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【クレ心28/営業電話への対処法3 リサイクル会社からの電話】

 下記の仲間。
【クレーマーの心得 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-952.html
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mixi日記2014年11月25日から

 先日のことをメモしておく。 
 夕方、電話が鳴る。

「tobiでございます」
「もしもしーぃ」
「済みません。どのようなご用件でしょうか」
「もしもしーぃ。こちらはリサイクル会社……」
 間延びした口調に、思わず口を挟む。
「営業の電話でしたら、その言葉づかいはありえないと思います。そういうかたとはあまり話したくないのですが……」
「では、どのように言えばよろしいのでしょうか」
〈言えば、もないんじゃない?〉
 そうは思ったが、基本的に好青年なので、そんな感じの悪いことは口にしない。
「それは上司のかたにでも訊いてください。無償で教育係をする気はありません」
「……たいへん失礼いたしました」
 割にあっさり引き下がった。二度とかけてこないだろうな。

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突然ですが問題です【日本語編211】──茶々を入れる

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
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mixi日記2014年10月30日から

 下記の仲間。
【突然ですが問題です お品書き〈5〉】
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 下記の仲間でもある。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
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【問題】
「茶々を入れる」の意味を下記の1)~3)のなかから選びなさい(複数回答可)。
1)じゃまをする
2)水をさす
3)茶化す
4)からかう



【解答?例】
1)2)

 3)4)のニュアンスもあるような気がする。しかし、Web辞書を見る限り、1)2)の語釈しかない。

【よくわからない解説】
 詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3167.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935033967&owner_id=5019671

【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫/2010年3月10日第1刷発行)】〈5〉メモ4「お/ご〜〜申し上げる」にできる言葉

 直接的には下記の続きだろうな。
【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫/2010年3月10日第1刷発行)】〈2〉メモ1「お/ご〜だ(です)」 教えて! goo
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3120.html

 以下、主として『敬語再入門』のP.239から抜粋。
「お/ご〜〜申し上げる」の形にできる言葉は意外に少ない。
 同書には、以下の言葉があげられている。
お祈り・お祝い・お悔やみ……etc.
ご挨拶・ご暗示・ご依頼……etc.
 特記事項としては下記があげられている。
・「お」の場合、「お/ご〜する」がつくれる語よりかなり少ない
・「お悔やみ」は「申し上げる」のほうがなじむ。
・「ご」の場合、「ご依頼・ご助言・ご注意・ご同情・ご了承」など、「ご〜する」より「ご〜申し上げる」のほうが落ち着く語もある。
・漢語の熟語に「ご」をつけずに「挨拶申し上げる」という人もいる(敬度は下がる)。
・「感謝申し上げる」「尊敬申し上げる」「失礼申し上げる」など、「ご」のつかない形でのみ使う語もある。

 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
「ご尊敬申し上げる」なら使えそうな気がするが……。 

要は使い方しだい。もう少し考えを整理してから書いてほしい

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月19日から

 いきなりのインネンで申し訳ないけど、このイラストはどうにかならないか?
 よく見る著作権フリーと思われる妙な写真もイヤだけど、このイラストは……。
 おいおい、ライターがイラストも担当しているのかよ……とか書いて名のあるイラストレーターだったらどうしよう(泣)。
 某『問題な日本語』シリーズのイラストだって……と考えるのは大きな間違い。アレはああいう画風で、プロの仕事だよ。しかも原稿しっかり読み込んで描いているんだからあれでいいの。最初に見たときは文とのミスマッチ感がすごかったけど。
 そんなことを書いているバヤイではない。

 文体はホニャだけど、内容はそう悪くない。このテの記事のレベルの低さにはウンザリしてる。
 たださぁ。好意的に読んでいても、例によってだんだん腹が立ってくる。
 こういうバカっぽい文体を装って、内容はスゴいなんてこともあるけど、この場合は……。
>「『○○になります』は、絶対使っちゃダメ。『○○でございます』と言うように!」
 絶対ダメとは思わないけど、「お客様に何かをお渡しするとき」は「○○でございます」のほうが無難だろう。
 要は使い方しだい。「○○になります」がどういうときにダメで、どういうときに○なのか整理してから書こうね。

「よろしかったですか?」も使い方しだい。
>あえて頑なに「よろしかったですか」を使う勇気はないので、使ったことがありません。
「使ったことがありません」なら、「あえて頑なに」は使えないと思うよ。


【関連トピ紹介】33──「よろしかったでしょうか?」考
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=67762668
→【一応の結論】
693)【バイト敬語の話──「よろしかったでしょうか?」考 3】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1819433261&owner_id=5019671

【関連トピ紹介】36──「~になります」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=69303029
→ 【一応の結論】
【「~になります」考〈4〉】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1842616797&owner_id=5019671

20分

【ネタ元】キャリコネ
https://news.careerconnection.jp/?p=4196
==============引用開始
「お客様、グラタンになります!」 一度気になると見過ごせなくなる言葉
2014.11.15 コメント( 0 )

ホテルのスタッフといえば、「言葉遣いがしっかりしている」というイメージを持っている方も多いと思います。実際、私が勤めていたホテルの支配人も話し言葉にとても細かく、私も何度か注意を受けました。

入社当初、私は他人の言葉を気にしたことがなかったので、そんな支配人を「細かい人だなあ」と思っていました。しかしホテルの勤務経験を続けるにつれて、一度気になると「変な表現」を使えなくなってしまう気持ちも分かるようになりました。(文:ユズモト)

自分が変身するところを想像してフイタ!
(イラスト:ユズモト)

ホテルで働き始めて1年目の、ある日のこと。支配人がアルバイトの子に、強い口調でこんな注意をしているのを耳にしました。

「『○○になります』は、絶対使っちゃダメ。『○○でございます』と言うように!」

お客様に何かをお渡しするときに「○○になります」と言うのは、間違いだとは知っていましたが、私自身はコンビニや飲食店で言われても、特に気にしたことはありませんでした。そこで私は、支配人がそこまで厳しく叱るのを不思議に思い、

「『○○になります』って、そんなに変ですか? 間違っているのは分かるんですけど…」

と尋ねてみたのです(いま考えると、なかなか勇気のある行動ですが)。すると支配人は「一回気にしだすと気になるよ、これ」と、こんな例をあげてくれました。

「俺、飲食店で『こちらパスタになります』ってパスタ出されたら、『え、じゃあこれは何ですか? 今からパスタに変身するんですか?』って言いたくなるもん」

その時は「ふーん」としか思わなかったのですが、その数日後のことです。ご飯を食べに行った飲食店で「お客様、グラタンになります」と言われたとき、お客である自分がグラタンに変身するところを想像してしまい、心の中で笑ってしまったのでした。

そのとき初めて、今まで意識してなかったけれど、確かに「○○○になります」って変な表現だなと納得すると同時に、「気になってイライラする人もいるんだろうな」と気づいて、正しい言葉で話すことの大切さを実感したのでした。

「よろしかったですか?」に関する是非を考える

それからは、「今まで私の言葉が変だと思っていたお客様もいるかも知れない」と少し不安にもなり、以前よりも言葉遣いに気を遣うようになったのでした。

余談ですが、これも接客でよく使われる「よろしかったですか?」という言葉について、「間違いだ」とする説と「間違っていない」とする説があるという話を聞いたことがあります。

間違いとする理由は、「よろしいですか?」という表現を過去形にするのは文法的に有り得ないし、初めて聞く質問を過去形でするのはおかしいから、だそうです。

一方で、間違っていないとする理由は、お客様から過去に聞いた内容を確認しているのだから、過去形表現でOKとする考え方があるそうです。過去形にすることで、問い詰めるようなキツイ印象を弱める効果があるという説も。

この話を聞いたとき、「よろしかったですか?」を使う人の中にも「自分は正しい!」というポリシーを持ってあえて使っている方もいるのかも知れないな、と思いました。

ただし私自身は、不快に思われる方が多数いることを分かっていながら、あえて頑なに「よろしかったですか」を使う勇気はないので、使ったことがありません。
==============引用終了

■「お客様、グラタンになります!」 一度気になると見過ごせなくなる言葉
(キャリコネ - 11月15日 13:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3142918

【追記】
 コメントで、記事の末尾に著者のプロフィールがあることを教えてもらった。
(略)
 じゃああんまり批判するのはやめよう。

【著者】
ユズモト
20代半ばの現役OL。就活中に内定をもらったブラック企業に入るのがどうしてもイヤで、何の予備知識もない「ビジネスホテル業界」に新卒で飛び込む。社会人1年目から日本各地を転々とし、接客から営業、経理、調理まで、さまざまな業務を経験する。その後、一般企業に転職し、初めて描いたマンガを2ちゃんねる「ホテルの裏側(?)のマンガかいてみたwww」にアップして一躍時の人に。ツイッター @yuzumoto_diary


紡ぎ上げる 紡ぎ出す 教えて! goo 辞書

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月18日から

 テーマサイトは下記。
【出来事を物語に「紡ぎ上げる」?「紡ぎだす」?】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8822477.html

 まず質問の全文をコピーする。
==============引用開始
下記の文書は間違っていないでしょうか?

『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる』

もしかして…
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎだす』
の方がより良い文書になりますか?

誰か赤ペン入れてくださいw
何卒、よろしくお願いします。
==============引用終了 

 あまりにも悩ましい問題でどこから手をつけていいのかわからなかった。先行コメントを読んでさらに微妙な問題を感じて悩んでいた。
 少しでも前に進むために、類似の表現を並べる。「〜(し)だす」は「〜(し)出す」と表記する。
1)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる
2)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ上げる
3)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ出す
4)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ出す
5)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぐ
6)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぐ
 
 当方の感覚だと、1)〜6)のうち3)は△。
 なぜそうなるのかを考え始めると、きわめて微妙な話になる。

【1】「〜(し)上げる」になりやすい動詞/「〜(し)出す」になりやすい動詞
 まず考えなければならないのは、「〜(し)上げる」「〜(し)出す」の意味。
 辞書の引用は末尾に。
 大前提として「〜(し)出す」の〈イその動作を始める意を表す〉は意味がかわってくるので無視する。

「〜(し)上げる」は〈アその動作が終わる意を表す。「仕事を早くし―・げる」「一日で織り―・げる」〉だろう。
「〜(し)出す」は〈アそうすることによって外や表面に現れるようにする意を表す。「しぼり―・す」「見つけ―・す」〉だろう。

「〜(し)上げる」「〜(し)出す」を使う言葉をいくつかあげてみる。
作り上げる 作り出す
編み上げる 編み出す
※「編み出す」は「編み物」から離れる
織り上げる △織り出す
※「織りなす」はアリでも、「織り出す」は異和感がある。
書き上げる 書き出す
※「書き出す」は意味がちょっと違うかも。

汲み上げる 汲み出す
※この「上げる」は物理的な「上昇」の意味合い。
しぼり上げる しぼり出す
※「しぼり上げる」は原義を離れて抽象的な意味。
△踏み上げる 踏み出す
△飛び上げる 飛び出す
△生み上げる 生み出す

 こうして見ていくと、「〜(し)上げる」「〜(し)出す」の両方が使える動詞は少ない印象がある。
 あえて分類するなら、コツコツと積み上げていくイメージのものが、「〜(し)上げる」になりやすい。コツコツと積み上げた結果、作業が終わると「〜(し)上げる」になる。瞬間的な動作のイメージが強いものが「〜(し)出す」になりやすい。
「作る」は、コツコツと積み上げていくイメージと、「生み出す」と同じように新しいものを「作り出す」ニュアンスの両方をもっている。
「編み出す」は「編み物」から離れて、別な意味で使われる。「画期的な方法を編み出した」……etc.
「織り出す」は△だろう。 
 そう考えると、「紡ぐ」は「紡ぎ出す」にはしにくくなる。

【2】「紡ぎ出す」の特殊性
 ここで「紡ぐ」の意味を考える(辞書の引用は末尾に)。
 簡単に言ってしまうと、「(綿や繭を)糸にする」ことだろう。ここから派生した意味に関して『大辞泉』『大辞林』はまったく触れていない。
 頓挫しかけたが、『実用日本語表現辞典』に「紡ぎ出す」の項があった。
==============引用開始
(1)あたかも綿から綿糸を紡ぐように、細やかな作業によって言葉や作品を形にしていくこと。比喩的な表現で、この用法が一般的に用いられている。織り成す。
==============引用終了

 なぜこの記述が『大辞泉』や『大辞林』にないのかは知らない。さらに言うと、「紡ぐ」にも原義から派生して「言葉や作品を形にしていくこと」とあっていいはずだが、見当たらない(泣)。
 ということは、この意味で「紡ぐ」は使えないことになる。そうなると当然、「紡ぎ上げる」も使えない。
 個人的には比喩的な表現で「(物語などを)を紡ぐ」もアリだと思うが、根拠は示せない。

【3】「を」か「に」か
「紡ぐ」(「紡ぎ上げる」「紡ぎ出す」も同様)の前に来る助詞は何が適切か。
 フツーに考えれば「〜を紡ぐ」だろう。「〜に紡ぐ」は情緒的な表現のにおいがする。とは言え、「糸に紡ぐ」ならさほど不自然に感じられないので、「(物語など)に紡ぐ」を間違いにする理由も思いつかない。

【4】「3)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ出す」はなぜ△か
 3)が△なら、「1)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」「5)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぐ」も△になるはず。だが、1)5)ならさほど不自然に感じない。この理由がわからない。
 ちょっと強引なのを承知で理由づけてみる。
 原形とも言える5)は辞書にはないが、比喩的な表現で「言葉や作品を形にしていくこと」と解釈できる。その動作が終わる(完成する)ことを表わすのが1)。
 一方「紡ぎ出す」は、本来の意味を離れている。
 本来の意味を離れているぶん、「糸に紡ぐ」のイメージから離れる。そうなると、「物語を{作る/書く/生む}」などのように、「を」が自然に感じられるのでは。

 以下は余談。
 そういうメンドーな理屈を別に、仕事のゲラで「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」という文章が出てきたら、チェックを入れる。『実用日本語表現辞典』にあるように比喩的な意味なら「紡ぎ出す」のほうがいい、という意味ではない。
 文脈がないと何とも言えない気もするが、「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」には強い異和感がある。「バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ上げる」にしても大差はない。
 ミステリーで「一見バラバラの出来事から1つの結論を導き出す」くらいなら自然。「ありふれた日常を1つの物語に仕立て上げる」もおかしくないだろう。
「紡ぐ」を使うのなら……「ありふれた日常を鋭い感性で見つめて傑作を紡ぎ出した」ならさほどおかしくないだろう。
 そう考えると、一番気になるのは「物語を紡ぎ出す」が「曲を作曲する」のような重言に感じられることかもしれない。
 重言に関しては下記参照。
【重言の話4(第1稿)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-863.html

https://kotobank.jp/word/%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B-423839#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説

あ・げる 【上げる/揚げる/挙げる】
[動ガ下一][文]あ・ぐ[ガ下二]

13 動詞の連用形のあとに付いて複合語をつくる。
アその動作が終わる意を表す。「仕事を早くし―・げる」「一日で織り―・げる」
イ十分に、しっかり、などの意を添える。「丁稚(でっち)からたたき―・げる」「調べ―・げる」
ウ他に分かるようにはっきりと言葉で示す。「共同宣言としてうたい―・げる」
エ(「申す」「存ずる」などに付いて)へりくだった意味を表す。「お願い申し―・げます」「右のように存じ―・げております」
==============引用終了

https://kotobank.jp/word/%E5%87%BA%E3%81%99-320138#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説

だ・す 【出す】
[動サ五(四)]《「いだす」から変化した語》

4 (動詞の連用形に付いて)
アそうすることによって外や表面に現れるようにする意を表す。「しぼり―・す」「見つけ―・す」
イその動作を始める意を表す。「降り―・す」「笑い―・す」
==============引用終了

https://kotobank.jp/word/%E7%B4%A1%E3%81%90-331981#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
つむ・ぐ 【紡ぐ】

[動ガ五(四)]《名詞「つむ(錘)」の動詞化》綿や繭(まゆ)を錘(つむ)にかけて繊維を引き出し、縒(よ)りをかけて糸にする。「糸を―・ぐ」
[可能]つむげる
==============引用終了

http://www.weblio.jp/content/%E7%B4%A1%E3%81%8E%E3%81%A0%E3%81%99
==============引用開始
実用日本語表現辞典 の解説

紡ぎだす
読み方:つむぎだす

連語。「紡ぎ出す」と書く。

(1)あたかも綿から綿糸を紡ぐように、細やかな作業によって言葉や作品を形にしていくこと。比喩的な表現で、この用法が一般的に用いられている。織り成す。
(2)糸を紡ぐ作業を開始すること。
==============引用終了

茶々を入れる 茶々をつける

(略)

「茶々を入れる」という言葉が出てきたのは、↑の2つ目、コメント[714]。
〈私ごときに茶々を入れられてムキになる気持ちも分かりますが〉
 何をどう誤解したら当方が「ムキ」になっていることになるのかサッパリわからない。したがって、なぜその〈気持ちも分か〉るのかも理解不能。ムキになるってのは、あのコミュでおなじみの下記の【事例1──通128】 ような発言のことだろう。これは発狂寸前だと思う。
(略)

 さらにコメント[718]には下記のようにある。
〈私がレスしたことを謙譲して「茶々を入れた」といっている〉
 意味がわからない。まあ、この[718]は最初から最後まで意味不明なんだが……。
 おそらく、この人は「茶々を入れる」を「子供が(ふざけて)いたずらする」くらいのニュアンスで使っている。だから「謙譲して」と書いて、ちゃんとしたコメントではなく低レベルの発言扱いにしたと主張しているのだろう。ちなみに、そういうときに使うのは「謙遜して」だと思う。
 敬語の話以外で「謙譲」なんて言葉はめったに目にしない。どうしても当方への敬意を表わしたかったのなら話は別だが。
 それじゃ話が噛み合わないよ。
 言葉を間違えて覚えていることはさほど罪ではない。でも、当方が疑義を呈した段階で辞書くらいひくもんじゃないかね。
https://kotobank.jp/word/%E8%8C%B6%E8%8C%B6%E3%82%92%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%82%8B-326227#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
ちゃちゃをいれる【茶茶を入れる】

じゃまをする。水をさす。茶々を付ける。 「話の途中で-・れる」
==============引用終了

『大辞泉』もほぼ同様。「茶々を付ける」なんて言葉もあるのね。勉強になる。
〈私がレスしたことを謙譲して「じゃまをした」といっている〉
〈私がレスしたことを謙譲して「水をさした」といっている〉
 どちらも意味不明。どこが「謙譲」なの?

 もうひとつ考えられそうなのは、「茶」の字に引っ張られて、「茶化す」の意味で使っている可能性。これも「子供が(ふざけて)いたずらする」に近いかもしれない。
 いずれにしても、理解不能な意味で言葉を使われると、真相は本人の脳内にしか存在しない。関知したくない。

「逆に」の正体

 少し前に気づいたが、放置しているうちに忘れてしまっていたネタ。
 もしかしたらすでに書いているかも(泣)。

 接続詞のように使われる「逆に」という言葉がある。この正体がわからない。Web辞書で見る限り、「逆に」という項はない。たぶん下記になる。
https://kotobank.jp/word/%E9%80%86-51689#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
ぎゃく 【逆】

[名・形動]
1 物事の順序・方向などが反対であること。また、そのさま。さかさま。「立場が―になる」「―コース」⇔順。
2 論理学で、ある命題の主語と述語を換位して得られる命題。「pならばqである」に対して「qならばpである」という形式の命題。最初の命題が真でも、逆命題は必ずしも真ではない。
3 柔道で、関節技のこと。逆手(ぎゃくて)。
4 道理や道徳に反すること。また、そのさま。「朝廷の御為(おんため)には…―に与(くみ)する条理なし」〈染崎延房・近世紀聞〉
==============引用終了

●疑問1) 「立場が逆になる」の「逆に」の品詞は?
「立場が逆になる」の「逆に」が、名詞「逆」+「に」なのか、形容動詞「逆」の連用形なのかは、言葉の神様に訊いてください。どちらでも大差はない。

●疑問2) 接続詞的用法の「逆に」の品詞は?
 問題は文頭で接続詞のように使う「逆に」。
1)「逆に、幸運だったとも考えられる」
2)「逆に、あちらはどう考えているのか」
 見た感じは接続詞以外の何者でもないんだけど、辞書は認めてくれない。
 しょうがないから、接続詞的用法と考える。

●疑問3) 接続詞的用法の「逆に」の役割は
 接続詞の役割の分類は、下記に従う。
【接続詞(っぽい言葉)の役割──順接/逆接/並列・追加/対比・選択/説明・補足/転換】 【20130314改定版】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2727.html

 フツーに考えると「逆接」だろう。ところがそう簡単な話ではない。
「逆に」が口癖になっている人の話をよく聞くと、「逆に」が順接のときもある……って話は別よ。
【疑問2)】であげた例文は実は深い計算に基づいている(例によって誰も言ってくれそうにないので、自分で書いておく)。
 一般的な接続詞に書きかえてみる。
3)「しかし、幸運だったとも考えられる」
4)「いっぽう、あちらはどう考えているのか」
 3)の「しかし」は「逆接」の代表格。4)の「いっぽう」は「逆接」の場合もあるが、「対比・選択」と考えたほうがいい場合が多い。
 ということは、接続詞的用法の「逆に」も「逆接」と「対比・選択」の2つの役割があるってことだろう。
 
30分

【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫/2010年3月10日第1刷発行)】〈4〉メモ3 「お答えできる」の尊敬語  教えて! goo

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月日から

 下記の続き。
【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫/2010年3月10日第1刷発行)】〈2〉メモ2 「読んでいる」の尊敬語  教えて! goo】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3120.html

 テーマサイトは下記。
【「答えができる」の尊敬語】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14138056579

 大前提として、原形の「答えができる」はおかしのでは。ここがおかしいので、「お答えができる」はいろいろな意味でおかしくなる。
 原形は「答えられる」「答えることができる」あたりだろう。
「答えられる」の尊敬語に関しては、『敬語再入門』のP.50〜に「可能表現・複合動詞の尊敬語」の解説がある。正解は「お答えになれる」と明記されている。
 可能表現の尊敬語は〈尊敬語を作ってから可能形にする〉ものらしい。ナル敬語を使ってもレル敬語をつかっても同じ形になるのか? なんて美しい。
 答える→お答えになる→お答えになれる(ナル敬語の場合)
 答える→答えられる(尊敬)→お答えになれる(レル敬語の場合)
 順番が逆になった下記はおかしい。
 答える→答えられる(可能)→お答えられになる
 ほかの例で考える。
 読む→お読みになる→お読みになれる
 読む→読める→お読めになれる×
「答えることができる」も先に可能形にしているので、このままでは尊敬語にしにくい。

 ちょっと気になるのは「できる」をナル敬語にした「おできになる」。「できる」はレル敬語にしにくいので無視する。
 これは「する」の可能形ではなく、そこから派生した「うまい」「堪能」などの意味だろう。「勉強がおできになる」「英語がおできになる」……etc.
【「できる」「得意」「上手(じょうず)」「うまい」──ほめ言葉の迷宮 日本語】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1805.html

 これはこれでアリだろう。ザアマス言葉のにおいがしてかなり気持ちが悪いので、自分では使えない。
 ここから類推して「答えることがおできになる」も間違いではないのかもしれないが、あえて使う理由は見当たらない。

 質問の本題に関して。
①お答えができる方はいらっしゃいますか。
 ↑の話にあてはめると、「お答えになれる方はいらっしゃいますか」。
 これが敬語として自然かというと……いったいどんな場面で使うのか想像できない
 たとえばセミナーで講師が参加者に訊く場合。
「お答えになれる方はいらっしゃいますか」よりも「おわかりの方はいらっしゃいますか」くらいのほうが自然に感じる。このあたりは、文脈がないと判断できない。
 相手に「できるか否かを訊くのが失礼」という考え方もあるが、↑くらいなら大丈夫だろう。

②全問お答えができ(た)ら、賞品を進呈します。
 ↑の話にあてはめると、「全問お答えになれたら、賞品を進呈します」。
 これも間違いではないだろうが、見慣れない。
「全問正解の方には賞品を進呈します」くらいだろう。

「故障中」は誤用なのだろうか〈1〉〈2〉

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【7】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1789673749&owner_id=5019671


mixi日記2008年11月10日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=990297431&owner_id=5019671

『ガリレオ』(東野圭吾)の中に、湯川学(福山雅治)が自動販売機に「故障中」と張り紙がされてあるのを見て、
「故障中、という言葉はあるのかな。故障、だけで意味は通るはずだが」
 と呟くシーンがあるらしい。
 この「故障中」は辞書にも一語として掲載されていないから誤用なのか、という質問をいただいた。

 お答えしましょう。このテの合成語は辞書にはほとんどのっていません。したがって、のっていないからと言って誤用とは言い切れません。
 では「故障中」は誤用か否か。明確に断言しましょう。
 当方にはわかりません。<( ̄- ̄)> エッヘン!
 この表現が誤用か否かを考えたキッカケは、テレビ番組の『ジャポニカロゴス』。
 下記あたりがわかりやすいかな。
【ジャポニカロゴス 故障中の検索結果から】
http://koda.jugem.cc/?eid=1192
=================================
故障中→故障
※○○中となるのは時間的に継続する事柄でなければいけない。
一瞬の変化を表す名詞は○○中とはならない。
=================================
 ってことらしい。
 かの有名な「赤い本」にも出てくる「継続」の動詞と「瞬間」の動詞の話ですね。
「継続」の動詞の「販売」は「販売中」にできても、
「瞬間」の動詞の「発売」は「発売中」にするのはヘンということ。
 よく目にする「好評発売中」などはほとんど誤用、という話だ。

 一般によく混同されているのが「就航」(瞬間)と「運航」(継続)。「運航中」とは言えても「就航中」はヘン。
 
 では「瞬間」の動詞に「中」はつかないかと言うとそんなことはない。
 目にする例だと「特許出願中」「特許申請中」なんてのがある。「出願」も「申請」も「瞬間」の動詞でしょ。
 それ以前に「故障」は「瞬間」だけど「継続」でもあるだろう、って疑問もある。いったん「故障」したものは修理しない限りは「故障」したままなんだから、「故障中」でもいいだろう、って気がする。
 待てよ。「出願」や「申請」も、取り下げない限りは「中」なのかな。
 「瞬間」だけど「継続」でもあるって言葉はいくらでもある。
 対になっている言葉なのに「入院」は「瞬間」&「継続」だけど、「退院」は「瞬間」だけ。だから「入院中」はアリだけど「退院中」はナシ。
 それがなぜか「入学」と「退学」(フツーは「卒業」か)はどちらも「瞬間」。ああ、日本語はむずかしい。

 とは言え誤用説がこんなに知られると、例によって「故障中」は使えない言葉になっちゃったけど。

 ついでに書くと、これもテレビ番組の影響で「考え中」って言い方が広まった。そんな日本語はないって説もあるが、日常的なやり取りの中ではアリだと思う。「考慮中」「思案中」なんかよりも、ずっとやわらかい感じがする。

【追記】
 Web辞書の『大辞泉』は「就航」の「継続」のほうの意味も認めているようだ。困ったもんだ。言葉の構造を考えればヘンでしょうに。まあ、それだけそういう用例が(「誤用」とは言えない?)多いのだろう。こうしてまたWeb辞書嫌いになっていく。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%B0%B1%E8%88%AA&stype=1&dtype=0
================================
しゅう‐こう〔シウカウ〕【就航】
[名](スル)
1 船舶や航空機が初めて航路につくこと。「世界最大のタンカーは明日―する」
2 船舶や航空機がその航路で運行されていること。「現在―している船」
================================


【「故障中」は誤用なのだろうか】〈2〉──
故障中 婚約中 就寝中 結婚中 発注中

 順を追って書こう。ブログのアクセス解析に、あるブログからの【「故障中」は誤用なのだろうか】へのアクセスが複数確認できた。何事かと思って見にいくと、リンクが張ってあった。
【張り紙「故障中」】
http://tombo1005.blog.fc2.com/?no=407

 好青年にふさわしいコメントを残す。
================引用開始
はじめまして。

 アクセス解析から逆探知?しました。
 リンク先のブログを書いた者です。

「故障中」に関しては、「誤用ではない」に傾きつつあります。
 きわめて単純に考えます。
「故障した」のが「故障」。
「故障している」のが「故障中」です。

>故障という負の要因に、”中”という物事の継続を表す語を付けていいのだろうか
 微妙です。
「闘病中」(闘病している)
「療養中」(療養している)
「閉鎖中」(閉鎖している)
 あたりはフツーに使えると思います。

「~している」には「現在進行形(的)」な使い方のほかに「過去の経験(的)」な用法があって……。
 通常は「発売している」はおかしいのですが、「昨年5月に発売している」はアリでしょう。
 ただ。この「~している」の判別法にも例外があって……。
「骨折している」は「骨折中」にはしにくいようです。
================引用終了

 改めて「故障中」に関して考えてみる。
 下記あたりが参考になるだろうか。
【1】【新「ことば」シリーズ17「言葉の「正しさ」とは何か」 問9 - 国立国語研究所】(全文は末尾に)
http://www.ninjal.ac.jp/publication/catalogue/shin_kotoba_series/11_19/pages/kotoba17q09/
 典型的な用法からは外れているが、「誤用とは言えない」としている。

【2】【ことば会議室 故障中】
http://kotobakai.seesaa.net/article/8173711.html
「誤用ではない」のほうが優勢だろう。 

 下記は「誤用」と断じている。
【3】【「故障中」という言葉の使い方は誤用 ~「中(ちゅう)」という字の正しい使い方】
http://www.kotobano.jp/archives/1261
 根拠は2つあるようだ。これが根拠になるのだろうか。

1)「~中(ちゅう)という言葉は、主体が人であるときに使う
 まず「人」という表現が不用意だろう。せめて「生物」にしてほしい。犬だって猫だって「食事中」と言える。植物が「成長中」のこともあれば菌が「増殖中」のこともある。さらに言うと、「生物」が主体のことが多いが、そうではないものが主体の例だって考えられる。
「気温が上昇中」
「記録が継続中」
 ほかにもいろいろあるだろう。

2)その状態にあることを表現しており、状態を伝える「~中(ちゅう)」という言葉を続けてしまうと重複表現(重語)になってしまう
 一般にはこういう考え方をすると思う。でも、「状態にあることを表現して」いるか否かをどうやって判断するのか不明。当方にはわかりません。
「病気中」と言いにくいのは「病気」が状態だからだろうか。
「療養中」と言えるのは「療養」が状態ではないからだろうか。
 百歩譲って「重言」であったとしても「誤用」ではない。


【1】を読むと、当方の考え方はさほど的外れでないことがわかる。
 当方は「~している」に置きかえたが、【1】は「~し続ける」に置きかえている。
「~している」には得体の知れない用法があるし用途が広すぎるので、「~し続ける」のほうがいいのかもしれない。
 たとえば「安定している」とは言えるが、「安定中」「安定し続ける」とは言えない。
「故障中」は誤用で「修理中」が正用と主張もヘンってことだろう。まさに「修理」の「作業中」なら「修理中」になる。たいてい「放置中」でしかない。修理のための部品を「発注中」だったら、「修理中」でもOKなのかな。
 この「発注中」あたりも厳密に言うと「~し続ける」ではない。1回発注したら納品を「待機中」でしかない。「問い合わせ中」とかも同類だろう。
「~している」に関して詳しくは下記をご参照ください。
【「~ていません」「~ませんでした」】☆日本語教師☆〈1〉〈2〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1175.html

 微妙なヤツをどう考えればいいのかがわからない。【1】の記述から引く。
================引用開始
 「~し続ける」という言い方が成立しない場合でも,人間が主体であり,かつ「いずれ解消される状態を一時的に保つ」という意味が認められれば,「~中」という言い方は,典型的な用法とは言えませんが,比較的成立しやすくなります。
婚約中(結婚までの間,婚約した状態を保つ)(×婚約し続ける)
就寝中(起きるまでの間,就寝した状態を保つ)(×就寝し続ける)
 「×死亡中」「×結婚中」のように,「いずれ解消される状態を一時的に保つ」ということが考えにくい場合は,人間が主体であっても,「~中」という言い方は成立しません。
================引用終了

 細かいツッコミをひとつ。「就寝中」ってアリなんだろうか。
「就職」「就航」あたりは「瞬間」を表わすので、「継続」には使えない。「就寝」は微妙。「瞬間」が本義だろうが、かろうじて「継続」に使える気がしないでもない。必然的に「就寝中」も微妙になる。
「眠っている間に汗をかく」「睡眠中に汗をかく」ならフツーだが、「就寝中に汗をかく」は……。

 もうひとつ妙なことに気づく。
「中」には多くの意味がある。予想以上に多い。
http://kotobank.jp/word/%E4%B8%AD?dic=daijisen&oid=08570500
================引用開始
ちゅう 【中】

[音]チュウ(呉)(漢)ジュウ [訓]なか うち あたる
[学習漢字]1年
〈チュウ〉
1 物のまんなか。「中央・中核・中原・中心・中枢・中点/正中」
2 二つの物の間。また、上下・大小などに分けたときの、間のところ。「中位・中音・中間・中佐・中耳・中旬・中農・中略・中流」
3 いずれにも偏らない。「中道・中庸・中立・中和」
4 一定の空間・時間の範囲のうち。「暗中・意中・渦中・懐中・寒中・眼中・忌中・宮中・在中・山中・車中・術中・掌中・陣中・水中・忙中・夢中」
5 一定の範囲の全体。「年中(ねんじゅう)・二六時中」
6 物事の進行のなかほど。「中座・中止/最中・途中・道中」
7 仲間うち。「社中・女中・連中(れんちゅう・れんじゅう)」
8 中心をずばりと突き通す。あたる。「中毒・中風/的中・南中・命中・百発百中」
9 中国。「中華/日中・米中・訪中」
10 「中学校」の略。「中卒」
================引用終了

 ここで話題にしているのは、「6」(現在~し続けている)なのだが、場合によっては「5」(もしくは「4」、~の期間中)とまぎらわしいことがある。
「在任中」「在職中」あたりは、「5」だろう。
「結婚中」も「5」の意味ならアリって気がする。「結婚中に獲得した財産は夫婦共有のもの」とか。実際には「婚姻(期間)中」などという気はするが、「結婚中」が×とは思えない。
 屁理屈っぽいことを承知で書くと、「故障中」も「故障期間中」ととれなくはない。
「故障中もメイン電源を落とさない限り、待機電力を消費します」(ヤな機械だな)

 そう考えると、「~し続ける」ではなくても「○○中」と言えるものの説明がつくかもしれない。
「婚約中」→「婚約期間中」
「就寝中」→「就寝時間中」(やはり異和感がある)
「発注中」→「発注して納品を待っている時間中」
「問い合わせ中」→「問い合わせして納品を待っている時間中」

 こうなると、「骨折中」も「骨折している間」なのでOKになりそう。「骨折中は激しい運動は控えるように」……実際には「骨がくっつくまでは~」と言うだろうな。

 外来語をからめるとさらに混迷が深くなる。
「リハビリ中」はOKだろう。
「スランプ中」は微妙。


【1】【新「ことば」シリーズ17「言葉の「正しさ」とは何か」 問9 - 国立国語研究所】
================引用開始
新「ことば」シリーズ17「言葉の「正しさ」とは何か」 問9
問9 「故障中」という言い方は文法的に間違っていると聞いたことがあるのですが,本当ですか。私は間違っているとは感じないのですが。

「文法的に間違っている」とはどういうことか

 文法とは,ことばのパターン(規則性)のことです。そして,通常のパターンに合わない言い方は「文法的に間違っている」と言われます。たとえば,日本語学習者が「×着らない」「×おいしいの料理」のような言い方をすれば「誤用」とされますが,それはこの言い方が日本語の通常のパターンに合わないからです。

 しかし,通常のパターンに合わない言い方がすべて文法的に間違っているというわけではありません。例えば,「行く」の過去形は「行った」ですが,これは「く」で終わる動詞の通常のパターン(例:聞く→聞いた)とは異なります。また,形容動詞が名詞につくときは「静かだ→静かな街」のように「だ」が「な」になりますが,「同じだ」が名詞につくときは「×同じな値段」ではなく,「同じ値段」となります。

 人間にいろいろな人間がいるのと同じように,語にもいろいろな語があります。中には,「行く」「同じだ」のように,通常のパターンに合わない例外的なふるまいをする語もあります。通常のパターンとは異なるというだけで,文法的に間違っているわけではありません。文法的に間違っている(いない)というのは,「母語話者がその表現を不自然と感じるかどうか」という問題なのです。

「故障中」を不自然に感じる人と感じない人がいる理由

 さて,問題の「故障中」ですが,私自身はこの言い方にそれほど不自然さは感じません。しかし,「故障中」という言い方に違和感を覚えたり,不自然だと感じたりする人も少なくないようです(参考文献)。

 このような差が生ずる背景には,「故障中」という言い方が「~中
ちゅう
」という表現の典型的な用法から外れているということがあります。

 「~中」は「動作を一時的に保つ」ことを表す表現で,典型的には「~し続ける」という言い方が成立するものについて用いられます。

食事中(食事し続ける),走行中(走行し続ける),滞在中(滞在し続ける),
開放中(開放し続ける),停止中(停止し続ける)

 「~し続ける」という言い方が成立しない場合でも,人間が主体であり,かつ「いずれ解消される状態を一時的に保つ」という意味が認められれば,「~中」という言い方は,典型的な用法とは言えませんが,比較的成立しやすくなります。

婚約中(結婚までの間,婚約した状態を保つ)(×婚約し続ける)
就寝中(起きるまでの間,就寝した状態を保つ)(×就寝し続ける)

 「×死亡中」「×結婚中」のように,「いずれ解消される状態を一時的に保つ」ということが考えにくい場合は,人間が主体であっても,「~中」という言い方は成立しません。

 ここで「故障中」について考えてみると,まず「故障」は「×故障し続ける」とは言えません。また,人間が主体ではない点で「婚約中」「就寝中」などとも異なります。つまり,「故障中」という言い方は「~中」の典型的な用法からかなり外れているのであり,「故障中」を不自然に感じる人はこのずれが気になるわけです。

「典型的ではない」と「文法的に間違っている」の差は微妙

 しかし,典型から外れているというだけで「文法的に間違っている」とは言えません。実際,「×死亡中」「×結婚中」などとは異なり,「故障中」には「いずれ解消される状態が一時的に保たれる」という意味は認められるので,「~中」の典型的な用法との共通性は保たれています。「故障中」を特に不自然に感じない人は,典型からのずれよりも,典型との共通性の方をより強く感じているわけです。

 「典型的ではないが文法的ではある」と「文法的に間違っている」の差は微妙です。「故障中」の問題はまさにそのような問題なのです。

参考文献
国広哲弥『日本語誤用・慣用小辞典』(1991年,講談社)
(井上優)
================引用終了


 下記も少し参考になるかも。
 ツッコミどころも……。
http://web.ydu.edu.tw/~uchiyama/conv/chyu.html

【コメントに対する追記】
 あまりにも興味深いコメントをもらったので、返信を追記の形にする。後日もれなくブログにも追記します。支障があるなら言ってください。

================引用開始
1)Sさん
2014年06月21日 23:36
 小学校の国語で『戦争』と『平和』を対義語として教えられた時から、何となくおかしいような気がしていまして。
 今考えてみて、『戦争中』は言えるけれど『平和中』は言えませんよね。
================引用終了
================引用開始
2)Jさん
2014年06月22日 16:55
> Sさん 
言われてみれば。
動詞と形容動詞が対義語として一対になるってのも変な感じがしますね。
それ自体は普通のことなのか知らん(?_?)

(横から失礼しました)
================引用終了

 大前提として「戦争」の対義語が「平和」になることに異和感があった。
 だって「戦争」は始まったり終わったりするけど、平和はそういうことはない。
「喧嘩」の対義語は「仲良し」か?

 2)のコメントに納得する。そうか。「戦争」も「平和」も名詞ではあるが、たしかに前者は名詞兼動詞で、後者は名詞兼形容詞。つまり前者は「行動」的で後者は「状態」的。

「中」をつけると、そこが明確になる。「戦争中」はあっても「平和中」はない。
 ただ、「戦時」「平時」だとどちらも名詞だろう。でも「戦時中」はアリで「平時中」はナシ。なんでだ?
 よく考えると、「中」のニュアンスを含む気がする。もしかすると、「戦時中」は厳密には重言なるのかな。
 
 品詞の違う言葉が対義語になるか否か。
 基本的には同じ品詞だろうけど、例外もいろいろありそう。
 有名なのは「ある」と「ない」だろう。
 あとは……。

「ガ、」の修辞学 外伝

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月13日から

 直接的には下記の続きだろうな。
110)【「ガ、」の修辞学】2009年12月16日
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-915.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1364668143&owner_id=5019671

757)【「ガ、」の修辞学〈2〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2374.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1839875398&owner_id=5019671

 テーマサイトが2つある。
テーマサイト1)【「山田ですが」 の 「が」 は 「but」?】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8723742.html
 ここから下記が派生?している。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10137332810/a343140381

テーマサイト2)【ウサイン・ボルトがドーピングしてるかどうかは分からないが、ドーピングは良くないことだ。】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12138129092

 まずテーマサイト1)のベストアンサーから転載する。
==============引用開始
日本語の接続助詞の「が」(「が」と「け(れ)ど(も)」を一緒にして「が・けど類」とも呼ばれます)は、

1.逆接・対比
2.並列・累加
3.主題の提示
4.補足説明・前置き
5.注釈
6.言い切り回避

といった用法があります。(これ以外にも、あると言っている人もいます)
「山田ですが、田中さんはいらっしゃいますか?」の「が」は、4の補足説明・前置きの用法ですね。
==============引用終了

 出典が知りたい。文法辞典だとこういう書き方になるのだろうか。
 疑問もある。
「3.主題の提示」は、一般には主格(厳密には違う)を示す格助詞の「が」だろう。
「僕が食べました。」「天気がいい。」……etc.
「6.言い切り回避」は、文末の「が」だろう。これも格助詞かな。
「そんな気もするのですが……。」……etc.
 接続助詞の「が」は次の3つに絞れるのでは。
1.逆接・対比
2.並列・累加
4.補足説明・前置き

 これが当方の従来の分類だと下記の3つになる。
「逆接のガ、」
「順接のガ、」
「曖昧のガ、」
 このうち「曖昧のガ、」は、やはり2つに分けたほうがよさそうだ。新たな分類。
1)「逆接のガ、」(「。しかし、」に書きかえられる)
2)「順接のガ、」(「。そして、」に書きかえられる)
3)「曖昧のガ、」(「。しかし、」にも「。そして、」にもしにくい)
4)「両義のガ、」(文脈しだいで「。しかし、」にも「。そして、」にもなる)
 一般的な呼称に当てはめると、「順接のガ、」は「並列・累加」とか「単純接続」になる。
「曖昧のガ、」は「補足説明・前置き」だろう。
「両義のガ、」の典型は110)【「ガ、」の修辞学】でひいた『「超」文章法』の例文がわかりやすい。「彼は頭はよいガ、」が「両義のガ、」になる。
==============引用開始
【引用部】(一部の表記をかえている)
「曖昧接続の『……が』を使うな」という忠告がある。「曖昧のガ、」とは、つぎの文中の「ガ、」のようなものである。
  「彼は頭はよいガ、走るのも速い」というような表現がよく使われるガ、この
  「ガ、」は明確な意味を持たない。頭のよい人は必ず遅いというなら、この
  「ガ、」は〈しかし〉の意味になるガ、そうとも限らない。
「曖昧のガ、」を使うと、論理関係がはっきりしなくとも文を続けられる。そこで、非常に頻繁に使われる。
「作文の際の留意事項だガ、最も重要なのは、曖昧表現しないことだ」
というように。
「〈曖昧のガ、〉を排除せよ」という注意は、正しい。ただし、これは正論である。正論の常として、息がつまる。一度、「曖昧のガ、」をまったく使わずに本を一冊書いたことがあるガ、息がつまった。「死ぬまでに一度たっぷりつゆをつけてそばを食いてえ」という気持ちがよくわかった。ただし、一つのパラグラフに三度以上は現れないようにしたい。
 私が初めて「〈曖昧のガ、〉を使うな」という注意に接したのは、清水幾太郎の『論文の書き方』である。しかし、いまこの本を読み直してみると、「曖昧のガ、」が何度も出て来る。「私が言うとおりにせよ」と注意するのは簡単だガ、「私がするとおりにせよ」と示すのは至難のわざだ。(p.210~211)

(略)

1)彼は頭はよいガ、→逆接・順接のどちらにもとれる「曖昧のガ、」
「彼は頭はよい。しかし、走るのも速い」の意味にもとれるし、「彼は頭はよい。そして、走るのも速い」ともとれる。どっちの意味になるかは文脈しだいだ。たとえば、「頭のよい人はたいてい運動が苦手だ」みたいな流れだったら、「逆接のガ、」になる。
 一方、「天は二物を与えず、が当てはまらない人もいる」みたいな流れなら、「順接のガ、」になる。ただし、その場合はこんな文を書くヤツが悪い。順接の意味なら、「よいガ、」を「よく、」とか「よいうえに、」ぐらいにするほうがずっと自然だ。その場合は「頭は」ではなく、「頭も」のほうが自然かもしれない。
==============引用終了

「よく使われるガ、」も「両義のガ、」の一種だと思うが、話が長くなるのでパスする。
 で、やっとテーマサイト2)の話になる。
 まず全文をひく。
==============引用開始
① ウサイン・ボルトがドーピングしてるかどうかは分からないが、ドーピングは良くないことだ。
② 以前から思っていたが、ローラはとても可愛い。
③ 大げさかもしれないが、私は人生の殆どを棒に振ってしまった。
④ どこのどいつだか知らないが、舐めた真似をしてくれるもんだぜ。
⑤ 昨日も言いましたが、体調管理をしっかりして下さい。
⑥ 昨日出された宿題ですが、全部解き終わりました。
⑦ 同じ中学に通ってたから分かるんだが、彼の身体能力は凄い。

①〜⑦の文章の「が」はここでは逆接の働きをしてるのではなく、単純に文と文を接続してるんですよね?
もし、上の文章の中に逆接の「が」があるのなら指摘をお願いしますm(._.)m
==============引用終了

 基本的にはすべて「順接のガ、」(単純接続)でいいと思う。しかし、やや苦しくても前後の文脈(重言)をによっては「逆接のガ、」になりそうなものもある。少し言葉を加えてみるとわかる。
①ウサイン・ボルトがドーピングしてるかどうかは分からないが、(いずれにしても)ドーピングは良くないことだ。
「いずれにしても」を入れると、「が、」は「。しかし、」にできる気がする。
②ハーフの芸能人はどこか作り物っぽくて好きになれない。(そう)以前から思っていたが、ローラはとても可愛い。
 これだと「逆接のガ、」だろう。
③その出来事が、私の人生観をメチャクチャにした。(そこまで言うと)大げさかもしれないが、(その出来事のせいで)私は人生の殆どを棒に振ってしまった。
 これだと「逆接のガ、」だろう。
④(こんなことをしでかしたのが)どこのどいつだか知らないが、舐めた真似をしてくれるもんだぜ。
 これは原文のままでも「逆接のガ、」になりそう。要は前半が言葉足らずのため「曖昧のガ、」(前置き)っぽくなっているのでは。
⑥昨日出された宿題(は常識では考えられないような量)ですが、全部解き終わりました。
 これは原文のままでも「逆接のガ、」になりそう。要は前半が言葉足らずのため「曖昧のガ、」(前置き)っぽくなっているのでは。

ある/ない 高い/低い 大きい/小さい 強い/弱い 多い/少ない 富む/乏しい

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年06月14日から。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1513854670&owner_id=5019671

 テーマトピは下記。
【おそれが高い?おそれの多い?】校正・校閲 トピック
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53873510

 話がグチャグチャになる可能性がきわめて高いテーマに足を踏み入れる。
 昔このテのことをかなりの量メモした。データを探して昔のフロッピーを引っくり返したけど徒労だった。
 もんのスゴく悔しいので、記憶をたどりたどり(ムダだって)復元する。

 まずトピ主の「0」を転載する。
================================
「(発生する)おそれが高い~について」
「(発生する)おそれが多い~について」

同じゲラに両方の表現がありました。
どちらが正しい使い方だと思われますか?

私としては、「多い」には違和感があるのですが、根拠となる資料を
見つけられませんでした。

こういう表現(高低・大小・多少などの使い方)について、みなさん
どのように調べてらっしゃいますか?
よい資料・サイトなどあったら教えていただけると助かります☆
================================

 このテのことは辞書を調べても何もわからない可能性が高い(大きい? 強い?)。
 そうなると考え方は2つかな。
1)できるだけ例を集めて系統立てて考える。
2)さまざまな主観のなかから、信頼できそうなものを拾い集める。

 ただ、スタートの段階で挫折している可能性が高い。
 当方の語感だと、「おそれ」は「ある/ない」くらいしかない。
 しかし、語意から考えると「危険」「不安」などの仲間だろう。そうなると「大きい/小さい」もアリってことになりそうだ。これは地道に例を集めていくしかなさそうだ。

あるない高い強い

      ある/ 高い/ 大きい/ 強い/ 多い/ 富む/
      ない  低い  小さい  弱い  少ない 乏しい
○○性   ○   ○   ○    △   ×    ○?
 ※可能性/危険性……etc.(慣性/感性などは別)(下記参照※例外多し)
○度    ×    ○   ×     ×    ×    ×
 ※難度/頻度/精度……etc.
  例外
  「感度」?……一般には「いい/悪い」(「好感度」は「高い」)
  「節度」……「ある/ない」
  「限度」……?
  「速度」……「速い」?
  「角度」……「大きい/小さい」
◯◯感   ○   ×    ○    ○   ×    ×
 ※違和感/不信感……etc.(下記参照※例外多し)
◯◯力   ○   △   ×     △   ×    ○?
 ※腕力/機動力……etc.
危険    ○   ×    ○    ×    △   ×
不安    ○   ×    ○    ×    △   ×
公算    △   △?  ○    ○   ×    ×
勝算    ○   ×    ×     ×    ×    ×

おそれ   ○   ×    ○?   ×    △   ×

■◯度
感度/難度/(加)速度/緯度/経度/温度/解像度/角度/確度/強度/好感度/限度/密度/尺度/

■◯◯性
一貫性/一般性/蓋然性/確実性/客観性/吸湿性/吸水性/居住性/偶然性/具体性/現実性/公共性/……etc.

■◯◯感
哀感/悪寒/異和感/音感/快感/隔世の感/危機感/既視感/蟻走感/共生感/交感/語感/今昔の感/罪悪感/雑感/質感/使命感/重量感/情感/所感/親近感/性感/正義感/責任感/絶対音感/増感/相対音感/存在感/第六感/多感/多情多感/痛感/同感/読後感/鈍感/肉感/反感/万感/美感/敏感/不快感/満足感/無力感/優越感/予感/力感/立体感/流感/涼感/量感/臨場感/霊感/劣等感/六感

「~しろ」と「~ちまえ」と「~ちゃえ」 教えて! goo

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月11日から

 テーマサイトは下記。
【「しろ」と「ちまえ」と「ちゃえ」についての質問です】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8820668.html

 まず質問の全文を転載しする。
==============引用開始
「~しろ」と「~ちまえ」と「~ちゃえ」の意味、またはニュアンスの違いは何でしょうか?
「~すれば、~」と「~ちまえば、~」と「~ちゃえば、~」の意味、またはニュアンスの違いは何でしょうか?
ご指導の程、よろしくお願いいたします
==============引用終了

 こういう問題は、まず原形で考えるべきだろう。
「~する」と「~ちまう」と「~ちゃう」の違い。
 このままでは辞書がひきにくい。「~てしまう」の働きだろう。
https://kotobank.jp/word/%E4%BB%95%E8%88%9E%E3%81%86%E3%83%BB%E7%B5%82%E3%81%86%E3%83%BB%E4%BA%86%E3%81%86%E3%83%BB%E8%94%B5%E3%81%86-285661#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
しまう【仕舞う・終う・了う・蔵う】

④(補助動詞) 動詞の連用形に助詞「て(で)」を添えた形に付いて,その動作がすっかり終わる,その状態が完成することを表す。終わったことを強調したり,不本意である,困ったことになった,などの気持ちを添えたりすることもある。くだけた言い方になると「てしまう」が「ちまう」「ちゃう」となる。 「忘れて-・うに限る」 「寝過ごして-・った」 「すっかりお手数をかけて-・いました」 「見られて-・った」 「指を挟んで-・った」
==============引用終了

「~する」が命令形になると、「~しろ」。
「~てしまう」の命令形が「~てしまえ」。
 くだけた言い方になると「~ち(ぢ)まえ」「~ち(ぢ)ゃえ」になる。この場合「ぢ」ではなく「じ」になりそうだな。
 同じように、「~する」が仮定形になると、「~すれば」。
「~てしまう」の仮定形が「~てしまえば」。
 くだけた言い方になると「~ち(ぢ)まえば」「~ち(ぢ)ゃえば」になる。

 辞書にあるように、「~ち(ぢ)まえ」「~ち(ぢ)ゃえ」は〈くだけた言い方〉。
 この両者がどう違うのかというと、これは主観で書くしかなくなる。ヘタをすると、人の数だけ解釈がある。
 当方の感覚だと、「~ち(ぢ)まえ」はちょっと古くさい。
 すぐに思い浮かぶのが、時代劇。悪者のリーダーが手下に命じる。「野郎ども、やっちまえ」……たしかに古くさい。自分では使わない。
 これが「やってしまった」「やっちまった」「やっちゃった」だと、どれも使う気がする。「やっちゃった」より「やっちまった」のほうが少しおおげさな気がする。ということは「やっちゃった」のほうがくだけた言い方なのかも。
 この3つも、厳密に考えるとニュアンスが違うのだろう。関知したくない。
「~てしまう」の意味は辞書のとおりだと思うが、実際に使う場合を考えると「不本意」「困ったこと」の場合が圧倒的に多いのでは。
 簡単に言うと、「やってしまった」は「失敗した」のニュアンスになる。そのことを心の中で思ったり、呟いたりするときは、(感情が強いほど)くだけた言い方になる。
「あーあ、やっちまった(やっちゃった)」

助詞の話11「ガ」の特殊用法── あるがまま 龍がごとく あるがゆえ 辞書

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月10日から

 直接的には下記の仲間だろうな。
【助詞に関する話】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3159.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934952669&owner_id=5019671

 テーマサイトは下記。
【天才である「が」故の孤独】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12138008247/a344341035

 まず全文とを転載する。
==============引用開始
天才である「が」故の孤独

この「が」は何でしょうか? 僕の手持ちの辞書では見つけられませんでした。
==============引用終了

「特殊用法」というほどではないと思うが、一応通常の辞書では調べにくいもので。
 回答が1つしかつかない。やはり難問なんだろう。
 その回答は、【一 ④ 連体修飾格を表す。「の」と同じ。現代語では文語的表現のみに用いる。多く,所有・所属・同格などの関係を表す。 「我-校の名誉」 「梅-香」 「己(おの)-分を知りて/徒然 131」】というもの。
 そうなのか?
「の」に書きかえてみる。
「天才であるの故の孤独」……しっくり来ない。
 辞書を確認してみたが、ピッタリのものはない気がする。だから質問者も悩んでいるのだろう。あえて言うなら下記だろうか。
https://kotobank.jp/word/%E3%81%8C-223873#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説


一( 格助 )
体言および体言に相当するものに付く。
⑤「ごとし」「ままに」「からに」などに続いて,連用修飾語を作る。 「山は人の無力をあざわらう-ごとくそびえている」 「たけき河のみなぎり流るる-ごとし/徒然 155」
==============引用終了

 やや古い用法の気がする。「ままに」などに続くのは「あるがままに」とかだろうと思ったが違うようだ。「ある」は「体言および体言に相当するもの」じゃない。
「龍がごとく」なんてのはアリだな(笑)。「龍がごとき容貌」のように「連体修飾語」をつくるのは×なのかなぁ。
「あるがまま」と「あるがゆえ」はきわめて近いにおいがする。
 こりゃちゃんとした文法辞典が必要か、と諦めかけた。
 ちょっと意外なところに活路があった。

https://kotobank.jp/word/%E6%95%85-213045#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説

故【Hué】
(形式名詞) 体言や活用語の連体形などに付いて用いられる。
㋐理由を表す。…のため。…だから。 〔「…ゆえに」 「…がゆえに」の形でも用いられる〕 「酒の席のこと-大目にみてほしい」 「君-に無理な注文もきくのだ」 「しばらく留守にする-あとを頼む」 「貧しきが-に犯した罪」
==============引用終了

『大辞泉』にはこのテの記述が見当たらない。ホントにもう。
 なんでこれが形式名詞なのかは不明だけど無視する。
 例文の最後が「貧しきが故に犯した罪」(貧しさのため犯した罪)。
「天才であるが故に孤独だった」は「天才のため孤独だった」「天才だから孤独だった」という意味。
 これを名詞的にしたのが「貧しきが故の犯罪」「天才であるが故の孤独」ってことだろう。

「が」の意味は何かと言えば、意味はない。(←オイ!)
「…故{に/の}」と 「…が故{に/の}」で、意味はほとんどかわらない。
 その意味では「あるがまま{に/の}」の「が」もなくてもいい気がする。やはり「あるがまま{に/の}」と「あるが故{に/の}」は親戚って気がする。

ああいうのをたたえちゃダメ。なぜ棄権させなかった!

 下記の仲間。
【テレビ関係なんでもかんでも お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-780.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1328615584&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月10日から

 あまりにもヒドい光景でとても直視できなかった。でも30%超ですか。まあ、世間とはそういうものだろう。
 そもそも地元の選手と激突と聞いたとき、特殊技能を持つ鉄砲玉による新しいタイプのジャパンバッシング……とさえ思った。
 帰国時の様子だと大丈夫そうだったが、周囲はなんで棄権させなかった。あの状況で競技に挑んで……着地に悲惨な失敗をしてとか、フェンスに大激突して、なんて状況も考えられた。
 ああいうのをたたえちゃダメだよ。気持ちはわかるけど。
 思い出したのは、貴乃花の事実上の最後の勇姿。
【「頑張れ」「がんばれ」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1711.html
==============引用開始
 このシーンは中継をリアルタイムで見ていて、相当ムカツいた。
 少し話は遡る。そもそもこの2001年(平成13年)5月場所の貴乃花はものすごく強かった。盤石の13連勝で迎えた14日目に武双山と対戦し、ユルフンに破れた。このときの武双山は、最初からまわしがゆるんでいるように見えた。おそらく同部屋の横綱・武蔵丸を援護するつもりだったのだろう。まわしを取られないようにかたく締めるという話は聞いたことがあるが、まわしを取られてもいいようにゆるめておくのは非常に危険な行為で反則だろう。案の定貴乃花はすっぽ抜けるような感じで転がされ、膝に大けがを負う。この段階で休場すればよかったに、責任感の塊だった貴乃花は強行出場する。
 気の毒なのは人のよさで知られる対戦相手の武蔵丸。本割では貴乃花が自分から崩れるように倒れたため、優勝決定戦に。もはや相撲ではない。鬼の形相の貴乃花に気後れして(「遠慮」かな)、武蔵丸は半泣きの表情で勝ちを譲る。あれはなぜ「八百長」と言われないんだろう。
 奇跡の優勝を遂げた貴乃花をたたえたのが、先述の小泉総理に言葉。
 あのさ。総理大臣と横綱のどちらが偉いのかは知らない。しかし、少なくとも土俵の上では素人より横綱のほうが偉いに決まっている。それを「痛みに耐えてよく頑張った」だと。ふざけんな。それは子供に向かって言う「痛いのによく頑張ったね」とどう違うんだ。
 スポーツ選手や立候補者を応援するのに「頑張って(ください)」「頑張れ」はアリだと思う。
 しかし、「よく頑張った」なんて言えるのは、よほど格下の人間に対してだけだろう。
 貴乃花の力士生命は、事実上あの千秋楽で終わったようなものだ。なぜ休場させなかったのか、いまでも惜しまれる。もちろんそれ以前に責められるべきはユルフン武双山だが、休場させなかった周囲も罪が重い。
==============引用終了

 下記の仲間。
●テレビ関係なんでもかんでも お品書き【2】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1406615169&owner_id=5019671



【ネタ元1】 日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20141110-1394390.html
==============引用開始
「8日に放送されたテレビ朝日の「フィギュアグランプリ2014中国杯」の視聴率が10日、」の記事をお探しですか?最新関連記事が 10+ 件 あります。
羽生流血滑走20・2%、瞬間31・8%
記事を印刷する

 8日に放送されたテレビ朝日の「フィギュアグランプリ2014中国杯」の視聴率が10日、10+ 件20・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と発表された。瞬間最高視聴率は午後9時55分の31・8%。優勝したマキシム・コフトゥン(19=ロシア)の男子フリーの得点が発表され、羽生結弦(19=ANA)の2位が確定した瞬間だった。

 ソチ五輪金メダリストの羽生は、男子フリーの直前の6分間練習で他選手と激突。頭部などから流血しながら、治療を施して出場した。

 [2014年11月10日10時4分]
==============引用終了

【ネタ元2】日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20141109-1393949.html
==============引用開始
羽生2位 激突 流血 それでも立った

<フィギュアスケート:GPシリーズ第3戦・中国杯>◇8日◇上海

 ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(19=ANA)が、不屈の滑りをみせた。ショートプログラム(SP)2位から逆転を期したフリー演技直前の6分間練習で、閻涵(中国)と大激突。体を強く打ち、顔から出血するアクシデントに見舞われたが、治療を終えるとフリー演技を滑りきった。5度のジャンプの転倒があり154・60点。合計237・55点で2位となったが、見る者の心を大きく震わせた。

 得点が表示され、その時点で首位に立つと、羽生は感情を抑えきれなかった。両手でテープが巻かれた顔を覆うと、止めどなく涙があふれた。気持ちを奮い立たせて4分30秒を滑りきった。張り詰めた心に、大きな安心感があったのだろう。大きく体を震わせると、そのまましばらく動けなかった。

 悲劇は演技直前に起こった。前半の5人が滑り終わったところで、後半6人の練習時間が始まった。6分間で感触を確かめていく普段通りの時間。体を回しながら後ろ向きにリンク中央へ向かったときだった。反時計回りに正面を向こうとしたところに、猛烈な勢いで閻が突っ込んだ。

 互いに顔面、全身にかけて激突。勢いで両者が大きくはじけ飛んだ。会場が一瞬で凍り付いた。そのままうずくまる羽生。真っ白なリンクが頭、あご付近からの血で赤く染まっていった。数分後、なんとか立ち上がると、おぼつかない足取りでリンクを去り、控室に消えた。もう誰もが演技は無理と思った。

 だが、再び観客の前に羽生は姿を現した。頭はテープでぐるぐる巻き。あごにも止血テープが貼られていた。そのまま鬼気迫る表情でリンクに入り、ジャンプの感触を確かめる。そして、滑る決意を固めた。

 冒頭の4回転ジャンプから影響は隠せない。トーループに続き、サルコー2度も転倒した。痛々しい姿に観客も息をのむが、滑りは止めない。後半のジャンプでも転倒が続いた。その都度スタミナを奪われながら、必死に体を動かした。脂汗を浮かべて、笑顔も何とか作り、左脚を引きずりながらリンクを降り、オーサー・コーチの胸に倒れるように飛び込んだ。

 同コーチは「ここでヒーローになる必要はないと伝えたが、彼の意志は固かった」と話した。教え子を「誇りに思う」と顔を紅潮させた。負傷した頭とあごの患部を縫ったという。同コーチによると、精密検査のため予定を変更して9日に帰国。GPシリーズ第6戦のNHK杯(28~30日)にエントリーしている。

 前日のSPは、「最悪の一言」と本人が振り返る出来だった。人一倍の負けず嫌いは「このままじゃ帰れない」と雪辱に燃えていた。そこで待っていたアクシデント。血まみれになりながら、痛みと闘いながら手にした1つの結果。18年平昌五輪へ向けた1歩は、大きな逆境に打ち勝つものだった。

 ◆スポーツと頭部負傷 スポーツ界では脳振とうなどの頭部負傷の対応への意識が高まっている。国際サッカー連盟は診察で、試合を3分間止められるように規則を改定した。日本サッカー協会もJリーグにおける脳振とうに対する指針を策定。「脳振とうが疑われる場合は試合や練習から退くべき。短期間で回復したとしても試合復帰は避けるべき」としている。また、アメリカンフットボールのNFLでも頭部へのケア意識が飛躍的に向上している。

 [2014年11月9日9時36分 紙面から]
==============引用終了

羽生流血滑走20・2%、瞬間31・8%
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=3133951

このクールのドラマから09-04~06-1

 一応テレビ関係なんで下記の続き。
【大丈夫かFテレビ 5】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-380.html

 このクールのドラマを見ていると、新垣結衣&戸田恵梨香(『BOSS』での変人ぶりはおかしい)の『コードブルー』コンビ(?)がいい味を出している(『魔女裁判』の比嘉愛未も入れて「トリオでいい仕事でいている」と言ってもいい)。
 とくに『スマイル』中の新垣結衣は、声が出ないという役柄もあって、妙に可愛い(一概には言えないかもしれない。以前、『オレンジデイズ』で柴咲コウが同様の役をやったときは、まったく可愛げがなかった……)。
 で、問題は新垣結衣の身長である。
 これはずいぶん前から話題になっているらしい。公称は167cmとも168cmとも言われるが、事務所の公式プロフィールには掲載がない(この段階ですでにあやしい)。


468620.jpg


 で、ネットでは諸説流れている。いちばん説得力があったのは下記のサイト。上の写真もこのサイトからお借りした。
http://news23vip.blog109.fc2.com/blog-entry-1022.html

 でかいよ。170cm以上はある。
 ちなみに、下記の一覧だと「167cm」になっている。
 この一覧は前にもメモしたことがあったけど、行方不明orz。ツッコミどころが多すぎて、何から書いていいかわからない。このテの情報は油断するとすぐ消えるので、下記にテキスト化しておく。
http://cute.cd/toshi/seek/talent-height.html
 ↓
http://cute.sh/toshi/seek/talent-height.html

 ついでにメモしておくと、こういうサイトもある。いろんな意見が飛び交っているorz。
http://setake.net/s/%E6%96%B0%E5%9E%A3%E7%B5%90%E8%A1%A3/



芸能人身長

※表中に2回出てくる天海祐希の公称は身長173.6cm。肩幅だけなら水嶋ヒロや山根(アンガールズ)よりはありそうなので、180cm超クラスと思われる。

女性芸能人 男性芸能人
女性芸能人 男性芸能人
202cm 琴欧洲(大相撲)
196cm ダルビッシュ有(プロ野球)
195cm 川合俊一
193cm 黒田俊介(コブクロ)
192cm 白鵬(大相撲)
189cm 阿部寛
アントニオ猪木
高見盛(大相撲)
188cm 城田優
松岡修造(テニス)
松重豊
187cm 田中(アンガールズ)
中澤佑二(サッカー日本代表)
186cm 栗原恵 ダンテ・カーヴァー
(女子バレーボール) 速水もこみち
バラク・オバマ(アメリカ大統領)
185cm 安馬(大相撲)
江口洋介
要潤
坂口憲二
永井大
レイザーラモンHG
184cm 朝青龍(大相撲)
押尾学
沢村一樹
183cm 小栗旬
金子賢
田中義剛
谷原章介
土田晃之
長嶋一茂
平井堅
182cm 大林素子 石橋貴明(とんねるず)
しずちゃん 石原良純
(南海キャンディーズ) 佐藤浩市
181cm 伊藤英明
姜暢雄
桐谷健太
反町隆史
舘ひろし
船越英一郎
松田翔太
180cm イチロー(大リーガー)
香取慎吾
椎名桔平
田中直樹(ココリコ)
玉木宏
たむらけんじ
千原ジュニア
寺脇康文
福山雅治
藤木直人
松山ケンイチ
水嶋ヒロ
山根(アンガールズ)
渡哲也
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ここまでが180cm以上
179cm 浅野忠信
有野晋哉(よゐこ)
瑛太
佐藤隆太
山本耕史
178cm 石川亜沙美 哀川翔
ウド鈴木(キャイ?ン)
江頭2:50
大泉洋
金田哲(はんにゃ)
上地雄輔(羞恥心)
京本政樹
小島よしお
郷ひろみ
田中圭
堤真一
つるの剛士
錦織圭(男子プロテニスプレーヤー)
東野幸治
平岡祐太
藤原竜也
三浦春馬
山里(南海キャンディーズ)
ワッキー(ペナルティ)
DAIGO
177cm 川田(ガレッジセール)
木梨憲武(とんねるず)
庄司(品川庄司)
なかやまきんに君
鳩山由紀夫(政治家)
氷川きよし
176cm 川原亜矢子 オダギリジョー
春日(オードリー)
加藤浩次
175cm カイヤ川崎 麻生太郎(総理大臣)
滝沢沙織 唐沢寿明
武幸四郎(競馬)
野久保直樹
溝端淳平
174cm 松下奈緒 今田耕司
森泉 勝地涼
和田アキ子 世界のナベアツ
瀬戸康史
堤下(インパルス)
堂珍嘉邦(ケミストリー)
中村蒼
173cm 佐藤江梨子 石川遼(男子ゴルフ)
原沙知絵 石垣佑磨
道端ジェシカ ゴリ(ガレッジセール)
品川(品川庄司)
笑福亭鶴瓶
中田敦彦(オリエンタルラジオ)
西野(キングコング)
山口智充
172cm 青木裕子 明石家さんま
(TBS女子アナ) 有吉弘行(猿岩石)
浅尾美和 市原隼人
(ビーチバレー) 川畑要(ケミストリー)
天海祐希 木村了
田丸麻紀 成宮寛貴
松本人志(ダウンタウン)
矢部浩之(ナイナイ)
171cm 天海祐希 妻夫木聡
伊東美咲
オグシオ小椋久美子
(バトミントン)
藤原紀香
170cm 江角マキコ ウエンツ瑛士(WaT)
榮倉奈々 太田光(爆笑問題)
小雪 大竹一樹(さまぁ?ず)
鳥居みゆき 佐藤健
マリエ サンドウィッチマン(伊達・富澤)
武豊(競馬)
柳楽優弥
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ここまでが170cm以上

169cm 緒川たまき 藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
押切もえ 宮迫博之(雨上がり決死隊)
神田うの 山田孝之
木村佳乃
関めぐみ
比嘉愛未
本上まなみ
山田優
168cm 蛯原友里 板倉(インパルス)
木下優樹菜 梶原(キングコング)
小西真奈美 濱口優(よゐこ)
佐々木希
篠田麻里子(AKB48)
杉本彩
鈴木えみ
高島礼子
ともさかりえ
長澤まさみ
夏目三久
(日テレ女子アナ)
山本モナ
吉川ひなの
米倉涼子
167cm 新垣結衣 遠藤章造(ココリコ)
上野樹里 小池徹平(WaT)
吉瀬美智子 三村マサカズ(さまぁ?ず)
瀬戸朝香
166cm 小池栄子 蛍原徹(雨上がり決死隊)
オグシオ潮田玲子 山崎邦正
(バトミントン )
スザンヌ
真矢みき
165cm 相武紗季 武田真治
綾瀬はるか 浜田雅功 (ダウンタウン)
黒木メイサ
高部あい
樋口可南子
ほしのあき
松たか子
松雪泰子
本仮屋ユイカ
梨花
164cm 香椎由宇 浅利陽介
小林麻央 間寛平
熊田曜子
八田亜矢子
はるな愛
163cm 浅田真央(フィギュアスケート)
夏帆
川田亜子(TBS女子アナ)
黒木瞳
鈴木杏
中越典子
野際陽子
深田恭子
水川あさみ
南沢奈央
宮崎あおい
162cm 上戸彩 天野ひろゆき(キャイ?ン)
小倉優子 三浦皇成(競馬)
加藤あい
ギャル曽根
坂下千里子
篠原涼子
竹内結子
常盤貴子
戸田恵梨香
161cm 安藤美姫(フィギュアスケート)
広末涼子
松木里菜
160cm 蒼井優
加藤ローサ
菅野美穂
黒川智花
沢尻エリカ
柴咲コウ
白石美帆
中島美嘉
中谷美紀
平山あや
真木よう子
若槻千夏
ジャガー横田
159cm
158cm 皆藤愛子 矢部太郎(カラテカ)
国仲涼子
田中麗奈
光浦靖子
MEGUMI
157cm 石原さとみ
内山理名
大塚愛
北乃きい
小林麻耶(TBS女子アナ)
ベッキー
松浦亜弥
優香
156cm エド・はるみ 岡村隆史(ナイナイ)
大塚寧々
柴田理恵
福原愛(卓球)
三倉茉奈・佳奈
155cm 池脇千鶴
磯山さやか
岩佐真悠子
YUI
154cm 関根麻里 田中裕二(爆笑問題)
久本雅美
153cm 安達祐実
木村カエラ
千秋
柳原可奈子
152cm aiko
川島海荷
151cm 佐津川愛美 ザ・たっち
150cm 山田花子 池乃めだか
147cm 猫ひろし
144.5cm 矢口真里

テーマ : テレビなんでも
ジャンル : テレビ・ラジオ

よく誤用と思われがちだけどじつは正しい言葉

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【10】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1880457960&owner_id=5019671

mixi日記2013年07月26日から

 前から気になっていた質問板。
 質問文の全文を転載し、回答に出てきた例を整理してみたい。
 ちなみに「よく誤用と思われがち」は重言だと思う。これが「とかく誤用と思われがち」だと、なぜか重言感が薄れる。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2161287.html
================引用開始
よく誤用と思われがちだけどじつは正しい言葉

日本語ブームのせいか、言葉に敏感な人が増えてきたように思います。
とてもいいことです。
が、敏感すぎるのも考えもので、たとえば
「彼は今だにその話を信じている」
などと書くと、必ずものすごい勢いで
「“今だに”は誤用で“未だに”が正しい」
という指摘がきます。
このサイトの過去質問などでも、そのようなやりとりを見かけることがあります。
しかし、ちゃんと辞書などを調べてみると、上の例のような「今だに」は必ずしも誤用ではなく、むしろ正当な用法であることがわかります。

同様に、
・違和感を感じる
・汚名挽回
・的を得る
など、私自身「正当だ」と言い切る自信まではないものの、議論の余地くらいはあるだろうと思われる表現でも、こんな表現をうっかりしようものなら問答無用でもの知らず扱いされかねない風潮もあるように感じます。

そこで質問ですが、このように「とかく誤用と思われがちだが、じつは正しい(少なくとも議論の余地くらいはある)」という表現がほかにもあれば、ぜひ教えてください。
投稿日時 - 2006-05-19 16:10:37
================引用終了

1)今だに
 これを正用とする根拠がわからない。下記には「誤り」と明記されている。いずれにしても、「いまだに」とひらがなで書くのが無難だろう。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%A0%E3%81%AB&stype=0&dtype=0
================引用開始
いまだ‐に【▽未だに】
[副]今になってもまだ。今もなお。「―雨が降っている」「―忘れられない」
◆「今だに」と書くのは誤り。
================引用終了

2)違和感を感じる
「重言」だろう。「重言ではない」という説も目にする。しかし、こんな無神経な言葉をあえて使う理由は見当たらない。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10104949720
 
3)汚名挽回
 これも擁護する主張をたまに目にする。厳密には「誤用」ではないのかもしれない。しかし、「誤用」と指摘されそうな言葉をあえて使う理由は見当たらない。

4)的を得る
 これも擁護する主張をたまに目にする。『日本国語大辞典』が採用しているんじゃ「誤用」ではないのだろう。しかし、「誤用」と指摘されそうな言葉をあえて使う理由は見当たらない。
よくある誤用18──ラ抜き言葉 的を射る/的を得る 全然+肯定形
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n121646

5)一生懸命と一所懸命(No.1から)
 蘊蓄の定番。本来は「一所懸命」だけど、現在は「一生懸命」が一般的。「誤用」ウンヌンとは別次元の話。

6)全然+肯定(No.5から)
 ↑の4)のリンク先参照。いくつかのパターン分かれるが、「全然楽しい」は避けたほうが無難(重言?)

7)名誉返上(No.5から)
 それはさすがに……。

8)「ラ抜き言葉」(No.8から)
 かなり微妙な問題だけど、現段階では新聞をはじめとするまともな出版物では使われていない。↑の4)のリンク先参照。

9)凄い(No.10から)
 現段階では、「すごい+用言」は「「誤用」もしくは「俗用」。
【すごい すごく すごい+用言】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1356.html

10)「檄(ゲキ)を飛ばす」(No.10から)
 これはもう「誤用」と主張しても無理だろう。不満のある人は朝日新聞へどうぞ。
【よくある誤用 : よくある誤用10──もはや誤用とは言えない ごぼう抜き 檄を飛ばす 白羽の矢が立つ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2485.html
【朝日新聞から総索引(2002年~)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html

11)「1万円お預かりします」(No.15から)
 どうして「誤用」と言えるのか謎。
よくある誤用41──定番の質問。「○○円、頂きます」「○○円、頂戴いたします」「○○円、お預かりします」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n142055

12)「ご注文はこれでよろしかったでしょうか?」(No.15から)
 どうして「誤用」と言えるのか謎。
43定番の質問/バイト敬語。「よろしかったでしょうか?」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146529

13)「申し訳ありません」(No.15から)
14)「とんでもありません」(No.15から)
よくある誤用6──誤用とは言い切れない例 申し訳ありません とんでもありません とんでもないです
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n116373

 結局、目新しい話はひとつもなかった(泣)。


【追記】
「汚名挽回」が誤用でないという論理。それを当方に訊かれても……。
 下記あたりでいかがでしょう。
【誤字等の館:汚名挽回】
http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/torii006.html

【「汚名挽回」という日本語は間違いなのかどうか - The Midnight Seminar】
http://kawabata.hatenablog.com/entry/2013/02/11/115134

【2012-08-29 「汚名挽回」と「汚名返上」】
http://d.hatena.ne.jp/hiiragi-june/20120829
http://d.hatena.ne.jp/hiiragi-june/20120905

「今だに」に関してはおっしゃるとおりでしょう。
「いまだに」の「いま」は元々は「今」だと思います。ただ、当方は基本的に「現在の使われ方」を重視します。明らかな誤用の場合は「(いくら使う人が多くても)誤用は誤用」ですが。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%A0&stype=0&dtype=0
================引用開始
いま‐だ【▽未だ】
[副]

1 今になってもまだ実現していないさま。「―はっきりしない事故原因」

2 以前のままであるさま。「周囲の山々は―冬の装いである」

◆漢文訓読で「未」を「いまだ…ず」と読むことから、打消しの語を伴って用いられることが多い。「いま」は「今」、「だ」は「だに」の「だ」とも、副詞をつくる接尾語「だ」ともいわれる。
================引用終了

突然ですが問題です【日本語編210】──いろいろな書き方〈4〉 怖い 恐い 辞書

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月日から

【問題】
 下記の辞書の記述を参考にして、1)2)の違い(意味、ニュアンス、用法……etc.)を説明しなさい。

1)怖い
2)恐い


http://dic.search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%80%96%E3%81%84&stype=prefix&aq=-1&oq=&ei=UTF-8
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
こわ・い 〔こはい〕 【怖い/▽恐い】

[形][文]こは・し[ク]《「強(こわ)い」と同語源》
1 それに近づくと危害を加えられそうで不安である。自分にとってよくないことが起こりそうで、近づきたくない。「夜道が―・い」「地震が―・い」「―・いおやじ」
2 悪い結果がでるのではないかと不安で避けたい気持ちである。「かけ事は―・いからしない」「あとが―・い」
3 不思議な能力がありそうで、不気味である。「習慣とは―・いものだ」
→恐ろしい[用法]
[派生]こわがる[動ラ五]こわげ[形動]こわさ[名]
==============引用終了
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
こわい【怖い・恐い】

( 形 ) [文] ク こは・し
〔「強(こわ)い」と同源〕
①危害を加えられそうで逃げ出したい感じだ。自分に危険なことが起こりそうで身がすくむ思いだ。 「 - ・いもの見たさ」 「 - ・い顔」 「雷が-・い」
②悪い結果が予想されて不安だ。先行きが心配で避けたい。 「相場は-・いから手を出さない」 「今はいいが,あとが-・い」
③軽視できない。予想以上に大した力をもっている。 「やはり専門家は-・い」 「一念というのは-・いもので,とうとうやりとげた」 〔「こわい」という語は「おそろしい」に似ているが,それより主観性が強く,また口語的である。「おっかない」はさらに口語的で東日本で用いられる〕
[派生] -が・る ( 動ラ五[四] ) -げ ( 形動 ) -さ ( 名 )
[句]
怖いもの知らず ・ 怖いもの無し ・ 怖いもの見たさ
==============引用終了




【解答?例】
 主観による。(←またかよ!)

【よくわからない解説】
 詳しくは下記をご参照ください。
【表記の話17──「怖い」と「恐い」 資料編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934325144&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3151.html
==============引用開始
 当方が読む限り、「怖い」と「恐い」の違いに関してちゃんとした典拠を示しているコメントは見当たらない。ほとんどが単なる主観(意見)。
 個人的なこだわりがあって、「怖い」と「恐ろしい」をキッチリ使い分けるのは自由。読み手がどこまで理解できるのかはわからない。語感の鋭い人や『大辞泉』の「恐ろしい」の項が身についている人なら共感してくれるかもしれない。当方は共感しないけど……。
 個人的なこだわりがあって、「怖い」と「恐い」をキッチリ使い分けるのも自由。でもほとんどの人は理解できないと思う。そういうのは書き手の自己満足でしかない。編集部に提出する原稿なら、問答無用で「怖い」にされる可能性もある。「恐い」は常用漢字音訓表外だから。一般には意味の違いはないと考えられているしね。
〈「怖い」が主観的で「恐ろしい」が客観的〉だとすると、そこから類推して〈「怖い」が主観的で「恐い」が客観的〉と言えるかもしれない。でも言えないかもしれない。そんなことは言葉の神様でないとわからない。当方は関知したくない。
 ハッキリとはしない前提から類推して正しい答えが出るとは思えないけどね。
 ところが、最近の質問サイトの「怖い」と「恐い」に対する回答の多くは、「類推」ですらなく、断定調で書いている。いったい何を根拠にしているのか教えてほしい。

 ちなみに、類推するのは自由だけど、元になる辞書の記述を好き勝手に切り貼りして引用するのは著作権侵害になると思う。
1238)【引用のご作法26 「怖い」と「恐ろしい」 「怖い」と「恐い」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3104.html
==============引用終了

突然ですが問題です【日本語編209】──いろいろな書き方〈3〉 微妙 ビミョー

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月18日から

 下記の続き。
217)突然ですが問題です【日本語編8】──いろいろな書き方 【解答編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1495777134&owner_id=5019671
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135528

783)突然ですが問題です【日本語編118】──常用漢字ってさぁ〈若語編〉
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2759.html


【問題】
 下記の辞書の記述を参考にして、1)2)の違い(意味、ニュアンス、用法……etc.)を説明しなさい。

1)微妙
2)ビミョー

https://kotobank.jp/word/%E5%BE%AE%E5%A6%99-368075#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
び‐みょう 〔‐メウ〕 【微妙】

[名・形動]
1 趣深く、何ともいえない美しさや味わいがあること。また、そのさま。みみょう。「此―な叙景の筆の力が」〈独歩・武蔵野〉
2 一言では言い表せないほど細かく、複雑なさま。また、きわどくてどちらとも言い切れないさま。「気持ちが―に変化する」「セーフかアウトか―な判定」「愛国主義と国粋主義の―な関係」
3 《「微妙に」の形で》少々。やや。「―に歪んで見える線」「彼の話には―に嘘が混じっている」
4 《「ビミョー」と書くこともある》俗に、否定的な気分を婉曲にあらわす語。明言したくないときなどにも使う。「『テストできた?』『―』」
[派生]びみょうさ[名]


み‐みょう 〔‐メウ〕 【▽微妙】
(略)
==============引用終了
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
びみょう【微妙】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
①なんともいえない味わいや美しさがあって,おもむき深い・こと(さま)。 「 -な色彩のバランス」 「空に美しい天女が現はれ,此世では聞かれぬ程の-な音楽を奏し出した/吾輩は猫である 漱石」
②はっきりととらえられないほど細かく,複雑で難しい・こと(さま)。 「両国の関係は-な段階にある」 「 -な意味あいの言葉」 〔自分の意見や判断をはっきり言いたくない場合や,婉曲に断ったり否定的に言ったりする場合に用いることがある。「今の判定は-ですね」「『日曜日は来られる?』『ちょっと-ですね』」〕
[派生] -さ ( 名 )

みみょう【微妙】
(略)
==============引用終了




【解答?例】
 主観による。(←オイ!)

【よくわからない解説】
 詳しくは下記をご参照ください。

【微妙 ビミョー 普通 フツー 先生 センセー 改訂版 辞書】〈1〉〈2〉
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3135.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1933657495&owner_id=5019671
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934173007&owner_id=5019671

突然ですが問題です【日本語編208】──「~る」「~する」形の動詞について 平成 25 年度「国語に関する世論調査」から

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月17日から

【問題】
 ほぼアンケートです。
 下記の1)~10)について答えなさい。
  1)愚痴る
  2)事故る
  3)告る
  4)きょどる
  5)サボる
  6)パニクる
  7)タクる
  8)ディスる
  9)チンする
  10)お茶する

【問1】
 日本語として通用するのはどれでしょう(Web辞書を判定基準にする)。

【問2】
 個人的に使うのはどれですか。






【解答?例】
【問1】
『大辞泉』&『大辞林』に限れば、マットーな日本語は4語で、1)愚痴る/5)サボる/6)パニクる/9)チンする。
 俗語扱いが2)事故る/3)告る/7)タクる/8)ディスる/10)お茶する。
 4)きょどるはWeb辞典の『日本語俗語辞書』にある。

【問2】&【よくわからない解説】
 下記をご参照ください。
【「~る」「~する」形の動詞について 平成 25 年度「国語に関する世論調査」から】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3150.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934249762&owner_id=5019671

突然ですが問題です【日本語編195】── 出入り でいり ではいり

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671

mixi日記2014年05月28日から

【問題】
 下記の「出入り」にふりがなをつけなさい。
1)出入り口
2)ヤクザの出入り
3)お金の出入りの多い月
4)出席者数は毎回多少の出入りがある
5)人の出入りが多い駅



 アップし忘れていたみたい(泣)。
【解答?例】
1)デイり口
2)ヤクザのデイり
3)お金の{デイ/デハイ}りの多い月
4)出席者数は毎回多少の{デイ/デハイ}りがある
5)人の{デイ/デハイ}りが多い駅
6)人の{デイ/デハイ}りがはげしい会社

 ひとつ付け加えておく。
7)デイりの業者


【よくわからない解説】
 下記から引用する。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1927409505&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3029.html

「入る」は常用漢字音訓表の範囲で「イる」とも「ハイる」とも読める。
 でもまぎらわしいことはあまりなくて、たいてい文脈で限定できる。
 だが、「出入り」になるととたんに訳がわからなくなる。
 
http://kotobank.jp/word/%E5%87%BA%E5%85%A5%E3%82%8A?dic=daijisen&oid=12622800
■Web辞書『大辞泉』から
================引用開始
で‐いり 【出入り】

[名](スル)
1 出たりはいったりすること。ではいり。「人の―がはげしい」「トラックが―する」
2 商売などのために、頻繁にその家や会社を訪れること。「―の業者」「卒業後も研究室に―する」
3 金銭の支出と収入。ではいり。「―の多い月」
4 数量の増減。ではいり。「出席者数は毎回多少の―がある」
5 地形が突き出たりはいり込んだりしていること。「―の大きい海岸線」
6 俗に、争いごと。もめごと。けんか。「やくざの―」
7 「出入り筋2」の略。「その約束をのばし、―になる事なりしに」〈浮・永代蔵・一〉

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

で‐はいり 〔‐はひり〕 【出入り/出×這入り】

[名](スル)「でいり」に同じ。「人の―が多い家」「自由に―する」
================引用終了

 本題は、「出入り」をどう読むか。
 これは昔から疑問だった。
 上の辞書の「2」「6」あたりは「デイり」限定だろう。「5」も「デハイり」は少し苦しい気がする。
 あとはどっちでもいいみたい。以下は当方の主観。
「3」の「出入りの多い月」、「4」の「出席者数は毎回多少の出入りがある」はどっちもありそう。このあたりは使用頻度が低いからどうでもいい。(←オイ!)
 使用頻度が高いうえに悩ましいのは「1」だろう。
「出入り口」だと、「デイり口」だろうな。そこを通過するのは、なぜか「人のデハイり」が素直な気がする。
「人の出入りがはげしい会社」だと、「デイり」と読んでも「デハイり」と読んでも社員が居着かない感じになる。
6)人の出入りがはげしい会社

トンデモ参考書……なんだろうな

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1354427241&owner_id=5019671

mixi日記2010年04月23日から。

 英会話学校のジオスの倒産の話が話題になっている。
 社会問題的な話に口を挟む気はない。問題はその原因として不況とネットの隆盛をあげる識者がいること。
 英語の勉強に回す金がない……きわめてわかりやすい。
 ネット上に無料?の教材があふれている……それも事実だろう。
 ただ、ネット上にあふれる「無料?の教材」ってどこまで信用できるのだろう。当方は英語には詳しくないので、正確なことは言えない。昔聞いた話だと、日本で市販されている英語の参考書でさえ「英語ネイティブ」(なんじゃいそれは。やはり「ネイティブイングリッシュスピーカー」とか言わないとおかしい)が見ると噴飯もののものがたくさんあるらしい。
 まあ、それを言ってしまうと日本の英語の試験問題は……って話になる(笑)。

 閑話休題?(ジジムサ)
 当方がmixiで観察している限りでは、中国語圏で出回っている日本語の参考書(&サイト)にはあやしいものが多い。

 直接的には下記の続き。
1)【あなたしか見えない】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1218.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1467084766&owner_id=5019671

 過去にはこんな話もあった。
2)【「らしい」と「ようだ」をめぐって 独り言です44くらい──日本語教師関連編21くらい※全体公開】(11月08日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-825.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1332114251&owner_id=5019671

 ほかにはこんな話もあった。
3)【選択問題】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48193735&comm_id=398881

 今回のテーマトピは下記。
【国語の選択問題ですが、正解はないようですが、】日本語しつもん箱
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52448439

「0」を一部加工の上で転載する。
================================
国語の選択問題ですが、正解はないようですが、

日本への留学を決心した(     )、いかなる困難があっても一人で克服しなければならない。

1、てまえ
2、以上に
3、つもりで
4、たまえ
================================

 おそらく出題者の意図は「1」。「4」によく似ていながら意味不明の選択肢があるのも「1」が正解だからだろう。古くさいしニュアンスも違う気がするが……。
 誰も指摘しないが、文脈しだいで「3」もアリだろう(さすがに苦しいかな?)。
 選択肢を別にすれば、たぶん「以上」が自然。でも現実の選択肢が「以上に」だからどうにもならない。自由に選んでいいなら、ほかに「からには」「のだから」あたりもアリかな。
 これ、「2」が正解の可能性もある。「以上」のつもりで「以上に」にしてしまった……。
 このテの問題は何がどうなっているかわからないから、マジメに考えてもムダじゃないかな。
 
 問題になっているのは、たぶん中国語圏で売られている日本語のトンデモ参考書(&サイト)。
 ただ、困ったことにトンデモ参考書の書名が特定できない。
 2)のリンク先で下記の中国の書籍が紹介されている。
http://youa.baidu.com/item/55c56ea5bc300d648ffba00f
 1)のトピ主が立てた下記のトピでは得体のしれない「日本語学習サイト」http://www.e-japanese.jp/quiz/grammar1/2yamanai.htmも登場する。
【ペットが死んで悲しくてやまない】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52368071&comm_id=398881

 ここでネット検索してみた。
 元々のサイトは下記らしい。やはり正解は「1」。
http://bulo.hjenglish.com/question/136138/
 この設問と解説はかなりあやしい。まともに相手をしてはいけない気がする。

 ほかのサイトにも同様の質問があったようだが、すでに削除されている。
================================
国語の選択問題ですが、正解は何番でしょうか - 質問・相談ならMSN相談箱
2010年4月23日 ... 国語の選択問題ですが、正解は何番でしょうか日本への留学を決心した( )、いかなる 困難があっても一人で克服しなければならない。 1、てまえ2、以上に3、つもりで4 、たまえ正解は何番ですか、理由を教えていただけませんか。
questionbox.jp.msn.com/qa5845457.html - 3時間前
================================

「小」って強調?〈2〉 教えて! goo

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月日から

 直接的には下記の続き。
【「小」って強調?】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=696721833&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-465.html

 テーマサイトは下記。
【こうるさい、こ汚い、こ娘・・・・「こ」の正体は?】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8814538.html
==============引用開始
「小うるさい人」は、「うるさい人」とよりも、煩わしさが増す気がします。
「小汚い店」は、「きたない店」よりも不潔な感じがします。
「アノ小娘」は、「アノ娘」というよりも、幼い感じがします。
量でいえば、少ないはずなのに、「こ」がつくと下劣な感じです。
「小」つまり「こ」って何なのでしょうか。
==============引用終了

 懐かしい話だ(笑)。
 2008年1月に書いたmixi日記の全文を転載する。
==============引用開始
「ビッグコミックスピリッツ」(No.8)掲載の『気まぐれコンセプト』(1167回)。4コママンガの内容を文章化するは難問だけど。趣旨を箇条書きにする。
・「笑い」と「薄ら笑い」では、「薄ら笑い」のほうが笑いの度合いは弱いのにバカにした感じは強くなる
・「ハゲ」と「薄らハゲ」も同様
・「バカ」と「薄らバカ」も同様
・結論=ハゲやバカの上につく「薄ら」は強調語である
 昔、同じようなことを考えたことがある。「薄ら寒い」なんかも同様かな。これの仲間とも言えるのが「小」。「汚い」より「小汚い」のほうが、なんか汚っぽい。「バカにする」より「小バカにする」のほうが侮蔑の度合いが強くなる。ここで問題です。
1)「キレイ」と「小ギレイ」とではどちらがキレイでしょう。
2)「難しい」と「小難しい」とではどちらが難しいでしょう。
 もしかすると、「小」は否定的な言葉(形容詞が多い)につくと強調になるのかも。「さっぱり」だとどちらとも言えない。「憎らしい」「賢(さか)しい」は、「小」がつくと強調になる気がする。あと何があっただろう。
==============引用終了

 気になったのでmixiでトピを立ててみた(2008年02月12日)。
【否定的な言葉に付く接頭辞の「小」は強調?】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=8873&id=27952380
 当方の感覚に近い人は少数派らしい(泣)。
 下記あたりを見ると、「汚い」より「小汚い」のほうがイヤと感じる人はいるようだ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1116516701
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1420238184

 あらためて考えてみる。
https://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F-216415#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
こ 【小】

[接頭]
1 名詞に付いて、小さい、細かい、などの意を表す。「―馬」「―石」
2 名詞に付いて、わずかな、少しの、などの意を表す。「―雨」「―降り」
3 数量を表す名詞や数詞に付いて、わずかに及ばないが、その数量に近いことを表す。ほぼ。だいたい。約。「―一時間」「―半時(はんとき)」
4 動詞・形容詞・形容動詞などに付いて、すこし、なんとなく、などの意を表す。「―ざっぱりしたなり」「―高い」「―ぎれい」
5 名詞や用言などに付いて、軽んじたり、ややばかにしたりするような意を表す。「―せがれ」「―利口」「―ざかしい」
==============引用終了

==============引用開始
大辞林 第三版の解説
こ【小】

( 接頭 )
名詞・形容詞・形容動詞,まれに動詞に付く。
②意味を和らげたり,親愛感を加えたりして,主観的な感じ,印象を添える。どことなく…の感じだ。 「 -粋」 「 -憎らしい」 「 -ざっぱり」 「 -しゃく」
③一人前ではない,大したものではないの意を表す。また,卑しめる意を表す。 「 -坊主」 「 -ざかしい」 「 -才(ざい)」 「 -面(づら)」 「 -役人」
==============引用終了

 話題にしているのは、『大辞泉』の「4」「5」。『大辞林』の記述も似たようなものなので、以下『大辞泉』を基準に。

「小うるさい」「小汚い店」は、一般的には「4 動詞・形容詞・形容動詞などに付いて、すこし、なんとなく、などの意を表す」と考えるらしい。そう考えると、程度は軽くなる。
 質問者や当方の感覚だと、「5 名詞や用言などに付いて、軽んじたり、ややばかにしたりするような意を表す」のほうが近い。否定的な言葉の場合は、その解釈のほうが素直な気がする。
「小娘」の場合は「5」だろう。例文に「小息子」がある。ほかに「小童(わっぱ)」なんてのもあった気がするが、辞書には見当たらず(泣)。娘より「幼い感じ」がするか否かは微妙。

熟字訓・当て字一覧

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月日から

熟字訓・当て字

 世の中には、「熟字訓」とか「当て字」と呼ばれるものがある。なかには「それは読めない」というものもあり、なんでもかんでも認めると収拾がつかなくなる。
 植物や魚介類の名前は、2字以上になるとほとんどが当て字だろう。
 和布/稚海藻/若布/裙蔕菜……全部「わかめ」らしいorz。

 常用漢字表が「熟字訓」としているものは、一般的と考えてよいだろう。
【改定常用漢字表】
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/kaitei_kanji_toushin.pdf#search='%E6%94%B9%E5%AE%9A%E5%B8%B8%E7%94%A8%E6%BC%A2%E5%AD%97%E8%A1%A8'

 これだとよくわからない。下記のほうがスッキリしている。
【常用漢字表・付表=熟字訓(2010)】
http://fezn.exblog.jp/15999487
==============引用開始
常用漢字表・付表(2010年バージョン)
常用漢字と一緒に定められた、熟字訓(特別な読み方をする熟語)の一覧。過去の110個から6個増えて、116個になっています。


明日(あす)
小豆(あずき)
海女・海士(あま)
硫黄(いおう)
意気地(いくじ)
田舎(いなか)
息吹(いぶき)
海原(うなばら)
乳母(うば)
浮気(うわき)
浮つく(うわつく)
笑顔(えがお)
叔父・伯父(おじ)
大人(おとな)
乙女(おとめ)
叔母・伯母(おば)
お巡りさん(おまわりさん)
お神酒(おみき)
母屋・母家(おもや)
母さん(かあさん)
神楽(かぐら)
河岸(かし)
鍛冶(かじ)
風邪(かぜ)
固唾(かたず)
仮名(かな)
蚊帳(かや)
為替(かわせ)
河原・川原(かわら)
昨日(きのう)
今日(きょう)
果物(くだもの)
玄人(くろうと)
今朝(けさ)
景色(けしき)
心地(ここち)
居士(こじ)
今年(ことし)
早乙女(さおとめ)
雑魚(ざこ)
桟敷(さじき)
差し支える(さしつかえる)
五月(さつき)
早苗(さなえ)
五月雨(さみだれ)
時雨(しぐれ)
尻尾(しっぽ)
竹刀(しない)
老舗(しにせ)
芝生(しばふ)
清水(しみず)
三味線(しゃみせん)
砂利(じゃり)
数珠(じゅず)
上手(じょうず)
白髪(しらが)
素人(しろうと)
師走(しわす・しはす)
数寄屋・数奇屋(すきや)
相撲(すもう)
草履(ぞうり)
山車(だし)
太刀(たち)
立ち退く(たちのく)
七夕(たなばた)
足袋(たび)
稚児(ちご)
一日(ついたち)
築山(つきやま)
梅雨(つゆ)
凸凹(でこぼこ)
手伝う(てつだう)
伝馬船(てんません)
投網(とあみ)
父さん(とうさん)
十重二十重(とえはたえ)
読経(どきょう)
時計(とけい)
友達(ともだち)
仲人(なこうど)
名残(なごり)
雪崩(なだれ)
兄さん(にいさん)
姉さん(ねえさん)
野良(のら)
祝詞(のりと)
博士(はかせ)
二十・二十歳(はたち)
二十日(はつか)
波止場(はとば)
一人(ひとり)
日和(ひより)
二人(ふたり)
二日(ふつか)
吹雪(ふぶき)
下手(へた)
部屋(へや)
迷子(まいご)
真面目(まじめ)
真っ赤(まっか)
真っ青(まっさお)
土産(みやげ)
息子(むすこ)
眼鏡(めがね)
猛者(もさ)
紅葉(もみじ)
木綿(もめん)
最寄り(もより)
八百長(やおちょう)
八百屋(やおや)
大和(やまと)
弥生(やよい)
浴衣(ゆかた)
行方(ゆくえ)
寄席(よせ)
若人(わこうど)

※1981年版との違いは以下の通り。

付表は以下の通り追加、変更された。
■追加(6語)
鍛冶(かじ)、固唾(かたず)、尻尾(しっぽ)、老舗(しにせ)、真面目(まじめ)、弥生(やよい)
■変更(5語)
居士(こじ)……「一言居士」を「居士」に変更。
五月(さつき)……「五月晴れ」を「五月」に変更。
お母さん(おかあさん) ……「お母さん」を「母さん」に変更。
お父さん(おとうさん)……「お父さん」を「父さん」に変更。
海女(あま)……「海女」を「海女・海士」に変更。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/常用漢字
==============引用終了

 なんでもかんでもあげると、下記のようになる。ほかにどのくらいあるのかはわかりません。

【熟字訓・当て字一覧表・検索】
http://www16.atpages.jp/kanjikentei/jukujikun.html

==============引用開始
熟字訓・当て字約3000語の一覧表です。

"読み方"には熟字訓としての読み方のみ示していますが、"ひとこと"の「」内に他の読み方も載せています。

"ひとこと"の=の後に他の表記を示しています。

※Javascriptが有効な環境では簡単な検索(抽出)ができます。

 Search欄に入力すると、その文字が含まれる行が取り出されます(単純な文字列検索です)。

Search:
№ 漢字 読み方 ひとこと
1 嗚呼 ああ =于嗟・吁嗟
2 吁嗟 ああ  =于嗟・嗚呼
3 于嗟 ああ  =吁嗟・嗚呼
4 弧光灯 あーくとう
アークとう
あーくらいと
アークライト 2本の炭素棒を放電させる電灯。
5 扁桃 あーもんど
アーモンド バラ科の植物。
6 敵娼 あいかた  =相方 客の相手をする遊女。
7 匕首 あいくち  =合口 「ひしゅ」とも。 鍔のない短刀。
8 氷菓子 あいすくりーむ
アイスクリーム
9 彼奴 あいつ
あやつ
かやつ
きゃつ
10 鮎魚女 あいなめ  =鮎並 アイナメ科の海魚。
11 鮎並 あいなめ  =鮎魚女 アイナメ科の海魚。
12 生憎 あいにく 都合が悪いことに。
13 媾曳 あいびき  =逢引・逢曳 男女の密会。ランデブー。
14 相部屋 あいべや 他人と同じ部屋になること。
15 白馬 あおうま  =「はくば」とも。 白い葦毛の馬。
16 梧桐 あおぎり 「ごとう」「ごどう」とも。 =青桐 アオギリ科の樹木。
17 緑啄木鳥 あおげら キツツキ科の鳥。
18 石蓴 あおさ 緑藻類。
19 青緡 あおざし  =青繦・青差 銭を麻縄で結んだもの。
20 青繦 あおざし  =青緡・青差 銭を麻縄で結んだもの。
21 蒿雀 あおじ ホオジロ科の鳥。
22 青鵐 あおじ  =蒿雀  ホオジロ科の鳥。
23 蒿雀 あおじ  =青鵐 ホオジロ科の鳥。
24 青麻 あおそ  =青苧 アサの皮からつくった繊維。
25 青苧 あおそ  =青麻 アサの皮から作った繊維。
26 青底翳 あおそこひ 緑内障のこと。
27 青苔 あおのり  =青海苔・緑苔 緑藻類。
28 青海苔 あおのり  =青苔・緑苔 緑藻類。
29 緑苔 あおのり  =青苔・青海苔 緑藻類。
30 青葉木莵 あおはずく  =青葉梟 フクロウ科
31 青葉梟 あおはずく  =青葉木莵 フクロウ科
32 緑鳩 あおばと ハト科の鳥。
33 水綿 あおみどろ  =青味泥 緑藻類。
34 障泥 あおり  =泥障 馬の足を泥から守る馬具。
35 障泥烏賊 あおりいか ジンドウイカ科。ミズイカ。
36 満江紅 あかうきくさ  =赤浮草 サンショウモ科のシダ植物。
37 赤狗母魚 あかえそ  =赤鱛 エソ科の海魚。
38 見風乾 あかしで  =赤四手 カバノキ科の植物。
39 赤翡翠 あかしょうびん  カワセミ科の鳥。
40 赤麻 あかそ  =赤苧 イラクサ科の植物。
41 赤苧 あかそ  =赤麻 イラクサ科の植物。
42 贖児 あがちご 大祓に用いた人形。
43 班田 あかちだ 「はんでん」とも。 律令制で人民に与えられた田。
44 幹林院 あかでみー
アカデミー 「かんりんいん」とも。
45 赤蜻蛉 あかとんぼ 小形で赤い色のトンボ。
46 贓贖司 あがないもののつかさ 律令制で罪人の資財や盗品を扱う役所。
47 茜草 あかね  =茜・地血 アカネ科の植物。
48 地血 あかね  =茜・茜草 アカネ科の植物。
49 明衣 あかは
あかはとり 「めいい」「みょうい」とも。 神事などで着る白い礼服。
50 柳葉菜 あかばな  =赤花 アカバナ科の植物。
51 白地 あからさま  =明白 露骨なこと。 「はくち」は白い生地や乾いた田畑を指す。
52 明白 あからさま  =白地 露骨なこと。 「めいはく」は疑いがないこと。
53 安芸 あき 広島県西部の旧国名。
54 秋入梅 あきついり  =秋黴雨 秋の長雨。
55 秋黴雨 あきついり  =秋入梅 秋の長雨。
56 秋茄子 あきなす cf.秋茄子は嫁に食わすな。
57 榔楡 あきにれ  =秋楡 「ろうゆ」とも。 ニレ科の樹木。
58 秋日和 あきびより 秋晴れ。
59 商人 あきんど 「あきびと」「しょうにん」とも。 商売人。
60 灰汁 あく しつこさをいうことも。
61 灰酒 あくざけ 熊本の灰汁を入れ酸化を防いだ酒。
62 緊唇 あくち 幼児の口まわりの湿疹。
63 欠伸 あくび  =欠 「けんしん」は背伸びも意味する。
64 趺坐 あぐら 「ふざ」とも。 =胡坐・胡座・胡床
65 胡座 あぐら 「こざ」とも。 =胡坐・胡床・趺坐 
66 胡坐 あぐら 「こざ」とも。 =胡座・胡床・趺坐 
67 盤領 あげくび  =上げ頸 狩衣など襟を立てる着方。
68 鳳蝶 あげはちょう  =揚羽蝶
69 木通 あけび  =木通・山女 つる性植物。
70 木通 あけび  =山女・通草 植物名。
71 丁翁 あけび  =木通・山女 つる性植物。
72 山女 あけび
やまめ  =木通・通草 植物名。 「やまめ」はサケ科の魚
73 揚げ雲雀 あげひばり 春に空高く舞うヒバリをいう。
74 総角 あげまき  =揚巻 「そうかく」とも。 古代の少年の髪形。
75 赤秀 あこう  =雀榕・榕 クワ科の樹木。
76 赤魚鯛 あこうだい  =阿候鯛 フサカサゴ科の海魚。
77 牽牛花 あさがお  =朝顔
78 白辛樹 あさがら  =麻殻 エゴノキの樹木。
79 朝餉 あさげ 朝食。 「あさがれい」は天皇の食事を意味する。
80 朝勤 あさじ  =朝事 浄土真宗の朝の勤行。
81 浅葱 あさつき  =糸葱 ユリ科の植物。 「あさぎ」は薄く緑っぽい青色を意味する。
82 糸葱 あさつき  =浅葱 ユリ科の植物。
83 明後日 あさって 「みょうごにち」とも。
84 浅傷 あさで  =浅手 軽い傷。
85 海豹 あざらし  =水彪
86 水豹 あざらし  =海豹
87 蛤仔 あさり  =浅蜊・蜊 "蛤"は"はまぐり"と読む。
88 亜細亜 あじあ
アジア
89 海驢 あしか
90 葦牙 あしかび 葦の若い芽。
91 八仙花 あじさい  =紫陽花 ユキノシタ科。
92 紫陽花 あじさい  =八仙花 ユキノシタ科。
93 阿輸迦王 あしょーかおう
アショーカおう インド、マウリア朝第3代の王。仏教を保護し王朝最盛期を築いた。
94 阿育王 あしょーかおう
アショーカおう インド、マウリア朝第3代の王。仏教を保護し王朝最盛期を築いた。
95 明日 あす
あした 「みょうにち」とも。
96 明日香 あすか  =飛鳥 都が置かれていた奈良県の地名。
97 飛鳥 あすか  =明日香 都が置かれていた奈良県の地名。
98 小豆 あずき
99 小豆餡 あずきあん こしあん、つぶあんなど。
100 小豆粥 あずきがゆ 1月15日の朝に食べる。
101 翌檜 あすなろ  =羅漢柏 ヒノキ科の樹木。
102 羅漢柏 あすなろ  =翌檜 ヒノキ科の樹木。
103 四阿 あずまや  =東屋 「しあ」とも。 四方に柱があるだけの小屋や休憩所。
104 叉倉 あぜくら  =校倉 柱を用いず材木を井桁状に組んで壁にした倉。
105 按察使 あぜち "あんさっし"とも。奈良時代の地方監視の役職。
106 庵室 あぜち 奈良時代の一般の寺。"あんしつ""あんじつ""あんじち"と読むと「いおり」を指す。
107 按察 あぜち "あんさつ"とも。奈良時代の地方監視の役職。
108 馬酔木 あせび
あしび ツツジ科の樹木。
109 汗疹 あせも 「かんしん」とも。
110 汗肬 あせも  =汗疹
111 汗疣 あせも  =汗疹
112 彼所 あそこ
113 彼処 あそこ
かしこ
114 朝臣 あそん 平安時代の五位以上の貴族。
115 化野 あだしの 平安時代の火葬場で有名な京都、小倉山の地名。
116 渾名 あだな 「こんめい」とも。 =綽名・諢名
117 諢名 あだな 「こんめい」とも。 =綽名・渾名
118 綽名 あだな  =渾名・諢名
119 可惜 あたら
あったら もったいないことに。
120 彼方此方 あちこち
121 阿茶羅漬 あちゃらづけ
アチャラづけ 刻んだ大根や蓮根を唐辛子、甘酢で漬けたポルトガルの料理。
122 彼方 あちら
123 天晴 あっぱれ  =遖
124 宛行 あてがい  =充行 一方的に決めて与えること。
125 充行 あてがい  =宛行 一方的に決めて与えること。
126 宛行扶持 あてがいぶち 雇用主が一方的に決めた給料の支払い。
127 当所 あてど 目的のこと。
128 貴人 あてびと 貴族。 「きじん」とも。
129 花鶏 あとり 渡り鳥の一。
130 恐惶 あなかしこ 「きょうこう」とも。 =穴賢 ああ、こわい、もったいない 決して~ない
131 海鰻 あなご  =穴子。
132 足末 あなすえ 足の先。 子孫。
133 貴女 あなた
134 貴男 あなた
135 貴方 あなた
136 痘痕 あばた もとは天然痘の痕をいった。
137 荒家 あばらや  =荒屋 荒れた家。 休息所。
138 荒屋 あばらや  =荒家 荒れた家。 休息所。
139 家鴨 あひる  =鶩。
140 阿弗利加 あふりか
アフリカ
141 亜弗利加 あふりか
アフリカ
142 信天翁 あほうどり  =阿房鳥 特別天然記念物の鳥。
143 天児 あまがつ  =天倪 祓に用いた幼児の形代。
144 天倪 あまがつ  =天児 祓に用いた幼児の形代。
145 天魚 あまご  =甘子 サケ科の淡水魚。
146 天道 あまじ  =天路 天上への道。 天上界。 「てんとう」「てんどう」は太陽や天帝を指す。
147 許多 あまた  =数多 たくさん。
148 数多 あまた  =許多 たくさん。
149 土常山 あまちゃ  =甘茶 ユキノシタ科の植物。
150 絞股藍 あまちゃづる  =甘茶蔓 ウリ科の植物。
151 淡漬 あまづけ  =味漬・甘漬 塩分控えめの漬物。 浅漬け。
152 味漬 あまづけ  =淡漬・甘漬 塩分控えめの漬物。 浅漬け。
153 甘野老 あまどころ ユリ科の植物名。
154 山慈姑 あまな  =甘菜 ユリ科の植物。 "慈姑"は"くわい"と読む。
155 紫菜 あまのり  =甘海苔 海藻類。
156 甘海苔 あまのり  =紫菜 海藻類。
157 紫菜 あまのり  =甘海苔 紅藻類。
158 大葉藻 あまも  =甘藻 ヒルムシロ科の植物。
159 糠蝦 あみ  =醬蝦 アミ科の甲殻類。
160 醬蝦 あみ  =糠蝦 アミ科の甲殻類。
161 網結 あみすき  =網を作ること。
162 黒竜江 あむーる
アムール 中露国境を流れる「こくりゅうこう」のロシア語名。
163 黄牛 あめうし 飴色の毛の牛。
164 亜墨利加 あめりか
アメリカ  =亜米利加
165 亜米利加 あめりか
アメリカ  =亜墨利加
166 水馬 あめんぼ  =飴坊・水黽
167 水黽 あめんぼ  =飴坊・水馬 "黽める"で"つとめる"と読む。
168 漢氏 あやうじ 古代の中国から日本への渡来人。
169 怪士 あやかし 亡霊などの能面。
170 漢織 あやはとり 昔中国から日本に機織りの技術を伝えた渡来人の名前。
171 漢人 あやひと 古代の中国から日本への渡来人。
172 菖蒲 あやめ アヤメ科の植物。 「しょうぶ」はサトイモ科の別の植物。
173 年魚 あゆ  =鮎 淡水魚。
174 脚結 あゆい  =足結 袴を膝のあたりで結んだ紐
175 足結 あゆい  =足結 「あしゆい」とも。 袴を膝のあたりで結んだ紐
176 洗魚 あらい  =洗膾 新鮮なコイやスズキを薄切りした料理。
177 洗膾 あらい  =洗魚 新鮮なコイやスズキを薄切りした料理。
178 阿剌吉 あらき
アラキ エジプトやインドで飲まれる香りをつけた蒸留酒。
179 新墾田 あらきだ 新田。
180 荒塊 あらくれ 大きな土のかたまり。
181 紫羅欄花 あらせいとう  アブラナ科の植物。
182 桃花染 あらぞめ  =退紅・荒染 薄紅色。 薄紅色の狩衣。
183 退紅 あらぞめ  =桃花染・荒染 「たいこう」とも。 薄紅色。 薄紅色の狩衣。
184 愛発関 あらちのせき 越前にあった関所で、三関の1つ。
185 曠野 あらの 荒れ果てて人気のない野。 「こうや」は広大な野を指す。
186 亜拉毘亜 あらびあ
アラビア  =亜剌比亜
187 亜剌比亜 あらびあ
アラビア  =亜拉毘亜
188 苞苴 あらまき
つと  =荒巻・新巻(あらまき) 鮭などを巻いたもの。 =苞(つと) 食品を包んだもの。 土産。 「ほうしょ」には賄賂の意味も。 
189 荒布 あらめ  =荒和布 褐藻類。
190 荒和布 あらめ  =荒布 褐藻類。
191 所有 あらゆる  =所在 「しょゆう」は別の意味。
192 所在 あらゆる  =所有 「しょざい」は別の意味。
193 在処 ありか  =在所・存処
194 在所 ありか  =在処・存処 「ざいしょ」は故郷、田舎、住んでいるところの意味。
195 存処 ありか  =在処・在所
196 食蟻獣 ありくい  =蟻食 アリクイ科の哺乳類。
197 荒磯 ありそ 「あらいそ」とも。 波が荒く岩に覆われた海岸。
198 土荊芥 ありたそう  =有田草 アカザ科の植物。
199 虎刺 ありどおし  =蟻通 アカネ科の植物。
200 擬蟻 ありもどき  =蟻擬 甲虫。
201 主人 あるじ  =主 「しゅじん」とも。
202 亜爾然丁 あるぜんちん
アルゼンチン
203 有平糖 あるへいとう
アルヘイトウ 南蛮貿易で渡来した砂糖菓子。
204 彼是 あれこれ  =彼此 様々。
205 彼此 あれこれ
かれこれ  =彼是 様々。 「かれこれ」はとやかく、およその意味も。 「ひし」とも。
206 安房 あわ 千葉県南部の旧国名。
207 阿波 あわ 徳島県一帯の旧国名。
208 周章る あわてる cf.周章狼狽 熟字訓+送り仮名。
209 石決明 あわび  =鮑 ミミガイ科の巻貝。
210 望潮魚 いいだこ  =飯蛸 マダコ科のタコ。
211 許嫁 いいなずけ 婚約者。 幼少時に親の間で取り決めるものもいう。
212 許婚 いいなずけ 婚約者。 幼少時に親の間で取り決めるものもいう。
213 飯粒 いいぼ 「めしつぶ」とも。 肬も指す。
214 家壁蝨 いえだに
215 五百 いお 「ごひゃく」とも。 数の多いさまも意味する。
216 硫黄 いおう S。
217 五十日 いか "五十日(いか)の祝い"など 「ごじゅうにち」とも。 漢字より読みの数が多い。
218 墨魚 いか  =烏賊
219 烏賊 いか  =墨魚
220 如何 いかが
どう
いかん
221 笊籬 いかき 竹で編んだ籠。
222 斎垣 いがき 神社などの垣。
223 沃懸地 いかけじ 金銀の粉をまき研ぐ蒔絵の技法。
224 如何様 いかさま
いかよう "いかさま"は"いんちき、"いかよう”はどのようにの意味。
225 如何様師 いかさまし ペテン師。いんちき。
226 玉筋魚 いかなご 魚
227 如何に いかに どのように。 どれほど。
228 如何物食い いかものぐい 食べるものなど、趣味や好みが普通の人と異なること。
229 斑鳩 いかる
いかるが  =鵤 アトリ科の鳥。
230 如何 いかん  =何如・何若・何奈・奈何
231 何若 いかん  =何如・何奈・如何・奈何
232 何如 いかん  =何若・何奈・如何・奈何
233 何奈 いかん  =何如・何若・如何・奈何
234 奈何 いかん  =何若・何如・何奈・如何
235 髪菜 いぎす  =海髪 紅藻類。
236 海髪 いぎす
おごのり "いぎす"と"おごのり"は別の海藻。 =髪菜(いぎす) =江籬(おごのり)
237 生霊 いきすだま  =生魑魅 「いきりょう」「せいれい」とも。 生きている人の怨霊。
238 生魑魅 いきすだま  =生霊 生きている人の怨霊。
239 寝穢い いぎたない なかなか起きない。 寝相が悪い。
240 英吉利 いぎりす
イギリス
241 意気地 いくじ  cf。依怙地
242 斎串 いぐし 玉串。 竹の串。
243 幾人 いくたり どれほどの人数。 多くの人数。 「いくにん」とも。
244 欠唇 いぐち  =兎唇 縦に裂けた唇。口唇裂
245 兎唇 いぐち  =欠唇 縦に裂けた唇。口唇裂
246 幾許 いくばく  =幾何 どれくらい。
247 幾何 いくばく  =幾許 どれくらい。 「きか」は図形や空間を扱う学問を指す。
248 犠牲 いけにえ  =生贄 「ぎせい」とも。
249 居心地 いごこち
250 岐嶷 いこよか 堂堂として立派な姿形。
251 鶏魚 いさき  =伊佐木 釣り魚
252 沙子 いさご  =沙・砂・砂子 非常に細かい石。
253 石蚕 いさごむし  =沙虫 トビケラの幼虫。
254 大角草 いささぐさ ソラマメの別名。
255 寝聡い いざとい 眼が覚めやすい。
256 磯魚 いさな 磯の近くに棲む魚。
257 細小魚 いさな  =小魚 小さな魚。
258 小魚 いさな  =細小魚 「こざかな」とも。 小さな魚。
259 伊弉諾尊 いざなぎのみこと 神話で国土を産んだ男神。
260 伊邪那岐命 いざなぎのみこと 神話で国土を産んだ男神。
261 伊弉冉尊 いざなみのみこと 神話で国土を産んだ女神。
262 伊邪那美命 いざなみのみこと 神話で国土を産んだ女神。
263 斑葉 いさは 葉緑素が不足した葉。 白髪頭。
264 五十集 いさば 魚商人 江戸時代の小型の漁船。
265 十六夜 いざよい 陰暦(8月)16日の夜。
266 膝行る いざる 座ったまま移動する。 熟字訓+送り仮名。
267 水亀 いしがめ  =石亀
268 石椁 いしき
いわき  =石城 墓の石室。
269 尻当 いしきあて  =居敷当 着物の尻の部分を補強する布。
270 石塊 いしころ
いしくれ
271 石投 いしなご  =石子 昔の遊び。石投げ。
272 石子 いしなご  =石投 昔の遊び。石投げ。
273 石首魚 いしもち  =石持 ニベ科の海魚。シログチ。
274 茅膏菜 いしもちそう  =石持草 モウセンゴケ科の植物。
275 交喙 いすか  =鶍 アトリ科の鳥。
276 何処 いずこ
いずく
どこ
277 出石焼 いずしやき 兵庫県の陶磁器。
278 蚊母樹 いすのき マンサク科の植物名。
279 和泉 いずみ 大阪県南部の旧国名。
280 出雲 いずも 島根県東部の旧国名。
281 以色列 いすらえる
イスラエル
282 竜蝦 いせえび  =伊勢海老 祝事に用いるイセエビ科のエビ。
283 五十 いそ 「ごじゅう」とも。 数の多いさまも意味する。
284 五十路 いそじ 50歳。
285 伊曽保 いそっぷ
イソップ 紀元前6cの古代ギリシアの作家。
286 伊蘇普 いそっぷ
イソップ 紀元前6cの古代ギリシアの作家。
287 伊曾保 いそっぷ
イソップ 紀元前6cの古代ギリシアの作家。
288 磯蚯蚓 いそめ  =磯目 環形動物。
289 幼気 いたいけ 子どもなどがいじらしくかわいいこと。
290 悪戯 いたずら
291 木蓮子 いたび イヌビワの別名。
292 伊太利 いたりあ
イタリア
293 板山葵 いたわさ かまぼこにわさびを添えた料理。
294 赤檮 いちい  =櫟 イチイ科の樹木。
295 神巫 いちこ  =巫子・市子 死者の霊を借りてその考えを語る女性。口寄せ。
296 覆盆子 いちご  =苺
297 壱越調 いちこつちょう 雅楽の六調子の一。
298 映日果 いちじく  =無花果 クワ科の果実。
299 無花果 いちじく  =映日果 クワ科の果実。
300 一八 いちはつ  =鳶尾・鴟尾草  アヤメ科の植物。
301 鴟尾草 いちはつ  =鳶尾・一八  アヤメ科の植物。
302 鳶尾 いちはつ  =一八・鴟尾草  アヤメ科の植物。
303 鳶尾 いちはつ アヤメ科の植物。
304 黄麻 いちび  =青麻 アオイ科の植物。
305 青麻 いちび  =黄麻 アオイ科の植物。
306 鹿蹄草 いちやくそう  =一薬草 イチヤクソウ科の植物。
307 鴨脚樹 いちょう  =銀杏・公孫樹
308 公孫樹 いちょう  =鴨脚樹・銀杏
309 銀杏 いちょう  =鴨脚樹・公孫樹
310 銀杏返し いちょうがえし 昔の女性の髪形の一つ。
311 何時 いつ
312 稜威 いつ  =厳 神聖なこと。 威勢が強いこと。 「りょうい」は天子の御威光を意味する。
313 従兄 いとこ 「じゅうけい」とも。
314 従姉 いとこ 「じゅうし」とも。
315 従姉妹 いとこ 「じゅうしまい」とも。
316 従弟 いとこ 「じゅうてい」とも。
317 従妹 いとこ 「じゅうまい」とも。
318 従兄弟 いとこ 「じゅうけいてい」とも。
319 糸蜻蛉 いととんぼ  =豆娘
320 豆娘 いととんぼ  =糸蜻蛉
321 糸魚 いとよ トゲウオ科の魚。
322 金糸魚 いとよりだい  =金線魚・糸縒鯛 魚名。
323 金線魚 いとよりだい  =金糸魚・糸縒鯛 魚名。
324 田舎 いなか
325 鯔背銀杏 いなせいちょう 江戸時代の鯔の背に似せた髪形。
326 因幡 いなば 鳥取県東部の旧国名。
327 牛宿 いなみぼし  =稲見星 「ぎゅうしゅく」とも。 中国の星座の1つ。
328 稲荷 いなり 五穀の神。 狐。 油揚げ。
329 粗榧 いぬがや  =犬榧 イヌガヤ科の植物。
330 甎子苗 いぬくぐ カヤツリグサ科の植物。
331 犬黄楊 いぬつげ モチノキ科の植物。
332 犬の陰囊 いぬのふぐり ゴマノハグサ科の植物。
333 仙手欅 いぬぶな ブナ科の植物。
334 羅漢松 いぬまき  =犬槙 マキ科の樹木。
335 牛膝 いのこずち 「ごしつ」とも。ヒユ科の植物。
336 居囃子 いばやし 能の略式演奏。
337 息吹 いぶき  =気吹 呼吸。 生気。
338 気吹戸 いぶきど 神が穢れを払うところ。
339 肬取木 いぼたのき  =水蠟樹 モクセイ科の樹木。
340 水蠟樹 いぼたのき  =肬取木 モクセイ科の樹木。
341 疣取木 いぼたのき  =水蠟樹 モクセイ科の樹木。
342 虫白蠟 いぼたろう  =水蠟樹蠟 イボタロウムシの雄の幼虫が出す蠟。
343 水蠟樹蠟虫 いぼたろうむし イボタロウカタカイガラムシ。
344 今際 いまわ 死に際。
345 斎子 いむこ
いみこ  =忌子 神に奉仕する少女。
346 妹兄 いもせ  =妹背 夫婦。 兄と妹。
347 稲熱病 いもちびょう 「とうねつびょう」とも。 イネの病害。
348 蠑螈 いもり 「えいげん」とも。
349 弥終 いやはて 最後の意味。
350 弥弥 いよいよ  =弥
351 愈愈 いよいよ  =逾・愈 ますます。 ついに
352 刺蛾 いらが イラガ科のガ。
353 蕁麻 いらくさ  =刺草 イラクサ科の植物。
354 刺草 いらくさ  =蕁麻 イラクサ科の植物。  
355 郎子 いらつこ 若い男性の呼び方。
356 郎女 いらつめ 若い女性の呼び方。
357 刺虫 いらむし 刺蛾(イラガ)の幼虫。
358 熬海鼠 いりこ  =海参・熬り子 ナマコの腸を茹でて干したもの。
359 海参 いりこ  =熬海鼠 ・熬り子 ナマコの腸を茹でて干したもの。
360 海豚 いるか 「かいとん」とも。
361 刺青 いれずみ  =文身・入墨 「しせい」とも。
362 文身 いれずみ  =刺青・入墨 「ぶんしん」とも。
363 煎汁 いろり  =色利 鰹節や大豆の煮出し汁。
364 沈子 いわ  =錘 漁網をしずめるおもり。 石の錨。
365 斎人 いわいびと  =忌人 神を祀る人。
366 忌人 いわいびと  =斎人 神を祀る人。
367 忌瓮 いわいべ  =斎瓮 お神酒を入れる容器。 "瓮"は"かめ""もたい"と読む。
368 斎瓮 いわいべ  =忌瓮 お神酒を入れる容器。 "瓮"は"かめ""もたい"と読む。
369 磐座 いわくら  =岩座 神が住む場所。
370 岩清水 いわしみず 岩の間から流れ出る水。
371 石茸 いわたけ  =岩茸 地衣類。
372 苦苣苔 いわたばこ  =岩煙草 食用、薬用の植物。
373 岩煙草 いわたばこ  =苦苣苔 食用、薬用の植物。
374 岩魚 いわな サケ科の魚 =嘉魚
375 嘉魚 いわな サケ科の魚。
376 岩棠子 いわなし ツツジ科の植物。 =岩梨
377 石見 いわみ 島根県西部の旧国名。
378 所謂 いわゆる 世間で俗に言う。
379 岩曲 いわわだ 岩が曲がり水がよどんでいるところ。
380 羊墨 いんく
インク
381 英蘭土 いんぐらんど
イングランド  =英倫
382 英倫 いんぐらんど
イングランド  =英蘭土
383 眉児豆 いんげんまめ  =隠元豆
384 菜豆 いんげんまめ  =隠元豆
385 印度 いんど
インド
386 印籠決 いんろうじゃくり 戸障子の合わせ目の作り方。
387 維納 うぃーん
ウィーン
388 回鶻 ういぐる
ウイグル 「かいこつ」とも。
389 初冠 ういこうぶり
ういかむり 男子の元服。
390 魚河岸 うおがし 魚介類を競り売りする市場。 中央卸売市場を指すことも。
391 火酒 うぉっか
ウォッカ ロシアの蒸留酒。
392 倉稲魂 うかのみたま  =宇迦御魂・稲魂 五穀、イネの神。
393 稲魂 うかのみたま  =宇迦御魂・倉稲魂 五穀、イネの神。
394 窺見 うかみ  =斥候 間諜。スパイ行為。
395 斥候 うかみ  =窺見 「せっこう」とも。 間諜。スパイ行為。
396 親族 うから
うがら 「しんぞく」とも。
397 拝所 うがんじゅ 沖縄で神を拝むところ。
398 泛子 うき  =浮子 釣り糸につける目印。
399 浮子 うき  =泛子 釣り糸につける目印。
400 浮萍 うきくさ  =浮草・萍 「ふへい」とも。 ウキクサ科の植物。
401 石斑魚 うぐい  =鯏・鯎 コイ科の淡水魚。
402 祈狩 うけいがり 獲物を占いに用いる狩り。
403 五加木 うこぎ  =五加 ウコギ科の植物。
404 五加 うこぎ  =五加木 ウコギ科の植物。
405 大人 うし
おとな "うし"(「たいじん」とも)は先生や貴人の尊称。 "おとな"は「たいじん」「だいにん」とも。
406 髻華 うず 髪や冠に挿した花や葉の飾り。 
407 雲珠 うず 馬の飾り。
408 薄粧 うすけわい 薄化粧。
409 泡沫 うたかた 「ほうまつ」とも。 水泡。 はかないもののたとえ・
410 仮寝 うたたね 「かりね」とも。 =転た寝。
411 雅楽頭 うたのかみ 律令制で宮廷音楽を担当した役所の長官。
412 雅楽寮 うたりょう 「ががくりょう」とも。 律令制で宮廷音楽を担当した役所。
413 裲襠 うちかけ  =打掛・袿 武家の女性の礼服。
414 団扇 うちわ 「だんせん」とも。
415 楊櫨木 うつぎ  =卯木・空木 ユキノシタ科の樹木。
416 卯木 うつぎ  =空木・楊櫨木 ユキノシタ科の樹木。
417 呆気者 うつけもの  =空け者 愚か者のこと。
418 現身 うつしみ 生き身
419 現世 うつしよ 「げんぜ」「げんせ」とも。 この世。
420 現人 うつせみ  =空蟬 生き身。 現世。
421 打棄る うっちゃる  =打遣る 投げ捨てる。 ほうっておく。
422 打遣る うっちゃる  =打棄る 投げ捨てる。 ほうっておく。
423 空五倍子 うつぶし  =空柴 ヌルデの芽の虫こぶで染料やお歯黒用。
424 空柴 うつぶし  =空五倍子 ヌルデの芽の虫こぶで染料やお歯黒用
425 鱓魚 うつぼ  =鱓 ウツボ科の魚。
426 猪籠草 うつぼかずら  =靫葛・靫蔓 つる性植物。
427 独活 うど  =土当帰 アコギ科の植物。
428 善知鳥 うとう ウミスズメ科の鳥。
429 内舎人 うどねり 律令制で宮中の宿直などを担当した役人。
430 首肯く うなずく  =頷く・肯く 熟字訓+送り仮名。
431 項垂れる うなだれる しょげかえる。
432 池溝 うなて  =溝 田に水を引く溝。
433 海粟 うに 動物名。その卵巣を加工した食品が雲丹。
434 雲丹 うに 食品名。海栗の卵巣を加工したもの。
435 一角獣 うにこーる
ゆにこーん
ウニコール
ユニコーン
436 己惚れる うぬぼれる  =自惚れる
437 自惚れる うぬぼれる  =己惚れる
438 采女 うねめ 宮中で天皇や皇后の世話をした女官。
439 乳母 うば
おんば
めのと 母親代わり。
440 姥百合 うばゆり  =蕎麦葉貝母 ユリ科の植物。
441 蕎麦葉貝母 うばゆり  =姥百合 漢字の数より読み仮名の数が少ない熟字訓。
442 初心 うぶ  =初 「しょしん」とも。 純情で恋愛感情に疎いさま。
443 産土 うぶすな 生まれた土地。
444 産土神 うぶすながみ 生まれた土地の守護神。
445 孕女 うぶめ  =産女 妊娠前後の女性。
446 美味い うまい  =旨い・甘い
447 熟寝 うまい  =旨寝・味寝 熟睡。
448 上手い うまい  =巧い
449 苜蓿 うまごやし  =連枝草・馬肥 マメ科の帰化植物。
450 連枝草 うまごやし  =苜蓿 ・馬肥 マメ科の帰化植物。
451 味酒 うまさけ
うまざけ  =旨酒 美酒のこと。
452 美し国 うましくに すばらしい国。
453 石女 うまずめ  =不生女 子を産めない女性の蔑称。
454 不生女 うまずめ  =石女 子を産めない女性の蔑称。
455 馬塞 うませ  =馬柵 馬を囲っておく柵。
456 馬柵 うませ  =馬塞 馬を囲っておく柵。
457 毛茛 うまのあしがた  =馬の足形 「もうこん」とも。
458 馬の陰貝 うまのくぼがい  コヤスガイの別名。
459 馬兜鈴 うまのすずくさ  =馬鈴草 ウマノスズクサ科の植物。
460 績麻 うみお
うみそ  =績荢 つむいだ麻糸。
461 竜葵 うみほおずき  =海酸漿 巻貝の卵嚢。
462 海酸漿 うみほおずき  =竜葵 巻貝の卵嚢。
463 落霜紅 うめもどき  =梅擬 モチノキ科の樹木。
464 卜兆 うらかた  =占形・占象 甲羅や骨を焼いて占った結果。
465 心悲しい うらがなしい なんとなく悲しい。物悲しい。
466 末殺 うらごけ  =梢殺 梢の付近だけ幹が細いこと。
467 浦塩斯徳 うらじおすとく
ウラジオストク ロシアの港湾都市で、シベリア鉄道の終点。
468 虎掌 うらしまそう  =浦島草 サトイモ科の植物
469 白梨樹 うらじろのき  =裏白の木 バラ科の樹木。
470 卜書 うらぶみ  -占文 占いの結果を記した文書。
471 守瓜 うりばえ  =瓜蠅 ウリハムシの別名でウリの害虫。
472 五月蝿い うるさい
473 五月蠅い うるさい
474 漆瘡 うるしかぶれ ウルシ科植物の毒による皮膚炎。
475 粳稲 うるしね  粘り気が少ない炊飯用の米。粳米(うるちまい)。
476 得撫草 うるっぷそう
ウルップソウ ゴマノハグサ科の植物。
477 得撫島 うるっぷとう
ウルップとう 千島列島の中央にある島。
478 狼狽える うろたえる 予期しないことに慌ててまごつく。 熟字訓+送り仮名。
479 表着 うわぎ  =上着
480 釉薬 うわぐすり  =釉 陶磁器のつやを出す薬。
481 譫言 うわごと  =囈言 「せんげん」とも。 正気を失い口走る言葉。 無責任な言葉。
482 次妻 うわなり  =後妻 後に娶った妻。 嫉妬。
483 後妻 うわなり  =次妻 後に娶った妻。 嫉妬。 「ごさい」は再婚した妻。
484 蟒蛇 うわばみ  =蟒 巨大な蛇。 大酒飲み。
485 外障 うわひ  =上翳  瞳が曇る病気。
486 上不見桜 うわみずざくら  =上溝桜 バラ科の樹木。
487 浮塵子 うんか ウンカ科の昆虫。
488 紅糟粥 うんぞうがゆ  =温糟粥 12月8日に禅寺で食べるおかゆ。
489 海鷂魚 えい  =鱏。 "鷂"は"はいたか"と読む。 漢字より読み仮名の数が多い。
490 画韋 えがわ  文様を染めたなめし革。 =絵革。
491 愛迪生 えじそん
エジソン
492 埃及 えじぷと
エジプト
493 嘔吐く えずく 吐く。もどす。
494 似非 えせ  =似而非 似ているが異なるもの。
495 似而非 えせ  =似非 似ているが異なるもの。
496 狗母魚 えそ  =鱛 かまぼこなどに使われる魚。
497 蝦夷 えぞ
えみし 北海道の旧称。 民族名。
498 藍菊 えぞぎく  =蝦夷菊 キク科の植物。
499 蝦夷菊 えぞぎく  =藍菊 キク科の植物。
500 蝦夷菫 えぞすみれ  =胡菫菜 エイザンスミレの別名。
501 胡菫菜 えぞすみれ  =蝦夷菫 エイザンスミレの別名。
502 岐路 えだみち 本筋を離れた方向。 =枝道 「きろ」は分かれ道を指す。
503 干支 えと 「かんし」とも。
504 択捉 えとろふ 北方領土最大の島。
505 胞衣 えな 出産直後の母体からの排出物。後産。
506 金雀児 えにしだ  =金雀枝 マメ科の植物。
507 金雀枝 えにしだ  =金雀児 マメ科の植物。
508 犬児 えのこ  =狗・犬子  犬の子。
509 犬子 えのこ  =狗・犬児  犬の子。
510 狗尾草 えのころぐさ
511 蛭子 えびす  =恵比寿・恵比須 漁業や商売繁盛の神で七福神の一人。
512 吉方 えほう  =恵方 縁起が良いとされる方角。
513 烏帽子 えぼし 元服した男性の帽子。
514 疫病 えやみ 「えきびょう」とも。流行病や熱病。
515 疫病草 えやみぐさ  =瘧草 竜胆の昔の呼称。
516 瘧草 えやみぐさ リンドウの旧名。 =疫病草 "瘧"は"おこり"と読み、マラリアを指す
517 閻魔蟋蟀 えんまこおろぎ
518 美味しい おいしい
519 追風 おいて 順風。
520 老次 おいなみ 老年期のこと。
521 花魁 おいらん (地位の高い)遊女。
522 花魁草 おいらんそう 植物名。
523 老女 おうな 「ろうじょ」とも。 年を取った女性。
524 近江 おうみ 滋賀県一帯の旧国名。
525 蚍蜉 おおあり 「ひふ」とも。
526 大炊 おおい 天皇の食事。
527 大炊寮 おおいりょう
おおいのつかさ 律令制で納められた米を各官庁に配分した役所。
528 従祖父 おおおじ  =大伯父・大叔父 祖父母の兄弟。
529 従祖母 おおおば  =大伯母・大叔母 祖父母の姉妹。
530 大鼓 おおかわ  =大革 「おおつづみ」とも。 囃子に用いる大きな鼓。 cf."たいこ"は"太鼓"で別。
531 大塊 おおぐれ 体格が大きいこと。 「たいかい」は土のかたまり、大地を指す。
532 祖父 おおじ
じい
じじ 「そふ」とも。
533 大世帯 おおじょたい  =大世帯 構成する人の多い家族や組織。
534 毫州 おーすとらりあ
オーストラリア  =濠太剌利  「ごうしゅう」とも。
535 濠太剌利 おーすとらりあ
オーストラリア  =豪州
536 蒼鷹 おおたか  =大鷹 タカ科の鳥名。 「そうよう」は羽が青い鷹を指す。
537 大殿油 おおとなぶら 宮殿の灯火用の油。
538 祖母 おおば
ばあ
ばば 「そぼ」とも。
539 車前 おおばこ  =車前草・大葉子 オオバコ科の植物。
540 車前草 おおばこ  =車前・大葉子 オオバコ科の植物。
541 大連 おおむらじ 大和朝廷の政治の担当者。 「だいれん」「たーりえん」は中国の地名。
542 大凡 おおよそ  =凡 あらまし。 ほぼ。
543 極光 おーろら
オーロラ 「きょっこう」とも。
544 大曲 おおわだ 川や湖の入江。 「おおまがり」は地名。
545 大鋸屑 おがくず のこぎりの切りかす。
546 可笑しい おかしい
547 御菜 おかず  =御数 副食。
548 黄心樹 おがたまのき  =小賀玉木 モクレン科の植物。
549 御河童 おかっぱ
550 珍珠菜 おかとらのお  =岡虎尾 サクラソウ科の植物。
551 陸稲 おかぼ 「りくとう」とも。 畑で栽培するイネ。
552 女将 おかみ 「じょしょう」とも。 料亭や旅館の女主人。
553 御内儀 おかみ  =御上 他人の妻の敬称。
554 麻殻 おがら  =苧殻 アサの皮を剥いだ茎。
555 清器 おかわ  =御厠 おまる。
556 隠岐 おき 島根県沖の島一帯の旧国名。
557 息嘯 おきそ 溜息。
558 白頭翁 おきなぐさ  =翁草 キンポウゲ科の樹木。
559 尺蠖 おぎむし 「せっかく」「せきかく」「しゃっかく」とも。 尺取虫の旧称。 
560 御髪 おぐし
みぐし 他人の頭髪の敬称。
561 苧屑頭巾 おくそずきん
ほくそずきん 苧(からむし)の茎で作った頭巾。
562 晩稲 おくて  =奥手 他より遅く実るイネ。
563 晩生 おくて  =奥手 他より遅く熟す品種。 成熟の遅い人。
564 童男 おぐな 男の子。
565 噫気 おくび "あいき"とも。ゲップ
566 噯気 おくび 「あいき」とも。ゲップ。
567 金沸草 おぐるま  =於覆花・小車 キク科の植物。
568 旋覆花 おぐるま  =金沸草・小車 キク科の植物。
569 白朮 おけら  =朮 キク科の植物。 「びゃくじゅつ」は"おけら"の根茎を乾かした薬。
570 白朮祭 おけらまつり  =朮祭 京都の八坂神社の正月の祭。
571 虎魚 おこぜ  =鰧
572 江籬 おごのり  =海髪 紅藻類。
573 御降 おさがり 三が日の雨雪。
574 伯父 おじ 父母の兄。 父母の姉の夫。
575 叔父 おじ 「しゅくふ」とも。 父母の弟。 父母の妹の夫。
576 御祖父さん おじいさん
577 小父さん おじさん 他人の"おじさん"
578 鴛鴦 おしどり 「えんおう」とも。
579 襁褓 おしめ
むつき 「きょうほう」とも。おむつ
580 御洒落 おしゃれ
581 白粉 おしろい 化粧用の粉や液。
582 白粉花 おしろいばな  =紫茉莉 オシロイバナ科。
583 紫茉莉 おしろいばな  =白粉花 オシロイバナ科。
584 嬋媛 おそよか 艶やかで美しいこと。
585 御母様 おたあさま
おたたさま
おかあさま 母の敬称。
586 蝌蚪 おたまじゃくし 「かと」とも。
587 御為倒し おためごかし 相手を思いやるふりをしつつ自らの利益を考えること。
588 遠方 おちかた 「えんぽう」とも。
589 遠近 おちこち  =彼方此方 あちこち。 
590 彼方此方 おちこち  =遠近 あちこち。 
591 零落れる おちぶれる  =落魄れる 熟字訓+送り仮名。
592 落魄れる おちぶれる  =零落れる 熟字訓+送り仮名。
593 変若水 おちみず  =復水 飲めば若返るという水。 「ふくすい」は気体を液体に戻すことをいう。
594 復水 おちみず  =変若水 飲めば若返るという水。 「ふくすい」は気体を液体に戻すことをいう。
595 落人 おちゅうど
おちうど 戦いに敗れ忍んで生活するもの。
596 牛津 おっくすふぉーど
オックスフォード ロンドンのテムズ川沿いの大学都市。
597 御汁 おつけ  =御付 味噌汁。
598 仰有る おっしゃる
599 追而書 おってがき 追伸。二伸。
600 良人 おっと  =夫
601 海狗 おっとせい  =膃肭臍
602 膃肭臍 おっとせい  =海狗
603 御頭 おつむ あたまを意味する幼児語。
604 小連翹 おとぎりそう  =弟切草 「しょうれんぎょう」とも。
605 男郎子 おとこえし  =敗醬 オミナエシ科の植物で女郎花より葉が大きい。
606 敗醬 おとこえし  =男郎子 オミナエシ科の植物で女郎花より葉が大きい。
607 俠気 おとこぎ 「きょうき」とも。 =男気 弱い物を助ける男らしい気質。
608 男伊達 おとこだて 男として仁義を重んじること。
609 大殿 おとど  =大臣 貴人の住居。 公卿。 貴婦人。
610 大臣 おとど  =大殿 「だいじん」とも。 貴人の住居。 公卿。 貴婦人。
611 一昨日 おととい
おとつい 「いっさくじつ」とも。
612 一昨年 おととし 「いっさくねん」とも。
613 少女 おとめ  =乙女 「しょうじょ」とも。
614 媒鳥 おとり  =囮 鳥獣をおびきよせる他の動物。 人を誘導するもの。
615 野芝麻 おどりこそう  =踊子草 シソ科の植物。
616 荊棘 おどろ  =棘 草木や髪の毛が乱れていること。 「けいきょく」はいばらや障害を意味する。
617 巻耳 おなもみ
みみなぐさ "おなもみ"はキク科、"みみなぐさ"はナデシコ科の植物。
618 鬼蜻蜓 おにやんま
619 巻丹 おにゆり ユリ科の植物。 =鬼百合。
620 鬼百合 おにゆり  =巻丹
621 各各 おのおの  =各。
622 叔母 おば 「しゅくぼ」とも。 父母の妹。 父母の弟の妻。
623 伯母 おば 父母の姉。 父母の兄の妻。
624 御祖母さん おばあさん
625 鉄漿 おはぐろ
かね  =御歯黒  "おはぐろ"に用いる液が"かね"。
626 十八番 おはこ 「じゅうはちばん」とも。 得意技。 陳腐な動作。
627 小母さん おばさん 他人の"おばさん"
628 男茎 おはせ ペニス。
629 牛筋草 おひしば  =雄日芝 イネ科の植物。
630 大鮃 おひょう カレイ科の海魚。
631 紅樹 おひるぎ  =雄蛭木 ヒルギ科の樹木。 
632 未通女 おぼこ 世間や男性を知らない人。うぶ。生娘。
633 御火焼 おほたき
おひたき  =御火焚  京都や大阪の火祭り。
634 御虎子 おまる 幼児用のポータブル便器。
635 御巡りさん おまわりさん
636 小斎 おみ  =小忌 神事で身を清め慎む行為。
637 小忌 おみ  =小斎 神事で身を清め慎む行為。
638 大神酒 おみき  =御神酒。 神に供える酒。
639 御神酒 おみき   =大神酒。 神に供える酒。 
640 御神籤 おみくじ  =御御籤
641 小忌衣 おみごろも 神事で身を清めるための白地の服。
642 女郎花 おみなえし 秋の七草の一つ。
643 臆虫 おめむし ワラジムシ。
644 御父様 おもうさま
おとうさま
645 以為 おもえらく 思うには。
646 面繫 おもがい  =覊・面懸 馬の頭から轡にかけるひも。
647 面懸 おもがい  =覊・面#32363; 馬の頭から轡にかけるひも。
648 面瘡 おもくさ 顔のできもの。
649 沢瀉 おもだか  =面高 オモダカ科の植物。
650 玩具 おもちゃ 「がんぐ」とも。
651 重傷 おもで  =重手 「じゅうしょう」とも。
652 万年青 おもと ユリ科の植物。
653 母屋 おもや  =母家 「もや」とも。 建物の中央部分。 本店。
654 母家 おもや  =母家 建物の中央部分。 本店。
655 女形 おやま 「おんながた」とも。 歌舞伎で女役の男。 女の操り人形。
656 猩猩 おらんうーたん
オランウータン 「しょうじょう」とも。
657 阿蘭陀 おらんだ
オランダ  =和蘭・和蘭陀
658 阿蘭陀 おらんだ
オランダ  =阿蘭陀・和蘭
659 和蘭 おらんだ
オランダ  =阿蘭陀・和蘭陀
660 阿利襪 おりーぶ
オリーブ  =阿利布
661 阿利布 おりーぶ
オリーブ  =阿利襪
662 自鳴琴 おるごーる
オルゴール
663 下風 おろし  山から吹く強風。 =颪
664 大蛇 おろち 「だいじゃ」とも。 大きな蛇。 蠎(うわばみ)。 
665 御衣 おんぞ
みけし お召し物。
666 乳母日傘 おんばひがさ 恵まれた家庭環境で大切に育てられること。
667 母さん かあさん
668 甲斐 かい 山梨県一帯の旧国名。 効果 (=効・詮)
669 甲斐甲斐しい かいがいしい きびきびしている。
670 甲斐絹 かいき  =海気・海黄 細かく織った平織りの織物。
671 匙笥 かいげ  =搔笥 風呂などで用いる小さい桶。
672 搔笥 かいげ  =匙笥 風呂などで用いる小さい桶。
673 甲斐性 かいしょう 経済力などがあり頼もしいこと。
674 垣外 かいと "垣内"も"かいと"と読む…"同音対義語"
675 垣内 かいと "垣外"も"かいと"と読む…"同音対義語"
676 花仙 かいどう バラ科の植物名。 =海棠。
677 貝寄風 かいよせ 陰暦2月20日頃に吹く西風。
678 梅花皮 かいらぎ  =鰄 突起をもつ魚の皮。
679 穎割れ かいわれ 芽を出したばかりの大根など。
680 頴割れ かいわれ 芽を出したばかりの大根など。
681 鶏冠木 かえで  =楓
682 槭楓 かえで  =楓・槭
683 蛙手 かえで
684 加加阿 かかお
カカオ チョコレートの原料。
685 母様 かかさま おかあさま。
686 鹿驚 かかし
かがし 見かけ倒しのものをたとえていうことも。
687 案山子 かかし
かがし 見かけ倒しのものをたとえていうことも。
688 大蚊 ががんぼ 昆虫類。 蚊ではない。
689 牡蠣 かき 「ぼれい」とも。 イタボガキ科の二枚貝。
690 杜若 かきつばた  =燕子花 アヤメ科の植物。
691 燕子花 かきつばた  =杜若 アヤメ科の植物。
692 馬蹄草 かきどおし  =垣通・連銭草 シソ科の植物。
693 連銭草 かきどおし  =垣通・馬蹄草 シソ科の植物。
694 鉤状 かぎなり 「かぎじょう」とも。 かぎのように曲がった形。
695 民部 かきべ  =部曲 古代の豪族の私有民。 「みんぶ」は律令制の役所。
696 部曲 かきべ  =民部 古代の豪族の私有民。
697 陽炎 かぎろい
かげろう 「ようえん」とも。 =火光(かぎろい) 明け方にちらちら光る陽の光。 強い日光の影響で空気がゆらゆらと炎のように見える現象。
698 堅磐 かきわ 硬い岩。 不変のもの。
699 混合酒 かくてる
カクテル
700 如此 かくのごとし  =如斯 このようである。
701 如斯 かくのごとし  =如此 このようである。
702 杜夫魚 かくぶつ カマキリの別名。
703 神楽 かぐら 神を祀る舞楽。 歌舞伎などの囃子。
704 神楽月 かぐらづき 陰暦11月。
705 陰日向 かげひなた 人前で態度を変えること。 陰での援助。
706 欠片 かけら
707 蜉蝣 かげろう  =蜻蛉 「ふゆう」とも。 カゲロウ目の昆虫。
708 蜻蛉 かげろう
とんぼ  =蜉蝣(かげろう) =蜻蜓(とんぼ) 「せいれい」とも。 "かげろう"はカゲロウ目の昆虫だが、"とんぼ"の旧称でもある。
709 水手 かこ  =水夫 船乗り。
710 水夫 かこ  =水手 「すいふ」とも。 船乗り。 
711 駕籠 かご
712 駕籠舁 かごかき かごを担ぐ人。
713 託言 かごと 言い訳。 愚痴。
714 挿頭す かざす 飾り付ける。 枝や花を頭に挿す。
715 汗衫 かざみ 汗を取る衣服。 夏の正装の一つ。
716 河岸 かし 舟が寄る川の岸。 魚市場。 飲食する場所。 「かわぎし」は単純に川の岸を指す。
717 鍛冶 かじ 「たんや」とも。 金属を加工すること。
718 杜父魚 かじか  =鰍 カジカ科の淡水魚。
719 金襖子 かじかがえる  =河鹿蛙
720 旗魚 かじき  =梶木
721 搗布 かじめ 褐藻類。
722 黄鶏 かしわ ニワトリ。 鶏肉。
723 膳夫 かしわで  =膳 宮中の料理人。
724 拍手 かしわで  =柏手 手を打ち合わせて神を拝むこと。 「はくしゅ」は賞賛の意を示すもの。
725 瓦斯 がす
ガス
726 主計頭 かずえのかみ 律令制で国家の財政を担当した役所の長官。
727 被衣 かずき 高貴な女性が人目を避けるためにかぶった布。
728 飛白 かすり  =絣 かすったような模様の織物。
729 石陰子 かせ  ウニの殻。
730 鹿杖 かせづえ  先端が分かれた杖。 鹿の角をつけた杖。
731 父母 かぞいろは 「ふぼ」「ちちはは」とも。
732 和雑膾 かぞうなます 複数の魚の刺身を混ぜあえた料理。
733 方人 かたうど 「かたひと」とも。 歌合わせの片組。 味方。
734 片方 かたえ 「かたほう」とも。
735 旁旁 かたがた  =旁 ついでに。 ~がてら。
736 気質 かたぎ 特有の性質。 「きしつ」とも。
737 醇酒 かたざけ  =堅酒 発酵させただけの酒。
738 固唾 かたず 緊張した時にたまる唾。
739 蝸牛 かたつむり
でんでんむし 「かぎゅう」とも。
740 結政所 かたなしどころ 律令制で書類を扱った役所。
741 酢漿草 かたばみ  =酸漿草 カタバミ科の植物。
742 酸漿草 かたばみ  =酢漿草 カタバミ科の植物。
743 鳩酸草 かたばみ  =酢漿草 植物名。
744 帷子 かたびら 麻や絹で成るひとえの衣服。 几帳の薄幕。
745 加答児 かたる
カタル 粘膜が爛れる症状。
746 川太郎 がたろ  =河太郎 河童の別名。
747 徒歩 かち  =徒・徒士 歩いて行くこと。 下級武士。
748 歩射 かちゆみ  =徒弓 「ぶしゃ」とも。 歩きながら弓を射ること。
749 松魚 かつお  =鰹 サバ科。
750 堅魚 かつお  =鰹
751 堅魚木 かつおぎ  =鰹木 神社などの棟木の装飾
752 腸線 がっと
ガット 羊や豚の腸からなり、弦に使われる糸。
753 河童 かっぱ 吐く。もどす。
754 首途 かどで  =門出 「しゅと」とも。
755 看督長 かどのおさ 平安時代の牢屋の看守人。
756 加持力 かとりっく
カトリック
757 勾引かす かどわかす  =拐す 誘拐する。
758 釜殿 かなえどの  =鼎殿 宮中で湯や膳を用意する大奥の建物。
759 方頭魚 かながしら  =火魚 ホウボウ科の海魚。
760 火魚 かながしら  =方頭魚 ホウボウ科の海魚。
761 金巾 かなきん
カナキン 平織りの綿織物。
762 加奈陀 かなだ
カナダ
763 金鉗 かなばし  =金箸 焼けた鉄を挟む道具。 "鉗"は"くびかせ"と読む。
764 蛇舅母 かなへび  =金蛇 カナヘビ科のトカゲ。
765 金椀 かなまり  =鋺 金属製のおわん。 「かなわん」とも。 
766 金糸雀 かなりあ 「きんしじゃく」とも。 鑑賞用の鳥。
767 海金砂 かにくさ シダ植物。
768 擬蠍 かにむし  =蟹虫 節足動物。
769 曲尺 かねじゃく 「きょくしゃく」とも。 直角に曲がった金属製のものさし。
770 蕪菁 かぶ
かぶら  =蕪 アブラナ科の植物。
771 臭橙 かぶす 香味料に用いるダイダイ。
772 頭槌の大刀 かぶつちのたち
くぶつちのたち  =頭椎の大刀 古代の大刀の様式
773 頭椎の大刀 かぶつちのたち
くぶつちのたち  =頭槌の大刀 古代の大刀の様式
774 鱟魚 かぶとがに  =鱟・兜蟹 天然記念物の節足動物。
775 鏑矢 かぶらや  =鏑 木や角をつけた矢。
776 南瓜 かぼちゃ ウリ科の植物。
777 香蒲 がま  =蒲 ガマ科の植物。
778 蟷螂 かまきり  =螳螂・鎌切 「とうろう」とも。
779 螳螂 かまきり  =蟷螂・鎌切 「とうろう」とも。
780 梭魚 かます  =梭子魚・魳 海魚。
781 梭子魚 かます  =梭魚・魳 海魚。
782 蒲魚 かまとと 上品ぶって知らないふりをすること。
783 長官 かみ 律令制で四等官の最高位。
784 剃刀 かみそり
785 霹靂 かみとき
かみとけ 「へきれき」とも。 落雷のこと。
786 加密爾列 かみるれ
かもみーる
カミルレ
カモミール キク科の植物名。
787 椿象 かめむし  =亀虫 悪臭を放つ昆虫。
788 氈瓜 かもうり  トウガンの別名。
789 羚羊 かもしか  =羚 ウシ科。
790 氈鹿 かもしか ウシ科。
791 鴨嘴獣 かものはし  =鴨嘴。
792 掃部 かもん
かもり 律令制で宮中の掃除などを行った役人。
793 蚊帳 かや  =蚊屋。 「かちょう」「ぶんちょう」とも。
794 蚊帳吊草 かやつりぐさ 植物名。 =莎草
795 掛落 から  =掛絡・掛羅 禅僧の略式袈裟。 根付け。
796 掛絡 から  =掛落・掛羅 禅僧の略式袈裟。 根付け。
797 掛羅 から  =掛絡・掛落 禅僧の略式袈裟。 根付け。
798 揶揄う からかう  =揶う・揄う 熟字訓+送り仮名。
799 響尾蛇 がらがらへび
800 厳器 からくしげ  =唐櫛笥 櫛を入れる箱。
801 機関 からくり  =絡繰 「きかん」は別の意味。
802 哈剌和林 からこるむ
カラコルム  =和寧・和寧 モンゴル帝国の首都。
803 和林 からこるむ
カラコルム  =和寧・哈剌和林 モンゴル帝国の首都。
804 和寧 からこるむ
カラコルム  =和林・哈剌和林 モンゴル帝国の首都。
805 乾鮭 からざけ 鮭のはらわたを干した食品。
806 芥子 からし 「けし」は別の植物。 =芥・辛子。
807 芥子菜 からしな カラシの原料。 =芥菜。
808 硝子 がらす
ガラス
809 老鴉瓜 からすうり  =王瓜 ウリ科の植物。
810 王瓜 からすうり  =老鴉瓜 ウリ科の植物。
811 蚌貝 からすがい  =烏貝 イシガイ科の二枚貝。
812 乾咳 からせき
からぜき 痰が出ない咳。
813 身体 からだ  =体・軀 「しんたい」とも。
814 枳殻 からたち  =枳 ミカン科の植物。
815 百両金 からたちばな  =唐橘 ヤブコウジ科の樹木。
816 乾っ風 からっかぜ 降雨なしで吹く風。
817 空梅雨 からつゆ 降水の少ない梅雨の時期。
818 権衡 からばかり  =柄衡・唐秤 はかりのこと。 「けんこう」とも。
819 屍櫃 からひつ  =辛櫃 遺体を入れる棺。
820 乾拭き からぶき
821 樺太 からふと
さはりん
サハリン
822 落葉松 からまつ  =唐松 マツ科の樹木。
823 苧麻 からむし  =苧 イラクサ科の植物で昔の繊維の代表。
824 苟且 かりそめ  =仮初 「こうしょ」とも。 一時の間に合わせ 軽率なこと 些細なこと
825 加州 かりふぉるにあ
カリフォルニア
826 青茅 かりやす  =刈安 イネ科の植物。
827 猟人 かりゅうど
かりうど  =狩人 猟師のこと。
828 狩人 かりゅうど
かりうど  =猟人 猟師のこと。
829 花梨 かりん バラ科の植物。果実酒や薬に。
830 花櫚 かりん マメ科の植物。細工物に。
831 軽衫 かるさん
カルサン ゆるく裾の狭い袴。
832 骨牌 かるた
カルタ 「こっぱい」とも。
833 骨牒 かるた
カルタ  =歌留多・加留多
834 歌留多 かるた
カルタ  =加留多・骨牌
835 加留多 かるた
カルタ  =歌留多・骨牌
836 浮石糖 かるめら
カルメラ  =泡糖 ざらめ糖を用いた菓子。
837 泡糖 かるめら
カルメラ  =浮石糖 ざらめ糖を用いた菓子。
838 甲乙 かるめる
かりめり  =上下 音の高低  「こうおつ」は別の意味。
839 王餘魚 かれい  =鰈
840 乾飯 かれいい 「ほしいい」とも。 米を蒸して乾かした保存食。 =餉
841 川獺 かわうそ  =獺・水獺 イタチ科。
842 水獺 かわうそ  =獺:川獺 イタチ科。
843 川螻蛄 かわげら 昆虫類。
844 為替 かわせ 現金ではなく手形や証書で送金する。
845 水狗 かわせみ  =翡翠・魚狗・魚虎
846 魚狗 かわせみ  =翡翠・魚虎・水狗 鳥名。
847 魚虎 かわせみ
はりせんぼん  =翡翠・魚狗・水狗 は鳥名。 =針千本 は魚名。
848 河内 かわち
はのい
ハノイ 大阪府南東部の旧国名。 ベトナムの首都。
849 河貝子 かわにな 巻貝。 =川蜷。
850 水楊 かわやなぎ  =川楊 ヤナギ科の樹木。
851 河原 かわら  =川原・磧
852 川原 かわら  =川原・磧
853 川曲 かわわ 川が曲がって緩やかに流れるところ。
854 杜衡 かんあおい  =寒葵 ウマノスズクサ科の植物。
855 袋鼠 かんがるー
カンガルー
856 主神 かんざね  =神実 神の正体。 神主。
857 寒復習 かんざらい 寒中に水を浴びて身を清めること。
858 乾陀羅 がんだーら
ガンダーラ  =健駄羅 古代インドの美術が栄えた町。
859 健駄羅 がんだーら
ガンダーラ  =乾陀羅 古代インドの美術が栄えた町。
860 強盗頭巾 がんどうずきん 目以外の顔を覆った頭巾。
861 惟神 かんながら  =随神 「神の思し召し」を意味する神道の言葉
862 随神 かんながら  =惟神 「神の思し召し」を意味する神道の言葉
863 貫木 かんぬき 戸を閉めた状態にしておく横木。 相撲の技 =閂
864 柬蒲塞 かんぼじあ
カンボジア  =柬埔寨
865 柬埔寨 かんぼじあ
カンボジア  =柬蒲塞
866 懸鉤子 きいちご  =木苺 バラ科の植物。
867 木尺 きがね  =木矩 模様の歪みを調べる直角定規。
868 木蠧虫 きくいむし  =木食虫 キクイムシ科の甲虫 キクイムシ科の甲殻類。
869 木蠹虫 きくいむし  =木食虫 キクイムシ科の甲虫 キクイムシ科の甲殻類。
870 聞道 きくならく  =聞説 聞くところによると。
871 聞説 きくならく  =聞道 聞くところによると。
872 菊の被綿 きくのきせわた cf. 重陽の節句。
873 木耳 きくらげ キクラゲ科のキノコ。
874 樵夫 きこり  =樵
875 段段 ぎざぎざ  =刻刻  「だんだん」は別の意味。
876 刻刻 ぎざぎざ  =段段 「こくこく」は別の意味。
877 扁螺 きさご
きしゃご  =細螺・喜佐古 巻貝。
878 細螺 きさご
きしゃご  =扁螺・喜佐古 巻貝。
879 細瓮 きさべ 小さな壺。
880 如月 きさらぎ  =更衣・衣更着
881 更衣 きさらぎ  =如月・衣更着
882 木淡 きざわし  =木醂 熟したカキ。
883 素地 きじ  =生地 「そじ」とも。 本性。 すっぴん。 素焼き。
884 羊蹄 ぎしぎし タデ科の植物。
885 長寿花 きずいせん  =黄水仙 ヒガンバナ科の植物。
886 著長 きせなが  =着背長 大将の鎧。
887 煙管 きせる
キセル 不正乗車を指すことも。
888 被綿 きせわた  =着せ綿 重陽の節句で菊にかぶせる綿。
889 生蕎麦 きそば  そば粉のみで作ったそば。
890 着衣始 きそはじめ 正月に衣更えをする江戸時代の儀式。
891 堅塩 きたし 「かたしお」とも。 未精製の塩
892 蓄縮 きっしく けちなこと。 生真面目なこと。
893 毬杖 ぎっちょう
ぎちょう  =毬打 毬を打つ正月の遊び、道具。
894 毬打 ぎっちょう
ぎちょう  =毬杖 毬を打つ正月の遊び、道具。
895 啄木鳥 きつつき
けら
けらきつつき キツツキ科の鳥。
896 急度 きっと  =屹度
897 爵牀 きつねのまご  =狐の孫 キツネノマゴ科の植物。
898 狐日和 きつねびより 不順な天候。
899 規那 きな
キナ アカネ科の植物で樹皮からキニーネが作られる。
900 半銭 きなか  =寸半 わずかなこと。
901 焦臭い きなくさい こげくさい。 不穏な気配がする。 胡散臭い。
902 規尼涅 きにーね
キニーネ キナの樹皮から作られた薬でマラリアの特効薬でもある。
903 仙人帽 きぬがさたけ  =絹傘茸・衣笠茸 キノコ。
904 衣被 きぬかつぎ サトイモを皮つきのまま茹でた料理。
905 後朝 きぬぎぬ  =衣衣 男女が共に寝た翌朝。その別れ。
906 昨日 きのう 「さくじつ」とも。
907 独脚蜂 きばち  =樹蜂 キバチ科の蜂。
908 急焼 きびしょ 急須のこと。
909 生皮苧 きびそ 繭の糸くずを乾燥させたもの。
910 黍魚子 きびなご  =吉備奈仔 ニシン科の魚。
911 吉備奈仔 きびなご  =黍魚子 ニシン科の魚。
912 旌節花 きぶし  =木五倍子 キブシ科の植物。
913 木五倍子 きぶし  =旌節花 キブシ科の植物。
914 通条花 きぶし  =木五倍子 キブシ科の樹木。
915 紫萼 ぎぼうし  =玉簪花・擬宝珠 ユリ科の植物。
916 擬宝珠 ぎぼうし
ぎぼし  =紫萼 ユリ科の植物。 橋の欄干の飾り。
917 玉簪花 ぎぼうし
ぎぼし
^たまのかんざし  =擬宝珠・紫萼(ぎぼし・ぎぼうし) ともにユリ科の植物。 
918 生真面目 きまじめ 融通が利かない感じ。
919 黄身時雨 きみしぐれ 和菓子の1つ。
920 沈菜 きむち
キムチ 野菜を塩に漬け唐辛子などを加えた朝鮮の食材。
921 黄紫茸 きむらたけ ハマウツボ科の植物。オニク。
922 肌理 きめ  =木目 皮膚などの表面の綾。 心配り。
923 乾煎り きもいり 水や油なしで煎ること。
924 脚榻 きゃたつ  =脚立
925 妓夫 ぎゅう 遊郭で客引きをする人。
926 気宇仙 きゅうせん 海魚。 =求仙・九仙
927 胡瓜 きゅうり  =黄瓜・木瓜 ウリ科の野菜。
928 黄瓜 きゅうり  =胡瓜・木瓜 ウリ科の野菜。
929 今日 きょう 「こんにち」とも。
930 経帷子 きょうかたびら 仏教の葬儀で死者に着せる服。
931 軽軽 きょうきょう 「けいけい」とも。軽々しいさま。 「かるがる」は容易くの意味。
932 姉妹 きょうだい 「しまい」とも。 姉と妹。
933 姉弟 きょうだい 姉と弟。
934 今日日 きょうび 今時。
935 雪花菜 きらず
おから  =切らず 豆腐をつくる際に出る搾りかす。
936 雲母 きらら 「うんも」とも。花崗岩中の結晶。
937 金瘡小草 きらんそう シソ科の植物。
938 螽斯 きりぎりす  =蟋蟀 「しゅうし」とも。 イナゴ科の昆虫。 "螽"は"いなご"と読む。
939 希臘 ぎりしゃ
ぎりしあ
ギリシャ
ギリシア
940 基督 きりすと
キリスト
941 切麻 きりぬさ  =切幣 神前を清めるために米と混ぜてまく麻など。
942 尾能 きりのう  =切能 一日の最後に演じる能。
943 布地 きれじ  =切れ地 「ぬのじ」とも。 生地。 切れ端。
944 金海鼠 きんこ 棘皮動物
945 光参 きんこ 棘皮動物。その料理。
946 紅南瓜 きんとうが  =金冬瓜 カボチャの一種。
947 青蠅 きんばえ  =金蠅 クロバエ科。
948 蒟醬 きんま
キンマ コショウ科の樹木。
949 蒟醬塗 きんまぬり
キンマぬり タイやミャンマーの漆器。
950 水鶏 くいな  =秧鶏  鳥名
951 秧鶏 くいな  水鶏 鳥名。
952 威霊仙 くがいそう  =九蓋草。植物名。
953 陸路 くがじ 「りくろ」とも。
954 探湯 くかたち
くがたち
くかだち  =盟神探湯・誓湯 熱湯を用いた古代の裁判の方法。
955 盟神探湯 くかたち
くがたち
くかだち  =誓湯・探湯 「めいしんたんとう」とも。熱湯を用いた古代の裁判の方法。
956 誓湯 くかたち
くがたち
くかだち  =盟神探湯・探湯 熱湯を用いた古代の裁判の方法。
957 傀儡子 くぐつ 操り人形。
958 傀儡 くぐつ 「かいらい」とも。 操り人形。
959 漏穴 くけあな  =匿穴 秘密の抜け穴。
960 匿穴 くけあな  =漏穴 秘密の抜け穴。
961 臭牡丹樹 くさぎ  =海州常山・臭木 クマツヅラ科の植物。
962 海州常山 くさぎ  =臭牡丹樹・臭木 クマツヅラ科の植物名。
963 白屈菜 くさのおう  =草の王・草の黄 ケシ科の植物。
964 草雲雀 くさひばり 昆虫類。
965 草木瓜 くさぼけ バラ科の植物。
966 草連玉 くされだま  =黄連玉 サクラソウ科の植物。
967 黄連花 くされだま  =草連玉 サクラソウ科の植物。
968 典薬頭 くすりのかみ 「てんやくのかみ」とも。 律令制で医療を担当した役所の長官。
969 小角 くだのふえ  =管の笛 戦場で用いた笛。
970 草臥れる くたびれる 疲れて気力がなくなる。 ぼろぼろになる。
971 果物 くだもの
972 百済 くだら 「ひゃくさい」とも。 仏教を日本に伝えた朝鮮半島の国。
973 瀉腹 くだりばら  =下り腹 下痢。
974 巵子 くちなし  =梔・梔子・山梔子 アカネ科の植物。
975 卮子 くちなし  =梔・梔子・山梔子 アカネ科の植物。
976 山梔子 くちなし  =梔子・梔・卮子 アカネ科の樹木。
977 口下手 くちべた
978 聒聒児 くつわむし  =轡虫。 昆虫名。
979 恭仁京 くにきょう
くにのみやつこ 平城京と難波京の間の時期におかれた都。
980 地祇 くにつかみ  =国つ神 「ちぎ」とも。 大地の神。
981 香橘 くねんぼ  =九年母 ミカン科の樹木。
982 葉椀 くぼて  =窪手 神への供え物をいれる窪んだ容器。
983 熊谷草 くまがいそう ラン科の植物。
984 熊啄木鳥 くまげら キツツキ科の天然記念物の鳥。
985 山白竹 くまざさ  =隈笹 イネ科の植物。
986 奠稲 くましね 神仏に供える清めた米。
987 角鷹 くまたか  =熊鷹
988 蛇藤 くまやなぎ  =山藤・熊柳 クロウメモドキ科の植物。
989 山藤 くまやなぎ  =蛇藤・熊柳 クロウメモドキ科の植物。
990 胡頽子 ぐみ  =茱萸  グミ科の植物。 漢字より読み仮名の数が多い熟字訓・当て字
991 蜘蛛 くも 節足動物。
992 蜘蛛膜下出血 くもまくかしゅっけつ 脳や脊髄を包む蜘蛛膜の下に出血する危険な疾患。
993 口惜しい くやしい 「くちおしい」とも。
994 水母 くらげ  =海月
995 海月 くらげ  =水母
996 倶楽部 くらぶ
クラブ
997 俱楽部 くらぶ
クラブ
998 苦参 くらら マメ科の植物。 「くしん」「くじん」は"くらら"からつくられる胃薬。
999 内蔵寮 くらりょう 律令制で日用品の調達などを担当した役所。
1000 捏色 くりいろ 墨のような茶色びた黒色。
1001 反転 くるべき 糸を繰る道具。 「はんてん」はひっくり返ること。
1002 呉桃 くるみ  =山胡桃・胡桃
1003 胡桃 くるみ  =山胡桃・呉桃
1004 山胡桃 くるみ  =胡桃・呉桃
1005 曲輪 くるわ  =郭・廓 城郭。
1006 牙床 くれどこ 中国の胡床に倣って作られた椅子。
1007 懐香 くれのおも  =呉母 茴香の旧名。
1008 呉母 くれのおも  =懐香 茴香の旧名。
1009 呉織 くれはとり  =呉服 呉からの渡来人が伝えた織物。
1010 呉服 くれはとり 「ごふく」とも。 =呉織 呉からの渡来人が伝えた織物。
1011 玄人 くろうと 専門家 水商売
1012 蔵人 くろうど
くらんど 平安時代の蔵人所の役人。
1013 鼠李 くろうめもどき  =黒梅擬 クロウメモドキ科の植物。
1014 黒衣 くろご
くろこ  =黒子 歌舞伎や浄瑠璃の介添え人。 裏で他人を操る者もいう。
1015 黒鵐 くろじ ホオジロ科の鳥。
1016 烏竹 くろちく  =黒竹。
1017 桄榔子 くろつぐ ヤシ科の樹木。
1018 桄榔 くろつぐ 「こうろう」とも。 =桄榔子 ヤシ科の樹木。
1019 黒南風 くろはえ 梅雨の初期の南風。
1020 黒檜 くろべ ヒノキ科の樹木。
1021 烏豆 くろまめ  =黒豆。
1022 烏樟 くろもじ  =黒文字。植物名。
1023 鉤樟 くろもじ  =黒文字 クスノキ科の樹木。
1024 烏芋 くわい  =慈姑 オモダカ科の植物。
1025 慈姑 くわい  =烏芋 オモダカ科の植物。
1026 野蚕 くわご  =桑蚕 カイゴガ科の蛾。
1027 钁丁 くわよぼろ
くわよほろ 古代に朝廷の田畑を耕した成年男子。
1028 窩主 けいず 「かしゅ」とも。 盗人を匿うこと。盗品を隠すこと。
1029 窩主買 けいずかい  =系図買。 盗品と知りつつ売買すること。
1030 鶏冠 けいとう
とかさ  =鶏頭…"けいとう"は鶏の"とさか"に似たヒユ科の植物。
1031 今朝 けさ 「こんちょう」とも。
1032 罌粟 けし  =芥子。 植物名。
1033 景色 けしき
1034 毛布 けっと
ケット 「もうふ」とも。 ブランケットのこと。
1035 荷包牡丹 けまんそう ケシ科の植物名。
1036 螻蛄 けら  =螻 昆虫類。
1037 蟹足腫 けろいど
ケロイド 「かいそくしゅ」とも。 火傷や怪我による皮膚の症状。
1038 化粧 けわい 「けしょう」とも。
1039 翹揺 げんげ  =紫雲英 蓮華草の別名。
1040 紫雲英 げんげ
れんげそう  =翹揺(げんげ) =蓮華草 "げんげ"は"れんげそう"の別名。
1041 竜蝨 げんごろう  =源五郎 昆虫類。
1042 剣橋 けんぶりっじ
ケンブリッジ ロンドンの北に位置する大学都市。
1043 臥亜 ごあ
ゴア インドの沿岸都市。
1044 此奴 こいつ
こやつ
1045 庶幾う こいねがう  =冀う・希う 強く願う。 熟字訓+送り仮名。
1046 髪際 こうぎわ 髪の生え際。
1047 柑子 こうじ 柑子蜜柑。 柑子色。
1048 勘事 こうじ 勘当。 拷問。
1049 香匙 こうすくい 「きょうじ」とも。 お香をすくうさじ。
1050 革茸 こうたけ 「かわたけ」とも。 =皮茸・茅蕈・香茸 キノコ。
1051 皮茸 こうたけ  =革茸・茅蕈・香茸 キノコ。
1052 茅蕈 こうたけ  =革茸・皮茸・香茸 キノコ。
1053 小女子 こうなご  =イカナゴの加工品。
1054 河骨 こうほね  =川骨 スイレン科の植物名。 
1055 川骨 こうほね  =河骨 スイレン科の植物名。
1056 羊傘 こうもり こうもりがさの方。
1057 蝙蝠 こうもり
かわほり 「へんぷく」とも。
1058 紙屋紙 こうやがみ 平安時代の高級紙。
1059 肥担桶 こえたご 肥料用の糞尿を運ぶ桶。
1060 高加索 こーかさす
コーカサス 黒海とカスピ海の間の地方。
1061 雀躍 こおどり  =小躍り 「じゃくやく」とも。 喜んで躍り上がること。
1062 珈琲 こーひー
コーヒー
1063 沙蚕 ごかい 環形動物。
1064 金亀子 こがねむし  =黄金虫
1065 合子草 ごきづる  =合器蔓・御器蔓 ウリ科の植物。
1066 烏木 こくたん  =黒檀。
1067 越橘 こけもも  =苔桃 ツツジ科の植物。
1068 木屑 こけら  =杮 材木を削った残りくず。 ※杮≠柿
1069 小啄木鳥 こげら 小型のキツツキ科の鳥。
1070 苔竜胆 こけりんどう リンドウ科の植物。
1071 此所 ここ  =此・此処
1072 此処 ここ  =此・此所
1073 心地 ここち
1074 九十 ここのそじ  =九十路 「きゅうじゅう」とも。 90、90歳。
1075 九十路 ここのそじ  =九十 90、90歳
1076 哥薩克 こさっく
こざっく
かざーく
コサック
コザック
カザーク ロシアに住むトルコ人とスラブ人の混血種。
1077 巾子 こじ 冠の後頂部。
1078 金漆 こしあぶら  =漉油 「ごんぜつ」とも。 ウコギ科の植物名。 
1079 巾子形 こじかた 門や扉が開くのを防ぐ石。
1080 五十雀 ごじゅうから 小鳥。
1081 豆汁 ごじる  =呉汁・醐汁 潰した大豆の入った味噌汁。
1082 秋桜 こすもす
コスモス キク科の植物。
1083 瞽女 ごぜ
ごじょ 三味線などを弾き食物などをもらう盲目の女性。
1084 小太刀 こだち 小型の刀。
1085 此度 こたび このたび。
1086 拘泥る こだわる 熟字訓+送り仮名
1087 牛尾魚 こち  =鯒・鮲 
1088 東風 こち 春の東からの風。
1089 此方人等 こちとら おれたち。
1090 此方 こちら
1091 小晦日 こつごもり 大晦日の前日。
1092 羊杯 こっぷ
コップ cup
1093 特牛 こというし 大きくて健康な雄牛。
1094 琴柱 ことじ  =筝柱 琴や笛の音を調節する道具。
1095 筝柱 ことじ  =琴柱 琴や笛の音を調節する道具。
1096 部領 ことり 部族の長。 春宮坊の帯刀の宮。
1097 小半 こなから  =二合半 四分の一。四分の一升。
1098 二合半 こなから  =小半 四分の一。四分の一升。
1099 小水葱 こなぎ  =小菜葱・鴨舌草 ミズアオイ科の植物名。
1100 鴨舌草 こなぎ  小水葱・小菜葱 ミズアオイ科の植物名。
1101 小茄子 こなすび サクラソウ科の植物。
1102 木末 こぬれ 木の若い枝先。
1103 練墨 こねずみ 眉を書く練った墨。
1104 小腹 このかみ
こがみ
ほがみ 下腹。
1105 海鼠子 このこ ナマコの卵巣。
1106 兄部 このこうべ 武家などでの力仕事の指導者。
1107 側柏 このてがしわ  =児手柏 ヒノキ科の樹木。
1108 木の葉時雨 このはしぐれ 木の葉が盛んに散ること。
1109 木の葉木菟 このはずく フクロウ科の鳥。
1110 兄鷂 このり 鷂(はいたか)の雄。
1111 海鼠腸 このわた ナマコのはらわた。
1112 小鉤 こはぜ  =鞐 足袋や脚絆などの合わせ目を留める道具。
1113 木皮 こはだ  =樸・木肌・木膚 木の皮。 木の皮で葺いた屋根。
1114 小春日和 こはるびより 冬の初期の暖かい天気。
1115 戈壁 ごび
ゴビ モンゴル、中国の砂漠。
1116 辛夷 こぶし  =拳 「しんい」とも。 モクレン科の樹木。
1117 乾分 こぶん  =子分・乾児
1118 乾児 こぶん  =子分・乾分
1119 独楽 こま
1120 氷下魚 こまい  =氷魚 タラ科の海魚。
1121 氷魚 こまい  =氷下魚 タラ科の海魚。
1122 高麗鼠 こまねずみ  =独楽鼠 働き者のたとえにも。
1123 独楽鼠 こまねずみ  =高麗鼠 働き者のたとえにも。
1124 黒参 ごまのはぐさ  =玄参・胡麻の葉草 ゴマノハグサ科の植物。
1125 玄参 ごまのはぐさ  =黒参・胡麻の葉草 ゴマノハグサ科の植物。
1126 高麗笛 こまぶえ  =狛笛 雅楽の横笛。
1127 塵芥虫 ごみむし  =芥虫・歩行虫  甲虫類。
1128 芥虫 ごみむし  =塵芥虫・歩行虫 甲虫類。
1129 歩行虫 ごみむし
おさむし  =芥虫・塵芥虫(ごみむし) =筬虫(おさむし) ともに甲虫類。
1130 護謨 ごむ
ゴム
1131 蟀谷 こめかみ  =顳顬
1132 顳顬 こめかみ  =蟀谷 「しょうじゅ」とも。
1133 熊川 こもがい
コモガイ 朝鮮から渡った茶碗。
1134 今宵 こよい 今日の夜。この夜。
1135 紙捻 こより  =紙縒・紙撚 和紙をひも状にしたもの。
1136 紙撚 こより  =紙縒・紙捻 和紙をひも状にしたもの。
1137 紙縒 こより  =紙捻・紙撚 和紙をひも状にしたもの。
1138 石伏魚 ごり  =鮴 小形の淡水魚。
1139 虎列剌 これら
コレラ 感染症。コロリ(虎狼痢)。
1140 破落戸 ごろつき  =無頼 住所・職業不定で悪事をはたらく者。
1141 無頼 ごろつき  =破落戸 「ぶらい」とも。 住所・職業不定で悪事をはたらく者。
1142 転寝 ごろね
1143 哥倫比亜 ころんびあ
コロンビア
1144 恐恐 こわごわ  =怖怖
1145 小童 こわっぱ 年少者の蔑称。
1146 強面 こわもて
こわおもて  =怖面
1147 混擬土 こんくりーと
コンクリート セメントに砂や水を入れて固めたもの。
1148 濃漿 こんず 米を煮た汁。 酒。 汗。 「こくしょう」は味噌で煮込んだ汁を指す。
1149 野鴉椿 ごんずい  =権
1150 健児 こんでい 関所を守った兵士。 武家の足軽。 「けんじ」は健やかな若者を指す。
1151 巨頭鯨 ごんどうくじら
1152 金平糖 こんぺいとう
こんぺいとー
コンペイトー
1153 搾菜 ざーさい
ザーサイ カラシナを用いた中国の漬物。
1154 洋剣 さーべる
サーベル  =洋刀 西洋の細い刀。
1155 洋刀 さーべる
サーベル  =洋剣 西洋の細い刀。
1156 皁莢 さいかち マメ科の植物。
1157 骰子 さいころ
サイコロ  =賽子
1158 賽子 さいころ
サイコロ  =骰子 
1159 西貢 さいごん
サイゴン  =柴棍 現在のベトナムのホーチミン(首都)
1160 柴棍 さいごん
サイゴン  =西貢 現在のベトナムのホーチミン(首都)
1161 騒騒 さいさい
さえさえ
ざわざわ 揺れ動き尾とがすること。
1162 木椎 さいづち  =才槌 胴が膨らんだ小さい木槌。
1163 道祖土焼 さいとやき 門松や注連飾りを焼く火祭り。
1164 割符 さいふ 「わりふ」「わっぷ」とも。 鎌倉時代から室町時代に使われた為替手形。
1165 貲布 さいみ  =細布 織り目の粗い蚊帳などの麻布。
1166 細布 さいみ  =貲布 織り目の粗い蚊帳などの麻布。
1167 道祖神 さえのかみ
さいのかみ  =障の神・塞の神 「どうそじん」とも。 道路の安全を守る神。
1168 楊桐 さかき  =賢木 ツバキ科の樹木。
1169 造酒児 さかつこ  =造酒童女 大嘗祭で神酒を醸造する少女。
1170 造酒童女 さかつこ  =造酒児 大嘗祭で神酒を醸造する少女。
1171 掌酒 さかびと  =酒人 神に供える酒をつくる人。
1172 酒祝 さかほがい
さかほかい  =酒寿 酒宴を開いてお祝いすること。
1173 酒寿 さかほがい
さかほかい  =酒祝 酒宴を開いてお祝いすること。
1174 逆戟 さかまた  =逆叉 シャチの別名。
1175 相模 さがみ 神奈川県一帯の旧国名。
1176 逆虎落 さかもがり 枝などを垣根のように並べ敵の侵入を防いだもの。 逆茂木(さかもぎ)。
1177 鹿砦 さかもぎ  =逆茂木 「ろくさい」とも。 敵の侵入を防ぐ木の枝などによる柵。 
1178 月代 さかやき  =月額 成人男子が額際の頭髪を剃った習慣。
1179 月額 さかやき  =月代 成人男子が額際の頭髪を剃った習慣。
1180 主典 さかん 律令制で公文書を扱った官職。
1181 一昨昨日 さきおととい
さきおとつい 「いっさくさくじつ」とも。
1182 一昨昨年 さきおととし 「いっさくさくねん」とも。
1183 三枝 さきくさ
さいぐさ 茎が三つに分かれる植物。
1184 三毬杖 さぎちょう  =左義長 正月十五日に行われる火祭り。
1185 幸魂 さきみたま  =幸御魂 幸せをもたらす神の霊魂。
1186 防人 さきもり 律令制で九州北部を守った兵士。
1187 三狐神 さぐし 田圃の神。
1188 桜府 さくらめんと
サクラメント カリフォルニア州の州都。
1189 桜桃 さくらんぼう
さくらんぼ 「おうとう」とも。 セイヨウウミザクラの果実。
1190 柘榴 ざくろ  =石榴・安石榴 ザクロ科の樹木
1191 石榴 ざくろ  =柘榴・安石榴 ザクロ科の樹木
1192 安石榴 ざくろ  =柘榴・石榴 ザクロ科の樹木
1193 粟米草 ざくろそう  =石榴草 ザクロソウ科の植物。
1194 石榴草 ざくろそう  =粟米草 ザクロソウ科の植物。
1195 雑魚 ざこ  =雑喉  様々な小魚。 つまらない人物も指す。
1196 青箭魚 さごし サワラの幼魚。
1197 雑魚寝 ざこね 同じ部屋に多くの人が寝ること。
1198 沙穀椰子 さごやし
サゴヤシ マレーシアに自生するヤシ。
1199 小竹 ささ  =笹 イネ科。
1200 竹筒 ささえ  =小筒 酒を入れ携帯した竹の筒。
1201 小筒 ささえ  =竹筒 酒を入れ携帯した竹の筒。
1202 拳螺 さざえ  =栄螺
1203 拳螺 さざえ  =栄螺
1204 栄螺 さざえ  =拳螺
1205 大角豆 ささげ
ささぎ マメ科の植物。
1206 篠竹 ささたけ
すずたけ "ささたけ"(=笹竹)は「しのだけ」とも読み、群生するタケのこと。 "すずたけ"はイネ科の別の植物。
1207 小波 さざなみ  =細波・漣 水面の小さな波。
1208 細雪 ささめゆき 疎らに降る雪。
1209 私語く ささやく  =囁く 熟字訓+送り仮名。
1210 細石 さざれいし 小さな石。
1211 山茶花 さざんか  =茶梅 ツバキ科の植物。
1212 茶梅 さざんか  =山茶花 ツバキ科の植物。
1213 刺亀虫 さしがめ  =刺椿象 サシガメ科の昆虫。
1214 刺椿象 さしがめ  =刺亀虫 サシガメ科の昆虫。
1215 銚子 さしなべ
さすなべ 酒を温めるのに用いる弦がついた鍋。 「ちょうし」は酒を入れておく容器。
1216 指焼草 さしもぐさ  =指艾 ヨモギの別名。
1217 流石 さすが 評判通り。 やはり。 あれほどの。
1218 流離う さすらう 目的もなく放浪する。 熟字訓+送り仮名。
1219 猟夫 さつお  =猟男 猟師のこと。
1220 猟男 さつお  =猟夫 猟師のこと。
1221 五月 さつき  =皐月 陰暦五月 ツツジ科の植物。
1222 皐月 さつき  =五月 陰暦五月 ツツジ科の植物。
1223 五月晴 さつきばれ 五月の晴天。
1224 五月闇 さつきやみ 五月雨の時期の暗い夜。
1225 拶双魚 さっぱ ニシン科の魚。
1226 甘藷 さつまいも 「かんしょ」とも。
1227 小網 さで  =叉手 竹に網を張った漁具。
1228 里曲 さとみ  =里回・里廻 人里のあたり。
1229 里廻 さとみ  =里回・里曲 人里のあたり。
1230 里回 さとみ  =里曲・里廻 人里のあたり。
1231 真田虫 さなだむし  =条虫 「じょうちゅう」とも。 絛虫。
1232 条虫 さなだむし  =真田虫 「じょうちゅう」とも。 絛虫。
1233 早苗饗 さなぶり 田植えの完了を祝う祭礼。
1234 南五倍子 さねかずら  =実葛・真葛 モクレン科の植物。
1235 真葛 さねかずら  =実葛・南五味子 モクレン科の植物。
1236 酸棗 さねぶとなつめ  =核太棗 クロウメモドキ科の植物。
1237 青花魚 さば  =青魚 漢字より読み仮名が多い。
1238 青魚 さば  =青花魚・鯖
1239 五月蝿 さばえ 陰暦五月ごろに盛んに活動するはえ。
1240 五月蠅 さばえ 陰暦五月ごろに盛んに活動するはえ。
1241 胡銅器 さはり  =響銅・砂張 銅と錫や鉛の合金。
1242 響銅 さはり  =胡銅器・砂張 銅と錫や鉛の合金。
1243 荒鮎 さびあゆ  =錆鮎・宿鮎 産卵のために秋に川下りをする鮎。
1244 宿鮎 さびあゆ  =錆鮎・荒鮎 産卵のために秋に川下りをする鮎。
1245 方済各 ざびえる
ザビエル フランシスコ・ザビエル。
1246 番紅花 さふらん
サフラン アヤメ科の植物。
1247 仙人掌 さぼてん
サボテン  =覇王樹
1248 覇王樹 さぼてん
サボテン  =仙人掌
1249 然程 さほど それほど。
1250 朱欒 ざぼん
ザボン  =香欒 ミカン科の樹木。
1251 香欒 ざぼん
ザボン  =朱欒 ミカン科の樹木。
1252 然迄 さまで それほどまでは。
1253 彷徨う さまよう  =彷う 熟字訓+送り仮名。
1254 五月雨 さみだれ 梅雨(陰暦五月ごろ)
1255 白眼 さめ 白い毛や眼の牛馬。
1256 遮莫 さもあらばあれ  =然もあらばあれ どうにでもなれ。
1257 匣鉢 さや 陶磁器を焼く際に覆う容器。
1258 素湯 さゆ  =白湯 飲むお湯。
1259 白湯 さゆ  =素湯 飲むお湯。
1260 小百合 さゆり ユリの美称。
1261 然様 さよう  =左様 そのとおり。 そうだ。
1262 然様なら さようなら  =左様なら
1263 針魚 さより  =細魚 海魚。
1264 細魚 さより  =針魚 海魚。
1265 復習う さらう 熟字訓+送り仮名。
1266 浅甕 さらけ
さらげ 醸造に用いる浅いかめ。
1267 更紗 さらさ
サラサ 模様を入れた綿や絹の布。
1268 盤秤 さらばかり  =皿秤 皿にのせる仕組みの秤。
1269 粗目 ざらめ  =結晶が粗い砂糖。
1270 粗目雪 ざらめゆき 粒の粗い雪。
1271 蝲蛄 ざりがに ザリガニ科のエビ。
1272 猿麻峠 さるおがせ  =松蘿 地衣類の一。
1273 松蘿 さるおがせ  =猿麻峠 地衣類の一。
1274 撒爾沙 さるさ
サルサ  =撒児沙 薬に用いるユリ科の植物。
1275 撒児沙 さるさ
サルサ  =撒爾沙 薬に用いるユリ科の植物。
1276 怕痒樹 さるすべり  =百日紅・紫薇・猿滑 ミソハギ科の樹木。
1277 百日紅 さるすべり  =紫薇・怕痒樹・猿滑  ミソハギ科の樹木。
1278 紫薇 さるすべり  =百日紅・怕痒樹・猿滑  ミソハギ科の樹木。
1279 笊蕎麦 ざるそば ざるや簀にのせ、汁につけて食べるそば。
1280 胡孫眼 さるのこしかけ  =猿の腰掛 キノコ
1281 猿真似 さるまね 上辺だけ真似すること。
1282 髑髏 されこうべ
しゃれこうべ 「どくろ」とも。 白骨の頭蓋骨。
1283 狗舌草 さわおぐるま  =沢小車 キク科の植物
1284 山梗葉 さわぎきょう  =沢桔梗 キキョウ科の植物。
1285 寿光木 さわぐるみ  =沢胡桃 クルミ科の樹木。
1286 沢胡桃 さわぐるみ  =寿光木 クルミ科の樹木。
1287 皿鉢 さわち 浅くて大きい磁器。
1288 花柏 さわら ヒノキ科の植物名。 =椹。
1289 弱檜 さわら  =椹 ヒノキ科の樹木。
1290 馬鮫魚 さわら  =鰆 サバ科の海魚。
1291 蜀椒 さんしょう  =山椒 ミカン科の樹木。
1292 槐葉蘋 さんしょうも シダ植物。  =山椒藻。
1293 桟俵法師 さんだらぼっち
さんだらぼうし 米俵の端につけるふたの俗称。
1294 桑港 さんふらんしすこ
サンフランシスコ カリフォルニア州の港湾都市。
1295 秋刀魚 さんま
1296 明明後日 しあさって
1297 香蕈 しいたけ  =椎茸 シメジ科の植物。
1298 鬼頭魚 しいら  =勒魚 シイラ科の海魚。
1299 勒魚 しいら  =鬼頭魚 シイラ科の海魚。
1300 沙翁 しぇーくすぴあ
シェークスピア イギリスの劇作家。
1301 悄悄 しおしお  =萎萎 「しょうしょう」とも。 しょんぼりする様子。
1302 牛尾菜 しおで ユリ科の植物。
1303 四方手 しおで  =四緒手 馬の鞅と鞦を結ぶ紐。
1304 望潮 しおまねき  =潮招き スナガニ科のカニ。
1305 云爾 しかいう 「うんじ」とも。
1306 市俄古 しかご
シカゴ イリノイ州の工業都市。
1307 云云 しかじか 「うんぬん」とも。
1308 直足袋 じかたび  =地下足袋 労働作業用の丈夫な履物。
1309 紫香楽宮 しがらきのみや  =信楽宮 聖武天皇が離宮として置いた都。
1310 信楽焼 しがらやき 滋賀県の陶器。
1311 磯城 しき  =城石で築いた砦や城、祭場。
1312 甃石 しきいし  =敷石・舗石 "甃"は"いしだたみ""しきがわら"と読む。
1313 為着せ しきせ  =仕着せ・四季施。 季節ごとに与えられる衣服。 上からの「おしきせ」。
1314 重播 しきまき  =頻播 他人の土地に重ねて種を播き生長を妨げる行為。
1315 時雨 しぐれ 秋から冬の境に降る小雨。
1316 時雨煮 しぐれに ハマグリなどに生姜や山椒を加えた佃煮。
1317 時化 しけ 風雨で海が荒れること。 不漁。 不景気。
1318 淑景舎 しげいしゃ
しげいさ 平安京の女御や更衣の住居。
1319 重籐 しげとう  =滋籐 弓の持つ部分を籐で巻いたもの。
1320 尻籠 しこ  =矢壺・矢籠 矢を入れる容器。
1321 竜爪稗 しこくびえ  =四国稗 イネ科の植物。
1322 色丹 しこたん 北方領土の島。
1323 色丹草 しこたんそう ユキノシタ科の植物。
1324 無言 しじま  =黙・静寂 何も言わないこと。
1325 静寂 しじま  =無言・黙 「せいじゃく」とも。 
1326 小灰蝶 しじみちょう  =蜆蝶 シジミチョウ科のチョウ。
1327 笑靨花 しじみばな  =蜆花 バラ科の樹木。
1328 柳葉魚 ししゃも キュウリウオ科の海魚。
1329 四十雀 しじゅうから シジュウカラ科の鳥。
1330 縮羅 しじら 織物の表面につくったしわ。
1331 倭文 しず 古代の織物。
1332 後輪 しずわ 馬の鞍骨の後ろの方。
1333 羊歯 しだ  =歯朶 シダ植物のこと。
1334 鞋底魚 したびらめ  =舌鮃 形が靴の底に似ている。
1335 吐綬鶏 しちめんちょう  =七面鳥 ターキー。
1336 尻腰 しっこし 度胸。
1337 竹篦 しっぺい 禅宗で修行者を打ち戒める棒。 人差し指と中指で手首を打つこと。
1338 竹篦返し しっぺがえし
しっぺいがえし 即座の仕返し。
1339 尻尾 しっぽ
1340 為手 して  =仕手。やりて。
1341 為出来す しでかす
1342 埋葬虫 しでむし シデムシ科の甲虫。
1343 為所 しどころ
1344 息長鳥 しながどり カイツブリの呼称。
1345 信濃 しなの 長野県一帯の旧国名。
1346 君遷子 しなのがき  =信濃柿 カキノキ科の植物。
1347 老舗 しにせ 代々信用を守り続けている店。
1348 東雲 しののめ 明け方。 明け方の東の空の雲。
1349 清箱 しのはこ  =尿の箱 便器。おまる。
1350 短手 しのびで
しのびて  =忍び手 神道の葬儀での無音の柏手。
1351 垣衣 しのぶぐさ 植物名。 =忍草。
1352 萊草 しば 雑草のこと。
1353 青蝦 しばえび  =芝蝦 クルマエビ科
1354 屢屢 しばしば  =屢
1355 底土 しはに 「そこつち」とも。 深いところの土。
1356 渋団扇 しぶうちわ 渋柿を塗った丈夫な団扇。
1357 繁吹 しぶき  =飛沫
1358 重吹く しぶく  =繁吹く 風雨が激しい。 飛沫が飛び散る。
1359 繁吹く しぶく  =重吹く 風雨が激しい。 飛沫が飛び散る。
1360 地吹雪 じふぶき 積雪が強風で巻きあがること。
1361 西比利亜 しべりあ
シベリア
1362 斑馬 しまうま  =縞馬。
1363 蠹魚 しみ 衣服や紙類につく昆虫。
1364 紙魚 しみ  =衣魚 衣服や紙類につく昆虫。
1365 衣魚 しみ  =紙魚 衣服や紙類につく昆虫。
1366 清水 しみず 「せいすい」「きよみず」とも。 地下から湧く澄んだ水。
1367 七五三飾 しめかざり  =注連飾・標飾 正月や祭礼などで用いる注連縄。
1368 注連飾 しめかざり  =七五三飾・標飾 正月や祭礼などで用いる注連縄。
1369 搾滓 しめかす  =〆粕 飼料や肥料に用いる、魚や大豆のしぼりかす。
1370 玉蕈 しめじ  =湿地 蕈は"きのこ"と読む。
1371 湿湿 じめじめ 不快指数が高い。 陰気な。
1372 注連縄 しめなわ  =七五三縄・標縄 神域を区別したり邪神を避けたりするための縄。
1373 七五三縄 しめなわ  =注連縄・標縄 神域を区別したり邪神を避けたりするための縄。
1374 下総 しもうさ 千葉県北部の旧国名。
1375 仕舞屋 しもたや
しもうたや 商売をやめた家。 商店街中の民家。
1376 下野 しもつけ 栃木県の旧国名。
1377 下野草 しもつけそう バラ科の植物名。
1378 細枝 しもと  若い枝や木。
1379 耆那教 じゃいなきょう
じなきょう
ジャイナきょう
ジナきょう 紀元前6c頃にインドでマハーバーラタが開いた宗教。
1380 曲見 しゃくみ 狂女などの能面。
1381 蝦蛄 しゃこ  =青竜蝦 甲殻類の一。
1382 青竜蝦 しゃこ  =蝦蛄 甲殻類の一。
1383 青竜蝦 しゃこ  =蝦蛄 甲殻類。
1384 南燭 しゃしゃんぼ  =小小ん坊 ツツジ科の樹木。
1385 素馨 じゃすみん
ジャスミン  =耶悉茗 「そけい」とも。 モクセイ科の植物。
1386 耶悉茗 じゃすみん
ジャスミン  =素馨 モクセイ科の植物。
1387 天社蛾 しゃちほこが  =鯱蛾 シャチホコガ科の蛾。
1388 襯衣 しゃつ
シャツ 「しんい」とも。 肌着。
1389 吃逆 しゃっくり  =噦り  「きつぎゃく」とも。
1390 沿階草 じゃのひげ  =蛇の鬚。 ユリ科の植物。
1391 三味線 しゃみせん
さみせん 邦楽の弦楽器。
1392 軍鶏 しゃも ニワトリの種類。
1393 和人 しゃも
シャモ アイヌ人が用いた日本人の呼称。
1394 洒落 しゃれ 「しゃらく」はさっぱりとしている様子を指す。
1395 爪哇 じゃわ
ジャワ
1396 三鞭酒 しゃんぱん
シャンパン 瓶内二次発酵
1397 十姉妹 じゅうしまつ カエデチョウ科の鳥。
1398 数珠玉 じゅずだま 数珠用の玉。 イネ科の植物。
1399 寿府 じゅねーぶ
ジュネーブ スイスの首都。
1400 襦袢 じゅばん
ジュバン 和服用の下着。
1401 背負子 しょいこ 背中に当てて荷物を背負う木の枠組。
1402 兄鷹 しょう 雄のタカ
1403 少輔 しょう 律令制で大輔に次ぐ官職。
1404 判官 じょう  「ほうがん」「はんがん」とも。 律令制での検非違使の尉など。
1405 生薑 しょうが  =生姜 「しょうきょう」は"しょうが"の根や茎を乾かして作った薬。
1406 生姜 しょうが  =生薑 「しょうきょう」は"しょうが"の根や茎を乾かして作った薬。
1407 漏斗 じょうご 「ろうと」とも。 口の小さい容器への注入を助ける道具。
1408 上手 じょうず 「うわて」「かみて」は別の意味。
1409 如雨露 じょうろ
じょろ
ジョウロ
ジョロ  =如露
1410 如露 じょうろ
じょろ
ジョウロ
ジョロ  =如雨露
1411 女郎蜘蛛 じょうろぐも  =絡新婦 コガネグモ科。
1412 絡新婦 じょうろぐも  =女郎蜘蛛 コガネグモ科。
1413 世帯 しょたい  =所帯 「せたい」とも。
1414 初中後 しょっちゅう いつも。しばしば。
1415 醢汁 しょっつる 鰯などを塩漬けにして作った秋田の調味料。
1416 塩汁 しょっつる 鰯などを塩漬けにして作った秋田の調味料。
1417 祥瑞 しょんずい 明朝から清朝へ移る時期に景徳鎮で作られた磁器。 「しょうずい」は吉兆の意味。
1418 鴉葱 しらいとそう  =白糸草
1419 銀魚 しらうお  =白魚・鱠残魚。
1420 鱠残魚 しらうお  =銀魚・白魚。
1421 白髪 しらが 「はくはつ」とも。
1422 白髪太郎 しらがたろう クスサンの幼虫。
1423 新羅 しらぎ 「しんら」「しら」とも。 百済、高句麗とともに古代朝鮮で"三国"として栄えた。
1424 白禿瘡 しらくも 皮膚病の一つ。
1425 白癬 しらくも  =白禿瘡 「はくせん」とも。 皮膚病の一つ。
1426 不知不識 しらずしらず 無意識の間に。
1427 不知火 しらぬい 海上で夜、火影が揺れて見える現象。
1428 素面 しらふ  =白面 「すめん」とも。 酒を飲んでいない状態。
1429 白面 しらふ  =素面 「はくめん」とも。 酒を飲んでいない状態。
1430 東風菜 しらやまぎく  =白山菊 キク科の植物。
1431 白及 しらん  =紫蘭 ラン科の植物。
1432 挙尾虫 しりあげむし 昆虫名。
1433 後方 しりえ 「こうほう」とも。
1434 尻繫 しりがい  =鞦 馬の尾から鞍にかかる紐。
1435 尻臀 しりこぶた お尻の肉部分。 "臀"も"しり"と読む。
1436 後志 しりべし 北海道の地名。旧国名。
1437 首級 しるし  =首 「しゅきゅう」とも。 討ち取った敵の首。
1438 素魚 しろうお  =白魚 ハゼ科の魚。
1439 素人 しろうと
1440 越瓜 しろうり  =白瓜 奈良漬に用いられるウリ。
1441 白灯蛾 しろひとり ヒトリガ科の蛾。
1442 師走 しわす 12月。
1443 洋酒 ジン 大麦やライ麦を発酵させネズで香りをつけた蒸留酒。 「ようしゅ」は広く西洋由来の酒を指す。
1444 星港 しんがぽーる
シンガポール 首都の方。
1445 樗蚕 しんじゅさん  =神樹蚕 ヤママユガ科の蛾。
1446 瑞香 じんちょうげ  =沈丁花
1447 沈丁花 じんちょうげ  =瑞香 ジンチョウゲ科の植物。
1448 新発意 しんぼち
しぼち
しんぼっち 仏門経験が浅い者。
1449 牙婆 すあい 売買の仲介人。
1450 荵冬 すいかずら  =忍冬 「にんどう」とも。 つる性の樹木。
1451 忍冬 すいかずら  =荵冬 「にんどう」とも。 つる性の樹木。
1452 芋苗 ずいき  =芋茎 サトイモの葉柄。
1453 芋茎 ずいき  =芋苗 サトイモの葉柄。
1454 芋茎祭 ずいきまつり 京都の北野天満宮の祭り。
1455 瑞西 すいす
スイス
1456 螟虫 ずいむし  =螟 「めいちゅう」とも。
1457 瑞典 すうぇーでん
スウェーデン
1458 蘇士 すえず
スエズ
1459 周防 すおう 山口県東部の旧国名。
1460 清搔 すががき  =管搔・菅垣 和琴の奏法。 三味線の曲。
1461 清し女 すがしめ 清らかで美しい女性。
1462 透百合 すかしゆり ユリ科の植物。
1463 清清しい すがすがしい
1464 菅麻 すがそ 御祓いに用いる、スゲを裂いたもの。
1465 杉天牛 すぎかみきり カミキリムシ科の甲虫類。
1466 問荊 すぎな  =杉菜・接続草 トクサ科のシダ植物。
1467 接続草 すぎな  =杉菜・問荊 シダ植物。
1468 木菟入 ずくにゅう 僧や坊主の蔑称。
1469 酸塊 すぐり ユキノシタ科の樹木。
1470 次官 すけ 律令制で長官を支えた役。 「じかん」は省庁で大臣に次ぐ位を指す。
1471 助柱 すけ 建物の傾きを防ぐ支えの柱。
1472 助太刀 すけだち 敵討ちに加わること。 助っ人。
1473 速香 すこう 消えやすいお香。
1474 蘇格蘭 すこっとらんど
スコットランド
1475 双六 すごろく
1476 寸莎 すさ  =苆 壁土に混ぜてひび割れを防ぐもの。
1477 従者 ずさ 「じゅうしゃ」とも。
1478 素戔鳴尊 すさのおのみこと  =須佐之男命 神話における伊弉諾尊 と伊弉冉尊の子。
1479 生絹 すずし 「きぎぬ」「せいけん」とも。 生糸を練らずに織った薄くて軽い布。
1480 蘿蔔 すずしろ  =清白 ダイコンの別名で春の七草の一つ。
1481 清白 すずしろ  =蘿蔔 ダイコンの別名で春の七草の一つ。
1482 篠の子 すずのこ スズタケなどの子。
1483 金鐘児 すずむし  =鈴虫
1484 天蛾 すずめが  =雀蛾 スズメガ科の蛾。
1485 雀の苧桶 すずめのおごけ  =雀の小笥 ガガイモ科の植物。
1486 雀の小笥 すずめのおごけ  =雀の苧桶  ガガイモ科の植物。
1487 看麦娘 すずめのてっぽう イネ科の植物。 =雀鉄砲。
1488 胡蜂 すずめばち  =雀蜂
1489 漫事 すずろごと くだらないこと。
1490 末濃 すそご  =裾濃 下にいくほど濃くする染め方。
1491 寸寸 ずたずた きれぎれになること。
1492 魑魅 すだま  =魑・魅 「ちみ」とも。 山や石から生じる精霊や怪物。 
1493 簾名残 すだれなごり 秋に簾を片づけること。
1494 透波 すっぱ  =素破 スパイ。 盗人。
1495 捨て台詞 すてぜりふ アドリブ。 去る際の文句。
1496 渚鳥 すどり  =州鳥 州にいる鳥。 カワセミ。
1497 西班牙 すぺいん
スペイン
1498 馬歯莧 すべりふゆ  =滑莧 スベリヒユ科の植物。
1499 清汁 すましじる  =澄まし汁 薄味の吸い物。おすまし。
1500 棠梨 ずみ  =桷・酸実 バラ科の植物。
1501 酸実 ずみ  =桷・棠梨 バラ科の植物。
1502 住処 すみか  =住み家
1503 天皇 すめらみこと
すめらぎ
すべらぎ  =皇尊 「てんのう」の敬称。
1504 皇尊 すめらみこと
すめらぎ
すべらぎ  =天皇 天皇の敬称。
1505 角力 すもう  =相撲
1506 相撲 すもう  =角力
1507 掏児 すり  =掏摸
1508 掏摸 すり  =掏児
1509 磨硝子 すりがらす
すりガラス 金剛砂などで不透明にしたガラス。
1510 建蘭 するがらん  =駿河蘭 ラン科の植物
1511 匹如身 するすみ
するつみ  =単己 独り身であること。
1512 単己 するすみ
するつみ  =匹如身 独り身であること。
1513 鯣烏賊 するめいか
1514 素破 すわ  =驚破 さあ。
1515 楚割 すわやり  =魚条 魚肉を裂いて干した保存食。
1516 魚条 すわやり  =楚割 魚肉を裂いて干した保存食。
1517 飄石 ずんばい 小石。石投げ。
1518 石蜐 せ  =石花 甲殻類。カメノテ。
1519 石花 せ  =石蜐 甲殻類。カメノテ。
1520 海象 せいうち
1521 蒸籠 せいろう
せいろ 蒸気を用いて食べ物を蒸したりする道具。
1522 錫蘭 せいろん
セイロン スリランカの旧称。島名。
1523 脊黄青鸚哥 せきせいいんこ 愛玩用のインコ。
1524 節季候 せきぞろ 年末年始に米や金品を請うて歩き回った遊び。
1525 瞿麦 せきちく
なでしこ  =石竹 =撫子 ともにナデシコ科の植物。
1526 女衒 ぜげん 女性を遊女屋に売る仕事。
1527 列卒 せこ  =勢子 狩りで鳥獣に対処する人。
1528 石漆 せしめうるし
いしうるし  =背〆漆 ウルシの枝からとった接着剤などに用いる液。
1529 冷笑う せせらわらう 嘲り笑う。 熟字訓+送り仮名。
1530 切匙 せっかい  =狭匙 すり鉢の残りを落とす道具。
1531 狭匙 せっかい  =切匙 すり鉢の残りを落とす道具。
1532 糴取 せどり  =競取・糶取  同業種間で売買を仲介し手数料を取ること。
1533 糶取 せどり  =競取・糴取  同業種間で売買を仲介し手数料を取ること。
1534 錦葵 ぜにあおい  =銭葵 アオイ科の植物。
1535 銭占 ぜにうら 三枚の銭で吉凶を占うもの。
1536 地銭 ぜにごけ  =銭苔 コケ植物。
1537 接腰 せひえ  =摂腰 礼服用の幅広い腰帯。
1538 摂腰 せひえ  =接腰 礼服用の幅広い腰帯。
1539 蟬時雨 せみしぐれ 多くの蟬がしきりに鳴くこと。
1540 傴僂 せむし
くぐせ 「うる」「うろう」とも。
1541 水芹 せり  =芹
1542 台詞 せりふ  =科白
1543 科白 せりふ  =台詞。
1544 鬼鍼草 せんだんぐさ キク科の植物名。 =栴檀草
1545 雪隠金亀子 せんちこがね 昆虫類。
1546 剪秋羅 せんのう  =仙翁 ナデシコ科の植物。
1547 当薬 せんぶり  =千振 「とうやく」とも。 リンソウ科の植物。
1548 紫萁 ぜんまい  =薇 シダ植物。
1549 撥条 ぜんまい
ばね  =発条(ばね・ぜんまい) =弾機(ばね) ビヨーン。
1550 其奴 そいつ
そやつ
1551 象鼻虫 ぞうむし  =象虫 ゾウムシ科の甲虫。
1552 素麵 そうめん  =索麵
1553 索麵 そうめん  =素麵
1554 諷言 そえこと
そえごと 「ふうげん」とも。 擬えてそれとなく言うこと。
1555 曹達水 そーだすい
ソーダすい 水+炭酸ガス+甘味料。
1556 赭土 そおに
そほに
そぼに 顔料などに用いる赤い土。
1557 続飯 そくい 飯粒を練った粘るのり。
1558 其処 そこ  =其所
1559 其所 そこ  =其処
1560 若干 そこばく
そくばく  =幾許 「じゃっかん」とも。 いくらか。 たくさん。 
1561 内障 そこひ 白内障や緑内障など眼球内の病気。
1562 膂宍 そしし
そしじ 背筋の肉。
1563 其方此方 そちこち あちこち。
1564 其方 そちら
そっち
そなた
そち
1565 其方退け そっちのけ
1566 外方 そっぽ "そっぽを向く"
1567 鉄蕉 そてつ  =鉄樹・蘇鉄・鳳尾松 ソテツ科の樹木。
1568 鳳尾松 そてつ  =鉄蕉・鉄樹・蘇鉄 ソテツ科の樹木。
1569 鉄樹 そてつ  =鉄蕉・蘇鉄・鳳尾松 ソテツ科の樹木。
1570 背面 そとも 山で日の当たらない北側。 「はいめん」は一般に後ろの方を指す。
1571 蕎麦 そば タデ科の植物。
1572 蕎麦搔き そばがき そば粉をこねた食品。
1573 雀卵斑 そばかす  =雀斑・蕎麦滓 「じゃくらんはん」とも。 
1574 雀斑 そばかす  =雀卵斑・蕎麦滓 「じゃくはん」とも。
1575 岨清水 そばしみず 山の断崖から流れる水。
1576 側妻 そばめ  =側女 めかけ。
1577 蕎麦湯 そばゆ そばを茹でた残り湯。
1578 曾美加久堂 そみかくだ  =蘇民書札 山伏や修験者。
1579 蘇民書札 そみかくだ  =曾美加久堂 山伏や修験者。
1580 抑抑 そもそも さていったい。 発端。 元来。
1581 征矢 そや  =征箭 鋭い矢尻のついた戦闘用の矢。
1582 征箭 そや  =征矢 鋭い矢尻のついた戦闘用の矢。
1583 微風 そよかぜ 「びふう」とも。
1584 冬青 そよご モチノキ科の植物。
1585 虚事 そらごと  =空事 嘘の事。
1586 虚言 そらごと  =空言 「きょげん」とも。 嘘の言葉。
1587 蚕豆 そらまめ  =空豆 
1588 算盤 そろばん  =十露盤 損得の計算も指す。
1589 十露盤 そろばん  =算盤 損得の計算も指す。
1590 弟鷹 だい オオタカの雄。
1591 泰 たい
タイ 国名。 熟語ではないが当て字の要素を持つ。
1592 幇間 たいこもち 「ほうかん」とも。 客の機嫌をとる職業。 へつらってうまく世渡りする人。
1593 洋玉蘭 たいさんぼく  =泰山木 モクレン科の樹木。
1594 回青橙 だいだい  =臭橙・橙 植物名。
1595 臭橙 だいだい  =回青橙・橙 植物名。
1596 松明 たいまつ  =炬 松の樹脂を用いた照明具。
1597 金剛石 だいやもんど
ダイヤモンド 「こんごうせき」とも。 
1598 田人 たうど
とうど 田で働く人。
1599 手弱女 たおやめ 美しくしなやかな女性。
1600 鷹居 たかすえ 鷹狩用のタカを訓練する人。鷹匠。
1601 大芥菜 たかな  =高菜 アブラナ科の植物で漬物用。
1602 高御座 たかみくら 天皇の位。 玉座。
1603 水爬虫 たがめ  =田鼈 昆虫類。
1604 鉄刀木 たがやさん マメ科の樹木。
1605 手抉 たくじり 神への供え物を入れた土器。
1606 栲領巾 たくひれ 古代、女性が肩から垂らした白い飾り布。
1607 内匠 たくみ 宮廷で建築などを担当した職人。
1608 内匠寮 たくみづかさ
たくみりょう
うちのたくみのつかさ 令外官にあたり宮廷で建築などを担当した役所。
1609 梟帥 たける  =建 古代の地方の長。
1610 章魚 たこ  =蛸 軟体動物。
1611 胼胝 たこ 繰り返しの刺激による皮膚の盛り上がり、(比喩的に)麻痺。
1612 担桶 たご 棒で担いで運ぶ桶。
1613 紙鳶 たこ
いか  =凧 「しえん」とも。
1614 腰輿 たごし  =手輿 「ようよ」とも。 前後の二人が柄を腰のあたりで担ぐ乗物。
1615 栄蘭 たこのき  =露兜樹・蛸の木 植物名。
1616 露兜樹 たこのき  =栄蘭・蛸の木 タコノキ科の樹木。
1617 海燕 たこのまくら ウニ類。
1618 蛸部屋 たこべや 労働者を拘束した飯場。
1619 檀尻 だし 祭りで使う装飾した車。 =山車・楽車。
1620 山車 だし 祭りで使う装飾した車。 =楽車・檀尻。
1621 駄洒落 だじゃれ くだらないしゃれ。
1622 田鶴 たず ツルの別名。
1623 手繦 たすき  =襷 和服の袖や袂をまくる紐。
1624 黄昏 たそがれ 「こうこん」とも。 夕暮れ。
1625 誰哉行灯 たそやあんどん 吉原の遊郭にあった屋外照明。
1626 称辞 たたえごと 褒め言葉。
1627 三和土 たたき 土や混擬土で固めた台所や土間。
1628 踏鞴 たたら  =蹈鞴 足で踏んで風を送る装置。
1629 蹈鞴 たたら  =踏鞴 足で踏んで風を送る装置。
1630 太刀 たち 長くて大きな刀。
1631 大刀 たち  昔の反っていない刀。 "太刀"は反っている大きな刀。 同音対義語的??
1632 蜀葵 たちあおい  =立葵 アオイ科の植物。
1633 帯魚 たちうお  =太刀魚 タチウオ科の海魚。
1634 太刀魚 たちうお  =帯魚 タチウオ科の海魚。
1635 太刀打ち たちうち 斬り合うこと。 勝負すること。
1636 立人 たちうど 田で働く男性。
1637 太刀風 たちかぜ 刀を振る際の風、勢い。
1638 帯刀 たちはき
たてわき 「たいとう」とも。 刀を腰に差すこと。
1639 抱瓶 だちびん 沖縄の携帯用酒瓶。
1640 方便 たつき
たずき  =活計 生活の糧、手段。 「ほうべん」は便宜的な手段を意味する。
1641 活計 たつき
たずき  =方便 「かっけい」とも。生活の糧、手段。
1642 裁衣 たっつけ   =裁着 旅行や相撲の呼び出しに用いる袴。
1643 裁着 たっつけ   =裁衣 旅行や相撲の呼び出しに用いる袴。
1644 海馬 たつのおとしご
とど
あしか
せいうち
1645 竹瓮 たっぺ
たつべ 竹を編んだ漁具。 "瓮"は"もたい""かめ"と読む。
1646 殺陣 たて 「さつじん」とも。 斬り合いの場面。
1647 伊達 だて 男気。見栄。
1648 経糸 たていと  =経・縦糸 
1649 立女形 たておやま 歌舞伎の最高位の女形役者。
1650 伊達巻 だてまき 和装の帯。すだれ巻きの食品。
1651 仮令 たとい
たとえ  =縦令 「けりょう」とも。 仮に。
1652 縦令 たとい
たとえ  =仮令 仮に。
1653 畳紙 たとうがみ  =帖紙 懐に入れ下書きや鼻紙に用いた紙。 衣服を包む紙。
1654 帖紙 たとうがみ  =畳紙 懐に入れ下書きや鼻紙に用いた紙。 衣服を包む紙。
1655 田荘 たどころ  =田所 田圃。 豪族の私有地。
1656 靉靆く たなびく 熟字訓+送り仮名
1657 水豆児 たぬきも  =狸藻 食虫植物。
1658 憑子 たのもし  =頼母子 掛け金を出し合ってくじや入札を行う組合。
1659 煙草 たばこ
タバコ  =莨
1660 足袋 たび  =単皮 親指以外が1つになっており、和服に合わせて履くもの。
1661 単皮 たび  =足袋 親指以外が1つになっており、和服に合わせて履くもの。
1662 鎮魂 たましずめ 「ちんこん」とも。 死者の魂を落ち着かせること。
1663 玉章 たまずさ  =玉梓 手紙、消息 使者
1664 偶偶 たまたま  =偶・適
1665 葱頭 たまねぎ  =玉葱 ユリ科の野菜。
1666 適間 たまひま 偶然。
1667 吉丁虫 たまむし  =玉虫。
1668 玉響 たまゆら 一瞬。
1669 彩絵 だみえ  =濃絵 桃山時代に流行した、壁などに金や銀、極彩色で描いた絵。
1670 訛声 だみごえ 濁っている声。 訛った声。
1671 頑癬 たむし 皮膚病。 「がんせん」とも。
1672 躊躇う ためらう  =躊う 迷ってなかなか決心できない。
1673 容易い たやすい 熟字訓+送り仮名。
1674 太夫 たゆう  =大夫 上位の芸人、遊女。
1675 大夫 たゆう  =太夫 上位の芸人、遊女。 「だいぶ」「だいふ」は別の意味。
1676 大口魚 たら  =鱈 タラ科の海魚。
1677 達便喇嘛 だらいらま
ダライラマ チベット仏教のラマ教の教主。
1678 溜込 たらしこみ 乾かないうちに他の色を塗りにじませる日本画の技法。
1679 垂領 たりくび  =垂頸 左右に垂らし、引きあわせて着用する襟。
1680 達磨 だるま
ダルマ もと禅宗の開祖。
1681 誰某 たれがし だれだれさん
1682 束子 たわし 洗う道具。
1683 楽車 だんじり 祭りで使う装飾した車。 =山車・檀尻。
1684 単寧 たんにん
タンニン 植物の渋味成分。
1685 段梯子 だんばしご 踏み板が広いはしご。
1686 駄袋 だんぶくろ  =段袋 大きな布袋。 武士の訓練用のズボン。
1687 蒲公英 たんぽぽ キク科の植物。
1688 暗争 だんまり  =黙り・暗闘
1689 暗闘 だんまり  =黙り・暗争
1690 乾酪 ちーず
チーズ 「かんらく」とも。
1691 白茅 ちがや  =茅萱 イネ科の植物。
1692 主税 ちから 「しゅぜい」とも。 律令制で諸国の税を担当した役所。
1693 狼尾草 ちからしば  =力芝 イネ科の植物。
1694 扛秤 ちきり
ちぎ
ちぎり
ちぎはかり  =杠秤 「こうしょう」とも。 重い物を量る竿ばかり
1695 杠秤 ちきり
ちぎ
ちぎり
ちぎはかり  =扛秤 「こうしょう」とも。 重い物を量る竿ばかり
1696 断雲 ちぎれぐも  =千切れ雲 「だんうん」とも。
1697 萵苣 ちしゃ
ちさ  =苣 「かきょ」とも。 キク科の植物。
1698 松楊 ちしゃのき  =萵苣の木 ムラサキ科の樹木。
1699 天青地白 ちちこぐさ  =父子草 キク科の植物。
1700 斉斉佮爾 ちちはる
チチハル 黒竜江省の工業都市。
1701 茅渟鯛 ちぬだい クロダイの別名。
1702 茅生 ちふ チガヤが生えている場所。
1703 乳脹 ちぶくら 三味線や鼓の膨れたところ。
1704 窒扶斯 ちふす
チフス 細菌により感染する腸チフスなど。
1705 西蔵 ちべっと
チベット
1706 血塗ろ ちみどろ 血塗れ(ちまみれ) 苦闘。
1707 炒飯 ちゃーはん
チャーハン 焼き飯。
1708 卓袱台 ちゃぶだい 折りたためる食卓。
1709 矮鶏 ちゃぼ
チャボ 足が短いニワトリの品種。
1710 金粟蘭 ちゃらん  =茶蘭 センリョウ科の植物。
1711 哨吶 ちゃるめら
チャルメラ  =太平簫 屋台などで用いられる木管楽器。唐人笛。
1712 鬱金香 ちゅーりっぷ
チューリップ 「うっこんこう」とも。
1713 金魚蝨 ちょう  =魚蝨  甲殻類。
1714 魚蝨 ちょう  =金魚蝨 甲殻類。
1715 丁香 ちょうじ  =丁子・丁字 フトモモ科の樹木。
1716 水甘草 ちょうじそう  =丁字草 キョウチクトウ科の植物。
1717 手水 ちょうず 顔や手を洗い清める水。 便所。
1718 手水鉢 ちょうずばち 茶室の庭などにある手を洗う水を入れた鉢。
1719 手斧 ちょうな 木材を削る道具。
1720 赤古里 ちょごり
チョゴリ  =襦 丈の短い朝鮮の民族衣装。
1721 鳥渡 ちょっと  =一寸
1722 一寸 ちょっと  =鳥渡 「いっすん」は別の意味。
1723 点点 ちょぼちょぼ ところどころ。 同レベル。 「てんてん」はあちこち、ぽたぽたといった感じ。
1724 草石蚕 ちょろぎ  =玉環菜・甘露子 シソ科の植物
1725 玉環菜 ちょろぎ  =草石蚕・甘露子 シソ科の植物
1726 甘露子 ちょろぎ  =草石蚕・玉環菜 シソ科の植物名。 
1727 著羅絹 ちょろけん
チョロケン オランダや中国からわたった近世の絹織物。
1728 丁髷 ちょんまげ 江戸時代に盛んだった髪形。
1729 智利 ちり
チリ 当て字。
1730 身柱 ちりけ  =天柱 両肩の真ん中の部分。 血が上る幼児の病気。
1731 天柱 ちりけ  =身柱 両肩の真ん中の部分。 血が上る幼児の病気。
1732 塵手水 ちりちょうず 手を清めるまねをすること。 相撲の所作。
1733 縮緬雑魚 ちりめんじゃこ
ちりめんざこ カタウチイワシなどを煮て干した食品。
1734 銚釐 ちろり 主に銅製の酒を温める容器。
1735 成吉思汗 ちんぎすはん
じんぎすかん
チンギスハン
ジンギスカン モンゴル帝国の創始者。
1736 黒猩猩 ちんぱんじー
チンパンジー 「くろしょうじょう」とも。
1737 築牆 ついがき  =築垣 土で固めた瓦屋根の塀。ついじ。
1738 一日 ついたち 「いちにち」「いちじつ」は別の意味。
1739 朔日 ついたち  =朔・一日 「さくじつ」とも。
1740 入梅 ついり 「にゅうばい」とも。 梅雨入り。
1741 月次 つきなみ  =月並 ありふれていること。 月ごと。
1742 海鏡 つきひがい 二枚貝。
1743 月不見月 つきみずつき 陰暦の五月。
1744 筑紫 つくし 九州地名の旧称。
1745 土筆 つくし  =筆頭菜 スギナの胞子茎。
1746 筆頭菜 つくし  =土筆 スギナの胞子茎。
1747 熟熟 つくづく
つらつら よくよく。 身に沁みて。
1748 寒蟬 つくつくぼうし 「かんせん」「かんぜみ」は秋に鳴く蟬を指す。
1749 木菟鳥 つくとり ミミズクの別名。
1750 仏掌薯 つくねいも  =捏ね芋 ヤマノイモ科の根菜類。
1751 蹲踞 つくばい 手水鉢 「そんきょ」は相撲や剣道の姿勢。
1752 江浦草 つくも  =九十九 植物名。
1753 九十九 つくも  =江浦草 植物名。 「きゅうじゅうきゅう」「くじゅうく」は別の意味。
1754 江浦草 つくも  =九十九・太藺 フトイ(植物名)
1755 九十九髪 つくもがみ 女性の白髪。
1756 作物所 つくもどころ 平安時代に宮中で調度品や料理を用意したところ。
1757 黄楊 つげ  =柘植 ツゲ科の樹木。
1758 柘植 つげ  =黄楊 ツゲ科の樹木。
1759 菜瓜 つけうり  =漬瓜 漬けたウリやキュウリ。
1760 対馬 つしま 長崎県の島の旧国名。
1761 地錦 つた  =蔦 ブドウ科の植物。
1762 蔦紅葉 つたもみじ 紅葉したツタの葉。 イタヤカエデ。
1763 土通草 つちあけび  =土木通・山珊瑚 ラン科の植物。
1764 土木通 つちあけび  =山珊瑚・土通草 ラン科の植物。
1765 山珊瑚 つちあけび  =土木通・土通草 ラン科の植物。
1766 土塊 つちくれ  =塊 「どかい」とも。 土の塊。 墳墓。
1767 蛇菰 つちとりもち  =土鳥黐 ツチトリモチ科の植物。
1768 地胆 つちはんみょう  =土斑猫 甲虫類。
1769 蛍蛆 つちぼたる  =地蛍 蛍の幼虫。
1770 惣暗 つつくら 真っ暗闇。
1771 美人局 つつもたせ 女が男と共謀して他の男を誘ってだまし威すこと。
1772 葛籠 つづら ツヅラフジで編んだかご。
1773 九十九折 つづらおり  =葛折 カーブを繰り返す坂道。
1774 防已 つづらふじ  =葛藤 つる性植物。
1775 伝手 つて  =伝 縁故。 人づて。 便宜。
1776 黄麻 つなそ  =綱麻 シナノキ科の植物。
1777 海嘯 つなみ 「かいしょう」とも。
1778 海石榴市 つばいち 奈良県にあった市場。 =椿市。
1779 山茶 つばき  =椿
1780 海石榴 つばき
1781 茅花 つばな
ちばな チガヤの花穂。
1782 乙鳥 つばめ
1783 委曲 つばら  =詳ら。"いきょく"とも。細かいこと。
1784 海螺 つぶ 食用の巻貝。
1785 陰蝨 つぶじらみ ケジラミ科のシラミ。
1786 飛礫 つぶて  =礫 小石のこと。
1787 鷸子 つぶり カイツブリ科の鳥。
1788 菫菜 つぼすみれ  =壺菫
1789 爪紅 つまぐれ 「つまくれない」「つまべに」とも。 ホウセンカの別名。
1790 雀鷂 つみ  =雀鷹 小型の鷹。 "鷂"は"はいたか"と読む。
1791 雀鷹 つみ  =雀鷂 小型の鷹。
1792 摘入 つみれ  =抓入 魚のすり身に卵や小麦粉を加え徐々に茹でた食品。
1793 抓入 つみれ  =摘入 魚のすり身に卵や小麦粉を加え徐々に茹でた食品。
1794 紡錘 つむ  =錘 「ぼうすい」とも。 糸を紡ぎ縒りを加えて巻く道具。
1795 旋毛 つむじ 髪がうずまいているところ。 「せんもう」はうずまいた毛を指す。
1796 旋風 つむじかぜ 「せんぷう」とも。 渦巻いて吹く強い風。
1797 心算 つもり  =積り 「しんさん」とも。 ~したつもり。 
1798 梅雨 つゆ  =黴雨 「ばいう」とも。
1799 鴨跖草 つゆくさ  =露草。
1800 梅雨寒 つゆざむ 梅雨の時期に寒くなること。
1801 頰杖 つらづえ 「ほおづえ」とも。 =面杖 
1802 頰貫 つらぬき  =貫 戦闘用の毛皮製の浅い靴 雨雪用の靴
1803 長吻虻 つりあぶ  =吊虻 昆虫類。
1804 何首烏 つるどくだみ
1805 羊乳 つるにんじん  =蔓人参 キキョウ科の植物。
1806 交尾む つるむ  =遊牝む 動物が交尾をする。
1807 遊牝む つるむ  =交尾む 動物が交尾をする。
1808 落葵 つるむらさき  =蔓紫 ツルムラサキ科の樹木。
1809 石蕗 つわぶき キク科の植物。
1810 強者 つわもの  =兵
1811 悪阻 つわり "おそ"とも。妊娠初期に起こる吐き気や食欲不振。
1812 通古斯 つんぐーす
ツングース シベリア付近の遊牧民族。
1813 為体 ていたらく  =体たらく
1814 木偶 でく 「もくぐう」「ぼくぐう」とも。 木彫り人形。 操り人形。 役立たず。
1815 天蚕糸 てぐす
てぐすいと テグスサンの幼虫が出す釣り針に使われる糸。
1816 木偶の坊 でくのぼう 木彫り人形。 操り人形。 役立たず。
1817 出会す でくわす  =出交す
1818 出交す でくわす  =出会す
1819 梃子 てこ  =梃
1820 槓杆 てこ  =梃・梃子 「こうかん」とも。 
1821 勾欄 てすり  =手摺 「こうらん」は宮廷や寺社の"てすり"。
1822 手練 てだれ  =手足れ 「しゅれん」とも。 手腕があること。 「てれん」は人を操る手段を指す。
1823 丁稚 でっち 職人に奉公し雑役に携わった少年。
1824 粘葉装 でっちょうそう 和本の綴じ方。胡蝶装。
1825 出頰 でづら  =出面 顔を出すこと。 日雇い労働者の日給。
1826 草蝦 てながえび  =手長蝦 「くさえび」とも。
1827 頂辺 てへん  =天辺 兜や頭の頂上。
1828 黄鼬 てん  =貂 イタチ科の動物。
1829 石花菜 てんぐさ  =天草 紅藻類。
1830 紅娘 てんとうむし  =瓢虫・天道虫
1831 瓢虫 てんとうむし  =紅娘・天道虫
1832 偽瓢虫 てんとうむしだまし 昆虫名。
1833 桃金嬢 てんにんか  =天人花 フトモモ科の樹木。
1834 丁抹 でんまーく
デンマーク
1835 弔上げ といあげ  =問上げ 死者の年忌の終わり。
1836 何奴 どいつ
1837 独逸 どいつ
ドイツ
1838 三角楓 とうかえで  =唐楓 カエデ科の樹木。
1839 冬瓜 とうがん ウリ科の植物。
1840 王不留行 どうかんそう  =道灌草 ナデシコ科の植物。
1841 春宮 とうぐう  =東宮 皇太子の住む宮殿。
1842 礬水 どうさ  =陶砂 墨の滲み防止に用いる、膠と明礬の水溶液。
1843 父さん とうさん
1844 灯心 とうすみ
とうしみ  「とうしん」とも。 行灯などの火をつける芯。
1845 沢漆 とうだいぐさ  =灯台草 トウダイグサ科の植物。
1846 灯台躑躅 どうだんつつじ  =満天星
1847 満天星 どうだんつつじ
はくちょうげ  =灯台躑躅(どうだんつつじ)…ツツジ科の樹木。 =白丁花・六月雪(はくちょうげ)…アカネ科の樹木。
1848 唐茄子 とうなす  =蕃南瓜 カボチャの別名。
1849 蕃南瓜 とうなす  =唐茄子 カボチャの別名。
1850 鶤鶏 とうまる  =唐丸 「こんけい」とも。 新潟産のニワトリの品種。
1851 専女 とうめ 老女。 老いたキツネ。
1852 玉蜀黍 とうもろこし
1853 遠江 とおとうみ 静岡県西部の旧国名。
1854 奎宿 とかきぼし  =斗搔き星 中国の星座でアンドロメダ座を指す。
1855 蜥蜴 とかげ  =石竜子・蝘蜓 「せきえき」とも。
1856 石竜子 とかげ  =蜥蜴・蝘蜓
1857 蝘蜓 とかげ
やもり  =石竜子・蜥蜴(とかげ) ==家守・守宮・壁虎(やもり) 「えんてい」「えんてん」とも。
1858 斎食 とき  =斎 「さいじき」とも。 寺での食事。 精進料理。
1859 桃花鳥 とき  =鴇・鵇・朱鷺 特別天然記念物。 漢字より』読み仮名の数が多い。
1860 朱鷺 とき  =鴇・鵇・桃花鳥 特別天然記念物。
1861 鯨波 とき 「げいは」とも。 戦闘開始や戦勝祝いの声。
1862 常盤 ときわ  =常磐 永久に変わらないこと。 常緑。
1863 常磐 ときわ  =常盤 永久に変わらないこと。 常緑。
1864 常磐色 ときわいろ 黄色がかった緑いろ。
1865 常磐木 ときわぎ 常緑樹。
1866 常磐津 ときわず 浄瑠璃の一派。
1867 木賊 とくさ  =砥草 トクサ科の植物。
1868 鳥座 とぐら  塒・鳥栖 鳥の巣。
1869 鳥栖 とぐら
とす  塒・鳥座(とぐら) 鳥の巣。 "とす"は佐賀県の市。
1870 時計 とけい
1871 何所 どこ
1872 野老 ところ  =権萃 ヤマノイモ科の植物。
1873 心太 ところてん  =瓊脂 「こころてい」「こころぶと 」とも。 テングサを溶かし固めた食品。
1874 瓊脂 ところてん  =心太 テングサを煮たもの。
1875 鶏冠菜 とさかのり  =鶏冠海苔 紅藻類
1876 鶏冠海苔 とさかのり  =鶏冠菜 紅藻類
1877 年甲斐 としがい 年齢相応の思慮分別。
1878 祈年 としごい その年の豊穣を祈ること。 「きねん」とも。
1879 祈年祭 としごいのまつり 陰暦2月4日に豊穣や平和を祈って行われた祭り。 「きねんさい」とも。
1880 年次 としなみ  =年並 「ねんじ」。 平年並み。
1881 泥鰌 どじょう  =鰌・鯲
1882 七葉樹 とち  =栃 トチノキ科の樹木。 漢字より読み仮名が多い。
1883 水鼈 とちかがみ トチカガミ科の植物。
1884 何方 どちら
どっち
どなた
いずかた
1885 把手 とって  =取っ手 「はしゅ」とも。
1886 縕袍 どてら 「うんぽう」とも。綿の入った袖の広い着物。
1887 胡獱 とど  =海馬
1888 魚屋 ととや  =斗斗屋 高麗茶碗の1つ。 「さかなや」「うおや」は別の意味
1889 馴鹿 となかい
トナカイ 「じゅんろく」とも。 シカ科。
1890 舎人 とねり 律令制で皇族の警護などにあたった官人。
1891 秦皮 とねりこ モクセイ科の樹木。
1892 宿直 とのい 夜、宮中や役所の警護にあたること。 「しゅくちょく」は現代、夜間に勤務先で用事にあたることをいう。
1893 金線蛙 とのさまがえる  =殿様蛙
1894 主殿 とのもり
とのも  =殿守 律令制で宮中の掃除などをを行った役人、女官。
1895 飛螻蛄 とびけら トビケラ目の昆虫類。
1896 濁醪 どぶろく  =濁酒 「だくろう」とも。発酵させただけの白濁の酒。濁り酒。醪酒。
1897 濁酒 どぶろく  =濁醪 「だくしゅ」とも。発酵させただけの白濁の酒。濁り酒。醪酒。
1898 海洞花 とべら 植物名。
1899 点火 とぼし 「てんか」して照らす道具類。
1900 左見右見 とみこうみ 至る所を見て気を配ること。
1901 品部 ともべ 「しなべ」とも。 大和朝廷に仕えていた世襲的集団。 律令制での技術者の集団。
1902 響動む どよむ
とよむ
1903 響動く どよめく
1904 草烏頭 とりかぶと  =鳥兜 キンポウゲ科の植物。
1905 俘虜 とりこ  =俘・虜 「ふりょ」とも。 捕虜のこと。
1906 土耳古 とるこ
トルコ
1907 杜翁 とるすとい
トルストイ 『戦争と平和』などを著したロシアの小説家。
1908 吐魯蕃 とるふぁん
トルファン 新疆ウイグル自治区のオアシス都市。
1909 薯蕷 とろろ
やまのいも 「しょよ」とも。 とろろ汁。その材料のイモ。
1910 黄葵 とろろあおい  =黄蜀葵 アオイ科の植物。
1911 黄蜀葵 とろろあおい  =黄葵 アオイ科の植物。
1912 永久 とわ
とこしえ 「えいきゅう」とも。
1913 蜻蜓 とんぼ
やんま  =蜻蛉(とんぼ) 「せいてい」とも。 "やんま"は大形の"とんぼ"。
1914 尚侍 ないしのかみ 「しょうじ」とも。 律令制で後宮の事務などを担当した役所の長官。
1915 掌侍 ないしのじょう 「しょうじ」とも。 内侍司で議員の取り締まりなどを行った判官。
1916 典侍 ないしのすけ 「てんじ」とも。 律令制で天皇の生活や儀式を担当する役所の次官。
1917 泥梨 ないり  =泥犂 地獄。
1918 泥犂 ないり  =泥梨 地獄。
1919 天一神 なかがみ  =中神 「てんいちじん」とも。 陰陽道で人の吉凶を決める神。
1920 長道 ながじ
ながち  =長路 遠い道のり。
1921 中務 なかつかさ 律令制で天皇の側近に仕え様々な仕事を行った役所。
1922 中稲 なかて 早稲(わせ)と晩稲(おくて)の間の時期に収穫するイネの品種。
1923 香螺 ながにし  =長螺 巻貝。 卵が"海酸漿(うみほおずき)"
1924 就中 なかんずく 特に。
1925 竹柏 なぎ  =梛 「ちくはく」とも。 マキ科の樹木。
1926 水葱 なぎ  =菜葱 ミズアオイ。
1927 亡軀 なきがら  =亡骸 死体のこと。
1928 亡骸 なきがら  =亡軀 死体のこと。
1929 薙刀 なぎなた  =長刀・眉尖刀 長い柄に反った刃がついた主に女性用の武器。
1930 長刀 なぎなた  =薙刀・眉尖刀 長い柄に反った刃がついた主に女性用の武器。
1931 眉尖刀 なぎなた  =長刀・薙刀 長い柄に反った刃がついた主に女性用の武器。
1932 長押 なげし 柱間に水平につけた材木。
1933 仲人 なこうど 結婚の媒酌人。
1934 勿来関 なこそのせき 古代の奥羽三大関所の一つ。
1935 名残 なごり 余波。 心残り。
1936 余波 なごり 「よは」とも。 おさまらない波。
1937 梨子地 なじじ 金銀の粉をまき透明な漆で覆う蒔絵の手法。
1938 茄子 なす
なすび  =茄。
1939 茄子紺 なすこん 紫っぽい紺色。
1940 何故 なぜ 「なにゆえ」とも。
1941 菜種梅雨 なたねづゆ 3月下旬から4月にかけて降る長雨。
1942 刀豆 なたまめ  =鉈豆 マメ科の植物。
1943 雪崩 なだれ 傾斜地の大量の積雪が一度に崩れ落ちること。
1944 花楸樹 ななかまど バラ科の植物名。 =七竃。
1945 魚子 ななこ  =斜子・七子 金属を彫る技法の1つ。
1946 無名指 ななしゆび 「むめいし」とも。 薬指のこと。
1947 竹節虫 ななふし  =七節 保護色を持つ昆虫。
1948 何某 なにがし  =某。
1949 何卒 なにとぞ どうか。 なんとかして。
1950 難波 なにわ  =浪速・浪花・浪華 大阪一帯。
1951 浪華 なにわ  =難波・浪花・浪速 大阪一帯。
1952 浪速 なにわ  =難波・浪花・浪華 大阪一帯。
1953 浪花 なにわ  =難波・浪華・浪速 大阪一帯。
1954 奴国 なのくに 「なこく」とも。 弥生時代の九州北部の国。
1955 名告 なのり 武士などが名乗りを上げること。 元服後の実名。
1956 続断 なべな  =山芹菜 マツムシソウ科の植物。
1957 山芹菜 なべな  =続断 マツムシソウ科の植物。
1958 樹懶 なまけもの
1959 海鼠 なまこ
1960 生節 なまりぶし
なまぶし カツオを蒸して干した食品。
1961 常歩 なみあし  =並足 馬の歩かせ方で最も遅いもの。
1962 無礼 なめ 無作法なこと。
1963 白痢 なめ 「びゃくり」とも。 下痢による白っぽい便。
1964 蛞蝓 なめくじ 「かつゆ」とも。
1965 無礼る なめる 人を馬鹿にする。 熟字訓+送り仮名。
1966 弱竹 なよたけ しなやかな竹。 メダケ。
1967 寧楽 なら  =那羅・平城 都としての"奈良"の旧表記。
1968 平城 なら  =那羅・寧楽 都としての"奈良"の旧表記。
1969 形姿 なりかたち  =形貌 姿かたち。
1970 業平竹 なりひらだけ イネ科の竹で、美しい姿を在原業平に擬えた呼称。
1971 生業 なりわい
すぎわい 「せいぎょう」とも。 生計を立てるための仕事。
1972 黄精 なるこゆり  =鳴子百合 ユリ科の植物。
1973 鳴子百合 なるこゆり  =黄精 ユリ科の植物。
1974 可成 なるべく  =成る可く。
1975 縄暖簾 なわのれん 複数の縄で作ったすだれ。 居酒屋。
1976 烏臼 なんきんはぜ  =南京黄櫨 トウダイグサ科の植物。
1977 南京黄櫨 なんきんはぜ  =烏臼 トウダイグサ科の植物。
1978 南天燭 なんてん  =南天 メギ科の樹木。
1979 野菰 なんばんぎせる  =南蛮煙管 ハマウツボ科の植物。
1980 南蛮煙管 なんばんぎせる  =野菰 ハマウツボ科の植物。
1981 兄さん にいさん
1982 新墾 にいばり  =新治 新しく開墾した田畑。
1983 新治 にいばり  =新墾 新しく開墾した田畑。
1984 苦棟樹 にがき  =苦木 ニガキ科の植物。
1985 黄瓜菜 にがな  =苦菜 キク科の植物。
1986 苦塩 にがり 海水から塩分を除いたもので、豆腐の凝固剤になる。
1987 苦汁 にがり 海水から塩分を除いたもので、豆腐の凝固剤になる。 「くじゅう」は別の意味。
1988 和妙 にきたえ  =和栲 細かく織った柔らかい布。
1989 和栲 にきたえ  =和妙 細かく織った柔らかい布。
1990 和幣 にきて
にぎて  =幣・幣帛 神に供えたり祓に用いたりするもの。 
1991 幣帛 にきて
にぎて  =幣・和幣 「へいはく」とも。 神に供えたり祓に用いたりするもの。 
1992 和膚 にきはだ  =柔膚 柔らかい肌。
1993 柔膚 にきはだ  =和膚 柔らかい肌。
1994 面皰 にきび  =皰・靤 「めんぽう」とも。
1995 和魂 にきみやま
にぎみたま  =和御魂 柔和な徳をもった神霊。
1996 和御魂 にきみやま
にぎみたま  =和魂 柔和な徳をもった神霊。
1997 和草 にこくさ 生えたばかりの柔らかい草。
1998 和毛 にこげ うぶ毛のこと。
1999 柔手 にこで  =和手 柔らかい手。
2000 和手 にこで  =柔手 柔らかい手。
2001 仮漆 にす
ニス 光沢を持つ透明な塗料。
2002 二進も三進も にっちもさっちも どうにもこうにも
2003 蝸螺 にな  細長い巻貝。 =蜷。
2004 鮸膠 にべ  =鰾膠 にべの膠。 愛想。お世話。
2005 鰾膠 にべ  =鮸膠 にべの膠。 愛想。お世辞。
2006 若気る にやける 男が女っぽい様子である。
2007 紐育 にゅーよーく
ニューヨーク 国連本部がある。
2008 郁李 にわうめ  =庭梅。バラ科の植物。
2009 接骨木 にわとこ  =庭常 スイカズラ科の植物。
2010 胡蘿蔔 にんじん  =人参・人蔘
2011 大蒜 にんにく ユリ科の植物。ガーリック。 「おおびる」は"にんにく"の旧称。
2012 叩頭虫 ぬかずきむし  =額突虫 こめつきむし。
2013 叩頭く ぬかずく  =額突く・額衝く 丁寧に礼をする。
2014 泥濘 ぬかるみ 「でいねい」とも。降雨の後に地面がぬかっているところ。
2015 緯糸 ぬきいと
よこいと  =横糸。
2016 盗人猛猛しい ぬすっとたけだけしい 悪びれないこと。
2017 渟足柵 ぬたりのさく
ぬたりのき 大化の改新の時期に蝦夷討伐のために設けられた砦。
2018 瓊音 ぬなと 玉が触れ合う音。
2019 烏珠 ぬばたま  烏玉・射干玉・野干玉 ヒオウギの種子。
2020 野干玉 ぬばたま  烏玉・射干玉・烏珠 ヒオウギの種子。
2021 烏玉 ぬばたま  烏珠・射干玉・野干玉 ヒオウギの種子。
2022 射干玉 ぬばたま  烏玉・烏珠・野干玉 ヒオウギの種子。
2023 瓊戈 ぬほこ 玉で飾った戈。
2024 微温い ぬるい  =温い(風呂など) =緩い(規則など)
2025 白膠木 ぬるで ウルシ科の植物。
2026 微温湯 ぬるまゆ 「びおんとう」とも。 刺激のない弛んだ状態もいう。
2027 盗汗 ねあせ  =寝汗 「とうかん」とも。
2028 姉さん ねえさん
2029 寝心地 ねごこち
2030 螺旋 ねじ  =捩・捻子・捩子・螺子
2031 捩子 ねじ  =捩・捻子・螺子・螺旋
2032 螺子 ねじ  =捩・捻子・捩子・螺旋
2033 捻子 ねじ  =捩・捩子・螺子・捩子
2034 杜松 ねず ヒノキ科の樹木。
2035 鼠坊 ねずっぽ 海魚。
2036 女貞 ねずみもち  =鼠黐 モクセイ科の樹木。
2037 年星 ねそう  =年三 陰陽道で生年の星をまつること。
2038 年三 ねそう  =年星 陰陽道で生年の星をまつること。
2039 強請る ねだる
ゆする 熟字訓+送り仮名
2040 菟糸 ねなしかずら  =根無葛 ヒルガオ科の植物。
2041 沢蒜 ねびる ノビルの別名。
2042 合歓 ねむ
ねむのき マメ科の樹木。
2043 合歓木 ねむのき マメ科の樹木。
2044 直衣 のうし
なおし 天皇や貴族の平服。
2045 凌霄花 のうぜんかずら ノウゼンカズラ科のつる性植物。
2046 凌霄葉蓮 のうぜんはれん ノウゼンハレン科のつる性植物。
2047 仰領 のけくび 襟足が出るようにした和服の着方。
2048 苦菜 のげし  =野芥子・野罌粟 キク科の植物。
2049 熨斗 のし 皺を伸ばすための炭火の熱を用いた道具。
2050 熨斗鮑 のしあわび  =熨斗蚫 儀式・進物用の、アワビを干したもの。
2051 熨斗蚫 のしあわび  =熨斗鮑 儀式、進物用の、アワビを干したもの。
2052 熨斗目 のしめ 能や狂言、歌舞伎の衣装に用いる絹織物。
2053 覗機関 のぞきからくり 凸レンズつきの穴から中の絵を見る装置。
2054 野幇間 のだいこ 宴席を盛り上げる仕事の人(幇間)の蔑称。
2055 前胡 のだけ  =土当帰 セリ科の植物。
2056 土当帰 のだけ
うど  =前胡(のだけ) セリ科の植物。 =独活(うど) ウコギ科の植物。
2057 野阜 のづかさ 小高い丘。
2058 濃餠汁 のっぺいじる  =能平汁 肉や野菜を煮込み醤油、片栗粉を加えた料理。
2059 長閑 のどか 静かでのびやかなこと。 天候が穏やかなこと。
2060 山蒜 のびる  =野蒜 ユリ科の植物。
2061 和尚菜 のぶき  =野蕗 キク科の植物。
2062 陳者 のぶれば 申し上げますが…
2063 逆上せる のぼせる
2064 山石榴 のぼたん  =野牡丹 ノボタン科の植物。
2065 野面 のもせ 「のづら」とも。 野原一面。
2066 生血 のり 「なまち」とも。 出て間もない血。血糊。
2067 祝詞 のりと
ほぎごと 「しゅくし」とも。 "のりと"は神を祀る言葉。 "ほぎごと"(=寿言・寿詞)は一般に祝いの言葉。 
2068 諾威 のるうぇー
ノルウェー
2069 惚気 のろけ おのろけ。
2070 烽火 のろし  =狼煙・烽 事件を知らせて上げる煙。 行動開始の合図。
2071 狼煙 のろし  =烽・烽火 事件を知らせて上げる煙。 行動開始の合図。
2072 海牙 はーぐ
ハーグ 国際司法裁判所があるオランダの都市。
2073 婆さん ばあさん
2074 灰神楽 はいかぐら 灰が濡れた際に舞い上がる煙。
2075 高襟 はいから
ハイカラ 西洋風、都会風で斬新なさま。
2076 螺尻 ばいじり  =貝尻 釣りなどで被る、竹製の上がすぼまった笠。
2077 売女 ばいた 売春婦。 軽い女性。
2078 膝甲 はいだて  =脛楯。佩楯 鎧の付属具。
2079 脛楯 はいだて  =佩楯・膝甲 鎧の附属具。
2080 膝甲 はいだて  =脛楯・佩楯 鎧に付いていて股や膝を守るもの。
2081 海地 はいち
ハイチ 国名。
2082 鳳梨 ぱいなっぷる
パイナップル パイナップル科の果実。
2083 延根 はいね 伸びた根。 蓮根。
2084 偃松 はいまつ マツ科の植物。
2085 南風 はえ 南からの風。
2086 蠅虎 はえとりぐも  =蠅取蜘蛛 ハエなどを捕食する。
2087 蠅取蜘蛛 はえとりぐも  =蠅虎 ハエなどを捕食する。
2088 延縄 はえなわ 長い縄に多くの釣り針を垂らして魚を獲るもの。
2089 莫迦 ばか  =馬鹿
2090 博士 はかせ 「はくし」とも。
2091 果敢無い はかない  =儚い。
2092 果敢無む はかなむ  =儚む。
2093 捗捗しい はかばかしい 順調に進む。
2094 胡枝花 はぎ  =胡枝子・萩 マメ科の植物。
2095 胡枝子 はぎ  =胡枝花・萩 マメ科の植物。
2096 玉鈴花 はくうんぼく  =白雲木 エゴノキ科の植物。
2097 博奕 ばくち  =博打 「ばくえき」とも。 賭博のこと。
2098 博打 ばくち  =博奕 賭博のこと。
2099 六月雪 はくちょうげ  =満天星・白丁花 アカネ科の樹木。
2100 白丁花 はくちょうげ  =満天星・六月雪 アカネ科の樹木。
2101 白熊 はぐま 光沢を持つヤクの尾の毛。 「しろくま」はホッキョクグマのこと。
2102 玉蘭 はくもれん  =白木蓮 モクレン科の植物。
2103 馬喰 ばくろう  =博労・伯楽 馬のよしあしを見分ける人や売買をする人。
2104 刷子 はけ  =刷毛 「さっし」とも。
2105 刷毛 はけ  =刷子 塗ったり払ったりする道具。
2106 雁来紅 はげいとう 植物名。 「がんらいこう」とも。 =葉鶏頭
2107 錦帯花 はこねうつぎ  =箱根空木 スイカズラ科の植物。
2108 箱梯子 はこばしご 下の空間を棚などとして利用した梯子。
2109 方舟 はこぶね  =箱船 方形の舟。
2110 繁縷 はこべ
はこべら ナデシコ科の植物。 春の七草の一つ。
2111 白楊 はこやなぎ  =箱楊 ヤナギ科の樹木。
2112 稲架 はさ
はざ 刈ったイネを干すもの。
2113 迫間 はざま  =狭間・間 境。谷間。
2114 狭間 はざま  =迫間・間 隙間 谷間 城壁の攻撃用の穴
2115 迫間 はざま  =狭間・間 隙間 谷間 城壁の攻撃用の穴
2116 剪刀 はさみ  =鋏 「せんとう」とも。
2117 土師 はじ 古代に土器や墳墓の造成にあたった人。
2118 麻疹 はしか 「ましん」とも。 発疹を伴う急性の感染症。
2119 土師器 はじき 赤褐色で素焼きの土器。
2120 梯子 はしご  =梯
2121 敏捷い はしこい  =捷い 頭の回転や行動がすばやい。 熟字訓+送り仮名。
2122 虎茄 はしりどころ  =走野老 ナス科の植物。
2123 走野老 はしりどころ  =虎茄 ナス科の植物。
2124 馬尾毛 ばす 馬の尾の毛。 漢字より読み仮名の数が少ない。
2125 勢車 はずみぐるま  =弾み車 機械の部品の回転をよくする車。
2126 蝦虎魚 はぜ  =鯊。
2127 爆米 はぜ  =葩煎 もち米を煎った食品。
2128 沙魚 はぜ  =蝦虎魚・鯊
2129 黄櫨 はぜのき 「こうろ」とも。 ウルシ科の樹木。
2130 二十重 はたえ 幾重。
2131 旅籠 はたご 旅館。 旅用のかご。
2132 霹靂神 はたたがみ 激しい雷。
2133 二十 はたち  =二十歳
2134 二十歳 はたち  =二十
2135 雷魚 はたはた  =燭魚・鰰・鱩 海魚。
2136 燭魚 はたはた  =雷魚・鰰・鱩 海魚。
2137 斑雪 はだれゆき
はだらゆき まだらに残った積雪。
2138 淡竹 はちく イネ科のタケ。
2139 二十日 はつか  =廿日
2140 初東雲 はつしののめ 元日の明け方。そのとき東の空にたなびく雲。
2141 飛蝗 ばった 「ひこう」は"ばった"が群れて移動すること。
2142 青頭菌 はつたけ  =初茸 ベニタケ科のキノコ。
2143 初手水 はつちょうず 元日に手や顔を水で清めること。
2144 半被 はっぴ  =法被 職人などの袢纏。
2145 巴布 ぱっぷ
パップ 皮膚の治療薬。
2146 伴天連 ばてれん
バテレン  =破天連 キリスト教の宣教師や信者。
2147 破天連 ばてれん
バテレン  =伴天連 キリスト教の宣教師や信者。
2148 服織 はとり
はっとり  =服部 機織りのこと。
2149 服部 はとり
はっとり  =服織 機織りのこと。
2150 纏頭 はな 「てんとう」「てんどう」とも。 芸人への祝儀。
2151 紫荊 はなずおう  =花蘇芳 マメ科の樹木。
2152 知母 はなすげ  =花管 ユリ科の植物。
2153 牛縻 はなづら 鼻綱。牛の鼻に通す輪。
2154 甘蕉 ばなな
バナナ
2155 煙火 はなび 「えんか」とも。 =花火
2156 巴奈馬 ぱなま
パナマ 中央アメリカの国。
2157 花潜 はなむぐり 昆虫名。
2158 瓶爾小草 はなやすり  =花鑢 シダ植物。
2159 陰地蕨 はなわらび  =花蕨。
2160 埴瓮 はにべ 細かい粘土で作った瓶。
2161 埴生 はにゅう 粘土のある土地。
2162 弾機 ばね  =発条・撥条 ビヨーン。
2163 発条 ばね
ぜんまい  =弾機(ばね) =撥条(ばね・ぜんまい) ビヨーン。
2164 羽隠虫 はねかくし 昆虫名。
2165 隠翅虫 はねかくし 昆虫名。
2166 行纏 はばき  =脛衣・脛巾  昔の脚絆のようなもので、作業の際すねに巻いた。
2167 脛巾 はばき  =脛衣・行纏 昔の脚絆のようなもので、作業の際すねに巻いた。
2168 脛衣 はばき  =脛巾・行纏 昔の脚絆のようなもので、作業の際すねに巻いた。
2169 鼠麴草 ははこぐさ  =母子草 キク科の植物。
2170 羽撃く はばたく
2171 披鍼 はばり  =刃針 「ひしん」とも。 外科用のメス。 鍼灸の針。
2172 蔓延る はびこる 草木が茂る。 横行する。 熟字訓+送り仮名。
2173 飯匙倩 はぶ  =波布 クサリヘビ科の蛇。 漢字より読み仮名の数が少ない。
2174 葬帷子 はぶりかたびら 葬儀で棺を覆うかたびら。
2175 蛇牀 はまぜり  =浜芹 セリ科の植物。
2176 浜茄子 はまなす  =玫瑰・浜梨 バラ科の植物。
2177 玫瑰 はまなす  =浜茄子・浜梨 バラ科の植物。
2178 浜梨 はまなす  =玫瑰・浜茄子 バラ科の植物。
2179 黄槿 はまぼう アオイ科の樹木。
2180 文珠蘭 はまゆう  =浜木綿 ヒガンバナ科の植物。
2181 浜木綿 はまゆう  =文珠蘭 ヒガンバナ科の植物。
2182 馬銜 はみ 馬の轡で口に挟む部分。
2183 金花虫 はむし  =葉虫 昆虫類。
2184 甲矢 はや  =兄矢・早矢 二本のうち先に射る矢。
2185 兄矢 はや  =甲矢・早矢 二本のうち先に射る矢。
2186 早矢 はや  =甲矢・兄矢 二本のうち先に射る矢。
2187 速歩 はやあし  =早足 「そくほ」とも。 ウマの速度。 
2188 囃子 はやし  =囃 伴奏の笛や太鼓。
2189 疾風 はやて 「しっぷう」とも。 突風。
2190 隼人 はやと 九州南部の種族。 鹿児島県の男性。
2191 隼人瓜 はやとうり ウリ科の植物。
2192 流行眼 はやりめ  =流行目 流行性の目の病気。
2193 流行目 はやりめ  =流行眼 流行性の目の病気。
2194 流行る はやる 熟字訓+送り仮名。
2195 駅馬 はゆま 役人の乗り継ぎのため駅におかれた馬。
2196 薔薇 ばら 「しょうび」「そうび」とも。
2197 同胞 はらから 「どうほう」「どうぼう」とも。 兄弟。 同じ国の民。
2198 大角 はらのふえ
はら 戦場で用いた笛。
2199 蜘蛛抱蛋 はらん  =葉蘭・一葉 ユリ科の植物。
2200 一葉 はらん  =葉蘭・蜘蛛抱蛋 ユリ科の植物。 「いちよう」は別の意味。
2201 巴里 ぱり
パリ
2202 聖林 はりうっど
ハリウッド ロサンゼルス市にある"映画の都"。
2203 刺楸 はりぎり  =針楸 ウコギ科の樹木。
2204 鉤素 はりす  釣り針からおもりの部分に使う丈夫な糸。
2205 播磨 はりま 兵庫県南西部の旧国名。
2206 墾道 はりみち 新しく開かれた道。
2207 針土竜 はりもぐら
2208 巴爾幹 ばるかん
バルカン
2209 波斯菊 はるしゃぎく
ハルシャギク  =春車菊 キク科の植物。
2210 紫参 はるとらのお  =春虎尾 タデ科の植物。
2211 春疾風 はるはやて 春の強風。
2212 哈爾賓 はるびん
ハルビン  =哈爾浜 黒竜江省の省都。
2213 哈爾浜 はるびん
ハルビン  =哈爾賓 黒竜江省の省都。
2214 排球 ばれーぼーる
バレーボール 「はいきゅう」とも。
2215 布哇 はわい
ハワイ
2216 麵麭 ぱん
パン 小麦粉にイースト菌と水を加え発酵し焼いたもの。
2217 匈牙利 はんがりー
ハンガリー  =洪牙利
2218 洪牙利 はんがりー
ハンガリー  =匈牙利
2219 三白草 はんげしょう  =半夏生 ドクダミ科の植物。
2220 熊猫 ぱんだ
パンダ
2221 漢堡 はんぶるく
はんぶるぐ
ハンブルク
ハンブルグ ドイツの工業都市。
2222 目翳 ひ 瞳がくもる病気。底翳 漢字より読み仮名の数が少ない。
2223 洋琴 ぴあの
ピアノ
2224 廂間 ひあわい ひさしとひさしの間の日が当たらない隙間。
2225 曾祖父 ひいじじ
ひおおじ 「そうそふ」とも。
2226 海狸 びーばー
ビーバー 「かいり」とも。
2227 曾祖母 ひいばば
ひおおば 「そうそぼ」とも。
2228 枸榾 ひいらぎ  =柊 「くこつ」とも。 モクセイ科の植物。
2229 杠谷樹 ひいらぎ  =柊・枸榾
2230 十大功労 ひいらぎなんてん  =柊南天 メギ科の樹木。
2231 麦酒 びーる
ビール 麦芽+ホップ。
2232 射干 ひおうぎ  =檜扇 アヤメ科の植物。
2233 石松 ひかげのかずら  =日陰蔓 シダ植物。
2234 落籍す ひかす 芸者や遊女の借金を肩代わりし廃業させる。
2235 日雀 ひがら シジュウカラ科の鳥。
2236 石蒜 ひがんばな  =彼岸花 マンジュシャゲ。
2237 蟇蛙 ひきがえる  =蟾蜍
2238 蟾蜍 ひきがえる  =蟇蛙・蟇 「せんじょ」とも。
2239 抽斗 ひきだし  =抽出し・引出し
2240 陰行草 ひきよもぎ  =引艾。
2241 食火鶏 ひくいどり  =火食鳥 ヒクイドリ科の鳥。
2242 緋秧鶏 ひくいな  =緋水鶏 クイナ科の鳥。
2243 緋水鶏 ひくいな  =緋秧鶏 クイナ科の鳥。
2244 茅蜩 ひぐらし  =蜩 セミ科。
2245 小舌 ひこ 口蓋垂。のどびこ。
2246 失声 ひごえ  =乾声 嗄れ声。
2247 平江帯 ひごたい  =漏蘆 キク科の植物。
2248 漏蘆 ひごたい  =平江帯 キク科の植物。
2249 販女 ひさぎめ  =販婦・鬻女 行商する女性。
2250 販婦 ひさぎめ  =販女・鬻女 行商する女性。
2251 提子 ひさげ  =提 鍋型の銚子。
2252 羊栖菜 ひじき  =鹿尾菜・鹿角菜 褐藻類。
2253 鹿角菜 ひじき  =鹿尾菜・羊栖菜 褐藻類。 
2254 鹿尾菜 ひじき  =羊栖菜・鹿角菜 褐藻類。
2255 犇犇 ひしひし 身に沁みること。 差し迫っていること。
2256 緊緊 ぴしぴし
びしびし
2257 一向 ひたすら  =只管 「いっこう」は別の意味。
2258 只管 ひたすら  =一向
2259 常陸 ひたち 茨城県一帯の旧国名。
2260 緋縮緬 ひぢりめん 赤く染めた絹織物の一種。
2261 喫驚 びっくり  =吃驚 「きっきょう」とも。
2262 吃驚 びっくり  =喫驚 「きっきょう」とも。
2263 睡蓮 ひつじぐさ  =未草 "ひつじぐさ"は"すいれん"科の植物の1つ。
2264 単衣 ひとえ  =単 裏地のない和服。
2265 一行 ひとくだり 「いちぎょう」「いっこう」は別の意味。
2266 人心地 ひとごこち 寛いだ気分。 正気。
2267 他人事 ひとごと  =人事 「たにんごと」とも。 自分に関係のないこと。 
2268 人状 ひとざま  =人様 人柄、人格。
2269 石韋 ひとつば  =一つ葉 ウラボン科のシダ植物。
2270 海盤車 ひとで
2271 為人 ひととなり 人柄。
2272 人雪崩 ひとなだれ  =人頽 多くの人が押し合い倒れること。
2273 人頽 ひとなだれ  =人雪崩 多くの人が押し合い倒れること。
2274 囚獄 ひとや  =人屋・牢・獄 牢屋。
2275 一人 ひとり
2276 独り相撲 ひとりずもう 自分だけ懸命なこと。 勝負にならないこと。
2277 独り法師 ひとりぼっち
2278 雛芥子 ひなげし  =雛罌粟・麗春花・美人草 ケシ科の植物。虞美人草。ポピー。
2279 美人草 ひなげし  =雛罌粟・雛芥子・麗春花 ケシ科の植物。虞美人草。ポピー。
2280 雛罌粟 ひなげし  =雛芥子・麗春花・美人草 ケシ科の植物。虞美人草。ポピー。
2281 麗春花 ひなげし  =雛罌粟・雛芥子・美人草 「れいしゅんか」とも。 ケシ科の植物。虞美人草。ポピー。
2282 日向 ひなた
ひゅうが
2283 日次 ひなみ  =日並 日の次第。
2284 夷守 ひなもり 古代の九州などの守り人。
2285 老成 ひね 「ろうせい」とも。 古くなること。 大人びていること。
2286 陳生姜 ひねしょうが 納めて日が経ったショウガの根茎。
2287 終日 ひねもす
ひもすがら 「しゅうじつ」とも。 一日中。
2288 扁柏 ひのき  =檜 ヒノキ科の樹木。
2289 火熨斗 ひのし 炭火の熱で衣服のしわを伸ばす道具。
2290 竹根蛇 ひばかり  =日計 ナミヘビ科のヘビ。
2291 告天子 ひばり  =雲雀
2292 雲雀 ひばり  =告天子
2293 向日葵 ひまわり キク科。
2294 姫莎草 ひめくぐ カヤツリグサ科の植物。
2295 赤栴檀 ひめしゃら  =姫沙羅 ツバキ科の樹木。
2296 山丹 ひめゆり  =姫百合 ユリ科の植物。
2297 神籬 ひもろぎ トキワギに囲まれた神が宿る場所。 神社。
2298 素見す ひやかす  =冷やかす 買う気がないのに見たり尋ねたりする。
2299 檜柏 びゃくしん 伊吹の別名。
2300 檀香 びゃくだん  =白檀 ビャクダン科の樹木。
2301 風信子 ひやしんす
ヒヤシンス ユリ科の植物。
2302 口琴 びやぼん  =琵琶笛 江戸時代の楽器。
2303 金糸桃 びようやなぎ  =未央柳 オトギリソウ科の植物名。
2304 山蘭 ひよどりばな  鵯花 キク科の植物。 「やまあららぎ」はコブシ(別の植物)を指す。
2305 顋門 ひよめき 乳児の頭蓋骨の接着していない部分。 "顋"は"あご""あぎと""えら"と読む。
2306 日和 ひより
2307 日和見 ひよりみ 様子を窺ってから態度を決めること。
2308 曹白魚 ひら ニシン科の海魚。 漢字より読み仮名が短い。
2309 扁爪 ひらづめ  =平爪 霊長類の平たい爪。
2310 葉手 ひらで  =葉盤・枚手 神への供え物をいれる平らな容器。
2311 葉盤 ひらで  =葉手・枚手 神への供え物をいれる平らな容器。
2312 金字塔 ぴらみっど
ピラミッド 「きんじとう」とも。
2313 扁虫 ひらむし  =平虫 平たい虫。
2314 比目魚 ひらめ  =鮃・平目 ヒラメ科の海魚。
2315 撞球 びりやーど
ビリヤード 「どうきゅう」とも。
2316 旋花 ひるがお  =昼顔・鼓子花 ヒルガオ科の植物。
2317 鼓子花 ひるがお  =昼顔・旋花
2318 旋花 ひるがお  =昼顔・鼓子花
2319 昼餉 ひるげ
ひるけ  =昼食 昼ごはん。
2320 緬甸 びるま
ビルマ ミャンマーの旧国名。
2321 日女 ひるめ  =日霊 天照大神のこと。
2322 日霊 ひるめ  =日女 天照大神のこと。
2323 肩巾 ひれ  =領巾 古代の女性の飾り布。
2324 領巾 ひれ  =肩巾 古代の女性の飾り布。
2325 平伏す ひれふす
2326 蒲葵 びろう  =檳榔
2327 天鵞絨 びろーど
ビロード 毛羽で覆った滑らな織物。
2328 天鵝絨 びろーど
ビロード 毛羽で覆った滑らな織物。
2329 金翅雀 ひわ  =鶸 アトリ科の鳥。 漢字より読み仮名の数が多い熟字訓・当て字。
2330 檜皮 ひわだ ヒノキの皮。
2331 檜皮色 ひわだいろ 濃い赤紫。
2332 檜皮葺き ひわだぶき ヒノキの皮で葺いた屋根。
2333 備後表 びんごおもて 広島県の上質な畳表。
2334 編木 びんざさら  =拍板 木片を重ね合わせた打楽器。
2335 拍板 びんざさら  =編木 木片を重ね合わせた打楽器。
2336 鬢除 びんそぎ  =鬢曾木・鬢枇 女子の成人を祝う儀式。
2337 鬢枇 びんそぎ  =鬢曾木・鬢除 女子の成人を祝う儀式。
2338 一揃 びんぞろ 2つのサイコロの目が1。 
2339 回回教 ふいふいきょう イスラム教。回教。
2340 費府 ふぃらでるふぃあ
フィラデルフィア ペンシルベニア州の港湾都市。
2341 比律賓 ふぃりぴん
フィリピン
2342 芬蘭 ふぃんらんど
フィンランド
2343 白花菜 ふうちょうそう  =風蝶草 フウチョウソウ科の植物。
2344 醜男 ぶおとこ 「しこお」とも。
2345 醜女 ぶおんな 「しこめ」とも。
2346 腑甲斐無い ふがいない  =不甲斐無い 意気地がない。情けない。
2347 不甲斐無い ふがいない  =腑甲斐無い 意気地がない。情けない。
2348 深傷 ふかで  =深手 大怪我。
2349 菜蕗 ふき  =蕗 キク科の植物。
2350 款冬 ふき
やまぶき  蕗はキク科、山吹はバラ科の植物。
2351 不器用 ぶきっちょ 「ぶきよう」とも。
2352 河豚 ふぐ  =鰒。
2353 側金盞花 ふくじゅそう  =福寿草 キンポウゲ科の植物。
2354 陰囊 ふぐり 「いんのう」とも。 松かさ。
2355 鹿茸 ふくろづの  =袋角 「ろくじゅう」とも。 鹿の生え始めの角。
2356 頭垢 ふけ  =雲脂
2357 雲脂 ふけ  =頭垢
2358 巫山戯る ふざける おどける。 騒ぐ。 馬鹿にする。 いちゃいちゃする。
2359 相応しい ふさわしい 似合っているさま。
2360 五倍子 ふし 「ごばいし」とも。 =付子・附子 ヌルデの芽の虫こぶ。 漢字より読み仮名の数が多い。
2361 酔魚草 ふじうつぎ  =藤空木 フジウツギ科の植物。
2362 臥所 ふしど  =臥処 寝床。
2363 臥処 ふしど  =臥所 寝床。
2364 蘭草 ふじばかま  =藤袴 キク科の植物。
2365 鵲豆 ふじまめ  =藤豆 マメ科の植物。
2366 豊前 ぶぜん 福岡県東部一帯の旧国名。
2367 家猪 ぶた  =豚。
2368 二布 ふたの  =二幅 通常の二倍の幅の布。 女性の腰巻。
2369 二幅 ふたの  =二布 通常の二倍の幅の布。 女性の腰巻。
2370 二人 ふたり  =両人 「ににん」とも。
2371 両人 ふたり  =二人 「りょうにん」とも。
2372 及己 ふたりしずか  =二人静 植物名。
2373 恭菜 ふだんそう  =不断草。 アカザ科の植物名。
2374 二日 ふつか
2375 宿酔 ふつかよい  =二日酔い 「しゅくすい」とも。
2376 筆忠実 ふでまめ 文章を書くのを厭わないこと。
2377 葡萄 ぶどう
えび "えび"は"ぶどう"の別名の他、エビヅルやエビ染めの色も指す。
2378 太占 ふとまに  =太兆 焼いた鹿の骨で吉凶を占うもの。
2379 太兆 ふとまに  =太占 焼いた鹿の骨で吉凶を占うもの。
2380 蒲桃 ふともも フトモモ科の樹木。
2381 山毛欅 ぶな  =椈 ブナ科の植物で実がどんぐり "欅"は"けやき"と読む。
2382 発船 ふなだち 船出のこと。
2383 海蛆 ふなむし 甲殻類。 =船虫。
2384 海蘿 ふのり  =布海苔 紅藻類。
2385 布海苔 ふのり  =海蘿 紅藻類。
2386 忽必烈 ふびらい
フビライ  =忽比烈  モンゴル帝国第五代皇帝
2387 忽比烈 ふびらい
フビライ  =忽必烈  モンゴル帝国第五代皇帝
2388 吹雪 ふぶき
2389 吹雪く ふぶく  =乱吹く
2390 乱吹く ふぶく  =吹雪く
2391 蟇子 ぶゆ  =蜹 昆虫類。
2392 武良尻 ぶらじる
ブラジル  =伯剌西爾
2393 伯剌西爾 ぶらじる
ブラジル  =武良尻
2394 仏蘭西 ふらんす
フランス
2395 勃牙利 ぶるがりあ
ブルガリア
2396 古刃 ふるみ  =古身 古い刀。
2397 普魯西 ぷろしあ
プロシア ドイツ連邦の中心だった国。プロイセン。
2398 豊後 ぶんご 大分県一帯の旧国名。
2399 犢鼻褌 ふんどし
たふさぎ  =褌 「とくびこん」とも。 男性の陰部を覆う布。
2400 貝独楽 べいごま
ばいごま 巻貝の殻から作ったこま。
2401 折板 へぎいた  =剥板 ヒノキやスギの木を薄く剥いだ板。
2402 日置流 へきりゅう 弓術の一派。
2403 竃食い へぐい かまどで炊いて食べること。
2404 牛皮凍 へくそかずら  =屁糞葛 アカネ科の植物。
2405 女青 へくそかずら  =屁糞葛 アカネ科の植物。
2406 褌祝 へこいわい 九州地方の成年式。
2407 舳先 へさき  =舳 船の前部。
2408 圧面 べしみ 天狗や鬼神用の能面。
2409 黒死病 ぺすと
ペスト 「こくしびょう」とも。
2410 巻子 へそ  =綜麻 糸を環状に巻いたもの。
2411 綜麻 へそ  =巻子 糸を環状に巻いたもの。
2412 綜麻繰 へそくり  =臍繰 密かに貯めたお金。 
2413 下手 へた 「したて」「しもて」とも。
2414 糸瓜 へちま  =天糸瓜 ウリ科の植物。
2415 天糸瓜 へちま  =糸瓜 ウリ科の植物。
2416 反吐 へど 嘔吐すること。
2417 埴猪口 へなちょこ 未熟者。
2418 粘土 へなつち  =埴 「ねばつち」「ねんど」とも。
2419 紅白粉 べにおしろい 化粧すること。
2420 威内斯 べにす
ベニス イタリア北東部の港市。「水の都」。
2421 紅藍花 べにばな  =紅花 キク科の植物。
2422 陰核 へのこ 陰囊。
2423 放屁虫 へひりむし 悪臭を出す昆虫一般。
2424 希伯来 へぶらい
ヘブライ
2425 部屋 へや
2426 遍羅 べら  =倍良 ベラ科の海魚。
2427 倍良 べら  =遍羅 ベラ科の海魚。
2428 可坊 べらぼう  =箆棒。 程度が甚だしいさま。
2429 便乱坊 べらぼう  =箆棒。 程度が甚だしいさま。
2430 秘露 ぺるー
ペルー
2431 白耳義 べるぎー
ベルギー
2432 伯林 べるりん
ベルリン ドイツの首都。
2433 紅殻 べんがら
ベンガラ  =弁柄 インド産の錆止め、研磨、着色用の顔料。
2434 番瀝青 ぺんき
ペンキ 油+顔料。
2435 景天 べんけいそう  =弁慶草 ベンケイソウ科の植物。
2436 反閉 へんばい  =反陪 陰陽道や神楽で特殊な歩き方をすること。
2437 伯耆 ほうき 鳥取県西部の旧国名。
2438 染指草 ほうせんか  =鳳仙花 ツネフリソウ科の植物。
2439 孑孑 ぼうふら 「けっきょう」「げっきょう」とも。 =孑孒・孒
2440 孑孒 ぼうふら 「けつけつ」「げつげつ」とも。 =孑孑・孒
2441 竹麦魚 ほうぼう ホウボウ科の海魚。
2442 釵子股 ぼうらん  =棒蘭 ラン科の植物。
2443 頰輔 ほおがまち 頬桁。頰骨。
2444 鬼灯 ほおずき  =酸漿 ナス科の植物名。
2445 酸漿 ほおずき  =鬼灯 ナス科の植物。
2446 行器 ほかい  =外居 食物を入れて運ぶのに使われた容器。
2447 寿歌 ほぎうた 「ことほぎうた」とも。 お祝いの歌。
2448 神庫 ほくら 神宝を納めておく倉。 小さな神社。
2449 黒子 ほくろ  =黶子
2450 黶子 ほくろ  =黒子
2451 黒子 ほくろ  =黶 「くろこ」「くろご」は別の意味・
2452 鉄脚梨 ぼけ  =木瓜 バラ科の樹木。
2453 木瓜 ぼけ
きゅうり
まるめろ
マルメロ  =鉄脚梨(ぼけ) バラ科の樹木。 =胡瓜・黄瓜(きゅうり) ウリ科の野菜。 ="マルメロ"はバラ科の樹木。
2454 反故 ほご  =反古 書き損じた紙。 無駄。 破棄。
2455 反古 ほご  =反故 書き損じた紙。 無駄。 破棄。
2456 干鰯 ほしか  =乾鰯 鰯を干した肥料。
2457 乾鰯 ほしか  =干鰯 鰯を干した肥料。
2458 乾海鼠 ほしこ ナマコのはらわたを干した食品。
2459 熟瓜 ほぞち 熟したマクワウリ。
2460 海扇 ほたてがい
2461 蛍烏賊 ほたるいか 発光器を持つイカ
2462 山小菜 ほたるぶくろ キキョウ科の植物。
2463 上枝 ほつえ 木の上の方の枝。
2464 忽布 ほっぷ
ホップ ビールの香味に用いるクワ科の植物。
2465 人面竹 ほていちく  =布袋竹 イネ科のタケ。
2466 塊芋 ほど  =土芋 マメ科の植物。
2467 土芋 ほど  =塊芋 マメ科の植物。
2468 元宝草 ほとけのざ  =仏の座 シソ科の植物で春の七草の一つ。
2469 不如帰 ほととぎす 鳥名。 =郭公・霍公鳥・子規・時鳥・杜宇・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
2470 時鳥 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・霍公鳥・子規・郭公・杜宇・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
2471 郭公花 ほととぎす  =油点草・杜鵑草 ユリ科の植物名。
2472 沓手鳥 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・霍公鳥・子規・時鳥・杜宇・杜鵑・郭公・蜀魄・蜀魂
2473 霍公鳥 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・郭公・子規・時鳥・杜宇・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
2474 油点草 ほととぎす  =郭公花・杜鵑草  ユリ科の植物名。
2475 杜鵑草 ほととぎす  =油点草・郭公花 ユリ科の植物名。
2476 子規 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・霍公鳥・郭公・時鳥・杜宇・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
2477 杜鵑 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・霍公鳥・子規・時鳥・杜宇・郭公・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
2478 蜀魂 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・霍公鳥・子規・時鳥・杜宇・杜鵑・沓手鳥・郭公・蜀魂
2479 杜宇 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・霍公鳥・子規・時鳥・郭公・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
2480 郭公 ほととぎす 「かっこう」は別の鳥。 =不如帰・霍公鳥・子規・時鳥・杜宇・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・蜀魂
2481 蜀魄 ほととぎす 鳥名。 =不如帰・霍公鳥・子規・時鳥・杜宇・杜鵑・沓手鳥・蜀魄・郭公
2482 花瑠瑠 ほのるる
ホノルル ハワイの州都。
2483 微笑む ほほえむ  =頰笑む 熟字訓+送り仮名。
2484 外持 ほまち 臨時収入。 臍繰り。
2485 海鞘 ほや  =老海鼠 原索動物。
2486 老海鼠 ほや  =海鞘 原索動物。
2487 小火 ぼや 大事には至らなかった火事。
2488 吹螺 ほらがい  =法螺貝
2489 葡萄牙 ぽるとがる
ポルトガル
2490 母衣 ほろ 鐙の背に付けて流れ矢を防いだもの。
2491 襤褸 ぼろ  =襤 「らんる」とも。 古い布切れなど。 欠点。
2492 珠鶏 ほろほろちょう ホロホロチョウ科の鳥。
2493 微酔 ほろよい
2494 凸柑 ぽんかん
ポンカン ミカン科の果実。
2495 香港 ほんこん
ホンコン
2496 馬尾藻 ほんだわら  =神馬藻 褐藻類。
2497 神馬藻 ほんだわら  =馬尾藻 褐藻類。
2498 封度 ぽんど
ポンド  =封・听・封度 1ポンドは約450g。
2499 封度 ぽんど
ポンド  =封・听・英斤 1ポンドは約450g。
2500 英斤 ぽんど
ポンド  =封・听・封度 1ポンドは約450g。
2501 喞筒 ぽんぷ
ポンプ 「しょくとう」「そくとう」とも。
2502 孟買 ぼんべい
ボンベイ インド西部の港湾都市。
2503 雪洞 ぼんぼり 小さな行灯。 「せつどう」は雪山での露営用の穴。
2504 迷子 まいご
2505 槙皮 まいはだ  =槙肌 マキの内皮を繊維状にしたもの。
2506 蝸牛被 まいまいかぶり  =舞舞被。
2507 英里 まいる
マイル 1マイルは約1600m。
2508 密夫 まおとこ  =密男・間男 夫以外の男性と関係を持つこと。
2509 密男 まおとこ  =密夫・間男 夫以外の男性と関係を持つこと。
2510 澳門 まかお
マカオ 1887年から1999年までポルトガルの植民地だった中国の沿岸都市。
2511 侍婢 まかたち
まがたち  =侍女 貴人に仕える女性。
2512 侍女 まかたち
まがたち  =侍婢 「じじょ」とも。 貴人に仕える女性。 
2513 旋網 まきあみ  =巻網 網で魚群を取り巻く漁法。
2514 目合 まぐわい 目配せ。 男女の情交。
2515 甜瓜 まくわうり  =真桑瓜 ウリ科の植物。
2516 正東風 まこち  =真東風 真東からの風。
2517 真砂 まさご 粒の小さな砂。
2518 真風 まじ 南風、南西風。
2519 猿子 ましこ  サル。 鳥名。
2520 真面目 まじめ 「しんめんもく」「しんめんぼく」は物事の本来の姿を意味する。
2521 不味い まずい  =拙い 味や技術、顔が悪い。
2522 十寸鏡 ますかがみ  =真澄鏡 よく澄んだ鏡。
2523 益益 ますます
2524 正占 ますら 言い当てる占い。
2525 益荒男 ますらお  =丈夫・大夫 強くたくましい男性。
2526 丈夫 ますらお  =益荒男・大夫 「じょうふ」「じょうぶ」とも。 強くたくましい男性。
2527 丈夫 ますらお  =益荒男 「じょうふ」とも読み、一人前の男を指す。 「じょうぶ」は別の意味。
2528 大夫 ますらお  =益荒男・丈夫 強くたくましい男性。
2529 籬垣 ませがき  =籬 「りえん」とも。 竹や柴で目を粗く編んだ垣。
2530 馬塞棒 ませぼう
ませんぼう 馬が逃げるのを防ぐ棒。
2531 老成る ませる 大人びている。 熟字訓+送り仮名。
2532 又従兄弟 またいとこ 親がいとこ同士である子の関係。はとこ。
2533 又従姉妹 またいとこ 親がいとこ同士である子の関係。はとこ。
2534 胯座 またぐら  =股座 腿の間。股間。
2535 股座 またぐら  =胯座 腿の間。股間。
2536 苦竹 まだけ  =真竹 「にがたけ」「くちく」とも。 イネ科のタケ。
2537 真章魚 まだこ  =真蛸 
2538 木天蓼 またたび マタタビ科の樹木。
2539 区区 まちまち 「くく」とも。
2540 真っ赤 まっか "全く"の意味も。
2541 松毬 まつかさ
まつぼっくり  =松笠(まつかさ) =松陰囊(まつぼっくり)
2542 睫毛 まつげ  =睫
2543 抹額 まっこう  =末額 冠がずれるの防ぐ鉢巻。
2544 末額 まっこう  =抹額 冠がずれるの防ぐ鉢巻。
2545 真っ青 まっさお 血の気が引いた状態。
2546 驀地 まっしぐら
2547 燐寸 まっち
マッチ
2548 松囃子 まつばやし  =松囃 正月に行われた歌初め。
2549 松陰囊 まつぼっくり  =松毬
2550 山蘿蔔 まつむしそう  =松虫草 マツムシソウ科の植物。
2551 馬刀貝 まてがい  =馬蛤貝・蟶貝 二枚貝。
2552 馬蛤貝 まてがい  =馬刀貝・蟶貝 二枚貝。
2553 馬刀葉椎 まてばしい  =全手葉椎 ブナ科の樹木。
2554 団居 まどい  =円居 囲んで並ぶこと。 親しい人が集まること。
2555 全人 まとうど 正直な人。 愚直な人。 「ぜんじん」とも。
2556 正面 まとも  =真面 「しょうめん」は別の意味。
2557 真面 まとも  =正面 まっすぐ。 まじめ。
2558 微睡む まどろむ うとうとする。
2559 俎板 まないた  =俎
2560 眼間 まなかい  =目交 両目の間。
2561 目交 まなかい  =眼間 両目の間。
2562 目指 まなざし  =目差・眼差 目つきや視線。
2563 眼指 まなざし  =眼差
2564 眼差 まなざし  =眼指
2565 目差 まなざし  =目指・眼差 目つきや視線。
2566 魚味始 まなはじめ  =真菜始・真魚始 子どもに生まれて初めて魚を食べさせる儀式。
2567 学舎 まなびや 「がくしゃ」とも。
2568 真似 まね
2569 眉庇 まびさし  =目庇 兜や帽子、窓のひさし。
2570 射翳 まぶし 狩りで身を隠すもの。 伏兵。
2571 蚕簿 まぶし  =蔟 蚕が繭を作る助けとなる道具。
2572 庶妹 ままいも
あらめいも 異母の妹。
2573 斑杖 まむしぐさ  =蝮草 サトイモ科の根菜類。
2574 忠実 まめ  よく働くこと。 健康なこと。 「ちゅうじつ」は誠実なことをいう。
2575 肉刺 まめ 水ぶくれ。
2576 大豆粕 まめかす  =豆粕 大豆から油を搾った残りかす。
2577 矮鹿 まめじか  =豆鹿 マメジカ科の哺乳類。
2578 豆田 まめふ  =豆生 豆の畑。
2579 両下 まや  =真屋 屋根を前後へ葺き下ろした家。切妻造り。
2580 虎子 まる おまる。
2581 馬克 まるく
マルク ドイツの通貨単位。
2582 馬来 まれー
マレー マレー半島一帯の島。
2583 客人 まろうど
まれびと  =客 「きゃくじん」とも。 訪問客
2584 満俺 まんがん
マンガン 銀白色で炭素に脆い元素。Mn。
2585 金縷梅 まんさく  =満作 マンサク科の植物。
2586 政所 まんどころ 平安時代や鎌倉時代の役所。
2587 玉柏 まんねんすぎ  =万年杉 シダ植物。
2588 翻車魚 まんぼう マンボウ科の海魚。
2589 御灯明 みあかし  =御灯 神仏に供える灯明。
2590 御殿 みあらか  =御舎 御宮殿 「ごてん」とも。
2591 御舎 みあらか  =御殿 御宮殿。
2592 御稜威 みいつ  =御厳 神や天皇の威光。
2593 木乃伊 みいら
ミイラ
2594 水脈 みお  =水尾 「すいみゃく」とも。 船が通る海や川の水路。
2595 澪標 みおつくし 「れいひょう」とも。 船に航路を知らせる杭。
2596 御薪 みかまぎ 社寺に奉納するまき
2597 御酒 みき 神に供える酒。
2598 神酒 みき  =御酒 神に供える酒。 酒の美称。
2599 酒司 みきのつかさ  =造酒司 律令制で酒や酢を醸造した役所。
2600 造酒司 みきのつかさ  =酒司 律令制で酒や酢を醸造した役所。
2601 御首 みぐし
2602 三行半 みくだりはん 離縁状。離婚すること。
2603 水分 みくまり 分水嶺。
2604 黒三稜 みくり  =実栗・三稜草 ミクリ科の植物。
2605 三稜草 みくり  =実栗・黒稜草 ミクリ科の植物。
2606 御饌 みけ  =御食 神へ供えるもの。
2607 御食 みけ  =御饌 神へ供えるもの。
2608 神子 みこ  =巫女 神に仕える未婚の女性。
2609 皇女 みこ 「おうじょ」とも。
2610 巫女 みこ  =巫 神に仕え神託を告げる未婚の女性。
2611 皇子 みこ 「おうじ」とも。
2612 神輿 みこし  =御輿
2613 弥撒 みさ
ミサ カトリック教会で神を讃える儀式、歌。
2614 雎鳩 みさご  =雎・鶚 タカ科の鳥。
2615 身動ぎ みじろぎ 身動き。
2616 水蚤 みじんこ  =微塵子
2617 針眼 みず  =針孔 針の糸を通す部分。
2618 針孔 みず
めど  =針眼 針の糸を通す部分。
2619 浮薔 みずあおい  =水葵・雨久花
2620 雨久花 みずあおい  =水葵・浮薔
2621 鐙靼 みずお  =水緒 馬の鐙を吊る革のひも。
2622 灯台木 みずき  =水木 ミズキ科の樹木。
2623 稚子 みずこ
みずご  =水子 生まれてすぐの子。 流産した子。
2624 水翻 みずこぼし 茶碗をすすいだ湯を捨てる容器。
2625 鼓豆虫 みずすまし  =鼓虫・水澄 甲虫類
2626 鼓虫 みずすまし  =鼓豆虫・水澄 甲虫類
2627 不見転 みずてん 先を考えない行動。 思慮の浅い芸者など。
2628 消梨 みずなし  =水梨 果汁が多いナシの品種。
2629 水準 みずはかり 「すいじゅん」とも。 水を入れて水平かどうかを調べる道具。
2630 金線草 みずひき  =水引 タデ科の植物。
2631 御統 みすまる 古代の装身具。
2632 角髪 みずら  =鬟・髻 ・角子 上代の成人男子の髪の結い方。
2633 角子 みずら  =鬟・髻・角髪 上代の成人男子の髪の結い方。
2634 鳩尾 みぞおち
みずおち 「きゅうび」とも。
2635 晦日 みそか
つごもり cf. 三十日(みそか) 月隠り(つきごもり)
2636 巧婦鳥 みそさざい  =鷦鷯・溝三歳 小鳥。
2637 溝三歳 みそさざい  =鷦鷯・巧婦鳥 小鳥。
2638 巧婦鳥 みそさざい  =鷦鷯 ・溝三歳
2639 鷦鷯 みそさざい
ささぎ  =溝三歳・巧婦鳥(みそさざい) 「しょうりょう」とも。 小鳥。
2640 千屈菜 みそはぎ  =禊萩 ミソハギ科の植物。
2641 千屈菜 みそはぎ  =溝萩・千屈菜 仏に供える植物。
2642 祓萩 みそはぎ  =溝萩・千屈菜 仏に供える植物。
2643 溝萩 みそはぎ  =溝萩・千屈菜 仏に供える植物。
2644 屯田 みた  =御田 「とんでん」とも。 神の田。 皇室の直轄地。
2645 恩頼 みたまのふゆ  =恩賚 神の御加護、天皇の御恩恵。
2646 恩賚 みたまのふゆ  =恩頼 神の御加護、天皇の御恩恵。
2647 御手洗 みたらし
みたらい 参拝前に手や口を清めるところ。
2648 三人 みたり 「さんにん」とも。
2649 陸奥 みちのく
むつ 奥州五国のこと。
2650 睡菜 みつがしわ  =三柏 リンドウ科の植物。
2651 野蜀葵 みつば  =三葉 セリ科の植物。
2652 省沽油 みつばうつぎ  =三葉空木 ミツバウツギ科の植物。
2653 黄瑞香 みつまた  =三椏 ジンチョウゲ科の植物。
2654 三椏 みつまた  =三叉 ジンチョウゲ科の樹木で和紙の原料になる。
2655 嬰児 みどりご 「えいじ」とも。 =緑児。
2656 見惚れる みとれる  =見蕩れる
2657 見蕩れる みとれる  =見惚れる
2658 孤児 みなしご 「こじ」とも。 =孤 
2659 水派 みなまた 水の流れが分かれるところ。
2660 御哭 みね 泣き叫ぶ儀式。
2661 刀背打ち みねうち  =峰打ち 刀の背で斬ることなしにダメージを与えること。
2662 三布布団 みのぶとん  =三幅布団 並幅の布三枚。
2663 三幅布団 みのぶとん  =三布布団 並幅の布三枚。
2664 御佩刀 みはかし
みはかせ 貴人が腰に差している刀。
2665 壬生菜 みぶな アブラナ科の植物。
2666 任那 みまな 朝鮮半島南部にあった国。
2667 蚯蚓 みみず 「きゅういん」とも。
2668 角鴟 みみずく  =木菟 耳状の羽毛を持つフクロウ科の鳥。
2669 木菟 みみずく
ずく  =角鴟 耳状の羽毛を持つフクロウ科の鳥。
2670 完骨 みみせせ
せせ 耳の後ろの盛り上がった骨。
2671 屯倉 みやけ  =屯家・官家 大和朝廷の直轄領。
2672 官家 みやけ  =屯家・屯倉 大和朝廷の直轄領。
2673 屯家 みやけ  =屯倉・官家 大和朝廷の直轄領
2674 土産 みやげ 「どさん」とも。
2675 御幸 みゆき 「ごこう」とも。 上皇や法皇、女院の外出。
2676 行幸 みゆき 「ぎょうこう」とも。 天皇の外出。
2677 船首 みよし  =舳・水押 「せんしゅ」とも。 船の前部。へさき
2678 水押 みよし  =舳・船首 船の前部。へさき。
2679 未蘭 みらの
ミラノ イタリア北部の商業都市。
2680 海松 みる 海藻の一。
2681 海松布 みるめ 貝の一つ。
2682 嫡妻 むかいめ  =正妃 「ちゃくさい」「てきさい」とも。 正式な妻。
2683 正妃 むかいめ  =嫡妻
2684 零余子 むかご
ぬかご ヤマノイモの葉などの球状の芽。
2685 蝍蛆 むかで  =蜈蚣・百足 「しょくしょ」とも。 節足動物。
2686 蜈蚣 むかで  =蝍蛆・百足 「ごこう」とも。 節足動物。
2687 百足 むかで  =蜈蚣・蝍蛆 「ひゃくそく」とも。 節足動物。
2688 行縢 むかばき 旅や狩猟の際に腰下を覆った布や皮。
2689 麦薯蕷 むぎとろ 素麵+とろろ汁。
2690 麦索 むぎなわ  =麦縄 索餠。 うどんなど。
2691 尨犬 むくいぬ  =尨 ふさふさな長い毛の犬。
2692 尨毛 むくげ  =毳 長くふさふさな毛。
2693 木槿 むくげ アオイ科の樹木。
2694 樸樹 むくのき  =椋の木 ニレ科の樹木。
2695 浮腫 むくみ 「ふしゅ」とも。 皮下組織にリンパ液や組織液がたまる症状。
2696 浮腫む むくむ 皮下組織にリンパ液や組織液がたまる。
2697 起破風 むくりはふ 上面が盛り上がった屋根の飾り。
2698 無患子 むくろじ ムクロジ科の樹木。
2699 鼯鼠 むささび
ももんが ともにリス科の動物だが、"ももんが"の方が小型で眼が大きい。
2700 虫唾 むしず  =虫酸 逆流した胃液。
2701 齲歯 むしば 「うし」とも。
2702 息子 むすこ
2703 産霊神 むすびのかみ 万物を生みだす神 縁結びの神。
2704 睦月 むつき 陰暦の一月。
2705 胸座 むなぐら
2706 郁子 むべ
うべ  =野木瓜 アケビ科の植物。
2707 野木瓜 むべ
うべ  =郁子 アケビ科の植物。
2708 斑気 むらき
むらぎ 気まぐれ。
2709 漁夫 むらぎみ  =漁翁 漁民の長や漁業の指導者。 「ぎょふ」は単純に漁師を指す。
2710 斑濃 むらご  =叢濃・村濃 濃い部分をつくり伸ばしていく染色法。
2711 叢時雨 むらしぐれ  =群時雨・村時雨 冬の初めに降ったりやんだりする小雨。
2712 海布 め 食用の海藻。
2713 夫婦 めおと 「ふうふ」とも。
2714 眼旗魚 めかじき 海魚。 =眼梶木。
2715 妻敵 めがたき  =女敵 妻と密通した他の男。
2716 眼鏡 めがね 「がんきょう」とも。
2717 和布蕪 めかぶら
めかぶ ワカメの茎にあるひだ状のもの。
2718 和布刈 めかり ワカメなどを刈り取ること。
2719 小櫱 めぎ  =目木 メギ科の樹木。
2720 墨西哥 めきしこ
メキシコ
2721 妻子 めこ 「さいし」「つまこ」とも。
2722 目癈 めしい  =盲 目が見えない人。
2723 召人 めしゅうど
めしうど 舞楽に奉仕させる人。 和歌所の寄人。
2724 囚人 めしゅうど
めしびと 「しゅうじん」とも。
2725 繡眼児 めじろ  =目白 小鳥。
2726 鍍金 めっき  =鍍・減金 「ときん」とも。 金属の装飾や錆止めの膜。 上辺。
2727 右手 めて 馬の右の手。
2728 蓍萩 めどはぎ  =鉄掃箒 マメ科の樹木。
2729 鉄掃箒 めどはぎ  =蓍萩 マメ科の樹木。
2730 益母草 めはじき 「やくもそう」とも。シソ科の植物。
2731 目眩 めまい  =眩暈
2732 眩暈 めまい  =目眩 「げんうん」とも。
2733 目紛しい めまぐるしい 追うのが大変なほど次々と発生、変化すること。
2734 減上 めりかり  =乙甲 音の高低や強弱。
2735 乙甲 めりかり  =減上 音の高低や強弱。
2736 米利堅 めりけん
メリケン アメリカ人。 拳骨。
2737 莫大小 めりやす
メリヤス  =目利安 伸縮性を増した糸で編んだ布地。
2738 門得尓 めんでる
メンデル 遺伝の法則を発見したオーストリアの植物学者。
2739 仮面梟 めんふくろう  =面梟。
2740 摩西 もーせ
もーぜ
モーセ
モーゼ 出エジプトを果たした古代イスラエルの指導者。
2741 莫臥児 もーる
モール 浮き織り。 飾りひも。
2742 痘瘡 もがさ 「とうそう」とも。 天然痘のこと。
2743 虎落 もがり 竹製の柵、垣根、物干し。
2744 虎落笛 もがりぶえ 冬の北風が竹垣などに当たってする音。
2745 木捻子 もくねじ  =木螺子 螺旋状の筋を持つ釘
2746 木螺子 もくねじ  =木捻子 螺旋状の筋を持つ釘
2747 土竜 もぐら  =鼴鼠・土竜
2748 鼴鼠 もぐら  =鼴・土竜
2749 木蘭 もくれん  =木蓮 「もくらん」とも。
2750 帽額 もこう 御簾や御帳の丈夫の装飾幕。
2751 裳階 もこし  =裳層 「しょうかい」とも。 仏堂や塔の屋根の下のひさし。雨打。
2752 裳層 もこし  =裳階 仏堂や塔の屋根の下のひさし。雨打。
2753 猛者 もさ 勇猛で技術に長け行動的な人。
2754 綟子 もじ  =綟 蚊帳など、麻糸で目を粗く織った布。
2755 百舌 もず  =鴃・鵙・鶪 モズ科の鳥。
2756 海雲 もずく 海藻。
2757 水雲 もずく  =海蘊・海雲 褐藻類。
2758 海蘊 もずく 海藻の一つ。
2759 莫斯科 もすくわ
モスクワ
2760 毛斯綸 もすりん
モスリン 薄く柔らかい平織りの毛織物。
2761 保合 もちあい  =持合 取引市場で相場の変動が少ないこと。
2762 糯粟 もちあわ 粟餅に使う粟。
2763 糯米 もちごめ  =糯 餅や赤飯に使う米。
2764 厚皮香 もっこく  =木斛 ツバキ科の樹木。
2765 盛相 もっそう  =物相 飯の量をはかる道具。
2766 牴牾 もどき 似非。 非難。 「ていご」は食い違う意味。
2767 摩納哥 もなこ
モナコ 国の方。
2768 武士 もののふ 「ぶし」とも。
2769 尸者 ものまさ 死者の代わりに弔問を受ける人。
2770 紅絹 もみ  =紅 紅色に染めた絹糸。
2771 紅葉 もみじ  =黄葉 「こうよう」は別の意味。
2772 黄葉 もみじ  =黄葉
2773 紅蜀葵 もみじあおい  =紅葉葵 アオイ科の植物。
2774 紅葉葵 もみじあおい  =紅蜀葵 アオイ科の植物。
2775 紅葉卸し もみじおろし ダイコンや唐辛子、ニンジンをすり下ろしたもの。
2776 木綿 もめん
ゆう "もめん"はワタの種子からとれる繊維。 "ゆう"はコウゾの皮の繊維でできた糸。
2777 鳥臓 ももき
ももぎ
ももげ 鳥の胃袋などの内臓。
2778 百磯城 ももしき  =百敷 宮中のこと。
2779 身屋 もや  =身舎・母屋 寝殿造の家屋の中心。 おもや。
2780 身舎 もや  =身屋・母屋 寝殿造の家屋の中心。 おもや。
2781 催合 もやい  =最合 共同で行ったり所有したりすること。
2782 唐土 もろこし  =唐 中国の旧称。
2783 唐黍 もろこし  =蜀黍 「とうきび」とも。 イネ科。
2784 蜀黍 もろこし  =唐黍 イネ科。
2785 摩洛哥 もろっこ
モロッコ
2786 両刃 もろは  =諸刃 両側に刃をもつ刀。
2787 諸諸 もろもろ  =諸 いろいろなもの。
2788 紋甲烏賊 もんごういか カミナリイカやコウイカ。
2789 孟得士瓜 もんてすきゅー
モンテスキュー 『法の精神』で三権分立を唱えたフランスの思想家。
2790 主水 もんど 律令制で宮中の水や氷室を担当した役人。
2791 翻筋斗 もんどり 空中一回転。蜻蛉返り。
2792 門土里留 もんとりおーる
モントリオール カナダ最大の商業都市。
2793 八百長 やおちょう
2794 八百屋 やおや
2795 八百万 やおよろず
2796 山羊 やぎ  =野羊 
2797 野羊 やぎ  =山羊
2798 山羊鬚 やぎひげ あごの長いひげ。
2799 八色の姓 やくさのかばね 684年に制定された姓制度。
2800 自棄 やけ  =焼け 「じき」とも。
2801 火傷 やけど  =焼傷・焼処 「かしょう」とも。
2802 焼処 やけど  =火傷・焼傷
2803 焼傷 やけど  =火傷・焼処
2804 水蠆 やご
やまめ 「すいたい」とも。 トンボの幼虫。
2805 八尺瓊勾玉 やさかにのまがたま  =八尺瓊曲玉  三種の神器の1つ。
2806 八尺瓊曲玉 やさかにのまがたま  =八尺瓊勾玉  三種の神器の1つ。
2807 香具師 やし  =野師・弥四 人が多い場所で見世物や出し物をする人。 漢字より読みが長い。
2808 玄孫 やしゃご 「げんそん」とも。
2809 馬陸 やすで 節足動物。
2810 八十 やそ 「はちじゅう」とも。
2811 八十路 やそじ 80歳。
2812 八握 やつか  =八束 長いこと。
2813 戴勝 やつがしら  =八首鳥 ヤツガシラ科の鳥。
2814 八首鳥 やつがしら  =戴勝 ヤツガシラ科の鳥。
2815 九面芋 やつがしら サトイモ類。 =八頭
2816 八角金盤 やつで  =金剛纂・八手 ウコギ科の樹木。
2817 金剛纂 やつで  =八角金盤:八手 ウコギ科の樹木。
2818 寄居虫 やどかり  =宿借り
2819 雇女 やとな  =雇仲居 臨時に雇う仲居。
2820 雇仲居 やとな  =雇女 臨時に雇う仲居。
2821 寄生木 やどりぎ  =宿木
2822 寄生蜂 やどりばち 「きせいばち」とも。
2823 胡籙 やなぐい 「ころく」とも。 矢を入れて持ち運ぶ道具。
2824 弥の明後日 やのあさって しあさって。
2825 矢作 やはぎ  =矢矧 矢を作る人。
2826 鶏眼草 やはずそう  =矢筈草 マメ科の植物。
2827 豹脚蚊 やぶか  =藪蚊 カ類の昆虫。
2828 紫金牛 やぶこうじ  =藪柑子 ヤブコウジ科の樹木。
2829 藪柑子 やぶこうじ  =紫金牛 ヤブコウジ科の樹木。
2830 流鏑馬 やぶさめ 馬を走らせながら的を射る競技、儀式。
2831 窃衣 やぶじらみ  =藪蝨 セリ科の二年草。
2832 貫衆 やぶそてつ シダ植物。 =藪蘇鉄。
2833 藪煙草 やぶたばこ  =天名精 キク科の植物。
2834 天名精 やぶたばこ  =藪煙草 キク科の植物。
2835 豪猪 やまあらし  =山荒 哺乳類。
2836 山峡 やまかい 「さんきょう」とも。 山と山の間。
2837 山楝蛇 やまかがし  =赤楝蛇  ヘビの種類。
2838 赤楝蛇 やまかがし  =山楝蛇  ヘビの種類。
2839 山賤 やまがつ 山の中で仕事をする人やその住居。
2840 山雀 やまがら シジュウカラ科の鳥。
2841 山胡椒 やまこうばし  =山香 クスノキ科の植物。
2842 山香 やまこうばし  =山胡椒 クスノキ科の植物。
2843 商陸 やまごぼう  =山牛蒡 ヤマゴボウ科の植物。
2844 山背 やましろ  =山城 京都府南東部の旧国名。
2845 山翡翠 やませみ  =山魚狗 カワセミ科の鳥。
2846 山魚狗 やませみ  =山翡翠 カワセミ科の鳥。
2847 八岐大蛇 やまたのおろち 神話上の酒好きの大蛇。
2848 山祇 やまつみ  =山神 山の神様  cf.海神(わたつみ・わだつみ)
2849 山神 やまつみ  =山祇 山の神様  cf.海神(わたつみ・わだつみ)
2850 大和 やまと  =倭 奈良県一帯の旧国名。 日本。
2851 山処 やまと  =山のあるところ。
2852 大和歌 やまとうた 和歌。
2853 大和魂 やまとだましい 日本人の果敢で潔い心。
2854 大和撫子 やまとなでしこ 日本人女性のしなやかでありながら強い精神を持つことをいう。 ナデシコの別名でも。
2855 山脈 やまなみ  =山並 「さんみゃく」とも。
2856 冬眠鼠 やまね  =山鼠 夜行性で冬眠をする哺乳類。
2857 山鼠 やまね  =冬眠鼠 夜行性で冬眠をする哺乳類。
2858 野山薬 やまのいも  =山の芋・薯蕷 ヤマノイモ科の植物。
2859 四照花 やまぼうし  =山法師 ミズキ科の植物名。
2860 天蚕 やままゆ  =山繭 ヤママユガ科の蛾。
2861 楊梅 やまもも  =山桃 「ようばい」とも。 ヤマモモ科の樹木。
2862 八方 やも  =八面 四方八方。
2863 寡男 やもお 妻を亡くした夫。
2864 寡婦 やもめ 夫を亡くした妻。
2865 鰥夫 やもめ
やもお 妻を亡くした夫。 =鰥
2866 守宮 やもり  =家守・壁虎・蝘蜓 爬虫類。
2867 壁虎 やもり  =家守・守宮・蝘蜓 爬虫類。
2868 弥生土器 やよいどき
2869 槍烏賊 やりいか  =鎗烏賊 ジンドウイカ科。
2870 鎗烏賊 やりいか  =槍烏賊 ジンドウイカ科。
2871 敗荷 やれはす  =破れ蓮 「はいか」とも。 葉の破れた蓮。
2872 山原水鶏 やんばるくいな 沖縄に栖む天然記念物の鳥。
2873 指切 ゆいきり テングサ科の紅藻類。
2874 木綿鬘 ゆうかずら 物忌みを示すかつら。
2875 木綿垂 ゆうしで  =木綿四手 木綿(ゆう)を垂れること。
2876 木綿四手 ゆうしで  =木綿垂 木綿(ゆう)を垂れること。
2877 長庚 ゆうずつ
ゆうつず  =夕星 「ちょうこう」とも。 宵の明星。
2878 夕星 ゆうずつ
ゆうつず  =長庚 宵の明星。
2879 昨夜 ゆうべ 「さくや」とも。
2880 所以 ゆえん 理由。いわれ。
2881 浴衣 ゆかた 木綿のひとえもの。
2882 湯帷子 ゆかたびら 入浴前後につけた単の着物。
2883 所縁 ゆかり  =縁 つながり。関わり合い。
2884 雪消 ゆきげ  =雪解 雪解け。
2885 鹿薬 ゆきざさ  =雪笹 ユリ科の植物。
2886 雪垂 ゆきしずり 枝などの積雪が滑り落ちること。
2887 雪風巻 ゆきしまき 雪や風が激しいこと。
2888 雪達磨 ゆきだるま
2889 虎耳草 ゆきのした  =雪の下 ユキノシタ科の植物。
2890 珍珠花 ゆきやなぎ  =噴雪花・雪柳 バラ科の植物。
2891 噴雪花 ゆきやなぎ  =珍珠花・雪柳 バラ科の植物。
2892 行方 ゆくえ
2893 靫負 ゆげい 靫に矢を入れて運んだ集団。 衛門府。
2894 梅桃 ゆすらうめ  =山桜桃・英桃 バラ科の植物。
2895 英桃 ゆすらうめ  =梅桃・山桜桃 バラ科の植物。
2896 山桜桃 ゆすらうめ  =梅桃・英桃 バラ科の植物。
2897 強請 ゆすり
ねだり 「きょうせい」とも。
2898 交譲木 ゆずりは  =譲葉 ユズリハ科の樹木。
2899 雪打 ゆた 屋根の下の庇。裳階。
2900 雨打 ゆた 屋根の下の庇。裳階。
2901 斎種 ゆだね 清めて豊穣を祈ったイネの種子。
2902 猶太 ゆだや
ユダヤ ユダ王国の土地と民族。
2903 湯女 ゆな 温泉宿の接待役の女。 湯屋の遊女。
2904 斎庭 ゆにわ  =斎場 神を祀る清めたところ。
2905 斎場 ゆにわ  =斎庭 「さいじょう」とも。 神を祀る清めたところ。
2906 湯熨斗 ゆのし  =湯熨 湯気でしわを伸ばすこと。
2907 豆腐皮 ゆば  =湯葉・湯波・油皮 豆乳を煮、膜をすくってできた食品。
2908 弓弭 ゆはず
ゆみはず  =弓筈 弓の弦をかける部分。 "弭"でも"ゆはず"と読む。
2909 浴槽 ゆぶね  =湯船・湯槽 「よくそう」とも。
2910 忌忌しい ゆゆしい  ひどくて放っておけない。 不吉だ。 =由由しい 「いまいましい」は別の意味。 
2911 百合鷗 ゆりかもめ カモメ科の鳥。
2912 左手 ゆんで  =弓手 「ひだりて」とも。
2913 横笛 ようじょう 「よこぶえ」とも。
2914 良候 ようそろ  =宜候 船の直進を意味する号令。
2915 宜候 ようそろ  =良候 船の直進を意味する号令。
2916 益無し ようなし 「やくなし」とも。 無駄である。
2917 沃土 よーど
ヨード 消毒用のハロゲン元素。ヨウ素。
2918 沃度丁幾 よーどちんき
ヨードチンキ ヨウ素をアルコールに溶かした消毒殺菌用の液体。
2919 欧羅巴 よーろっぱ
ヨーロッパ
2920 寿詞 よごと  =吉言 天皇家の栄えを祝う言葉。 「じゅし」は一般に長生きを祝う言葉。
2921 横痃 よこね 「おうげん」とも。性病による股の炎症。
2922 葦雀 よしきり  =葦切。鶲科の葦に棲む鳥。
2923 寄席 よせ 落語や講談、浪曲を演じる場所。
2924 余所 よそ  =他所
2925 他所 よそ  =余所
2926 余所見 よそみ 脇見。 人目。
2927 蚊母鳥 よたか  =怪鴟
2928 怪鴟 よたか  =蚊母鳥
2929 弥立つ よだつ cf.身の毛が"よだつ"
2930 夜業 よなべ  =夜鍋 「やぎょう」とも。夜仕事をすること。
2931 四布布団 よのぶとん  =四幅布団 並幅の布四枚。
2932 四幅布団 よのぶとん  =四布布団 並幅の布四枚。
2933 約翰 よはね
ヨハネ イエス・キリストの十二使徒の一人。
2934 夜尿 よばり 「やにょう」とも。 寝小便のこと。
2935 四葩 よひら アジサイの別名。
2936 黄泉 よみ 「こうせん」とも。 あの世
2937 黄泉路 よみじ あの世への道。
2938 宿花 よみはな 返り花。二度咲き。
2939 鶏児草 よめな  =嫁菜 キク科の植物。
2940 四方 よも 「しほう」とも。
2941 終夜 よもすがら
よすがら 「しゅうや」とも。 一晩中。
2942 四方山 よもやま あちこち。世間。
2943 憑坐 よりまし  =尸童・寄坐 祈祷で神霊を憑かせる人形。
2944 寄坐 よりまし  =憑坐・尸童 祈祷で神霊を憑かせる人形。
2945 尸童 よりまし  =憑坐・寄坐 祈祷で神霊を憑かせる人形。
2946 寄人 よりゅうど 昔の朝廷の職員。
2947 度度 よりより  =寄り寄り 時々。 「たびたび」は何度もの意味。 
2948 寄方 よるべ 頼りにする人や場所。 =寄辺
2949 蹣跚縞 よろけじま 波状で縞模様の織り糸の織物。
2950 蹌踉ける よろける  =蹣跚ける  熟字訓+送り仮名。
2951 蹣跚ける よろける  =蹌踉ける 熟字訓+送り仮名。
2952 弱法師 よろぼうし
よろぼし よろよろと歩く僧。
2953 蹌踉めく よろめく 不安定で倒れそうになる。 誘惑に乗る。
2954 夜半 よわ 「やはん」とも。 夜中。夜更け。
2955 羅宇 らお
らう
ラオ
ラウ ラオスのこと。
2956 拉薩 らさ
ラサ ラマ教の聖地。
2957 洋妾 らしゃめん  =羅紗綿 明治時代に西洋人の妾になった女性。
2958 海猟 らっこ  =猟虎・獺虎・海獺 イタチ科。
2959 獺虎 らっこ  =猟虎・海虎・海獺 イタチ科。
2960 海獺 らっこ  =海猟・猟虎・獺虎 "獺"は"かわうそ"と読む。
2961 乱波 らっぱ 乱暴者。 スパイ。
2962 羅甸 らてん
ラテン  =拉丁 ラテン語、ラテン音楽、ラテン系など
2963 拉丁 らてん
ラテン  =羅甸 ラテン語、ラテン音楽、ラテン系など
2964 羊駝 らま
ラマ ラクダ科の動物。リャマ。
2965 喇嘛教 らまきょう
ラマきょう チベット仏教の別名。
2966 蘭貢 らんぐーん
ラングーン ヤンゴンの旧称。 cf.2006年、ミャンマーの首都はヤンゴンからネーピードーへ。
2967 栗鼠 りす
2968 里斯本 リスボン ポルトガルの首都。
2969 輪鼓 りゅうご  =輪子・立鼓 胴がくびれたもの。
2970 輪子 りゅうご  =輪鼓・立鼓 胴がくびれたもの。
2971 僂麻質斯 りゅーまち
りうまち
ろいまちす
リューマチ
リウマチ
ロイマチス 関節や筋肉が痛み運動障害を起こす病気。
2972 凜凜しい りりしい 引き締まっていて勇ましい。
2973 凛凛しい りりしい 引き締まっていて勇ましい。
2974 琳閣倫 りんかーん
リンカーン アメリカ合衆国第16代大統領。
2975 竜胆 りんどう リンドウ科の植物。
2976 淋巴 りんぱ
リンパ 高等植物の組織細胞の間を満たす体液。
2977 淋巴腺 りんぱせん
リンパせん リンパ管の結節。
2978 路加伝 るかでん
ルカでん 新約聖書の第三番目の福音書。
2979 呂栄 るそん
ルソン フィリピン最大の島。
2980 坩堝 るつぼ 耐熱性の容器。 熱狂した状態。 様々なものが入り混じった状態。 「かんか」とも。
2981 紅玉 るびー
ルビー 七月の誕生石。 「こうぎょく」はリンゴの品種。
2982 列寧 れーにん
レーニン ロシア革命を成功させたマルクス主義者。
2983 連玉 れだま マメ科の樹木。
2984 檸檬 れもん
レモン 「どうもう」「ねいもう」とも。 ミカン科の果実。
2985 蓮華躑躅 れんげつつじ ツツジ科の樹木。
2986 櫺子 れんじ  =櫺・連子 窓や欄干の等間隔の格子。
2987 羅馬 ろーま
ローマ
2988 羅府 ろさんぜるす
ロサンゼルス カリフォルニア州の沿岸都市。
2989 露西亜 ろしあ
ロシア
2990 倫敦 ろんどん
ロンドン
2991 分別 わいだめ  =弁別 「ふんべつ」とも。 区別、けじめのこと。 「ぶんべつ」は分けること。
2992 弁別 わいだめ  =分別 「べんべつ」とも。 区別、けじめのこと。
2993 公魚 わかさぎ  =若鷺・鰙 淡水魚。
2994 和布 わかめ  =稚海藻・若布・裙蔕菜
2995 和布 わかめ  若布・稚海藻・裙蔕菜 褐藻類。
2996 若布 わかめ  =稚海藻・和布・裙蔕菜
2997 裙蔕菜 わかめ  =若布・和布・稚海藻
2998 稚海藻 わかめ  =若布・和布・裙蔕菜
2999 没分暁漢 わからずや 「ぼつぶんぎょうかん」とも。 頑固で道理を弁えない人。
3000 狐臭 わきが  =胡臭・腋臭
3001 腋臭 わきが  =狐臭・胡臭 「えきしゅう」とも。
3002 胡臭 わきが  =狐臭・腋臭
3003 吾妹 わぎも  昔の妻や恋人の愛称。
3004 病葉 わくらば 病気にかかった葉。
3005 戯奴 わけ わたくしめ。 おまえ。
3006 若人 わこうど
3007 童謡 わざうた  =謡歌 古代の諷刺や予言の歌。 「どうよう」は子どもの歌を指す。
3008 謡歌 わざうた  =童謡 古代の諷刺や予言の歌。
3009 俳優 わざおぎ 神や人を笑わせ楽しませる人。 「はいゆう」は一般に役者を指す。
3010 山葵 わさび アブラナ科の植物
3011 華府 わしんとん
ワシントン  =華盛頓
3012 華盛頓 わしんとん
ワシントン  =華府
3013 勿忘草 わすれなぐさ ムラサキ科の植物。
3014 早生 わせ 早く熟す野菜や果物の品種。 早熟な人。
3015 早稲 わせ 早く熟す稲。
3016 海若 わたつみ
わだつみ  =海粟 海の神。 海原。
3017 海神 わたつみ
わだつみ  =海若 海の神。 海原
3018 渡座 わたまし 貴人の転居。
3019 移徙 わたまし 貴人の転居。 "徙"は"うつる"の意味で、"徒"とは別字。
3020 戦慄く わななく 恐怖、怒り、寒さで体が震える感じ。
3021 稚鰤 わらさ ブリの未成魚。
3022 童巫子 わらわみこ  =童巫女 子どもの巫女。
3023 童巫女 わらわみこ  =童巫子 子どもの巫女。
3024 理無い わりない 分別がない。 しかたない。 関係が深い。
3025 仙蓼 われもこう  =吾木香・我毛香・地楡・我亦紅 バラ科の植物。
3026 地楡 われもこう  =吾木香・我毛香・我亦紅・仙蓼 バラ科の植物。
3027 吾木香 われもこう  =吾亦紅・我毛香・地楡・仙蓼 バラ科の植物。
3028 吾亦紅 われもこう  =吾木香・我毛香・地楡・仙蓼 バラ科の植物。
3029 藁蓋 わろうだ  =円座  藁を渦巻状にした敷物。
3030 円座 わろうだ  =藁蓋 「えんざ」とも。藁を渦巻状にした敷物。
==============引用終了

【「だから」「なので」の違い【7】 「~から」「~ので」「~で」「で」「から」「ので」】

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月30日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934483558&owner_id=5019671

 直接的には下記の続きだろうな。
【「だから」「なので」の違い【1】~【6】  「~から」「~ので」「~で」「で」「から」「ので」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1680.html

 どうにもしっくり来ないんで、教えて! gooで質問した。
 日本語関係で質問したのは3回目だけど、なんで当方の疑問はすんなり解決しないのだろう。そりゃすんなり解決しないような質問をしているからかもしれない「。それにしても……。
【「了解しました」「了解いたしました」が不適切な理由】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8456636.html
【「かしこまりました」は謙譲語なのでしょうか】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8499357.html
続【「ので」と「ため」の違いについて】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8773212.html

 今回はコメント30にまで達した。あまり多くは語りたくない。
 当方に理解できるのは、どうやら重要なのはNo.1とNo.30なのかもしれないってこと。どうやら当方が考えていたことはさほど的外れではないようだ。ただ、ちゃんと説明するのは相当の難物らしい。
 まず、No.1のコメントと「お礼」を転載する。
==============引用開始
No.1
回答日時:2014/09/30 17:29

 質問者の疑問は、「ので」・「から」の使い分けにあるのか、あるいは接続の方に問題を感じていらっしゃるのかが、はっきりしません。あるいは、両面にわたっているのかも知れません。
 取り敢えずは、「日本文法大辞典」の「ので」の項目にある説明を転載しておきます。(長文)

「ので」は概していえば、事態の客観的な叙述、つまり、既定の事実として、因果関係などか事柄自体に内在するものと認めたうえで、それをそのままに表現するのに用いられる傾向がある。したがって、同種の接続助詞「から」と比較した場合、話し手が主体的な立場である事柄を原因・理由に取り上げたうえで、それから順当な帰結として導かれる判断と結びつけようとする表現には「から」が用いられ、「ので」は用いられないのが普通だとされる。
 たとえば、その判断が主観に属する面の強い、意志や推量を表わす表現、いい・悪い・好き・嫌いなどの個人的な感覚・感情に支配される表現や、また、正当な理由づけをもって相手に何らかの行為を要求する、命令・禁止・勧誘・依頓その他、それに類する表現などには、「から」がもっぱら用いられ、「ので」は一般には用いられないというわけである(永野賢「『から』と『ので』とはどう違うか」『国語と国文学』(昭和二七・二)。
 しかし、上述のことは、その表現形態上の特徴をごく概括的にみていえることであって、平叙文などにおいては、個々の文脈から整然と「ので」と「から」を機能的に異質なものとしてとらえるのは困難であり、格助詞「へ」と「に」について、動詞「行く」「来る」などとの結びつきでは、その違いを明確に区別できないのと同様に、これもある面までは同義的に重なり合つているものとみるべきだろう。
 ただ、「ので」が素材間自体に見られる因果関係の客観的な表現であり、「から」に比べて、その文の陳述とはかかわりあいが薄く、従属的であることは次の点から明らかである。すなわち、「頭が痛いので委員会に欠席するから、よろしくお伝えください」のように、「から」に導がれる従属文中にさらに「原因」「埋由」などを述べる事柄がある場合には、それは「ので」によつて表わされるが、その逆はないということや、「から」のように、あとに「は」「も」「こそ」などの係助詞を伴う用法が「ので」にはないこと、あるいは、「から」には、「……からだ」のように、原因・埋由・根拠などだけをその結果と結びつけずに取り立てて述べる用法があるが、「ので」にはないことなどである。
 ところが一方、「から」は、前件を主体的に取り立てて後件に結びつけるために、表現主体の立場が強く前面に出てきて、押しつけがましい印象を聞き手に与えると感じられるためか、一般には「ので」が用いられないとされる、依頼表現などにおいても、「試合終了後は大変混雑いたしますので、お帰りの切符は今のうちにお求めになっておいてください」「工事中何かとご不便をおかけすることと思いますので、何とぞ暫くの間御辛抱願い上けます」のように、表現を丁寧にしようとする場合にはしばしば用いられる。
 また、男性に比じて、女性に好んで「ので」を多用する傾向がみられるのも、いかにもそうなる、あるいはそうするだけのやむをえない理由がそこにあるといつたニュアンスを「ので」が負っていることによるものとみられる。
 すでに一語の接続詞と化している、「それで」と「だから」の間にも、この「ので」と「から」と同様の関係がみられる。つまり、「ので」に対応するのが「それで」であり、「から」に対応するのが「だから」である。
 「いいつけを守らなかつたばかりに、こんなことになつてしまいました」に対し、「だから、あれほど注意しておいたのに」と応じるわけであつて、「それで」とは応じない。また、「電車が事故を起こしました」に続けて、「それで、三十分遅刻しました」といったほうが、「だから、……」というよりも、いかにも自分の責任の及ばない問題であるといったニュアンスを帯び、弁解がましい点が少なくなるわけである。(倉持保男)

【この回答へのお礼】
 コメントありがとうございます。毎度ややこしい話で申し訳ございません。

>「ので」・「から」の使い分けにあるのか、あるいは接続の方に問題を感じていらっしゃるのか
 おそらく両方になるかと思います。
 もしかすると、〈「ので」・「から」の使い分け〉を考えると、意味の違いはほとんど関係ないのでは……と言う気がします。
【ので】が使えない例を考えると、〈接続〉の問題でしかないような……。

『日本文法大辞典』ですか。
 やはりこういう話だと、このテのものをひく必要がありますかね。長い記述をありがとうございます。
 永野賢氏の論文に関する記述も、いままで目にしたものよりずっと詳しい気がします。
 予想どおり、辞書の類いはこの論文からもってきていますね。

>「頭が痛いので委員会に欠席するから、よろしくお伝えください」のように、「から」に導がれる従属文中にさらに「原因」「埋由」などを述べる事柄がある場合には、それは「ので」によつて表わされるが、その逆はない
 ウーン。
「頭が痛いから委員会に欠席するので、よろしくお伝えください」
 は×ですかね。「委員会ヲ」にすればさほど問題はないような。
 かなり難解なので、何度か読み返してみます。
 
 ひとつお願いがあります。
 前編(↑の【「ので」と「ため」の違いについて】をこう呼ぶことにします)のNo.14で〈「信州大学」のサイトにある山本もと子氏の考え方にはわたしは同調出来ません〉と書かれた理由をご説明いただけませんか。
 あれ? リンクが切れてますかね。
 山本もと子氏が〈丁寧さのストラテジーによって生じると言える〉としているのは極論めいていると思います。

1)話し言葉か書き言葉か
2)丁寧さの度合いか
3)主観か客観か
 いずれにしても決定打ではなく、「しいて言えば」くらいのことではないかという気がします。ほとんどの例で両方が使えるのですから。
==============引用終了

 No.30の「お礼」は下記。
==============引用開始
【この回答へのお礼】

「現代の国文法の素晴らしさを味わう」境地にはとうてい到達できそうにありません。〈徒に文法など詰まらんとノタモウ「有識者」であり続けます〉……当方はそこまでも到達していないので、「あり続け」る心配はないかと……。

>是非読んでいただいて
 時間ができたら読んでみたいとは思います。
 当方の質問が、これらを読まなければ理解できないような難問ならば、あきらめるほうがいい気がします。

 今回のやり取りで、ハッキリ理解できたと思えることは、さほど多くありません。
 多くの部分でモヤモヤした感じが残っています。
〈新しいので丈夫だ。」や「高いから買えない。」にかえると×〉になる理由はわからないままです。
 <判断の根拠>の解説は、一読するとわかった気になれます。
 しかし、下記の1)【ので】を2)【から】にかえると意味がどうかわるのか、当方には説明できません。2)は×なのでしょうか? 〈推量の「だろう」が欠かせない。〉か否かは保留します。
  1) 新しいので(おそらく)丈夫だろう。
  2) 新しいから(おそらく)丈夫だろう。
 <ことがらの理由>も同様です。「高いので(とても)買う気になれない。」は×なのでしょうか?
 これでは当方には〝限定〟できるか否かの判断はできません。


>これらの標準的な回答はいの一番の#1において既にきちんとなされています。
 No.1の回答なら多少理解できる気がします。
 以下、〈 〉内はNo.1の回答にある言葉です。当方の解釈に間違いがあればご指摘ください。
〈女性に好んで「ので」を多用する傾向がみられる〉など、微妙な違いはあるようです(「女性」と言えるか否か、「好んで」「多用」とまで言えるか否かはわかりません)。
 当方は「話し言葉的か書き言葉的か」と考えています。それは丁寧度の違いと考えることもできます。「主観・客観」と考える人もいるようです。ただしNo.30のコメントによると
>いまどき国文法での「主観・客観」論議は、具体的例文の提示内容やその度合いの識別があいまいなタームとして、ほとんど使われなくなっています。
 ということなのですね。共感できます。一概には言えないのかもしれませんが、ほかのテーマでも理解に苦しむ「主観・客観」を持ち出す人がいて、当方はウンザリしています(No.20の「お礼」参照)。
 あるいは、kさんがお書きなったように「文体」の問題と考えるほうがよい場合もある気がします。

 ただ、そういった微妙な違いはさほど大きな問題ではないでしょう。
〈違いを明確に区別できない〉〈これもある面までは同義的に重なり合つているものとみるべき〉
 ですから、ある面まで(実質的には「多くの場合」の気がします)はどちらも同じような意味で使えるはずです。
「ので」は〈「から」に比べて、その文の陳述とはかかわりあいが薄く、従属的である〉とのこと。【ので】の制約1)が生じるのはそのためでしょう。

 ただしNo.1やNo.4の「お礼」にも書いたように、現段階ではNo.1のコメントの後半部には疑問も感じています。いろいろ調べながら精読してみます。
==============引用終了

 こういうややこしい問題の場合は、やはりちゃんとした文法辞典を読むべきなのだろう。それはわかっているのだが、どうにも気が進まない。
 辞典なんだから多少とっつきにくいのはしかたがない。それも文法の話なんだから多少むずかしいのは当然だろう。それにしたってもう少し書き方があるだろうに。こういう読み手に理解してもらおうという気持ちが感じられない文章を前にすると、ホニャララして読む気が失せる。
682)【学者の言葉〈2〉──「わからない」「わかりにくい」ということ】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1816531968&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2295.html

 こんな辞典を頻繁に使っていたら、ストレスでどうにかなって、ますます文法が嫌いになりそうだ。しかも引用するためには入力しなければならない。
 ちなみにNo.4の「お礼」は下記。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■引用開始
【この回答へのお礼】

>山本氏の論文の紹介 PDF文書が見られません
 一時リンクが切れていたのに、復活しましたね。OKATさんが張ったリンク先からもたどれるようです。

>ここで重要なのは、「これまで永野(1952)以来「から」は原因・理由を主観的に説明するものであり、「ので」は因果関係を客観的に描写するものであると分類されてきたが、未だ統一的な見解に至っていない。」という部分です。
 そのとおりだと思います。
 倉持氏の解説を見ても、ほかのかたの論文を見ても同様に見えます。Web辞書の類いが、なぜ永野説にのっとったと思われる記述のままなのか疑問です。
 
 当方の現段階の考えは、No.1に「お礼」に書いたとおりです、同根か否かは別にして、現状では3つの考え方がある気がします。いずれも決定的なものではなく「しいて言えば」くらいの気がします。

>《接続の問題について》
 やはり当方は文法が×のようです。「のだ」は
1)準体助詞「の」+格助詞「で」
2)準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」
 どちらなのでしょう。
 辞書を見る限り、〈2)準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」〉は「これは君のだ」のような使い方が主の気がします。当方には何がなんだか。
 ちょっと気になるのは、〈2)準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」〉と解釈すると、「なのだ」はどうなるのでしょう。

>「のでです」が使えなければ「のです」で済ますことも可能になります。
 コロンブスの卵かも。ただ、一概には言えない気もします。たとえば〈【ので】の制約1)〉の例文の場合は少し不自然な気が。
  遅刻したのは、電車が遅れたのです

 ちなみに……。
 あまり辞書に逆らうものではないし、引用していただいた記述にケチをつけるようで気が引けるのですが。 
『日本文法大辞典』の下記部分はどうなんでしょう。
==============引用開始
すでに一語の接続詞と化している、「それで」と「だから」の間にも、この「ので」と「から」と同様の関係がみられる。つまり、「ので」に対応するのが「それで」であり、「から」に対応するのが「だから」である。
==============引用終了

「それで」は「ので」と対応しますかね。
 ピッタリのものがなくて、そこに入り込んだのが「なので」の気がします(最近一部の辞書で接続詞になったようです)。「から」に対応するのが「だから」と「ですから」(これは新しい言い方?)でしょう。
 さらに言うと、「だから、あれほど注意しておいたのに」の「だから」はちょっと意味が違う気がします。
http://kotobank.jp/word/%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82 …
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
だから

( 接続 )
〔助動詞「だ」に助詞「から」が付いたもの〕
それゆえ。そんなわけで。 「なに,壊した。-,注意したのに」 「 -言わないことじゃない」
==============引用終了
『大辞泉』の記述も同様です。
「なので」と同様の意味の「だから」は「それゆえ」「そんなわけで」の意味でしょう。
 しかし、「だから、あれほど注意しておいたのに」は意味合いがかなり違います。あえて書きかえるなら「そうなる(のがイヤだ)から」くらいでしょうか。まだ「それゆえ」ならアリかもしれません。「だから言わないことじゃない」だと一種の慣用句のような……。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■引用終了
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