【将棋25/世代交代かけた戦い?】
下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671
mixi日記2013年03月28日から
下記の続き。
【将棋20/NHK杯戦の勝敗について】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1820408425&owner_id=5019671
将棋大賞の最優秀棋士賞の行方がかなり微妙になった。
NHK杯の羽生三冠との直接対決を制したあと、渡辺竜王がタイトルを2つ奪取して三冠なった。
ちなみに放映日は王将戦後だが、対局は2月末にあり、すぐに結果を確認する方法もあった。この話はゴニョゴニョ。
さて今年度の羽生三冠と渡辺竜王の主な戦績。
●羽生三冠
・名人挑戦敗退
・棋聖防衛
・王位防衛
・王座奪取
・達人戦優勝
・銀河戦優勝
・A級順位戦8勝1敗
・勝率1位
・対局数1位
●渡辺竜王
・王座失冠
・竜王防衛
・王将奪取
・棋王奪取
・朝日杯優勝(準決勝で羽生三冠に勝利)
・NHK杯優勝 (決勝で羽生三冠に勝利)
・A級順位戦5勝4敗
・勝率2位
・対局数2位
拮抗している。順位戦の価値をどう考えるかで決まりそうだ。今年は渡辺竜王に、という意見も出てくるだろう。なにしろ、過去の最優秀棋士賞は羽生三冠の独壇場だから。
http://www.shogi.or.jp/player/taisho.html
ただ、「互角」なら王者の防衛という考え方もできる。第一人者を引きずり下ろすのなら、瞬間的にでも、明らかに上回ってくれないと。
仮に来期、渡辺竜王の成績が明らかに上に来たら、「世代交代」ってことになるのだろうか。「巻き返し」の可能性もあるから、瞬間風速では決められない。
某所でおもしろい論議が起きていた。「世代交代」と言うが、「羽生世代」はあっても「渡辺世代」はない……。
微妙。
昔は、たとえば(以下、敬称略)大山が木村を倒したら「世代交代」だった。中原が大山を倒したら「世代交代」だった。事実上、「巻き返し」はなかった。このあたりのことを書きはじめると、また長くなる(笑)。
第一人者の交代をもって「世代交代」と呼んだ。「大山世代」も「中原世代」もなかった。厳密には「中原の同世代」はあったと思うけど。
ところが、現代の将棋界には厳然とした「羽生世代」がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E7%94%9F%E4%B8%96%E4%BB%A3
しかもこれがとんでもない。元々は、佐藤(康光)、森内、村山あたりを指したはず。この4人が相次いでプロになったのだから、先輩棋士はたまらない。プロ入りした時期や勢いで言えば先崎も入れたいところ。
さらに、プロ入りした時期は異なるが歳が近い棋士に、丸山、郷田、藤井がいる。
夭折した村山を別にすれば、ほぼ全員がトップに近い位置にいる。
Wikipediaは否定しているが、印象としては、屋敷や深浦も同じ世代になる。これをまとめて一蹴するのはたいへんだろうな。
とりあえず、来期は羽生三冠が四冠になり(三度目の正直?)、完全マッチレースになりそうな予感。ほかの棋士にも絡んでもらいたいんだけど、盛り上がらないタイトル戦は勘弁してほしい。
将棋のおもしろさ(この話はまた長くなる)で考えるなら、佐藤九段の復調(あえてこう書く)を強く希望する。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
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mixi日記2013年03月28日から
下記の続き。
【将棋20/NHK杯戦の勝敗について】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1820408425&owner_id=5019671
将棋大賞の最優秀棋士賞の行方がかなり微妙になった。
NHK杯の羽生三冠との直接対決を制したあと、渡辺竜王がタイトルを2つ奪取して三冠なった。
ちなみに放映日は王将戦後だが、対局は2月末にあり、すぐに結果を確認する方法もあった。この話はゴニョゴニョ。
さて今年度の羽生三冠と渡辺竜王の主な戦績。
●羽生三冠
・名人挑戦敗退
・棋聖防衛
・王位防衛
・王座奪取
・達人戦優勝
・銀河戦優勝
・A級順位戦8勝1敗
・勝率1位
・対局数1位
●渡辺竜王
・王座失冠
・竜王防衛
・王将奪取
・棋王奪取
・朝日杯優勝(準決勝で羽生三冠に勝利)
・NHK杯優勝 (決勝で羽生三冠に勝利)
・A級順位戦5勝4敗
・勝率2位
・対局数2位
拮抗している。順位戦の価値をどう考えるかで決まりそうだ。今年は渡辺竜王に、という意見も出てくるだろう。なにしろ、過去の最優秀棋士賞は羽生三冠の独壇場だから。
http://www.shogi.or.jp/player/taisho.html
ただ、「互角」なら王者の防衛という考え方もできる。第一人者を引きずり下ろすのなら、瞬間的にでも、明らかに上回ってくれないと。
仮に来期、渡辺竜王の成績が明らかに上に来たら、「世代交代」ってことになるのだろうか。「巻き返し」の可能性もあるから、瞬間風速では決められない。
某所でおもしろい論議が起きていた。「世代交代」と言うが、「羽生世代」はあっても「渡辺世代」はない……。
微妙。
昔は、たとえば(以下、敬称略)大山が木村を倒したら「世代交代」だった。中原が大山を倒したら「世代交代」だった。事実上、「巻き返し」はなかった。このあたりのことを書きはじめると、また長くなる(笑)。
第一人者の交代をもって「世代交代」と呼んだ。「大山世代」も「中原世代」もなかった。厳密には「中原の同世代」はあったと思うけど。
ところが、現代の将棋界には厳然とした「羽生世代」がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E7%94%9F%E4%B8%96%E4%BB%A3
しかもこれがとんでもない。元々は、佐藤(康光)、森内、村山あたりを指したはず。この4人が相次いでプロになったのだから、先輩棋士はたまらない。プロ入りした時期や勢いで言えば先崎も入れたいところ。
さらに、プロ入りした時期は異なるが歳が近い棋士に、丸山、郷田、藤井がいる。
夭折した村山を別にすれば、ほぼ全員がトップに近い位置にいる。
Wikipediaは否定しているが、印象としては、屋敷や深浦も同じ世代になる。これをまとめて一蹴するのはたいへんだろうな。
とりあえず、来期は羽生三冠が四冠になり(三度目の正直?)、完全マッチレースになりそうな予感。ほかの棋士にも絡んでもらいたいんだけど、盛り上がらないタイトル戦は勘弁してほしい。
将棋のおもしろさ(この話はまた長くなる)で考えるなら、佐藤九段の復調(あえてこう書く)を強く希望する。
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