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44定番の質問/バイト敬語。「~させていただく」「~させていただきます」

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n148456から。

 ちょっと事情があって、下記を一部加筆して再アップします。
【よくある誤用32──敬語編2「~させていただく」「~させていただきます」「~(さ)せていただく」「~(さ)せていただきます」】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n132890

「~(さ)せていただく」「~(さ)せていただきます」と書くほうが正確でしょうが、こう書いておきます。
 下記の【参考資料】を要約します。
 近年評判が悪い敬語表現のひとつが、「~させていただく」です。「~させていただく」が「二重敬語だから誤用」という珍説も目にします。
「~させていただく」自体は「誤用」などではありません。「乱用するとみっともないので気をつけよう」ということです。 


●第1段階の説明(初級向け)

 文化庁の「敬語の指針」のP.40~41に解説があります。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf
 基本的には「ア)相手側又は第三者の許可を受けて行い,イ)そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われる」とのこと。 「許可」と「受益」ということでしょう。

================================
1)相手が所有している本をコピーするため,許可を求めるときの表現
「コピーを取らせていただけますか。」
2)研究発表会などにおける冒頭の表現
「それでは,発表させていただきます。」
3)店の休業を張り紙などで告知するときの表現
「本日,休業させていただきます。」
4)結婚式における祝辞の表現
「私は,新郎と3年間同じクラスで勉強させていただいた者です。」
5)自己紹介の表現
「私は,○○高校を卒業させていただきました。」

 上記の例1)の場合は,ア),イ)の条件を満たしていると考えられるため,基本的な用法に合致していると判断できる。2)の例も同様だが,ア)の条件がない場合には,やや冗長な言い方になるため,「発表いたします。」の方が簡潔に感じられるようである。3)の例は,条件を満たしていると判断すれば適切だが,2)と同様に,ア)の条件がない場合には「休業いたします。」の方が良いと言えるだろう。4)の例は,ア)とイ)の両方の条件を満たしていないと感じる場合には,不適切だと判断される。5)の例も,同様である。ただし,4)については,結婚式が新郎や新婦を最大限に立てるべき場面であることを考え合わせれば許容されるという考え方もあり得る。5)については,「私は,卒業するのが困難だったところ,先生方の格別な御配慮によって何とか卒業させていただきました。ありがとうございました。」などという文脈であれば,必ずしも不適切だとは言えなくなる。
 なお,ア),イ)の条件を実際には満たしていなくても,満たしているかのように見立てて使う用法があり,それが「…(さ)せていただく」の使用域を広げている。上記の2)~5)についても,このような用法の具体例としてとらえることもできる。その見立てをどの程度自然なものとして受け入れるかということが,その個人にとっての「…(さ)せていただく」に対する「許容度」を決めているのだと考えられる。
================================

●第2段階の説明(中級向け)

「敬語の指針」は一応の解説にはなっています。ただ元々の問題が微妙なんで、スッキリしない部分が残ります。「第1段階の説明」で納得できる人もいるのでしょうが、少なくとも当方は納得できません。
 解決策も書かれていないので、結局どうすればいいのかがわかりません。
 よく見る解決策として、「~いたします」にすればいい、というのがあります。
 そのとおりだと思います。↑の「敬語の指針」の例で言うなら、下記のようになります。

1)取る→?
2)発表する→発表いたします
3)休業する→休業いたします
4)勉強した→勉強いたしました
5)卒業した→卒業いたしました

 2)~5)はこの形でOKでしょう。でも1)はどうしますか?
 悪い例としてあげられることが多い「歌わせていただきます」場合はどうしますか?
 「~いたします」にできるものはそうすればいいことが多い、くらいでしょうか。「誤用」だとか「クドい」だとかメクジラを立てるのはどうかと思います。
 もうひとつ大きな問題があります。
 厳密に考えると「発表させていただきます」と「発表いたします」には、意味の上で大きな違いがあります。このことは敬語でない形にするとハッキリします。

 発表させていただきます→発表させてもらう
 発表いたします→発表する

「発表いたします」は、「発表する」を敬語にしただけです(厳密に言うなら、「発表する」を丁寧語にしたのが「発表します」。それをさらに謙譲語にしたのが「発表いたします」)。つまり、「発表させてもらう」にあった「させてもらう」のニュアンスがなくなっているのです。「敬語の指針」があげた「許可」も「受益」もなくなっています。そう考えると、「発表させていただきます」を「発表いたします」にするのは無理があるとも言えそうです。

 この「敬語でない形にする」は、適否の判定のためのヒントになるかもしれません。
1)取る/取らせてもらう
2)発表する/発表させてもらう
3)休業する→休業させてもらう
4)勉強した→勉強させてもらった
5)卒業した→卒業させてもらった

 こう並べると、4)5)に強い異和感があります。ただ、このあたりは個人の主観にもよるでしょうから、強く主張する気はありません。

 結論としては、「~させていただく」がすべておかしいわけではないので、個々の例で判断するしかないのかもしれません。
 その際には以下の点に注意するといいでしょう。

①「許可」「受益」の2つの要件を満たしているか
②「〜いたします」で十分ではないか
③敬語ではない形にして考えてみる

 具体例は下記をご参照ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13101909118

●第3段階の説明(上級向け)

 敬語関連の名著と言われる『敬語再入門』に重要な記述があります。
 下記の引用部だけではわかりにくいかもしれません。詳しくは同書をお読みください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.html
================引用開始
【引用部】
 ところが、謙譲語IIの代表選手「──いたす」は、「──する」型(サ変)の動詞でなければ使えない、また、文末以外では使いにくい、という制約があります。つまり、先程の例なら「開発いたしました」と言えますが、「新製品を作りました」は、「──する」型動詞でないので「作りいたしました」と言えないし、「新製品を開発した業者です」も、文末ではないので「開発いたしました業者です」は不自然です。この「いたす」の守備範囲の不足を補うように「作らせていただきました」「開発させていただいた業者です」と言う、という面がありそうです。「守備範囲の広い謙譲語IIの形」を求める心理が潜在的にあって、そこに「させていただく」が入り込もうとしているのです。(P.196)
 つまりそのなんだ。こういうのを読んでしまうと、「プチ発見」のはずが単なる勉強不足になるってことだ(泣)。
================引用終了


【参考資料】
突然ですが問題です【日本語編10】──「~させていただく」【解答編】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1286.html

「出場する」なら、「出場させていただきます」までへりくだらなくても「出場いたします」で十分ってことがある。ところが「出る」には「もっと丁寧な形」がないから、いきなり「出させていただきます」になりがちなのでは。
「出ます」では敬度が低いと感じるときに使える「もっと丁寧な形」がないからこんなことになる。

表は省略。

【「させていただく」=この言葉、気になる? 気にならない?】
http://www.excite.co.jp/News/laurier/column/E1347412552614.html
※さすがに乱暴でしょう。文脈もなしに、「~させていただく」が気になるも気にならないもないでしょうに。 こういうホニャララが流布するから……。

Yahoo!知恵袋だと、下記のBAが圧倒的に説得力があります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1362602693



●バイト敬語/若者言葉のコレクション
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1818.html

【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365


petit_puisさん へ

 はじめまして(でもありませんか)。
 いつも回答のコメントを拝見し、勉強させていただいています(この使い方ならOKですよね)。
 なんらかの形でご挨拶をしようと思っていたところ、コメントをいただいて光栄です。
 Yahoo!知恵袋の常連回答者同士は仲が悪いことが多く、残念に思っていました。
 petit_puisさんとはいい関係が築ければ、と願っています。

 少し気になることがあり、現在確認しています。
 回答を数日待っていただけないでしょうか。申し訳“が”ございません。
 今後ともよろしくお願いします。


petit_puisさん へ〈2〉【20130219】

 回答が遅くなって申し訳がございません。
 重ねてお詫び申し上げます。
「確認」がとれないので、見切り発車で返信いたします。
 失礼があったらお許しください。

【アドバイス1】=========引用開始
「させていただく」要件を満たさないものだけ、「いたします」にすれば良いかと。許可や受益がもともとないものたちです。「いたします」がつかないものは、「します」が嫌なら「させていただけますか?」と疑問文。
==========引用終了
 基本的に同意します。このところ、〈「~いたします」で十分〉という主張が強くなってきた気がしますが、それは極論で当方の主張は「一概には言えない」ということです。問題点はおそらく2点あります。
1)「~いたします」の形にできないものがある
2)「~(さ)せていただく」のほうがふさわしい場合がある

「ふさわしい場合」とは、「許可」と「受益」の要件を満たしている場合なのでしょう。この判定が微妙なことがあって……。敬語を外した形で、〈「~(さ)せてもらう」と「~する」のどちらがいいか〉と考えれば、だいたいわかる気がするのですが。

「させていただけますか?」と疑問文にするのも、場面によっては使えるかもしれませんね。


【アドバイス2】=========引用開始
「作りました」「開発した業者です」はそのままで行くしかないですが、「させていただきます」乱用よりは害も抵抗もまだマシだと思います。
================引用終了
 そのとおりだと思います。個人的には、この例なら「~(さ)せていただく」は必要ないと思います。おそらく、著者の菊地康人氏も、積極的に「~(さ)せていただく」を使え、とは考えていないでしょう。


 この知恵ノートに限らず、不明点や当方の間違いなどにお気づきでしたら、ご指摘いただければ幸いです。

43定番の質問/バイト敬語。「よろしかったでしょうか?」

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146529から。

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 直接的には下記の続きだろうな。
314)【バイト敬語の話──「よろしかったでしょうか?」考】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1572.html

444)【「よろしいですか?」の謎】Yahoo!知恵袋
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1861.html

369)【読書感想文/『続弾! 問題な日本語』1(北原保雄編/大修館書店/2005年11月3日初版第1刷発行)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1717.html


 テーマサイトは下記。
【「~でよろしかったでしょうか?」は文法的にも間違いですか?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1080382975


「~でよろしかったでしょうか?」に関しては何回か書いてきた。
 いろいろな話を目にするので、改めて書いてみる。過去に書いたもののポイントも抜粋して決定版(大きく出たもんだ)にしたい。
 そもそも、なぜこの表現に異和感をもつ人が多いのか。


●注文した直後なのに「過去形」を使うのは×
 一般的な意見は、注文した直後なのに「なぜ過去形を使う?」だろう。「過去形」は正確な言い方ではないが、ここでは「よろしかった」の類いを過去形、「よろしい」の類いを現在形と呼ぶことにする。
 ほかにも理由があるにせよ、異和感のイチバンの原因はこれだと思う。
 あえて過去形を使うのは、「過去形のほうが丁寧な印象がある」という幻想があるからだろうか。感覚的にはわからなくはないが、信憑性は……。ルーツには、「北海道の方言説」「過去形のほうが丁寧になるのは日本語も英語も共通」などがある(↑「351)」参照)。
 このあたりは「314)」に書いたとおり。
================================
 注文を聞いた直後に過去形で確認するからヘンなだけではないか。
 いったん注文を受けたあと、しばらくしてから何か理由があって「ご注文の品は、○○でよろしかったでしょうか?」と確認するなら何も問題はない(「よろしいでしょうか?」と現在形を使ってもおかしくないけど)。
 あるいは注文の料理を全部出して、「ご注文の品は、以上でよろしかったでしょうか?」と確認するのもさほどおかしくない(これも「よろしいでしょうか?」と現在形を使ってもおかしくないけど)。
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●「よろしかったでしょうか?」を確認を求める表現だから×
 ──国立国語研究所の主張
「314)」に引用した国立国語研究所のサイトhttp://www.ninjal.ac.jp/products-k/kokken_mado/11/05/が主張している。
================================引用開始
広報紙「国語研の窓」 > 第11号(2002年4月1日発行) > ことばQ&A
ことばQ&A
質問

最近,ファーストフード店やファミリーレストランで品物を注文すると,店員が「○○で,よろしかったでしょうか?」と,注文を繰り返すことがよくあります。なぜ過去形で問われるのかと違和感を覚えます。「よろしゅうございますか?」や「よろしいでしょうか?」の方が適切ではないのでしょうか。

回答

「よろしかった」の「~た」は,過去の意味だけでなく,確認の意味で使われることもあります。店員が注文を復唱する場面で使われている「~た」は,確認の意昧ではないかと考えられます。

それを確かめるために,ファーストフードのM社に尋ねてみました。同社では,各店の店長がアルバイトの店員に,客の注文をしっかり確認するよう指導し,「○○で,よろしかったでしょうか?」という接客敬語を口伝えで教えているそうです。店員はこのような接客マニュアルにしたがって応対しているのです。ついでに,ホテルや洋品店にも尋ねてみたところ、この場面では,「よろしゅうございますか?」や「よろしいでしょうか?」が適切だ,ということでした。いずれも敬語を含む丁寧な表現ですが,「よろしかったでしょうか?」は,客に確認を求める丁寧表現,「よろしゅうございますか?」や「よろしいでしょうか?」は,客に許可を仰ぐ丁寧表現という違いがあります。

なぜ,「○○で,よろしかったでしょうか?」に違和感を覚えるのか,質問者のお気持ちを推察してみましょう。質問者は,この場面は,客に許可を仰ぐべき場面とお考えのようです。それなのに,確認を求められるから,違和感を持たれるのでしょう。客の中には,値段の安い品物を注文して,「○○で,よろしかったでしょうか?」と確認されると,もっと高い物でなくていいのか,と言われているような気がする人もいるでしょう。食べ物だけ注文して,「お飲み物は,よろしかったでしょうか?」と確認されると,セットでの注文を迫るような,おしつけがましさを感じる人もいるでしょう。このように,「よろしかったでしょうか?」という確認の表現は,客の場面や状況の捉え方しだいでは違和感を持たれることになります。

例えば,ズボンの裾上げを頼んでおいた洋品店で,確認のため試着した後に,「この長さで,よろしかったでしょうか?」と言われたらどうでしょうか。違和感を覚えない人も多いだろうと思います。もちろん,この状況でも「よろしいでしょうか?」の方が適切だと考える人もいるでしょう。

客にはそれぞれ個性があります。敬語の使い方についての規範意識も人それぞれです。接客マニュアルどおりの画一的な応対は,能率的に均質なサービスを提供できる長所もあるのですが,客の個性に対する配慮が足りないという欠点もあります。客の気持ちに配慮して,場面や状況に応じた表現の工夫をすることが,大切なのではないでしょうか。

(吉岡 泰夫)
================================引用終了

 どうやら「よろしかったでしょうか?」は確認を求める表現だから×で、「よろしいでしょうか?」は許可を仰ぐ表現だから○ということらしい。この主張は、当方にはまったく理解できない。注文直後の「よろしいでしょうか?」は、確認を求める表現だと思う。


●そもそも「よろしかった」という表現自体がヘン
 ──『問題な日本語』『続弾! 問題な日本語』』の主張
「でしょうか」がつかない「よろしかった」は、たしかに使用頻度が低い気がする。とくに男性はあまり使わないような……。
 だからと言って、そもそも「よろしかった」がおかしいから「~でよろしかったでしょうか?」もおかしいという論理が成り立つのだろうか。
 上品(一応)な女性が「~でよろしかったかしら」と口にするなら不自然とは思えない。「~でよろしかったでしょうか」だって丁寧な言葉づかいとしてどこが不自然なのか、わからない。↑に書いたように、〈しばらくしてから何か理由があって「ご注文の品は、○○でよろしかったでしょうか?」と確認する〉などのケースなら、何も問題はないと思う。
「テーマサイト」にも2冊の書籍からの引用が見られるが、あの引用のしかたで適切なのだろうか。

「369)」からひく。
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「ふたたび よろしかったでしょうか」(p.104~)
【関連日記】http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1572.html
 書き手は北原保雄。
 この問題は前弾でも扱っている。そのときの結論は下記。
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し終わった注文について「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」と言うのは、〈過去のことについての現在における評価〉を表す表現と理解できます。
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 この問題に対する意見はいろいろあるが、この説はけっこう珍しい。再度質問が来たのはこの説明では納得できない人が多かったからでは。
 今度の結論は下記。
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一連の流れの中で行われている事柄について「~た」と過去形を使うのは間違いではありませんが、「よろしかったでしょうか」の場合は、そもそも「よろしかった」があまり使われない表現であるため、不自然に感じられるのでしょう。
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 そうなのだろうか。文中の説明では、「昨日の料理はよかった」とは言えても「昨日の料理はよろしかった」はヘンだと言っている。
 ということは、「注文は以上でよかったでしょうか」ならおかしくないことになる。違うんじゃないかな。
「よかった」に比べると「よろしかった」のほうが丁寧で上品なイメージがある(説明は省略)。だから接客業では現在形なら「よろしいでしょうか」、過去形なら「よろしかったでしょうか」を使うほうが多い。これを「よかったでしょうか」ならOKなんてムチャだよ。
 これはやはり、過去形だろうが現在形だろうが、聞いた直後に確認するから押しつけがましいと考えるべきでは。
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●「~でよろしかったでしょうか?」と「~でよろしかったですか?」の違い
 ちょっと気になることがあるので、〈過去形と現在形〉のほかに、「です」と「でしょう」などに関してもふれておく。

 【よろしい】を使った形
  1)~でよろしいですか(これを「原形」とする)
  2)~でよろしいでしょうか(「ですか」を「でしょうか」にした形)
  3)~でよろしかったですか(過去形)
  4)~でよろしかったでしょうか(過去形&「ですか」を「でしょうか」にした形)

 【よい】を使った形
  1)~でよいですか(これを「原形」とする)
  2)~でよいでしょうか(「です」を「でしょう」にした形)
  3)~でよかったですか(過去形)
  4)~でよかったでしょうか(過去形&「です」を「でしょう」にした形)

 一般に、疑問文の「ですか」を「でしょうか」にしたほうが丁寧な印象になる。ちゃんと説明するのはメンドーだから、↑の例文を比べてほしい。一般論では、「曖昧な表現のほうが丁寧な印象になる」ってことだろう。近年の「バイト敬語」のようになんでもかんでも曖昧な表現にすると、気持ちが悪くてかえって失礼になる(時には誤用になることも)……というのは別の話になる。
 ついでに書いておくと、「よい」と「よろしい」の印象の違いも↑の例文で確認してほしい。
「よい」のほうが自然だし、こちらのほうが丁寧な感じになるとお考えの人は、ご自由にお使いください。
 もうひとつ気になるのは、「形容詞+です」の問題。
 うしろに「か」がつくと、異和感が緩和されるはず。「よろしいですか」にはほとんど異和感がないが、「よいですか」(「いいですか」なら少しマシ)だと相当異和感がある。
「形容詞+です」は後ろに「か」「よ」「ね」などがつくと異和感が緩和される。「よろしかった」が後ろに「かしら」「でしょうか」がつくと使用頻度が上がる気がすることと、関連がありやなしや。
【板外編7】デス・マス体が書きにくいワケ1
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1114634130&owner_id=5019671

 そういったことを考えると、現在形だろうと過去形だろうと、〈「ですか」を「でしょうか」にした形〉のほうが丁寧なはず。
 もちろん、丁寧でなかればダメというわけではないし、できる限り丁寧なほうがいいというわけでもない。
 ただ、「でしょうか」の形に慣れている人にとっては「ですか」の形が敬度不足に感じられる可能性がある。それでも「ですか」を使いたい人はどうぞご自由に。
 一般には2)と4)で考えるほうが簡明だろう。1)や3)を考慮していると、話がメンドーでしかたがない。アチコチのやり取りを見ていると、ここを意識していない人も多い気がする。
「~でよろしかったでしょうか」は×で「~でよろしいですか」が○などと主張されると、どこがポイントなのかわからなくなる。



【20110205追記】
 ↑の話は、主として注文を受けた直後に「ご注文の品は以上でよろしかったでしょうか?」と訊く類いの話。
 少し違う形もある。
 ファストフードで、入ってきた客にいきなり「いらっしゃいませこんにちは。店内でお召し上がりでよろしかったでしょうか?」と言うことがあるらしい。
「いらっしゃいませこんにちは」「お召し上がり」の話はパスするとして、いきなり「~でよろしかったでしょうか?」はナシだろう。バイト敬語(マニュアル敬語)おそるべし(笑)。
 事態はもっと深刻で、笑ってもいられないようだ。ホテルでの実体験を踏まえたコメントをもらった。ホテルを訪れたらドアマン(ベルボーイ)が歩み寄り、「チェックイン(のほう)でよろしかったでしょうか」と言ったとか。
 これはムチャクチャ。「のほう」までついたら、支配人を呼ぶかもしれない。
 ある意味ファストフードより罪が深い。ファストフードの選択肢は「店内でお召し上がり」か「お持ち帰り」にほぼ限られる。
 ところがホテルの場合は選択肢は多い。
 チェックインなのか待ち合わせなのか、デイユース(だったかな。要は「ご休憩」)なのか、トイレを借りるだけなのか……それを問い質すのは「いらぬ詮索」ってもんだ。「いらっしゃいませ」で十分だろう。あるいは、ドアマンなら無言という選択肢もあるかもしれない。
 これがフロントなら話は別。
 それでも「チェックインでよろしかったでしょうか?」はナシだろう。
「チェックインでよろしいでしょうか?」だってちょっとひっかかる。「チェックインでございますか?」あたりのほうが自然では。とにかく正しい接客の代表格のはずのホテル従業員が「~でよろしかったでしょうか?」はナシ。
「314)」で引用したサイトにも下記のようにある。
================================
ホテルや洋品店にも尋ねてみたところ、この場面では,「よろしゅうございますか?」や「よろしいでしょうか?」が適切だ,ということでした。
================================


【20120206追記】
 下記のサイトはかなりおかしい。
【これでも「よろしかったでしょうか」を認めない奴は何が不満なんだ!】
http://anond.hatelabo.jp/20091010002215
 ほかの人の意見が聞きたくてトピを立ててみた。いまのところ反応はない。あのコミュもホニャララなのかな。
【「~でよろしかったでしょうか?」の「た」の働き】
(略)


●遠慮がちな結論
 結論めいたものを何も書いていない気がするので、遠慮がちに書いておく。
「~でよろしかったでしょうか?」は文法的には間違っていない。注文を聞いた直後に「~でよろしかったでしょうか?」と確認するのはちょっとヘンだと思うが、メクジラを立てるようなことではないだろう。もしホントに「~でよろしかったでしょうか?」がダメなら、「~でよろしいでしょうか?」だってダメな気がする。
 ただ、接客の基本を考えてほしい。これだけ「~でよろしかったでしょうか?」が問題視されてしまうと、正当化する論理があっても、使うべきではない。よけいなトラブルの元だもん。「それはおかしい」と指摘する客を論破して何かいいことあるの?
 さらにイヤなのは、こういう妙な表現が広まると、拡大解釈する●●が出てくること。【20110205追記】で書いた「いきなり」も相当イヤだけど、もっとトンデモナい使い方も出てくる気がする。
 そんなことになるくらいなら、「~でよろしかったでしょうか?」を封印するほうが無難じゃないかな。
 
 ただ、個人的な感覚だと「~でよろしいでしょうか?」も積極的にはオススメできない。
「~でございますね」がイチバン無難な気がするけど、丁寧すぎるかな。丁寧すぎて何が悪いの?

●バイト敬語/若者言葉のコレクション
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1818.html



【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365

42──定番の質問/バイト敬語。「〜になります」「〜円になります」「コーヒーになります」

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146519から。

詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1201.html

 以下は一部の抜粋(重言)。

「~になります」についてのまとめ。
 過去のリンクを張るが、たどらなくていいように要点を抜粋していく。
 いろいろな資料を目にして、何がなんだかわからなくなっている。

●「変化を表わす」(本来の用法)
 まず「~になります」の本来の用法を確認しておく。
 本来の用法は「変化を表わす」もので、典型的なのは「あと5分で3時になります」のような形。これの仲間と考えられるものに以下のようなものがある。
  1)(会計時の)合計で○○円になります
  ※1品で「○○円になります」だと、下記の問題視されている用法になるらしい。
  2)この子は来月3歳になります
  ※(すでに3歳になっている子のことを)「この子は3歳になります」という用法もある(これはちょっと分けて考えるべきかも)。
「~になります」が目の敵にされた結果、こういうまともな用法まで妙な感じに聞こえる印象がある。そこまでいくと「言葉狩り」に近づく。


●料理を運んできて「~になります」
 これが一般に問題視されている例。
 ただ、メニューの表示が曖昧な場合はアリとする説もある。
 これに関しては、〈2〉にいただいたコメントのリンク先が詳しい。
http://www.surugadai.ac.jp/sogo/media/bulletin/Ronso31/Ronso31honda.pdf
================引用開始
(2) a. こちらが若鶏のプロヴァンス風になります。
   (NHK アナウンス室ことば班(2005: 63))
  b. こちらが和風セットになります。
  (矢澤(2004: 31))
 (2a)については,「メニューで料理名を見ただけでは予想がつかない,不確定なもの を指して言う場合には,さほど違和感がないかもしれません」という観察(NHK アナ ウンス室ことば班(2005: 63-64))がある。
================引用終了

 (2b)に関しては、〈3〉で詳しく引いた。
 むずかしく考えずに、(2a) と同様と考えておく。要は、「料理名だけではわからないでしょうがこういうものです」くらいの意味らしい。
 ただ、そんなことを言いだすと、わかるかわからないかは個人差があるので全メニューが「~になります」でもおかしくないってことになりかねない。
 ありふれたコーヒーに見えても、店主がとんでもないこだわりをもっている特殊なコーヒーなら、「(これが当店自慢の)コーヒーになります」もアリになる。
 そんな微妙な考え方をする必要があるのだろうか。
 まあ、「こんな粗末な(期待外れかもしれない)もので申し訳ない」という下手に出る意識から出た言い回しなら、大目に見るべきだろう。「この子は3歳になります」もこのニュアンスに近い。そういう殊勝な言葉づかいも、マニュアルどおりの言葉になると「とにかく下手に出ておけばいい」という感じになりやすいんだけど。


●「~になります」にひそむ心理1
「~になります」には責任転嫁のニュアンスがあるらしい。
「お届けは来月になります」ならフツーの言い方だろう。
「そんなに細かい注文をつけられると今月中の納品はむずかしく、来月になります」になると責任転嫁の気配が濃厚になる(「言い訳」とも言う)。
 これについてはいろいろな言い方がある。
・結果としてそうなったという客観性を強調し、行為者の主体性をぼかす(Wikipedia/↑〈1〉 )
・非人為的な推移(『問題な日本語』/↑〈3〉)
 多くの場合、使うほうはそういうことは考えていない。むしろ、先に書いたように(本来は)下手に出ている。しかし、受け取る側はそういう気配を微妙に感じて不快になることがある。「~になります」が嫌われる背景には、この意識があるんじゃないだろうか。


●「~になります」にひそむ心理2
「~になります」にかわる言い回しはいくつかあるが、一般的なのは「~です」と「~でございます」だろう。
 敬度で考えると、
「~です」<「~になります」<「~でございます」
 だろう。
 客商売だと「~です」が使いにくい気持ちはわかる気がする。それなら「~でございます」を使えばいいと思うが、これを嫌う人も多いらしい。
 理由は、〈2〉で教えてもらった論文だと〈「高級店であればまだしも,ファミレスやコンビニで使うには堅苦しすぎる」と感じる〉らしい。職業差別じゃないかな。
〈3〉で見た『問題な日本語』にいたっては、〈「ございます」が用いられなくなったことを受けて〉と決めつけている。根拠は見当たらない(泣)。使う人は使うと思うよ。
 もうひとつ、「お~になります」との混同って説も捨てきれない。このあたりは〈2〉に詳しく書いた。


●遠慮がちな結論
「~になります」は文法的には間違っていない。料理をもってきたときなどに使うのは相当ヘンだと思うが、何も言う気はない。接客業の慣用句と考えればいい。
 ただ、接客の基本を考えてほしい。これだけ「~になります」が問題視されてしまうと、たとえ正当化する論理があっても使うべきではない。よけいなトラブルの元だもん。「それはおかしい」と指摘する客を論破して何かいいことあるの?
 どこかで読んだ気がある人は記憶力を誇っていい。下記で書いた結論をベースにしている。
693)【バイト敬語の話──「よろしかったでしょうか?」考 3】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2303.html
「~です」では敬度が足りないと思うなら「~でございます」でいいじゃない。それで「バカ丁寧すぎる」と言うクレーマーは相手にしなければいいだけ。

●バイト敬語/若者言葉のコレクション
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1818.html

【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365

よくある誤用41──定番の質問。「○○円、頂きます」「○○円、頂戴いたします」「○○円、お預かりします」「○○円からお預かりします」「○○円から頂きます」

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n142055から。

 レジでお金を受け取るとき、どう言うのが適切か。
 これもいろいろな説があります。
 「(から)頂きます」でも「(から)頂戴いたします」でも「(から)お預かりします」でも「間違い」ではないでしょう。以下は「厳密に考えるとこんな考え方ができるかもしれない」くらいのことです。
 大前提として、お釣りがあるときとないときに分けて考えるべきです。

 詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2021.html
 以下は一部の抜粋(重言)。


 「頂戴します/頂戴いたします」は「頂きます」に準ずる。個人的には、「頂戴」は語感が古いうえに妙な色がついている気がするからイヤ。さらに言えば「ちょうど」との相性も悪い気がする。まあ、そんなことを強く主張する気はない。
順番に見ていこう。

1)1万円頂きます/1万円を頂きます
 お釣りがあるときに、「頂きます」はX。極端なことを言うと、100円の買い物をしたときに「1万円頂きます」と言われたら、「ちょっと待て」ってことになる。

2) 1万円から頂きます
 お釣りがない場合に「から」はちょっとヘン(相当ヘンかもしれない)。ただ、「から」の語呂のよさ(後述)もあってXにはしにくい。これをXにするなら、4)はどんな場合にもXにしないと筋が通らない。

3)1万円お預かりします/1万円をお預かりします
 お釣りがない場合に「預かる」はちょっとヘン。ただし、これを正当化する説もある。
  A 商品の受け渡しが完了するまでは「預かる」である。
  B 消費税分は「預かる」ものである
 AやBの考え方にどこまで正当性があるのかは不明。まあいいんじゃないか、と思う。

4)1万円からお預かりします
 厳密に考えるなら、お釣りがあってもなくても、「からお預かりします」はちょっとヘン。ただ、これが世の中のスタンダードになっている気がする。どう考えても誤用、とまで断言する自信はない。「から」の特殊性(↑のリンク先参照)と関係があるのかないのか?

5)~8)
 お釣りがある場合に「ちょうど」はさすがにX。もらった金額が「1万500円」ではなく「1万円」ポッキリだからという屁理屈も成り立つかな。やはりその場合は「ちょうど」はいらないだろう。
 問題はお釣りがない場合。6)と8)はホントはXにしたいが、ほかとのバランスを考えるとこうしないとヘンだろう。お釣りがない場合の6)をXにするなら、2)もXになる。8)をXにするなら、4)は両方ともXになる。このあたりを全部Xにしたいんだけどさぁ。
 お釣りがない場合の7)が△になるのは、3)と同じ理由。

 1)と2)を理解したうえでちゃんと使い分けられるなら、「頂きます」を使ってもいいだろう。
 使い分けがメンドーな人や、間違えそうな人は、3)か4)を使うのが無難じゃないかね。
 個人的には3)がイチバンいいと思う。でも世間は4)を使う人が多いみたい。こんだけ叩かれてるのに使用例が減らないのは、何か理由があるんだろうね。
 こういう書き方をしていると、「誤用例のほうが多いなら、誤用ではない」みたいな論調と同じことを言っているような気がして憂鬱になる。
 そういうことじゃないの。
 当方がこの場合の「から」を許容(あくまでも「許容」)してもいいと思うのは、誤用と考える明確な根拠が見つからないから。広く通用している表現を「誤用」と主張するには、明確な根拠が必要だと思う。そりゃ、「まったく異和感がないのか」と訊かれたら、「(けっこう)ある」と答えるしかないけど。

お預かり


【お品書き】よくある誤用
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決める 決定する 決定づける 教えて! goo 辞書

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
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mixi日記2014年09月11日から

 まず質問の全文をひく。
================引用開始
決める、決定するの主語は人間でなければならない?

日本語を勉強中の中国人です。「決める」の主語は人間でなければなりませんか。物でも可能でしょうか。たとえば、「性格は病気を決める」という言い方は自然な日本語になるでしょうか。中国語なら言います。「性格決定疾病」と言います。もしその日本語が不自然なら、普通どのように言うのか教えていただけませんか。

中日辞書で「存在が意識を決定づける」という言い方を見つけました。日本語の場合、普通「決定づける」という言葉を使うのでしょうか。「決定する」の主語も人間でなければなりませんか。「づける」という付加成分が必要でしょうか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
================引用終了
 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 これはとてつもなく深い。

 ちょっと調べてみたが、何がなんだかわからない。ウカツに足を踏み入れては行けない領域とは思いつつ、順番に見ていく。
 フツーの辞書は役に立ちそうにないし、類語辞典もダメみたい。そうなると限りなく主観で書くことになる。苦手だけど、たまにはいいか。
「主語」は正確な言い方ではないが、メンドーなのでここでは「主語」にしておく。

●「決める」の主語は人間でなければならないか
「人間」ではなくてもいい。ただ、「人間」や「人間に類するもの」が主語になることが多い気はする。先行コメントに出てきた例文からひく。「は」だとちょっと気持ちが悪いので、主語につく助詞は「が」にしておく。話が紛れないように、読点も削除する。
「勉強方法が受験の合否を決める」
「新内閣が今後の日本の方向性を決める」
 どちらも自然。ただ、「勉強方法」は「(その人の)勉強方法」、「新内閣」は「新内閣(の人たち)」と考えるなら、「人間に類するもの」だろう。
「運命が人の生死を決める」
 これはすばらしい。人間以外のものが主語になっている。

 ちょっと余談。
 ただ、「性格は病気を決める」が自然か否かと訊かれたら、個人的には「かなり不自然」と答える。「性格が病気を決める」にすれば少しマシだけど、やはヘン。
 それは、「性格が病気を決める」は似非科学(要するにデマ)だから。「遺伝子が病気(の発症率)を決める」ならマシかも。
 もう少し踏み込む。
「勉強方法は受験の合否を決める」が気持ちの悪い理由は、語順をかえるとわかる。「受験の合否を勉強方法は決める」は明らかにおかしい。「受験の合否を勉強方法が決める」のほうがマシだろう。正確なところはわからないが。
 さらに言うと、「勉強方法が受験の合否を決める」にはちょっとだけ異和感がある。
「勉強方法で受験の合否が決まる」
「受験の合否は勉強方法で決まる」
 のほうがずっと自然に感じる。理由を書きはじめるととんでもないことになりそう。
 これを元の例文にあてはめると、
「病気は性格で決まる」なんてことはありえない。
「病気(の発症率)は遺伝子で決まる」なら真実に近い。

●「決定する」と「決定づける」の違い
 先行コメントにあるように、「決定する」は自動詞的な用法(決まる)と他動詞的な用法(決める)がある。意味的にはほぼ同じ。漢語を使っている「決定する」のほうがかたいニュアンスはある。
「運命が人の生死を決める」⇔「運命が人の生死を決定する」
「人の生死は運命で決まる」⇔「人の生死は運命で決定する」

 これは補助動詞の「づける」の働きの話だろう。
 ↑これは当方の勘違い。
 詳しくはテーマサイト参照。

「づける」は接尾辞だろう。
http://kotobank.jp/word/%E4%BB%98%E3%81%91%E3%82%8B?dic=daijisen&oid=12387300
================引用開始
デジタル大辞泉の解説

づ・ける 【付ける/▽附ける】
[接尾]《動詞下一段型活用[文]づ・く(下二)。動詞「つ(付)ける」から》
名詞に付いて動詞をつくる。
1 その物事を他に付け加える意を表す。「関係―・ける」「元気―・ける」
2 その物事を他に与える意を表す。「位置―・ける」「性格―・ける」
================引用開始

================引用開始
大辞林 第三版の解説

づける【付ける】
( 接尾 )
〔動詞下一段型活用。「つける」の転〕
名詞に付く。
①その物事を他につけ加える意を表す。 「元気-・ける」 「関係-・ける」
②その物事・事柄を他に与える意を表す。 「位置-・ける」 「性格-・ける」
================引用終了

『大辞泉』と『大辞林』の記述があまりにも似ている。例文までまったく同じって、どちらかがパクったとしか思えない。
 で、「決定づける」の意味がわからない(泣)。
 たぶん2つ目のほうだろうけど……。
「その物事を他に与える意を表す」ってどういうことだろう。「位置を与える」 「性格を与える」ではわかるようなわからないような。
「決定づける」は「決定を与える」のだろうか。一般的には「決定的にする」くらいの意味だと思う。

 ただ「存在が意識を決定づける」という言い回しは意味がよくわからない。これは「存在が意識を決定する」「存在が意識を決める」でも同義だろうが、やはり意味がよくわからない。
「決定づける」はもっと大きなものの方向性を決めてほしい。
「決定づける」の用例を「少納言」でひいてみる。
http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon/search_form

4「用向きは成之の人生を決定づけるものであった」
5「試合を決定づける仕事をしないといけない」
19「勝負を決定づける3点目を珍しく右足で入れた」
 いずれも「決定的にする」という意味合いだろう。
 個人的な感覚だと、なんらかの出来事が「人生」「進路」「方向性」などを決定づけるものって気がするが、世間ではスポーツの勝敗を決定づけることが多いようだ。
 ちなみに「決定づける」の主語は、順に「用向き」「仕事」「3点目」。「人間に類するもの」と言えるような言えないような……。

●完全な余談
 おそらくこの話は、下記と密接に関係する。
【「見つける」と「見つかる」独り言です52くらい──日本語教師関連編25くらい※全体公開】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-934.html

 というより、mixi日記にもらったコメントがポイント。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1370388644&owner_id=5019671

>「日本語では動作主体よりも動作対象にフォーカスを当てた表現が多い。」
 ということだろう。

「的」の話〈1〉 資料編 辞書

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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mixi日記2014年09月09日から

 アップするのを忘れていた?

 これもあまり関わりたくないテーマのひとつなんだが、マイミクの日記を読んでちょっと書く気になった。マイミクの日記で話題になっていたのは、「有効的」。これがけっこう広まっているみたいなんで頭が痛い。直接的には下記にも引用した「1036)」の続きなのだが、これがtobiクンとは思えないほどアラの目立つ書き方で……。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1931987186&owner_id=7303697
 まずコメントを回収しておく。
================引用開始
「的」に関して、以前書きかけて断念しました。そのうち頑張って書いてみます。
1036)【「的」の話────「わたし的には」「個人的には」「将来的には」】 辞書
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1912584154&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2863.html

「有効的」は使用例が多いそうです。
「的」の使い方はさまざまで、目立つのは「私的」の類いでしょう。あえて言うなら【「~としては」の的】ですかね。

 ↑の記事では「有効的」は〈また形容動詞語幹に付いて「マニアック的・有効的」などと使われるが、標準的でない〉とあります。
 ちょっと疑問で、「有効的」は「有効(名詞)」+「的」ではないかと……。
 意味は【「~っぽい」の的】。別に「形容動詞語幹」と考えても大差はないのですが……。
「積極的」「直接的」などは、「(名詞)」+「的」ですよね。

 妙な「~的」の例だと……たとえば「挨拶的なことを言った」だと「挨拶(名詞)」+「的」で「挨拶っぽい」でしょう。
 前から気になっているのは「直截的」で、これは「直接的」との混用だと思っています。「直截な表現」と言うのに「直截的な表現」とも言うのはちょっと怪しい。
================引用終了

『大辞泉』の記述が相当ヒドかったので確認してみた。困ったことにとくに変更はないようだ。
http://kotobank.jp/word/%E7%9A%84?dic=daijisen&oid=12652300
================引用開始
てき 【的】

[接尾]
1 名詞に付いて、形容動詞の語幹をつくる。
そのような性質をもったものの意を表す。「文学―表現」「詩―発想」
それについての、その方面にかかわる、などの意を表す。「教育―見地」「政治―発言」「科学―方法」
そのようなようすの、それらしい、などの意を表す。「大陸―風土」「平和―解決」「徹底―追求」
2 人名や人を表す語(また、その一部)に付いて、親しみや軽蔑(けいべつ)の気持ちを込めて、その人を呼ぶのに用いる。「取―(=下級の力士)」「泥―(=泥棒)」「幸―(=幸次郎)」
◆1は、中国語の「の」の意味に当たる助辞の使い方にならって、明治時代の翻訳文のなかで、英語の‐ticなどの形容詞的な語の訳語に「的」を当てはめたことに始まる。
名詞以外にも、「彼は『犬も歩けば』的な慣用句を多用する癖がある」「彼の上から物申す的な態度が気になる」のように文や句を受ける用法もある。
また最近、「わたし的には~」「ぼく的には~」という若い人が増えて批判の対象となった。これは「わたしは~」「ぼくは~」と直截に言うのを避けた言い方である。「わたしとしては~」「ぼくとしては~」とぼかした表現で、「個人的には~」「将来的には~」などと同じ用法と見てよい。→方(ほう) →とか
================引用終了


 ちょっと困り気味でWikipediaをひいてみた。
 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 Wikipediaの記事としては珍しく「読める」内容になっている。消えるとイヤなので全文をひいておく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%84
================引用開始

この項目では、接尾辞について説明しています。その他の的については「的 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
的(てき)とは、接尾辞の一つ。
漢字「的」の本義は「あきらか」で、この意味での熟語には「的確」などがある。後に音を仮借し、「まと」の意味と、助詞を表すようになった。
目次 [非表示]
1 助詞の「的」
2 音訳の「的」
3 若者言葉の「的」
3.1 概要
3.2 主な用法
3.3 中国
4 註釈
助詞の「的」[編集]
助詞「的」の意味は大まかには日本語の「の」に当たる。古典ではあまり用いられず、比較的最近のものである。ゆえに、日本語へ入った熟語は少ない。一方、現代中国語では代表的な助詞の1つである。
1930年代ごろ、それまで「底」と書かれていた所属の助詞が「的」と書かれるようになり、「的」の意味はいっそう広まった。
厳密には「的」と「の」の意味範囲はいくぶん違い、機械的に訳すことはできないが、日本でも中国でも、「的」=「の」と広く認識されている。そのため、中国語を母語とする日本語学習者には、「の」とは訳せない「的」を「の」と訳し不自然な日本語にしてしまう間違い(例 「幸福的家庭」→×「幸福の家庭」○「幸福な家庭」[1])がしばしば見られる。また、日本の漫画や小説では、中国人の話す日本語で、助詞の「の」を「的」に置き換えることがあるが、もちろん中国語として正しいとは限らない。
音訳の「的」[編集]
日本では近代になり、英語の -ic やドイツ語の -ik といった形容詞を生成する語尾の音訳に「的」が使われるようになった。本来は的 (teki) を、Romantic (浪漫的)のように、-t で終わる語根に -ic が付いて語尾が -tic となった語の音訳に使われた。後に、-ic 全般の音訳に使われるようになった[要出典]。
この音訳は西洋文献の翻訳において多用された。まもなく、元が音訳語であることがほとんど忘れ去られ、名詞全般につけることができるようになった。これらの「的」で終わる語は多くが中国にも輸出され、広く使われている。
若者言葉の「的」[編集]
「私(わたし)的には」「気持ち的には」など若者言葉の中で用いられる表現について述べる。
概要[編集]
たとえば、「的」という言葉を日本国語大辞典で紐解いてみると、
そのような性質を持ったものの意を添える
文句を受けて全体を体言格とする場合
漢語に付いて、直接、または「な」を伴って連体修飾に使う
そのような性質を有する、それに近い、の意を表す
それに関する、それに付いての、その方面に関わるなどの意
を示す。また、中国語では「~の」という意味がある。ところが、2000年の新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた「私的には…」は、「~の方(ほう)」「~みたいな」などと同じく、「~だ」「~です」と言い切らない、若者を中心に多用されるぼかし言葉の代表格といえる。接頭辞の超(またはチョー)と同じく、本来の言葉の意味に鑑みると正しいとはいえないけれども誤用として全否定するのも難しい。
主な用法[編集]
冒頭にも挙げたように、若者言葉的な用法とは
「~は」をぼかした表現
「~としては」の意
であり、前者は「気持ち的には」「長さ的には」、後者は「わたし的には」「○○さん的には」などが挙げられる。
中国[編集]
中国でも文化大革命以降に育った世代が「的」を多用し、「的」という語の意味の多さから年配者にはいい顔をされない。[要出典]
註釈[編集]
^ ただし、「幸福の家庭」と「幸福な家庭」の違いは名詞と形容動詞の定義の曖昧さに由来するものであり、一般的には「幸福な家庭」であるが、「幸福の家庭」もまた正しくないとはいえない。
================引用終了

 ただ、〈本来は的 (teki) を、Romantic (浪漫的)のように、-t で終わる語根に -ic が付いて語尾が -tic となった語の音訳に使われた。〉ってどういう意味? 「Roman」って「-t 」で終わってる? 「acrobat(ic)」とかならわかるけど。
 ちなみに↑の『大辞泉』は〈◆1は、中国語の「の」の意味に当たる助辞の使い方にならって、明治時代の翻訳文のなかで、英語の‐ticなどの形容詞的な語の訳語に「的」を当てはめたことに始まる。〉と曖昧な書き方をしているぶん間違いではない。

 さて、「的」には多様な使い方がある。
『大辞泉』の表現を借りるなら、下記の3つが正当派。(番号は当方がつけた)
1 名詞に付いて、形容動詞の語幹をつくる。
1)そのような性質をもったものの意を表す。「文学―表現」「詩―発想」
2)それについての、その方面にかかわる、などの意を表す。「教育―見地」「政治―発言」「科学―方法」
3)そのようなようすの、それらしい、などの意を表す。「大陸―風土」「平和―解決」「徹底―追求」
 このほかに、下記もあるらしい。
4)文や句を受ける用法(「彼は『犬も歩けば』的な慣用句を多用する癖がある」「彼の上から物申す的な態度が気になる」)
 さらに、近年は下記が批判の対象になったらしい。
5)直截に言うのを避けた言い方(「わたし的には~」「ぼく的には~」)
 4)5)については↑で書いた。4)の用法を「ある」と認めるのは疑問。5)に関しては認めているか否かさえ不明。〈「個人的には~」「将来的には~」などと同じ用法〉なら、なぜ批判されたのかは不明。たぶん「個人的には~」「将来的には~」とは別の用法。

 近年増えているのは……。
 まず5)だろう。「○○としては」と言いかえるのがわかりやすい。
「有効的」はたぶんどれにもあてはまらない。
 そもそも『大辞泉』にもあるように「名詞に付いて、形容動詞の語幹をつくる」ものだろう。形容動詞の語幹につくことに異和感。
 さて、マニアック的はアリ? 直截的はアリ?

【20140910追記】
 けっこう重要な?ことを忘れていた。
「~チック」って妙な造語が流行ったことがある。
 代表格は「乙女チック」。「SFチック」ってよく考えるとヒドい重言だな。
 あと何があったっけ。


突然ですが問題です【日本語編205】──たった1行に何か所の間違いが……

================================
【問題】
 下の写真は、9月8日発売の「ビッグコミックスピリッツ」の目次です。

ビッグコミック

 右下の下記の記述があります。

次号41号は9月16日 月 発売!!

 この1行にいくつの間違いがあるか指摘しなさい。
================================











【解答?例】
 順番を無視して、こいつから。
 
 あまりヒトサマのミスをあげつらう(これも一時「誤用説」が盛り上がった)のはよくないのだが。

1)9月16日は火曜日
2)通常月曜日が祝日の場合、週刊誌は13日に発売される
3)個人的にはこれが一番みっともなく感じるが、次号は42号

 次週予告のページを確認した。正しい記述はおそらく下記のとおり。

次号42号は9月13日 土 発売!!

よくある誤用40──定番の質問。「お休みをいただいています」「お休みをいただいております」「休ませていただいています」「お休みさせていただいています」

 外部から社内の人間に電話が来たとします。その人が休んでいる場合、どう言うべきでしょうか。下記の言い方に問題はありやなしや。

  お休みをいただいています。
  お休みをいただいております。

「〜います」よりも「〜おります」のほうが少し丁寧なのは説明不要でしょう。
 問題は「いただく」と言っていいか否か。
 ネット検索するとすごいことになります。詳しくは末尾に。

 まず敬語の専門家の説を紹介します。
【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.html
================引用開始
また、社外の人に同僚のことを「○○は休暇をいただいておりまして」などと言うのも、休暇は会社なり上司なりからもらうわけですから、会社/上司を高めることになってしまいます。「休暇をとっておりまして」と言うべきところです。(P.137)
================引用終了
 
 当方は、基本的にこの書籍の記述をほぼ鵜呑みにしています。しかし、このテーマに関しては、ちょっと疑問があります。
 まず、「休暇」という言葉は1日だけの休みにはなじまない気がします。著者は男性なので「(お)休み」と言いにくかった気持ちはわかりますが。ちなみに、名詞の「休み」につく「お」は美化語とも考えられるので、つけても問題はないでしょう。身内の話に「お」はつけない、という主張は的外れです。詳しくは省略します。

 たとえば、取引先の偉いさんから連絡があったのに、担当者が休んでいる場合。「(お)休みをいただいております」ではダメですか。偉いさんでなくても、「せっかく連絡いただいたのに……」という気持ちがあるなら「(お)休みをいただいております」でもいいと思います。
 ただ、発言者は年配の女性のイメージになるってことは、やはり過剰敬語なのかもしれません。

 もっと極端なことを書くと、ものすごく多忙な人が結婚して、季節外れの夏休みをとって新婚旅行に出かけたとします。この休みをとるために、取引先には無理を言ってお願いし、やっとの思いで休んだとします。
 そういう状況なら「(お)休みをいただいております」と言ってもおかしくないでしょう。 「休みが取れるのは、取引先やお客様のご理解があってのこと」という感覚で「いただいております」と言ってもさほどおかしくないと思います。

 専門家の主張なので、「お休みをいただく」(「休暇をいただく」もほぼ同様)だと「会社/上司を高める」から×……ということにしましょうか。
 この説にシブシブ従うとして……当方なら下記あたりを選びます。
「あいにく」は是非つけたいところです。

  1)あいにく○○は、(本日)(お)休みでございます
  2)あいにく○○は、(本日)休んでおります
  2)’あいにく○○は、(本日)お休みしております

 2)と2)’は仲間と考えられます。個人的には謙譲語の「お~する」を含んで敬度が高い2)’のほうがオススメですが、このあたりは好みの問題でしょうか。
 1)と2)&2)’とどちらがオススメかと言うと、後者です。理由を書くと長くなりますが、シンプルな形にすると差がわかります。

  ○○は休みだ
  ○○は休んでいる

「○○は休みだ」も間違いではありませんが、個人的には異和感があります。この言葉足らず感は「うなぎ文」に近い気がします(違うかな~)。詳しくは「うなぎ文」で検索してください。

 よく似た表現に「休ませていただいています」「お休みさせていただいています」というのもあります。これも「いただく」を使っているから×とう説も目にします。
 同じように「いただく」を使っていても、「~(さ)せていただく」の場合は、話をしている相手への敬語なのでOKでしょう。過剰敬語気味という気はしますが、それはまったく別の話です。
 両者をまとめて「いただく」(「いただいております」もほぼ同様)を使っているから×と考えるのはいささか乱暴なのでは。



【本日はお休みをいただいております 】で検索すると、ほとんどが「本日はお休みをいただいております」を×にしています。一般的には×なのですから当然と言えば当然です。
【本日はお休みをいただいております 】の検索結果。約 11,900,000 件。
http://www.google.co.jp/search?client=safari&rls=10_6_8&q=本日はお休みをいただいております&ie=UTF-8&oe=UTF-8&redir_esc=&ei=jJR_UObFGfGNmQWY6oGYBw


 ところが不思議なことに【電話の受け方 本日はお休みをいただいております】で検索すると、なぜかまったく違う感じになり、「本日はお休みをいただいております」肯定派が増えます。個人の意見ではなく、一見ちゃんとしたサイトに見えるのですが……。
 ネット情報のムチャクチャぶりがよくわかります。いろいろな意見が飛び交っていて、どれを信じればよいのでしょう。

http://itp.ne.jp/contents/business/kihon/keigo_denwa.html
 否定派ですが、修正案は「本日は休ませていただいております」。
================引用開始
(着信) 今日はお休みをいただいております。
⇒「お」はつけない。「休ませて」を用いる。
良→「申し訳ございません。本日は休ませていただいております」
================引用終了

http://www.town.minamiise.mie.jp/gyoukaku/pdffile/madoguti-2.pdf
================引用開始
■名指し人の休暇中に電話がかかってきた
「申し訳ございません。本日は、お休みをいただいております。明日は、出勤する予定 になっておりますので、折り返しご連絡させましょうか?」と相手の要望を聞きます。
================引用終了

http://allabout.co.jp/gm/gc/313326/2/
和文英訳の話ですが、「お休みを頂いております」を認めているようです。美月あきこさんの名前は、mixiニュースでもよく目にします。
================引用開始
今日は、お休みを頂いております。
She is off today.
================引用終了

http://www.jp-guide.net/businessmanner/tel/ukekata.html
================引用開始
[担当者が休みのとき]
あいにく本日はお休みを頂戴しております。
あいにく本日は休みを頂戴しております。
あいにく本日は休んでおります。
・他の人あてに電話がかかってきたとき、その人が休みを取っている時に使う表現。
・こんなときは左の言葉に続けて、できれば下記の対応をします。
「あいにく本日□□はお休みを頂戴しております。お急ぎのご用件でしょうか?よろしければ○○が代わりにお伺い致しますが」と、代わりの担当者につなぐ(或いは、「宜しければ~」という形で電話を受けた人が用件を聞く。但し、無理強いはしないこと。
================引用終了

http://jp.fujitsu.com/family/sibu/toukai/manar/5_2denwa.html
================引用開始
休暇中
Aはお休みをいただいておりまして、X日に出社の予定ですが
================引用開始

(以下略)

 詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2526.html

バックナンバーは下記。
【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365

よくある誤用39──定番の質問。「〜くださり」「〜くださいまして」と「〜いただき」「〜いただきまして」の違い

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141470から。

 1)本日はご来店くださいましてありがとうございます。
  2)本日はご来店いただきましてありがとうございます。

 敬語の分類で考えるなら、

  くださる←尊敬語
いただく←謙譲語(正確には「謙譲語I」)

 になります。
 どちらの形が正しいのか。結論を先に書くと、どちらもOKです。
 どちらを主体に考えるのか、という違いがあるだけです。

  【客が】(店に)ご来店くださいまして
  【私が】(客に)ご来店いただきまして

 下記も1)と同様の表現と言えるでしょう。
  1)’本日はご来店くださり(、)ありがとうございます。
 論理的に考えると「くださいまして/くださり」が正しい、という説もありますが、一般にはどちらも認められています。
 下記が代表的な考え方です。

①文化庁の「敬語の指針」のP.40に「どちらの言い方も適切に 敬語が用いられているものである」と明記されています。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf

②NHKの見解は下記です。
【「教えてくださり」? 「教えていただき」?】
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/146.html
================引用開始
現状としては、どちらかといえば「教えていただき~」のほうがよく使われており、「教えてくださり~」という言い方は自分ではしないという意見が、やや多くなっています。ですが、両方とも正しい言い方です。
================引用終了


個人的には下記のように考えています。長〜い話なので結論部だけ。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2339.html

================引用開始
「〜してくださりありがとうございます。」⇒○「〜してくれてありがとう。」
「〜していただきありがとうございます。」⇒×「〜してもらってありがとう。」
これは否定できないから、厳密に言えば「くださり(まして)/くださいまして」なんだろう。論理的に考えるとそうなってしまう。
しかし、現実にはどちらも使われているし、どちらも「間違い」とは言えない。困ったことに個人的な語感では「〜していただきまして」のほうが自然。NHKの調査でも、「〜していただきまして」が優勢のようだ。こうなってくるとなんとも言えない。
ちょっとだけ屁理屈をこねる。
「〜してもらってありがとう。」はたしかにヘンだが、下記の形ならおかしくないだろう。
「〜してもらってありがたい」
「〜してもらってありがたかった」
これを丁寧にしたのが「〜してもらってありがとうございました。」と考えるならそんなにおかしくないかも。無理か……。
================引用終了

バックナンバーは下記。
【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365

よくある誤用38──間違えやすい慣用句〈3〉 煮詰まる ダントツ1位 的を得たアドバイス 元旦

1)昨年は、仕事が煮詰まって大変でしたね
2)昨年はダントツ1位、素晴らしかったですね
3)先輩の的を得たアドバイス、本当に助かりました
4)遅れて発送しておきながら“元旦”と書く



■tobiの感想
 テーマは「年賀状や仕事メールなどで使いそうな言葉で、間違えやすい日本語」なんだそうな。例によって細かい話はキリがなくなるので無視する。たとえば「プリント全盛期」って何、とか。
 これってさ。ありがちな誤用の話を無理矢理年賀状に当てはめてないか?
 年賀状の心得ということなら、宛名の敬称をどうするとか、忌み言葉だとか、ほかにいくらでもあるような。


「昨年は、仕事が煮詰まって大変でしたね」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n121351
 正しく書き直すと下記になるそうです。
「昨年は、仕事が行き詰まって大変でしたね」 
 そんなことを年賀状に書く●●がいるか。「昨年は、大変な一年でしたね」くらいならアリだろう。新年早々「行き詰まって」って、縁起でもない。
 電車の事故でホームに人があふれかえって……それは駅詰まって。


「昨年はダントツ1位、素晴らしかったですね」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n115253
 正しく書き直すと下記になるそうです。
「昨年はダントツ人気(で)、素晴らしかったですね」
 何が? いったい誰に書いている年賀状なら、こんな文面になるの。ついでに書くと「素晴らしかった」は要注意。目上に褒め言葉は避けたほうが無難。この場合、相手は誰でしょうね。
 寝正月で、スエットの上下に丹前をはおって……それは丹前トップ。


「先輩の的を得たアドバイス、本当に助かりました」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n121646
 正しく書き直すと下記になるそうです。
「先輩の的を射たアドバイス、本当に助かりました」
 これは先輩相手だから限りなく×に近い。目上の人から適確なアドバイスをもらったときに、「的を射た」なんて言うか考えてみなよ。相当偉そうじゃないか。「助かりました」も「ありがとうございます」だろ。
 新年早々不興を買うと、暗い一年になるよ。


遅れて発送しておきながら“元旦”と書く
 やっと年賀状らしい話になった。
「元旦」は言葉の上では1月1日限定で、それも朝限定。だから「元旦の朝」は重言……って話は聞き飽きた。
 でもこんなの一種の定型文なんだから、なんでもいいと思う。目上対しては失礼かもしれない。だったら「遅れて発送」するほうが問題では。
 それ以前の問題として、いまどき、1月2日以降でもその前でも、年賀状に手書きで「元旦」と書く人っているのかな。少なくとも当方は、いまだかつてそんなことした記憶がない。


詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2535.html

バックナンバーは下記。
【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365

よくある誤用37──間違えやすい慣用句〈2〉 高熱にうなされる けんけんがくがく 取り付く暇もない 二の舞を踏む 目鼻が利く

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n138881から。

1)昨夜は寒気がして風邪をひき、高熱にうなされてたいへんだった

2)皆がそれぞれ違ったことを言うものだから、けんけんがくがく まるで収拾がつかなくなってしまった
3)あまりのことに、取り付く暇もない
4)二の舞を踏まないように気をつけたいと思います
5)「こういうことにかけては彼は誰よりも目鼻が利く」


■tobiの感想
 根本的な問題として、ここにあげられている慣用句ってよく使うの?
 少なくとも当方は使ったことがないものが入っている。少なくとも、こんなジジムサい言葉を手紙で使うことは滅多にない。それ以前に、手紙なんてもう何年も書いてねえよ。

2)ケンケンガクガク
 間違いですか。
『広辞苑』が採用して20年以上たつんですけど、それでも間違いですか。

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1227.html
================================引用開始
『お言葉ですが…9) 芭蕉のガールフレンド』高島俊男

10-3-6  p.47~のテーマは〈ケンケンガクガク?〉。
『広辞苑』は1991年の第4版の段階で喧々諤々を採用しているらしい。フーン。ってことは、世間的には「喧々諤々」が誤用と言い切れなくなって20年近くたつのね。 
================================引用終了

4)二の舞を踏まないように気をつけたいと思います
 これ「二の舞を演ずる(演じる)」にすれば正解ですか。「二の舞を演じないように気をつけたいと思います」ならOKですか?
 そんなことを言うヤツがいたら相当ヘンだよ。「そんなことをすると、二の舞を演じることになるぞ」のように警告するならまだアリかも。小説とかで「二の舞を演じてしまった」「二の舞を演じることになる」と書くのはアリだろう。
 日常的には、「前車の轍を踏む(前轍を踏む)」のほうがまだ使えるかもしれない。
 どうしても諺を使いたいなら、「○○の失敗を他山の石として……」ならアリかも(これも誤用されることが多い)。
 そんなホニャララな表現を使わずに、「同じ失敗をしないように……」くらいがいいんじゃないかね。「~を反面教師に」あたりならアリかな。 
 
5)こういうことにかけては彼は誰よりも目鼻が利く
 そりゃ「目端」だろう。でもね。相当ジジムサいからやめときなさい。「気がきく」でいいじゃん。「心配りができる」でもいい。ほかにいくらでもフツーの言葉があるでしょうに。明治の文豪じゃアルマイトの弁当箱(ウーム、かなりのオヤジギャグだ)
 それと、これは主観で書くけど、「目端がきく」ってあんまりいいイメージじゃない。「要領がいい」とか「抜け目がない」の仲間って気がする。
突然ですが問題です【日本語編90】──いちいち【解答?編】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2271.html

 こんなジジムサい慣用句をふりかざしても何もいいことないって。
【伝言板7-1  比喩の使い方1】
(略)
================================引用開始
 これとやや似ているのが、ことわざの使い方だ。

【引用部】
 以下は、文章の入口と出口の話。文章の書き出しをことわざで始めるのはもうよしませんか。「人間、なくて七癖というが」だとか「喉元すぎれば熱さを忘れるということわざもあるが」とか。古すぎます。(山口文憲『読ませる技術』p.151)

〈古すぎ〉るのでジジムサくなる。持ち出すことわざの難度が上がるほど、ジジムサ度も高くなる。かといって、ありふれたものを持ち出すとありがたみが薄れるし、紋切り型になる可能性が高い。
 悲惨なのは、意味を間違って使ってしまうケース(これがまた非常に多い)。間違ってはいなくても、使い方のピントがズレているのもよくある。間違っていても、ピントがズレていても、オバカに見えてしまう。
 成功してもジジムサく、失敗するとオバカ。それでも使いたい人はご自由に。
================================引用終了

詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2346.html

バックナンバーは下記。
【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365

よくある誤用36──間違えやすい慣用句〈1〉 足もとをすくう やおら 憮然 ぞっとしない こけら落とし

http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n138878から。

1)足もとをすくわれるところだった
2)彼は急に椅子から、やおら立ち上がった
3)彼はムッとしたのか、憮然とした表情で立ち去った
4)このホラー小説って、あまりぞっとしないね
5)明日は新しいタワービルのこけら落としなんだって
6)たくさんのご馳走につい舌を鳴らした
7)まったく昨日は、上や下への大騒ぎだった
8)そんなに声をあらげないでよ
9)昨日とは言ってることが真逆だよね
10)あのドラマの登場人物ってみんな破天荒で楽しいよね


■tobiの感想
1)
X「足もとをすくわれる」
○「足をすくわれる」
 ご指摘のとおりだけど、朝日新聞では「足もと」のほうが圧倒的に使用例が多いんですけど。
「足元をすくう」か「足をすくう」か【2】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-884.html

3)彼はムッとしたのか、憮然とした表情で立ち去った
 これも朝日新聞ではおなじみ。朝青龍の枕詞のように使われいた。とても「落胆する、驚きあきれて、ぼう然とするさま」で使っていたとは思えない。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-286.html

8)そんなに声をあらげないでよ
 本来はご指摘のとおり。でも世間はもっと進んでいるの。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-191.html
 あれ? いま確認したら「荒げる」は誤用扱いになっている。書きかえやがったな。

9)昨日とは言ってることが真逆だよね
 これももうダメでしょ。

 詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2346.html

バックナンバーは下記。
【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365

【将棋44/羽生名人四冠 七冠ロード再び──竜王戦挑戦者決定三番勝負  今年度内の七冠はなし】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月10日から

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

 羽生名人四冠の連勝は、死のロード4戦で終了。
【1】○8月27~28日:王位戦第5局(対木村八段)
8月29日:移動日(神戸→札幌)
【2】○8月30日:JT将棋日本シリーズ2回戦(対行方八段)
8月31日?:移動日(札幌→東京)
【3】○9月2日:竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局(対糸谷六段)
9月3日:移動日(東京→大阪)
【4】○9月4日:王座戦第1局(対豊島七段)
9月5日?:移動日(大阪→東京)
【5】×9月8日:竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局
9月9日?:移動日(東京→神奈川)
【6】9月10~11日:王位戦第6局

 イチバン重要な一番を落としてしまった。
 結果論になることを承知で、縁起でもないので書けなかったことを書く。
 羽生名人四冠の調子が落ちている気がする。【将棋42】で少し書いたが、微妙に異和感がある。対局過多による疲労が最大の原因の気がする。
 王位戦の対局はパッとしない内容が続いている。
 竜王戦挑戦者決定三番勝負も第1局を落とした(ねじり合いで逆転されるのはきわめて珍しい気がする)。
 JT将棋日本シリーズ2回戦は激戦を制したが、行方八段の詰み逃しに救われたとも言える。
 王座戦第1局も、苦しい将棋だったが豊島七段が自滅した感がある。

 竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局は、後手番の名人四冠が横歩取りを採用した。
 勝敗を重視するなら第1局も横歩取り採用するべきだと思ったが、あえて糸谷新七段の角換わりを受けて立った。「なめてかかった」とは言えない。名人四冠は、相手の得意を避けることはめったにしないから。
 あえて受けて立って逆転負け。第2局は糸谷新七段の1手損角換わりに苦戦を強いられる。
 第3局は、名人四冠の鬼手、タダ捨ての26銀が炸裂する。フツーはこれで楽勝になる。控室もそんな雰囲気になった気がする。ところが糸谷新七段の対応が適確だった。むずかしい戦いではあったが、おそらく研究手だった26銀が空を打ったことになる。

 竜王戦は角換わりシリーズになるのだろう。ただ、森内竜王が先手のときに26歩34歩25歩と進めたらどうなるのだろう。糸谷新七段は正調の角換わりを指すのだろうか。
 その対策は興味深いが、個人的には角換わりの将棋はあまり好きではない。理由は長くなるのでパス。
 7番勝負は、糸谷新七段ノリ。圧勝もある気がするが、森内竜王もそう簡単には崩れないかな。4-2(もしくは4-3)で新竜王誕生と予想しておく。
 
 こっそり入れておく。
【電脳の譜 1】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2911.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904352164&owner_id=5019671

【ネタ元】読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20140908-OYT1T50128.html
================引用開始
竜王戦、羽生を破り昇段の糸谷七段が挑戦者に

 将棋界の最高位を争う第27期竜王戦(読売新聞社主催)の挑戦者決定三番勝負第3局が8日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われ、午後9時26分、糸谷哲郎六段(25)が95手で羽生善治名人(43)を破り、2勝1敗で森内俊之竜王(43)への挑戦を決めた。

 糸谷はこの勝利で七段に昇段した。

 糸谷は広島市出身。2006年に四段に昇段し、同年の新人王戦を制した。これまでNHK杯で2度の準優勝があるが、タイトル戦は初登場となる。大阪大学大学院に在籍して哲学を専攻する異色の棋士で、定型にこだわらない力強い戦いで知られる。

 第3局は、横歩取りの戦型から激しいねじり合いとなったが、糸谷は羽生の勝負手をかわして押しきった。
================引用終了


たった1行にいくつの間違いがあるのか。【マンガ131──最近のマンガから20140908】

 下記の仲間。
【マンガ関連なんでもかんでも】 お品書き
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-765.html

 どさくさまぎれのPR。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-242.html

mixi日記2014年09月08日から

 ヒントは次号の発売日。
 たった1行にいくつの間違いがあるのか。


ビッグコミック

「ニ」か「ト」か──~になる ~となる ~になった ~となった ~になりたい ~となりたい

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月04日から

 直接的には下記の続きだろうな。
29)【日本語アレコレ──「自然に」と「自然と」の違い】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-305.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1127505631&owner_id=5019671
979)【日本語アレコレ──「自然に」と「自然と」の違い〈4〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2773.html

 あまり踏み込みたく話だけど、ちょっと気になるもんで。
 基本線は↑29)で書いたとおり。
================引用開始
 諸説あるようですが、個人的には意味はほとんど同じと考えています。
「と」のほうが少し堅苦しいニュアンスがあると感じるので、自分では極力「に」を使うことにしています。ただし、「一丸となる」の場合などは、「と」のほうが自然でしょう。
 この話もキチンと書こうとするとかなり長くなるので省略します。
================引用終了

「意思」がどうのとか「苦労」がどうのとか「結果を重視するなら」どうのとか主張する人がいるが、関知したくない。
 ただ、ちょっと注釈が付け加えたい。「意味はほとんど同じ」でどちらでもOKなのは、「ニ」と「ト」の両方が使える場合限定。一方しか使えない場合もある。
 Web辞書の記述やリンクがころころかわるので、最新のものをひいておく。
 今回は『大辞林』(第三版)を見る。
http://kotobank.jp/word/%E3%81%AB?dic=daijisen&oid=13940200
================引用開始

一( 格助 )
〔上代から用いられている語で,動作・作用が行われ,また存在する,時間的・空間的な位置や範囲を示すのが本来の用法〕

⑨変化する結果を表す。 「学者-なる」 「星-なりたい」
================引用終了

http://kotobank.jp/word/%E3%81%A8?dic=daijirin&oid=DJR_to_-220
================引用開始

一( 格助 )
③動作・作用などの帰結・結果を表す。 「学生-なる」 「名を一郎-改める」
================引用終了

 これを見るだけで、説明は違っても「ニ」と「ト」の両方が使える場合には「意味はほとんど同じ」ことがわかる。「学者になる」と「学生となる」はどちらも「ニ」でも「ト」でも大差がない。「名を一郎と改める」も「ニ」にできる。すでに書いたように、当方はこういう場合は「ニ」を使うことにしている。それでなんの支障もない。
 だから微妙なニュアンスの違いを主張したい人を否定する気はないって。そんなのは「単なる主観」と紙一重なんだから。強引な論理でもっともらしく違いをあげてどんないいことがあるのかサッパリわからないけど。
 問題は互換性がない場合。
「星になりたい」……これは「ト」にはできない。「星{ニ/ト}なる」「星{ニ/ト}なった」だとどちらもOK。なぜなんでしょう。
 ↑の過去日記で、同じような例が出てきた。29)の〈小学生が「〇〇ニなる」と答える〉。このほかに、と979)の「危篤ニ陥る」も「ト」にはできない。
 後者は「陥る」との親和性の問題だろう。「危篤{ニ/ト}なる」なら両方OKだから。たとえば「単純ミス{ニ/ト}わかる」なら「ニ」にできないのと同じだろう。とりあえず「~{ニ/ト}なる」に限っておこう
 さて、「星になりたい」だとSFみたいで非現実的なんで、「医師になりたい」で考える。下記のうち不自然なのはどれか。
 大前提として、個人的には「ニ」しか使わない。
  1)医師ニなる
  2)医師トなる
  3)医師ニなった
  4)医師トなった
  5)医師ニなりたい
  6)医師トなりたい
 
 1)~6)のどれも間違いではないだろうが、6)は不自然に感じる。この理由がわからない。
 未来のことだから×……最初に浮かんだのはこれ。ただ、「将来の夢は医師{ニ/ト}なること」「医師{ニ/ト}なる希望をもっている」を×にする度胸はない。
 あえて言うなら、「ニ」と比べて堅苦しいニュアンスになる「ト」は「~たい」というやわらかい表現と相性がよくないのかも。そうなのか?

「結果 となる  になる 助詞」でネット検索すると、例によって有象無象が(泣)。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%B5%90%E6%9E%9C+%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B++%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B+%E5%8A%A9%E8%A9%9E&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt

 わかりやすそうなのをひいておく。なんか、前に引用した書籍をそのままパクってるのもあるな(黒笑)。そういうのは相手にしないほうがよさそう。
 下記は本格的な論文。
http://www2.dokkyo.ac.jp/~esemi008/kenkyu/kumagai.html
================引用開始
 他にも「と」と「に」が交代可能な例はある。
「空き部屋を物置と/にする」(森田 1980:330)「先生と/になる」(森田 1980:331)などの動作の結果を表す場合である。
これも、前述のケースと同じように「と」と「に」の用法によって発想が異なる。
「空き部屋を物置とする」の場合、空き部屋の使用法として物置として用いるという事を意味するが、一方、「空き部屋を物置にする」の場合、空き部屋を工事、改造するという意味になる(森田 1980:330)。
「先生となる」のでは何かを教える師の立場に立つだが、「先生になる」は教職に就くという事態を表す(森田 1980:331)。
「に」を使用した場合はA→Bへの変化を表し、「と」を使用した場合はAが変化せずに存続しBと一つになる(A→←B)、と区別できる。

 森田(1980:331)はまた以下のように、動作の結果を表す場合でも「と」と「に」の用法の違いから、両者の交換が不可能な文も存在するとしている。
「氷を水にする」「車をスクラップにする」など変化を表す表現では「と」は使えない。
逆に「禍を転じて福となす」(森田1980:331)の場合、禍は変化せずに続くが、それを活用してかえって幸せになれるようにするという意味なので、禍→←福が一つになるのを表現できる「と」を用いる。
================引用終了
「空き部屋を物置{ニ/ト}する」
「先生{ニ/ト}なる」
 どちらも意味が違いますか。
 前者はパスして後者に関して。「教職に就く」は「先生トなる」と言ってはダメなの? じゃあ『大辞林』は間違いなんだ。何度でも書くが、個人的には「ト」は使わないけど、それは単に趣味の問題。
「何かを教える師の立場に立つ」と「教職に就く」で助詞を使い分けるものなんだ。そんなぁ……(笑)。
 できればその調子で「生徒{ニ/ト}なる」「学者{ニ/ト}なる」「医師{ニ/ト}なる」も解説していただけませんか。 

【「~になる」と「~となる」の使い分け】リンクが張れない(泣)。
「単なるアンケート」とも言えるけど、結論部を箇条書きにする。
・「に」よりも「と」のほうがフォーマルな文体に適している
・書き言葉では「と」が選ばれることがほとんど

【イメージで教える日本語の格助詞 - 名古屋大学】
https://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~sugimura/achivement/pdf/026.pdf#search='%E7%B5%90%E6%9E%9C+%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B++%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B+%E5%8A%A9%E8%A9%9E'
 この図は前にトピで見たな。

「~{ニ/ト}する」に関してはまた今度。

なんて/とは/など(と) 辞書

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

 テーマサイトは下記。
【「なんて」、「とは」と「など」についての質問です】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8745252.html

 まず質問の全文をひく。
================引用開始
1.「なんて」と「とは」と「など」の違いは何でしょうか?
2.文の意味の違いは何でしょうか?
世界チャンピオンを倒<す/した>なんて
本気を出<す/して>なんて
ご指導の程、お願いいたします
================引用終了

 質問「1.」だけではよくわからなかった。下記のような場合の3つの言葉の違いを訊いているのだろう。

1)世界チャンピオンを倒す{なんて/とは/など(と)}考えたこともなかった。
 この場合は3つとも使えて、意味はほぼ同じ。ただ、微妙なニュアンスの違いはあるのだろう。下記に書きかえると「など」不自然になる。

2)世界チャンピオンを倒す{なんて/とは/△など}驚いた。

 いくつか辞書をひいてみたが、ほとんど参考にならない。辞書の悲惨な記述に関しては末尾に。
1)世界チャンピオンを倒す{なんて/とは/など(と)}考えたこともなかった。
 は「なんて」「とは」「など(と)」のどれを使ってもほぼ同じ意味です。「なんて」はややくだけた表現。

2)だと「など」が使えない理由は、ちょっとわからない。

 辞書の記述。
【とは/といったら】
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/17280/m0u/%E3%81%A8%E3%81%AF/
 ほとんど参考にならないが、ちょっとヒントをもらった。

 フツーの国語辞書を見る。
http://kotobank.jp/word/%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A6?dic=daijisen&oid=13919600
 ウーン。『大辞泉』の記述がヒドい。語の構造に関して『大辞林』と比べると「て」の出所が不明。しかも、『大辞泉』の記述によると、1)のように動詞につく形はないらしい。オイオイ。ということで、『大辞林』を見る。これも相当ヒドい。
 たしかに「なんて」は「軽視する気持ち」を込めることが多い(「など」にも同様の用法がある)。
 しかし、ここで問題になっている「なんて」は「軽視」か「重視」かは関係ない。むしろ大事なのは「意外性」だろう。
================引用開始
大辞林 第三版の解説
なんて

( 副助 )
〔副助詞「など」に格助詞「とて」の付いた「などとて」の転。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる〕
体言またはそれに準ずるもの,活用語の終止形などに接続する。
①次にくる動作・作用の内容を,軽視する気持ちを込めて例示する。などと。 「外国へ行っていた-言うけど,怪しいものだ」 「病気に-負けないぞ」
②軽視する気持ちを込めて,同格の関係で次の語を修飾する。などという。 「死のう-考えはやめなさい」 「太郎さん-人,知らないわ」
③無視または軽視する気持ちを込めて,事柄を例示する。なんか。などは。 「野球-つまらない」 「子供に大金を持たせる-危険だよ」
================引用終了

 暗い気持ちで「とは」を見る。これも『大辞泉』は話にならない。ホントに大丈夫か? 当方のひき方が悪いのだろうか。問題の「とは」に関する記述はない。『大辞林』を見る。
http://kotobank.jp/word/%E3%81%A8%E3%81%AF?dic=daijirin&oid=DJR_toha_-010
================引用開始
大辞林 第三版の解説
とは

( 連語 )
〔格助詞「と」に係助詞「は」が付いたもの〕
①定義や命題などの主題を表す。…というのは。 「正数- 0 より大きい数をいう」
②「と」を強めた言い方として用いられる。 「君-もう絶交だ」
③驚き・怒り・感動などの気持ちを表す。 「まさか優勝する-思わなかった」 「こともあろうに彼が真犯人だった-」 「思ひきや雪ふみわけて君を見む-/伊勢 83」
================引用終了

〈③驚き・怒り・感動などの気持ちを表す〉だろう。質問の「なんて」「とは」「など(と)」はいずれもほぼ同様。「なんて」はややくだけた表現。微妙なニュアンスを主張する人もいるかもしれないが、関知したくない。

【下ネタの品格──これは品のカケラもない】

【下ネタの保管庫】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-648.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1282655893&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月05日から

 ダメだ。原稿に集中できん。
 ってことで、こういうときは下ネタに限る。

「あまりにも立派でついさわりたくなる」
「見てるだけで体が熱くなる」
 最近都心で欲求不満気味の主婦層を中心に急速に広まっているらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%86%B1

■新宿中央公園でデング熱=代々木周辺以外で初―厚労省
(時事通信社 - 09月05日 16:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3040341

重言の話5──「まず第1に」「違和感を感じる」

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1354427241&owner_id=5019671

mixi日記2010年04月05日から。


●重言関連の話一覧
7)【重言の話1】(2008年07月30日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-284.html

8)【重言の話2】(2008年11月24日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-58.html

9)【伝言板 板外編4──重言の話3】(2008年11月25日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-59.html

90)【重言の話4(第1稿)】(2009年11月21日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-863.html

162【重言の話5──「まず第1に」「違和感を感じる」】(2010年04月17日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1176.html

読書感想文/『続弾! 問題な日本語』(北原保雄編/大修館書店/2005年11月3日初版第1刷発行)【1】~【3】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1717.html


 重言の話はいろいろあってネタが尽きない(笑)。

【事例1】「まず第1に」
 大前提として、重言が誤用か否かはちょっと微妙な問題になる。重言に関する当方の考え方は【重言の話2】(以下【2】と表記する)で書いたとおり。これはもとをただすと「赤い本」の記述になる。10年前からかわってないんだから、「揺るがない信念」なのか「進歩がない」のか(笑)。
================================
重言はさほど大きな問題ではないので、文章自体がわかりにくくなるわけではありません。しかし、書き手の日本語力を疑われかねないので、注意が必要です。
================================

 下記のトピに、【3】のリンクを張ったら、下記のような意見をいただいた。
【第一の決め手?一つ目の決め手?】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=51598047
================================
ただ,「重言の修正案」のところには共感しません。「まず第1に」とするのは重言といえば重言ですが,「それで なにが わるいの?」というのが正直な感想です。むしろ,わかりやすくて いいと おもいます。
================================
 
「重言といえば重言」なんだから使わないほうがいい。それでも「わかりやすくていい」と考えてあえて使う人にトヤカク言う気はない。使いたければどうぞ。ただ、無神経な文章と思われる可能性があることは覚悟してほしい。だって重言なんだから。そんな言葉をあえて使う理由があるのだろうか。


【事例2】違和感を感じる
 別のところでは、「違和感を感じる」は辞書に記載されているから問題のない表現、というコメントを目にした。ちょっと事情があって詳しいことは後日に回す。
「違和感を感じる」はヘンと感じる人が圧倒的に多いのだから、こういう主張をするならちゃんと根拠を示してほしい。おそらく下記のことだろう。Web辞書の『大辞林』から引く。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%93&dtype=0&stype=1&dname=0ss
================================
いわかん[ゐわ―] 2 【違和感】
周りのものとの関係がちぐはぐで、しっくりしないこと。
・―を感じる
================================

 この記述は少し前に知っていた。だからWeb辞書って嫌い。どうしてこういうことをするんだろう。まあ、別に「違和感を感じる」でも間違いではないけど。
 個人的には↑の【重言の話1】に書いたとおり、「違和感を感じる」は重言で、「違和感を覚える」だって重言風なんで極力使いたくないと思っている。こんなにわかりやすい重言を平気で使うような文章は、それだけで読む気がなくなる。まあ、天下の朝日新聞でも何度か見たけど。
【朝日新聞から総索引(2002年~)】 詳しくは末尾をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
07-5-1/08-11-17/09-7-4

「まず第1に」にしても「違和感を感じる」にしても、妙な理屈をこねてまでわざわざ使うことはないだろう。簡単に書きかえることができるんだから。
 ↑の【読書感想文/『続弾! 問題な日本語』】もご参照ください。


 コメントに返信して思った。下記はけっこう重要かも。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2748.html
================引用開始
・違和感を{感じる/覚える}以外にどんな言い方があるか
1)「○○感」が以前からある場合。
 この場合は「違和感がある」(違和感があった)と言いかえるのが一番素直だろう。
2)「○○感」が新たに生じた場合。
 過去形(と書いておく)のほうが自然な感じがするので、そうしておく。
 これが問題になる。この場合「違和感がある」が使えない。
 下記あたりだろうか。

  違和感が生じた 違和感をもった 違和感が芽生えた

 たとえば「危機感」が生じた場合に「危機感を感じた」と書いたら、無神経な文章と責められてもしかたがないだろう。「危機感を覚えた」「危機感が芽生えた」あたりだろうか。
 これが「違和感」の場合は「感じた」が素直なので(理由は言葉の神様に訊いてください)、つい「違和感を感じた」としてしまいがち。あえてそうする人にトヤカク言う気はないが、ほぼ同じ意味で「違和感を覚えた」という言い回しがあるんだから、そちらをつかうべきじゃないのかね。
================引用終了


●朝日新聞の使用例
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-32.html
07-5-1 「患者様」という呼び方が病院ですっかり定着した。しかし、好きで病気になったわけでもないのに、違和感を感じる人もいる。もともと患者の立場を尊重した医療の実現などを意識して使われ始めた言葉だが、「日本語としておかしい」という指摘もあり、「患者さん」に戻す病院が出てきた。(朝刊1面)

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-209.html
08-11-17 だが、精神科医である横山章光・帝京科学大准教授(人間動物関係学)は、事件とペットロスを結びつけることに違和感を感じる。(夕刊13面)

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-541.html
09-7-4
18日  ケガや体に違和感を感じたときは無理せず休むという共通認識も大きい。(朝刊b4面)

【将棋43/羽生名人四冠 七冠ロード再び──速報 王座戦第1局(対豊島七段)  何があった?】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月日から

 羽生名人四冠が死のロードを着々と消化している。
 4連勝で、残るは2局。最大の山場とも言える【5】竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局は9月8日か。
 スケジュールを一部変更して再掲する。
【1】8月27~28日:王位戦第5局(対木村八段)
8月29日:移動日(神戸→札幌)
【2】8月30日:JT将棋日本シリーズ2回戦(対行方八段)
8月31日?:移動日(札幌→東京)
【3】9月2日:竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局(対糸谷六段)
9月3日:移動日(東京→大阪)
【4】9月4日:王座戦第1局(対豊島七段)
9月5日?:移動日(大阪→東京)
【5】9月8日:竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局
9月9日?:移動日(東京→神奈川)
【6】9月10~11日:王位戦第6局

 今日対局があった王座戦第1局は妙な戦いだった。
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/62/ouza201409040101.html
 たしか挑戦を決めた当時の豊島七段はレーティングの2位で、事実上の頂上決戦のはずだった。その後調子を崩した感があり、レーティングも4位まで落ちている。一方の名人四冠は絶好調を維持し、レーティングはついに2000超え(笑)。おおざっぱに言うと3勝1敗ペースを維持しないと下がっていくはずなのに……。
 前例のある戦いで、ものすごいスピードで進んだ。この展開は、どちらか(おそらく後手の豊島七段)に「準備の一手」があったはず。
 それがなんだったのかまったくわからない(泣)。
 羽生名人四冠が何かを察知して89手目に68金寄としたのではないかという気がする(フツーの68金引では悪いと判断して)。そのために後手の「準備の一手」は不発?
 でもその68金寄がどうも評判がよくなくて……。
 だとすると、名人四冠が自分から転んだのかもしれない。
 それを豊島七段が102手の66歩で助け起こしてしまったような。それまでは半ば必然手の連続で、「後手有利ということで」この戦形の結論が出かかっていた気がする。
 でも、こういう話は感想戦では出ないんでしょうね(泣)。
 94手目のニコニコ生放送の解説が興味深い。
================引用開始
■ニコニコ生放送■
真田圭一七段>羽生さんを相手にするにあたって、できるなら最初の3局目までに勝ち星を先行させたいです。当たり前のように聞こえますが、4局目以降になってくると羽生さんは「相手の傾向を掴みました」というような感じになります。
言ってみれば第1局は豊島さんの様子を見てくるようなところがあって、昔で言えば大山先生がそんな感じで、1局目は相手に好きにやらせた上で負けてそのあとに4連勝するとかよくありましたね。そういう意味で、この将棋はここからが大事です。
================引用終了
 いわゆる横綱相撲?
 このところ、王位戦(対木村八段)も竜王戦挑戦者決定三番勝負(対糸谷六段) も初戦を落としたのは定跡?
 さすがにそこまで余裕はないと思うが。

 珍しく感想戦を読まずに先走っている。ヘボがこういうことをすると、恥をかくことになる可能性が高い(泣)。

 こっそり入れておく。
【電脳の譜 1】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2911.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904352164&owner_id=5019671


【20140905追記】
 感想戦がアップされたが、何がなんだか(泣)。
 問題の66歩の直前の記述。
================引用開始
※局後の感想※
感想戦のほぼ全ての時間が次の豊島の応手が果たして何がよかったのか、またその変化について割かれた。ただ結論から言えば、はっきりと言い切れるまでの結論には至らず、分かったのはこの局面自体が超難解な局面を迎えていたことということであった。
================引用終了

 必ずしも後手がよかったわけではないようだ
 これは誰かがトレースしそうだな。この王座戦で「もう一丁」ってことにならないかな。第2局で後手の羽生名人四冠が「往復ビンタ」狙いに行ったら盛り上がるだろうな……と、外野は好き勝手なことを書く。

突然ですが問題です【日本語編201】──「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671

mixi日記2014年08月10日から

【問題】
 下記のサイトに鬼畜なツッコミを入れなさい。
 いろいろツッコミどころはあるが、決定的に間違っている箇所がある。

【どう違うの?「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」】
http://u-note.me/note/47489406?page=2
================引用開始
どう違うの?「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」

 ビジネス上で、「分かりました」という意味合いで使われる言葉に「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」などがありますね。皆さんはその意味と使い分け方を理解できていますか?いざという時に、どれを使ったらいいのだろう?と悩んでしまうことはありませんか?ここでは、「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」の違いとビジネスシーンでの使い分け方をお伝えしていきたいと思います。

■了解しました
 「了解しました」は、同僚もしくは目下に対して使う言葉です。「了解しました」というのは、「了解」に「しました」をつけることで丁寧語になりますが、尊敬語ではないため、お客様や目上に対して使うのは失礼にあたります。

■承知しました
 「承知しました」は尊敬語になりますので、お役様や目上の人に対して使うのに適切と言えます。ビジネスシーンでも使う頻度は大変多いため、覚えておきましょう。

■了承しました
 「了承しました」は、何かを「承諾」したときに使います。「それでいいですよ」という意味合いになりますので、目上が目下に使うのが正しい使い方となります。お客様や目上の人に使ってはいけません。この場合、お客様へは「承りました」目上の人へは、「承知しました」が正しい使い方です。

■かしこまりました
 「かしこまりました」、は「承知しました」と同様、お客様や目上の人に使えます。

 覚えておくべきは「かしこまりました」と「承知しました(承りました)」上記のように、「かしこまりました」「承知しました(承りました)」は、目上の人やお客様に対して使える言葉となります。この2つはビジネスシーンにおいても非常によく使われますので覚えておきましょう。

■「かしこまりました」「承知しました(承りました)」使用例

× 打ち合わせの件、了解しました。
○ 打ち合わせの件、承知しました。

×(上司に対して)鈴木様(お客様)への連絡の件、了解しました
○(上司に対して)鈴木様(お客様)への連絡の件、かしこまりました

×(お客様に対して)ご依頼いただきました○○の件、了承いたしました。
○(お客様に対して)ご依頼いただきました○○の件、承りました。

 「かしこまりました」「承知しました」の違いはあるの?普段使う敬語として、「かしこまりました」「承知しました」の2つが良いというのはわかったけれど、その2つの違いは?というのは以下のような違いがあります。
「かしこまりました」は、「理解して受ける」という意味があります。

「承知しました」は「目上の人の命令などをうけたまわる」という意味があります。

上記のニュアンスの違いを覚えておくと、普段からより敬語を使い分けやすくなると思いますので、覚えておくと良いでしょう。
おわりに

 社会人になると、まず初めに身につけなければいけないマナーが正しい言葉遣いです。しかし日本語の敬語は難しいものです。ビジネス面での正しい言葉遣いをしっかりと身に着けるためにも、普段から常に意識していくことが大切です。
================引用終了




【解答?例】
 ツッコミどころは多々あるが、決定的にヘンなのは〈「承知しました」は尊敬語になります〉ではないかと。謙譲語の可能性(これがまた微妙)はあっても、尊敬語ではない。

【よくわからない解説】
 詳しくは下記をご参照ください。
【「了解しました」「了承しました」「かしこまりました」「承知しました」「承りました」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3066.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1930962314&owner_id=5019671

突然ですが問題です【日本語編202】── 人を呪わば穴二つ ネタなのか? もうからみません 妙齢

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年08月日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1931831802&owner_id=5019671

【問題】
 下記のトピのコメントに鬼畜なツッコミを入れなさい。

1)
(略)
================引用開始
 日本におらず日本の出版物が入手できない環境で、記憶に頼っては何も言ってはいけないのですね。
 分かりました。 
 日本語ネイティブとして自らの語感に基づいて話ができないのなら、まさに不毛です。
 もうからみません。
================引用終了

2)
(略)
================引用開始
55
Bさん

mixiの「絡んでよ、チョリース」メッセージには
「貴方は麺ですか? スープですか?」
と聞き返してしまいますねぇ。
とかく、四十前後の既婚者からくると情けないです。妙齢なのに。
================引用終了




【解答?例】
1)「からむ」は若者言葉で、さまざまな使われ方をする。「コミュニケーションする」くらいの意味。この場合は「かかわりません」くらいの意味と思われる。かなり広まっているが、不思議なことに俗語辞典には項目がない。
http://www.nhk.or.jp/kininaru-blog/139974.html
================引用開始
2012年12月 4日(火)
「絡む」というと?

皆さんは、'絡む'どんな意味で使いますか?『絡む』は、今、世代によって使い方が違うようです。街頭でどんな意味で'絡む'を使いますか?と聞いてみたところ、30代頃までの方々から【友達と絡む・・ワイワイ楽しいイメージ】【絡もう・・話そうと似ている・会話もすれば交流もするという感じ】との答えが返ってきました。このように、今、若者の間で'絡む'は、"話す""やり取りをする"という意味でも使われています。一方、年配の方々は、'絡む'にいいイメージはない。'言いがかりをつけられる''酔って絡む'の意味でしか使わないとのことでした。いつ頃から若い世代では好意的な意味でも使われるようになったのか?一説によると5年前頃~とされています。若者ことばの本などには、2008年頃~掲載されているようです。そこには、「絡む・・仲良くする・遊ぶ」の意味があります。さらに、最近の辞書には俗語として「絡む=友達付き合いをする」と意味を追加しているものもあります。なぜ、いい意味でも使われるようになったのか?一つには「絡む」には「密接に関連する・関わる」の意味があります。例えば「優勝争いに絡む」というと、悪い意味ではありません。ここから派生したとも考えられます。もう一つは、芝居用語の"絡みがある"から"絡む"になったという説です。歌舞伎など芝居で'絡み'には、「主役を引きたてる役」という意味があり、'絡みがある'は「掛け合い・台詞のやり取りがある」の意味で使われています。芝居からテレビの世界に広がって、番組を通して若い人たちに広がったと考えられます。さらに近頃はパソコンで書き込みをしたり、やり取りをすることにも'絡む'を使う若者もいるようです。ただ、目上の人の前では'絡んでください'などと言わないように!勘違いされますよ。
================引用終了

2)http://kotobank.jp/word/%E5%A6%99%E9%BD%A2?dic=daijisen&oid=17806300
================引用開始
デジタル大辞泉の解説
みょう‐れい 〔メウ‐〕 【妙齢】
《「妙」は若い意》若い年ごろ。特に、女性の若い年ごろ。妙年。「―の婦人」
================引用終了

【よくわからない解説】
 1)コメントした人は、けっこうな年配者。しかも海外で日本語を指導するような立場にいるはず。mixiのコメントも、相当ホニャララのものが目立つ。そういうかたが「からむ」という言葉をこういう意味で使ったことに衝撃を受けた。

 2)「妙齢」をどういう意味で使っているか、という問題。
 あまり偉そうなことを言えた立場ではなく、当方が「妙齢」の正しい意味を知ったのは、大人になってから。もっとも「妙齢のご婦人」みたいな使い方に限られていたから、自分で使う事はなかった。「妙齢」は「(いい意味での)いい年齢」くらいの意味と考えていた。たぶん「妙なる年齢」「絶妙な年齢」くらいの意味と考えたのだろう。具体的には20代半ばより上くらいだろうか。上限に関してはゴモゴモゴモ。二十歳前後ってイメージはなかった。
 ↑の[55]のコメントは、四十前後の既婚者のことを指しているから、どういう解釈なのかわからない。[60]で質問したらコメントが削除されてしまった。
 後日談があるのだが、いずれあらためて(黒笑)。

【マンガ131──最近のマンガから20140902】

 下記の仲間。
【マンガ関連なんでもかんでも】 お品書き
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-765.html

 どさくさまぎれのPR。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-242.html

mixi日記2014年09月03日から

『黒子のバスケ』の連載が(一応)終了した。「少年ジャンプ」のチェック作がまたひとつ減った。
 物語としては「これから」感もあったが、リアルの世界でもいろいろあったりしたから、これでいいのかも。
 この不完全燃焼感は、バスケットマンガの金字塔『SLAM DUNK』と通じる気がする。偶然だろうが、『SLAM DUNK』は全276話で、『黒子のバスケ』の最終回は第275話だった。
『SLAM DUNK』の最大の特徴は、物語の進行が以上に遅かったこと。(←オイ!)
『黒子のバスケ』のほうが少し進むが、それでも相当遅いのでは。中学時代の話が随所に出てくるが、本編のストーリー自体は1年未満の気がする。「キセキの世代」の戦いはまだまだ続くはずなのに(笑)。
『SLAM DUNK』と『黒子のバスケ』の決定的な違いは、必殺技の有無。これは前に書いたが、バスケットはリアルの世界が進化しすぎ、マンガのようなプレーが頻出する。これをエスカレートさせると、リアリティが失われる。
『SLAM DUNK』がスゴかったのは、登場人物に超人的な「身体能力」はもたせても「必殺技」はもたせなかった点。だからこそ、あのリアリティが生まれた。
『黒子のバスケ』にはさまざまな必殺技(持ち技)が出てくる。個々のリアリティに関してはスルーする。なかには「相手のプレイを瞬時に模倣できる」黄瀬涼太なんてキャラも出てくる。そりゃ必殺技だな。
 両作を細かく比較していくととんでもない話になるので、パスしておく。
 で、連作はいったん終了したが、「……そして12月発売予定の「ジャンプNEXT!!」で『キセキ』が起きる!?」とのメッセージも掲載された。掲載誌の性質を考えると、「外伝」どまりだろうな。

 最近の動きでもうひとつ気になったのが、『グラゼニ』(原作・森高夕次/漫画アダチケイジ)の連載が終了したこと(8月31日発売の「モーニング」No.39)。
 こっちは絶頂期だけに意外すぎる。前号で「重要なお知らせ」とかうたっていたので「まさかの実写化?」かと思った。今週号の扉には「問答無用の最終回!」の文字。1ページ目のアオリには〈突然ですが、イロイロなオトナの事情で今週で「グラゼニ」最終回です!〉。なんかヒドい日本語だな。
 で、最終ページに「次回作は、次ページで!!」。どうやら43号で「グラゼニ~東京ドーム編~」が始まるらしい。まあそうでしょうね。絵の巧拙はおくとして、新感覚の野球マンガとして好評のはずなんだから。





【ネタ元1】 コミックナタリー
http://natalie.mu/comic/gallery/show/news_id/124944/image_id/294184
================引用開始
黒子のバスケ完結、12月のNEXT!!で“キセキ”が
2014年9月1日 0:00 907

「黒子のバスケ」28巻
大きなサイズで見る(全12枚)
本日9月1日に発売された週刊少年ジャンプ40号(集英社)にて、藤巻忠俊「黒子のバスケ」が最終回を迎えた。

「黒子のバスケ」は、並外れた観察眼を持つ存在感の薄い高校生・黒子テツヤと、帰国子女の火神大我を軸に繰り広げられるバスケマンガ。週刊少年ジャンプ2009年2号にて連載がスタートし、TVアニメ化やゲーム化も果たした。単行本29巻は10月、最終30巻は12月に刊行される。また今号では、「12月発売予定の『ジャンプNEXT!!』で『キセキ』が起きる!?」との予告も打たれているので、ファンは期待して待とう。

なおiPhone用カメラアプリ「ジャンプカメラ!!」では、「黒子のバスケ」が表紙を飾ってきたジャンプの表紙を模したスタンプ、「『黒子のバスケ』少年ジャンプ表紙風フレームセット」を、本日から9月30日までの期間限定で無料配信している。
================引用終了


【ネタ元2】ねとらぼ
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1409/01/news046.html
================引用開始
「黒子のバスケ」完結 12月の「ジャンプNEXT!!」でキセキが起こる!?
2008年12月に始まり、第275話で最終回を迎えた。

 人気漫画「黒子のバスケ」(藤巻忠俊)が、9月1日発売の「週刊少年ジャンプ」40号で最終回を迎えた。


 「黒子のバスケ10+ 件」は、高校バスケを題材にしたスポーツ漫画。主人公の黒子テツヤが火神大我らチームメイトとともに、“キセキの世代”と呼ばれる天才プレイヤーたちに挑んでいく。連載は2008年12月に始まり、2012年のアニメ化で大ヒット。その人気から同年秋以降、脅迫事件まで発生し、2013年末に犯人が逮捕された。アニメは2015年にも第3期が放送される予定。


 なお、ジャンプの同ジャンルでは「SLAM DUNK」(井上雄彦)が全276話だったが、本作の最終回は第275話だった。

 今後はコミック第29巻が10月4日に、最終巻(30巻)が12月に発売される。また、ジャンプ本誌には「……そして12月発売予定の「ジャンプNEXT!!」で『キセキ』が起きる!?」とのメッセージも掲載されている。
================引用終了黒子のバスケ完結、12月のNEXT!!で“キセキ”が
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=86&from=diary&id=3032693

本当かもしれません。でも噓かもしれない。

 ライターがこういうことを書くのはある程度しょうがない気がする。でもこの精神科医は大丈夫なんだろうか。
 そもそも、これは精神科医の領分なんだろうか。むしろ心理学者の領分じゃないかね。
「確かに一理ある意見だと感じます」って、とても医師のコメントとは思えない。そんなコメントなら素人でもできるわい。
 昔、心理学の本を書いたことがある(内容に関しては心理学の専門家に訊いた。当たり前だ)。「長子の性格の傾向」「末子の性格の傾向」……どちらも統計があって、それを踏まえたうえで書いた。一般論や想像でもっともらしいことを書いたら詐欺だよ。
 ただね。ある程度の傾向があったとしても、個人差は大きいよ。簡単に言うと直上の兄姉といくつ離れているかで違う。年子の場合と15歳離れている場合では大きく違うよね。ほかにもいろいろな条件でかわってくる。
 まあ、おしなべて考えると、もしかすると「一人っ子より末っ子のほうがわがまま」って傾向が多少はあるのかもしれない可能性は否定できない。で、そのことにどんな意味があるの?
 血液型で性格を判定するよりは、ほんの少し正確かもしれないけど……その程度のことだろうな。


【ネタ元】Excite Bit コネタhttp://www.excite.co.jp/News/bit/E1408283033893.html
================引用開始
「一人っ子より末っ子のほうがわがまま」って本当?

以前、「一人っ子」コネタ記事を書いたが、その際、一人っ子の方々から賛同の声が多数得られた一方で、驚いたのは、「わがままなのは実は一人っ子より末っ子!」という声が多く、末っ子がボロクソに言われまくっていたこと。
自分自身、末っ子で、確かに「要領が良い」とはよく言われるが、案外気遣い屋や空気読みも多い気がするのだが……。
末っ子の傾向について、精神科医で「ゆうメンタルクリニック」総院長の、ゆうきゆう先生に聞いた。

「『ひとりっ子よりも末っ子がわがまま』というのは、確かに一理ある意見だと感じます。というのも、一人っ子の場合は『大人に対する遠慮』『大人と多く接することで大人びてしまう』のに対し、末っ子はある意味で真逆の位置にいるからです」

末っ子は生まれたときから「子供同士での力関係」「他の兄弟と両親との関係」などが存在しているので、「自分以外の子供と常に比較し、自分の立ち位置を把握し決めていくことが出来る」環境で育つ。
そんな末っ子の視点からは「どこまでやったら怒られるか」「なにをすれば怒られないか」が丸見えであり、その言動は「じゃあ自分はこれをしない」「これはしてもいい」など、「データ(他の兄弟が行った言動とその結果)からの予測」で成り立っていることが多いそうだ。

「これは他の兄弟や一人っ子で育った人たちから見ると、計算高さ・要領のよさ・ずる賢さとも言い換えられる部分ではないでしょうか。ただ、末っ子から見れば『なぜ怒られるようなことをするのか意味が分からない』『みんな少し考えれば分かることなのに、なんであえて面倒くさいことをするんだろう?』と他の兄弟の要領の悪さが不思議でなりません。他の兄弟の失敗例・成功例を見ているがゆえに、末っ子の目は案外シビアで合理性を追求しています」
これは「末っ子」という立場で家庭内に生き残るために鍛え上げられたスキルだと言う。
そのため「どう振る舞えば相手を不快にしないか・受け入れてもらえるか・どこまで受け入れてもらえるか」を瞬時に判断して対応する器用さは、おそらく兄弟一だそう。
「わがままと受け止められる発言も、『相手が受け入れられるギリギリのライン』を狙っていることがほとんどです。『相手が怒るまではやらない』『無理難題は吹っかけない』のが末っ子の宿命とも言うべきルールです。なぜなら『どんな相手とも上手くやっていきたい』『完全に嫌われて修復不可能になることは避けたい』からです」

そんな末っ子が、たまに読み違えてわがままを炸裂させるのは、相手が目上で包容力があると判断した場合などと言う。
「また、どんな子供でも家庭では『弱者』ですが、末っ子という立場から受ける扱いは、それが特に強調されています。そのため末っ子は必要以上に臆病であることも多く、争いと摩擦を避けて避けて避けまくる結果、八方美人でお調子者になることも少なくありません」
実は、調子っぱずれの問いを投げかけたり、ふざけたり、急に話題を変えたりわがままを吹っかけるのは「その場の空気を和ませる」ことに全力を注いでいたりするから」というのは、すごく納得!

特に両親からは「いつまでも子供でいてほしい」とばかりに、成人しようが結婚して子供が生まれようが、「末っ子の甘えん坊」扱いをされるため、自立できない甘えん坊を演じていることも少なくないそうだ。
「両親が不仲であったり、喧嘩が起きそうなときに身を挺して潤滑油になろうとしているのは末っ子だったりするのです。もちろん、そっとその場を離れることもたくさんありますが……」

また、一見要領よく見えても、「目下の面倒を見るのは当たり前」という兄弟間で培った意識があるため、案外面倒見はいい方だとか。
ただし、人間関係では摩擦が起きないように気を回しすぎるあまり疲れ果て、「なぜ私が」と割を食っているように感じていることも多いと言う。

立場上末っ子に求められるのは、なによりも「子供らしさ」であり「大人を煩わせない程度のわがまま・未熟さ」であることが多いため、「末っ子=わがまま」というのはある意味正解と言えるそう。ただし、そこには家庭内で求められる「役割」もあるのだと、改めて言いたい。
(田幸和歌子) 

■ゆうきゆう 精神科医 著書多数。
ゆうメンタルクリニック総院長(上野院 03-6663-8813 上野駅0分)。(池袋院 03-5944-8883 池袋駅1分)。(新宿院 03-3342-6777  新宿駅0分)。(渋谷院 03-5459-8885 渋谷駅0分)。(秋葉原院 03-3863-8882 秋葉原駅0分)
心安らげるクリニックとして評判が高い。
================引用終了

「一人っ子より末っ子のほうがわがまま」って本当?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=58&from=diary&id=3032861

2014年8月の朝日新聞から

【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html


【2014年8月】


14-08-01
26日
 お金は1口千円から募った。(夕刊7面)
 村瀬信也記者。囲碁の十三路盤の普及の話。下記を見ると、384万を超えたらしい。
https://readyfor.jp/projects/igo13ro/announcements/9247
 なかなかユニークな企画で、おもしろいと思う。問題は「お金」。「資金」でも「協賛金」でも「出資金」でもいい。なんなら「カンパ」でもいい。でも「お金」はヘン。このテの使い方を目にしたのは2度目。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2300.html
================引用開始
11-12-2
だが、これらのお金は、燃料費や廃炉の費用には使えない。(夕刊1面)
================引用終了


14-08-02
28日
読み比べ合戦(朝刊25面)
 石田秀芳・二十四世本因坊。見出しにあった。本文は「読み比べ」。それなら異和感はない。「比べ」と「合戦」は重言だろう。「合戦」は史実以外でも「安売り合戦」などと使う。「読み合戦」が×になる理由は不明。


14-08-03
28日
 アマゾンが今春、出版各社に提示し、夏から順次始めている。出版社がアマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分け、ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせたり、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくしたりする仕組み。(朝刊1面)
 守真弓記者。「誤用」ウンヌンの話ではない。↑が本文の冒頭。紙の新聞だとその前はリードなので、この始まりは相当異様。最初の一文に「何を」がない。しかも2つめの文が相当ヒドい。一文が123文字は相当勇気がある。「片たり」になっていないのは立派なのかもしれないが、一文がこんなに長いと後ろの「で紹介しやすくしたりする」が唐突にさえ見える。冒頭の「出版社が」か次の「出版社を」をなんとかしないとね。
【修正案】
アマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分ける仕組み。ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせる、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくする……などのサービスをする。

【ネタ元】
================引用開始
アマゾン、出版社「格付け」 電子書籍、有利な契約優先
守真弓2014年8月28日05時34分

 ネット書店最大手のアマゾンが、電子書籍の販売条件で出版社を「格付け」し、アマゾンに有利な条件で契約した出版社の書籍を、読者に優先的に紹介する新たな仕組みを導入したことが分かった。出版社は「市場の支配力を背景とした脅しだ」などと反発。米国や欧州でも出版社や作家によるアマゾンへの抗議が広がっており、対立が浮き彫りとなっている。

 アマゾンが今春、出版各社に提示し、夏から順次始めている。出版社がアマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分け、ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせたり、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくしたりする仕組み。

 紙の本でもアマゾンに有利な条件の出版社の本を優先的に読者に薦めているが、成長市場の電子書籍では紙よりも優先度に差をつけている。格付けが下の出版社の書籍は読者の目に触れにくくなり、出版社にとって死活問題だ。

【以下は会員限定記事】
(略)
================引用終了
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