引用のご作法29 『わかりやすい論⽂の書き⽅』
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671
mixi日記2015年01月04日から
下記の仲間。
【句読点に関する記述】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3138.html
いやービックリした。現段階では間違いなく今年一番の驚きです。
句読点に関して何かわかりやすい説明はないものか、と「教えて! goo」で質問した。
以前、同様の質問が出たときには短時間で20以上のコメントがつき、ほとんどがホニャララという悲惨な状況だった。
今回は重量級のコメントが入った。
【読点の付け方・打ち方について】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8874332.html
何に驚いたって、No.4で紹介されたpdf。
⻘⽊ 宣明「わかりやすい論⽂の書き⽅」
http://panoramic-view.info/pdf/Stylebook.pdf
これに関する当方のコメントを転載する。
==============引用開始
>⻘⽊ 宣明「わかりやすい論⽂の書き⽅」
↑の紹介ブログもこのかたのものですね。
このかたは本当に東北大学で助教なんでしょうか。非常に驚いています。この『わかりやすい論⽂の書き⽅』の「4.1 修飾の順序」「4.2句読点のうち方」は『日本語の作文技術』の丸写しです。『日本語の作文技術』を読んだことはある人ならすぐにわかるほどの丸写しです。
この『わかりやすい論⽂の書き⽅』が2003年から毎年版を重ねて世に出ている(らしい)ことが驚きです。こんなムチャクチャなことがまかりとおっているのですね。
おそらく、メールマガジンか何かなので、バレなかったのでしょう。「参考文献」などというレベルではなく丸写しです。〈詳細な説明は文献 [10] の第二・三章を参照されたい〉などというレベルではありません。しかも[10] ではなく[9] です。
『日本語の作文技術』の内容をネット上で読める、という意味では価値が高いかもしれません。
==============引用終了
こんなに堂々としてわかりやすいパクリは珍しい。『日本語の作文技術』を読んだことはある人なら誰だってわかるって。
この『わかりやすい論⽂の書き⽅』は2003年からどういう経路で流通して、どれくらいの人が読んでいるのだろう。
なぜ誰も気づかない(笑)。恐ろしいやらおかしいやら……。
【追記】
少し冷静になりました。
教えて! goo には下記のコメントを追加しました。特別な許可を得ているのでしょう。そうでなければ……。
==============引用開始
あまりの衝撃に当方は相当動揺していました。書き方がムチャクチャですね。
お詫び申し上げます。
↑の〈しかも[10] ではなく[9] です。 〉は完全に当方の勘違いです。[10] で間違いありません。
筆者は〈修飾語を並べる順序の原則を文献[10]から引用しておく〉と断わっています。
しかも巻末の記述は「参考文献」ではなく「引用文献」です。
ただ、「引用文献」とし、「引用しておく」と断わったからといって、あのような書き方が許されるか否かは疑問です。
この点についても、もしかすると版元と筆者から特別な許可を得ている可能性もあるので、安易に「丸写し」などと書いてはいけないのかもしれません。
軽はずみな書き方を重ねてお詫び申し上げます。
==============引用終了
【20150330追記】
3月15日に改訂版が出たらしい。
「4.1 修飾の順序」「4.2句読点のうち方」の見慣れた例文はすべて差し替えられ、自前の例文になったようだ。
最初からこういう形なら、妙なインネンをつけられることもなかったのに。
めでたし、めでたし。
〈版元と筆者から特別な許可を得ている〉ことはなかったのだろう。
すでに出回ったものがどうなるのかは知らない。
そんなことにまで関わる気はない。あとは講談社と話し合ってほしい。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671
mixi日記2015年01月04日から
下記の仲間。
【句読点に関する記述】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3138.html
いやービックリした。現段階では間違いなく今年一番の驚きです。
句読点に関して何かわかりやすい説明はないものか、と「教えて! goo」で質問した。
以前、同様の質問が出たときには短時間で20以上のコメントがつき、ほとんどがホニャララという悲惨な状況だった。
今回は重量級のコメントが入った。
【読点の付け方・打ち方について】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8874332.html
何に驚いたって、No.4で紹介されたpdf。
⻘⽊ 宣明「わかりやすい論⽂の書き⽅」
http://panoramic-view.info/pdf/Stylebook.pdf
これに関する当方のコメントを転載する。
==============引用開始
>⻘⽊ 宣明「わかりやすい論⽂の書き⽅」
↑の紹介ブログもこのかたのものですね。
このかたは本当に東北大学で助教なんでしょうか。非常に驚いています。この『わかりやすい論⽂の書き⽅』の「4.1 修飾の順序」「4.2句読点のうち方」は『日本語の作文技術』の丸写しです。『日本語の作文技術』を読んだことはある人ならすぐにわかるほどの丸写しです。
この『わかりやすい論⽂の書き⽅』が2003年から毎年版を重ねて世に出ている(らしい)ことが驚きです。こんなムチャクチャなことがまかりとおっているのですね。
おそらく、メールマガジンか何かなので、バレなかったのでしょう。「参考文献」などというレベルではなく丸写しです。〈詳細な説明は文献 [10] の第二・三章を参照されたい〉などというレベルではありません。しかも[10] ではなく[9] です。
『日本語の作文技術』の内容をネット上で読める、という意味では価値が高いかもしれません。
==============引用終了
こんなに堂々としてわかりやすいパクリは珍しい。『日本語の作文技術』を読んだことはある人なら誰だってわかるって。
この『わかりやすい論⽂の書き⽅』は2003年からどういう経路で流通して、どれくらいの人が読んでいるのだろう。
なぜ誰も気づかない(笑)。恐ろしいやらおかしいやら……。
【追記】
少し冷静になりました。
教えて! goo には下記のコメントを追加しました。特別な許可を得ているのでしょう。そうでなければ……。
==============引用開始
あまりの衝撃に当方は相当動揺していました。書き方がムチャクチャですね。
お詫び申し上げます。
↑の〈しかも[10] ではなく[9] です。 〉は完全に当方の勘違いです。[10] で間違いありません。
筆者は〈修飾語を並べる順序の原則を文献[10]から引用しておく〉と断わっています。
しかも巻末の記述は「参考文献」ではなく「引用文献」です。
ただ、「引用文献」とし、「引用しておく」と断わったからといって、あのような書き方が許されるか否かは疑問です。
この点についても、もしかすると版元と筆者から特別な許可を得ている可能性もあるので、安易に「丸写し」などと書いてはいけないのかもしれません。
軽はずみな書き方を重ねてお詫び申し上げます。
==============引用終了
【20150330追記】
3月15日に改訂版が出たらしい。
「4.1 修飾の順序」「4.2句読点のうち方」の見慣れた例文はすべて差し替えられ、自前の例文になったようだ。
最初からこういう形なら、妙なインネンをつけられることもなかったのに。
めでたし、めでたし。
〈版元と筆者から特別な許可を得ている〉ことはなかったのだろう。
すでに出回ったものがどうなるのかは知らない。
そんなことにまで関わる気はない。あとは講談社と話し合ってほしい。
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