【実録】某生保との長~い戦い9
最初の約束の日から2日遅れて5月10日にメールが来る。
多少マシなレポートになっている。これはNさんの話を聞いて、N3GMがまとめたものらしい。N3GMにはつくづく同情する。どこの世界に部下の談話を口述筆記する上司がおるんじゃ。
もういいよ。どんなに工夫しても、逆さにして振ってもこれ以上出てこないんだろ。あきらめるしかないじゃない。不満はつのるけど、前に進みたい。これが精一杯の誠意だと思うことにする。
ちとアチコチに相談してみたりする。
一番過激なご意見は、「徹底的にやる気なら、社長あてに抗議書を出すのが一番」とのこと。
しかもちゃんと返事がもらえるまで、何度でも出す。出すべし、出すべし、えぐり込むように出すべし! オマエは丹下段平か?(古!) さすがにそこまでやる気はない(現段階では)。
ほったらかしにしていても話が前に進まないから、15日に電話をする。
レポートは受け取りました。とても満足できる内容ではありませんが、これ以上思い出していただけないならしかたがありません。
まずお願いがあります。最初にN3GMからいただいたメールがありますよね。3月22日のものです。前にお話ししましたが、あのメールはA部長と話したときに「なかったこと」になっています。当方は、Nさんの話を訊いたうえで、4つの質問に対して答えてほしい、と申しました。それに対して、N3GMはNさんの話を何も聞かずに、きわめて事務的に社内的なルールを書いてきました。当方が態度を硬化させた理由のひとつは、このメールです。
もしNさんの話をちゃんと聞いていたら、あんなメールにはならないでしょう。
話が長くなるので、普通郵便の話に限りましょうか。
きわめて事務的な話で済むものを、わけのわからない押し問答にした責任は、100%Nさんにあると思っています。しかも、その後の電話の際にもNさんはなんの説明もされていません。
そういう経緯をまったく考慮せず、あんなふうに社内ルールの説明をするのはおかしいと思いませんか?
社内ルールは云々だけど、Nがこうこう言い張ったために不愉快な思いをさせご迷惑をおかけした。なお、この件に関してはほかの契約者からも疑問の声があがっているので、本社に要望を出している……となるべきものでしょう。
「Nさんの話を聞いたうえで」というのはそういうことです。それがないのに、お詫びするとか申し訳ないとか言われても、それは「口先だけ」と思えてしまうのは当方の考えすぎでしょうか。
そういう理由で、あのメールはなかったことになっています。あの後、N3GMも不十分とはいえ、Nさんの話をずいぶん聞いたでしょう。それを踏まえたうえで、もう一度最初の質問に答えてください。
つまり、3月末に話が戻ったってことです。納得のいく回答がいただければ、当方はそれ以上何も言う気はありません。それが、次の担当者への引き継ぎ書になるはずです。当方もこんなことにこれ以上時間をとりたくありません。ただ、ここをウヤムヤにして、また同じような話が出たら、当方はキレますよ。
「こんなことはほうっといて、前に進むって考え方もあるんでしょうかね」
「個人的にはアリだと思います」
ぬあんだとゴオラ。いま、アンタ絶対に言ってはいけないことを言ったよ。「それはどういう意味でしょうか」
「いえ、私がtobirisu様の立場だったら、そういうふうに考えるかもしれない、と思いまして……」
罵倒の言葉が蠢く。
余計なお世話だよ。アンタはオレじゃねえだろ。それとも、オレに指図したいのか? どの口がそんな間抜けなことを抜かしやがんだよ。いいか? 立場をわきまえろよ。どこのどいつのせいでこんな気分の悪いことになったと思ってるんだ。そのことがわかってるんなら、口が裂けたってそんなことは言えないだろ、フツーは。
とにかく前に進むことを考えることもたしかにできますが、私どもの対応に不備があったのですから、まずtobirisu様が納得できる説明をするのが、私どもの責務と考えています……くらいなぜ言えない。
でもそんなひどいことは口にしない。基本的にいい子だから。
「とにかくやっとスタートラインに戻ることができたんです。質問への回答をお願いします。その先の話ですが、保険の見直しをするにはどうしたらいいのですか?」
「まずtobirisu様がどんな希望をお持ちかをうかがう必要があります」
ウワー、いきなりそう来る。ダメだよ。初球は相手の出方を見るのがセオリーでしょうが。いきなりそんな絶好球を投げるのは自殺行為だよ。
「そうですよねー。それを聞かなきゃ、保険の提案なんて絶対にできませんよねー」
「そのとおりです」
「ところがですねー。Nさんもそうでしたが、数年前にお会いした“担当”さんも同じでした。当方の希望とか家族構成とかいっさい聞かずに保険の組み替えをご提案くださいました。これってどういうことでしょうか。できれば、想像で構いませんから、ご説明いただきたいのですが」
「……」
「都合が悪くなったら黙るのはおかしいと思いますけど。当方の推測を言わせていただきます。御社は養老型の保険の満期が近づいた契約者に連絡をとって、なんとか満期金をブン取ろうとしてる、と考えています。言葉は悪いのですが、ほとんど詐欺だ、と前の“担当”の方には申し上げました。そのことはNさんにも申し上げました。それでもなおかつNさんは、満期金を“下取り”にするタイプの保険をご提案くださいました。ほとんどそれだけを提案されたと言っていいと思います。提案いただいたもうひとつの保険は、当方を対象にしてないのですから。こんなことがあっても、御社のことを信頼しろというのは、ちょっと無理があると思いませんか? ハッキリ言って、当方は御社に対してものすごい不信感を持っています。保険を見直すに先立って、この不信感を少しでも緩和したいと考えていますが、なかなかその糸口が見えなくて困っているんですけど、どうにかしていただけませんか」
そんなふうに言ってもダメでしょうね。
わかりました。前に進みましょう。
とりあえず3月末に戻って(どこが前に進んでるんだろう)、当方の質問にお答えください。
とにかくあのメールに関しては、A部長との合意のもと、当方の中ではなかったことになっています。
もしN3GMさんとしては、これ以上書くことがないということなら、別にあのままでもかまいません。それならそれで、そう考えさせていただくだけです。当方としてはそんなことはありえないと思いますけど……。
なぜ2カ月近くもかけて元の話に戻るのか大きな疑問を感じますが、しかたがありません。
ふと思うのですが、それが御社の方針ってことはないですよね。
「当方は、そもそもなんでコールセンターに電話をする必要があったのか、たいへん疑問です」
「それは私も疑問に思っています」
「もしかすると、Nさんの策にはまってます? もしかすると、N2さんとかいう自称コールセンターの責任者も同じ戦略を使ったんですかね。こうやって結局はN3GMのところに戻ってくることを承知のうえで、わざわざ同じことを何度も何度も話して疲れ切ることを狙っていたんなら、すごい策士ですよね。全部忘れてしまったと言い張るのも策のうちというなら、理解できます」
「そんなことは、決してないと思います」
「それはNさんに確認してみてくださいよ。当方も別に本気でそんなことは思っていませんが」
単なる嫌味だよ。そのくらいわかってくれよ。でも、N3GMとしてはこんな答え方をするしかないか。そうだよな。それは申し訳なかった。
とにかく、最初の質問への回答をお願いします。
それと、今日の電話(約20分)の内容をまとめたメモもお願いします。
保険を見直すのであれば、御社のエース格の外交員を希望します。別に不当にワガママを言う気はありません。ただ、フツーに保険に関する専門知識があって、当方が納得できる説明ができる方となると、エース格になるんじゃないかと思います。別にそちらの営業所の方とは限らないので、ほかの営業所の方でも構いません。
〈別に他社の方でも構いませんよ、と言いそうになったがさすがにコラえた〉
ただし、当方はその方にいままであったゴタゴタを自分の口から語りたくありません。ですから、その方が事情を理解できるような文書を作ってほしいと繰り返しお願いしているんです。
で、いつまでに連絡をいただけますか。
5月21日ですね。
で、5月21日には連絡がなかった。
人間は慣れる生き物である。このくらいのことは想定内だった。
22日にメールが来る。当方への文書は、本部の許可が必要になったとのこと。これは想定外だった。
下記のメールを返信する。
=====================================
>tobirisu様あての文書は本部の許可が必要になりました。
> また、改めて連絡させていただきます。
このような結果だけを事務的にご報告いただくのは、決して気分のいいことではございません。
これはいつ決まったことなのでしょうか。
このことと、約束の期限である昨日にご連絡いただけなかったことは関係あるのでしょうか。
なぜそのような事態になったのか、経緯を教えていただけませんか。
次の連絡をいついただけるのか、予定を教えてください。
=====================================
この段階でまた10日以上の放置プレイを食らう。
いったいどうなっているのだろう。
【10】↓
1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-10.html
多少マシなレポートになっている。これはNさんの話を聞いて、N3GMがまとめたものらしい。N3GMにはつくづく同情する。どこの世界に部下の談話を口述筆記する上司がおるんじゃ。
もういいよ。どんなに工夫しても、逆さにして振ってもこれ以上出てこないんだろ。あきらめるしかないじゃない。不満はつのるけど、前に進みたい。これが精一杯の誠意だと思うことにする。
ちとアチコチに相談してみたりする。
一番過激なご意見は、「徹底的にやる気なら、社長あてに抗議書を出すのが一番」とのこと。
しかもちゃんと返事がもらえるまで、何度でも出す。出すべし、出すべし、えぐり込むように出すべし! オマエは丹下段平か?(古!) さすがにそこまでやる気はない(現段階では)。
ほったらかしにしていても話が前に進まないから、15日に電話をする。
レポートは受け取りました。とても満足できる内容ではありませんが、これ以上思い出していただけないならしかたがありません。
まずお願いがあります。最初にN3GMからいただいたメールがありますよね。3月22日のものです。前にお話ししましたが、あのメールはA部長と話したときに「なかったこと」になっています。当方は、Nさんの話を訊いたうえで、4つの質問に対して答えてほしい、と申しました。それに対して、N3GMはNさんの話を何も聞かずに、きわめて事務的に社内的なルールを書いてきました。当方が態度を硬化させた理由のひとつは、このメールです。
もしNさんの話をちゃんと聞いていたら、あんなメールにはならないでしょう。
話が長くなるので、普通郵便の話に限りましょうか。
きわめて事務的な話で済むものを、わけのわからない押し問答にした責任は、100%Nさんにあると思っています。しかも、その後の電話の際にもNさんはなんの説明もされていません。
そういう経緯をまったく考慮せず、あんなふうに社内ルールの説明をするのはおかしいと思いませんか?
社内ルールは云々だけど、Nがこうこう言い張ったために不愉快な思いをさせご迷惑をおかけした。なお、この件に関してはほかの契約者からも疑問の声があがっているので、本社に要望を出している……となるべきものでしょう。
「Nさんの話を聞いたうえで」というのはそういうことです。それがないのに、お詫びするとか申し訳ないとか言われても、それは「口先だけ」と思えてしまうのは当方の考えすぎでしょうか。
そういう理由で、あのメールはなかったことになっています。あの後、N3GMも不十分とはいえ、Nさんの話をずいぶん聞いたでしょう。それを踏まえたうえで、もう一度最初の質問に答えてください。
つまり、3月末に話が戻ったってことです。納得のいく回答がいただければ、当方はそれ以上何も言う気はありません。それが、次の担当者への引き継ぎ書になるはずです。当方もこんなことにこれ以上時間をとりたくありません。ただ、ここをウヤムヤにして、また同じような話が出たら、当方はキレますよ。
「こんなことはほうっといて、前に進むって考え方もあるんでしょうかね」
「個人的にはアリだと思います」
ぬあんだとゴオラ。いま、アンタ絶対に言ってはいけないことを言ったよ。「それはどういう意味でしょうか」
「いえ、私がtobirisu様の立場だったら、そういうふうに考えるかもしれない、と思いまして……」
罵倒の言葉が蠢く。
余計なお世話だよ。アンタはオレじゃねえだろ。それとも、オレに指図したいのか? どの口がそんな間抜けなことを抜かしやがんだよ。いいか? 立場をわきまえろよ。どこのどいつのせいでこんな気分の悪いことになったと思ってるんだ。そのことがわかってるんなら、口が裂けたってそんなことは言えないだろ、フツーは。
とにかく前に進むことを考えることもたしかにできますが、私どもの対応に不備があったのですから、まずtobirisu様が納得できる説明をするのが、私どもの責務と考えています……くらいなぜ言えない。
でもそんなひどいことは口にしない。基本的にいい子だから。
「とにかくやっとスタートラインに戻ることができたんです。質問への回答をお願いします。その先の話ですが、保険の見直しをするにはどうしたらいいのですか?」
「まずtobirisu様がどんな希望をお持ちかをうかがう必要があります」
ウワー、いきなりそう来る。ダメだよ。初球は相手の出方を見るのがセオリーでしょうが。いきなりそんな絶好球を投げるのは自殺行為だよ。
「そうですよねー。それを聞かなきゃ、保険の提案なんて絶対にできませんよねー」
「そのとおりです」
「ところがですねー。Nさんもそうでしたが、数年前にお会いした“担当”さんも同じでした。当方の希望とか家族構成とかいっさい聞かずに保険の組み替えをご提案くださいました。これってどういうことでしょうか。できれば、想像で構いませんから、ご説明いただきたいのですが」
「……」
「都合が悪くなったら黙るのはおかしいと思いますけど。当方の推測を言わせていただきます。御社は養老型の保険の満期が近づいた契約者に連絡をとって、なんとか満期金をブン取ろうとしてる、と考えています。言葉は悪いのですが、ほとんど詐欺だ、と前の“担当”の方には申し上げました。そのことはNさんにも申し上げました。それでもなおかつNさんは、満期金を“下取り”にするタイプの保険をご提案くださいました。ほとんどそれだけを提案されたと言っていいと思います。提案いただいたもうひとつの保険は、当方を対象にしてないのですから。こんなことがあっても、御社のことを信頼しろというのは、ちょっと無理があると思いませんか? ハッキリ言って、当方は御社に対してものすごい不信感を持っています。保険を見直すに先立って、この不信感を少しでも緩和したいと考えていますが、なかなかその糸口が見えなくて困っているんですけど、どうにかしていただけませんか」
そんなふうに言ってもダメでしょうね。
わかりました。前に進みましょう。
とりあえず3月末に戻って(どこが前に進んでるんだろう)、当方の質問にお答えください。
とにかくあのメールに関しては、A部長との合意のもと、当方の中ではなかったことになっています。
もしN3GMさんとしては、これ以上書くことがないということなら、別にあのままでもかまいません。それならそれで、そう考えさせていただくだけです。当方としてはそんなことはありえないと思いますけど……。
なぜ2カ月近くもかけて元の話に戻るのか大きな疑問を感じますが、しかたがありません。
ふと思うのですが、それが御社の方針ってことはないですよね。
「当方は、そもそもなんでコールセンターに電話をする必要があったのか、たいへん疑問です」
「それは私も疑問に思っています」
「もしかすると、Nさんの策にはまってます? もしかすると、N2さんとかいう自称コールセンターの責任者も同じ戦略を使ったんですかね。こうやって結局はN3GMのところに戻ってくることを承知のうえで、わざわざ同じことを何度も何度も話して疲れ切ることを狙っていたんなら、すごい策士ですよね。全部忘れてしまったと言い張るのも策のうちというなら、理解できます」
「そんなことは、決してないと思います」
「それはNさんに確認してみてくださいよ。当方も別に本気でそんなことは思っていませんが」
単なる嫌味だよ。そのくらいわかってくれよ。でも、N3GMとしてはこんな答え方をするしかないか。そうだよな。それは申し訳なかった。
とにかく、最初の質問への回答をお願いします。
それと、今日の電話(約20分)の内容をまとめたメモもお願いします。
保険を見直すのであれば、御社のエース格の外交員を希望します。別に不当にワガママを言う気はありません。ただ、フツーに保険に関する専門知識があって、当方が納得できる説明ができる方となると、エース格になるんじゃないかと思います。別にそちらの営業所の方とは限らないので、ほかの営業所の方でも構いません。
〈別に他社の方でも構いませんよ、と言いそうになったがさすがにコラえた〉
ただし、当方はその方にいままであったゴタゴタを自分の口から語りたくありません。ですから、その方が事情を理解できるような文書を作ってほしいと繰り返しお願いしているんです。
で、いつまでに連絡をいただけますか。
5月21日ですね。
で、5月21日には連絡がなかった。
人間は慣れる生き物である。このくらいのことは想定内だった。
22日にメールが来る。当方への文書は、本部の許可が必要になったとのこと。これは想定外だった。
下記のメールを返信する。
=====================================
>tobirisu様あての文書は本部の許可が必要になりました。
> また、改めて連絡させていただきます。
このような結果だけを事務的にご報告いただくのは、決して気分のいいことではございません。
これはいつ決まったことなのでしょうか。
このことと、約束の期限である昨日にご連絡いただけなかったことは関係あるのでしょうか。
なぜそのような事態になったのか、経緯を教えていただけませんか。
次の連絡をいついただけるのか、予定を教えてください。
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この段階でまた10日以上の放置プレイを食らう。
いったいどうなっているのだろう。
【10】↓
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