「正しい日本語 敬語1」のノートを拝見して気になったことがありました。
「正しい日本語 敬語1」のノートを拝見して気になったことがありました。
アドバイスでは字数制限があるので、質問の形にします。
まず全文をコピーします。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n58651
========引用開始
正しい日本語 敬語1
外国人が「日本語は難しい」とよく言います
でも、わたしたち日本人でも日本語は難しいですよね
その証拠に、中学や高校、大学の国語の試験で100点ってなかな取れません
今回は「敬語」について書きます。
★アナウンサーでも間違っている「尊敬語」「謙譲語」
一番間違いの多いのが「お~する」と「お~になる」です
たとえば、「お聞きする」「お聞きになる」は、前者が謙譲語なので、自分より目上の人に何か聞く時に「お聞きしてもよろしいですか」などと使用します。
後者は尊敬語なので、目上の人に対して「お聞きになりますか」などと使用します。
ここで使われる「お」は「御」、「ご」とも読みます。
「ご」の例でわかりやすいのは「見る」の丁寧語「ご覧になる」です。
「ご覧になる」とは言いますが「ご覧する」とは言いません(この場合は「拝見する」になる)。
また「ご覧になる」で多い間違いは「ご覧下さい」。
正しくは「ご覧になってください」になります。
あなたは間違った敬語、使っていませんか。
正しい敬語を使うと相手に与える印象がぐっと知的になります。
この機会に、ぜひ自分の敬語を見直してみてください。
========引用終了
1)〈自分より目上の人に何か聞く時に「お聞きしてもよろしいですか」などと使用〉
「聞く」にはいくつかの意味がありますが、この場合は「質問する」の意味ですよね。敬語の話をしているのですから、その場合は特定形の謙譲語を使って「おうかがいしてもよろしいですか」と言うほうがよいのでは? ただし、個人的にはこういう訊き方はしません。敬語以前の問題で「訊いてもいいか?」は慇懃無礼な言い回しだと思います。このままでは、どんなに敬度の高い表現にかえてもダメなのでは。「おうかがいしたいことがあるのですが……」くらいが無難でしょうか。
ちなみに「おうかがいする」は二重敬語ですが、文化庁が【習慣として定着している二重敬語】として許容しています。
【よくある誤用34──敬語編4 二重敬語 「二重敬語」の定義】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133372
2)〈後者は尊敬語なので、目上の人に対して「お聞きになりますか」などと使用します〉
現実には、こういう例はあまりないと思います。どのような状況を想定していますか?
「音楽はどのようなものをお聞きになりますか」ということならフツーでしょう。その場合は「聴く」ではないかという気もしますが。
ただ、話題にしているのは「質問する」の意味ですよね。たとえば、見知らぬ老人に道を訊かれて「あそこの交差点に交番があるので、そこでお聞きになりますか」ならかろうじてアリですかね。ほかにも特殊な状況をつくればアリでしょうが、説明が長くなりそうです。
1)2)に関しては、特定形のない「お話しする」「お話しになる」、「お書きする」「お書きになる」などを例にするほうがわかりやすいかと思います。
3)〈「見る」の丁寧語「ご覧になる」〉
「見る」を丁寧語にしたものは、一般には「見ます」では。
「ご覧になる」は、「見る」の尊敬語でしょう(これも特定形)。
4)〈また「ご覧になる」で多い間違いは「ご覧下さい」〉
「ご覧ください」(表記を一般的なものにかえます)を「間違い」とするのは言いすぎでは。
『敬語再入門』http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.htmlのP.57には、下記のようにあります。
引用部の前にあるのは「説明してくれた」を敬語にする話です。
①は「ご説明なさってくださった(説明なさってくださった、ご説明になってくださった)」という例文です。
①’は「ご説明くださった」という例文です。
========引用開始
この①’「お/ご~くださる」は簡単で敬度も高く、便利な形です。「お/ご~になって(なさって)くださる」の「になって(なさって)」が落ちた、いわば縮約形ともいえますが、むしろ①より①’のほうが自然な場合もあります。作り方としては、
ナル敬語「お/ご~になる」の「になる」を「くださる」に変えて作ればよい
わけです。
========引用終了
「ご覧ください」も、「ご覧になってください」のいわば縮約形と考えることができる気がしますが……。
アドバイスでは字数制限があるので、質問の形にします。
まず全文をコピーします。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n58651
========引用開始
正しい日本語 敬語1
外国人が「日本語は難しい」とよく言います
でも、わたしたち日本人でも日本語は難しいですよね
その証拠に、中学や高校、大学の国語の試験で100点ってなかな取れません
今回は「敬語」について書きます。
★アナウンサーでも間違っている「尊敬語」「謙譲語」
一番間違いの多いのが「お~する」と「お~になる」です
たとえば、「お聞きする」「お聞きになる」は、前者が謙譲語なので、自分より目上の人に何か聞く時に「お聞きしてもよろしいですか」などと使用します。
後者は尊敬語なので、目上の人に対して「お聞きになりますか」などと使用します。
ここで使われる「お」は「御」、「ご」とも読みます。
「ご」の例でわかりやすいのは「見る」の丁寧語「ご覧になる」です。
「ご覧になる」とは言いますが「ご覧する」とは言いません(この場合は「拝見する」になる)。
また「ご覧になる」で多い間違いは「ご覧下さい」。
正しくは「ご覧になってください」になります。
あなたは間違った敬語、使っていませんか。
正しい敬語を使うと相手に与える印象がぐっと知的になります。
この機会に、ぜひ自分の敬語を見直してみてください。
========引用終了
1)〈自分より目上の人に何か聞く時に「お聞きしてもよろしいですか」などと使用〉
「聞く」にはいくつかの意味がありますが、この場合は「質問する」の意味ですよね。敬語の話をしているのですから、その場合は特定形の謙譲語を使って「おうかがいしてもよろしいですか」と言うほうがよいのでは? ただし、個人的にはこういう訊き方はしません。敬語以前の問題で「訊いてもいいか?」は慇懃無礼な言い回しだと思います。このままでは、どんなに敬度の高い表現にかえてもダメなのでは。「おうかがいしたいことがあるのですが……」くらいが無難でしょうか。
ちなみに「おうかがいする」は二重敬語ですが、文化庁が【習慣として定着している二重敬語】として許容しています。
【よくある誤用34──敬語編4 二重敬語 「二重敬語」の定義】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133372
2)〈後者は尊敬語なので、目上の人に対して「お聞きになりますか」などと使用します〉
現実には、こういう例はあまりないと思います。どのような状況を想定していますか?
「音楽はどのようなものをお聞きになりますか」ということならフツーでしょう。その場合は「聴く」ではないかという気もしますが。
ただ、話題にしているのは「質問する」の意味ですよね。たとえば、見知らぬ老人に道を訊かれて「あそこの交差点に交番があるので、そこでお聞きになりますか」ならかろうじてアリですかね。ほかにも特殊な状況をつくればアリでしょうが、説明が長くなりそうです。
1)2)に関しては、特定形のない「お話しする」「お話しになる」、「お書きする」「お書きになる」などを例にするほうがわかりやすいかと思います。
3)〈「見る」の丁寧語「ご覧になる」〉
「見る」を丁寧語にしたものは、一般には「見ます」では。
「ご覧になる」は、「見る」の尊敬語でしょう(これも特定形)。
4)〈また「ご覧になる」で多い間違いは「ご覧下さい」〉
「ご覧ください」(表記を一般的なものにかえます)を「間違い」とするのは言いすぎでは。
『敬語再入門』http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.htmlのP.57には、下記のようにあります。
引用部の前にあるのは「説明してくれた」を敬語にする話です。
①は「ご説明なさってくださった(説明なさってくださった、ご説明になってくださった)」という例文です。
①’は「ご説明くださった」という例文です。
========引用開始
この①’「お/ご~くださる」は簡単で敬度も高く、便利な形です。「お/ご~になって(なさって)くださる」の「になって(なさって)」が落ちた、いわば縮約形ともいえますが、むしろ①より①’のほうが自然な場合もあります。作り方としては、
ナル敬語「お/ご~になる」の「になる」を「くださる」に変えて作ればよい
わけです。
========引用終了
「ご覧ください」も、「ご覧になってください」のいわば縮約形と考えることができる気がしますが……。
スポンサーサイト