【続きは】↓
第2章 4 句読点の打ち方
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-45.html

きっと 必ず 絶対(に)

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【8】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1821744441&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月18日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1823098798&owner_id=5019671

 下記の続き。
【「もしかしたら」「たぶん」「きっと」──推量を表わす副詞の程度】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1393.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1529782531&owner_id=5019671

 前に書いたとおり、「きっと」「必ず」「絶対(に)」は、いずれもかなり強い確信を表わす副詞。「願望(望ましいこと)」を表わすという説もあるが、違う気がする。
「確信」の内容は、「願望」のこともあれば、「戸惑い(望ましくないこと)」のこともあり、文脈によってかわってくる(「戸惑い」より「困惑」「絶望」のほうがいいかも)。
「確信」の度合いで言うと、「必ず」「絶対(に)」のほうが、「きっと」より強い傾向がある。「きっと」は文末に「だろう」がついたりするが、「必ず」「絶対(に)」にはつかないほうが自然。「間違いなく」あたりも「確信」の度合いが相当強くなる。
 詳しくは下記をご参照ください。
【参考サイト1/「きっと」の意味】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1180508871
【参考サイト2/「絶対」と「必ず」の違い】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1281572462
※なぜ削除される。バックアップは下記。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2330.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1830929105&owner_id=5019671

 今回は用法を見てみる。

 こういうときの常道でgoo辞書の類語辞典をひく。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/4356/m0u/%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%A8/
================================引用開始
きっと/必ず(かならず)/絶対(に)(ぜったいに)
[共通する意味]
★間違いなくそうなると判断する、話し手の気持ちを表わす語。
[英]certainly; surely
[使い方]
〔きっと〕(副)
〔必ず〕(副)
〔絶対(に)〕(副)
[使い分け]
【1】「きっと」は、推量の意味が強く、主観的な判断の場合にもよく用いる。
【2】「必ず」「絶対(に)」は、「きっと」よりも心に強く定めて言い切る表現。客観的な判断に多く用い、例外はないとする語。
【3】「必ず」が肯定の場合にだけ使われるのに対して、「絶対(に)」は肯定・否定いずれの場合にも使われる。
[参照]
絶対(に)⇒決して/断じて/絶対に
[対比表]
   この商品は あの人は… 彼女は…疲  筆記具を…  …うまく行くと 
   …売れる  行かないよ れたのだろう 持参すること は限らない  
きっと  ○    ○     ○      -      -
必ず   ○    -     -      ○      ○
絶対(に)○    ○     -      △      ○
[分類コード]
220-13→分類一覧
================================引用終了


【1】「必ず」の後ろは肯定形限定
1)(この日のことはいつまでも){きっと/必ず/絶対(に)}忘れない
2)(この日のことはいつまでも){きっと/必ず/絶対(に)}覚えている

 ↑の類語辞典を見ると、〈「必ず」が肯定の場合にだけ使われる〉とある。たしかに、
 1)2)なかで、1)の「必ず」には異和感がある。個人的にはちょっと違う考えをしているが、辞書にはさかわらないでおく。


【2】現在/未来の話の形容詞に「必ず」はつきにくい
【3】過去の話の形容詞に「きっと」はつきにくいことがある
3)ここのカレーは{きっと/必ず/絶対(に)}おいしいよ
4)子供の頃、母の作るカレーは{きっと/必ず/絶対(に)}おいしかった

 現在や未来の話だと、「必ず+形容詞」には異和感がある。
 これが過去の話だと、なぜか「きっと+形容詞」のほうが異和感が強くなる。 


【4】過去の話は「きっと」がつきにくいことがある
5)誕生日には{きっと/必ず/絶対(に)}ケーキを食べた
 過去の話で「きっとケーキを食べた」だと異和感がある。

 【3】【4】を見ると、過去の話に「きっと」は使えない印象がある。
 なんらかの制約があるってことだろう。下記の形だと自然になる。
「きっとおいしかったに違いない」
「(彼は)きっとケーキを食べたに違いない」
 他者の主観などを推測する形なら使えるのかもしれない。


■「必ず」の詳細分析(大きく出たもんだ)
 基本的には【1】~【4】でいいと思う。
 細かい例外をほじくってみる。まず「必ず」について。
■Web辞書『大辞泉』から(『大辞林』もほぼ同じなので省略)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%BF%85%E3%81%9A&stype=0&dtype=0&dname=0na
================================引用開始
かならず【必ず】
[副]《「かり(仮)ならず」の音変化》

1 例外のないさま。きまって。いつでも。「毎朝―散歩する」「会えば―論争になる」
2 確実な推量、または強い意志・要請を表す。まちがいなく。絶対に。きっと。「いつかそういう日が―来る」「―勝ってみせる」「印鑑を―持参すること」「―成功するとは限らない」
3 (あとに打消しや禁止の語を伴って)決して。かならずしも。
  「行幸といへど、―かうしもあらぬを」〈源・行幸〉

[用法] かならず・きっと――「この薬を飲めば必ず(きっと)病気が治る」「勉強すれば必ず(きっと)合格する」など、両語とも可能性の強い状態を表すが、「必ず」のほうが確率的により高い場合に使う。◇両語とも「この借りは必ず(きっと)返す」のように決意を表す語としても用いられる。◇「三に二をかけると必ず六になる」「太陽は必ず東から昇る」など、不変の真理を表す場合には「きっと」は使わない。逆に「彼はきっと帰ったんだろう」など、推量の気持ちの強いときには、「必ず」は使わない。
================================引用終了

「3」の記述に疑問を感じる。【1】で見たように〈「必ず」の後ろは肯定形限定〉だったのでは。
 もう少しほじくると、肯定の前にあると「きまって。いつでも。」で、否定の前にあると「決して。かならずしも。」……これって結果的には同じことじゃないの? わざわざ別にする理由はあるの?
 辞書の主張が真っ向から対立しているとき、当方の態度はだいたい決まっている。自分に都合のいいほうを選ぶ。都合の悪いほうにはふれない。あれ? 都合の悪いほうも書いちゃった……(泣)。
 冗談はさておき。
 おそらく、「絶対+否定形」がダメってことではないが、ほとんど使われない……ってことだと思う。この形は古文限定で現代語では使わない、という気もするが、当方は強力な例外を知っている。古いフォークソング(重言?)に「必ず忘れないでくれた」というのが出てくる。父から聞いた話なんで、このヒントだけでわかった人は相当古い(笑)。
 ちなみに、後ろが肯定形限定というのは珍しい気がする。
 後ろが否定形限定の副詞はけっこうある。
  決して/めったに/かならずしも……etc.
 「全然」「まったく」「とても」の話を始めると長くなる。
「全然」「まったく」「とても」知恵袋
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1641.html


■「必ず」の詳細分析(大きく出たもんだ)2
【2】現在/未来の話の形容詞に「必ず」はつきにくい、の例外。
「必ず」と「おいしい」の組み合わせでも、下記なら異和感がない。
6)必ずおいしくなる
7)必ずおいしく食べられる
8)必ずうまくいくから大丈夫

 言うまでもないことだが、6)7)の「必ず」は「おいしく」にかかっているわけではない。だから異和感がないのだろう。
 じゃあそれをちょっと省略した「必ずおいしい」が×になる説明を論理的にお願いします。少なくとも当方はお手上げ。
 8)になると相当微妙。何も問題がない気もするが、この「大丈夫」の働きがわからない。「励ましの大丈夫」だろうな。「きやすめの大丈夫」「他人事の大丈夫」って気もするけど。
294)【「大丈夫ですか」考 日本語】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1574884694&owner_id=5019671
 これをちょっと省略して「必ず大丈夫」までいくとさすがに受け付けない。これだって×になる論理的な説明は相当むずかしいと思う。


■「必ず」の詳細分析(大きく出たもんだ)3
「詳細分析」1&2から予想できること。
「いつも」の意味の「必ず」なら、制約がゆるくなるのでは。
【1】「必ず」の後ろは肯定形限定
1)この日のことはいつまでも必ず忘れない
1)’祖母は毎朝僕を起こすことを必ず忘れないでくれた
 1)’は「いつも」の意味なので異和感が薄れる。

【2】現在/未来の話の形容詞に「必ず」はつきにくい
3)ここのカレーは必ずおいしいよ
3)’ここのカレーはいつ食べても必ずおいしいよ

 念のためにgoo辞書の類語辞典の[対比表]を確認する。類語辞典の記述ではほとんどの説明ができないので、当方が補足する。
   この商品は あの人は… 彼女は…疲  筆記具を…  …うまく行くと 
   …売れる  行かないよ れたのだろう 持参すること は限らない  
きっと  ○    ○     ○      -      -
必ず   ○    -     -      ○      ○
絶対(に)○    ○     -      △      ○

あの人は必ずいかないよ→「必ず」の後ろは肯定形限定なので×。
彼女は{必ず/絶対(に)}疲れたのだろう→強い確信の{必ず/絶対(に)}と「だろう」は相性が悪い。
筆記具をきっと持参すること→命令形と「きっと」が相性がわるいのかもしれない。これが「筆記具をきっと持参するんだよ」のような話し言葉だと異和感がなくなる。「筆記具を絶対に持参すること」が△になる理由は不明。
きっとうまく行くとは限らない→確信の度合いが弱い「きっと」と「限る/限らない」の相性が悪いのだろう。「{きっと/必ず/絶対(に)}うまく行くはずだ」なら異和感がない。


■「絶対(に)」の詳細分析(大きく出たもんだ)
 疲れたからまた今度ね。

突然ですが問題です【日本語編104】──きっと 絶対(に) 必ず

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【8】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1821744441&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月16日から

【問題】
「きっと」「絶対(に)」「必ず」の用法の違いに関するほぼアンケートです。
【参考サイト1/「きっと」の意味】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1180508871
【参考サイト2/「絶対」と「必ず」の違い】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1281572462

【問1】
 下記のうち、ヘンに感じるものをあげなさい。
  1)(この日のことは)きっと忘れない
  2)(この日のことは)絶対(に)忘れない
  3)(この日のことは)必ず忘れない
  4)ここのカレーはきっとおいしいよ
  5)ここのカレーは絶対(に)おいしいよ
  6)ここのカレーは必ずおいしいよ
  7)誕生日にはきっとケーキを食べた
  8)誕生日には絶対(に)ケーキを食べた
  9)誕生日には必ずケーキを食べた

【問2】
「きっと」「絶対(に)」「必ず」を、同じようには使えない例をあげなさい。


【解答?例】
【問1】
 一般的には、3)6)7)あたりがヘン。

【問2】
子供の頃、母の作るカレーは{きっと/必ず/絶対(に)}おいしかった

 詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2323.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1823098798&owner_id=5019671

突然ですが問題です【日本語編103】──「1か月」「1カ月」「1ヵ月」「1箇月」「1個月」「1ヶ月」「1ケ月」

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【8】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1821744441&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月15日から

 下記の仲間。
【突然ですが問題です お品書き】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1758905415&owner_id=5019671

 下記の仲間でもある。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1789673749&owner_id=5019671

【問題】

 下記の1)~7)がどう違うか説明しなさい。

  1)1か月
  2)1カ月
  3)1ヵ月
  4)1箇月
  5)1個月
  6)1ヶ月
  7)1ケ月


【解答?例】

 単に表記の違い。意味にはまったく違いがない。
 個々の違いを説明するととっても長くなります。
 詳しくは下記をご参照ください。
【表記の話11──「1か月」「1カ月」「1ヵ月」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2324.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1823380001&owner_id=5019671

第1374回「どんなチョコレートが好き?」──キッパリ断言します。いただけるチョコならいかなるものでも……。

 バレンタイン当日でなくても、前後各6か月は受け付けてあげてもよくってよ。

将棋20-2/第61回NHK杯戦の勝敗速報

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

第61回NHK杯戦速報
※某公式ホームページを元に作成。
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/shogitou/index.cgi

準々決勝第1局(2月5日放映済み)
○久保利明棋王・王将 vs ●松尾歩七段

準々決勝第2局(2月12日放映)
○羽生善治NHK杯 vs ●郷田真隆九段

準々決勝第1局(2月19日放映)
●木村一基八段 vs ○畠山鎮七段

準々決勝第1局(2月26日放映)
○渡辺明竜王 vs ●菅井竜也五段


準決勝は2/13収録?
○羽生善治NHK杯 vs ●畠山鎮七段
●久保利明棋王・王将 vs ○渡辺明竜王


決勝は2/27収録?
○羽生善治NHK杯 vs ●渡辺明竜王

将棋18/2012年1月19日朝日新聞の紙面から

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2012年01月19日から

 下記の続き。
【将棋17/将棋電王戦後の米長永世棋聖の会見】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1814044464&owner_id=5019671

 ずいぶん昔、プロ棋士(たぶん米長永世棋聖。朝日新聞だと「元名人」になるのね)が将棋ソフトについて語ったことを覚えている
・プロ棋士レベルの人がプログラミングしなければ、強い将棋ソフトはできない
・シラミツブシ方式では、最善手は発見できない
・過去の棋譜の蓄積だけでは限界がある
・もしソフトのほうが強くなったら、たとえば香車がひとつだけ戻れるルールにすればいい(その対応に何年かかかる)
 やはり認識が少し違ったんだろうな。

 下記の記事はいくつかの興味深い事実を含んでいる。
・「ボンクラーズ」のネーミング
 これはカッコをつけたんだと思う。『あずまんが大王』にちなむ、のほうが正解だろう(詳しくは↑のコメント欄参照)。
・〈人間の場合は、序盤、中盤、終盤といった局面の流れに応じて、「中盤なら駒の損得」「終盤なら相手の王に迫るスピード」などと、いろいろな価値の重み付けを臨機応変に判断できる〉
 それがコンピュータにもできるようになったから、こうなったのでは。
・〈未知の局面でもプロならこう指すだろう、という精度の高い評価関数が自動的に作れる、つまり「自動学習」ができるようになったのがミソ〉
 それはスゴいことだな。だから飛躍的に強くなった。素朴な疑問として、新藤井システムみたいな画期的な新戦法が出てきたら、対応するのにどのくらいの時間がかかるのだろう。


【ネタ元】朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/TKY201201180465.html?id1=2&id2=cabcabbj
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苦節38年 将棋ソフト、プロに追いついた

2012年1月19日03時00分

米長邦雄元名人と対局した将棋ソフト「ボンクラーズ」が実装されたコンピューター=14日、東京都渋谷区の将棋会館、樫山晃生撮影

対局を振り返る米長邦雄元名人=14日、東京都渋谷区の将棋会館

対局後の会見で感想を語る伊藤英紀さん(左から2人目)=14日、東京都渋谷区の将棋会館


 将棋のプロとコンピューターが対決する「第1回電王戦」で14日、将棋ソフト「ボンクラーズ」が米長邦雄元名人(68)に勝った。コンピューター将棋の歴史が始まって38年。改良を重ねて弱点を解消することで、人工知能がプロ棋士のレベルに追いついた。

■1秒間に1800万手
 「ボンクラーズ」は、先行する将棋ソフト「ボナンザ」(大発見の意味)を搭載したマシンを複数つないだクラスター(房)を作って読む作業を分担させ、1秒間に1800万手を読めるようにした。ボナンザとクラスターをあわせて命名した。東京都の会社員伊藤英紀さん(49)が開発。昨年の第21回世界コンピュータ将棋選手権で優勝した。
 「ボナンザ」は2005年、当時カナダ・トロント大化学科の研究員だった電気通信大の保木邦仁・特任助教(36)が開発した。これが将棋ソフト史の革命だった。
 将棋はルール上、実現可能な指し手の数が10の220乗とも言われている。1秒間に万単位の手を読める高速コンピューターでも、全てを読み尽くすことは事実上、不可能だ。
 コンピューターはそれぞれの局面で複数の選択肢を検討する。「駒の損得」や「駒の働き」などの項目からなる「評価関数」で点数化して比較し、より高い点数の方に指し進める。だから、過去の実戦例を参考にできる序盤や、王が詰むか詰まないかといった答えが出やすい終盤は得意だ。だが、はっきりとした結論が出にくい局面は苦手だった。点数化が難しいからだ。

■6万局の棋譜から学習
 人間の場合は、序盤、中盤、終盤といった局面の流れに応じて、「中盤なら駒の損得」「終盤なら相手の王に迫るスピード」などと、いろいろな価値の重み付けを臨機応変に判断できる。
 ボナンザは約6万局の棋譜を元に、それぞれの局面でプロなどが指した手を「最善手」ととりあえず仮定。手本となる「教師データ」と呼び、同じ局面を迎えたらソフトがその手を選ぶように評価関数のパラメーター(項目ごとの重み付け)の調整を試みた。その計算をマシンにさせることで、未知の局面でもプロならこう指すだろう、という精度の高い評価関数が自動的に作れる、つまり「自動学習」ができるようになったのがミソだ。
 それまでは、パラメーターの調整を将棋がわかる開発者が手作業で入力する必要があり、非常に労力がかかっていた。しかし、棋力がアマ10級程度の保木さんは、その調整を自分でできないため、マシンに任せた。人間の先入観を排したことで、結果的に人間には思い浮かばない手を指すソフトができたのだ。
 計算を効率化し、従来より幅広い選択肢を調べる「全幅探索」を用いた点も画期的で、より幅広く指し手を読めるようになった。それまでは、有力な手だけを深く掘り下げる選択的探索を採用するソフトが多かった。
 こうした改善の結果、より正確な形勢判断ができるようになった。

■トップ棋士に勝てる日は
 その保木さんは今回の対局前、米長氏の相談に乗った。米長氏は2手目に△6二玉という常識外れの手を指した。ボンクラーズが熟知する過去の実戦例の蓄積から外れ、「いくら読んでもきりがない局面」(米長氏)に誘導する狙い。この作戦は、保木さんが提案したものだった。
 序盤は米長氏が相手に攻めの手段を与えず、作戦通りに進んだ。その後、さらに完封勝ちの手順を目指したが、実は自陣に隙が生じていた。ボンクラーズはそれを見逃さず攻撃を始め、そのまま押し切った。途中からは結論が見えやすい展開になり、コンピューターの持ち味が出た形だ。
 米長氏は引退棋士。では、将棋ソフトが名人などトップ棋士に勝つのはいつなのか。コンピュータ将棋協会の理事を務める伊藤毅志・電気通信大助教は「1回勝つだけなら、今でもあり得ると思う。2、3年後には、長い持ち時間で番勝負をやっても勝てるのでは」と予測する。
 第2回電王戦は来年、現役棋士5人と五つの将棋ソフトが対戦する。07年にボナンザに勝った渡辺明竜王は「プロレベルに達したのは認めざるを得ないが、本当の強さはまだ不透明。来年の電王戦で、かなり明らかになると思う」と話している。(村瀬信也)
     ◇
〈将棋ソフトの歴史〉
1974年 早稲田大のチームが将棋ソフトの開発を始める
 87年 コンピュータ将棋協会発足。強さはアマ級位者クラス
 90年 第1回世界コンピュータ将棋選手権
 95年 このころアマ初段クラスの強さに
 97年 チェスの世界王者がソフトに敗れる
2005年 将棋ソフト「激指」がアマ全国大会でベスト16
 07年 「ボナンザ」が渡辺明竜王に善戦
 10年 「あから2010」が清水市代女流王将(当時)に勝利
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突然ですが問題です【日本語編99】──みいだす 見いだす 見い出す 見出だす 見出す

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1789673749&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月03日から

【問題】

 これもアンケートです。
「みいだす」という言葉の表記1)~4)について下記の【問】に答えなさい。
  1) 見いだす
  2) 見い出す
  3) 見出だす
  3) 見出す→3)ではなく4)です

【問1】
 1)~4)のなかで、どれを適切と考えますか。(複数回答可)

【問2】
 1)~4)のなかで、「これは不適切」と感じるものはありますか。(複数回答可)

【問3】
「家貧しゅうして孝子出ず」という諺の「出ず」の読みと意味を書きなさい。

第1372回「携帯メールの入力方法は?」──ぬるま湯に少量の中性洗剤を入れて、細かい部分は使い古しの歯ブラシを使って……それは入浴方法だろうが。見違えるほどきれいになってくれたんだけど……メモリもきれいさっぱりまっさらになりました(泣)。

よい子はマネしないでね。

突然ですが問題です【日本語編101】──清濁の話

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
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mixi日記2012年02月11日から

 清濁の話が増えてきたので、過去に書いたものもまとめておく。
【問題】

【問1】
 下記の1)~5)は、清音と濁音では何が違うのでしょうか。
  1)これくらい/これぐらい
  2)ころ/ごろ ※「頃」のこと。人や犬の名前ではない。
  3)まぬかれる/まぬがれる
  4)ぎこちない/ぎごちない
  5)きかえる/きがえる ※「着替える」のこと。

【問2】
 下記の1)~4)のうち間違っているのはどれでしょうか。
  1)すさまじい
  2)すさましい
  3)すざましい
  4)すざまじい


【解答?例】

【問1】
1)このくらい/このぐらい
 意味は同じ。一応「くらい」のほうが本線らしい。ただ、「このぐらい」が間違いというわけではない。

2)ころ/ごろ
 用法が違う。詳しいことは下記参照。

3)まぬかれる/まぬがれる
 意味は同じ。本来の形は「まぬかれる」。いまはどちらかと言うと、「まぬがれる」が優勢。

4)ぎこちない/ぎごちない
 意味は同じ。本来の形は「ぎごちない」。いまは圧倒的に「ぎこちない」が優勢。

5)きかえる/きがえる
 意味は同じ。正確には「きかえる」らしい。ただ、「着替える=きがえる」を×にする勇気はない。


【問2】
 1)~4)のいずれも間違いではない。不満のある人は『三省堂国語辞典』の編集部にお問い合わせください。


【よくわからない解説】
 とっても長くなるので、下記をご参照ください。
【清濁の話──これくらい/これぐらい ころ/ごろ まぬかれる/まぬがれる ぎこちない/ぎごちない きかえる/きがえる 】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2321.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1822327775&owner_id=5019671

表記の話10──みいだす 見出す 見いだす 見い出す

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1789673749&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月10日から

 下記の続き。
95)【表記の話──「生かして」か「活かして」か】2009年11月30日
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-871.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1351352794&owner_id=5019671

100)【表記の話【2】──「子供」か「子ども」か】2009年12月04日
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-956.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1354417549&owner_id=5019671

125表記の話【4】──「一人」か「独り」か「ひとり」か(【3】は欠番)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1014.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1408645232&owner_id=5019671

356)【【表記の話5──「生まれる」か「産まれる」か】】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1684.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1636773221&owner_id=5019671

248)【早口 速口 早足 速足】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1345.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1525205654&owner_id=5019671

469)表記の話7──【「形式名詞」の話】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1915.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1703657921&owner_id=5019671

478)【表記の話8──「他人事」「人事」「人ごと」「ひとごと」「たにんごと」】
http://http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1941.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1720867247&owner_id=5019671

 これを〈9〉扱いにしよう。
295)突然ですが問題です【日本語編19】──正油/醤油 玉子/卵──【解答?編】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1510.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1576134622&owner_id=5019671

 表記に関する話は下記にまとめている。
「生かして」か「活かして」か/「子供」か「子ども」か/「障碍」か「障害」か
「一人」か「独り」か「ひとり」か
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=50340503

 一応毎度お約束のお断わり。
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 表記(漢字の使い分けなど)の問題は2種類に分けて考える必要があると思います。

1)使い分けないと間違いになる場合
2)使い分けるのは単なる「決め」の問題の場合

 たとえば「謝る」と「誤る」は明らかに意味が違うので1)でしょう。
「誤った」ことを「謝る」とは書けても、逆はありえません。このほかに「過ち」のことを考えだすと、ちょっと話がややこしくなります(笑)。

 一方、「生まれる」と「産まれる」の場合は2)でしょう。
 汎用性が高いのは「生まれる」でしょうから、「産まれる」と書くべきところを「生まれる」と書いても間違いではありません。単なる「決め」の問題です。ただ、逆にムヤミに「産まれる」を使うとヘンな感じになります。
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 で、今回のテーマサイト。
【「見いだす」ってどうゆう意味ですか? 辞書で調べても 出てきませんでした。】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1480039559

 いろいろな意味で気持ちが暗くなる。
 Web辞書には著作権がないのだろうか。見れば明らかだが、Web辞書『大辞泉』から無断引用している人が2人もいる。そのうちの1人をベストアンサーに選ぶということは、質問者も同罪。これだも。パクリだなんだって問題が後を絶たないのも無理はない。
 
 もっと深刻な話。いまの若い世代?は辞書のひき方を知らないみたい。辞書で「見いだす」で調べても出てこないって……。
 まあネットの質問板に出てくる日本語関係の質問の大半は辞書をひけば解決することを考えれば、辞書をひいただけ立派なのかもしれない。この人たぶんネット辞書で調べたのよね。紙の辞書なら「みいだす」で調べるもんね。
 Web辞書でも「みいだす」で出てくるのよ。こういう常識的なことを理由をちゃんと説明するのはけっこうたいへんかも。放棄!

 で、本題に移ろう。
 Web辞書は、両方とも「見出だす」になっている。手元の『広辞林』だと「見出す」。
 個人的には「見いだす」がイチバン素直だと思う。手元の用字用語集だと「見いだす」で、どうしても「出」を使いたいなら「見出す」らしい。もちろん「みいだす」も間違いではない。

「出」の読み方は常用漢字音訓表に従うなら「で(る)/だ(す)/シュッ/スイ」しかない。そうなると「見いだす」か「見い出す」しかありえない。この表記もけっこう見る気がする。「見つけ出す」と書くんだから「見い出す」が間違いとすることもできないだろう。
 常用漢字音訓表外を対象にすると、「出」には「出(い)ず」「出(い)だす」って読み方もある。あれ? 「いでる」って言葉はないんだ……意外。じゃあ「いで湯」ってどういう構造なの?
※ダ行下2段活用動詞「出ず」の活用なら「出づる湯」では。
 ということは「見出だす」も間違いとは言えない気がする。
「見出(みいだ)す」って表記がどこから出てきたのか、当方には見当がつかない。ドサクサまぎれじゃないだろうか? 一般には通用するから、屁理屈を言ってもダメか(笑)。
 当方の感覚だと「見出し」は「みだし」だから「見出す」は「みだす」としか読めない。辞書にも「見出(みだ)す」の項がある。意味は「見はじめる」と「見いだす」。

 ちなみに「出(い)ず」を「でず」と読むと意味がほぼ逆になるので、必ず「い」とルビを振る必要がある。この話は前に書いた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=875104911&owner_id=5019671

「家貧しゅうして孝子出ず」
 を「でず」と読むと「家が貧乏だとロクな子に育たない」という身も蓋もないことになってしまう。そのほうが真理だとは思うけど。(←オイ!)
 ちなみに、絶対「いず」と読むかと言うと、確証はない。だって原典は「家貧しくして孝子顕る」(「世乱れて忠臣を識る」と続くらしい)なんだもん(いけね。「貧しゅう」でもないや)。そんなナンチャッテ諺の正しい読み方なんてわかりません。(←オイ!)

「形容詞+です」──何回目だろう

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1789673749&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月10日から

 テーマサイトは下記。
【「形容詞+です」 という文章を見て、どう感じますか?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1181114161


【当方のコメントのバックップ(完全版)】

「形容詞+です」(「~たい+です」も同様)について。
 過去に下記のコメントを書いたことがあります。ご参照ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1256554757

 今回の質問はよくある質問とちょっと趣旨が違う気がするので、歴史的な経緯などは省略して書きます。


●「○○した方が早いです。」の安直な書きかえ案
1) イチバン安直なのは「○○した方が早いでしょう」にすることでしょう。
これなら文法にうるさい人でもOKのはずです。
2)最後に「か」「ね」「よ」などをつけると、異和感が薄れます。話し言葉的ニュアンスが強くなるからだと思いますが、正確なところはわかりません。質問の例文なら「○○した方が早いですよ。」でいかがでしょうか。

 そのあとに出てくる「多いです」なら、「多いですね」あたりかもしれません。フツーなら「多いようです」「多くなります」あたりでしょうか。この場合は「多いノです」もアリだと思います。このあたりはケースバイケースです。
 詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-277.html


●話し言葉と書き言葉の違いや、使う場面による違い
 この点について、長年(笑)新聞を観察しています。
「形容詞+です」は話し言葉としてはかなり普及しています。
 当方が例としてよくあげるのは、高校野球の試合後のインタビューです。
 勝ったチームの選手の開口一番が「うれしいです」。
 負けたチームの選手の開口一番が「悔しいです」。
 テレビではよく見聞しますが、新聞にこの形がそのまま出ることは滅多にありません。「です」を省略するか、ほかの表現にかえることが多いようです。
 長いインタビューだと、近年は「形容詞+です」も目にする機会が増えています。書き手の苦労がうかがえます。
 たとえば下記。冒頭の索引で「しいです」を検索したら5件(なんでこんなに少ないのだろう?)ヒットしました。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-750.html
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09-10-6
24日
 朝刊b5面に志田未来のインタビュー記事がのっている。松田史朗記者。セリフの語尾だけを並べる。
「ばっかりなので」「楽しいです」「暑いなあと」「感じです」「楽しい」「ひねくれた役」「やってみたい」「ないです」
「い形容詞終止形」が2つ。「い形容詞終止形」+「です」が3つ。こういうのを「変化をつける」と言うのだろうか。ちゃんとした媒体は「い形容詞終止形」+「です」を避ける……と思ったのは幻想だったのかも。
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 現状では、話し言葉ならほぼ○、書き言葉だと△くらいだと思います。
〈知恵袋という場の回答の文章〉なら、どちらでしょうね。文体にもよると思います。
 やわらかい書き方をしているならアリでしょう。
 ただ、個人的にはよほどのことがない限り使いませんが……。


●昔の朝日新聞の例
 気になって古いデータをリンク先に追記しました。やはり昔は朝日新聞も「形容詞+です」 は避けていたようです。
 2000年8月13日の日記から。

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 最近新聞を読むときに、コメントの語尾が気になってしかたがない。以前はデアル体一本槍だったような気がするが、最近は微妙にデス・マス体をまぜている。昨日の朝日新聞朝刊に格好の題材が載っているので、全文を引く。スポーツ面の「がんばれ後輩」というコラムで、甲子園球児に対して送った西武の松坂大輔のエール。
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 プロになっても、やっぱり高校野球は気になります。神奈川大会の決勝へ行き、横浜を応援したけど、久しぶりに興奮した。去年は観戦に行った時に負けたので、今年は勝って本当に良かった。差し入れを考えるのも楽しみです。
 今も心がけていますが、夏場は体調管理に気をつけないといけない。水分補給も大事だけど、あまりごくごくと飲み過ぎてもいけない。普段通りに過ごすことが大切です。いい思い出になるのも、ならないのも、本人次第。自分のプレーができるように、みんながんばってほしい。
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 文末だけを順にあげてみる。
 なります/興奮した/良かった/楽しみです/いけない/いけない/大切です/本人次第/ほしい
 1番目が「なりマス」で2番目が「興奮しタ」になっている理由は判らない。
 その点を別にすると、コメントに見られる特徴はだいたい次のようになる。
1)形容詞などの語尾の「~イ」は、そのままいいきる(「よかったデス」だの「いけなイデス」はやはり日本語ではない)
2)「イデス」の類いを用いるときには「ね」などをつけて不自然さをぼかす(これは、この松坂コメントにはない)
3)「ダ」「デアル」は用いない(さすがに偉そうだもんな)
4)体言止めは多用しない
 4)の問題が、昔の印象と異なる。かつては、やたらと体言止めが目立っていたはず。コメント(話し言葉)で体言止めを使うのはホンマに特殊な例なのに、バッカじゃなかろうかと思っていた。あれは「ダ」「デアル」を使わないための苦肉の策だったんだろうな。

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共同通信社の怪──翻訳のお仕事

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1789673749&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月10日から

 マイミクの日記に出てきた記事のリンクをたどってちょっと驚いた。
「共同通信社」の記事が、微妙に改竄?されてネットで流通している。

 イチバン短いのは【翻訳1】。なんかさあ。改行後は1行空けるってスタイルが一般化しつつあるんだよね。新聞の場合は頑固に改行後の行頭を1字下げしているんだから、改行は必要ないでしょうに。なんでこんなとこだけ時代に迎合するんだろう。 
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020301002182.html
【翻訳1】============================
福島原発周辺で鳥が減少 日米などの研究チーム調査

 【ロンドン共同】3日付の英紙インディペンデントは、東京電力福島第1原発の事故による環境への影響を調べている日米などの研究チームの調査で、同原発周辺で鳥の数が減少し始めていることが分かったと報じた。調査結果は来週、環境問題の専門誌で発表される。

 研究チームは、1986年に事故が起きたウクライナのチェルノブイリ原発と福島第1原発の周辺で、放射性物質放出による生物への影響を比較調査するため、両地域に共通する14種類の鳥について分析。

 福島の方が生息数への影響が大きく、寿命が短くなったり、オスの生殖能力が低下したりしていることが確認された。
================================


【翻訳2】だと、末尾に一文が加わっている。数字が漢数字になっているのは、わずわざやったのだろうか?
【翻訳2】(リンク切れ)=====================
福島原発周辺、鳥が減少 日米チームなど調査(東京新聞2月4日朝刊)

 【ロンドン=共同】三日付の英紙インディペンデントは、東京電力福島第一原発の事故による環境への影響を調べている日米などの研究チームの調査で、同原発周辺で鳥の数が減少し始めていることが分かったと報じた。調査結果は来週、環境問題の専門誌で発表される。

 研究チームは、一九八六年に事故が起きたウクライナのチェルノブイリ原発と福島第一原発の周辺で、放射性物質放出による生物への影響を比較調査するため、両地域に共通する一四種類の鳥について分析。

 福島の方が生息数への影響が大きく、寿命が短くなったり、オスの生殖能力が低下したりしていることが確認されたほか、脳の小さい個体が発見された。

 このほか、DNAの変異の割合が上昇、昆虫の生存期間が大きく減少するなどの影響も見られた。
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 大元と思われる【翻訳3】だと、最後のほうの改行の具合が少しかわり、さらに一文が加わっている。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/02/post-4681.html
【翻訳3】============================
福島原発周辺で鳥が減少 日米などの研究チーム調査

 【ロンドン共同】3日付の英紙インディペンデントは、東京電力福島第1原発の事故による環境への影響を調べている日米などの研究チームの調査で、同原発周辺で鳥の数が減少し始めていることが分かったと報じた。調査結果は来週、環境問題の専門誌で発表される。

 研究チームは、1986年に事故が起きたウクライナのチェルノブイリ原発と福島第1原発の周辺で、放射性物質放出による生物への影響を比較調査するため、両地域に共通する14種類の鳥について分析。

 福島の方が生息数への影響が大きく、寿命が短くなったり、オスの生殖能力が低下したりしていることが確認されたほか、脳の小さい個体が発見された。このほか、DNAの変異の割合が上昇、昆虫の生存期間が大きく減少するなどの影響も見られた。

 研究チームは、福島第1原発の事故後に当たる3月から7月の繁殖期に悪影響が出たとの見方を示している。

(2012年2月 3日)
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 新聞記事は重要度の高いことから書いていくという鉄則がある、と聞いたことがある。紙面の都合で記事を縮小するケースが多いので、そういうときに後ろをバッサリ削除するらしい。そう考えると、記事によって後半があったりなかったりというのも納得できる。
 でもネットニュースに「紙面の都合」なんてあるの?
 そんな疑問を感じつつ、【原文】を眺めて驚く。【翻訳3】の最後の一文って、【原文】では3段落目にあるような……。
 しかも、英語が苦手な当方が見ても相当意訳している気がする。
 まさかと思うけど、なんらかの意図があって【翻訳3】の最後の一文を削除している……なんてことはないよね。
 翻訳系のコミュで訊いてみようかな。

http://www.independent.co.uk/news/world/asia/bird-numbers-plummet-around-stricken-fukushima-plant-6348724.html
【原文】============================
Bird numbers plummet around stricken Fukushima plant

Researchers working around Japan's disabled Fukushima Daiichi nuclear plant say bird populations there have begun to dwindle, in what may be a chilling harbinger of the impact of radioactive fallout on local life.

In the first major study of the impact of the world's worst nuclear crisis in 25 years, the researchers, from Japan, the US and Denmark, said their analysis of 14 species of bird common to Fukushima and Chernobyl, the Ukrainian city which suffered a similar nuclear meltdown, showed the effect on abundance is worse in the Japanese disaster zone.

The study, published next week in the journal Environmental Pollution, suggests that its findings demonstrate "an immediate negative consequence of radiation for birds during the main breeding season [of] March [to] July".

Two of the study's authors have spent years working in the irradiated 2,850 sq metre zone around the Chernobyl single-reactor plant, which exploded in 1986 and showered much of Europe with caesium, strontium, plutonium and other radioactive toxins. A quarter of a century later, the region is almost devoid of people.

Timothy Mousseau and Anders Pape Moller say their research uncovered major negative effects among the bird population, including reductions in longevity and in male fertility, and birds with smaller brains.

Many species show "dramatically" elevated DNA mutation rates, developmental abnormalities and extinctions, they add, while insect life has been significantly reduced.
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第1371回「実家ですか?一人暮らしですか?」──あのー。既婚者は回答してはいけないのでしょうか。どちらでもないので、回答してはいけませんか? 近々独り暮らしに戻りそうなんですが、回答してもいいですか。

 涙、涙、涙……。

将棋20/NHK杯戦の勝敗について

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月08日から

 またしてもやらかしてしまったかもしれない……(泣)。
 下記のトピに書き込みをしたら、物議を醸してしまった。関係箇所だけ抜粋する。
【NHK杯 Part2】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=56301839&comment_count=460&comm_id=596

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449
自分のコメントを削除する2012年02月07日 14:35
tobirisu

 羽生―郷田の対局は、1月16日に行われて……。
 結果は……書かないほうがいいですね。

 数年前の羽生―長沼の一戦の結果も、同様に事前に判明していたと記憶しています。

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450
2012年02月07日 20:05
とさん

tobirisuさんへ

>羽生―郷田の対局は、1月16日に行われて……。
>結果は……書かないほうがいいですね。

最近、毎日対局結果をチェックしてますが・・
おっしゃる通り1月16日に対局があっと思われます。
結果は、書かない方が良いと思います(^_^;)
放送が楽しみですね(*^_^*)

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455
自分のコメントを削除する2012年02月08日 12:48
tobirisu

>452

>羽生さんが負けたかのような言い方だね。

 そうともとれますね。
 ことの性質上、YESともNOとも書けません。
「数年前の羽生―長沼の一戦の結果」が話題になりました。その応用で勝敗がわかる方法を見つけてしまった、ということです。詳細をここに書く気はありません。
 失礼しました。

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 あとは非難囂々(泣)。
 たしかに当方が余計なことを書いたのかもしれない。
 自己弁護のために少し正確にトレースする。
 このやり取りの前に「対局は済んだのか?」という話題があった。当方の立場から言わせてもらうと、「こんな余計なことを書く人がいるから……」と思わなくはない。
 対局のスケジュールはいろいろなところで確認できるはず。羽生二冠のNHK杯戦に関しては下記が圧倒的に詳しい。
http://www.rayraw.com/index.php?type=kisen&kisen=NHK%E6%9D%AF%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88&isall=

 当然のことながら、放映日前だから勝敗は書いていない。
 このほかに勝敗などに関する「記録サイト」はいくつかあるが、テレビ対局の勝敗はオンエアまでは発表されない。
 勝敗を調べる方法をつい考えてしまった。
 数年前、ネットで羽生二冠の連勝記録が話題になったことがあったのを思い出す。
 ↑のサイトに出ている第57回のNHK杯戦の長沼七段戦が原因だった。
 当時、羽生二冠が連勝記録を更新中だった。ある「記録サイト」で、放映日前に連勝が途切れた。このサイトは個人記録を対局日ベースで更新していた。
 しかし、放映日ベースで更新しているほかのサイトでは、連勝記録は継続中のままだった。だからちょっとした騒ぎになったの。
 今回調べた結果、これを応用するとNHK杯戦の全局の勝敗を事前に把握できることがわかってしまった。
「放映日ベース」のサイトに比べ、「対局日ベース」のサイトは対局数が1局多い。勝敗数を比べると……。
 興味のあるかたはお調べください。ちなみに、当方はこんな方法に気づいたことを悔やんでいる。

 当然のことながら、その結果をトピに書くほどヤボではない。
 [450]で終わらせればいい話題だと思う。そのあとにいろいろ書く人がいるから……。
 当方のコメントだけ消せばいいのかな?
 ほかのコメントも全部削除されるなら、消してもいいけど。
 トピのやり取りで、勝敗の結果がホントにわかる超人がいるのだろうか。しかも、何を根拠にそれを信じるの?
 当方の予想では、深読みした人は逆に感じている気がする。
 そうなると勝手に深読みしておいて「ウソだったのか!」とか書くんだろうな。当方はどっちとも書いてないのに。

助数詞の話──「1年」と「1年間」の違い 日本語

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1789673749&owner_id=5019671

mixi日記2012年02月05日から

 助数詞関係のバックナンバー。
473)【助数詞の話──「城」「国」の数え方】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1701334422&owner_id=5019671

655)【ゴミ箱4】【病院を数える助数詞】日本語しつもん箱
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1807775696&owner_id=5019671
 これじゃ「ひらがな多字」のカミツキhttp://mixi.jp/view_diary.pl?id=1791606657&owner_id=5019671と大差ないかな(泣)。それだけは許して。


 テーマトピは下記。
【一年間と一年】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=67721510

 大前提として、「1年」の「年」をどう呼ぶか。他の流派もあるようだけど、「助数詞」と呼んでおく。「量詞」というのは、どうやら中国の呼称らしい。
 ただ、「1年」「1年間」の「年」が助数詞か否かは微妙な気がする。
 
■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%B9%B4&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=14342500&pagenum=1
================================
ねん【年】

【1】[名]
1 1年。とし。「―に一度の祭り」
2 「年季」の略。「―が明ける」

【2】[接尾]助数詞。
1 年号・年数を表すのに用いる。「平成七―」「西暦一九九五―」
2 年齢・学年を表すのに用いる。「人生五〇―」「五―に進級」
================================

 一般の「1年」は名詞。
「年号」「年齢」「学年」を表わす(「年数」は「3年目」などのこと?)ものは助数詞らしい。ってことは、「2年(間)」「3年(間)」と増やせるのは「助数詞」なんだろう。
 ↑の「473)」の法則で考えても、「3年」は「3つの年」とは違うようなので、「〈つの〉抜き」でなく助数詞だろう。
 本題とはあまり関係ない気がするので「助数詞」と考え、これ以上は踏み込まない。
 質問にある「1年」は「年数」と考えるのが素直だろう。【1】1の「1年」は無視する。ホントはマギレをなくすために「5年」などで考えるほうがよい気がするが……。 
 さて、「1年」と「1年間」の違い。これは当然「間」がポイントになる。
 つい最近、同様の質問をどこかで目にした記憶があるが、当方の検索能力では見つけられない。関係するサイトも見当たらない(泣)。

■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E9%96%93&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=03799400&pagenum=1
================================
かん【間】
【1】[名]
1 物と物、場所と場所とを隔てる空間的な広がり。また、その距離。「天地の―」「その―約八キロ」「目睫(もくしょう)の―に迫る」
2 ある時点とある時点とのあいだ。あるひと続きの時間。「その―の事情はわからない」「ボールが外野を転々とする―に」
3 すきま。間隙(かんげき)。「多忙の―を縫って出席する」「―に乗じる」
4 心の隔たり。「―を生じる」

【2】[接尾]名詞に付いて、ある物事・時間・場所と他の物事・時間・場所とのあいだ、人と人との関係などの意を表す。「五日―」「東京、大阪―」「学校―の連絡」「夫婦―のもめごと」
================================

「1年間」の「間」は「5日間」の「間」と同じだろう。ということは「接尾語」になる。
 ただ、これで「5日間」の説明になるのかな。何と何の間なの? 意味は【1】2の「あるひと続きの時間」だろう。
 
 ここまで踏まえて「1年」「1年間」の違いを考える。
 質問を一部加工して転載する。
================================
 インドネシア人の学生に日本語を教えています。
「日本に来て一年間が過ぎました。」 という作文を書きました。
「一年」が正しいのは分かるのですが、 「一年」と「一年間」の使い分けの指導ができません。

  例
  1)サッカーを1年以上している。○
  2)サッカーを1年間以上している△?
  3)日本語の勉強を1年した。○?
  4)日本語の勉強を1年間した。○
================================

 3)は「○?」ではなく「○」だろう。
 やや不自然なのは2)。「1年間以上」は間違いではないだろうが、ちょっと引っかかる。
 原文の「1年間が過ぎました」もちょっと引っかかる。ホントにかすかにだけど。
 微妙すぎてうまく説明できそうにないが、「1年の間」(「1年中」の意味ではなく)と言いかえることができるか否かで考えてはどうだろうか。
  0)’日本に来て1年の間が過ぎました。△?
  2)’サッカーを1年の間以上している×
  4)’日本語の勉強を1年の間した。○

「1年」と「1年間」はほとんど同じだが、なぜか「1年間以上」(「以下」「未満」「以内」なども同様)になると異和感が生じる。
「1年」は単に「1年」だが、「1年間」になると「期間」のニュアンスが強くなる。そのことと、「1年間以上」に生じる異和感の関連性は……わからないorz。
 ちゃんと説明ができないのなら、「1年」と「1年間」はほぼ同じとするしかない気がする。
 こんなみっともない結論じゃリンクも張れない(泣)。


【助数詞の話──「1年」と「1年間」の違い 日本語】 〈2〉

 下記のコメントを回収する。
【〇ヶ月に渡り~と〇ヶ月間渡り~】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10119262520
================引用開始
「〇ヶ月に渡り~」と「〇ヶ月間渡り~」のどちらが正しいか

文脈にもよるかもしれませんが、「〇ヶ月間渡り~」は「に」を入れて「〇ヶ月間に渡り~」でないとおかしいと思います。
「〇ヶ月に渡り~」と「〇ヶ月間に渡り~」はほとんど同じで、厳密にどう違うか当方にも正確なところはわかりません。
「間」が入るほうフォーマルな印象なので、賞状なら「〇ヶ月間に渡り~」のほうがよいと思います。
詳しくは下記をご参照ください。
【助数詞の話──「1年」と「1年間」の違い 日本語】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2305.html

以下はやや余計な話です。
こういう場合の「渡り」は、漢字で書くなら「亘り」と書くべきと主張する人がいます。詳しくは省略しますが、当方もそのとおりだと思います。
漢字にせずに、ひらがなで「わたり」と書くほうがよいと思います。

こういう場合の「ヶ」は、正式な文章ではあまり使われません。
賞状なら「か」か「カ」と書くほうがよいでしょう。
詳しくは下記をご参照ください。
【複数の場所を示すのに「2箇所」、「2ヶ所」、「2ヵ所」、「2個所」、「2か所」とする表現は、どれが正しいのでしょうか?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1194937816
================引用終了


 下記も回収。
【「~に3日かかる」と「~に3日間かかる」】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10119441090

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「~に3日かかる」と「~に3日間かかる」の違い。

どちらでも「間違い」ではないでしょうが、「~に3日間かかる」には少しだけ異和感があります。
今回の質問のおかげで微妙な異和感の理由がわかりました。ありがとうございます。

まず、つい最近書いた回答をひきます。
【「〇ヶ月に渡り~」と「〇ヶ月間渡り~」のどちらが正しいか】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011926252...
================引用開始
「〇ヶ月に渡り~」と「〇ヶ月間に渡り~」はほとんど同じで、厳密にどう違うか当方にも正確なところはわかりません。
「間」が入るほうフォーマルな印象なので、賞状なら「〇ヶ月間に渡り~」のほうがよいと思います。
詳しくは下記をご参照ください。
【助数詞の話──「1年」と「1年間」の違い 日本語】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2305.html
================引用終了

「~に3日かかる」と「~に3日間かかる」の場合もほとんどかわらないと思います。
ただ、個人的には「~に3日間かかる」には少しだけ異和感があります。
おそらく、リンク先にひいた辞書にあるとおり、「間」は「あるひと続きの時間」だからでしょう。
「工事は3日(間)続いた」のように、「3日」の「間」、ずっと継続しているなら異和感はありません。
「かかる」の意味を確認します。

http://kotobank.jp/word/%E6%8E%9B%E3%82%8B?dic=daijisen&oid=0297020...
================引用開始
14 時間・費用・労力などが必要とされる。費やされる。要する。「手の―・る仕事」「完成に一〇年―・る」
================引用終了

http://kotobank.jp/word/%E6%8E%9B%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%83%BB%E6%87%...
================引用開始
12 費用・労力・時間などを要する。費やされる。入用になる。 「これを作るには金も時間も-・る」 「修理するには一〇万円以上-・る」 「手間が-・る」 「暇が-・る」
================引用終了

「期間内の継続」のニュアンスより、かかった「時間の総量」を表わすニュアンスがあるようです。このため、「間」と「かかる」の相性がよくないのでは。

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第1367回「好きな豆料理を教えてください」──豆腐です。キッパリ  納豆もけっこう好きですが、豆腐です。再びキッパリ

 立派な豆料理だと思いますが。何か?

2012年1月の朝日新聞から

【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html


【2012年1月】


12-01-01
1日
 久保は中飛車に振ってから▲6六歩(図)と角道を止め、得意とする角交換を辞さない構えを避けた。(朝刊37面)
 諏訪景子記者。後半が相当わかりにくい。「得意とする角交換」なら、そりゃフツーは辞さない。その構えを避ける? 「角交換」を得意とする棋士とか「角交換」を苦手とする棋士なんているの? 「角換わり」って戦形が得意な棋士や、角づかいが得意な棋士ならいるけど。これ、「得意とする」のは「角交換を辞さない構え」なのよ。この対局ではあえてそれを避けたってこと。ちなみに、「角交換を辞さない振り飛車」は最近のスタンダードとも言え、別に久保二冠の「得意」ではないはず。この記者の名前は初見。今後注目かも。


12-01-02
5日
 平田容疑者が出頭前の大みそかの夜、警察庁のオウム真理教特別手配容疑者の専用フリーダイヤルに電話をかけたとしている件で警視庁の捜査本部は4日、「現時点ではその記録はない」と話した。(朝刊39面)
 記者不明。平田容疑者は10回ほどかけたが話し中でつながらなかったと主張している。しかも話し中の場合も記録が残る仕組みらしい。機械の故障でなければ、容疑者がウソをついていることになる。しかし、ウソつく理由はないだろう。そうなると、可能性は……。そんな大事なフリーダイヤルが機能していないことは問題にならないのね。
 で、本題。「現時点ではその記録はない」……こういう言い方は聞くことがある気がする。でもさぁ。「現時点で記録がない」ならそれは「ない」ってことで、どこまでいっても記録はないでしょ。「(記録が)確認できていない」でも言うべきでは。この先記録が生まれたら怪奇現象だよ。


12-01-03
7日
向井理演じる荒くれ者の英介は、降りかかる困難にハングリー精神で立ち向かう。(朝刊b6面)
 新ドラマ『ハングリー』の紹介記事。記者不明。「荒くれ者」ですか。ギャグまじりで「やさぐれる」は使ったことがあるけど、「荒くれ者」は使った記憶がない。「乱暴者」ならアリかな。


12-01-04
11日
無頼の空気を漂わせる刑事に永作の不敵な笑みがよく似合う。(朝刊40面)
 田玉恵美記者。新ドラマ『ダーティ・ママ』の紹介記事。「無頼」も自分では使った記憶がない。女性を形容したのを見るのは初めてかも。このクールは外道な主人公が多いらしい(笑)。


12-01-05~10
14日
 朝刊35面に「55プラス」って連載記事がある。この「夢のワイナリー2」の文章がヒドいと、とあるコミュで教えてもらった。書き手は、たぶん「1」と同様岩崎賢一記者。全文を引きたいとことだが、気になった部分だけ抜き書きする。

 日本食に合うと評判な甲州種ブドウの白ワイン。(05)
 異業種からの参入者にとって、畑の借り方すらわからない。(06)
 高野さんは、故郷の荒れていくブドウ畑を憂えてブドウづくりを始めていた。(07)
 だから、ワイン好きな人は、ブドウ栽培から醸造まで一貫して取り組みたいと考える人が多い。(08)
 高野さんには時々、地元農家が高齢を理由にブドウ畑を管理してほしいという相談が舞い込む。(09)
比較的質のいいブドウが採れたり、耕作依頼が来たりする畑は傾斜地が多い。高齢になればなるほど傾斜地の作業がきつくなるためだ。(10)

 順番に見ていく。
「05」は冒頭の文。冒頭に紋切り型に近い体言止めが来ることに対する感想はパス。問題は「評判な」と言うか否か。これはちょっと微妙で、一般に「評判」は形容動詞でもあるのでOKとも言える。これは「08」に出てくる「ワイン好きな人」も同様だと思う。
【板外編9】文法はお好きですか?──そんな物好きな人はいません
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1207215683&owner_id=5019671

「06」。主語と述語がヨレてないか? 「異業種からの参入者(に)は、畑の借り方すらわからない」「異業種からの参入者にとって(は)、畑を借りる方策も大きな問題だ」くらいかな? まだなんかヘンだ。

「07」。「憂えて」にちょっと驚く。合ってる。(←オイ!)
「10」もそうだが、この記者はキッチリ「片たり」も避けている。欲を言えばもうひと工夫欲しいが。いったいどういう感覚なんだろう。
【『同期の桜―お言葉ですが…8』】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=513760066&owner_id=5019671

「08」
「人」がダブっている。「だから、ワイン好きは、ブドウ栽培から醸造まで一貫して取り組みたいと考える人が多い」もしくは「だから、ワイン好きな人(ママ)は、ブドウ栽培から醸造まで一貫して取り組みたいと考えることが多い」くらいか。

「09」。相当ヨレている。「高野さんには時々、高齢を理由にブドウ畑を管理してほしいという地元農家(から)の相談が舞い込む」くらいか。
「10」。どうしたものか。「傾斜地は比較的質のいいブドウが採れる。しかし、高齢になればなるほど(傾斜地の)作業がきつくなるため、耕作依頼の多いのも傾斜地の畑だ」くらいか。なんかヘンだな。
「耕作依頼が来る畑は傾斜地が多い。傾斜地は比較的質のいいブドウが採れるが、高齢になればなるほど作業がきつくなるからだ」くらいか。

2011年12月の朝日新聞から

【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html


【2011年12月】

 いかんなぁ。まともに新聞さえ読んでいないことがバレてしまう(泣)。
 ネタがない。

11-12-1
15日
http://www.asahi.com/national/update/1214/TKY201112140792.html
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牛レバー内部にO157を初確認 生食禁止の可能性
生食用食肉による食中毒発生件数

 牛の肝臓(レバー)の内部に食中毒の原因となる腸管出血性大腸菌がいることが、厚生労働省の調査でわかった。初めての確認となる。O(オー)157など腸管出血性大腸菌は毒性が強く、死亡する危険もあり、生レバーの提供は禁止となる可能性が高まった。

 厚労省は20日に開かれる審議会に結果を報告する。委員の意見がまとまり次第、生レバーの提供を禁止するかどうか決める。禁止になれば、食品衛生法で罰則つきの規制をすることになる。

 牛の肝臓内には食中毒を起こす細菌のカンピロバクターがいることはわかっていたが、より重症化のおそれのある腸管出血性大腸菌は確認されていなかった。(以下略)(朝刊1面)
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 記者不明。ネット上にテキストがあったんで、拾ってきた。気になったのは「肝臓」と「レバー」の使い分け。最も目立つ見出しは「牛レバー」になっていて、リードの冒頭は「牛の肝臓(レバー)」になっている。以降は、「生レバー」「牛の肝臓」「レバー片」……etc.
 気になることが2つある。
 1つめはカッコの使い方。これは前にも書いた気がするが、改めて。難解な言葉などにカッコをつきで注釈をつける形は広く使われている。カッコがあんまり多くなるとウットーしいので、いかに減らすかが重要になる。
 通常の書籍だとこのカッコの使い方は以下のようになっていることが多い。
  1)語句(説明)
  2)略称(正式名称)
 問題は2)の形で、新聞では「正式名称(略称)」の形をとっている。これが昔から気になっていた。たとえば、TPPという言葉を使う場合、当方の感覚だと、初出の書き方は2つある。
  TPP(環太平洋経済連携協定)
  環太平洋経済連携協定(以下、「TPP」と表記)
 どちらの場合も2回目以降は「TPP」で何も問題はない。
 ところが、新聞では「環太平洋経済連携協定(TPP)」「アジア太平洋経済協力会議(APEC)」などとなる。
http://www.asahi.com/politics/update/1111/TKY201111110508.html
 全文は末尾に。
 論理的に考えるとおかしいと思うが、昔からこういう書き方をしている。わざわざ注釈をつける形でわかりにくい略称をつける理由がわからない。ヒドいときには、1回しか出てこない。カッコつきの説明の意味は?
 2つの目の気になること。初出を見ると「牛の肝臓(レバー)」。牛限定か否かこの文では不明だが、常識で考えれば「肝臓=レバー」だろう。新聞の書き方だと、こう書いた以後は「レバー」で通すはずだが、なぜか「肝臓」も登場する。
 どうやら、生きている牛の内臓は「肝臓」で、食材は「レバー」と使い分けようとしていらしい。だとすると、「牛の肝臓(レバー)」ってどういうこと?


11-12-2
21日
 東電は原発事故の賠償支払いのために、機構から約8900億円、政府から原発事故の1200億円の補償金を受け取ることが決まっている。だが、これらのお金は、燃料費や廃炉の費用には使えない。(夕刊1面)
http://www.asahi.com/business/update/1221/TKY201112210209.html
 記者不明。文中の「お金」が気になった。フローチャートの中にも「東京電力を支えるお金の流れ」とある。新聞記事で「お金」というのは相当珍しいのでは。ただ、書きかえ案が難問。フローチャートを見ると(↑のサイト参照)、「機構」から出ているのは「交付金」なので、「補償金」とは言えない。両方を合わせた「金」をどう呼ぶべきか。「拠出金」も違うんだろうな。「予算」でもない。そうなると「資金」かな。悪い意味になりそう。ある意味正解?(←オイ!)


11-12-3
http://www.asahi.com/paper/column.html
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2011年12月3日(土)付

 先の戦争中に「ぜいたくは敵だ」のスローガンがあった。これに「素」を足して、「ぜいたくは素敵(すてき)だ」とやったシャレはパロディー史に燦然(さんぜん)と輝く。この手のもじりの面白さには「法則」がある。言葉の変化はできる限り小さくて、意味の変化が大きいほど、笑いの声は大きくなる▼「白い恋人」を「面白い恋人」とやったのは、法則通りといえる。北海道の名高い菓子をもじり、大阪の吉本興業などが関西の駅や空港で売り出した。いかにも大阪らしい「本歌取り」に、ニヤリとした向きは多かったろう▼それを「本家」の石屋製菓が商標権侵害で訴えた。長年かけて育てた商標や名声を、丸呑(の)みされたような立腹は分かる。とはいえ、どちらの肩を持つか。法律解釈はおいて、巷(ちまた)の声は色々のようだ▼文芸作品でも、たまに議論がある。たとえば寺山修司の一首〈向日葵(ひまわり)の下に饒舌(じょうぜつ)高きかな人を訪わずば自己なき男〉には、中村草田男の〈人を訪はずば自己なき男月見草〉という先行句があった。これをどう見るかはなかなか難しい▼遊び心で通る手法もある。4月の小紙俳壇の〈雪とけて村一ぱいの休耕田〉を、選者の金子兜太さんは「一茶の『雪とけて村一ぱいの子ども哉(かな)』の本歌取り成功」と評した。これなど作者の「お手柄」といった感がする▼世の中に名手はいるもので、先の川柳欄にさっそく〈「面白い変人」ならば揉(も)めてない〉の寸鉄が載っていた。お菓子の訴訟に、パロディーの「妙と副作用」を考えさせられる。
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 時間切れです。インネンは後日。

【20120103追記】

「面白い変人」は素晴らしい(笑)。

 言葉遊びの類いを表わす言葉がいくつか出てくる。
「シャレ」「パロディー」「もじり」「本歌取り」
 ほかに「地口」「語呂合わせ」なんてのもある。たぶん「シャレ」と「ダジャレ」はまったくの別物。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%8F%A3
 どう違うのかはさっぱりわからない。(←オイ!)
 天声人語の担当者はどう使い分けているのだろう。少なくとも、「ぜいたくは素敵(すてき)だ」はもじりではあっても、シャレではない気がする。これをパロディーと言っていいか否かは微妙な気がする


http://www.asahi.com/politics/update/1111/TKY201111110508.html
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野田首相、TPP交渉参加の方針表明

 野田佳彦首相は11日、首相官邸で記者会見し、環太平洋経済連携協定(TPP)について「TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入る」と述べ、参加国との事前協議から始まる交渉プロセスに参加する方針を表明した。首相は12日からハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、オバマ米大統領らTPPの関係各国首脳と会談し、交渉参加の方針を伝える。

 TPP交渉に正式参加するには、すでに交渉入りした米国など9カ国と事前協議を行い、それぞれ承認を得る必要がある。日本が各国と本格交渉を始めるのは、早くても来年春以降とみられる。首相が「交渉参加に向けた協議」と表現し、事前協議を強調したのは、民主党内の反対派に配慮した面もある。

 首相は会見で、農業や医療などの分野でTPP参加に反対する声が強いことを念頭に「世界に誇る日本の医療制度、日本の伝統文化、美しい農村、そうしたものは断固として守り抜き、分厚い中間層によって支えられる安定した社会の再構築を実現する決意だ」と強調。こうした懸念に配慮する姿勢をみせた。
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第1366回「靴の手入れ、してますか?」──皆さんそんなことするんですか? ほとんどしたことがありません。もっぱら「足入れ」です。

 手袋じゃあるまいし。
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