紡ぎ上げる 紡ぎ出す 教えて! goo 辞書
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671
mixi日記2014年11月18日から
テーマサイトは下記。
【出来事を物語に「紡ぎ上げる」?「紡ぎだす」?】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8822477.html
まず質問の全文をコピーする。
==============引用開始
下記の文書は間違っていないでしょうか?
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる』
もしかして…
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎだす』
の方がより良い文書になりますか?
誰か赤ペン入れてくださいw
何卒、よろしくお願いします。
==============引用終了
あまりにも悩ましい問題でどこから手をつけていいのかわからなかった。先行コメントを読んでさらに微妙な問題を感じて悩んでいた。
少しでも前に進むために、類似の表現を並べる。「〜(し)だす」は「〜(し)出す」と表記する。
1)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる
2)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ上げる
3)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ出す
4)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ出す
5)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぐ
6)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぐ
当方の感覚だと、1)〜6)のうち3)は△。
なぜそうなるのかを考え始めると、きわめて微妙な話になる。
【1】「〜(し)上げる」になりやすい動詞/「〜(し)出す」になりやすい動詞
まず考えなければならないのは、「〜(し)上げる」「〜(し)出す」の意味。
辞書の引用は末尾に。
大前提として「〜(し)出す」の〈イその動作を始める意を表す〉は意味がかわってくるので無視する。
「〜(し)上げる」は〈アその動作が終わる意を表す。「仕事を早くし―・げる」「一日で織り―・げる」〉だろう。
「〜(し)出す」は〈アそうすることによって外や表面に現れるようにする意を表す。「しぼり―・す」「見つけ―・す」〉だろう。
「〜(し)上げる」「〜(し)出す」を使う言葉をいくつかあげてみる。
作り上げる 作り出す
編み上げる 編み出す
※「編み出す」は「編み物」から離れる
織り上げる △織り出す
※「織りなす」はアリでも、「織り出す」は異和感がある。
書き上げる 書き出す
※「書き出す」は意味がちょっと違うかも。
汲み上げる 汲み出す
※この「上げる」は物理的な「上昇」の意味合い。
しぼり上げる しぼり出す
※「しぼり上げる」は原義を離れて抽象的な意味。
△踏み上げる 踏み出す
△飛び上げる 飛び出す
△生み上げる 生み出す
こうして見ていくと、「〜(し)上げる」「〜(し)出す」の両方が使える動詞は少ない印象がある。
あえて分類するなら、コツコツと積み上げていくイメージのものが、「〜(し)上げる」になりやすい。コツコツと積み上げた結果、作業が終わると「〜(し)上げる」になる。瞬間的な動作のイメージが強いものが「〜(し)出す」になりやすい。
「作る」は、コツコツと積み上げていくイメージと、「生み出す」と同じように新しいものを「作り出す」ニュアンスの両方をもっている。
「編み出す」は「編み物」から離れて、別な意味で使われる。「画期的な方法を編み出した」……etc.
「織り出す」は△だろう。
そう考えると、「紡ぐ」は「紡ぎ出す」にはしにくくなる。
【2】「紡ぎ出す」の特殊性
ここで「紡ぐ」の意味を考える(辞書の引用は末尾に)。
簡単に言ってしまうと、「(綿や繭を)糸にする」ことだろう。ここから派生した意味に関して『大辞泉』『大辞林』はまったく触れていない。
頓挫しかけたが、『実用日本語表現辞典』に「紡ぎ出す」の項があった。
==============引用開始
(1)あたかも綿から綿糸を紡ぐように、細やかな作業によって言葉や作品を形にしていくこと。比喩的な表現で、この用法が一般的に用いられている。織り成す。
==============引用終了
なぜこの記述が『大辞泉』や『大辞林』にないのかは知らない。さらに言うと、「紡ぐ」にも原義から派生して「言葉や作品を形にしていくこと」とあっていいはずだが、見当たらない(泣)。
ということは、この意味で「紡ぐ」は使えないことになる。そうなると当然、「紡ぎ上げる」も使えない。
個人的には比喩的な表現で「(物語などを)を紡ぐ」もアリだと思うが、根拠は示せない。
【3】「を」か「に」か
「紡ぐ」(「紡ぎ上げる」「紡ぎ出す」も同様)の前に来る助詞は何が適切か。
フツーに考えれば「〜を紡ぐ」だろう。「〜に紡ぐ」は情緒的な表現のにおいがする。とは言え、「糸に紡ぐ」ならさほど不自然に感じられないので、「(物語など)に紡ぐ」を間違いにする理由も思いつかない。
【4】「3)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ出す」はなぜ△か
3)が△なら、「1)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」「5)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぐ」も△になるはず。だが、1)5)ならさほど不自然に感じない。この理由がわからない。
ちょっと強引なのを承知で理由づけてみる。
原形とも言える5)は辞書にはないが、比喩的な表現で「言葉や作品を形にしていくこと」と解釈できる。その動作が終わる(完成する)ことを表わすのが1)。
一方「紡ぎ出す」は、本来の意味を離れている。
本来の意味を離れているぶん、「糸に紡ぐ」のイメージから離れる。そうなると、「物語を{作る/書く/生む}」などのように、「を」が自然に感じられるのでは。
以下は余談。
そういうメンドーな理屈を別に、仕事のゲラで「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」という文章が出てきたら、チェックを入れる。『実用日本語表現辞典』にあるように比喩的な意味なら「紡ぎ出す」のほうがいい、という意味ではない。
文脈がないと何とも言えない気もするが、「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」には強い異和感がある。「バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ上げる」にしても大差はない。
ミステリーで「一見バラバラの出来事から1つの結論を導き出す」くらいなら自然。「ありふれた日常を1つの物語に仕立て上げる」もおかしくないだろう。
「紡ぐ」を使うのなら……「ありふれた日常を鋭い感性で見つめて傑作を紡ぎ出した」ならさほどおかしくないだろう。
そう考えると、一番気になるのは「物語を紡ぎ出す」が「曲を作曲する」のような重言に感じられることかもしれない。
重言に関しては下記参照。
【重言の話4(第1稿)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-863.html
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B-423839#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
あ・げる 【上げる/揚げる/挙げる】
[動ガ下一][文]あ・ぐ[ガ下二]
13 動詞の連用形のあとに付いて複合語をつくる。
アその動作が終わる意を表す。「仕事を早くし―・げる」「一日で織り―・げる」
イ十分に、しっかり、などの意を添える。「丁稚(でっち)からたたき―・げる」「調べ―・げる」
ウ他に分かるようにはっきりと言葉で示す。「共同宣言としてうたい―・げる」
エ(「申す」「存ずる」などに付いて)へりくだった意味を表す。「お願い申し―・げます」「右のように存じ―・げております」
==============引用終了
https://kotobank.jp/word/%E5%87%BA%E3%81%99-320138#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
だ・す 【出す】
[動サ五(四)]《「いだす」から変化した語》
4 (動詞の連用形に付いて)
アそうすることによって外や表面に現れるようにする意を表す。「しぼり―・す」「見つけ―・す」
イその動作を始める意を表す。「降り―・す」「笑い―・す」
==============引用終了
https://kotobank.jp/word/%E7%B4%A1%E3%81%90-331981#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
つむ・ぐ 【紡ぐ】
[動ガ五(四)]《名詞「つむ(錘)」の動詞化》綿や繭(まゆ)を錘(つむ)にかけて繊維を引き出し、縒(よ)りをかけて糸にする。「糸を―・ぐ」
[可能]つむげる
==============引用終了
http://www.weblio.jp/content/%E7%B4%A1%E3%81%8E%E3%81%A0%E3%81%99
==============引用開始
実用日本語表現辞典 の解説
紡ぎだす
読み方:つむぎだす
連語。「紡ぎ出す」と書く。
(1)あたかも綿から綿糸を紡ぐように、細やかな作業によって言葉や作品を形にしていくこと。比喩的な表現で、この用法が一般的に用いられている。織り成す。
(2)糸を紡ぐ作業を開始すること。
==============引用終了
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671
mixi日記2014年11月18日から
テーマサイトは下記。
【出来事を物語に「紡ぎ上げる」?「紡ぎだす」?】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8822477.html
まず質問の全文をコピーする。
==============引用開始
下記の文書は間違っていないでしょうか?
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる』
もしかして…
『バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎだす』
の方がより良い文書になりますか?
誰か赤ペン入れてくださいw
何卒、よろしくお願いします。
==============引用終了
あまりにも悩ましい問題でどこから手をつけていいのかわからなかった。先行コメントを読んでさらに微妙な問題を感じて悩んでいた。
少しでも前に進むために、類似の表現を並べる。「〜(し)だす」は「〜(し)出す」と表記する。
1)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる
2)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ上げる
3)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ出す
4)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ出す
5)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぐ
6)バラバラの出来事から1つの物語を紡ぐ
当方の感覚だと、1)〜6)のうち3)は△。
なぜそうなるのかを考え始めると、きわめて微妙な話になる。
【1】「〜(し)上げる」になりやすい動詞/「〜(し)出す」になりやすい動詞
まず考えなければならないのは、「〜(し)上げる」「〜(し)出す」の意味。
辞書の引用は末尾に。
大前提として「〜(し)出す」の〈イその動作を始める意を表す〉は意味がかわってくるので無視する。
「〜(し)上げる」は〈アその動作が終わる意を表す。「仕事を早くし―・げる」「一日で織り―・げる」〉だろう。
「〜(し)出す」は〈アそうすることによって外や表面に現れるようにする意を表す。「しぼり―・す」「見つけ―・す」〉だろう。
「〜(し)上げる」「〜(し)出す」を使う言葉をいくつかあげてみる。
作り上げる 作り出す
編み上げる 編み出す
※「編み出す」は「編み物」から離れる
織り上げる △織り出す
※「織りなす」はアリでも、「織り出す」は異和感がある。
書き上げる 書き出す
※「書き出す」は意味がちょっと違うかも。
汲み上げる 汲み出す
※この「上げる」は物理的な「上昇」の意味合い。
しぼり上げる しぼり出す
※「しぼり上げる」は原義を離れて抽象的な意味。
△踏み上げる 踏み出す
△飛び上げる 飛び出す
△生み上げる 生み出す
こうして見ていくと、「〜(し)上げる」「〜(し)出す」の両方が使える動詞は少ない印象がある。
あえて分類するなら、コツコツと積み上げていくイメージのものが、「〜(し)上げる」になりやすい。コツコツと積み上げた結果、作業が終わると「〜(し)上げる」になる。瞬間的な動作のイメージが強いものが「〜(し)出す」になりやすい。
「作る」は、コツコツと積み上げていくイメージと、「生み出す」と同じように新しいものを「作り出す」ニュアンスの両方をもっている。
「編み出す」は「編み物」から離れて、別な意味で使われる。「画期的な方法を編み出した」……etc.
「織り出す」は△だろう。
そう考えると、「紡ぐ」は「紡ぎ出す」にはしにくくなる。
【2】「紡ぎ出す」の特殊性
ここで「紡ぐ」の意味を考える(辞書の引用は末尾に)。
簡単に言ってしまうと、「(綿や繭を)糸にする」ことだろう。ここから派生した意味に関して『大辞泉』『大辞林』はまったく触れていない。
頓挫しかけたが、『実用日本語表現辞典』に「紡ぎ出す」の項があった。
==============引用開始
(1)あたかも綿から綿糸を紡ぐように、細やかな作業によって言葉や作品を形にしていくこと。比喩的な表現で、この用法が一般的に用いられている。織り成す。
==============引用終了
なぜこの記述が『大辞泉』や『大辞林』にないのかは知らない。さらに言うと、「紡ぐ」にも原義から派生して「言葉や作品を形にしていくこと」とあっていいはずだが、見当たらない(泣)。
ということは、この意味で「紡ぐ」は使えないことになる。そうなると当然、「紡ぎ上げる」も使えない。
個人的には比喩的な表現で「(物語などを)を紡ぐ」もアリだと思うが、根拠は示せない。
【3】「を」か「に」か
「紡ぐ」(「紡ぎ上げる」「紡ぎ出す」も同様)の前に来る助詞は何が適切か。
フツーに考えれば「〜を紡ぐ」だろう。「〜に紡ぐ」は情緒的な表現のにおいがする。とは言え、「糸に紡ぐ」ならさほど不自然に感じられないので、「(物語など)に紡ぐ」を間違いにする理由も思いつかない。
【4】「3)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ出す」はなぜ△か
3)が△なら、「1)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」「5)バラバラの出来事を1つの物語に紡ぐ」も△になるはず。だが、1)5)ならさほど不自然に感じない。この理由がわからない。
ちょっと強引なのを承知で理由づけてみる。
原形とも言える5)は辞書にはないが、比喩的な表現で「言葉や作品を形にしていくこと」と解釈できる。その動作が終わる(完成する)ことを表わすのが1)。
一方「紡ぎ出す」は、本来の意味を離れている。
本来の意味を離れているぶん、「糸に紡ぐ」のイメージから離れる。そうなると、「物語を{作る/書く/生む}」などのように、「を」が自然に感じられるのでは。
以下は余談。
そういうメンドーな理屈を別に、仕事のゲラで「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」という文章が出てきたら、チェックを入れる。『実用日本語表現辞典』にあるように比喩的な意味なら「紡ぎ出す」のほうがいい、という意味ではない。
文脈がないと何とも言えない気もするが、「バラバラの出来事を1つの物語に紡ぎ上げる」には強い異和感がある。「バラバラの出来事から1つの物語を紡ぎ上げる」にしても大差はない。
ミステリーで「一見バラバラの出来事から1つの結論を導き出す」くらいなら自然。「ありふれた日常を1つの物語に仕立て上げる」もおかしくないだろう。
「紡ぐ」を使うのなら……「ありふれた日常を鋭い感性で見つめて傑作を紡ぎ出した」ならさほどおかしくないだろう。
そう考えると、一番気になるのは「物語を紡ぎ出す」が「曲を作曲する」のような重言に感じられることかもしれない。
重言に関しては下記参照。
【重言の話4(第1稿)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-863.html
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B-423839#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
あ・げる 【上げる/揚げる/挙げる】
[動ガ下一][文]あ・ぐ[ガ下二]
13 動詞の連用形のあとに付いて複合語をつくる。
アその動作が終わる意を表す。「仕事を早くし―・げる」「一日で織り―・げる」
イ十分に、しっかり、などの意を添える。「丁稚(でっち)からたたき―・げる」「調べ―・げる」
ウ他に分かるようにはっきりと言葉で示す。「共同宣言としてうたい―・げる」
エ(「申す」「存ずる」などに付いて)へりくだった意味を表す。「お願い申し―・げます」「右のように存じ―・げております」
==============引用終了
https://kotobank.jp/word/%E5%87%BA%E3%81%99-320138#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
だ・す 【出す】
[動サ五(四)]《「いだす」から変化した語》
4 (動詞の連用形に付いて)
アそうすることによって外や表面に現れるようにする意を表す。「しぼり―・す」「見つけ―・す」
イその動作を始める意を表す。「降り―・す」「笑い―・す」
==============引用終了
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==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
つむ・ぐ 【紡ぐ】
[動ガ五(四)]《名詞「つむ(錘)」の動詞化》綿や繭(まゆ)を錘(つむ)にかけて繊維を引き出し、縒(よ)りをかけて糸にする。「糸を―・ぐ」
[可能]つむげる
==============引用終了
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==============引用開始
実用日本語表現辞典 の解説
紡ぎだす
読み方:つむぎだす
連語。「紡ぎ出す」と書く。
(1)あたかも綿から綿糸を紡ぐように、細やかな作業によって言葉や作品を形にしていくこと。比喩的な表現で、この用法が一般的に用いられている。織り成す。
(2)糸を紡ぐ作業を開始すること。
==============引用終了
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