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本当かもしれません。でも噓かもしれない。

 ライターがこういうことを書くのはある程度しょうがない気がする。でもこの精神科医は大丈夫なんだろうか。
 そもそも、これは精神科医の領分なんだろうか。むしろ心理学者の領分じゃないかね。
「確かに一理ある意見だと感じます」って、とても医師のコメントとは思えない。そんなコメントなら素人でもできるわい。
 昔、心理学の本を書いたことがある(内容に関しては心理学の専門家に訊いた。当たり前だ)。「長子の性格の傾向」「末子の性格の傾向」……どちらも統計があって、それを踏まえたうえで書いた。一般論や想像でもっともらしいことを書いたら詐欺だよ。
 ただね。ある程度の傾向があったとしても、個人差は大きいよ。簡単に言うと直上の兄姉といくつ離れているかで違う。年子の場合と15歳離れている場合では大きく違うよね。ほかにもいろいろな条件でかわってくる。
 まあ、おしなべて考えると、もしかすると「一人っ子より末っ子のほうがわがまま」って傾向が多少はあるのかもしれない可能性は否定できない。で、そのことにどんな意味があるの?
 血液型で性格を判定するよりは、ほんの少し正確かもしれないけど……その程度のことだろうな。


【ネタ元】Excite Bit コネタhttp://www.excite.co.jp/News/bit/E1408283033893.html
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「一人っ子より末っ子のほうがわがまま」って本当?

以前、「一人っ子」コネタ記事を書いたが、その際、一人っ子の方々から賛同の声が多数得られた一方で、驚いたのは、「わがままなのは実は一人っ子より末っ子!」という声が多く、末っ子がボロクソに言われまくっていたこと。
自分自身、末っ子で、確かに「要領が良い」とはよく言われるが、案外気遣い屋や空気読みも多い気がするのだが……。
末っ子の傾向について、精神科医で「ゆうメンタルクリニック」総院長の、ゆうきゆう先生に聞いた。

「『ひとりっ子よりも末っ子がわがまま』というのは、確かに一理ある意見だと感じます。というのも、一人っ子の場合は『大人に対する遠慮』『大人と多く接することで大人びてしまう』のに対し、末っ子はある意味で真逆の位置にいるからです」

末っ子は生まれたときから「子供同士での力関係」「他の兄弟と両親との関係」などが存在しているので、「自分以外の子供と常に比較し、自分の立ち位置を把握し決めていくことが出来る」環境で育つ。
そんな末っ子の視点からは「どこまでやったら怒られるか」「なにをすれば怒られないか」が丸見えであり、その言動は「じゃあ自分はこれをしない」「これはしてもいい」など、「データ(他の兄弟が行った言動とその結果)からの予測」で成り立っていることが多いそうだ。

「これは他の兄弟や一人っ子で育った人たちから見ると、計算高さ・要領のよさ・ずる賢さとも言い換えられる部分ではないでしょうか。ただ、末っ子から見れば『なぜ怒られるようなことをするのか意味が分からない』『みんな少し考えれば分かることなのに、なんであえて面倒くさいことをするんだろう?』と他の兄弟の要領の悪さが不思議でなりません。他の兄弟の失敗例・成功例を見ているがゆえに、末っ子の目は案外シビアで合理性を追求しています」
これは「末っ子」という立場で家庭内に生き残るために鍛え上げられたスキルだと言う。
そのため「どう振る舞えば相手を不快にしないか・受け入れてもらえるか・どこまで受け入れてもらえるか」を瞬時に判断して対応する器用さは、おそらく兄弟一だそう。
「わがままと受け止められる発言も、『相手が受け入れられるギリギリのライン』を狙っていることがほとんどです。『相手が怒るまではやらない』『無理難題は吹っかけない』のが末っ子の宿命とも言うべきルールです。なぜなら『どんな相手とも上手くやっていきたい』『完全に嫌われて修復不可能になることは避けたい』からです」

そんな末っ子が、たまに読み違えてわがままを炸裂させるのは、相手が目上で包容力があると判断した場合などと言う。
「また、どんな子供でも家庭では『弱者』ですが、末っ子という立場から受ける扱いは、それが特に強調されています。そのため末っ子は必要以上に臆病であることも多く、争いと摩擦を避けて避けて避けまくる結果、八方美人でお調子者になることも少なくありません」
実は、調子っぱずれの問いを投げかけたり、ふざけたり、急に話題を変えたりわがままを吹っかけるのは「その場の空気を和ませる」ことに全力を注いでいたりするから」というのは、すごく納得!

特に両親からは「いつまでも子供でいてほしい」とばかりに、成人しようが結婚して子供が生まれようが、「末っ子の甘えん坊」扱いをされるため、自立できない甘えん坊を演じていることも少なくないそうだ。
「両親が不仲であったり、喧嘩が起きそうなときに身を挺して潤滑油になろうとしているのは末っ子だったりするのです。もちろん、そっとその場を離れることもたくさんありますが……」

また、一見要領よく見えても、「目下の面倒を見るのは当たり前」という兄弟間で培った意識があるため、案外面倒見はいい方だとか。
ただし、人間関係では摩擦が起きないように気を回しすぎるあまり疲れ果て、「なぜ私が」と割を食っているように感じていることも多いと言う。

立場上末っ子に求められるのは、なによりも「子供らしさ」であり「大人を煩わせない程度のわがまま・未熟さ」であることが多いため、「末っ子=わがまま」というのはある意味正解と言えるそう。ただし、そこには家庭内で求められる「役割」もあるのだと、改めて言いたい。
(田幸和歌子) 

■ゆうきゆう 精神科医 著書多数。
ゆうメンタルクリニック総院長(上野院 03-6663-8813 上野駅0分)。(池袋院 03-5944-8883 池袋駅1分)。(新宿院 03-3342-6777  新宿駅0分)。(渋谷院 03-5459-8885 渋谷駅0分)。(秋葉原院 03-3863-8882 秋葉原駅0分)
心安らげるクリニックとして評判が高い。
================引用終了

「一人っ子より末っ子のほうがわがまま」って本当?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=58&from=diary&id=3032861
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2014年8月の朝日新聞から

【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html


【2014年8月】


14-08-01
26日
 お金は1口千円から募った。(夕刊7面)
 村瀬信也記者。囲碁の十三路盤の普及の話。下記を見ると、384万を超えたらしい。
https://readyfor.jp/projects/igo13ro/announcements/9247
 なかなかユニークな企画で、おもしろいと思う。問題は「お金」。「資金」でも「協賛金」でも「出資金」でもいい。なんなら「カンパ」でもいい。でも「お金」はヘン。このテの使い方を目にしたのは2度目。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2300.html
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11-12-2
だが、これらのお金は、燃料費や廃炉の費用には使えない。(夕刊1面)
================引用終了


14-08-02
28日
読み比べ合戦(朝刊25面)
 石田秀芳・二十四世本因坊。見出しにあった。本文は「読み比べ」。それなら異和感はない。「比べ」と「合戦」は重言だろう。「合戦」は史実以外でも「安売り合戦」などと使う。「読み合戦」が×になる理由は不明。


14-08-03
28日
 アマゾンが今春、出版各社に提示し、夏から順次始めている。出版社がアマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分け、ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせたり、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくしたりする仕組み。(朝刊1面)
 守真弓記者。「誤用」ウンヌンの話ではない。↑が本文の冒頭。紙の新聞だとその前はリードなので、この始まりは相当異様。最初の一文に「何を」がない。しかも2つめの文が相当ヒドい。一文が123文字は相当勇気がある。「片たり」になっていないのは立派なのかもしれないが、一文がこんなに長いと後ろの「で紹介しやすくしたりする」が唐突にさえ見える。冒頭の「出版社が」か次の「出版社を」をなんとかしないとね。
【修正案】
アマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分ける仕組み。ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせる、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくする……などのサービスをする。

【ネタ元】
================引用開始
アマゾン、出版社「格付け」 電子書籍、有利な契約優先
守真弓2014年8月28日05時34分

 ネット書店最大手のアマゾンが、電子書籍の販売条件で出版社を「格付け」し、アマゾンに有利な条件で契約した出版社の書籍を、読者に優先的に紹介する新たな仕組みを導入したことが分かった。出版社は「市場の支配力を背景とした脅しだ」などと反発。米国や欧州でも出版社や作家によるアマゾンへの抗議が広がっており、対立が浮き彫りとなっている。

 アマゾンが今春、出版各社に提示し、夏から順次始めている。出版社がアマゾンに支払う販売手数料の高さ、電子書籍の品ぞろえの充実度などに応じて出版社を4ランクに分け、ランク上位の社の電子書籍をホームページ上で目立たせたり、読者の購入履歴などに応じて「おすすめ」としてメールなどで紹介しやすくしたりする仕組み。

 紙の本でもアマゾンに有利な条件の出版社の本を優先的に読者に薦めているが、成長市場の電子書籍では紙よりも優先度に差をつけている。格付けが下の出版社の書籍は読者の目に触れにくくなり、出版社にとって死活問題だ。

【以下は会員限定記事】
(略)
================引用終了
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フリーランスの編集者兼ライターです。

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