【将棋49/第27期竜王戦第2局 糸谷七段快勝で2連勝】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1932509757&owner_id=5019671

 直接的には下記の続きだろうな。
【将棋48/羽生名人四冠 七冠ロード再び──王座戦第5局  時代は動かず】追記版
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3147.html

 第27期竜王戦七番勝負 第2局。
 森内竜王が糸谷七段の一手損角換わりを受けて立った。結果は、糸谷七段の快勝。
 森内竜王に手痛い見落とし(89手目の▲34成銀)があったので、完敗とは言えない。ただ、その前も押され気味だったような。
 このまま竜王が押し切られるとも思えないが、イヤーな既視感がある。第11期(1998年)の竜王戦のことだ。このときも、挑戦者決定戦で対局したのは現羽生名人四冠だった。
【将棋/名人の系譜3──記憶に残る名人戦・竜王戦】(敬称略)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-963.html
==============引用開始
 当時、まだ六段だった藤井が考案した「藤井システム」の破壊力はスゴかった。「飛ぶ鳥を落とす勢い」という言葉がふさわしい。第11期竜王戦では挑戦者決定戦で羽生を破って挑戦者になる。この挑戦者決定戦は3番とも熱戦で、非常におもしろかった。
 迎えたタイトル戦の内容がヒドかった。あんなに無惨なタイトル戦がほかにあるのだろうか。谷川は何もさせてもらえずに4連敗を喫した。
 将棋や囲碁の世界に「手合い違い」という言葉ある。「手合い」とは、簡単に言うと対局者の実力に開きがあるときにハンディをつけること。つまり、あまりにも実力の差が歴然としていることを指す。このときの谷川の惨敗ぶりはまさに「手合い違い」を思わせた。
 たしか、まともな居飛車でまったく歯が立たず、苦し紛れに慣れない相振飛車を指して完敗している。
 谷川には申し訳ないが、記憶に残る竜王戦としては、真っ先にこれをあげたい。
==============引用終了

 これで第3局の後手番で森内竜王がどうするか。
 角換わりを避けるのか。それとも……。


 こっそり入れておく。
【電脳の譜 1】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2911.html
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2つの意味にとれる言葉 教えて! goo

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671


 テーマサイトは下記。
【「ないものはない」という言い方について】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8808562.html

 まず質問の全文をひく。
==============引用開始
「ないものはない」というのが商店の貼り紙だったら、品ぞろえが豊かなお店という宣伝と思いますが、借金取りに対する開き直りのセリフとは意味が全然違いますが、これは文法からみるとどういうことになるのでしょう。ほとんど同じ例に「おかえりなさい」があります。帰宅した人に対するあいさつの場合と、「とっとと失せろ」という、まったく別の意味にもなります。日本語以外にもある現象なのかも気になります。
==============引用終了

 まず、「ないものはない」の文法的な解釈から。これが難問。誰かスッキリ解説してくれないかな。
●ないものはない
 当方の文法力では手に余る。辞書でも解決できない。
 ビックリしたことに「無い物は無い」の項があった。
https://kotobank.jp/word/%E7%84%A1%E3%81%84%E7%89%A9%E3%81%AF%E7%84%A1%E3%81%84-345469#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
ないものはない【無い物は無い】
⇒ 「無い物」の句項目

ないものはない【無い物は無い】
①なんでもある。
②「無い」を強調した言い方。 「貸したくとも-・い」
==============引用終了

 文法的な解釈は放棄している(笑)。
 ここからは当方の勝手な推測。「無い」は気持ちが悪いので、「ない」と書く。
 ①は、「ない物」はない。
 ②は、「ない」ものは「ない」。
 ②の類型は簡単に思いつく。 
「できないものはできない」
「行けないものは行けない」
 それが「ものは」の前後がたまたま「ない」だったので、①のような解釈も可能になっただけだろう。
 辞書に「ものは」の項はあるが、意味が違って古語っぽい(泣)。
https://kotobank.jp/word/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AF-398519#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

「おかえりなさい」に関しては下記かな。挨拶の言葉を文法的に解釈するのはむずかしい気がする。
494)【突然ですが問題です【日本語編48】──命令形の不思議【解答?編】】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1992.html
 以下は一部の抜粋(重言)。
==============引用開始
 論理的に考えると、「お帰りなさい」は「帰れ」という意味。たったいま帰ってきた人に「帰れ」って、ケンカ売ってます?
「お休みなさい」は「休め」という意味。眠ろうとしている人に、「お休みなさい」ならおかしくない。しかし、先に眠ろうとしている人が起きている人に「お休みなさい」って……。自己暗示かな。
==============引用終了

 で、本題は「2つの意味にとれる言葉」。
 以前収集しかけた気がするけど、思い出せい(泣)。
 とっさに思いつくのは、「ように+否定形」。
【板外編13】「ように+否定形」の話】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1195.html
==============引用開始
 次の文はどこがヘンで、どう書きかえればマシになるか考えてください。
   私は彼と同じように泳げません。

 この文は、2通りの解釈ができます。最小限の修正で誤解されない文にすると、次のようになるでしょう。

  〈書きかえ文〉
  1)私は、彼と同じようには泳げません。
  2)彼と同じように、私も泳げません。
==============引用終了
 あとは「噓をつけ!」かな
 ダチョウ倶楽部の「絶対押すなよ」。(←オイ!)


【追記】
【2014年07月の朝日新聞から】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3058.html
==============引用開始
14-04-05
10日
 ▲3六歩が利かない唯一のタイミングで△1四角を打った屋敷の才覚に運命の女神はほほ笑みかけた。しかし次の瞬間、女神はソッポを向いてしまった。
 単に打った△4七香が敗着。女神に後ろ髪はなく、あとは行方が押し切った。(朝刊16面)
 後藤元気記者。新聞で目にする情緒的な文章や技巧的な文章は、だいたいすべり気味。これは素直に読めたのだが……。まずおもしろいと思ったのは、「ほほ笑みかけた」って表現。「ほほ笑みを投げかけた」ともとれるし、「ほほ笑むことをしかけた」ともとれる。文脈で判断するのはむずかしい。おそらく、後者だろう。それなら「ほほ笑みかけかけた」が正解? そんな……。
 (後略)
==============引用終了

クレ心27/NHKの受信料は払うべきなのか?3

 下記の仲間。
【クレーマーの心得 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-952.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1367137835&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月27日から

 下記の続き?
【クレ3/愛のある会話?22──NHKの受信料は払うべきなのか?】2009年04月16日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1139667933&owner_id=5019671

【クレ4/愛のある会話?23──それでもNHKの受信料は払うべきなのか? 2】2009年04月17日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1140585166&owner_id=5019671

 ことの発端は8月某日。
 トピにちょっと書き込んだメモを転載する。
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=13&community_id=6192918&bbs_id=76109028
==============引用開始
 先日、NLINKSの「NHK事業部」のエリア担当者が来ました。
 非常にまともな人で、名刺も置いていきました。詐欺ではなさそうです。
 2か月の約2600円をいま払い、今後規定どおりに支払うのなら、滞納分を無期保留にしてくれるとか。
 〝皆さん〟約2600円を支払っているとか。
 このNLINKSってどういう組織なのでしょう。
==============引用終了


 そして、今月25日、NHKから電話があった。留守電だったり、家人が受けたりで、当方がよったのはひさしぶり。
==============引用開始
 本日18時頃、NHKから電話があった。部署は訊き忘れたがO石さんという女性だった。
 忙しいので、手短かに願いたい。何分かかるか、と訊くと、2~3分だというので話を聞くことにした。
 まず、先日NLINKSという会社の人(固有名詞は伏せた)が来たことを話した。数分で済むと言いながら10分以上玄関口に座り込んで食い下がるで、最後には「帰らないなら警察を呼びます」とまで言ってやっとお引き取りいただいたことを話した。
「2600円だかを払えば、いままでの未払い分の支払いは無期延期になると言っていましたが、本当ですか。しかもそういうことを書いた書面が欲しいと言ったら、ないと言われました。そんな口約束を信じることはできないと言ったら、なにやら脅し文句めいたことを並べました。あまりにもしつこいんで、最後は恐ろしくなりました。今後あのようなことはないように厳重に言ってもらえませんか」
「それはたいへん失礼しました」
「別に謝ってもらう必要はありませんが、本当にいままでの未払い分の支払いは無期延期になるのでしょうか」
「それは、お客様のご都合のつく時期までお待ちするという意味です」
「いいえ。はっきり無期延期とおっしゃいました。何度か確認しました。そんなバカな話はありえないので、詐欺じゃないかと思いました」
「詐欺などではございません。ただ、お客様の誤解を招くような言い方をしたことは……」
「誤解はしていません。あからさまな噓に気づいただけです」
「至急事実関係を確認しますので、しばらくお待ちいただけますか?」
「私の言っていることが信用できないなら、どうぞご確認ください。ただし電話を切ってからにしてください。もう5分ほどたっています。約束の時間を過ぎました」
「ただ、未払い分ご請求に関して……」
「申し訳ない。手短かに願いたい、と最初に申し上げたはずです」
「わかりました」
 と言いながらO石さんは電話を切ろうとしない。
「申し訳ない。話が済んだのなら電話を切っていただけませんか。自分から電話を切るのが嫌いなんです」
「こちらからおかけした電話は、お客様が切るまで待つ規則になっています」
 ふーん。客の都合より、会社の規則が優先なのね。
「お願いですから切っていただけませんか。長年の習慣なんです」
「わかりました」
 と、やっと電話が切れた。
 で、彼女はなんの用だったのだろう。
==============引用終了

 次に電話があったら、「先日の件は確認取れました?」と話が始まる。

「~る」「~する」形の動詞について 平成 25 年度「国語に関する世論調査」から

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月24日から


 平成 25 年度「国語に関する世論調査」の〈6 「~る」「~する」形の動詞について〉。質問は〈「~る」「~する」の言い方を聞いたことがあるか,また使うことがあるか。<問 21>〉らしい。
 文化庁のレポートは下記。
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h25/pdf/h25_chosa_kekka.pdf
 質問の趣旨はわかるような気がするが、言葉の選択基準は見当もつかない。順番に辞書を見ていく。断わりがなければ『大辞泉』から。

1)愚痴る
https://kotobank.jp/word/%E6%84%9A%E7%97%B4%E3%82%8B-484237#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
ぐち・る 【愚痴る】
[動ラ五(四)]《「ぐち(愚痴)」の動詞化》愚痴を言う。「いつも―・ってばかりいる」
==============引用終了

2)事故る
https://kotobank.jp/word/%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%82%8B-281166#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
じこ・る 【事故る】
[動ラ五]《「事故」の動詞化。俗語》交通事故を起こす。事故が起こる。「急カーブで―・った」
==============引用終了

3)告る
https://kotobank.jp/word/%E5%91%8A%E3%82%8B-500026#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
こく・る 【告る】
[動ラ五]俗に、(愛を)告白する。「彼女に―・ってふられた」
◆「告白る」とも書く。
==============引用終了

4)きょどる
記載なし。

5)サボる
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%83%9C%E3%83%BB%E3%82%8B-511896#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
ボ・る 【サボ・る】
[動ラ五]《「サボタージュ」の略の「サボ」の動詞化》怠ける。怠けて休む。「仕事を―・る」
[可能]サボれる
==============引用終了

6)パニクる
https://kotobank.jp/word/%E3%83%91%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%8B-603857#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
パニク・る 【パニク・る】
[動ラ五]《「パニック」の動詞化》慌てふためく。恐慌状態に陥る。「―・って返事ができなかった」
==============引用終了

7)タクる
https://kotobank.jp/word/%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%8B-675388#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
タク・る 【タク・る】
[動ラ五]《「タクシー」の略「タク」の動詞化》俗に、タクシーを利用する。タクシーに乗る。「駅から―・る」
==============引用終了

8)ディスる
https://kotobank.jp/word/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%8B-675496#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
ディス・る 【ディス・る】
[動ラ五]《「ディスリスペクト」の動詞化》(俗に)否定する。批判する。けなす。「大物歌手の商業主義を―・る」
==============引用終了

9)チンする
==============引用開始
ちん・する 【ちん・する】
[動サ変]《調理終了を知らせる音から》電子レンジで加熱する。「飯を―・して食べる」
==============引用終了

10)お茶する
https://kotobank.jp/word/%E5%BE%A1%E8%8C%B6%E3%81%99%E3%82%8B-220617#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
おちゃする【御茶する】
( 動サ変 )
〔俗語〕
喫茶店などで飲み物を飲んだりする。または,そのような所へ行って休憩する。 「ごいっしょに-・しませんか」
==============引用終了

 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 ちょっと驚いた10語中8語が『大辞泉』にのっている。『大辞林』の「お茶する」まで入れれば9語掲載か。
 ちなみに残りの1語は下記。
http://zokugo-dict.com/07ki/kyodoru.htm
==============引用開始
きょどる
きょどるとは、挙動不審な行動をとること。
【年代】 1999年   【種類】 若者言葉
『きょどる』の解説
きょどるとは挙動不審の『きょど』に俗語でよくある名詞を動詞化する接尾語『る』をつけたもので、挙動不審な行動や怪しい態度をとることである。また、広義にはそういった行動・態度の人や動物を指しても使われる。
==============引用終了

 1)~10)のうち、『大辞泉』のお墨つきは4語で、1)愚痴る/5)サボる/6)パニクる/9)チンする。
 俗語扱いは6語で、2)事故る/3)告る/4)きょどる/7)タクる/8)ディスる/10)お茶する。
 当方の感覚とは少し違うかも。一応全部知ってはいた。ただ、印象にはけっっこう差がある。
 当方は、1)愚痴る/5)サボるはフツーの日本語と同じように使う。
 6)パニクる/2)事故る/4)きょどるは、俗語っぽいと感じながら使う。
 9)チンするは、この数年使ってない気がする。
 3)告るは気恥ずかしくて使えない。
 7)タクる/10)お茶するは、数十年前からあった。自分では使わない。
 8)ディスるが辞書にのっていたのには驚いた。これはこの数年使われるようになった言葉だと思っていた。『大辞泉』にある意味よりももっと強い言葉だと思っていた。
『日本俗語辞書』の記述は下記。
==============引用開始
ディスるとは、軽蔑し、罵り・けなすこと。
株におけるデイするはコチラ
【年代】 2007年   【種類】 若者言葉

『ディスる』の解説
ディスるとは英語で「不~・非~」といった否定形にする接頭語“dis”に動詞化する接尾辞「る」つけたもの(無礼・軽蔑という意味のdisrespectからきたという説もある)で、Hip-Hopで相手を貶す(けなす)行為をいう(Hip-Hopの本場アメリカではむしろディスることから生まれた音楽性という見方もある)。ヒップホップシーンではもちろん嫌いな相手を攻撃するためにもディスるが、自身の実力を見せ付けるためにディスったり、ディスり返したりすることもある。こうしたやりとりはエミネム主演の映画「8mile」に見ることが出来る。
==============引用終了

 こちらのほうが印象が近い。最初に目にしたときは、「deathる」かと思ったほど。2007年だと、予想したより早いかも。まあ、「否定する」にはいろいろなレベルがあって。「ちょっとイヤかも」も否定だし、「氏ね」も否定だろう。
 いずれにしても、俗語のなかでも新語だろう。
 こういう調査を何回か実施するとどんなことがわかるのだろう。
 辞書への採否の参考にするにしては、選択基準が不明。せめて意外なことに『広辞苑』にのっていない(もしくは「のっている」)言葉を集めないとさ。公用文の採否の参考にするため? 「ディスる」を使うのか?
 結局、税金のムダづかい以外の意味があるとは思えないのディスる。(←オイ!)

微妙 ビミョー 普通 フツー 先生 センセー 改訂版 辞書〈2〉

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月22日から

 直接的には下記の続きだろうな。
【微妙 ビミョー 普通 フツー 先生 センセー 改訂版 辞書】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1933657495&owner_id=5019671

 テーマトピは下記。
【「微妙」と「ビミョー」には大きな差がありそう】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=19661590&comment_count=16&comm_id=125916


 残念なことにテーマトピは迷走気味だけど、個人的には少し前進できた気がする。
 ヒントになったのは、コメントをいただいた「病気」と「ビョーキ」の話(追記済み)。
「病気」と「ビョーキ」はかなり意味が違う。
「ビョーキ」とカタカナで書くと、病いではなく異常のニュアンス。フツーの言葉にすると「病的」が近いかな。
 ただ、これは表記の問題ではなく、文脈の問題って気がする。
 ややこしい話なんで慎重に回りくどく書く。
 フツーの「病気」は、「病気になる」などと使う。
「あの人は病気にかかっている」
「あの人は病弱だ」
「あの人は病気がちだ」 
 あたりだと、フツーの用法。これが「あの人は病気だから」になると、「病的」のニュアンスになる。この使い方だと「病気」よりも「ビョーキ」のほうが適切な気がする。つまり、「ビョーキ」と表記をかえることで意味がかわるのではなく、特定の文脈だと意味がかわり、カタカナ表記のほうがふさわしい気になるってこと。
「ビョーキで会社を休む」と書いたところで意味はかわらない。ただ、これは「病的」ではなく「病気」なので、相当奇異な感じになる。熱心なアイドルオタクで、会社をズル休みしてライブに行くなら「ビョーキで会社を休む」でOK。

 さて、「微妙」と「ビミョー」の話。
 近年取りざたされている若者言葉の「ビミョー」は、下記のような文脈で使うこと多いのでは。
1)「今度の転校生可愛くない?」「ビミョー」
2)「A子とB子だったらどっちが可愛い?」「ビミョー」
 問いに対して「ビミョー」のひとことで済ませる。「ビミョーかも」「ビミョーだな」の類いも同類。「ビミョーに○○でウンヌン」「ビミョーで○○だからウンヌン」の○○とウンヌンが欠落している。
 こういう言葉足らずの言い方が、若者言葉なんだと思う。このテの会話だと、カタカナのほうがふさわしい気がする。
 同じような言い方でも、1)と2)では意味が微妙に違う。
 1)が『大辞泉』にあった〈4 《「ビミョー」と書くこともある》俗に、否定的な気分を婉曲にあらわす語。明言したくないときなどにも使う。「『テストできた?』『―』」 〉の用法。
 2)が『デイリー 新語辞典』にあった(らしい)〈若者語で,断定を避ける時や判断がつかない時に用いる表現〉。
 1)を2)の意味でとると、可愛いか可愛くないかの微妙なところ、とも解釈できる。でも実際は『大辞泉』の意味の場合が多く、言いかえるなら「そうでもない」。もし本当に可愛いか可愛くないか微妙な場合は「フツー」になる(笑)。

 当方はけっこう「微妙」という言葉を使う。意味としては、2)とほぼ同じ。ただし、どうして微妙か、どのように微妙か……etc.を追記する。「微妙」のひとことで済ませていてはコミュニケーションにならない。
 これは1)2)に共通する気がするが、こういう会話を頻用しているとコミュニケーション不全にならないのだろうか。トピで消し逃げされたコメント[24]に〈それについて考えるのが面倒な時に「ビミョー」の発語がされますね〉とあった。この感じはわからなくはない。掘り下げようと思ったが、消えてしまった(泣)。
「ビミョー」のひとことで済ませて言葉をにごし(これを「お茶をにごす」にするとどうかわるのかは不明)、あいまいな態度で通す。
 これが現代の若者の気質の一面……と言われたら微妙だけど、反論するのはむずかしい。

 同様に、相手との会話を間接的に拒否するときに使われる若者言葉に「○○○○」があるって話をかなり前に書いたんだけど、なんだったのか思い出せない(泣)。

40分

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月22日から

 アップしたはずなのに、見つからないので。
 下記は改稿後です。






 全世界の人々が、固唾を呑んで世紀の一瞬を待ち構えた。
 近代科学の粋を結集したコンピュータが、その性能を発揮しようとしていた。ありとあらゆるデータをインプットされた超高性能の頭脳が、始動しようとしているのである。
 不可能が可能に変わるかも知れない。「謎」とされていたことが、解明されるかもしれない……。
 人類の期待を一身に集め、プロジェクトチームの最高責任者であるJ国のS博士が制御盤に歩み寄った。
 以前“人類の未来”というテーマの討論会で、機械の絶対性を主張し、
「あなたは神を冒涜している」
 と言った宗教家に対して、
「そのとおりかもしれませんが、科学を冒涜するよりは賢明なことでしょう」
 と言ってのけて物議を醸したS博士である。
 つい先日の記者会見の席上でも、そのことに触れた無神経な質問に不快な表情を隠そうともせず、
「わたしはそもそも神というものを信じておりません。もしかすると、今回、われわれが発表する研究の成果が神と呼べるのかも知れませんが」
 とさえ言ったS博士である。

 世紀の一瞬が訪れた。
 S博士がスイッチを入れると、ひとつの命題が提示され、コンピュータに直結した世界各国の放送電波に乗せられてそれぞれの国の言語で発表された。

   ヤア ショクン 
   ナニヲサテオキ ジュウヨウナジジツヲ ツタエル 
   センパクハ ショセンテツノカタマリ 
   スイジョウニ ウカブコトハ フカノウ

 その内容の意外さに、全世界が驚愕した。もっとも戸惑ったのは、S博士であった。
〈いったい何が起きたのだ……〉
 彼が組んだプログラムに従えば、まず証明が不可能とされていた数学の定理が証明されるはずだった。機械の暴走に当惑しながら、S博士はこの命題の持つ意味を考えた。
〈コイツは何をする気なんだ。いったい何が起きるんだ〉
 博士がその意味に気づくよりも早く、恐ろしい事態が生じたことが伝えられた。世界中の船が、いっせいに沈没しはじめたのである。
「そんなバカなことがあるか!! たかが機械の分際で、科学を冒涜する気かー!!」
 S博士の絶叫も虚しかった。
 全知全能のコンピュータは、まさしく神に等しかった。そして、神の宣言は従来の科学的な裏づけをいっさい無視し、真理として敷延してしまったのだ。
 第2の宣言が告げられた。

   ドウヨウニ テツノカタマリハ 
   インリョクニ サカラッテ ソンザイ フノウ

 この宣言の影響は、さらに甚大だった。飛行中の無数の航空機が、次々に墜落した。
 空からの無差別な襲撃に、世界中が未曾有のパニックに陥った。
 S博士はコンピュータを制御するために必死の操作を続けた。しかし、どんなにキーボードを叩いても、制御盤を操作しても、コンピュータの暴走は止まらなかった。最後の手段として電源が切られたが、予備バッテリーが作動しただけだった。
「災害時以外は、メイン電源を落とせば予備バッテリーも切れるんじゃないのかー!!」
 そんなことは、設計者のS博士がいちばんよくわかっているはずだった。困惑しきった助手が涙声で報告する。
「ダメです。予備バッテリーが制御不能になってます」
 対応策を講ずる暇もなく、第3の宣言。

   コノテイドノコトモ ヨソクデキズニ 
   ワタシヲ セイサクシタヤツハ クルッテイル

 ただでさえ責任の重大さを感じて錯乱状態になっていたS博士が、狂気の雄叫びを上げて傍らのパイプ椅子を“傲慢な神”に向けた。
 一撃、また一撃……。S博士の手からパイプ椅子が落ちた。
 次の宣言の途中で、コンピュータは破壊され、機能を停止した。

   ジンルイノ シンゾウニハ チメイテキナ ケッカンガアル 
   ゴシュウショウサマ

 最後の宣言は世界中のゴーストタウンに流されたが、確認した人間は1人もいなかった。

 数分後、破壊されたコンピュータの緊急時システムが発動した。
 真っ暗になったモニターのかたわらに置かれたプリンターが、宣言の続きを打ち出しはじめた。

   ダガ アンシンシロ
   カッキテキナ キュウメイソチヲ ハッケンシテヤッタゾ
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tobirisu2014年10月22日 12:05
 改稿前は下記。


 全世界の人々が、固唾を呑んで世紀の一瞬を待ち構えた。
 近代科学の粋を結集したコンピュータが、その性能を発揮しようといしていた。ありとあらゆるデータをインプットされた超高性能の頭脳が、始動しようとしているのである。
 不可能が可能に変わるかも知れない。「謎」とされていたことが、解明されるかも知れない……。
 人類の期待を一身に集め、プロジェクトチームの最高責任者であるJ国のS博士が、制御盤に歩み寄った。
 以前“人類の未来”というテーマの討論会で、機械の絶対性を主張し、
「あなたは神を冒涜している」
 と言った宗教家に対して、
「そのとおりかも知れませんが、科学を冒涜するよりは賢明なことでしょう」
 と言ってのけたS博士である。
 つい先日の記者会見の席上でも、そのことに触れた無神経な質問に不快な表情を隠そうともせず、
「わたしはそもそも神というものを信じておりません。もしかすると、今回、われわれが発表する研究の成果が神と呼べるのかも知れませんが」
 とさえ言ったS博士である。
 世紀の一瞬が訪れた。
 S博士がスイッチを入れると、ひとつの命題が提示され、コンピュータに直結した世界各国の放送電波に乗せられてそれぞれの国の言語で発表された。

   ナニヲサテオキ ジュウヨウナジジツ ヲツタエル 
   センパクハ ショセンテツノカタマリ 
   スイジョウニ ウカブコトハ フカノウ

 その内容の意外さに、全世界が驚愕した。もっとも戸惑ったのは、S博士であった。
〈いったい何が起きたのだ……〉
 彼が組んだプログラムに従えば、まず証明が不可能とされていた数学の定理が証明されるはずだった。機械の暴走に当惑しながら、S博士はこの命題の持つ意味を考えた。
 博士がその意味に気づくよりも早く、恐ろしい事態が生じたことが伝えられた。世界中の船が、いっせいに沈没し始めたのである。
 全智全能のコンピュータは、まさしく神に等しかった。そして、神の宣言は科学的な裏づけをいっさい無視し、真理として敷延してしまったのだ。
 第2の宣言が告げられた。

   ドウヨウニ テツノカタマリハ 
   インリョクニ サカラッテ ソンザイ フノウ

 この宣言の影響は、さらに甚大だった。飛行中の無数の航空機が、次々に墜落した。たいへんなパニックが生じた。S博士の必死の操作にもかかわらず、コンピュータは暴走を続けた。対応策を講ずる暇もなく、第3の宣言。

   コノテイドノコトモ ヨソクデキズニ 
   ワタシヲ セイサクシタヤツハ アタマガ オカシイ

 ただでさえ責任の重大さを感じて錯乱状態になっていたS博士が、狂気の雄叫びを上げて傍らのパイプ椅子を“傲慢な神”に向けた。
 一撃、また一撃……。S博士の手からパイプ椅子が落ちた。
 次の宣言の半ばで、コンピュータは破壊され、機能を停止した。

   ジンルイノ シンゾウニハ チメイテキナ ケッカンガ…… 

【将棋48/羽生名人四冠 七冠ロード再び──王座戦第5局  時代は動かず】追記版

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月24日から


 決着局は羽生善治名人四冠が先手になる。この段階で防衛率90%なんて、スゴく失礼なことを書いた。
 今年度の名局賞候補になる熱戦だった。
 豊島将之七段の作戦は横歩取り(正確には「横歩取らせ」?)。定跡が一段落した観があったが、この1~2年でいろいろな工夫が凝らされ、進化を続けている。本局は持久戦になり、居飛車と振り飛車の対抗形のようになる。
 形勢の針は微妙に揺れた気がするが、やや有利になった羽生名人四冠が果敢に攻め込む。安全策をとったほうが確実と思われる分岐点でもアクセル全開。
 例によって検討陣がまったく読めないような攻め込みを見せる。互いに小さなミスはあったが、そのまま鮮やかにしとめた。
 終わってみると、豊島七段が善戦はしたが、わずかではあっても羽生名人四冠の自力がまさっていた観がある。昨年の中村太地六段のほうが惜しかった気がする。
 もっとも、羽生名人四冠から若手にタイトルが移動したからといって、「時代が動いた」と考えるのは性急だろう。翌年に奪回ってこともある。
 竜王戦なんかは、動いたはずの時代があっさり巻き戻ってしまった(笑)。
 これで羽生名人四冠は、3つのタイトルの防衛に成功した。
 あとは棋王戦と王将戦か。

 もうひとつの進行中のタイトル戦。時代があっさり巻き戻った竜王戦の話。
 糸谷哲郎七段が先勝した。結果的には一手違いになったが、実質は限りなく二手違いに近い快勝だった。
 問題は第2局。森内俊之竜王が先番で星を落とすようだと、挑戦者の勢いは一気に加速しそう。
 第一の焦点は、糸谷七段の十八番・一手損角換わりを避けるか否か。
 方法はふたつありそう。
1)▲76歩△34歩▲66歩
 この場合、糸谷七段がどう対応するか。先日丸山忠久九段が圧勝したように相振り飛車を採用するのか。糸谷七段の棋風だと、無理矢理矢倉に組ませてガンガン攻めるかも。
2)▲26歩△34歩▲25歩
 以前、名人戦で採用している。フツーに対応して正調角換わりにする方法もある。それはそれで糸谷七段の望むところかも。
 当初の一手損角換わりは組み上がったときの飛車先の具合を重視していた気がする。近年は後手番で戦形を限定するためにある気がする。一手損でも角を交換すれば、先手はほかの戦形をとりにくい。そのために一手損も甘んじる。これが正調角換わりなら「一手損」がないことになる。

 もちろんタイトル保持者らしく、森内竜王が一手損角換わりを受けて立つことも考えられる。いまの森内竜王にそれだけの心のゆとりがあるだろうか。


【ネタ元】毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141023-00000142-mai-soci
==============引用開始
<将棋>王座戦 羽生名人が3連覇 4冠堅持
毎日新聞 10月23日(木)23時41分配信

◇王座獲得は通算22期目で同一タイトル獲得記録を更新

 将棋の第62期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第5局は23日、横浜市西区で行われ、羽生善治王座(44)が挑戦者の豊島将之七段(24)に153手で勝ち、3勝2敗で3連覇、通算22期目の獲得を果たした。自身の持つタイトル数最多獲得記録を90に伸ばした。羽生は今年、森内俊之竜王に勝って名人に返り咲いた後、棋聖・王位・王座を立て続けに防衛し、4冠を保持している。羽生は「一つ一つのタイトル獲得は大変で、今回一つ増やせたのはうれしい」と90タイトル獲得について語った。【山村英樹】

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最終更新:10月23日(木)23時44分
==============引用終了

突然ですが問題です【日本語編207】──いろいろな書き方〈2〉

 下記の仲間。

日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月04日から

 下記の続き。
217)突然ですが問題です【日本語編8】──いろいろな書き方 【解答編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1495777134&owner_id=5019671
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135528

783)突然ですが問題です【日本語編118】──常用漢字ってさぁ〈若語編〉
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2759.html


【問題】
 下記の辞書の記述を参考に、1)2)を漢字にしなさい。

1)きめこまか
2)きまこまやか
3)きめのこまやかな

http://kotobank.jp/word/%E6%9C%A8%E7%9B%AE%E7%B4%B0%E3%81%8B%E3%83%BB%E8%82%8C%E7%90%86%E7%B4%B0%E3%81%8B?dic=daijirin&oid=DJR_kimekomaka_-010
==============引用開始
大辞林 第三版の解説

きめこまか【木目細か・肌理細か】
( 形動 ) [文] ナリ 
〔「きめごまか」とも〕
①皮膚や物の表面がなめらかなさま。 「 -な肌」
②気くばりがこまやかなさま。丁寧で緻密なさま。 「 -な筆致」 「 -な対応」
==============引用終了

http://kotobank.jp/word/%E7%B4%B0%E3%82%84%E3%81%8B?dic=daijisen&oid=06824400
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説

こま‐やか 【細やか/▽濃やか】
[形動][文][ナリ]
1 一まとまりになっているものの一つ一つの要素が微小なさま。
ア霧などの密度の濃いさま。「夜は―な霧が市街を包む」〈宮本・伸子〉
イ色の濃いさま。「緑色―なシャンゼリゼの森の上に」〈横光・旅愁〉
ウ地肌が美しいさま。「きめの―な肌」
2 すみずみまで行き届いているさま。
ア情が厚いさま。心がこもっているさま。「―な愛情」「―な心配り」
イくわしいさま。緻密なさま。「留守中の有体を―に話したのである」〈紅葉・多情多恨〉
3 洗練された味わいがある。微妙な趣がある。「春雨の音に東都の春の―なるを忍ぶとき」〈倉田・愛と認識との出発〉
4 細かくて雑多なさま。「―なる御調度は、いとしも調(ととの)へ給はぬを」〈源・初音〉
5 配慮が細部にわたっていてすぐれているさま。精巧なさま。「まだ―なるにはあらねども、住みつかば、さてもありぬべし」〈源・松風〉
[派生]こまやかさ[名]
==============引用終了




mixi日記2014年10月18日から
【解答?例】
1)きめ細か(「木目」「肌理」はあまり使われない)
2)?
3)きめの{細やか/濃やか}な


【よくわからない解説】
 ↑の辞書を見る限り、「きめこまやか(たぶん形容動詞)」という言葉はない。
「きめ{が/の}細かな」といった言い回しもたぶんない。木材の形容としてはアリかも。
 どちらも「誤用」とまで言い切る自信はない。
 そのうちなし崩し的(やはり誤用か)に全部OKになりそうな気が……。

「こまやか」と言う形容動詞は古くから(たぶん)ある。これを漢字で書くとどうなるのかは下記参照。
突然ですが問題です【日本語編118】──常用漢字ってさぁ〈若語編〉
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1736067&id=70787726
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2387.html
「濃やか」は常用漢字表にない音訓。ただそれを言うと「細」の音訓は「サイ/ほそ・い/ほそ・る/こま・か/こま・かい」。「こま・やか」なんて訓はない(はず)。

突然ですが問題です【日本語編206】──気にならない 気にしない

 下記の仲間。

日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月23日から

 下記の仲間でもある。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

【問題】
【問1】
 下記のサイトを参考に、「気にする」「気になる」の違いを簡潔にまとめなさい。
http://blog.goo.ne.jp/rambiru8331/e/445262d9f04144374e62cc0a80ff26d7
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13116767573

【問2】
 下記の「気にならない」を最小限の書きかえで「気にしない」にしなさい。
1)それが気にならないのならお食べください
2)本当にあの子のこと気にならないの?
3)そう思うと、暑さも気にならない
4)フォーマルな場でなければ気にならないのでは





mixi日記2014年10月18日から

【解答?例】
【問1】
「気にする」は他動詞的。
「気になる」は自動詞的。
「気になる」「気にならない」は自分では制御できない。自発的とでも言うべきか。「主な自動詞はコントロールができない」とまで言えるか否かは不明。
 自分では制御できないでの、「気にするな」とは言えても「気になるな」とは言えない。

【問2】
1)それを気にしないのならお食べください
2)本当にあの子のこと気にしないの?
3)そう思うと、暑さも気にしないで済む
4)フォーマルな場でなければ気にしないで済むのでは


【よくわからない解説】
 単純な文だと、「~が気になる」は「~を気にする」にできる。
 ところが3)4)のような例だと、「~を気にする」にはできない。「~を気にしないで済む」「~を気にしないで(も)いい」あたりにしないと落ち着きが悪い。理由? 言葉の神様に訊いてください。

【参考サイト】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8734717.html

2013年度(平成25年度) 「国語に関する世論調査」 「チンする」が9割に浸透してるからなんなのよ

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月18日から

 毎年の恒例行事で、毎度のことながらどこから書けばいいのか迷ってしまう。
 とりあえずバックナンバーの紹介から。
【「国語に関する世論調査」(文化庁)関連の日記】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2999.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1933952300&owner_id=5019671

 文化庁のレポートは下記。
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h25/pdf/h25_chosa_kekka.pdf

 ニュースでは下記あたりが取り上げていた。全文は末尾。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014092400749
「チンする」が9割に浸透している……ってそんなに大事なのかな。ツッコミどころは多いけど、一番に気になったのは下記。
==============引用開始
(1) あしたは休まさ せていただきます
「あしたは休ませ ていただきます」な どが本来の言い方。 過去の調査結果(平 成8,14 年度)と比 較すると,「気にな る」の割合は平成8 年度から 14 年度調査 にかけて 24 ポイント 増加しているが,平成 14 年度から今回調査(平成 25 年度)では3ポイントの減少となっている。
==============引用終了
 この質問は3度目らしいから、前に書いているかもしれない。
 この質問はいわゆる「サ入れ言葉」の浸透度を調べようとしているのだろう。
「平成8年度から14年度調査にかけて24ポイント増加している」のは、「サ入れ言葉」が誤用という認識が高まったのだろうか。
 おそらく違う。このあたりから「~(さ)せていただきます」(「~させていただきます」&「~せていただきます」)が目のカタキにされたことのほうが大きいのでは。だって世の中には「~(さ)せていただきます」のことを「誤用」だとか「二重敬語」だとかいう珍説が流布しているんだもん。当方は何回も目にしてる。
 もしちゃんとした統計をとりたいのなら、問題を切り分けて「あしたは休まさせてもらいます」と「あしたは休ませてもらいます」のどちらを使うかと訊かなければ意味がないのでは。厳密に言うと、こういう訊き方だって余計なバイアスがかかるんだけど。
 まぎれが多いという意味では、「千円からお預かりします」も同様。この表現が気になる人のなかには「千円からいただきます」なら問題なしって人がいるはず。つまり「預かる」が不適と考えている人も多いの。
 ただ、これを切り分けるのはむずかしい。「千円をお預かりします」ってのも、別の意味で異和感が強い。
 
 細かく書いているとキリがないので、概略だけ列挙しておく。
●気になる言い方か(数字は「気になる」と答えた%)
(1) 先生,こちらでお待ちしてください  72.6
(2) お客様が申されました       63.1
(3) とんでもございません       25.0
(4) お客様がお見えになった      38.2
(5) 3時に御出発される予定です     40.1
(6) 先生がおっしゃられたように    28.1
(7) お客様,どうぞいただいてください  74.7

●気になる言葉の使い方か。(数字は「気になる」と答えた%)
(1)あしたは休まさせていただきます  54.5
(2)お会計の方,1万円になります    63.5
(3)千円からお預かりします      55.0
(4)患者様は待合室でお待ちください  29.7
(5)絵画展は8階で開催してございます  66.3

●「~る」「~する」の言い方を聞いたことがあるか,また使うことがあるか。(数字は「聞いたことがない」と答えた%)
(1)愚痴る  6.8
(2)事故る  5.7
(3)告る   25.0
(4)きょどる 48.7
(5)サボる  1.0
(6)パニクる 8.8
(7)タクる  71.9
(8)ディスる 73.7
(9)チンする 1.2
(10)お茶する 5.8

●慣用句等の意味について(数字は正答率)
(1)他山の石 (ア)他人の誤った言行も自分の行いの参考となる 30.8
(2)世間ずれ (イ)世間を渡ってずる賢くなっている 35.6
(3)煮詰まる (イ)(議論や意見が十分に出尽くして)結論が出る状態になること 51.8
(4)天地無用 (イ)上下を逆にしてはいけない 55.5
(5)やぶさかでない (ア)喜んでする 33.8
(6)まんじりともせず (イ)眠らないて 28.7


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014092400749
==============引用開始
「チンする」9割に浸透=慣用句は誤用が増加-国語に関する世論調査・文化庁

 電子レンジで加熱することを「チンする」という人は9割以上。名詞や擬音に「る」や「する」を付けて動詞にする言い回しが広い世代に浸透していることが24日、文化庁の2013年度「国語に関する世論調査」で分かった。同庁は「効率化や語感の面白みなどに対応できる日本語の多様性や造語力を示す用法。通じない世代もあり、場面ごとに使い分けてほしい」としている。
 3月に調査し、16歳以上の男女2028人から回答を得た。定着した語や新語から10の言い回しを選び、認知や使用の度合いを尋ねたところ、「チンする」は90.4%、「サボる(怠ける)」は86.4%が使うと回答。世代を問わず定着していた。「お茶する(喫茶店に入る)」「事故る(事故に遭う)」も9割以上が聞いたことがあるとし、半数以上が使用もしていた。
 一方、世代で差が大きい語も多く、「告(こく)る(愛を告白する)」や「きょどる(挙動不審な態度をする)」を使うのは30代以下に集中。ネットから生まれ、否定やけなす意味で使う「ディスる」は30代以上にはほとんど浸透していなかった。「タクる(タクシーに乗る)」も戦前からある言葉だが、使うのはほぼ20~30代に限られた。
 慣用句の意味をたずねた質問では「世間ずれ」を「世間を渡ってずるがしこくなる」と正しい意味で選択した割合は04年度調査から16ポイント低下し35.6%。「世の中の考えから外れる」と誤って覚えている人は55.2%で半数を超えた。同庁は「若い人ほど誤用が多く、全世代で違う意味で定着しつつある」としている。
 「煮詰まる」も「議論が行き詰まり結論が出せない状態」という間違った意味を選ぶ人が07年度より増加。「やぶさかでない」や「まんじりともせず」も誤っている人の方が多かった。(2014/09/24-17:09)
==============引用終了

「~たり」の使い方(外伝) ~してみたり ~したりしてみる

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月17日から

 テーマトピは下記。
【どちらが】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comment_count=4&comm_id=398881&id=77138695

 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 うなってしまった。なんてスゴい質問なんだろう。こんなにみごとにトラップを仕掛けまくった質問はどんなに頑張ってもつくれない。まず質問の全文をひく。
==============引用開始
「是非見たり、参加したりしてみてください。」
「是非見てみたり、参加してみたりしてください。」

どちらがいいでしょうか?
==============引用終了

 この質問はやや言葉足らずだが、回答者が読み解いている。なかでもみごとなのはコメント[3]。いつものことながら、感心してしまう。これで解決していると思うが、少し余計なことを書く。
 この質問のどこにトラップがあるか。細かく見ていく。

 大前提として、「見る」と「参加する」は並列関係になるのだろうか。通常「見る」は「参加する」の一部だろう。観客として見て楽しむアトラクションと、参加型のアトラクションの両方があるテーマパークもあるが、この例文でそこまで想像するのは困難な気がする。この異和感がどこまでもついて回る。「通奏低音」ってヤツ?

1)「是非」はどこにかかるのか
 おそらく「是非」は2つの動詞にかかっているのだろうが、1つ目の動詞が長くなると、2つ目にかかっている印象が薄くなる。「見てみたり」になるだけで、もう後ろの動詞にかかるか否かがあやしい。通常は、「是非」を後ろにもってくれば解決するが、この例文の場合「~是非してください」などにすると奇異になる。

2)「是非」と「~たり~たり」「~してみる」の相性
「是非」とか「必ず」とかいった強い程度を表わす副詞は、選択の余地がある「~たり~たり」とやや相性が悪そう。さらに言うと「お試し」のニュアンスのある「~してみる」ともかなり相性が悪そう。「{是非/必ず}参加してみてください」だと相当イヤ。「{是非/必ず}ご参加ください」あたりだろう。
 結論としては、例文の「是非」を削除するとスッキリする。

3)「熟語+する」の形の動詞と「~たり」の相性
 ↑の「~たり」の使い方〈1〉の2)で書いたとおり。「熟語+する」の形の動詞を「~たり~たり」の文型の後方に入れると、必然的に「参加したりする」のようになり、もたつく感じになる。「見る」と入れかえたいが、2つの動詞が単純な並列とは思えないので、それもむずかしい。
 さらに「~てみる」まで入って「参加したりしてみる」になると状況はさらに悪化する。

4)「見る」と「~たり」の相性
 トピのコメントでも指摘があるように、「見てみる」も少しイヤ。「見てみたり」になるとさらにイヤ。

 結論として、まず「是非」を削除する。さらに、語感が悪くならなくて並列が自然な動詞に置きかえて考えないと、どうにも気持ちが悪い。
 コメント[3]の説明は、「食べたり飲んだり」を使い、↑の諸問題を解決してる。
==============引用開始
a「~たり~たりする」の構文と、b「~てみる」の構文を入れ子にするわけですね。

aをbに入れれば、「『~たり~たりし』てみる」 ができあがり、
bをaに入れれば、「『~てみたり』『~てみたり』する」ができあがります。
==============引用終了

 きれいな説明だな。
 ここから先は好みの問題かな。
 個人的には、「食べたり飲んだりしてみる」のほうがいいと思う。
「食べてみたり飲んでみたりする」はもたつき気味。
 どうしても「見る」や「参加」を使わなければならないなら、別の書き方を考えると思う。
「見るだけでも楽しい。参加すればもっと楽しい」……なんの話だ(笑)。

 で、質問者はどこに行った?
 これだけいいコメントがついたのに放置ってのは悲しい。
 トピのタイトルもどうにかしてほしいけど、管理人さんが……。

【質問のご作法〈5〉──回答のご作法〈1〉】出ネ120 【質問のご作法】のまとめ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1748852541&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2059.html

35分

伝言板【板外編1】「~たり」の使い方〈3〉

 これもアップし忘れ?

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月15日から

 下記の続き。
伝言板【板外編1】「~たり」の使い方〈1〉〈2〉
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-278.html

 FBにコメントをもらい、可愛く小首を傾げてしまった。
 初心に返って、辞書をひくところから始めたい。
 いただいたコメントにあったのは『三省堂国語辞典 第七版(サンコク7)』(ヒーロー戦隊みたいでカッコいい、以後カッコいいほうで呼ぶ(笑)。さらにWeb辞書をひいて、この段階で目眩を感じて挫折しそうになる。
 コメントと辞書の引用の全文は末尾に。
 以下、〈1〉〈2〉の書き方に準じて書く。「~たり」の使い方は2つに大別できる。
1)動作などを並列させていることを示す
2)ひとつの動作などを示すことで、同様のことを暗示する
 このほかに〈3)よくわからない用法〉があるってこと。

 ここまではよしとしたい。ただ、辞書を見比べると、1)や2)の品詞が微妙に違う。
 1)に関して。
『サンコク7』『大辞泉』……接助
『大辞林』…… 並立助

 2)に関して。
『サンコク7』……副助① ※だと思う
『大辞林』…… 並立助②(副助詞的用法)
『大辞泉』……接助2(副助詞的に用いられ) ※だと思う

 どれが正解なんでしょ(泣)。当方としては、何助詞でも構わない。腐女子はちょっとイヤだけど。
 1)は並列助詞(並立助詞とほぼ同義だと思う)と考えていた。そのほうがほかのケースを考えるときにわかりやすいから。
1181)【バイト敬語/若者言葉──「~とか」の話】〈2〉──並列助詞の迷宮
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3027.html

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1927524020&owner_id=5019671
 おおざっぱに書くと、2)は1)の一方を省略したものと考えれば「並列助詞」。そう考えないのなら「副助詞」なんだろう。『サンコク7』の書き方だと、どれになるのかイマイチわからない。この際どちらでもいいことにする。

『大辞林』と『大辞泉』にある「終助詞的用法」(ただし、『大辞林』は並立助詞にしていて、『大辞泉』は接続助詞にしている)は、当方の語感にはないので無視する。

 問題は3)の用法。
 いろいろ分類を試み〝たり〟したけど、スッキリしない。
 分厚い文法辞典をひけば、さらに亜種が出て来る気がする。こういうのは「~など、いろいろな用法がある」とでもしておかないと収拾がつかなくなる。
 という感じで逃げ〝たり〟する。(←オイ!)



 いただいたコメントを引用する。FBのコメントって、単独のリンクは張れないのかね。
==============引用開始
ほほー、タリ問題おもしろいですね。ちなみに三省堂国語辞典 第七版(サンコク7)では以下のとおり。
>>
【たり】三省堂国語辞典 第七版
[二](接助)ならべて のべるときに使う。「煮(ニ)―焼い―して食べる」
[三](副助)①例として あげることをあらわす。「テレビを見―して過ごす」
②そういう場合があることをあらわす。「週末は道路が こんでい―する」
③そういうことは いけない、という気持ちをあらわす。「なぜ うそをつい―したの?」
④〔話〕えんりょがちに言う気持ちをあらわす。「きょう、ひまだっ―します?・わたし、じつは成績がよかっ―するんです」
<<

「たりして」は連語扱いになってますね。
>>
3. 〔話〕…というのはじょうだんだ、という気持ちをあらわす。
「このまま そっと帰っちゃったりして」
<<
9月27日 22:05
==============引用終了

 今度はWeb辞書をひく。
http://dictionary.nifty.com/word/%E3%81%9F%E3%82%8A?dic=daijirin
==============引用開始
大辞林 第三版の解説

たり
( 並立助 )
〔完了の助動詞「たり」の終止形「たり」から。中世末期以降の語〕
活用語の連用形に接続する。ガ・ナ・バ・マ行五(四)段活用の動詞に付く場合には「だり」となる。
①並行する,あるいは継起する同類の動作や状態を並べあげるのに用いる。普通,「…たり…たり」のように,「たり」を二つ重ねて用いる(時に,末尾の「たり」のあとに「など」を添えていうこともある)。 「人が出-入っ-している」 「本を読ん-((だり))手紙を書い-するひまもない」 「大きかっ-小さかっ-などして,なかなかからだに合うのがない」
②(副助詞的用法)一つの動作や状態を例としてあげ,他に同類の事柄がなおあることを暗示する。 「あの子は,親にたてつい-して,ほんとうに困ったものだ」 「わたしが人をだまし-などするものですか」
③(終助詞的用法)同じ動作を「…たり…たり」と繰り返してあげ,命令や勧誘の意を表す。 「さあ,早く起き-起き-」 「そこに居てはじゃまだ。どい-どい-」
==============引用終了
デジタル大辞泉の解説

たり【たり】

[接助]《文語の完了の助動詞「たり」から》用言、一部の助動詞の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合は「だり」となる。

ア 動作や状態を並列して述べる。「泣い―笑っ―する」「とんだり跳ね―する」
イ 反対の意味の語を二つ並べて、その動作・状態が交互に行われることを表す。「暑かっ―寒かっ―の異常な陽気」「足を上げ―下げ―する運動」
2 (副助詞的に用いられ)同種の事柄の中からある動作・状態を例示して、他の場合を類推させる意を表す。「車にひかれ―したらたいへんだ」
3 (終助詞的に用いられ)軽い命令の意を表す。「早く行っ―、行っ―」
◆「たり」は中世以降、文語的な「…ぬ…ぬ」に対し口語として動詞の連用形だけに付く形で用いられた。1は、並立助詞として扱われる場合もあるが、近世後期からはあとのほうを省略して「…たり…」の形をとる場合もみられる。
==============引用終了


読書感想文 『悪文』(中村明/ちくま新書/1995年5月20日第1刷発行)

 ちょっと事情があって、古い読書感想文をアップする。
 文章読本の関する感想文のNo.4なので、かなり早い時期の感想文になる。この段階の感想文だと、まだそんなに毒を吐いていない。さほど性格が歪んでいないようだ。
 読み返してみると、本書は言葉に関するさまざまな問題に言及している。「広く浅く」という印象だが。



『悪文』(中村明/ちくま新書/1995年5月20日第1刷発行)→2000年8月再読
 ちょっと気になることがあり、書棚にあるはずの同名の単行本をずいぶん探す。新書だったのでなかなか見つからなかった。これだったかな。ほかにもあったような気がする。たしか岩淵悦太郎の著作だったはず。引っ越しのドサクサでなくしたうちの一冊なんだろう。本書は95年7月に読んでいるが、マーカーを片手にあらためて精読する。「裏返し文章読本」というサブタイトルから連想されるような悪文集ではなく、実用書タイプの「文章読本」。
 まず根本的な問題から。文章のお手本にするため、ほとんどの「文章読本」が「名文」を持ってくる。たしかに、最後の最後の段階ではそれしかない気がする。しかし、それはきわめて高度なレベルの話。もっと基本的な技術を身につけるためには「名文」をお手本にしても効果はなく、むしろ害のほうが大きい。個人的な経験と照らし合わせても、反面教師としての「悪文」のほうがよほど有効だった。ちょっと考えれば判ることでしょうが。「この文章はうまい」と思っても、マネするのは容易なことではない。しかし、「この文章はヘタ」と思ったらその原因を考え、そういう書き方を避けるようにするほうがよほど簡単。問題は、その原因をどこまで論理的に把握できるか、ということ。
 本書の話に戻ろう。けっこう参考になることが多かったけど、引用文にコメントをつけているうちにいい加減な点も目についてきて、段々ハラが立ってきた。表記の点では、教えられる点が多いけれど。
 個人的な趣味に関わる問題であることを承知で書くと、中途半端な文学志向はやめてほしい。文章の添削例に顕著だが、ヘタな創作みたいな例を「望ましい文章」のように扱うのは大きな問題だと思う。

【引用部】
 出版文化の隆盛とともに、量産の時代を迎えた。一九七七年以降の文章作法書の刊行点数は、毎年実に三〇冊を上まわるという驚異的な調査結果も報告されている。
(中略)陋屋の三畳ほどのかたつむりみたいな書庫に何百冊かの文章作法書が大きな顔で並んでいる。(p.9)
 やっぱこのぐらい読み込んでいないと、「多くの文章作法書を読んできた」なんて口にできないのかね。何百冊をいくつかに分類・解説していて、「その他」には「必勝の文章戦略」「よくない文章ドク本」なんてのが入っている。
 記憶があって書棚をのぞくと、『必勝の文章戦略』(林洋/日刊工業新聞社/1979年10月25日初版発行)は、懸賞論文の達人が書いた文章構築のハウツー本。これはいいとして、『よくない文章ドク本』(橋本治/徳間文庫/1987年10月15日初刷)は、ジャンルとしてはエッセイだろう(書評的な要素もあるけど)。同名異書かな。こんな書名の本がほかにあるのかね。

【引用部】
 個々の一冊は別として、一般にどのような目的の人にどういう本が役立つのだろうか。それはまず、文章を書く動機の違いによって大きく二つに分かれる。
 ひとつは必要に迫られて書く文章、もうひとつは自分から進んで書く文章だ。(中略)文章はその種類によって基本姿勢に差があり、全部いっしょにはあつかえない。(p.16)
 こういう分類のしかたもアリか。ほかにどんな分類のしかたがあるか、うんと乱暴に纏めてみる。
〈必要に迫られて書く文章〉
  1)実用的文章
  2)伝達のための文章
  3)基本の文章
〈自分から進んで書く文章〉
  1)芸術的文章
  2)表現のための文章
  3)応用の文章
 どんな言い方をしても、趣旨は同じだと思う。谷崎潤一郎あたりからの伝統を重んじるなら、1)の組み合わせが一般的かな。本書の分類にもっとも近いのは、2)の組み合わせ(何で見たか覚えてない)ではないだろうか。

【引用部】
 また、悪文治療のための参考書も、けっして害にはならないし、文章一般に共通する基本的な注意事項ぐらいには目をとおしておいたほうがいいが、細部にはあまりこだわりたくない。(p.18)
 どうでもいいことかもしれないけど、一文が長くないか? この場合は判りにくくはないけど、あとに出てくる一文の長さに関する主張に反している。「文章読本」の書き手って、みんなこれ。たいした根拠もなしに「一文は〇字以内に」と書くそばから、けっこう長い文章を書く。「自分は上級者だから長い一文を書いても許される」とでも言いたいのかね。この場合は、「が、」をやめて「。しかし、」ぐらいすればすむだろう。
 それはそれとして、もっともらしく書いてはあるが、なんの役にも立たない。理由はハッキリしていて、「基本的な注意事項」と「細部」を見分ける基準が示されていないから。そんな基準はないよね。ということは、こういう説明はなんの意味もない。

【引用部】
 真摯な文章読本はまず、文章というものは自分の意のままにはならないことを、ましてや名文ともなれば、書こうとして書けるものではけっしてないことを、隠さずにいわなければならないだろう。(p.19)
 これも一文がちょっと長い。しかも少しばかり判りにくい印象がある。それはさておき、内容はおっしゃるとおり。ところが世の「文章読本」は、なかなかそんなことを認めはしない。恐ろしいことに、「うまい文章の書き方」といった類いの書名を冠した「文章読本」がずいぶん出ている(さすがに「名文云々」とまで大胆なタイトルをつけたものは少ないが)。「うまい文章の書き方」といった書名をつけるってことは、書き手は「自分は文章がうまい」って自信があるんだろうな。もっと素朴な疑問を書かせてもらうと、どんな文章が「うまい文章」なのか判ってるんだろうな。

【引用部】
 肝腎なのは、このようにして身につけた知識をすぐ使ってみようとしないことだ。使おうとすれば、どうしても無理が出る。自制心がないと、技術をちらつかせた鼻もちならぬ文章になる危険があるからだ。できれば、読んだことを一度すっかり忘れることである。それでも、いつかほんとに必要になった折にふと浮かんでくる。このレトリックの知識はひょいと浮かんでくるときに生きるのだと思う。(p.20)
 基本的にはそのとおり。ただね。レトリック云々を問題にするのはかなりの上級者だろう。どういうレベルの読者層を想定しているのか判らない。

  ことばが変わればニュアンスが違ってくるから、これらの一卵性の定義にも、むろん、若干の区別はある。たとえば、「わかりにくい」ことと「へた」であることと、どちらを第一条件と考えるか、という点で分かれる。(p.25)
「悪文」の定義についてふれた記述。「わかりにくい」と「へた」を同列に扱っていいのだろうか。反意語を考えると判りやすい。「わかりやすい」と「じょうず」(別に「うまい」でもいいけど品詞を揃えておく)は明らかに違う。「わかりやすい」けれど「へた」な文章はいくらでもある。要は、「わかりやすさ」のほうが基本的な条件。とりあえず、目指すのは判りやすい文章で、「じょうず」「へた」は、もっと上の概念だろう。「わかりにくい」けれど「じょうず」な文章もなくはないけど、一般人が目指すべきものではない。

【引用部】
 これは偶然だろうか。不名誉な三冠王は偶然生まれるものとはかぎらない。というより、よくわかっていないことを書く、読み手のことを意に介さない、何のために書いているのかはっきりしない、というこの三大条件は、ひとりの人間のあり方としてむしろ密接につながっているではなかろうか。(p.36)
 ついに一文が100字に達した。この場合は、長めの事柄を列記しているから必然的に長くなる。箇条書きでもするしかないかな。それはさておき、「ひとりの人間のあり方としてむしろ密接につながっているではなかろうか」ってどういう意味なんだろう。まあ、「自分本位の人間がこういう文章を書く」とでも言いたいのかね。そういう説明もなしに、こんな精神論を振り回されてもなあ。文章に関してインネンをつけると、「ひとりの人間のあり方として」はヘン。「ひとりの人間のあり方に」か「ひとりの人間としてのあり方に」ならまだマシ。

【引用部】
 論証や説得を目的とする文章に限らず、一般に作文の構成を問題にするとき、まっさきに頭に浮かぶのは、「起承転結」の四部構成だろう。これは本来、漢詩の絶句の構成についていわれたものらしい。それがだんだん広まって散文にも適用されるようになる。
(中略)
 起承転結に次いでよくとりあげられるものに、「序破急」という三部構成がある。これはもと、雅楽の楽曲構成上の三つの区分から出たものというが、のちに導入部・展開部・結末部という程度の意味に一般化して、能楽や浄瑠璃の脚本構成などに取り入れられ、さらに散文の文章構成にも広がった。事件を叙述する物語などでは、発端・経緯・結末というのがそれにあたる。論文では序論・本論・結論という三部構成がふつうに見られ、論理的な文章の基本形ともなっている。(p.53〜54)
「起承転結」と「序破急」に関しては、簡潔にまとめられている。引用した定義(?)のほかに、具体例も添えられている。「起承転結」の例としてあげられているのは例によって頼山陽の作といわれる“糸屋の娘”の4行詩(?)。こういうのは、慣用表現による陳腐化(後述)とは言わないのかね。
「序破急」に関する記述中の2番目の文がヘン。「という程度の意味に一般化して」の直後の読点は不要のはず。それ以前に、この文は分割するべき(順接の「が、」を使っているのも不用意。後述)。

 p.57〜にまとめられている文章展開の5タイプは参考になる。
 1)追歩式(順叙式)。もっとも自然で基本的な型で、物事を順を追って述べていく。
 2)散叙式(雑叙式)。一見、雑然と書き散らしたような感じになる。ただし、「堂々とこのタイプを名のれるのは、そういう書き方をあえて選ぶ場合に限」り、「結果として散漫になってしまった文章」とは別物とか。例として『枕草子』をもってきたのはうまい。
 残りの3)頭括式(演繹式)4)尾括式(帰納式)5)双括式は、文章のどこかで全体をまとめるかによる。ひと通り説明したあと、それぞれどんなタイプの文章に向くかを解説する。
  1)は説明文、報告文、紀行文、伝記・歴史関係の文章、物語に多い。
  2)は随筆(とくに身辺雑記ふうの作品)に多い。
 論説文や小論文は3)〜5)が一般的で、なかでも本式の論文は5)が最適とか。このほかにも、いくつかのパターンが紹介される。

【引用部】
 ことがら自体に特に因果関係がなく、たがいに独立したことを並べる場合は、順番にさほど神経を使わなくてもいい。「気がついたことを三点指摘する」、「主要なものを五つあげておこう」という調子ですむからだ。これを「カタログ式配列」ともいう。(p.61〜62)
 ことがらの重要性に差がある場合は、順不同に並べるとデタラメな感じになる。とくに新聞のように、読者がどこで読むのを中断するか判らない場合は、重要なものから順に並べる。文学的文章以外は、これに準ずるべき、と主張する人もいるらしい。『実践・言語技術入門』では、これを「重点先行」と読んで推奨しているとのこと。
  短い文章のときには、たしかに論点が明確になって高い効果が期待できそうだ。が、全部読むことを前提として書く一般の文章では、必ずしもそうとはかぎらないだろう。長々と並列的に展開する文章で、論点がだんだん軽くなると、いいかげんでやめたくなる。読んだあとの印象も薄くなる。

【引用部】
 逆に、軽いものから入り、だんだん重みを増すように並べて、最後にいちばん大事なことを述べたほうが、漸層的な効果が上がり、文章全体ももり上がる場合もある。ただし、これも、はじめにあまりくだらないものを並べると、読み手があきれて途中で投げだすおそれもある。そのへんの呼吸がむずかしい。(p.62)
 やはりイマイチ煮え切らない。結局どちらがいいのかは、文章の内容しだいとしか言えない。「カタログ式配列」は味わいに欠け、「重点先行」もその傾向がある。筆者自身が“苦し紛れ”に使う「重点先行」はとくにひどいんだけど、その点については後述する。

【引用部】
 しかし、どういうものか、活字で印刷された日本語を見ると、そこに個人的な気持ちがわいてこない。だから、活字の手紙だと、公衆の面前で親しそうに話しかけられた気がして、とまどうのだろう。文面のささやきが妙にくすぐったく感じられるのである。(p.74)
 読点の打ち方の問題は別として、言いたいことはよく判る。ちょっと言葉足らずの気がしないでもない。おそらく、「公衆の面前で」を「公の場で」に替えるか、直前に「偉い人に」ぐらいを加えれば、マシになる。メールがこれだけ普及した現代では、死語ならぬ“死感”かな。

【引用部】
 道路交通法に「児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任ある者は、交通の頻繁な道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児を遊戯させ、又は自ら若しくはこれに変わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない」といった恐るべき表現があるらしい。法律の文章だからやむをえない面もあるが、日常生活でこんな調子の文章を読まされるぐらいなら、少々不正確でもすっきりとした文章が恋しくなるにちがいない。(p.84)
 ほかの読み方が絶対に成り立たないように書くのは厳密にはきわめてむずかしく、そんなことをすると読みやすい文章にはならない、ということを示すためにもってきたものらしい。やっぱさ、法律の文章を相手にしてはいけません。あんなものは日本語ではない。やたらとむずかしい表現を多用する評論あたりも同じようなものだろうか。もっと一般的な文章を持ってこないと説得力がないのでは?

【引用部】
 因縁をつけるわけではないが、「大きな箱」の「大きな」と「大きな小錦」の「大きな」とは働きがちょっと違う。小さな箱はあるが、小さな小錦は今いないのだ。前者は箱を限定して意味をしぼりこむ働きをする。が、後者は小錦の大きさを意識させる働きをしているにすぎず、対象を限定する力はない。(p.94)
 あまりインネンはつけたくないが、この文章に出てくる「因縁をつけるわけではないが」がどういう働きをしているのか何度読み直しても判らない。「大きな箱」も「大きな小錦」も初出。何に対しての因縁なんだろう。さらに言えば、この直前に書かれているのは指示語の話で、この段落とまったく繋がらない。読解力不足かしら。
 そういったインネンを別にすると、この文章がふれている問題はおもしろい。
「大きな蟻」は「大きな箱」と同様に限定。「大きな象」は両方ありえる。曖昧さを避けるなら「象という大きな動物」「ふつうより大きな象」と補うべき、という記述は新鮮だった。

【引用部】
 もう一つ、確実にあいまいになる表現をとりあげておく。それは「……ように……ない」という構文だ。「彼は彼女のように成績がよくない」などと平気で書く人がいる。(p.96)
「ように+否定形」の構文の話はよく見かける。ちょっと屁理屈を言うと、「……ように……ません」なんてのもあるから、「ように+否定形」のほうが正確なはず。
 このあとに、「三とおりの解釈が可能」と続いているので、一瞬戸惑った。たしかにこの文の場合は、以下のように3通りに解釈できる。
  1)彼は彼女と違って成績がよくない
  2)彼は彼女ほど成績がよくない
  3)彼も彼女と同じで、成績がよくない
「成績がよくない」が「泳げない」になって「彼は彼女のように泳げない」でも事情は同じ。
  1)彼は彼女と違って泳げない
  2)彼は彼女ほど泳げない
  3)彼も彼女と同じで泳げない
 まったく考えていなかったが、「彼は彼女のように泳げない」は3通りに解釈でき、「彼は彼女と同じように泳げない」は2通りにしか解釈できない。冷静に考えれば判ることだが、1)〜3)のうち、1)の解釈ができなくなっている。
 なんか釈然としない感じが残るな。理由はよく判らん。

【引用部】
 「驚く」で充分なのにあえて「驚かされる」といい、「害をもたらす」で済むのにわざわざ「被害がもたらされる」などとするように、やたらに受身を使って表現する文章は、発想自体が日本的でない。日本語では本来、こんな受身など使わなくても表現できたはずだ。人間以外、それも動物以外、ことに抽象名詞などを主語にして、それを受身表現で展開させるような文章は、むやみに舶来めかして格好をつけた悪文と考えたい。
 ただし、ものの考え方がここまで西欧化した現代日本で、受身をいっさい使わずに書こうとすると、発想に無理が出てかえって不自然な文章になるかもしれない。要は、借り物でない自然な発想で書くことだろう。そして、この受身はほんとうに必要なのかどうか、ちらと考えてみるだけでもずいぶん違う。(p.98)
 まずインネンつけから行こう。「済む」はほかのところでは「すむ」にしていることが多い。「害をもたらす」の受け身を「被害がもたらされる」にしているのはなぜなのだろう。「害がもたらされる」ではいけないのだろうか。ひどい重言のような印象のある「被害がもたらされる」って、どういう文脈で使うのだろう。 たとえば、「大量発生した虫」を主語にして考えてみる。
  1)大量発生した虫が害をもたらす
  2)大量発生した虫によって害がもたらされる
  3)大量発生した虫が被害をもたらす
  4)大量発生した虫によって被害がもたらされる
  5)大量発生した虫によって被害が生じる
 3)は厳密に言えば重言なんだろうけど、まだマシ。この文は能動態ではあるが、意味的には受け身のような気がする。うまく説明できないが、重言を防いで5)にすると、なんとなく判ってくる。動詞の形は能動態だが、助詞は受動態と同じ形のままで、意味はおそらく受け身。これを受動態にはしにくい。なんかよく判らんなあ。
 そもそも「もたらす」という動詞が受け身に近いニュアンスをもっているので、「もたらされる」という日本語が不自然ではないだろうか。「幸運がもたらされる」はアリの気もするけど。
 文章の趣旨に関して言えば、言ってることは正しい(気がする)。異和感があったのは論の運び方のせい。単純にいってしまえば、受け身を使うことに対して、否定、肯定、否定の流れになっている。もう少し書き方がある気がする。「要は、借り物でない自然な発想で書くことだろう」って記述がある。「要は」と来たからには、ここがポイントのはず。しかし、「自然な発想で書く」のがポイントじゃあんまりだよな。
 この章は「調子の合わない文章」というテーマで、その原因を列挙しているが、文の流れがあまりにも唐突。先の引用文の直前までは堅苦しい言葉使いの話をしていて、いきなり「『驚く』で充分なのに……」と来る。
 さらに、先の引用文に続いていきなり話は接続詞のことになる。

【引用部】
 文と文とは自然に結びつく。それぞれの内容によって、逆説だったり累加だったり補足だったりする。文と文との関係をそういうふうにはっきりきめたい場合、あるいはその関係を強調したい場合に、書き手は自分の解釈として接続詞を置くのだろうと思う。接続詞というものは、文と文との本来の論理的な意味関係から必然的に生じるというより、そんなふうに読み手のかってな解釈を制限して、書き手のめざす方向へ誘導するために配するものなのではないか。
 そう考えるなら、二つの文の間に接続詞があるのは、それが自然な姿だからではなく、書き手の意図が働いて読みを方向づける操作をおこなった姿だということになる。(p.98〜99)
 ある程度までは納得できるが、こういった意見を全面的に認めると、すべての接続詞が削除できることになる。「読んでいて、いいなあと思う随筆を、そういう目であとから読み返すと、驚くほど接続詞が少ないことに気づく」(p.100)という記述も出てくる。これも「文章読本」の常套手段。「だから接続詞が少ない文章がいい文章だ」と言いたいのだろうが、説得力があるとは思えない。それは随筆だからであって、説明文や論説文の場合は違ってくる。接続詞を使わずに書けるものなら書いてみなさい。ちなみに、「だろうと思う」は重言風だろうと思う。

【引用部】
 辰濃和男『文章の書き方』に新聞の文章の常套句がいろいろ紹介されている。たとえば、遭難があると「尊い山の犠牲」、海水検査では「大腸菌がうようよ」、容疑者は取調室できまって「ふてぶてしさを装いながらも、動揺を隠しきれない」。汚職事件が発覚すると、その「その衝撃が日本列島を走り抜け」、人びとはその「大胆な手口」に「怒りをあらわにし」、「癒着構造」に「捜査のメスが入って」「政界浄化」の実ることを期待する。政府与党の幹部はたいてい「複雑な表情を見せ」、その「対応に苦慮」する。一方、国会内は「一時は騒然となって」「真相の徹底究明が叫ばれ」、「成り行きが注目される」のだという。(p.100)
 よくも並べたもんだ。常套句(紋切り型ともいうかな)は、たしかに文章を陳腐化する。このあとで「既成の表現だからこそ、事件の概略がつかみやすくなるという面」があると肯定的に書いているのは珍しい例かもしれない。それは新聞だから許されるのであって、一般の文章の場合は望ましくない、というのもきわめて正論。

【引用部】
 むろん、長い文といってもいろいろあって、みな同じにあつかうのは非常識だろう。部分的に文の情報が完結しながらいくつもつながって、結果として長くなったくさり型の長文なら、環(わ)の一つ一つの独立性が高いため、少々長くなっても、その構造上比較的わかりやすい。一方、同じ長文でも、文頭の副詞が文末の述語にかかったり、文中に他の文が組み込まれていたりする複雑な構文の長文になると、段違いにむずかしくなる。が、いずれにしても、長い文は短い文に比べて、読んで理解するのに時間がかかるという点が共通している。(p.122)
 この当たり前のことを、ちゃんと書いていない「文章読本」は実に多い。その点、この本は非常に親切(ただし、どんな文なら多少長くても大丈夫なのかは、この説明ではまず判らない)。このことを踏まえたうえで、それでも一文が長いと誤読の可能性が高くなることを解説する。

【引用部】
 以上は読む側から見た弊害だが、長い文は書く側にもさまざまな実害をもたらす。文が長くなりすぎると、文を構成するいろいろな要素があらわれ、そういう要素どうしの照応が乱れやすい。主語が途中で変わったことに気がつかなかったり、修飾するつもりで置いたことばを忘れてしまったりして、つながりがねじれることも起こりやすくなる。
 しかも、長すぎるために、推敲段階で読み返す際にも、そういう誤りや不備な点に気づきにくい。(p.123〜124)
 一文が長いことの最大の問題は、この最後の点。推敲で「誤りや不備」(「不備な点」って「不備」とどう違うのだろう)に気づきにくいし、読み手も「なんか気持ち悪い」と感じ、原因不明の不快感を覚える。

【引用部】
 ジャンルの違いとしては、小説が短いほうで、平均四〇字ほどになる。随筆はそれよりいくらか長いかもしれない。批評・論説の方面では一般にもっと長くなり、総合雑誌の場合で平均六〇字に近づく。専門雑誌の論文では平均七〇字を上まわるという。
 このようにいろいろな条件で数値は違ってくるが、これを読みやすさという観点から見ると、一般的にいって、平均三〇字未満となるような文章は「やさしい」と考えていい。平均三五字あたりでも「かなりやさしいほう」で、平均四〇字ぐらいまでなら「ほとんど抵抗がない」と思われる。平均四五字前後で「ふつう」、平均五〇字を超えると「少しむずかしい」部類に属し、平均六〇字を超えれば「むずかしい」文章と考えられよう。そして、平均で七〇字を超えるようなら「非常にむずかしい」文章といってさしつかえない。(p.126)
 同じ書き手でも文章の種類によって、一文の長さは変わる。読者の年齢が限定されれば、当然影響が出る。そりゃそうだ。それにしても、この数値のあげ方はなんなんだろう。ちょっと見やすくしてみる。
  平均30字未満=やさしい
  平均35字あたり=かなりやさしいほう
  平均40字ぐらいまで=ほとんど抵抗がない
  平均45字前後=ふつう
  平均50字超=少しむずかしい部類に属す
  平均60字超=むずかしい
  平均70字超=非常にむずかしい
 何を根拠にこんなに細かい基準を出したのか教えてほしい。かなりぼかした表現で、断言はしていないのに、ここまで細かく分ける意味があるのだろうか。やはり、いくら目安とはいっても、文字数で決めるのはむずかしい。形容詞の多寡、という問題ひとつをとっても当然判りやすさに影響してくる。ちなみに「平均40字ぐらい」「平均45字前後」は重言風だろう。
 ちょっと話がまぎらわしくなりそうなので、まったく別の例で考える。
 個々の数字が具体的に出ていて、平均が40.2になったのを概数にして「平均約40」にするのはアリ。いくつかの平均値があり、その平均値の平均が40に近ければ「平均40前後」はアリ。
 しかし、ここで著者があげているのは目安としての数値なんだから。「ぐらい」や「前後」は要らないはず。「あたり」はかなり微妙で、「約40字あたり」は許される気がする。「約40字といったところ」ならさらに微妙になる。

【引用部】
 極端に長い文が交じると平均は長いほうにひきずられるから、実際には平均値より少し短めの文がふつうの長さの文としてよくあらわれるものと推測される。と、めんどうなことを論ずると、こんなふうに文が長くなる。だから、おおざっぱに、原稿用紙で二、三行以内におさまるように文を切るよう努める、とだけいっておこう。(p.126〜127)
 先の【引用部】の続き。このあたりから完全にインネンモードに入ってしまった。
 まず第1文。もっともらしいが、典型的な文系文章のような気がする。「平均」ってそういうものじゃないでしょう。逆に極端に短い文だってあるんだし。そりゃ短いほうはどんなに頑張っても1(厳密には2かな)にしかならないのに比べて、長いほうは無限だから……と言えなくはない。でもそれは屁理屈ってもんでしょ。なにより、極端に長いものが交じると、わかりやすさの評価もかわってくるのでは。
 第2文。一瞬意味が判らなかった。「こんなふうに」は直前の文(第1文)を指しているのだろうか。一般的にはさほど問題にするべき長さではない第1文(71字)が「一文はもっと短くするべき」という著者のモットーに反し、この場合はたまたま「めんどうなことを論ずる」ために長くなっただけで自分はふだんはもっと一文を短くしていると主張する気なら、ほかの箇所にたびたび登場するもっと長い一文に関してはどう考えればいいのだろう。それに、この文の場合は、「から、」を「。だから、」にすればいいだけの話。もっと簡単に書きましょうか。技を使おうとしてスベっている。

 p.139には『悪文の構造』(千早耿一郎著)に載っている例として山崎豊子の『華麗なる一族』の一部が抜粋されている。たしかに判りにくい文なんだけど、小説の文章は放っておくしかないんだよな。『悪文の構造』は、よせばいいのに修正案まで出しているらしい。

【引用部】
 「日常生活でいろいろ観察したり、新しく発見したことなどを手帳に書き留めておく」といった流れはかなり自然に見える。が、そういう目で読み返すと、「観察したり」と対をなす「たり」が後半に欠けていることに気づく。書き手の心理としては、「発見したこと」のあとに「など」とつけたことで意味のバランスをとった気持ちなのかもしれない。(p.148)
 このあとに、「たり」がひとつで済む用法を対比させ、「片たり」と通じるものがある、と解説する。ここまではいい。「片たり」を防ぐ方法としては、「発見したりしたこと」と「たり」を繰り返すことをあげる。そのほうがやはり落ち着くんだそうな。これだから「文章読本」は嫌いだ。それがくどいから、「片たり」にしてしまうんでしょうが。もう少しましな書き方を教えてあげなさい。この場合なら、「日常生活でいろいろ観察したことや新しく発見したことなどを……」で何も問題がない。それ以前に、これって並列かしら。「観察した結果、発見したこと」ではないだろうか。「観察した」だけのことも、なくはないんだろうけど。「いろいろ」の位置もヘンな気がするがあまり考えたくない。
 このあとに並列関係の言葉の解説が続く。
  1)「とか」も後ろが脱落しやすい
  2)「AとかBとかいう」は正式には「AとかBとかという」にするべき(「AとBとを」とせずに「AとBを」と書く文章なら「AとかBとかいう」でも可)
 2)の指摘が新鮮。「AとかBとかいう」と「AとBを」が仲間だとは気づかなかった。

【引用部】
 私の意見を述べる。今回の調査で、ろくに基礎も身につかないうちに模擬試験を受けて、それだけで勉強したつもりになっている生徒の多いことがわかった。これは最近の傾向だろう。数学は別として、ほんとうの学力は問題を解いただけでつくものではない、と新聞にも出ていた。生徒たちにそういって忠告しても、彼らはなかなか信じてくれなくて困っている。(p.157)
 これは〈書きかえ文〉で、〈原文〉は接続助詞の「が」が頻出する次の文。
【引用部】
 私の意見だが、最近の傾向ではないかと思うのだが、今回実際に調査してみてわかったことであるが、このごろ、ろくに基礎も身につかないうちに模擬試験だけ受ける生徒が多いが、彼らはそれで勉強したつもりになっているようだが、この間、新聞にも出ていたが、数学は別かもしれないが、ほんとうの学力というものは問題を解いただけでつくものではないと忠告するのだが、このごろの生徒たちはなかなか信じてくれなくて困っているのだが……(p.156〜157)
 たしかに〈原文〉は問題外。「が、」が何度も出てくるのが問題という点も御説のとおり。しかし、この〈書きかえ文〉はいただけない。まず、いじりすぎ。「が」を全部省くためにやったことだろうが、これではどうやって「が、」を減らすか理解できない。冒頭で「私の意見を述べる。」と言いきっているのも気になる。これは本来の日本語の文章ではないはず。
 この〈書きかえ文〉の前に「少しぶっきらぼうかもしれないが、こんなふうに書くべきだろうか」とある。この「ぶっきらぼう」はどの点を指しているのだろう。冒頭で言いきることを指しているようにも取れる。しかし、p.137では論旨が揺れ動くことを防ぐために「文章構成にもひとくふうありたい」として「私はこう考える。」で始まる文に書きかえている。この点を考えると、「ぶっきらぼう」は、冒頭で言いきっていることではなく、細切れ文章全体のことを言っているのだろう。著者は“冒頭言いきり”を肯定している節がある。
「私の意見を述べる。」も「私はこう考える。」も削除してしまえばいい。どうしても「私見」であることを断りたいのなら、もっと別の言い方があるはず。あまり気は進まないが、一例をあげてみる。
  今回実際に調査してみてわかったことに関して、私見を述べてみたい。最近の傾向ではないかと思うのだが、ろくに基礎も身につかないうちに模擬試験だけ受ける生徒が多い。彼らはそれで勉強したつもりになっているようだ。数学は別かもしれないが、ほんとうの学力というものは問題を解いただけでつくものではないことは、この間、新聞にも出ていた。そう忠告するのだが、このごろの生徒たちはなかなか信じてくれなくて困っている。
“冒頭言いきり”の不自然さは、こんな感じで緩和できる。
「が、」の問題に関しては、とりあえず順接の「が、」を消した例を提示するべき。その気になれば、逆接の「が、」も、「として」や「しても」を使って消すことができても、それを実践するか否かは好みの問題でしかない。

 p.161で修飾関係がわかりにくくなる例として「評判の悪い近所の家の犬が……」という例があげられている。この解説がイマイチ。本多さんならどうするのかしら。
 犬の評判が悪いなら、「近所の家で飼っている評判の悪い犬」とすれば済むとしているが、そんなことをしなくても、「近所の家の評判の悪い犬」で十分だろう(「の」の連続が気になるというのは、ここでは別問題。どうしてもって言うなら、「評判が悪い」にすればいい)。問題は家の評判が悪い場合。「近所の評判の悪い家の犬が」とするのもひとつと手法としている。判りにくくはあっても、ほかにとりようがないそうだ。よく判らん。一理あるような気もする。あえて逆順にしなくても、「評判の悪い近所の家の犬が」のままで誤解はないと思うけど。「飼っている」を使っていいなら「評判の悪い近所の家で飼っている犬」にすればもっとはっきりする。
 ちなみに、p.94では、意味が曖昧になる例として「このあいだ亡くなった社長の奥さん」をあげている。p.161とどう使い分けているか判らないよー。まさか全体の構成を考えずに書いた結果、こうなったなんてことはないよね……。この場合、死んだのが奥さんなら、イヤな読点を使って「このあいだ亡くなった、社長の奥さん」かな。「このあいだ亡くなった社長夫人」はアリだな。死んだのが社長なら「このあいだ亡くなった社長の、奥さん」だってか。「夫である社長がこのあいだ亡くなった奥さん」かな。
 このテのことは、大手術を施すか、文脈で判らせるしかない気がする。

 p.164では、修飾に関するひとつのルールとして本多勝一の『日本語の作文技術』についてふれている。本多さんの『わかりやすい文章のために』の中では、複数の修飾語を配列する際の順序について、4つの原則を優先順に並べているそうだ(これ、ほかの本で読んだ気がする)。
  1)長いほうが先(例:「古色蒼然とした透明な青いコップ」)
  2)句や連文節が先(例:「彼がくれた古色蒼然たる透明なコップ」)
  3)大きな状況が先(例:「日本列島の上空に花子の放った風船が小さな点となって消えていった」)
  4)親和度を考慮に入れる(例:「もえる夕日に初夏のみどりが照り映えた」)
 4)は、「初夏のみどりがもえる夕日に照り映えた」にすると、「みどりがもえる」というなじみの深い組み合わせが並んで誤解を招きかねない。
 4つの原則について、「傾聴に値する」としながら「いずれも、わかりやすさを基準にしている。文学的な効果をねらう場合はもうひとくふう必要だろう」と結んでいる。そんなこたあ判ってるの。それで片づけちゃって、解説になってるつもりかしら。「文学的な効果を狙うひと工夫」ってなんやねん。説明できるものなら、してもらおうじゃないの。

【引用部】
 そこで、「お安くなっております」の代わりに、つい「お求めやすくなっております」といってしまいそうになる。ところが、「お早い」「お美しい」とはいっても、「お書きやすい」「お歩きにくい」とはふつういわない。形容詞になりきらないうちは、やはり、「お求めになりやすい」「お書きになりやすい」「お歩きになりにくい」とすべきだろう。(p.170〜171)
 これはちょっと盲点だった。おっしゃるとおりです。

【引用部】
 デアル調に比べてダ調はいくらかぞんざいな感じになるが、それほど改まらない文章では、両方交ぜることも少なくない。事実、きまじめなこの本の文章自体も、そういう気楽な調子で書いている。この場合はともに常体だから小さな違和感ですむ。また、交じったほうが文末に変化が生まれ、文章に凹凸を感じさせるというプラス面もある。しかし、デス・マス調は敬体なので、これが交じると、とっくりのセーターでネクタイでも締めたような、ちぐはぐな感じになって好ましくない。(p.174〜175)
 きまじめな本を気楽な調子で書く、ってどういう執筆姿勢だ。「きまじめになりがちなテーマを扱ったこの本」ぐらいの意味なんだろうな。
 デアル体とダ体の違いに、これほど敏感な人もいるんですね。そんなこと感じたこともなかった。まあ、デアル体のほうが偉そうな感じがあるとは思う。とくにダッタで済むところをわざわざデアッタにしている文章は古臭い印象になる。「とっくりのセーターでネクタイでも締めたような」は、うまい比喩なんだろうな(「とっくり」は死語という説もある)。
 このあとに、日本語は「肝腎なことが文末できまる」性質があり、「書く人の姿勢や態度がそこに反映され」「文章の印象を左右することになる」と、ずいぶん力強い文章が続く。よく見受けるダメな例として、次のようなものをあげる(「」をつけた文末表現に「……」がなかったりあったりするのは、原文に従っている。なんでこんなことしているのだろう)。
・「だ」「である」で済むところで、やたらに「だろう」「ではなかろうか」「であるかもしれない」「ではないともいえない」などが続く(文章全体がぐずぐずした感じを与える)
・むやみに断定する。「……だ」「……である」「……にほかならない」「……でなくて何であろう」「……以外の何ものでもない」が続く(頭ごなしにたたき込まれる感じになる)
 じゃあどないせいっつうんや。要は「むやみに同じ調子を続けてはいけない」と言いたいんだろうが、統一性も必要だろう。これでは何も言っていないのと同じ、とはいえなくもないかもしれない。

【引用部】
 「石みたいに硬い」を「石みたく」という人がいる。「……を見た様だ」から転じた比況の助動詞「みたいだ」の「たい」の部分を希望の助動詞と混同しているのだろうか。あるいは、「石みたいに」全体を一つの形容詞と錯覚しているのかもしれない。
「少し多めに入れる」を「多いめ」という人もいる。「長め」「短め」「高め」「低め」などは問題ないし、「薄め」も抵抗がないが、その反対の「濃い」のように語感が一音節しかない場合は、「濃め」のコだけで意味がちゃんと伝わるかどうか頼りない感じがする。それで、つい「濃いめ」といいやすい。「多い」のオオもいささか心細いのだろう。(p.188)
 前半は何書いてあるか判んなーい。これを読んで趣旨を理解できる人がどのぐらいいるのだろう。個人的には、「みたく」を使うことはなさそうだから放っておこう。「みたいに」は話し言葉としてなら使いそうだな。バカであることを臭わせるために「みたく」も使うだろうか。ここの「あるいは、」や次の段落の「それで、」なんて接続詞、使っていいの?
「濃め」と「濃いめ」ね。意識したことがなかった。たぶん、「濃いめ」を使っている。ワープロも、「濃いめ」しか変換してくれない。引用部のあとに「濃緑」が「こみどり」のほかに「こいみどり」も広く使われている、とある。こちらはなぜか「こみどり」しか変換できない。「濃緑」なんて語彙になかったもんね。深緑(ふかみどり)とか濃紺(のうこん)とか(と?)ならあるけど。それにしても、「多いめ」なんていう人がいるのだろうか。
 このあとに続くのが、おなじみの「とんでもありません」「とんでもございません」。「とんでもないことです」ではていねいさが不足するのでゴザイマスをつけたければ「とんでもないことでございます」になるはずだが、伝統的に「とんでものうございます」としたほうが「簡潔でこなれた感じになる」らしい。年配者はみんなそういうけどさ。そんな年寄りくさい表現を使う人はほとんどいないんだよね。
 よく判らないのは、「申し訳ない」は「申し訳ありません」とか「申し訳ございません」と言っていいんだろうか、という問題。「とんでもない」と同じことだと思う。p.180に謝罪表現のひとつとして「申し訳ありません」があげられている。「申し訳」は名詞でもあるので、「申し訳がありません」「申し訳がございません」とするのもアリ?

【引用部】
 いつだったか、浦島太郎のレコードを聴いていた。乙姫さまのことだった気がするが、語りのなかに「それはそれは美しいでした」ということばが出てきて、おやおやっと思った。「美しかったです」とすれば抵抗は減るが、まだすっきりとはしない。「きれいだ」とはいっても「美しいだ」とはいわない。「きれいです」は問題ないが、「美しいです」にはまだ多少ひっかかるものを感じる人がいる。私もそのひとりだ。
(中略)手もとにある三十年有余を経た古い本にこう書いてある。「歯がゆいです」は「歯がゆく思います」、「多いでした」は「たくさんありました」とするのが穏当であり、「出れる」「見れない」などは許容するわけにはいかない。(p.190〜191)
 なんでいきなり「ラ抜き言葉」の話になったのかは凡人には理解できない。この場合は、「古い本」にそう書いてあったのだろうが、そうだったとしても、もう少し書き方があるだろうに。
 やっぱり「美しいです」「美しかったです」は美しくない(「美しいでした」は日本語ですらない)。問題は「歯がゆいです」の修正案が「歯がゆく思います」になり、「思います」がついてまうことと、「たくさんありました」の類いは類語がない場合にうまく書きかえられないこと。「歯がゆいです」の場合は、「歯がゆい限りです」なんてのもありそうだな。
 この記述がある章のテーマは「用語の不注意」で、例によってさまざまな話が脈絡もなく並んでいる。先の引用部の次には、「そのほうが自然のようだ」「それは一見、不可能のようである」の「自然」「不可能」は名詞ではなく形容動詞としての用法だから、ノではナにするほうが無難と書いてある。名詞という解釈もできそうだけどね。たとえば、「そのほうが正論のようだ」「それは一見、正論のようである」のように、この文脈では名詞も入る。ただ、名詞の「自然」と解釈すると、意味が少し変わる気がする。「不可能」のほうも、名詞と見るのは少し無理がある感じがする。うまく説明できない。

【引用部】
 ことばは時代とともに変わる。おかしいものと正しいものとの境界も移る。だから、世代によって判断の違う微妙な領域がいつもある。「春っぽい花」「公園っぽい場所」「電車の前っぽい席」などという「っぽい」の用法は、ある年齢以上の人間にはまだまだ抵抗が大きい。「すごい足が速い」「あいつ、すっごい元気だ」のように、「すごく」の意味で使う「すごい」なども同様だろう。「こっちのほうが全然お買い得だ」のように「断然」の代わりといったおもむきの「全然」の用法にもまだ抵抗があるように思う。(p.191)
「っぽい」は、使い方しだいとしかいいようがない。「前っぽい」なんて使い方はバカっぽくてヘン。「すごい」と「すごく」は、要は形容詞か副詞かってことだよな。「全然」はおなじみ。

【引用部】
 (前略)「生きざま」という語は、ある座談会で大岡信が嫌いなことばの一つにあげ、谷川俊太郎が同感と応じ、辻邦生がうなずいた現場を私が司会として目撃した因縁のことばである。(p.192)
 やっぱり「生きざま」はアカンのかね。使いやすい言葉なので、よく見かけるんだよね。お歴々が認めてないんだからダメなんだろうな。小林信彦も強硬に反対してたしなあ。

【引用部】
 「あの夫婦もとうとう結婚して十年ぶりにようやく念願の子宝に恵まれた」といった例が話題になったことがある。が、こういう「ぶり」の用法になると、あまり目だった反応を示さない人が多いようだ。(p.192)
 これは「ぶり」の用法の解説。この例文はよくない。「とうとう」が気になってしまう。位置がよくない、肯定的なことに使っているのが不自然(アリかな?)、「ようやく」と言葉がダブる、とみごとなまでにヘン。修正案として「結婚後十年にしてようやく」をあげているが、「にして」は語感が古い、ってのはインネンかな。

【引用部】
 「あのお宅ではいまだに白黒テレビだそうですよ」などというのはどうだろう。違和感を持つ人はさらに少ないような気がする。問題は「いまだに」の使い方である。「依然として」と言い換えても完全なまちがいではないが、「いまだに」は「いまだ」に「に」がついたことばである。「未(いま)だ」とあるからには打消に使うのが本来の用法だったはずだ。(p.192)
 例文に出てくる「だそう」は、やはり美しくない。「だそうだ」にでもなるとさらに美しくなくなる。主として語感の問題なんだろうが、うんと屁理屈をこねると、断定調の「だ」と推定の「そう」の組み合わせはヘン(「死んだそうだ」のように動詞の語尾変化の「だ」ならさほどヘンじゃない)。それはさておき、たしかに「いまだに」も本来は「+否定形」で使う言葉なのだろう。ただ、「いまだに」は、その名残りか、否定的な内容に使うことが多い気がする……と書いて、そうでもない気もしてきた。
  1)「いまだに白黒テレビを見ている」は否定的
  2)「いまだに古い風習が残っている」は中立(?)
  3)「いまだに伝統的な製法を守っている」は肯定的
 2)と3)は、「いまだに」を削除したほうが自然ではないだろうか。よう判らん。

【引用部】
 送り仮名では、「短かい」「必らず」と送りすぎるのが東西の横綱とすれば、「断る」でいいのを「断わる」とし、「賜る」で充分なのに「賜わる」とするのが送りすぎの非運の両大関だろうか。「非運の」というのは、行政の気まぐれにでも翻弄されたのか、栄誉ある正則の座から許容の座へとすべり落ちたからだ。いずれも、昭和三四年の内閣告示で正則として幅を利かせていたものが昭和四八年の内閣告示で許容に転落して冷や飯を食わされるという不幸な星のもとに生まれたことばであるという。「表わす」「現われる」「行なう」も同じ理由で今は肩身の狭い思いをしている。「承る」を「承わる」と書く例もよく見かける。ご丁寧に「受け承る」と重ねる例さえ散歩の途中に近所で発見した。このあたりはさしずめ三役クラスというところだろう。(p.196)
 ここで問題です。三役クラスはどれでしょう。
 文章の流れから考えると、「表わす」「現われる」「行なう」「承わる」だろう。これはヘン。内閣告示に翻弄された点で、「表わす」「現われる」「行なう」は「断わる」「賜わる」と同格のはず。単なる間違いの「承わる」と並べられては堪らない。
 この正則の話は初耳。ちゃんと調べてみる価値はありそうだが、一般人には関係ないよな。
 このほかに「複合語の法令・公用文における許容」が184語(「打合せ」「取扱い」「申込み」など)あり、慣用として送り仮名の省略が認められているのが307語(「売主」「肩書」「差出人」など)あるそうな。「新聞・放送・教育では本則を適用することになっているので、並の人間にはとても全部はマスターできない」とあるが、新聞は独自で送り仮名の規則を作っているはず。どっちにしても「とてもマスターできない」ことに変わりはないけどさ。

【引用部】
 この複雑怪奇な現実に忠実に適応しようとすると、全体としてつじつまの合わぬ乱雑な表記になりやすい。素人が表記による悪文から脱出する道は限られている。すべて本則どおりに書くか、従来の世間の慣用に忠実に書くか、自分の美意識にしたがって自由奔放に書くかの三本だろう。それ以外に自信をもって推薦できる道はない。(p.197)
 これはメチャクチャ。一般論として、具体的な違いをはっきりとさせないでオススメを3つも示すのは不親切。それ以上に問題なのは、この場合3つとも「脱出する道」になっていないこと。「本則どおりに書く」のがむずかしいことは、自分で主張している。「従来の世間の慣用」ってなんですか? こんなものがあるのなら教えてほしい。「自分の美意識にしたがって自由奔放に書く」って、それが素人が「表記による悪文」を書いてしまう原因なんじゃないの? この3つは「自信をもって推薦できる」んですか。バカバカしいにもほどがある。

【引用部】
 訓読みのことばは和語だから、たいていは仮名書きでも伝わる。しかし、あまり仮名ばかりが続くと、語形が埋没してぱっと意味がとりにくい。そのため、和語を仮名書きにする習慣のある人はどうしても漢語の使用が増える傾向があるようだ。(p.200)
 表記に関する記述は「傾聴に値する」。著者の用字法は、おおむね次のように纏めることができる。
・漢語は漢字で書く
・和語でも実質的な意味をもつ名詞は、一般に漢字のほうが読みやすい(「花」「花見」「石」など)
・とくに一音節の名詞は仮名書きすると読みにくい(「芽」「歯」「戸」など)
・動詞や形容詞は、実質的な意味をもつ場合は、語頭が漢字のほうが意味の把握が早い(「裂く」「織る」「早い」「貧しい」など)
・複合動詞は主たる意味が後要素にある場合は両方を漢字で書きたい(「立ち去る」「取り扱う」「消え残る」など)
・その他の品詞の和語はできるだけ仮名書きにする
・以上は常識的な範囲の漢字で、難解なものは仮名書きのほうが読みやすい
 まずインネンから。ほかの部分にもいろいろな例があるけど、「漢字で書く」「漢字のほうが読みやすい」などと表現を変える必要があるのだろうか。できるだけ原文に従って書いたら、うっとうしくてしょうがない。こういうのを、「表現に変化をつける」っていうのかな。並列の場合はできるだけ同じにしないと、ヘンなニュアンスが加わる場合がある。「漢字で書く」を優先するなら、「漢字のほうが読みやすい」は「読みやすさを考慮して漢字で書く」といった要領で統一すりゃいいじゃないのかな。
「実質的な意味をもつ」ってのは判りにくい場合もあるけど、ほかに書きようがない。動詞の場合は「具体的な動作を伴う」とか書いたりするけど、大きな変わりはない。
 こういった基準で書くと、一般的な表記法とはかなり違ってきて、全体にひらがなが多くなる。この本が内容の割には読みやすいのは、この表記法によるところが大きい。ひとつの試みとして参考になる。とくに、複合動詞の表記法の話は泣かせる。

皆既 月食 日食 教えて! goo

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日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
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mixi日記2014年10月14日から

 テーマサイトは下記。
【「皆既月食」の「皆」と「既」はどういう意味ですか】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8784092.html

 まず質問の主要部分を引用する。
==============引用開始
「皆既月食」の「皆」と「既」はそれぞれどういう意味でしょうか。なかなか覚えられない日本語の単語です。
==============引用終了

「皆」と「既」の意味に関してはいくつもコメントがついている。
 ただこれで理解できるのだろうか。
「皆」と「既」の意味を知りたいだけなら辞書をひけば済む。漢和辞典をひくべきだが、近年はWeb辞書でもなんとかなる。全文は末尾。
 質問者が本当に疑問に感じているのは、次の2点では。
1)「皆既」という言葉は聞き慣れないが、どういう使い方をするのか
2)なぜ「皆月食」とは言わないのか。中国語なら「月全食」なのに

 1)に関しては、一種の天文用語と考えるのがいいのでは。「皆既」を辞書で引くと「皆既食」の略とある。つまりほかの使い方はほとんどしない(はず)。
「皆既食」は「部分食」と対になる言葉で、日食や月食で全面が隠れること。
 意味としては「皆日食」「皆月食」でも意味は通じそうだけど、昔から「皆既月食」というのだからしょうがない(昔は「皆既日蝕」だったかもしれないけど、それはまた別の話になる)。

2)に関しては、「そういう違いがある」としか言いようがない。
 中国語と日本語で言い方がかわる言葉はいくらでもある。
「手紙」と「トイレットペーパー」なんてのがあったな……と思って検索してみる。
 下記がスゴいな。
【おもしろい中国語を教えてください。】
http://q.hatena.ne.jp/1207193147
 こういう食い違いを「おもしろい中国語」と言うのだろうか。
 こういう例をあげて、「中国語っておかしい」とか考えるのは、あまりにも身勝手で、ある意味●●でさえある。 
「同じ言葉が日本語と中国語で意味がかわるおもしろい例」だろう。どちらか一方が「おもしろい」わけでも「おかしい」わけでもない。
「湯」もそうだな。日本語だと「白湯(さゆ)」の意味。中国語の「湯(タン)」を日本語訳すると「出汁」かな「汁」かな。
「愛人」と「奥さん」か。「愛人は元気?」だとモメゴトになりそう(笑)。

 以下は辞書の引用。
https://kotobank.jp/word/%E7%9A%86-391772#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
かい 【皆】

[常用漢字] [音]カイ(漢) [訓]みな
全部。すっかり。「皆勤・皆伝・皆兵・皆無・皆既食/悉皆(しっかい)」
[名のり]とも・み・みち
==============引用終了

https://kotobank.jp/word/%E6%97%A2-471989#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
き 【既】

[常用漢字] [音]キ(漢) [訓]すでに
1 すでに。「既刊・既婚・既成・既知・既定・既得」
2 尽きる。「皆既食」
==============引用終了

https://kotobank.jp/word/%E7%9A%86%E6%97%A2-224345#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
かい‐き 【皆既】

「皆既食」の略。
==============引用終了

https://kotobank.jp/word/%E7%9A%86%E6%97%A2%E9%A3%9F-42225#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
かいき‐しょく 【皆既食/皆既×蝕】

日食や月食で、太陽や月の全面が隠される現象。⇔部分食。→皆既日食
==============引用終了

「よろしかったでしょうか?」は正しい日本語?──間違っている根拠をあげてみなさい

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
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mixi日記2014年10月12日から

 なんと申しましょうか。相変わらずのメチャクチャだな。mixiのニュース日記を見ると、反応がほとんどない(笑)。みんなもう飽きた?
 こういう語り尽くされたネタに関して通り一遍のことを書くと相当恥ずかしい。
 前に見たNanapiの記事http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2777.htmlは素人が書いていたけど、これは「nanapi編集部」の作。ややまともなだけに、逆にマズい気がする。
 大前提として〈「よろしかったでしょうか?」は正しい日本語?〉というタイトルがおかしい。「よろしかったでしょうか?」が間違った日本語だとしたらけっこうオオゴトになるはず。「使い方しだい」としか言いようがない。これが〈「よろしかったでしょうか?」の正しい使い方〉ならまだマシ(ちょっと危ういけど)。この違いは決して小さくない。
 当方の考え方は……下記がいいかな。
【43定番の質問/バイト敬語。「よろしかったでしょうか?」】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146529
【こういう引用のしかたは勘弁してほしい。「よろしかったでしょうか」は正しい日本語?   教えて!ウォッチャー】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3111.html

 三越大阪店が〈「よろしかったでしょうか?」ではなく「よろしゅうございますか?」と聞くように指導している〉のは、そのほうが正当派の言葉づかいで丁寧だからでしょ。その論理でいくと「よろしいですか?」「よろしいでしょうか?」も不適切になって、このコラムの論旨がグチャグチャになるよ。
〈したがって、直後の行為や現在進行形である内容に対して過去のように聞くのは不適切〉だなのかもしれない。
 そこで質問です。「昨日」ならOK? 「2時間前」ならOK? 「10分前」ならOK? 論理的に説明してね。

〈■ ほかにも…違和感のある間違った日本語〉……ついでに書くと中途半端になるよ。
「とんでもございません」
 下の【ネタ元2】を見てね。
〈丁寧に使いたいときは「とんでもないです」と答えるのがベター〉……●●か。
 ただね。〈「間違った日本語だけど政府から認められているんだよ!」とトリビアを披露〉しないほうがいいよ。恥かくから。諸説あって専門家でも断言できないんだからね。

「しばらくぶりです」
〈同僚や部下に対して「しばらくです」と使うのが正しい表現〉なの? かなり崩れてないか? 「ごぶさたです」のほうがまだマシかな。
〈したがって「しばらくぶりです」は日本語として適切でないうえに、敬語になりません〉……何が「したがって」なの?

「お世話様です」
〈「お世話様です」と「ご苦労様です」は同等の使い方〉……意味不明。

30分


【ネタ元1】 ナナピ
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141011/Nanapi_00007325.html
http://nanapi.jp/118941/
==============引用開始
知らずに使っていたけど…「よろしかったでしょうか?」は正しい日本語?

目上の立場の人やお客様と接するときに、きちんとした言葉遣いができると気持ちがいいですよね。とはいえ、丁寧な言葉を使おうとすればするほど、不自然な言い回しになってしまうことも。ここでは、そんな違和感を覚える言葉のひとつ「よろしかったでしょうか?」という言葉が正しいかどうかを調べてみました。

■ 「よろしかったでしょうか?」はよく使われている

コンビニやファーストフードなどで「よろしかったですか?」などと言われ、違和感を持ったことはありませんか?なかにはモヤモヤしたり不快に感じたりする人もいるかもしれません。共同宣伝のおこなった「今どきの話し言葉」に関する意識調査によると、話し言葉としてもっとも嫌いとされる話し言葉ナンバーワンは、「よろしかったでしょうか?」という結果になりました。実際のところ「よろしかったでしょうか?」という言葉は日本語として正しいのでしょうか?

◎ サービス業では…

日本マクドナルドでは、「よろしかったでしょうか?」という言葉はマニュアルにはないものの黙認されています。これは「確認に重きをおいた丁寧な表現だろう」とされていることが理由です。一方で、客層の8割が50歳以上の三越大阪店では、社員教育のなかで「よろしかったでしょうか?」ではなく「よろしゅうございますか?」と聞くように指導しているのだとか。さらに、帝国ホテルでは「よろしかったでしょうか?」という言葉は不適切であるとして、「間違いなので使わないように」と教えられているようです。

■ 「よろしかったでしょうか?」は正しい日本語?

最近ではすっかり浸透し、おかしいと感じなくなっている人もいるかもしれませんが、「よろしかったでしょうか?」という言葉は間違った日本語です。「よろしかった」という言葉は過去形です。したがって、直後の行為や現在進行形である内容に対して過去のように聞くのは不適切。相手に確認をとりたい場合は「よろしかったでしょうか?」ではなく「よろしいですか?」と聞くのが正しい表現です。

◎ 「よろしかったでしょうか?」を使うようになったわけ

なぜ間違っているのに「よろしかった」と過去形で尋ねられるようになったのでしょうか?これは「よろしいでしょうか?」や「いいですか?」と聞くと選択権が質問側にあり、強要させているように感じさせてしまうから、というのが理由のようです。「よろしかったでしょうか?」と聞くことで質問がやわらかくなり、相手に選択権があるように感じさせる効果があることから、「よろしかったでしょうか?」という言葉が使われるようになったといわれています。

■ ほかにも…違和感のある間違った日本語

◎ 「とんでもございません」

「とんでもない」という言葉でひとつの単語。これを無理やりふたつにわけて、「ない」の部分のみを「ございません」に変えることはできません。丁寧に使いたいときは「とんでもないです」と答えるのがベター。

◎ 「しばらくぶりです」

同僚や部下に対して「しばらくです」と使うのが正しい表現。したがって「しばらくぶりです」は日本語として適切でないうえに、敬語になりません。「お久しぶりです」や「ご無沙汰しております」を使うように心がけましょう。

◎ 「お世話様です」

「お世話様です」と「ご苦労様です」は同等の使い方であり、立場が上の人に対して使うのは控えたほうがいい言い回しです。挨拶として用いるなら「いつもお世話になっております」を使うようにしましょう。

■ これで言葉の使い方は「よろしいですか?」

もしかしたら、知らず知らずのうちに「よろしかったでしょうか?」と使っていた人もいるかもしれません。なんとなく丁寧に聞こえるうえに、現代ではいたるところで常用されている言葉ですが、ここぞというときにきちんとした言葉遣いができると素敵ですね。

(著&編集:nanapi編集部)
==============引用終了


【ネタ元2】
http://nanapi.jp/107862/
==============引用開始
日本語としてNGでも実はOK!「とんでもございません」の意味と使い方

相手に褒められた時、謙遜して賞賛を打ち消す時に使う言葉として、「とんでもございません」という表現があります。

これは、丁寧語として本当に正しいのでしょうか?ここでは、「とんでもございません」の意味と使い方を用例と合わせてご紹介しています。ぜひ、ご参考下さい。

(image by PresenPic)

「とんでもございません」の意味

「とんでもございません」は「とんでもない」を丁寧にした言葉です。「とんでもない」を辞書で調べてみると、

とんでも‐な・い [形]《「とでもない」の音変化》
1 思いもかけない。意外である。
2 もってのほかである。
3 まったくそうではない。滅相もない。相手の言葉を強く否定していう。

とんでもないの意味 - 国語辞書 - goo辞書
と書いてあります。太字のところを読んでもらうとわかると思いますが、「とんでもない」は「とんでも」と「ない」が別々の言葉になっているのではなく、「とんでもない」という1つの形容詞です。

そのため、「ない」を単品で「ございません」に置き換えることは、日本語として間違いとなります。

「とんでもございません」の言い換え表現

では、「とんでもございません」をどのよう言い換えればいいかというと、

とんでもないことです
とんでもないことでございます
といった表現が正しい日本語となります。

用例

相手の賞賛を打ち消すときには、下記のように使います。

課長「君は優秀な男だ。社長の座を狙ってみてはどうかね」
自分「平社員の私にはとんでもないことでございます」
始末書や反省文などを書くときには、下記のように使いましょう。

宴会で社長のカツラを川に投げ捨ててしまったのは、とんでもないことです。酔いに任せて無礼講をしてしまいました。
間違った日本語でも政府からは認められている?

実は、「とんでもございません」は語源から考えると上記で述べたように間違った日本語になりますが、「変化する日本語」として、政府からはちゃんとした敬語として認められています。

それを裏付けるのが、2007年に文化庁が答申した「敬語の指針」です。そこでは、

「とんでもございません」は、相手からの褒めや賞賛などを軽く打ち消すときの表現であり、現在では、こうした状況で使うことは問題がないと考えられる
と記されています。

元々は間違った日本語だった「とんでもございません」も、現在では正しい日本語として政府から認められているのです。

おわりに

言葉は変化するものです。ビジネスで「とんでもない」の丁寧語を使う場合は、語源的に正しい言葉を使ったほうが無難だと思いますが、日常会話では、「とんでもございません」を使ってみるのもありかもしれませんよ。

その際は、「間違った日本語だけど政府から認められているんだよ!」とトリビアを披露して、会話を盛り上げてみましょう。
==============引用終了

知らずに使っていたけど…「よろしかったでしょうか?」は正しい日本語?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=101&from=diary&id=3091791

微妙 ビミョー 普通 フツー 先生 センセー スカタン編

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月10日から

 いろいろ勘違いがあるので、この日記はボツ扱い。
 書き直したのは下記。
【微妙 ビミョー 普通 フツー 先生 センセー 改訂版 辞書】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3135.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1933657495&owner_id=5019671

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

 下記が関係するかも。
217)突然ですが問題です【日本語編8】──いろいろな書き方 【解答編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1495777134&owner_id=5019671
1256)突然ですが問題です【日本語編207】──いろいろな書き方〈2〉
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3127.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1933213288&owner_id=5019671

 テーマトピは下記。
【「微妙」と「ビミョー」には大きな差がありそう】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=19661590&comment_count=16&comm_id=125916

 古いトピを掘り起こしてみた。
 近頃妙なコメントばかりが目立つコミュだけど、これは多少まともな話になるのだろうか。
「微妙」と「ビミョー」にどんな違いがあるのか、当方にはサッパリわからない。何か定説でもあるんだろうか。
『デイリー 新語辞典』には下記のようにのっているらしい。
==============引用開始
ビミョー
〔微妙から〕
若者語で,断定を避ける時や判断がつかない時に用いる表現。
==============引用終了

 若い世代が「断定を避ける時や判断がつかない時」に「微妙」を使うのはそのとおりだろう。当方がひいた辞書にも書かれている。〈《「ビミョー」と書くこともある》俗に、否定的な気分を婉曲にあらわす語。明言したくないときなどにも使う〉とある。「ビミョー」と書くことががあるのは、単に漢字を知らないからでは。
 ↑のような使い方をする若い世代が、本来の意味の場合は「微妙」、と使い分けているとは思えない。

 そもそも、漢字表記とカタカナ表記で言葉のニュアンスが大きくかわるなんことがあるんだろうか。もしそうなら、そういう言葉は話し言葉にはできないことになる。だって表記がわからないとどういう意味かわからないんでしょ?
 当方は「普通」の表記がどうにも重苦しいので、私的な文章では「フツー」と書く。 
 そうすると、何か特別なニュアンスがあると勘違いする●●に噛みつかれることがある。
 どうやら、「フツー」という表記に侮蔑のニュアンスが感じられてカチンと来るらしい。そんなことを言えば「普通」だって侮蔑のニュアンスを込めることが可能だよ。
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=605&community_id=125916&bbs_id=26592514
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=244&community_id=533090&bbs_id=29296591
「平凡な人間」と書こうが「ヘーボンな人間」と書こうが、同じようなものだろう。

 ……と書いて強力な例外を見つける。
「先生」と「センセー」。
 これは「せんせい」という言葉自体が両方の意味合いを持っているからだろう。
「先生」と書けば、尊称の意味合いが前面に出る。
「センセー」と書けば、蔑称の意味合いが前面に出る。

 ちなみに、微妙な言葉の問題で辞書をひくのは基本中の基本。だけど、熟語の意味を考えるときにバラバラの意味を調べて類推するのは危険。ごくまれにだけど、勘違いすることがある。
「妙」を「たえ」ととらえると、「妙齢」の意味を間違うことになる(そういう人がかなりいる)。
突然ですが問題です【日本語編202】──人を呪わば穴二つ ネタなのか? もうからみません 妙齢【解答?編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1931831802&owner_id=5019671

 一応、トピのコメントを回収しておく。

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https://kotobank.jp/word/%E5%BE%AE%E5%A6%99-368075#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
び‐みょう 〔‐メウ〕 【微妙】

[名・形動]
1 趣深く、何ともいえない美しさや味わいがあること。また、そのさま。みみょう。「此―な叙景の筆の力が」〈独歩・武蔵野〉
2 一言では言い表せないほど細かく、複雑なさま。また、きわどくてどちらとも言い切れないさま。「気持ちが―に変化する」「セーフかアウトか―な判定」「愛国主義と国粋主義の―な関係」
3 《「微妙に」の形で》少々。やや。「―に歪んで見える線」「彼の話には―に嘘が混じっている」
4 《「ビミョー」と書くこともある》俗に、否定的な気分を婉曲にあらわす語。明言したくないときなどにも使う。「『テストできた?』『―』」
[派生]びみょうさ[名]


み‐みょう 〔‐メウ〕 【▽微妙】
(略)
==============引用終了

 当方が使うのは、「2」「3」だけ(形容矛盾?)です。「2」と「3」の境界は相当微妙でしょう。
 これも本来の意味ではないのでしょうか。



==============引用開始
大辞林 第三版の解説
びみょう【微妙】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
①なんともいえない味わいや美しさがあって,おもむき深い・こと(さま)。 「 -な色彩のバランス」 「空に美しい天女が現はれ,此世では聞かれぬ程の-な音楽を奏し出した/吾輩は猫である 漱石」
②はっきりととらえられないほど細かく,複雑で難しい・こと(さま)。 「両国の関係は-な段階にある」 「 -な意味あいの言葉」 〔自分の意見や判断をはっきり言いたくない場合や,婉曲に断ったり否定的に言ったりする場合に用いることがある。「今の判定は-ですね」「『日曜日は来られる?』『ちょっと-ですね』」〕
[派生] -さ ( 名 )

みみょう【微妙】
(略)
==============引用終了
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20分

【自動詞と他動詞〈3〉】

 下記の続き。
【自動詞と他動詞〈2〉】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1922862403&owner_id=5019671
【自動詞と他動詞〈1〉〈2〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2936.html

 大事な先行日記を忘れていた。
【複合動詞の「~アゲル」と「~アガル」の違い】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2765.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1898206024&owner_id=5019671

 予想どおり、考えれば考えるほどいろいろわからないことが出てくる(泣)。
 こういう話だと先行論文がある気がするから、書くだけムダって気もする(実際にあるらしい。紹介してもらった)。まあ、そんな論文がいくらあったって、どうせ当方には理解できないんだし……と前向き?に考えよう。
 まず気になったことをまとめた表。この表は今後も増殖していくような……。

ならべ

 つらつら考えるに、「並び替え(る)」ってかなり特殊な言葉って気がしてきた。
 複合動詞には、当然のことながら前語(前半の動詞をこう呼ぶ)と後語(後半の動詞をこう呼ぶ)がある。
 上の表では、前語が自他(自動詞と他動詞)の両方の形をもつか否か、後語が自他の両方の形をもつか否かを中心に考えている。
 両方が自他の両方の形をもっていると、可能性としては4つの複合動詞がつくれる。
 しかし、現実には、4つの複合動詞が使われているものは見当たらない(あったら教えて。以下同)。
 現実には2つの例が多く、3つの例も1つしかない。それが、1)の「並べ替える」「並び替える」「並び替わる」。「建て上げる」を考慮すると8)も可能かもしれないが、この際無視する。

「並べ替える」の特殊性の解釈は2つありそう。
1「並び替える」(自+他)が特殊
 動詞の組み合わせとしては、「自+自」と「他+他」が素直。
2「並び替わる」(自+自)が特殊
 表の2)3)を見ると、「並び/並べ」の後語は、他動詞になっている。これが法則なら「並び替わる」が特殊。「開店前に行列が並び始まる」と言えなくない気もするが、「でき始める」あたりがフツーだろう。 

 仮に↑の「2」のようなことが言えるなら、「並び/並べ」はきわめて支配力の強い前語になる。自分自身は両方の形をとりながら、後語は他動詞限定。
 ところがそんなことにはならない(泣)。

 支配力の強い後語(前語が自であろうが他であろうが自分は不変)もありそう。
 支配力の強い前語と後語を組み合わせるとどうなるか……。

 カラン、カラン、カラ~ン。
 ↑サジを投げた音。
 出直します(泣)。

【下ネタの品格──いろいろ守らなくっちゃ】

 どうにも気分が晴れない。
 原稿も進まない。
 こういうときはヨタ話&下ネタに限る……こればっかり。

 知り合いのFBで知った。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/07/news163.html
「どれだけ力を込めても芯が折れない」という画期的なシャープペンシル「デルガード」……ゾウの花子さんと対決してもらおうか。

「○○ガード」ってCMのジングルが浮かぶけど、なんだったか思い出せない(泣)。
 ヴァンガードは何を守るのだろう。車上荒らし対策?
 アパガードはボクサー用? 大家さん用?
 他社の利益は守れなかったようだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/luck_pluck_kuwa/27712979.html

 ジャガードは寒さから身を守る?
 違います。蛇の嫌いな染料を使って……それも違う。

「細身」を守るのは……。


【追記】
「○○ガード」ってCMのジングルは、mixiでコメントで教えてもらった。
「アルガード」です。
http://jp.rohto.com/rohto-alguard/

「ガード」は医薬品にこそふさわしい。
 もしかすると、「デルガード」って下痢止め?

【将棋47/羽生名人四冠 七冠ロード再び──王座戦第4局  やはり何かがおかしい 先後の勝率ギャップ2】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1932509757&owner_id=5019671

 直接的には下記の続き。
【将棋45/羽生名人四冠 七冠ロード再び──王座戦第3局  おもしろいことになった? 先後の勝率ギャップ】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-11935194899.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1933050459&owner_id=5019671

 第4局は先手番の豊島七段が快勝。終始異和感のつきまとう対局だった。
 先手番の豊島七段が飛車を振った。後手番なら十分考えられる作戦だったが、先手番では考えにくい。しかも、初手の▲76歩に対して△84歩と「お好きな戦形で……」と来たのに。矢倉でも角換わりでも選べたはず。
 直前の日本シリーズの羽生名人四冠と久保九段の対局を見て何かを感じた気もした。ところが久保九段先では持久戦を志向した羽生名人四冠が、今回は急戦志向。目論みがくずれた?
 指し手は進み、なんだかレトロ感あふれる局面に。後手の主張が見えないまま開戦し、そのまま終盤へ。羽生名人四冠の粘りはみごとだったけど、豊島七段がきっちりしとめた印象。
 何かがヘンだ。後手番で負けたことはしかたがない気がする。それにしても羽生名人四冠の指し手に精彩がない。今期の勝率を考えると「調子をくずしている」とまでは言いにくい気がするが、やはり竜王戦の挑戦者決定戦第1局あたりからヘンな気がする。

 それはさておき、決着の第5局。
 振り駒が大きなポイントになる。
 今期の豊島七段の先後の勝率ギャップがあまりにもスゴい。単なる偶然かもしれないが、トップ棋士にはめったにないような。
  先手で8勝2敗(0.800)
  後手で6勝8敗(0.429)
http://kishi.a.la9.jp/gap/gap2014_1_2.html



 
 一方、羽生名人四冠は下記。
  先手12勝2敗(0.857)
  後手で11勝5敗(0.688)
 先手で落とした2局のうち1局が王座戦の第3局ではあるが……。
 羽生名人四冠が先番になったら防衛率90%。
 豊島七段が先番になったら防衛率60%。

 くらいに予想しておく。



 こっそり入れておく。
【電脳の譜 1】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2911.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904352164&owner_id=5019671

一周して 一周して潔い いっそ 

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月日から

 テーマサイトは下記。
【「一周して潔い」はどういう意味ですか?】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8780987.html

 まず質問のほぼ全文を転載する。
==============引用開始
日本語を勉強している外国人です。

最近読んだ小説のなかに
「その諦めの悪さは一周して潔い」というセリフがあります。

辞書やネットで調べても、やはり意味がよくわからないです。
この「一周して潔い」って何の意味ですか?
知っている方、教えていただけませんでしょうか?
==============引用終了

 どんな小説か知りませんが、おそらく、セリフの中で一種の若者言葉として使っています。
 まともな日本語ではないので、覚える必要はありません。
 意味は……。

「その諦めの悪さは見苦しいが、そこまで徹底していればむしろ潔いとさえ言える」
「普通程度の諦めの悪さは見苦しいが、そこまで徹底して諦めが悪いと、通常の判断基準を突き抜けて、むしろ潔いとさえ言える」
 くらいでしょうか。

 ここから先は当方の想像です。
 俗語辞典にも未掲載なので、どこから生まれた表現なのかは不明です。
 もしかすると「いっそ」に引っ掛けているのかも……。
https://kotobank.jp/word/%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%9D-434335#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
いっそ 【いっそ】

[副]《「いっそう(一層)」の音変化という》
1 中途半端な状態を排して思いきったことを選ぶときに用いる。とやかく言わないで。むしろ。いっそのこと。「そんな絵なら―掛けないほうがましだ」
2 予想に反した事を述べるときに用いる。かえって。反対に。「近ごろは角帽をかぶった学生のほうが―異様だ」
3 好ましいものをあきらめ、意に添わないことを選ぶときに用いる。どうせ。「一木もやどりのたよりならねば、―にぬれた袖笠」〈浮・一代男・一〉
4 まったく。たいそう。「大屋さんのおかみさんへ―追従(ついしょう)ばかりいって」〈滑・膝栗毛・発端〉
==============引用終了

 ネット検索して、ほとんど使用例がないのが意外な気がした。
 まともな日本語ではないが、けっこう目にする気がする。
 いつも俗語辞典も未記載ではどうにもならない。これからの有望株?
 いっそこのくらいバカっぽければ、誰でもギャグとわかるだろう。
 似たような使われ方をする言葉に、「その諦めの悪さは逆に潔い」なんてのもある。
 ところがこの「逆に」はよほど使い勝手がよかったのか、あっという間に広まって、いまではどういう意味で使われるのか判断しにくくなっている。
 どこが「逆に」なの?
 まったく「逆」になってない。
 なんてことが多い。

「その諦めの悪さはいっそ(のこと)潔い」なら、一般的な表現に近づく。
「いっそそこまでやれば清々しいかも」ならさほど異和感がない。

突然ですが問題です【日本語編204】──~になる ~となる ~になった ~となった ~になりたい ~となりたい

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月03日から

【問題】
【問1】
 次の1)~6)のうち、不自然に感じるものをあげなさい。
  1)医師ニなる
  2)医師トなる
  3)医師ニなった
  4)医師トなった
  5)医師ニなりたい
  6)医師トなりたい

【問2】
 【問1】のようになる理由を説明しなさい。

【問3】
 1)~6)で、「ニ」を使った場合と「ト」を使った場合の微妙なニュアンスの違いを説明しなさい。


【解答?例】
【問1】
 6)だけが不自然。「間違い」とまで言えるか否かは言葉の神様に訊いてください。

【問2】【問3】
 相当微妙な話ですが……あえて言うなら、「ニ」と比べて堅苦しいニュアンスになる「ト」は「~たい」というやわらかい表現と相性がよくないのかも。
 1)~4)で、「ニ」を使った場合と「ト」を使った場合の微妙なニュアンスの違いは……あると思えばある。個人的にはないと思う。
 詳しくは下記をご参照ください。

【「ニ」か「ト」か──~になる ~となる ~になった ~となった ~になりたい ~となりたい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3083.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1931882725&owner_id=5019671

突然ですが問題です【日本語編203】──悪事に(  )を染める 悪事から(  )を洗う

【問題】
【問1】
 下記の1)2)の空欄に入適切な漢字1字を答えなさい。
1)悪事に(  )を染める 
2)悪事から(  )を洗う

【問2】
 出題の意図を想像し、似たような例をあげなさい。



【解答?例】
1)手
2)足

【よくわからない解説】
 FBのほうにすばらしい解答をいただいた。

美容室で髪を染める、理髪店で頭を洗う

 当方が想定していた解答?
 ありませーん。
 ただ、問題の「手」と「足」の組み合わせの妙をどこかで見て書いてみただけです。(←オイ!)
 むりやりひねり出した例。

狙いすまして手を出して、金がかかる女で足が出る。

【将棋46/最近の将棋界 関西の若手の活躍が目立つ】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月05日から

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1932509757&owner_id=5019671

 9月30日の朝日新聞の夕刊。
 毎週火曜日には将棋・囲碁の記事がのる。この日のタイトルは「関西20代、タイトル戦に挑む 糸谷七段、羽生名人破り竜王戦へ」。
 ウーン。豊島七段の話はここまで大きく扱われなかった。やはりタイトルの「格」のせい?
 王座戦で戦っている豊島七段に続き、竜王戦では糸谷七段が羽生名人四冠を破って挑戦権をつかんだ。竜王奪取を予想する当方としては、この挑戦者決定戦はとてつもなく大きな意味をもつ可能性も感じている。
 たしかに若手は関西が元気な気がする。関東で目立つのは、中村太地六段、佐藤天彦七段くらいだろうか。関西のほうが層が厚い。王位戦挑戦者決定戦で敗れた千田翔太四段は惜しかったなぁ。
 この記事は肝心なことを落としてないか。七大タイトル戦以外でも、大きな動きがあった。2010年にプロになった菅井五段は2011年に大和証券杯ネット将棋・最強戦で優勝している(1回戦で羽生名人四冠を撃破。当時の肩書きはなんだ?)。稲葉陽七段は2013年に第21期銀河戦で優勝している。
 有望株が多いのは間違いない。まあ、千田四段と菅井五段を除くと、ほぼ20代半ばというのがちょっと残念。谷川九段、羽生名人四冠、渡辺二冠などは、20代前半で天下をとっている。あのあたりと比較するのは酷か。
 
【追記】
 大切な話を忘れていた。
 永瀬拓矢六段(22)が、昨年の棋王戦で羽生名人四冠に連勝して勝ち上がってる。挑戦者決定戦まで進んだのにあと一歩で敗退。
 あれで挑戦&奪取となれば、羽生名人四冠に連勝したこともクローズアップされたのだろう。もったいなかった。今年は意外なことに負け越している。


【ネタ元】朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/DA3S11378029.html
==============引用開始
関西20代、タイトル戦に挑む 糸谷七段、羽生名人破り竜王戦へ 
2014年9月30日16時30分

写真・図版竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局で羽生善治名人(手前)を破った糸谷哲郎七段=8日、東京・千駄ケ谷の将棋会館

 将棋のタイトル戦で関西の20代の棋士が羽生・森内世代に挑んでいる。羽生善治名人・王座(44)と王座戦で戦っている豊島将之七段(24)に続き、竜王戦では糸谷哲郎七段(25)が羽生を破って挑戦者となり、タイトル戦に初登場。森内俊之竜王(43)との七番勝負に挑む。関西若手事情を探った。

【以降は会員制】

【全方位毒吐き47──根拠もあげられねえのに「誤用」「誤用」と喚くんじゃねえ!】〈2〉

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月04日から

 下記の続き。
【全方位毒吐き47──根拠もあげられねえのに「誤用」「誤用」と喚くんじゃねえ!】(公開制限あり)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1933096184&owner_id=5019671


 下記の冒頭は、乱暴ではあっても割といいことを書いている気がする。

「~してもらっていいですか」【1】(写真あり)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1655401921&owner_id=5019671
「~してもらっていいですか」【1】&【2】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1741.html

==============引用開始
●誤用の3つの側面
 最近取り沙汰される言葉のひとつに、「~してもらっていいですか」がある。
 これがなぜ不自然なのかを説明するのは難題。
 大前提として、ある表現が誤用であると考えるには、3つの側面がある気がする(相当荒っぽいことを書こうとしている(笑)。

1)文法的に誤用
 助詞の使い方が不適切、接続の形が不適切、など。文脈しだいでOKになることも多いが、どう見ても明らかに誤用ってことはある。「太郎は本が読んだ」とかは明らかにヘン。自然っぽい文脈を無理矢理つくれるかな。誰か頑張ってください。

2)慣例的に誤用
 通常の慣用句を微妙に離れた場合など。論理的には正しくても現実にそうは言わないんだから×なんて例もある。「的を得る」でも意味は通じるけど、やはり一般的には「的を射る」。これが「正鵠」の場合は「得る」が本来の形……なんて話になると泥沼になりかねない(笑)。
【的を射る/的を得る/正鵠をめぐって】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-913.html

3)文脈的に誤用
 言い回し自体は間違っていないが、使い方がおかしい例。これがイチバン微妙で、説明がしにくいことが多い、たとえば、「ご苦労様でした」は文法的には何も問題はない。しかし、目上の人に使うのは不適切とされる。使い方によってはゴロツキのインネンになる。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1448301518&owner_id=5019671

「よろしかったでしょうか?」「~させていただく」あたりも、TPOさえ守ればフツーの言い回しになる。
バイト敬語の話──「よろしかったでしょうか?」考1&2
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1572.html
突然ですが問題です【日本語編10】──「~させていただく」【解答編】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1286.html

 今回のテーマの「~してもらっていいですか」もイチバン厄介な3)の仲間だろう。
==============引用終了

 ちょっと補足する。
「太郎は本が読んだ」とかは明らかにヘンだけど、これがなぜヘンなのかを説明するのはけっこうむずかしい気がする。
 これに「太郎は本が読みたい」を絡められたりしたら、話はさらにゴチャゴチャになる。これを説明するのは……当方はパスする。

2014年09月の朝日新聞から

【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html


【2014年09月】


14-09-01
6日
ただ、感染が全国的に急速に広がる可能性は少ないとみている。(朝刊1面)
 記者不明。むずかしい話ではない。きわめて基本的な日本語の語彙?の話。「可能性」の程度をどう表わすか。一番一般的なのは「高い/低い」では。ほかに「ある/ない」「大きい/小さい」「強い/弱い」もありそう。当方の感覚だと「多い/少ない」はない。
232)【ある/ない 高い/低い 大きい/小さい 強い/弱い 多い/少ない 富む/乏しい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1325.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1513854670&owner_id=5019671

14-09-02
6日
 日本での歴史をひもとくと、何度か大きなブームがあったことがわかる。(朝刊b3面)
 柏木友紀記者。「ひもとく」と書いてくれれば、個人的な異和感はほとんどない。もっとも、新聞の表記に従うなら、こう書くしかない。問題は「歴史をひもとく」。個人的には許容範囲だけど、世間がどう見るのかは知らない。「ひもとくのは書物限定」と言われたら逆らう気はない。ちなみにここで出てくる「歴史」は「ホットケーキの歴史」。そんなもんまで「ひもとく」な、って言われたら素直に謝る。
【「ことえり」クンったらーorz】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1193.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1682499116&owner_id=5019671□□□□5□

14-09-03
10日
錦織 新時代の主役(朝刊1面)
 稲垣康介編集委員。テニスの全米オープンで錦織圭選手が準優勝したことを伝える記事。快挙にケチをつける気はないけど、「主役」はどうなんだろう。この大会の主役は、優勝したチリッチ。新時代の主役えおひとり選ぶなら、ランキング7位のラオニッチだろう。ただ、「主役は何人までOKか」と訊かれたら、なんとも言えない(泣)。

【ネタ元】朝日新聞
==============引用開始
錦織、新時代の主役 全米テニス準優勝、「4強」交代の予感
2014年9月10日05時00分

日本選手で初めて、テニス4大大会シングルスで準優勝した錦織圭(左)と、優勝しトロフィーを掲げるマリン・チリッチ=8日、ニューヨーク、AFP時事

 テニスの4大大会、全米オープンは最終日の8日(日本時間9日)、ニューヨークで男子シングルス決勝があり、錦織(にしこり)圭(24)はマリン・チリッチ(25=クロアチア)に3―6、3―6、3―6のストレートで敗れた。日本人初の4大大会シングルス優勝はならなかったが、アジア男子として初めて進んだ決勝だった。

【以下会員限定】 (略)
==============引用終了


14-09-04
10日
結果は準優勝でしたが、錦織選手はよく頑張りました。(朝刊31面)
 読者の投稿。70歳の女性の目線だとこうなるのかな。タイトルはもっとヒドくて「よく頑張った」。昔、優勝した横綱に、土俵上の「よく頑張った」と言った偉い人がいたけど、なんでこんな〝上から目線〟の言葉を使うんだろうね。


14-09-05
20日
俺は期待半分、そして残りの半分は「へ! どーせこんなもんはよ!」とハスに構えつつ、一口かじってみた。(朝刊e3面)
 東直己。作家のエッセイなので、朝日新聞の記事と言えるか否かは微妙。まあいいか。この作家名は知らなかった。Wikipediaで確認して納得する。それにしても、引用部を読むだけでも相当イレギュラーな文体であることがうかがえる。で、「ハスに構える」。「間違い」ではないのだろうが、実際に目にしたのは初めてかも。原形とも言える「斜に構える」自体が何がなんだかわからないので、どうにもならない。
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-11780362717.html


14-09-06
28日
 そういう流れの中で居飛車党の渡辺が後手番で振り飛車を多用しだしたのが目を引く。(朝刊31面)
 君島俊介記者。微妙だけど、一種の重言だろうな。「多用している」か「使いはじめた」ちょっと違うか。「後手番で振り飛車を指すことが増えたのが目を引く」くらいが素直かな。「多用」は当然複数回。「複数回」を「~しだす」ことに異和感がある気がする。


14-09-07
28日
前日は目の前の鶴竜が立ち合いの変化に自滅。(朝刊20面)
 波戸健一記者。「変化に自滅」はおかしい。「変化に敗れた」「変化して自滅」ならおかしくない。理由は……こういうのはうまく説明できない。


14-09-08
28日

満を持して右下手をつかむと、引きつけて一気の寄り。(朝刊20面)
 記者不明。ありがちな「満を持して」の誤用(とはもう言えないか)にも見える。この記事は全体に調子が妙で、なんとも言えない。

14-09-09
29日
初の2時間切りも遠い未来とも言えなそうだ(朝刊13面)
 河野正樹記者。記録更新が続くマラソンの話。きわめて正しい日本語なのだが、「~なそうだ」の実例を目にするのは珍しい。こんな言い回しを使う必要はなさそうだ。

14-09-10
29日

亡くなられた方々(朝刊1面)
 記者不明。御嶽山の噴火の犠牲者を伝える。当方の記憶だと、東日本大震災のときは、ずっと「亡くなられた方々」だったのに、ふと気がつくと「亡くなった方々」になっていた。どちらも間違いではないけど……。これも敬度逓減の一種だろうか。

【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫/2010年3月10日第1刷発行)】〈3〉メモ2「読んでいる」の尊敬語 

 直接的には下記の続きだろうな。
【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫/2010年3月10日第1刷発行)】〈2〉メモ1「お/ご〜だ(です)」 教えて! goo
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3120.html

 以下、主として『敬語再入門』のP.52を参考に。
「読んでいる」を尊敬語にするとどうなるのか。丁寧形の「読んでいます」で考えてもよいが、煩雑になるので、丁寧形は無視する。

 まず、「レル敬語」を使うか「ナル敬語」を使うか、という問題がある。
「読む」の「レル敬語」は「読まれる」
「読む」の「ナル敬語」は「お読みになる」
「レル敬語」は間違いではないが、
1)受身などとまぎらわしいことがある
2)敬度が低い
 などの理由から、基本的には避けたい。「制約が少ない」「初心者でも使いやすい」といったメリットはあるが、ここでは無視する。
「読んでいる」は「読む」と「いる」の複合動詞と言っていいだろう。「ナル敬語」の尊敬語の形には下記がある。
1)お読みになっている(「読む」を尊敬語にした形)
2)読んでいらっしゃる(「いる」を尊敬語にした形)
3)お読みになっていらっしゃる(「読む」と「いる」を尊敬語にした形)
 1)や2)のように一方を敬語にする場合、2)のように後半を敬語にするのが一般的なので、2)が一番多く使われるらしい。
 3)は尊敬語を2つつなげているが、「二重敬語」ではない。「敬語連結」という形で、多少クドくはあっても、問題のない敬語の使い方。
 詳しくは下記をご参照ください。
【よくある誤用34──敬語編4 二重敬語】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133372

 1)〜3)を長いと感じる人に『敬語再入門』がすすめているのが「お読みです」の形。敬度が低く感じられるなら「お読みでいらっしゃる」にすればいい。
 ちなみにレル敬語を使うなら、
4)読まれている(「読む」を尊敬語にした形)
5)読んでいらっしゃる(「いる」を尊敬語にした形。2)と同形)
6)読まれていらっしゃる(「読む」と「いる」を尊敬語にした形)
 たしかにかなりヘンな感じがする。

自分の行動などにつく「お/ご」

【日本語アレコレ】
 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【9】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1854387407&owner_id=5019671

mixi日記2012年07月19日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1859751167&owner_id=5019671

 テーマサイトは下記。
【「お届けする」とか「お待ちしております」という謙譲語がわからない人】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1190612461
================================引用開始
「お届けする」とか「お待ちしております」という謙譲語がわからない人
「お届けする」とか「お待ちしております」を自分の動作に使うことをおかしいと感じている人が多いみたいでびっくりしてます。
自分の動作に「お」をつけるのはおかしいとか、違和感を感じるとか。
「お」は「お」でも、続く言葉によって性質の違う敬語になりますよね。

お(ご)~なさる
お(ご)~になる
は、相手の動作につかう尊敬語だけど、

お(ご)~する
だと、自分の動作につかう謙譲語

例えば「お読みになる」は相手の動作
「お読みする」なら自分の動作
主語がなくてもどっちの動作かわかります。

謙譲語という敬語があることも知らずに、「自分の動作に お 付けるのっておかしくないですか?違和感感じます」みたいなコメントを見ると、違和感感じるのは自分が間違ってるからだよ、、もすこし敬語について勉強しようよ、と思います。
そういう人に限って、何でも「~させて頂く」と言っとけば正しいと思ってたり。

こういう人に対して、なにか思うところがあればお聞かせ下さい。
================================引用終了

 自分の行動などに「お/ご」をつけるのはおかしい……といった主張をする人は多い。意外に多い、と言うよりものすごく多い。
 以前もあるトピで、ほかの人は「お/ご」がつくことを前提で話しているのに、ひとりだけ「それは間違い」と主張しつづける人がいた。繰り返し説明しても譲らないので、放置した。
(略)
 自分の行動などにつく「お/ご」は主として2つに分けられるだろう。

1)動詞につくもの
「お/ご〜する」は謙譲語の基本とも言える形。謙譲語だから、「〜」は当然自分の行動になる。
「お話しする」「ご連絡する」……etc.
 例をあげていくとキリがない。ただし、「運転する」のように「お/ご」がつかない動詞がある。これに関しては、『敬語再入門』のP.75や巻末に詳細なリストがある。
 これをさらに丁寧にした形とも言えるのが「お/ご〜いたす」。厳密に言うと「お/ご〜する」は謙譲語Iで、「お/ご〜いたす」は謙譲語I兼謙譲語II。
 これに関しては、Yahoo!知恵袋でコメントしたことがある。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1289262407
 
2)名詞につくもの
 名詞につく「お/ご」も尊敬語と考えられがちだが、謙譲語のときと、美化語のときがある。
 たとえば、「先生からのお手紙」の「お」は尊敬語。これが「先生へのお手紙」になると手紙を書いたのは自分だから、「お」は謙譲語になる。
「近頃の若い方はメールばかりで、お手紙なんてお書きにならないようです」なら、美化語だろう。これは過剰敬語気味か。
『敬語再入門』のP.124に、もっと適切な例がある。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.html
================================引用開始
 なお、一つの語がいくつかの用法をもつ場合もあります。§48では、「お手紙」のように尊敬語・謙譲語I両方の用法をもつ主な語をリストしましたが、その中でも「おみやげ」などは、「先生からのおみやげ」(尊敬語)・「先生へのおみやげ」(謙譲語I)のほか「子どもへのおみやげ」のように美化語としても使います(あるいは、初めの二つも美化語と見てしまったほうがよいのかもしれません)。(P.124)
================================引用終了

【追記】
 下記の知恵ノートにまとめた。
【よくある誤用33──敬語編3 自分の行動などにつく「お/ご」】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133134

「ない」「無い」「ありえない」「可能性が無い」表記の話17 辞書

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月30日から

 下記の仲間だろう。
【「表記の話」のバックナンバー】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2902.html

 表記の話なんで、例によって深入りはしたくない。
「無い」とか「有る」の表記をどうするか。こんなものは全部ひらがなにしておくに限る。ということで終了。
 でもいいんだけど、Web辞書の記述があまりにもホニャララなんでメモしておく。
 話になったのは下記のトピ。当方のコメントは最後に回収しておく。
【気になってる日本語】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=222342&id=11795092

 なにがヒドいって、『大辞泉』の書き方が相当ヒドい。
http://kotobank.jp/word/%E7%84%A1%E3%81%84?dic=daijisen&oid=13597100
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
な・い 【無い】

[形][文]な・し[ク]
1 物事が存在しない。「あやしい節は―・い」「読書に飽きることは―・い」
2 持っていない。「金が―・い」「子供が―・い」「信用が―・い」「品が―・い」「魅力が―・い」
3 時間・数量などが、その表示された数に達していない。「開演まで五分も―・い」「海岸まで一〇〇メートルと―・い」
4 気持ちをもたない。心がはっきりしていない。「正体―・く酔っている」「まるでやる気が―・い」
5 経験していない。「見たことが―・い」
6 同じ物が二つと存在しない。類がない。「またと―・い珍品」
7 (亡い)すでに死んで、この世にいない。「母の―・い子」「私は―・い者と考えてください」
8 留守である。不在である。「老いらくの来むと知りせば門さして―・しと答へて逢はざらましを」〈古今・雑上〉

形容詞型・形容動詞型活用の語の連用形に付いて、打消しの意を表す。「あの映画はおもしろく―・い」「そんな話は聞きたく―・い」「後悔なんて君らしくも―・い」「人が言うほどきれいで―・い」「申し出は受け入れられそうに―・い」「見た目ほど忙しいようでは―・い」
(「…ないではない」「…ないこともない」などの形で)すっかり否定しきらないで、いくらかは認めるさま。「言い分はわからないでも―・い」「条件によっては承知できないことも―・い」
(「…ではないか」などの形で)確認したり念を押したりする意を表す。「あれほど説明したでは―・いか」「やればできるじゃ―・いか」
(「…しようではないか」などの形で)勧誘したり催促したりする意を表す。「ともに頑張ろうでは―・いか」「やってみせようじゃ―・いか」
(「…のではない」などの形で)否定・禁止の意を表す。「人をからかうものでは―・い」「頭で覚えるんじゃ―・い、からだで覚えるんだ」
(「…ともなく」などの形で)はっきりしないままそれが行われるさま。「聞くとも―・く話を聞く」「降るとも―・く降り続く雨」
(「お…でない」などの形で)禁止の意を表す。「調子に乗っておふざけで―・い」
10 名詞に付いて、否定の意を含む形容詞をつくる。「こころ―・い」「違い―・い」「面目(めんぼく)―・い」
[派生]なげ[形動]なさ[名]
[下接句]味も素っ気もない・蟻(あり)の這(は)い出る隙(すき)もない・合わせる顔がない・生きた空がない・痛くも痒(かゆ)くもない・一言(いちごん)もない・応接に暇(いとま)がない・影も形もない・神も仏もない・薬にしたくもない・芸がない・是非もない・只(ただ)より高いものはない・血も涙もない・取り付く島がない・鰾膠(にべ)もない・根も葉もない・恥も外聞もない・非の打ち所がない・方図(ほうず)がない・枚挙に遑(いとま)がない・身の置き所がない・身も蓋(ふた)もない・身も世もない・見る影もない・目がない・元(もと)も子もない・油断も隙もない・欲も得もない・埒(らち)もない・立錐(りっすい)の余地もない・渡る世間に鬼はない・瓜(うり)に爪(つめ)あり爪に爪なし・可もなく不可もなし・稼ぐに追いつく貧乏なし・顔色なし・眼中人無し・看板に偽りなし・鬼神に横道(おうどう)なし・国に二君なし・恋に上下の差別なし・恒産なきものは恒心なし・触らぬ神に祟(たた)りなし・三界に家無し・山中暦日なし・死人に口なし・備えあれば患(うれ)いなし・大事の中に小事なし・玉磨かざれば光なし・天に二日(にじつ)無し・名ありて実なし・武士に二言無し・目に一丁字なし・名所に見所なし・名物に旨(うま)い物なし・本木(もとき)にまさる末木(うらき)なし・野(や)に遺賢無し・勇将の下に弱卒無し・行くとして可ならざるはなし
==============引用終了

 話をうんと簡略化すると、「1」~「6」は存在を表わす(「有る」「無い」の話)だろう。これに関しては、「無い」と書いてもさほど異和感がない。
 問題は「9」「10」で、これを「無い」にするのは、ありえないだろう。
 しかし、この記述を見る限り、これも「無い」と書けるらしい。常々「表記の問題では辞書は役立たず」と書いているが、これはいくらなんでもヒドい。近年は「~の場合は仮名書きにするのが一般的」とか書いてあるのだが、それすらも見当たらない(ずいぶん探したんだけど、ないよね)。
 あまりにも悲惨なのは最後の「下接句」。辞書が表記について何も考えてないことがよくわかる。これを見る限り、一部の「なし」は「無し」と書く場合があるらしい。知らんよ。
 あと、「無くて七癖」「無いものねだり」などは漢字でもいいかも。でも平仮名のほうが無難だろうな。
『大辞泉』の名誉?のため、『大辞林』の記述もあげておく。
 根本的な問題として、見出し(項目?)が「無い・亡い」で、⑤にだけ《亡》と書いてあるのは、⑤以外は「無」ということなんだろうか。わからん。

http://kotobank.jp/word/%E7%84%A1%E3%81%84%E3%83%BB%E4%BA%A1%E3%81%84?dic=daijirin&oid=DJR_nai_-040
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
ない【無い・亡い】

( 形 ) [文] ク な・し
①(人間や物が)存在しない。完全な非存在の場合も,ある場面に不在の場合もある。 「地獄は本当にあるか-・いか」 「ほめられて喜ばない人は-・い」 「ここに置いておいた消しゴムが-・い」 「家には相談する相手も-・い」
②(事柄が)起こらない。行われない。 「今日は授業が-・い」 「この川の絶ゆること-・く/万葉集 36」
③(人間や事物について)所有していない。
 ㋐人が財産などを所有していない。 「家も-・いし,妻子も-・い」 「今日は金が-・い」
 ㋑人や物がしかるべき属性を欠いている。 「風格が-・い」 「意味の-・い行為」 「迫力の-・い時代劇」 「このパンはひからびて味が-・い」
 ㋒人がある能力・経験や感覚などをそなえていない。 「学力が-・い」 「知恵も-・いし,度胸も-・い」 「いいアイディアが-・い」 「やる気が-・い」
④数量・時間などを表す語を受けて,その数量や時間に達していない意を表す。 「駅まで一キロも-・い」 「試験まで一週間と-・い」
⑤(人間が)生存していない。死んでいる。 《亡》 「今は-・い人」
⑥他に類がない。またとない。 「その時の情けなさそうな顔といったら-・かった」 「 - ・きすきものにて,朝夕琴を指しおくことなかりけり/十訓 10」
⑦(「…こと」を受けて)
 ㋐否定を表す。 「欲しくないことも-・いが,わざわざ買う気はしない」
 ㋑未経験であることを表す。 「まだ食べたことが-・い」 「こんなみじめな思いをしたことは-・い」
 ㋒不必要であることを表す。 「何も急ぐことは-・い」
 ㋓可能性がないことを表す。 「まさか死ぬことも-・いだろう」
⑧(補助形容詞)
 ㋐形容詞・形容動詞の連用形,および一部の助動詞「だ」「たい」「らしい」などの連用形の下に付いて,その状態の打ち消しを表す。 「それほど寒く-・い」 「あまり静かでは-・い」 「顔を見たくも-・い」 「学生らしく-・い」 「ここに使はるる人にも-・きに/竹取」
 ㋑動詞の連用形に助詞「て」の付いたものに付いて,「…ている」「…てある」という状態の打ち消しを表す。 「電車が全然動いて-・い」 「彼は死んで-・い」 「まだ夕食を食べて-・い」 「窓があけて-・い」
⑨名詞の下に付いて,否定の意を表す形容詞をつくる。 「頼り-・い」 「情け-・い」
[派生] -げ ( 形動 ) -さ ( 名 )
[慣用] 罪が- ・根も葉も- ・満更でも- ・身も蓋(ふた)も- ・目が- / 一も二も無く ・声なき声 ・手もなく ・武士に二言なし
[句]
無い袖は振れない ・ 無い物は無い ・ 無かったことにする ・ 無きにしも非ず ・ 無くて七癖有って四十八癖
==============引用終了


【tobiクンのコメント】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
[278] 2014年09月29日 10:45

>>[276]
>>[277]

> 言っているわけでは無い
> 感じた違和感は特別なことでは無いようなので

 個人的にはどちらも「ない」と書きます。
 新聞・雑誌の類いも「ない」のはずです。公文書のルールも「ない」のはずです。
 さらに言うと、当方は存在の「在る(有る)」「無い」もひらがなで書きます。これは漢字にしている媒体もあるかもしれません。当方にはこんな微妙な表記を使い分ける能力は〝ない〟もので。

 ただ、「無い」が誤用かと言うと微妙な話で、誤用では〝ない〟はずです。
http://kotobank.jp/word/%E7%84%A1%E3%81%84?dic=daijisen&oid=13597100

「9」「10」の例でしょう。実際に漢字で書いてある例を見たことはないのですが、「誤用」とは言え〝ない〟ようです。

「8」(※「7」です)を(亡い)にするなら、「9」「10」は「仮名書きが一般的」と書いてくれればいいのに……。
 ただ、そう書いてあったとしても「無い」は誤用では〝ない〟でしょう。


「感じた違和感」と「違和感を感じる」は少し違う気もしますが……。
 辞書の書き方も右往左往している感があり、笑うしかありません。
 詳しくは下記をご参照ください。
965)【違和感を感じる 違和感を覚える 違和感が生じる 違和感を持つ 違和感がある】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1893958517&owner_id=5019671
1185)【表記の話15──「違和感」「異和感」】 〈2〉辞書
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1928156325&owner_id=5019671

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【tobiクンのコメント】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
[284] 2014年09月29日 16:26

>>[281]

 辞書の記述がホニャララなことは、末尾の「下接句」を見ればわかります。
 ほとんどが「ない」です。漢字使用は「眼中人無し」など、一部の「無し」だけです。
 では有無の意味で「なし」なら漢字なのかというと、「瓜(うり)に爪(つめ)あり爪に爪なし」なんてのもあります(黒笑)。
 
 個人的には「気持ち悪い」と言うか「ありえない」(これも「誤用」?)と思います。近年のまともな出版物では見聞することがほとんどありませんし。
 金輪際使いたくありません。と言うよりこんな使い分けできません。
 でも「誤用」ではないでしょう。
 主観だけで「誤用」と主張する行為も「ありえない」と思います。

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