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【お品書き】──突然ですが問題です【日本語編】Yahoo!知恵袋ver.

 カテゴリー一覧は下記。
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突然ですが問題です【日本語編1】 人間/人生到る所青山あり 人間/人生万事塞翁が馬
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n134739

突然ですが問題です【日本語編2】──「お疲れさまです」「ご苦労さまです」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n134741

突然ですが問題です【日本語編3】──ことわざの迷走
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n134935

突然ですが問題です【日本語編4】──「汁」の話 肉汁 苦渋 苦汁
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135103

突然ですが問題です【日本語編5】──いろいろな読み方1 手数 逆手 人気 上手 下手
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135187

突然ですが問題です【日本語編6】──四字熟語のことわざ
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135310

突然ですが問題です【日本語編7】──「申す」は「言う」の謙譲語なのか 申す 申し上げる 申し込む 申し出る の違い
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135440

突然ですが問題です【日本語編8】──いろいろな書き方 誤った/謝った/過った 足が早い/足が速い
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135528

突然ですが問題です【日本語編9】──いろいろな読み方2? 「地面」は「じめん」か「ぢめん」か
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135584

突然ですが問題です【日本語編10】──「~させていただく」「~せていただく」「~(さ)せていただく」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n135646

突然ですが問題です【日本語編11】──Web辞書はどこまで信用できるか 繙く/紐解く しつらい/しつらえ 違和感を感じる ……etc.
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136003

突然ですが問題です【日本語編12】──「閑話休題」の使い方
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136198

突然ですが問題です【日本語編13】──肯定形と否定形1 ゾッとする/ゾッとしない ぞっとする/ぞっとしない 失礼きわまる/失礼きわまりない
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136270

突然ですが問題です【日本語編14】──「速い」か「早い」か
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136272

突然ですが問題です【日本語編15】──「ニノ~」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136404

突然ですが問題です【日本語編16】──間違い/間違え 寝違い/根違え
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136455

突然ですが問題です【日本語編17】──あえて/わざと/わざわざ
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136651

突然ですが問題です【日本語編18】──「大」と「小」?
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136704

突然ですが問題です【日本語編19】──正油/醤油 玉子/卵
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136856

突然ですが問題です【日本語編20】──ある意味 いい意味で
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n136911

突然ですが問題です【日本語編21】──「つき」か「つけ」  あてつき/あてつけ おてつき/おてつけ 手つき金/手つけ金 きわめつき/きわめつけ 味つき海苔/味つけ海苔
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n137525

突然ですが問題です【日本語編22】──Web辞書『大辞泉』では調べられない言葉 魚卵 前戯 卑語 正用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n137526

突然ですが問題です【日本語編23】──よい/ない/濃い/愛い 濃い 濃目 濃い目 濃いめ 
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n137722

突然ですが問題です【日本語編24】──「どっち」「どちらか」「どれか」「いずれか」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n137725

突然ですが問題です【日本語編25】──「悪者」の反義語は「いいもの」か
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n137927

突然ですが問題です【日本語編26】──「全然」の書きかえ
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n137928

突然ですが問題です【日本語編27】──言葉になってしまう名前
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n138153

突然ですが問題です【日本語編28】──「から/ので」辞書へのツッコミ から ので 〜から 〜ので
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n138154

突然ですが問題です【日本語編29】「すぎる」のナゾ
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n138347

突然ですが問題です【日本語編30】七草粥
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n138348

突然ですが問題です【日本語編31】「以下」「以上」「未満」「超」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139049

突然ですが問題です【日本語編32】──助詞の「を」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139051

突然ですが問題です【日本語編33】──「普通においしい」の意味
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139262

突然ですが問題です【日本語編34】──最初 最後 最高 最低
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139264

突然ですが緊急問題です【日本語編35】──「反の次にある馬へんの読み」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139514

突然ですが緊急問題です【日本語編36】──欠番

突然ですが問題です【日本語編37】──お金にはかえられない
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139716

突然ですが問題です【日本語編38】──「八百長」のご作法
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139717

突然ですが問題です【日本語編39】二重敬語(無謀?)
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139922

突然ですが問題です【日本語編40】二重敬語(無謀?)2
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n139923

突然ですが問題です【日本語編41】「城」「国」の数え方
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140626

突然ですが問題です【日本語編42】二重敬語(無謀?)3──拝見させていただきます
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140738

突然ですが問題です【日本語編43】──MAX敬語
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141014

突然ですが問題です【日本語編44】──{献血/捜査/募金}にご協力ください
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141019

突然ですが問題です【日本語編45】──「から」と「より」……そして「間」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141366

突然ですが問題です【日本語編46】──防寒対策 節電対策 復興対策
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141367

突然ですが問題です【日本語編47】──MAX敬語0603
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141590

突然ですが問題です【日本語編48】──命令形の不思議
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141591

突然ですが問題です【日本語編49】──「得意」と「上手(じょうず)」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141938

突然ですが問題です【日本語編50】──ピンキリ/ピンからキリまで/キリからピンまで
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n141939

突然ですが問題です【日本語編51】──じい行為
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n142693

突然ですが問題です【日本語編52】──~{を/から}いただきます ~{を/から}お預かりします
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n142696

突然ですが問題です【日本語編53】──はじめに 次に 先に
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n143208

突然ですが問題です【日本語編54】──なので なのに だから だのに ならば
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n143210

突然ですが問題です【日本語編55】──MAX敬語0715
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n143239

突然ですが問題です【日本語編56】──「ヲ」と「ガ」 「好悪」「希望」「可能」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n143243

突然ですが問題です【日本語編57】──場所を示す「ニ」「デ」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n143406

突然ですが問題です【日本語編58】──最薄 最厚 最安 最高
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n143407

突然ですが問題です【日本語編59】──「閉店」「閉園」「閉館」の二義性
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n143741

突然ですが問題です【日本語編60】──反対語の混迷
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n143742

突然ですが問題です【日本語編61】──「とんでもありません」「しようがありません」「しょうがありません」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n144785

突然ですが問題です【日本語編62】──微に入り細を穿つ 微に入り細に入り 微に入り細に入る
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n144786

突然ですが問題です【日本語編63】──MMAX敬語その4 0805
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n145096

突然ですが問題です【日本語編64】──話 話し 隣 隣り
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n145098

突然ですが問題です【日本語編65】──ソッコー
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n145305

突然ですが問題です【日本語編66】──究極 至高 至極
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n145306

突然ですが問題です【日本語編67】──美化語の悪用 ご大層 ご苦労 お荷物
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n145489

突然ですが問題です【日本語編68】知人へのコメントその3 オリンピック──つまらんダジャレは嫌いだぁ!106
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n145490

突然ですが問題です【日本語編69】──輩出する 爆笑する 袋叩きにする 乱入する
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n145787

突然ですが問題です【日本語編70】──「力」のアレコレ
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n145788

突然ですが問題です【日本語編71】──平成22年度「国語に関する世論調査」から
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146739

突然ですが問題です【日本語編72】──「食う」を使う慣用句 「食べる」を使う慣用句
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146742

突然ですが問題です【日本語編73】──接続詞の謎 だって でも
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146892

突然ですが問題です【日本語編74】──ネットニュースにツッコミ
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146896

突然ですが問題です【日本語編75】──Web辞書にはのっていない「ハ」の働き
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n147112

突然ですが問題です【日本語編76】──「雨模様」の意味
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n147116

突然ですが問題です【日本語編77】──MAX敬語その5 1021
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n147336

突然ですが問題です【日本語編78】──「チョー」「超」の話
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n147337

突然ですが問題です【日本語編79】──この近くに駐車場{ハ/ガ}ありますか。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n147596

突然ですが問題です【日本語編80】──「腹をくくる」「腹をすえる」「肝をすえる」「腰をすえる」 尻を捲る シリを捲る ケツを捲る
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n147598

突然ですが問題です【日本語編81】──参考にします 参考にいたします 参考にさせていただきます なるほど
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n148493

突然ですが問題です【日本語編82】──おられる
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n148495

突然ですが問題です【日本語編83】──最近知ったこと1 「鶴の一声」の意味
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n148740

突然ですが問題です【日本語編84】──最近知ったこと2 「善し悪し」の読み方
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n148741

突然ですが問題です【日本語編85】──「からの」「~からの」「からの~」「~からの~」の正体
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n149153

突然ですが問題です【日本語編86】──文字通り 文字どおり
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n149154

突然ですが問題です【日本語編87】──「AとBを持っている」と「AとBとを持っている」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n149248

突然ですが問題です【日本語編88】──まずくない おいしい おいしくない まずい
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n149250

突然ですが問題です【日本語編89】──敷く 引く
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n149513

突然ですが問題です【日本語編90】──いちいち
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n149515

突然ですが問題です【日本語編91】──拝見いたす 拝見いたします 拝見させていただく 拝見させていただきます
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n150331

突然ですが問題です【日本語編92】──「お料理」「お手紙」の「お」の意味
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n150335

突然ですが問題です【日本語編93】──真逆 まぎゃく まさか
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n150591

突然ですが問題です【日本語編94】──副詞の位置
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n150597

突然ですが問題です【日本語編95】──最近知ったこと3 おみおつけ 御味御汁  御御御付け
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n150859

突然ですが問題です【日本語編96】──霙 みぞれ
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n150861

突然ですが問題です【日本語編97】──MAX敬語その6 20110120
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n151166

突然ですが問題です【日本語編98】──MAX敬語その7 20110127
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n151169

突然ですが問題です【日本語編99】──みいだす 見いだす 見い出す 見出だす 見出す
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n151337

突然ですが問題です【日本語編100】──MAX敬語のバックナンバー
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n151341

突然ですが問題です【日本語編101】──清濁の話──これくらい/これぐらい ころ/ごろ まぬかれる/まぬがれる ぎこちない/ぎごちない きかえる/きがえる
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n152209

突然ですが問題です【日本語編102】──普通のアレコレ
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n152413

突然ですが問題です【日本語編103】──「1か月」「1カ月」「1ヵ月」「1箇月」「1個月」「1ヶ月」「1ケ月」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n152653

突然ですが問題です【日本語編104】──きっと 絶対(に) 必ず
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n152885

突然ですが問題です【日本語編105】──「大きな」と「大きい」 「あたたかな」と「あたたかい」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n153157

突然ですが問題です【日本語編106】──「早く」の品詞
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n153952

突然ですが問題です【日本語編107】──ご来店{ください/いただき}まして(誠に)ありがとうございます
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n154299

突然ですが問題です【日本語編108】──「ヲ」と「ガ」ふたたび
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n154510

突然ですが問題です【日本語編109】──「!」「!」「!!」の使い方
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n154832

突然ですが問題です【日本語編110】──MAX敬語その9 20120316
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n155123

突然ですが問題です【日本語編111】──ニュアンスの問題
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n156033

突然ですが問題です【日本語編112】──耳障り 耳触り 耳ざわりがいい
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n156353

突然ですが問題です【日本語編113】──接続助詞の「ガ、」の働き
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n156666

突然ですが問題です【日本語編114】──数種の葉ものに肉を巻いて食べる?
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n157074

突然ですが問題です【日本語編115】──MAX敬語その10 20120427
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n157170

突然ですが問題です【日本語編116】──常用漢字ってさぁ〈熟語編〉
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n157991

突然ですが問題です【日本語編117】──常用漢字ってさぁ〈擁護編〉
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n158269

突然ですが問題です【日本語編118】──常用漢字ってさぁ〈若語編〉
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n158516

突然ですが問題です【日本語編119】── 二重敬語/敬語連結の話
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n158791

突然ですが問題です【日本語編120】── 都市伝説
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n158934

突然ですが問題です【日本語編121】── 性癖
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n159779

突然ですが問題です【日本語編122】── 参考する 結論する 打撃する
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n160040

突然ですが問題です【日本語編123】──これ間違ってないか? ニュース記事から
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n160298

突然ですが問題です【日本語編124】── 「伺う」「承る」 謙譲語I 謙譲語II
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n160922

突然ですが問題です【日本語編125】── ドキドキ ビチョビチョ ハッキリ ザーザー
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n161906

突然ですが問題です【日本語編126】── MAX敬語その11 20120622
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n161907

突然ですが問題です【日本語編127】──定宿 常宿
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n162181

突然ですが問題です【日本語編128】──二重敬語 お見えになる お召しになる お越しになる
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n162182

突然ですが問題です【日本語編129】──第1 第一 洋数字/漢数字の使い分け
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n162797

突然ですが問題です【日本語編130】──なしくずし なし崩し 済しくずし 済し崩し
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n162798

突然ですが問題です【日本語編131】── MAX敬語その12 20120720
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n163511

突然ですが問題です【日本語編132】──など 等(とう) などなど 等々(とうとう)
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n163755

突然ですが問題です【日本語編133】──「AをBに紹介する」は誰に対する敬語か
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n164149

突然ですが問題です【日本語編134】── 看護師/看護士 調理師/調理士 先生/教師/教員/教諭
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n164379

突然ですが問題です【日本語編135】── 「お客様」「ご尊父様」は二重敬語?
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n164665

突然ですが問題です【日本語編136】──敬語に関するサイトから1 欠番

突然ですが問題です【日本語編137】──敬語に関するサイトから2
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n165845

突然ですが問題です【日本語編138】── MAX敬語その13 20120914
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n166172

突然ですが問題です【日本語編139】──最近知ったこと5 なにげに/何気に/何げに さりげに
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n166374

突然ですが問題です【日本語編140】──「ジンクス」の使い方
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n166661

突然ですが問題です【日本語編141】──MAX敬語その14 20121005
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n167581

突然ですが問題です【日本語編142】── 「~はお持ちでいらっしゃいますか」
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n167887

突然ですが問題です【日本語編143】── 「あわや」の使い方
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n168141

突然ですが問題です【日本語編144】──敬語に関するサイトから3
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n168515

突然ですが問題です【日本語編145】── 反対語の混迷2「王道」の反対語は 覇道/正道(本道)/邪道
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n168784

突然ですが問題です【日本語編146】── 反対語の混迷3 閉める⇔?? 閉じる⇔??
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n279419

突然ですが問題です【日本語編147】 ──敬語の難問1 田中さんでございますか/田中さんでいらっしゃいますか
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n279619

突然ですが問題です【日本語編148】── 「大半」って何割くらいだろう
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n279819

突然ですが問題です【日本語編149】── 敬語の●●問 「気に入る」の尊敬語
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n280103

突然ですが問題です【日本語編150】──敬語の難問2 ご利用ください/ご利用してください ご利用できます/ご利用になれます/ご利用いただけます
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n280329


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「違かった」「違くて」

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671

mixi日記2015年03月28日から

 書いておきたいと思いつつ、なかなか手を出せなかったネタ。
「違かった」「違くて」
 こんなもの「どんなに普及しようが誤用」と主張したいところなのだが……。 
「方言発祥」と言われると無下にもできない。でも違う気がする。
 いずれにしても、自分では原則的に使わない。

【違かった 違くて】の検索結果
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E9%81%95%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%80%E9%81%95%E3%81%8F%E3%81%A6&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt

 下記あたりは信用できるかも……。
1)【違くない?】
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/045.html
==============引用開始
違くない?
2000.10.01
Q 「違<ちが>くない」という言い方は、なぜいけないのでしょうか。私は自然に使ってしまいますが。

A 「違くない」「違かった」「違くて」という言い方は、最近とても増えています。これがふさわしくない理由は、「違う」が形容詞ではなくて動詞だからです。

【解説】
中学校の国語の授業を思い出してください。「違う」などの動詞は、

違ワない・違ウ・違エば・違ッた・違ッて

というふうに活用します。「違くない」などの形は出てきません。
いっぽう形容詞は、

白クない・白イ・白ケレば・白カッた・白クて

と活用します。
ただし、「違う」は活用の上では動詞でも、何かが動いたり止まったりするものではなく、「同じではない」という状況を説明するときに用いられるものなので、意味の上では形容詞に非常に近いのです(英語のdifferentは形容詞です)。そこで、動詞である「違う」を形容詞ふうに「違い」とし、無理やり活用させたのが「違クない、違カッた、違クて」なのです。
Mr.Childrenの曲の歌詞にも「…例えばこれが恋とは違くても」という表現がありました。また、首都圏の若者の間では「違うよ」の意味で「ちげーよ。」と言う人が増えています。これは、「近いよ」を「ちけーよ。」というのと同じく「違いよ」というものを「ちげーよ。」と言っているのだと考えることができます。
放送では、ことばの変化をあえて先取りする必要はありません。伝統的な形を強くお勧めします。
==============引用終了

 説明終了。
 いろいろな要素が組み合わさって、「違かった」「違くて」が広まっている。
 おもしろいのは「ちげーよ」の話。
 たしかに「ちけーよ」「なげーよ」は、「かい」(がい)が「けーよ」(げーよ)になっている。
 うん? 「くさい」→「くせーよ」の形もあるな。
「ちこーよれ」の原形はなんなんだ? 
「なごーございます」と同様だよな。


2)【「違った」と「違かった」】
http://nihongo.u-biq.org/?eid=250815
==============引用開始
「違った」と「違かった」
2006.06.12 Monday
「違かった」という言葉遣いが広まっていますね。正しくは「違った」です。この間違いは多くの方も気になっているようですね。

そこで、日本語教師としてこの間違いを考えてみました。原因は3つ考えられます。

1.動詞の活用ミス
「ません」が「ないです」、「ました」が「たです」と、動詞も「です」で言う人が増えていますが、その人達が活用を誤った可能性があります。
  例:ちがったです→ちがかったです

2.品詞の勘違い
以前もい形容詞との勘違いを取り上げましたが、これもその可能性があります。名詞の「ちがい」をい形容詞と間違えると「ちがかった」になります。
  例:おいしい→おいしかった、ちがい→ちがかった

3.方言
関西弁など社会に根強く残っている方言は、一部の人からでもメディアを使って全国に広まる可能性があります。母語の習得過程にある若者はこの影響も受けやすいので、正しい日本語が何かも分からずに使ってしまうかもしれませんね。

私は文法的に考えてしまいがちなので、1の「活用ミス」か2の「品詞の勘違い」と思っていますが、3の「方言」の可能性も否定できません。方言についてご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントでご指摘ください。

補足として、使用状況をグーグルで調べてみました。
  違った:違かった   = 21200000:84300 = 100%:0%
 ちがった:ちがかった  =  1140000:17300 =  99%:1%
違いました:違かったです =  2370000: 150 = 100%:0%

1回では漢字変換されないはずなのに、これだけの人が使っているんですね。
==============引用終了


3)【ムッチのことば散策】方言を取り入れた若者言葉  ~違かった・違くて~ 方言ならOK
http://plaza.rakuten.co.jp/hukanouwachousen/diary/201302180000/
==============引用開始
方言を取り入れた若者言葉  ~違かった・違くて~ 方言ならOK

 先日とりあげた「ちがかった」「ちがくて」は東北南部や関東北部ではもともと使われていた言葉だということです。(「方言の日本地図」 真田信治 参考)日本語の文法として誤りだと私は片付けたのですが、方言の存在を否定するわけにはいきません。
訂正して、現代の日本語文法に適用させるには無理がある言葉、くらいにとどめておきたいと思います。私は、この語句が共通語まで普及するとは今のところ思いません。

さて、若者言葉はこのようにもともとあった言葉、方言や古語に新たな意味や用法を付け加え、使っていくという特徴があります。

例えば「めっちゃ」・・・・京都の言葉でしたが全国的に普及しはじめています。
また、「なにげに」「さりげに」「よさげに」などの言葉も若者言葉です。

私は、「げに」は古語のナリ活用の形容動詞をつくる接尾語ではないかと思っています。いかにも・・・そうな感じがするという様態の意味を表す古語を若者が取り入れたのではないかと思うのです。先に参考にした真田信治先生は「さりげなく」「なにげなく」の変形と述べています。形容詞の連用形が変形したという説ですね。みなさんはどう考えますか。
 
若者言葉は、古語や既にある日本語を変えて使っていくだけではありません。ツイッターなどで使われる「~なう」などの英語まであります。このようにみてみると一様に、もとの語句があるのです。とするならば、若者言葉の生まれてくる可能性はまだまだ豊富にいや無限にありそうです。
==============引用終了


【2015年01月の朝日新聞から】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1938258261&owner_id=5019671
 コメント欄に張ったリンク。
4)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1340866983
==============引用開始
fontomanieさん 編集あり2010/5/1523:21:31
質問にないものも含めて、纏めておきます。

1.「みたい」
本来は形容動詞型活用の“語幹”です。
「まるで夢みたいだ。」「まるで夢みたいです。」
形容動詞には語幹止めの用法があります。
「お父さんにそっくり。」
「あたりは真っ暗。」
「まるで夢みたい。」
この「夢みたい」の末尾が「い」であるため、
「アメリカに行きたい。」
などの形容詞型活用の終止形と混同されて、
「~みたいに」と言うべきときに「~みたく」という形が生まれました。

2.「きれい」
1と同様に「きれいだ」「きれいです」という形容動詞の語幹です。
「わあ、きれい!」
のような“語幹止め”の末尾が「い」であることから、形容詞の終止形と混同されて、
「きれくなる」「きれかった」という形が、関西方言に生まれました。

3.「ちがい」
「ちがう」という動詞の連用形ですが、
「ちがくなる」「ちがかった」の形が生まれたのは、二つの理由が考えられます。
①「違う」は「同じ」の対義語である。
品詞は動詞でも、動作・行為を表す言葉ではなく、状態・様相を表す言葉である(「似る」と似ている)。
「同じ」は現在形容動詞語幹であるが、「同じく」という言葉が残存しているように、昔は形容詞だった。
形容詞・形容動詞語幹「同じ」の対義語なら、動詞ではなく形容詞のほうがふさわしい。
②「これからは今までとは違い、……」のように連用形中止法「ちがい」で末尾が「い」になる。
この「ちがい」が形容詞の終止形と混同されて、「ちがくなる」「ちがかった」が生まれた。
(これは東京で起こっています。)
==============引用終了


5)
http://www.justsystems.com/jp/tech/atok/dic/faq/05.html
==============引用開始
A 「違(ちが)かった」「違(ちが)くない」と変換できないのはどうしてですか。

Q ATOKの標準辞書や変換プログラムは、内閣告示「現代仮名遣い」(昭和61年7月1日)、「送り仮名の付け方」(昭和48年6月18日)など、規範性を持つ公的基準をよりどころとし、その範囲を著しく逸脱しない範囲で、お客様ご自身の選択の幅をできるだけ広くする、という原則で開発を行っています。

しかし、「違(ちが)かった」「違(ちが)くない」は、一般的な国語辞典などでも、ともに〈誤用〉とされる表現であり、ATOKの一般モードでは、変換の対象としてはいません。

元来、ことばというものは、当初〈誤用〉とされたものでも時代の変化とともに定着し、許容されていくものが多々あります。この「違かった」「違くない」が、今後どういう歩みをたどるかは予断を許しませんが、こうした言語現象を画一的、固定的に考えることなく、常に見直し作業を行いながら、対応していきたいと考えています。

ジャストシステム

【解説】
「違(ちが)かった」は、「違い」という名詞の語末の「い」を、形容詞の語尾だと誤認して、それをあたかも形容詞のように使ったもので、一般には誤用とされます。

終止形と連体形を欠いたまま、「違かろう(未然)‐違かった・違くない(連用)‐○(終止)‐○(連体)‐違ければ(仮定)」のように使われ、特に連用形の「違かった」と「違くない」は、ネットや若者の口頭語で盛んに使われています。(同じく口頭語で盛んに使われている「ちげー」が終止形と考えられるかもしれません。)「違かった」の場合は、正しくは、「違っていた」「違った」などとなるべきところです。

同種の言い方に、「みたく」があります。これは、助動詞「~みたい‐だ」の語幹相当部分である「みたい」の「い」を、形容詞の活用語尾と誤認して、「空気みたく(正しくは、「みたいに」)ふわふわしている」などと使うもので、主に連用形に相当する「みたく」が使われます。

九州方言「きれか」も、同様の現象として説明されます。これは、名詞または形容動詞語幹「きれい(奇麗)」の語末の「い」を形容詞の活用語尾と誤解し、「い」を「か」に変えて、九州独特の形容詞を作りだしたものです(よい:よか=きれい:きれか)。これは方言としては定着した言い方で、「窓からの眺めのきれかよ!」などと使います。

「違かった」「違くない」や「~みたく」は、今はまだ共通語としては〈公認〉された言い方ではありませんが、特に関東地方では、かなりの勢いで広がっているようにも見受けられます。近い将来、これらが特殊な形容詞や助詞(副助詞)として日本語の中に定着しないという保証はありません。

ATOKとしても迷うところですが、漢字変換の要求が高いとみなされるものについては、柔軟に対応していこうと考えています。

「違かった」「違くない」は、現在、〈話し言葉関東〉で変換することが可能です。使用状況を見守りながら、今後ともきめ細かな追加補正作業を続けていきたいと思っています。

ジャストシステム・ATOK監修委員会
==============引用終了



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「お気遣いありがとう」と「ご配慮ありがとう」

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mixi日記2015年03月22日から

テーマサイトは下記。
【「お気遣いありがとう」と「ご配慮ありがとう」の違い】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8944592.html

==============引用開始
日本語を勉強中の中国人です。「お気遣いありがとうございます」と「ご配慮ありがとうございます」の違いは何でしょうかか。どのように使い分けておられますか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
==============引用終了

 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 なんという微妙なことを……。
 ネット検索してみたが、よくわからない。こういう微妙な話は、回答者の主観しだいなので、たいてい収拾がつかなくなる。
 こういうときに主観だけで妙な理屈をでっち上げて断言する人がいる。極力関わりたくない。
 別の言葉なんだから、厳密に考えれば違うのかもしれない。
 でも、当方はそんな微妙な違いを突き詰める気はない。とくに日本語学習者や日本語初心者に説明するときには。
 なんの根拠もない主観(たいていの場合デタラメ)でも、なんとなく説得力があると質問する人は信用してしまう例を多数見てきた。そりゃそうだろう。訊くほうはなんらかの違いがあると思って訊いているんだから。「同じようなもの」よりも何か違いがあるほうが納得しやすい。
 でもそれが一般に通用すると思ったら大きな間違い。だって根拠のないの主観なんだもん。別にそれはそれで構わないと思う。恥をかくのは当方ではないし。

 No.8までの回答を踏まえてまとめてみる。
 意味としてはほとんど同じ。
 どうしても違いを知りたいなら、ニュアンスの微妙な違いや、一方しか使えない例を考えるしかないだろう。

●「(お)気遣い」は和語(やまと言葉)〝的〟で、「(ご)配慮」は漢語〝的〟
 一般論として、和語のほうが、やわらかいイメージがある。
「やわらかい」を「やさしい」「話し言葉的」etc.……と言うこともできる。場合によっては「女性的」になることも。
 これには例外もある。「すべて」(和語)と「全部」(漢語?)を比べると、「全部」のほうが「やわらかい」「やさしい」「話し言葉的」。まあこれは例外と考えるしかない。
「(お)気遣い」と「(ご)配慮」の場合は、一般論のとおりだろう。

●No.3とNo.4に関して──「お気遣い」のほうが用途が広い?
 そういうことだろう。これを見る限り、「お気遣いありがとうございます」のほうが用途が広い。ということは、微妙なときは「お気遣い」を使うのが無難だろう。
「ご配慮ありがとうございます」に「余計なことをするな」という気持を込める場合がどういう場合なのかは不明。

●No.7に関して──「お気遣い」が使えない例
>「ご配慮下さい」「ご配慮を願います」など、相手に配慮や気遣いを求める場合にも使えます。
>逆に「お気遣い願います」とは言いません。
 これは発見かも。
 用途が広い「お気遣いありがとうございます」の数少ない制約と考えられる。

●逆に「お気遣い」しか使えない例
 まだ誰も書いていない気がする。  
 何かを辞退する場合に使う「お気遣いなく」。
「○○いたしましょうか」などに対し「お気遣いなく」と使う。「それには及びません」「そこまでしないでください」といったニュアンス。「お構いなく」という言い方もある。
 これは「ご配慮」は使えない。

●No.5に関して──敬度の高低
 本題から外れるが、敬度の話。下にいくほど敬度が上がると考えてよいだろう。どれがふさわしいのかは、状況によるので一概には言えない。
 こういう場合「いただき」ではなく「ください(り)」を使うべきという説もあるが、これはどちらでも構わない(はず)。
【「教えてくださり」? 「教えていただき」?】
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/146.html

お気遣いありがとうございます
  ↓
お気遣いいただき(、)ありがとうございます
  ↓
お気遣いいただきまして(、)ありがとうございます
  ↓
お気遣いいただきまして(、)誠にありがとうございます


●質問文に関して。
「どのように使い分けておられますか。」
「おられます」は「間違い」ではないけどやめておいたほうがいいことは以前書いた。
 質問者があえて使っているのなら、「間違い」ではないからそれでも構わないと思う。
 ただ、目上に対してはやめたほうがいいし、質問文でも使わないほうが無難だろう。
 微妙な話だけど、確認するのはむずかしくない。
 言葉に詳しい年配のかたに「いらっしゃいます」と「おられます」のどちらが自然か訊けばわかる。
「いらっしゃいます」を不自然と考える人はいないはず。
「おられます」を不自然と考える人はけっこう多い。

 当方が教科書がわりにしている『敬語再入門』には、P.158~159に〈「おられる」──適否の断じにくい敬語②〉という項目があり、下記のように明記されている。「いらっしゃいます」が無難。
【おる おられる おられた おられます【まとめ】〈1〉~〈4〉】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-11858490015.html
==============引用開始
以上のように「おられる」はすでに誤りともいえないほどではありますが、本来は誤りなのだとか、使わない人は使わないのだということも、知っておいてよいでしょう。
==============引用終

 NHKは〈「おる」に敬語の「れる」が付いたもので、現在では必ずしも不適切ではない、と言われています〉としている。消極的な肯定、というところだろう。「いらっしゃいます」なら何も問題がない。



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ビジネス上級者でも間違える敬語の落とし穴5選

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mixi日記2015年03月21日から

 一応監修者までいるまともな出版物からひいているので、さほどおかしくはない。
 ただなぁ。
 大前提として、こういう引用のしかたはアリなんだろうか。どこまで原本に忠実なのか、まったくわからない。
 以下、原本の記述には確認せずに、あくまでも記事へのツッコミ。


【(1)させていただくは謙遜?】
「謙遜」か否かはわからないが、「謙譲語」であることは間違いない。このあたりはきちんと使い分けていただかないと困る。「謙遜語」という敬語はないのだから。
「~させていただく」の類いにメクジラを立てる人は多い。「誤用」とか「二重敬語」と主張する人がいる。フツーの「謙譲語」ではあるけど、使い方に気をつけよう、ということでしかないんだけど。

>「させていただく」の代わりに「いたす」を使うことで正しい敬語になる。
 フーン、そうなんだ。
 じゃあ「歌わせていただきます」は「正しい敬語」にできないのね。
「作らせていただきます」も「正しい敬語」にできないのね。
 それは困った。とっても困った。
【よくある誤用32──敬語編2「~させていただく」「~させていただきます」「~(さ)せていただく」「~(さ)せていただきます」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2548.html


【(2)目上の人をほめるのは、アリ?】
 ほめ言葉はとってもむずかしのよ。
「感心(いた)しました」はかろうじてアリじゃないかな。
 似た言い方に「感服(いた)しました」なんてのもある。これなら文句がないかな。
「素敵ですね」……男性が使ってもいいのかな。
 男性が目上の女性使うのはかろうじてアリかもしれない(キャラによる)。でも目上の男性にはやめたほうがいいよ。気持ち悪いから。
 ついでに書くと、「感服(いた)しました」は男言葉の気がするので、女性が使うのは微妙。
【「できる」「得意」「上手(じょうず)」「うまい」──ほめ言葉の迷宮 】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1805.html
 

【(3)ほめられた場合は?】【(4)失礼にならない謝り方は?】
 まとめて、下記だろう。
【「~ない」形の形容詞の迷宮】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1814.html

 メンドーな話なんで、個別にメモしておく。
【(3)ほめられた場合は?】
 ひと昔前なら、「とんでもございません」がイチバン無難だったけど、最近うるさい人がいるからなぁ。文化庁のお墨付きなんだけど。
 当方なら「とんでもない……」で逃げる。

>「そう言っていただけると、自信になります」
 個人的には「自信になります」のほうが引っかかるんですけど。

【(4)失礼にならない謝り方は?】
「申し訳ありません」「申し訳ございません」も、最近うるさい人がいるからなぁ。
 これは「とんでもございません」より罪が軽いはずなんだけど。
「申し訳ないことをいたしました」あたりが無難かな。
「申し訳がございません」と「が」を入れるのもアリかも。


【(5)訪問先から帰るときは、なんて言って帰ればいいの?】
「いただきだち」……たしかに由緒正しい言葉遣いではある。
 でも死語に近くないかな。

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【ネタ元】 ダ・ヴィンチニュース
http://ddnavi.com/news/231805/
==============引用開始
「感心しました」は失礼! ビジネス上級者でも間違える敬語の落とし穴5選

春は新しい環境へと移り変わる季節。そんな時に気になるのは敬語の使い方。せっかくさまざまな出会いがあっても、敬語を間違って使うとうっかり失礼なことを言ってしまいかねない。敬語には自信がないなという方に向けて『森下えみこの私の敬語正しいと思っていたけれど。日常&マナー編』(森下えみこ:著、杉山美奈子:監修/KADOKAWA メディアファクトリー)から、ビジネス上級者でも間違えてしまいそうな敬語を紹介しよう。自分は大丈夫と思っている人も、今一度、確認してみてはいかがだろうか。

斎藤孝先生が伝授、デキる人の「言い方」の極意とは!?

【(1)させていただくは謙遜?】

 インタビューなどでよく耳にする「一生懸命プレーさせていただきます」「演技させていただきます」という言葉。一見、丁寧そうに見えるけれど、実はこの敬語は間違い。「させていただく」は相手に許可をとる時の言葉。許可が必要ない時に使うと過剰な敬語になってしまう。また、自分で行動することに使っているのでへりくだった表現にはならない。

×「一生懸命プレーさせていただきます」
○「一生懸命プレーします」

×「演技させて頂きます」
○「演技いたします」

「させていただく」の代わりに「いたす」を使うことで正しい敬語になる。

【(2)目上の人をほめるのは、アリ?】

「感心しました」「お上手ですね」など、褒め言葉は何気なく使っている人も多いだろう。しかし、目上の人には失礼にあたってしまう。

「感心しました」→感心は目上の人が目下の人にするもの。
「お上手ですね」→大人が子どもを褒める時に使う言い方。

 代わりに使いたいのが、
「素敵ですね」→「いつも素敵ですね」「品があって素敵ですね」などと組み合わせて使うと説得力アップ!

「私には思いつきません」→「そのアイディア私には思いつきませんでした」などとアイディアじゃなくて、思いついた人に憧れているように話すのが良い。

 目上の人に対しては、ほめずに憧れの対象として気持ちを伝えることが重要になる。

【(3)ほめられた場合は?】

 次は、ほめられた場合の敬語について紹介しよう。
何気なく使ってしまいがちなのは「そんなことないです」「ぜんぜんです~」などの言葉。恥ずかしい、謙遜などの思いから、つい発してしまうことも多い。しかし、この2つの言葉は、相手の言葉を否定していることになってしまう。

 他にも、ほめられてすぐに「○○さんのほうが素敵ですよ」と返すのも嘘っぽくとられがちなのでNG。
「気づいてくれて、ありがとう」
「そう言っていただけると、自信になります」
「ありがとう。自分ではそんな風に思っていなかったけど……すごくうれしい」

という風にほめてくれた相手を立てる言い回しをすると、相手も自分も互いの言葉を気持ちよく受け入れられる。

【(4)失礼にならない謝り方は?】

 ついつい使ってしまう謝罪の言葉「すみません」。慌てている時などは、「すみません! 本当にすみません!」などと重ねて使ってしまうこともある。しかし、「すみません」は謝罪の中では軽度にあたる。また、目上の人には使えない言葉なのでビジネスの世界で使うことはあまりない。

「すみません」は「申し訳ございません」に置き換えて使うのが良い。
 かしこまって謝るときは、
「(謹んで)お詫び申し上げます」
 強い反省の場合は、
「深く反省しております」「大変申し訳ありません」
など、使い分けするのが良い。

 謝罪が上手くできないと人間関係のこじれにも繋がる。いくつか謝罪の言葉を覚えておけばいざという時、役に立つはず。

【(5)訪問先から帰るときは、なんて言って帰ればいいの?】

 友人とのお茶会、大事なことだけ話してさようならと帰れればどんなにラクだろう。しかし、話が弾んでしまうとなかなか帰ると言い出せないことは誰でもあるはず。だが、次の予定があるからと言って「時間になったので帰ります」では、失礼にあたる。

 話が一段落したときなどに……
「すっかり長居してしまって、そろそろ失礼します」
お茶やお菓子を頂いた時は……
「いただきだちで申し訳ありません」
というような、相手を不快にさせない正しい言い方を覚えておく必要がある。

 残る人を不快にさせない言い方が必要になってくる。

 気づかないうちに使ってしまう、間違った敬語。使うほうはうっかりでも、使われたほうは気にしてしまうこともあるだろう。間違った日本語で人間関係を悪化させないためにも、正しい敬語の使い方をマスターしてはいかがだろうか。正しい言葉は人間関係をスムーズにさせる有効な手段といえるはずだ。

文=舟崎泉美
==============引用終了



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「耳ざわりのいい音楽」を誤用とするのは無理。もしかすると「無理」ではなく「無知」かも

「耳障り」に関しては、一般にはそう言われることが多い。個人的にも同感。
 でもね。「耳ざわり」には「耳触り」って言葉もある。こちらだと、「耳ざわりのいい音楽」は確実にほめ言葉なのよ。これを誤用とするのは無理。もしかすると「無理」ではなく「無知」かも。
http://kotobank.jp/word/%E8%80%B3%E8%A7%A6%E3%82%8A?dic=daijisen&oid=17752400
================引用開始
デジタル大辞泉の解説
みみ‐ざわり 〔‐ざはり〕 【耳触り】

聞いたときの感じ・印象。「—のよい音楽」
================引用終了

 詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2753.html
 以下は一部の抜粋(重言)。
================引用開始
ここまでのところ、「耳触り」を認めている辞書と認めていない辞書の対決は5対8で、載せていない方がやや優勢です。また「耳触り」を一番早く載せたのは、1981年の「日本国語大辞典(縮刷版)」ということになります。あっ、載せている辞書はすべて「小学館」と「三省堂」のものですね。三省堂は1984年の「広辞林」では載せていないのに、1985年の「新明解国語辞典・第3版」では載せています。このあたりで「何か」があったのでしょうか?
================引用終了

 当該書籍に関しては、前にも書いた。この著者は信頼できるはずなんだけど……。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2878.html

 関連記事の下記も相当ヒドい。
 この三択の趣旨は何? 通常選択問題の選択肢は類似性があるはずなんだけど。いずれ時間を見て……。
【うっかり使うと失礼になる「まちがった敬語」】
http://news.sinkan.jp/news/index_4114.html?news4895


【ネタ元】新刊JPニュース
http://www.sinkan.jp/news/index_4895.html
================引用開始
「耳ざわりのいい音楽ですね」という言葉、実は失礼って知ってた?


 コミュニケーションの悩みはなかなか尽きないものです。話題の選び方、笑顔の作り方、タイミングの図り方、空気を読む力…。気にしないといけないものがありすぎて、大変ですよね。

 もちろん、どれも大事なのですが、以上挙げた要素は、相手によって変わってくるので、一筋縄ではいかないものです。でも、言葉遣いなら、相手によらず、自分が意識することで変えることができますし、憶えるだけでOKです。

 NHKの元アナウンサーであり、「ことばおじさん」の愛称で親しまれた、話すエキスパートの梅津正樹氏が執筆した『知らずに使っている実は非常識な日本語』(アスコム刊)は、相手の気を悪くしない言葉遣いを、豊富な実例で紹介しています。

 本書では、多くの人が、ついつい使ってしまいがちな日本語を中心に取り上げています。
 例えば、演奏会に招待されて、演奏者に「耳ざわりのいい音楽ですね」と言ったとしましょう。実はこれ、褒め言葉にはならないのです。「みみざわり」は「耳障り」と書き、「聞いていて嫌な感じがすること」という意味になってしまうのです。この場合、「耳に心地よい」が正解です。

 また、表彰された時などに「皆様に感動を与えるよう、これからも頑張り続けます」と言ったとしましょう。この言い方も、実はNGなのだそう。文法上は間違っていませんが、「与える」というのが失礼な言い方となります。「感動していただきたい」なら、無礼にあたりません。

 他にも「こだわりの一品です」と言ったとしましょう。「こだわる」の本来の意味は、「ちょっとしたことを必要以上に気にする」「難癖をつける」という否定的なものばかり。本当の意味を考えると、自己PRになるどころか、自らをイメージダウンに向かわせていることになります。

 もし、相手が怪訝そうな表情をしたり、不思議そうに思って変な間ができたりした際は、以上のような日本語を使ってしまっている可能性があります。
 言葉遣いだけで、損をする言い方をしないためにも、正しい日本語を身に付けてみませんか?
(新刊JP編集部)
================引用終了

「耳ざわりのいい音楽ですね」という言葉、実は失礼って知ってた?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=2987512


【20150327追記】
 トピのコメントを回収しておく。
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=73&community_id=8873&bbs_id=59500832
==============引用開始
>歴史的文化的な歩み
 そういうむずかしい話は苦手です。

目障り……好ましくない限定
肌触り……善悪両方あり
舌触り……善悪両方あり

 だと思います。
「耳」の場合は、当方の感覚だと「耳障り」しかありません。
 これが本来だと思いましたが、どうやら「耳触り」もあるらしい
 ……という話です。
==============引用終了

センター試験の凡ミスの話

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671

mixi日記2015年03月日から

 直接的には下記の続きだろうな。
【言葉はかわっていくものか】〈2〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3208.html

 2015年度センター試験でホニャララな出題があったらしい。
 テーマにしたいのは、下記の「世界史B」の話。いろいろ飛び交っているが、下記あたりがわかりやすいだろうか。
【2015年度センター試験地暦の「やらかし」について】
http://blog.livedoor.jp/dg_law/archives/52248900.html

 この話を教えてくれたのは、下記のブログ。「暦」と「歴」の変換ミスが気になったこともあり、一応裏をとった。
 2回のエントリーの全文を引用する(「暦」に統一する)。
【センター試験世界史Bの「無理題」について】
http://ameblo.jp/muridai80/entry-12005676888.html
【每日新聞「字件ですよ!」のナンセンスな訂正文】
http://ameblo.jp/muridai80/entry-12006056823.html

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センター試験世界史Bの「無理題」について
2015-03-24 20:50:33
テーマ:ブログ

 3月9日に、パソコンが壊れて、これまで難儀しました。書きたいこともいくつかあったのですが、サボってしまって申し訳ございませんでした。改めてもう一度気合いを入れ直してこのブログを書くつもりですので、よろしく。特に、若い国語教員のみなさまの意見が聞きたくなっています。

 今年のセンター試験の世界史Bで、正解が二つ認定されました。このことについて、これはすべて、出題者の日本語の未熟さからくると私は考えました。そこで、この問題をまず分析します。

 ーここからセンター試験の問題本文ー

 世界史B

 C 中国で生まれた盤上遊戯である囲碁にまつわる伝承によれば、碁盤は、大地と天体を模倣したものとされる。江戸時代の日本で、囲碁の家元に生まれた安井算哲(渋川春海)が、宣命暦に代えて、⑧貞享暦を作成したこともうなずける。(以下略) 

 問8 傍線部⑧について、述べた次の文中の空欄[ ア ]と[ イ ]に入れる語の組み合わせとして正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。

 貞享暦は、中国の[ ア ]の時代に、[ イ ]によって作られた授時暦を改訂して、日本の実情に合うヨウにしたものである。

 ① アー元  イー顧炎武
 ② アー元  イー郭守敬
 ③ アー清  イー顧炎武
 ④ アー清  イー郭守敬

 ーここまでセンター試験の問題ー

 この問題を解いてみて下さい。

 正解について、センターは次のように答えています。

 ーここからセンターの正解ー

 ②または④を正解とする。
 [理由] 本問題の趣旨として、選択肢②が正解である。しかし選択肢④も読み方によっては誤答と排除できないため正解とした。

 ーここまでセンターの答えー

 これは、センター試験の、二つ正解のある「無理題」です。私は、『「無理題」こそ「難題」』という小冊子で、「無理題」を二つに分けました。一つは「確信型」です。わざと「無理題」を作って受験生を悩ませようとする意地悪なものです。もう一つは「うっかり型」です。日本語がよくわからないため、うっかり文章を作って、正解がはっきりしない、二つ出るというタイプです。

 この「世界史B」の「無理題」は、典型的な「うっかり型」の「無理題」です。

 私は、『「無理題」こそ「難題」』の「おわりに」で、こういった問題について、注文をつけています。

 ぜひ、これをお読み下さい。(本の注文は、Tel 0865-××-×××× まで)

 3月18日(水)の「每日新聞」が「字件ですよ」でこの問題を採り上げました。しかし、これもまったく説得力のない文章で、呆れました。

 明日はそのことを書きます。

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每日新聞「字件ですよ!」のナンセンスな訂正文
2015-03-25 19:36:51NEW !
テーマ:ブログ
 昨日の続きです。每日新聞3月18日朝刊16面「字件ですよ」が、次のような文章を掲載いたしました。

 ーここから「每日新聞」からの引用ー

 (前略)
 これまで他欄でも取り上げられたものだが、当初の正解は[ ア ]=元、[ イ ]=郭守敬。問題は[ ア ]だ。
確かに授時暦が作られたのは元の時代だが、「[ ア ]の時代」が「改訂して」にかかるとも読める。改訂したのは清の時代。紛らわしい読点と、分かりづらい文章が混乱の原因だが、指摘したのが試験中の受験生というから恐れ入る。
 <警官は泣きながら逃げる泥棒を追った>
 この文章の欠陥は「泣きながら」の主語が分からないところだ。誤読を避けるため一番大切なのは語順を考えること。「泣きながら警官は、逃げる泥棒を追った」とすれば誤読はないだろう。センター試験も「中国の[ ア ]の時代に[ イ ]によって作られた授時暦は、日本の実情に合うように改訂され貞享暦となった」とでもすれば「二つ正解」はなかったはずだが、これを見破った受験生には、ぜひ校閲記者になってもらいたい。

 ーここまで「每日新聞」からの引用ー

 昨日のセンター世界史Bの問題のポイントだけを整理しておきます。

 [本文]
 江戸時代の日本で、囲碁の家元に生まれた安井算哲(渋川春海)が、宣命暦に代えて貞享暦を作成したこともうなづける。

 問題 下線部について述べた次の文中の空欄に入れる語の組み合わせとして正しいものを一つ選べ。

 貞享暦は、中国の[ ア ]の時代に、[ イ ]によって作られた授時暦を改訂して、日本の実情に合うようにしたものである。

[ポイント]
 ❶ 『[ イ ]によって』の係るところは、「作られた」以外にはない。したがって、[ イ ]には、郭守敬しか入らない。
 ❷ 『中国の[ ア ]の時代に』は、「作られた」にも係るし、「改訂して」にも係り得る。「作られた」に係るとすれば、ア=元であり、「改訂して」に係るとすれば、ア=清である。

 この❷が、センターをして両方正解とせざるを得なかった大切な点です。

 実は、この問題、「句読点」と、「語順」が絡んでいるのですが、この每日新聞校閲部の文章によれば、「誤読を避けるため一番大切なのは語順を考えること」とあるので、「句読点」を除いて、誤読を避けた文を書いてみます。

○ 「中国の[ ア ]の時代に郭守敬によって作られた授時暦は日本の実情に合うように改訂され貞享暦となった。」

 ね、これでは、誤読を避けた文にまったくなっていないでしょう。

 私がナンセンスな訂正文と冷やかすのは、訂正したことになっていないからです。

 では、どうすればよいか。

 日本語の「係り受け」には、大きなルールが二つあります。

 ① 「係り受け」を矢印で示すと、矢印は上を向かない。
 ② 「係り受け」の矢印は交錯しない。

 詳しく知りたい方は、私の『「無理題」こそ「難題」』102頁~104頁をぜひ参考にして下さい。

 このことから、次のように、説明文を作ればよかったのです。

○ 「貞享暦は郭守敬によって中国の[ ア ]の時代に作られた授時暦を改訂して日本の実情に合うようにしたものである」

 1 「郭守敬によって」は「作られた」以外には係りません。(「本文」から)
 2 「中国の[ ア ]の時代に」は、「作られた」にしか係りません。
 理由 「改訂した」に係るとすると、1と、係り受けの矢印が交錯するからです。

 センターの問題も、次のようになっておれば、問題がなかったはずです。

問題 下線部について述べた次の文中の空欄[ ア ]と[ イ ]に入れる語の組み合わせとして正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。

 貞享暦は、[ ア ]によって中国の[ イ ]の時代に作られた授時暦を改訂して、日本の実情に合うようにしたものである。

 ① アー顧炎武  イー元
 ② アー郭守敬  イー元
 ③ アー顧炎武  イー清
 ④ アー郭守敬  イー清

 正解は②です。

 以上、生意気な書き方になりましたが、よろしく、判読ください。また分からない点についてはぜひコメントをお願いします。

 なお、『「無理題」こそ「難題」』が、必要ならお送りします。電話(0865-××-××××)で知らせて下さい。

 「読点」の問題については、また書くつもりです。

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 修正文に関して結論を書くと、ブログ主のめたさんの修正文も、毎日新聞の修正文もおかしくないと思う。ただ、ちょっと気になる点もある。
 以下、本多読本の記述をベースに(したつもりで)書く。

 まず、本来の正答の一部を選択した上で【原文】と【修正文1】(毎日新聞版)と【修正文2】(めたさん版)を抜粋する。
【原文】
貞享暦は,中国の●の時代に,郭守敬によって作られた授時暦を改訂して,日本の実情に合うようにしたものである。
【修正文1】
中国の●の時代に郭守敬によって作られた授時暦は、日本の実情に合うように改訂され貞享暦となった。
【修正文2】
貞享暦は(、)郭守敬によって中国の●の時代に作られた授時暦を改訂して日本の実情に合うようにしたものである。

 原文は論外。「中国の●の時代に」が、「作られた」(元時代)にかかるのか、「改訂」(清時代)にかかるのか不明。
 これを読点を使わずに語順の入れかえでわかりやすくするにはどうすればいいのか。

【修正文3】(似非本多読本風)
中国の●の時代に郭守敬によって作られた授時暦を日本の実情に合うように改訂したのが貞享暦である。

「中国の●の時代に」と「郭守敬によって」は長さはほぼ同じなのでどちらが先でもいいが、「時」を表わす句が先にあるほうが自然だろう。【修正文2】のように「中国の●の時代に」と「作られた」を近づけたほうがわかりやすいという考え方もあるだろう。
 これの主語をねじ曲げたのが【修正文1】。語順はほぼ同じだが、「主語をねじ曲げた」理由は不明。1つだけある読点は、なくてもいい。これくらい長い主語(的なもの)なら、あったほうがいいかも。
【修正文2】でもOKだが、「貞享暦は(、)」を冒頭にするなら、読点は是非欲しい。
 主語のあとだからではなく、逆順になっているから。本来は文末にあるべき「貞享暦」を文頭にもってきている。そのため逆順の読点がないとわかりにくくなる。さらに言うと、後半に「もの」という「形式名詞」が必要になる。こういう長めの一文ではできれば避けたほうがいい。【修正文3】で「改訂」を移動した理由もちょっと似ているかも。
 それを言うと、【修正文3】の「改訂したのが」の「の」も同様(正確には「準体助詞」?)だけど。【修正文1】が主語をねじ曲げたのが「準体助詞」を削除するためなら、それはそれで一理ある。
 ただ、【修正文3】の「の」は「である」と対応させるために使ったもので、下記のように文が続くなら不要になる。
【修正文1】
中国の●の時代に郭守敬によって作られた授時暦は日本の実情に合うように改訂され貞享暦となり、〜
【修正文2】
貞享暦は、郭守敬によって中国の●の時代に作られた授時暦を改訂して日本の実情に合うようにしたもので、〜
【修正文3】
中国の●の時代に郭守敬によって作られた授時暦を日本の実情に合うように改訂した貞享暦は、〜





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イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B 高みの見物 教えて! goo

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671

 テーマサイトは下記。
【イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B の言い方】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8949725.html
==============引用開始
イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B の言い方

「高みの見物」のような、「イ型形容詞の語幹+み+単語A」=単語Bの言い方はまだあるか?それは何か?
==============引用終了

 新鮮〝み〟のある質問が少なくなったのに、気分の悪いことが多いので、そろそろ質問板の類いから足を洗おうかと考えている。そういうときにこういう面白〝み〟あふれる話が出てくると、つい考えてしまう。
 質問の意図がちょっとわかりにくい。
「イ型形容詞の語幹+み」を使った慣用句ではなく、「イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B」を求めているのだろう。
 ただ、当方の感覚だと「高みの見物」は慣用句ではあっても「単語」ではないような。
 けっこう微妙な話を含む気がする。

●No.2に関して──「み」がついてしっくりくるもの自体が少ない
 たしかに少ない。
「高み」が現代語として自然か否かという問題もある。
 No.2の人は「○○みの△△」の形で考えている。当方も最初そう考えた。

●No.3に関して──途中省略?
「甘み処」「面白み不足」「厚み不足」あたりは、省略ではないだろう。
 ただし「甘み処」は、どちらかと言うと「かんみどころ」が本線の気がする。
「○○み不足」でOKなら「○○みしだい」もアリだろう。
「この料金で送れるか否かは荷物の〈厚みしだい〉です」etc.……
 ただし、このテの言い回しは「○○さ不足」「○○さしだい」のほうが自然なことが多い気がする。

●No.4に関して──いつもながら本格派
 本格的な回答が出てきた。
〈「楽しみ」「悲しみ」「親しみ」などの語は、「楽しむ」「悲しむ」「親しむ」という動詞の連用形が名詞化したと考えることもできます〉……たしかにそう考えるべきだろうな。
 まず辞書をひく。〈現代語限定なら、1 ㋐・㋑だけでいいでしょう〉……そのとおりだと思う。古語だと「瀬をはやみ……」なんてのもあったような。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/210744/m0u/%E3%81%BF/
==============引用開始
[接尾]
1 形容詞・形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる。
㋐そういう性質や状態、また、そういう感じを表す。「暖か―」「ありがた―」「新鮮―」
㋑そういう状態の場所を表す。「深―にはまる」「茂―に入る」

補説]1㋐は、漢語の「味(み)」と混同して、「味」とも当てて書く。
==============引用終了

 ↑は『大辞泉』。当方が最初にひいた『大辞林』にはこんな記述もあった。
https://kotobank.jp/word/%E9%AB%98%E3%81%BF-559455#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
たかみ【高み】

高い所。 ↔ 低み 「 -から見下ろす」
[句]高みの見物
==============引用終了

 現代語としても使えるのだろう。「さらなる高みを目指す」あたりならアリか。「高みの見物」が「句」扱いのことに注意。
「低み」をひくと、「朝顔や低みの水に残る月」なんてのが出てくる。「低みの水」か。現代語かなー。
 場所を表わすなら「高き」「低き」のほうがまだ使うかも。「水は低きに流れる」「山高きが故に貴からず」とか。

「○○み」を使った慣用句的なものならいくつか浮かぶ。
「○○み不足」「○○みしだい」もいろいろある。これが単語かと言うと……。
「○○みの△△」で浮かんだのは「旨みの塊」。名詞(的なもの)を「の」でつないだものを単語と言うか否かは不明。
「おもしろみの極地」とか「暖かみの表出」とか……多少無理すればいろいろあるだろう。ただ、やはり「○○さ」のほうが自然に感じる。

「イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B」だと、「旨み調味料」でどうだろう。
「旨み」はもはや「旨味」と考えるべきだろうか。そこは大目にみてほしい。(←オイ!)


【0325追記】
「からみ大根」、もアリだな。
「からみ餅」は「辛み」なのか「絡み」なのか。
「からみ酒」……それはたぶん違う(泣)。

「○○み十分」……この系統はまだありそうだ。

将棋/電王戦、ソフトが反則負け 棋士2連勝──永瀬六段を批判するヤカラがいるとか

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2015年03月22日から

 一部で永瀬六段の指し方を批判するヤカラがいるとか。
「あんな勝ち方でうれしいか」だって。負けるよりはうれしいだろうね。プロ棋士の対局はある意味命懸けなのよ。素人がガタガタ言うんじゃない。プロに対する最低限の敬意を払うことができない発言には憤りを覚える。
「なぜあれが反則なのか」とか訳のわからんことを書いている人もいる。そういうルールなの。人間が指していても、王手を放置した瞬間に負けなの。
 しかも、永瀬六段は「苦し紛れ」にやったわけではない。むしろ優勢を意識して、より確実に勝つために不成を選んでいる。バグに対応されている可能性も考えつつ、ソフト側の持ち時間を少しでも減らせればOK、のつもりだったと局後に語っていた。
 もしこれが、決定的な敗勢の局面でまったく意味不明の駒を不成にして勝ったのなら、批判されるかもしれない。個人的には、それもアリだと思う。ソフトと戦うってのは、そういうことを含んでのことだろう。
 それを言ったら、過去の勝利だってバグをついたようなものだろう。
 過去の人間側の勝利は圧勝で、棋譜的には駄作だった。それに比べると、(あのまま進んでも勝っていた)今回の勝利の意味は大きい。
 永瀬六段は、研究段階の勝率は1割くらいだと言っていた。考慮時間5時間なら互角、とも言っていたが。個人的には「プロ棋士でも研究なしではなかなか勝てない」状況になっていることに戸惑っている部分がある。
 今回は棋士強し、と感じているファンも多いだろう。だが、残りの3ソフトはレベルが違うという説もある。さて次はどうなるか。

 こっそり入れておく。
【電脳の譜 1】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904352164&owner_id=5019671

 懐かしい棋譜をあげている人がいた(1983年の谷川浩司-大山康晴戦)。
(略)
==============引用開始
http://firufiru.jf.land.to/blog/20130901-2.swf
99手目、4三角不成
この手で角を馬に成ると105手目「5六歩打」の時に4四に相手の王が逃げられず、
打った歩で詰みになるため「打ち歩詰め」となり、ルール違反になるので105手目に歩を打つことが出来ない。
角を成らなかったため、4四に王の逃げ道が生まれ、5六歩を打つことが出来る。
投了図以下は
4四玉、4五歩、3三玉、2三角成、同玉、3四角成までの詰み。
==============引用終了


【ネタ元】毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/news/20150322k0000m040088000c.html
==============引用開始
将棋:電王戦、ソフトが反則負け 棋士2連勝
毎日新聞 2015年03月21日 21時27分(最終更新 03月22日 00時35分)

 将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが5対5で対戦する「電王戦FINAL」の第2局が21日、高知市の高知城追手門であり、永瀬拓矢六段(22)が「Selene(セレネ)」(西海枝(さいかいし)昌彦氏開発)に89手で勝ち、棋士側が2連勝した。ソフトのプログラムに不具合があり、王手を放置する異例の反則負けとなるハプニングが起きた。

 永瀬六段は対局終盤、通常、角が馬に成るところで、成らずに王手。ところが、ソフトは王手になっていることを認識できず、これを放置したまま他の手を指してしまったために反則負けとなった。

 西海枝氏によると、ソフトをプログラミングするときに、指し手を読む範囲を狭めようと、「成らず」の要素を省いてしまった。一方、永瀬六段は練習で成らずへの対応が不安定なことを見抜き、成らない手を選択した。

 棋士側は第1局の斎藤慎太郎五段(21)に続き初めて2勝し、団体戦の勝利へあと1勝とした。第3局は28日、北海道函館市の五稜郭で稲葉陽七段(26)と「やねうら王」が対戦する。【山村英樹】
==============引用終了


将棋電王戦 ソフトが反則負け
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3331685




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【将棋/プレイオフ第2局 久保九段激勝】

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mixi日記2015年03月11日から


 プレイオフ第2局は、久保九段が制した。つい先日の順位戦での惨敗が噓のような勝利だった。
 渡辺二冠は過密スケジュールがたたったのだろうか。
 2タイトルの防衛戦の合間に、大きなタイトルの挑戦権を失う……8~9月の羽生名人四冠とまったく同じ構図。さて2つ目のタイトルは防衛なるか。

 もう書いている人が絶対にいると思うけど……先日気づいたこと。
 今期のA級は4棋士によるプレイオフになった。
 ほかの6棋士のうち4棋士が残留。これが実にきれいに分かれている。
 残留した4棋士は羽生世代3棋士と準羽生世代の深浦九段。
 それ以外の6棋士はいずれも羽生世代以降の棋士。そのうち2棋士が降級になり、あとの4棋士がプレイオフを戦っている。
 あえて言えば、次世代代表棋士決定戦だろう。そういうことなら、糸谷竜王や豊島七段も含めてほしい……とか言われても知らない。(←オイ!)
 そういう趣旨ならば、渡辺二冠が勝ち抜くのがふさわしかったのかも。
 そうはならないところがおもしろい。

 来期B1から昇級してくるのは、若手の代表格とも言える佐藤新八段と、準羽生世代の屋敷九段。今度はどんな戦い模様になるのか。それ以前に、名人の位に就いているのは誰なんだろう。
 
 こっそり入れておく。
【電脳の譜 1】
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【将棋/羽生名人四冠、棋王戦3連敗】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
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mixi日記2015年03月09日から

 棋王戦が終わった。
 結果は羽生名人四冠の3連敗。きわめて珍しいことではあるが、先例がなくはない。
 第3局はずっと後手の羽生名人四冠が劣勢のように思われたが、実際はそうではなかったようだ。相当むずかしい形勢で、最後の最後に羽生名人四冠が決め手を逃したということらしい。

【羽生名人四冠のタイトル戦での連敗】
●第40期(2015)棋王戦0-3 敗退 対渡辺二冠
●第59期(2011)王座戦0-3 失冠 対渡辺竜王
●第16期(2003)竜王戦0-4 失冠 対森内九段

【参考】
●第21期(2008)竜王戦3-4 敗退 対渡辺竜王 3連勝4連敗
●第9期(1996)竜王戦1-4 失冠 対谷川九段 1勝4連敗

 このほか7番勝負で部分的に3連敗は数回ある。
 ほかにあったら教えてください。

 これで今年度のタイトル戦は王将戦を残すだけになった。
 年初の3冠に名人位を加えた羽生名人四冠が中心だったのは言うまでもない。
 ほかの四冠と棋王戦以外の棋戦はどうだったか。
 ちょっと気になって、ほかの棋戦も羽生名人四冠を軸に考えてみた。

 竜王戦。
 挑決で羽生名人四冠に競り勝った糸谷七段が新竜王に。
 王将戦。
 挑決で羽生名人四冠を破った郷田九段が挑戦中。
 銀河戦。
 準決勝で羽生名人四冠を破った松尾七段が渡辺二冠に敗れて準優勝。
 日本シリーズ。
 決勝で羽生名人四冠を破って渡辺二冠が優勝。
 朝日杯。
 羽生名人四冠が決勝で渡辺二冠を下して優勝。
 NHK杯。
 3回戦で羽生名人四冠を下した森内前名人が決勝へ。対局相手は行方八段。

 これで、王将戦で郷田九段が勝ち、NHK杯で森内前名人が勝てば……銀河戦を除き、羽生名人四冠に勝った棋士が優勝・戴冠ということになる。
 王将戦で渡辺二冠が勝てば、法則を破るのは常にこのかた、ということになる(笑)。
 いずれにしても、NHK杯の優勝は森内前名人だろう。(←オイ!) 

 実は、名人戦のプレイオフという大きな山が残っていて……。
 順当なら渡辺二冠なんだろう。
 なにより、3連敗から6連勝は伝説になる。さらに2連勝を加えて挑戦となれば……。
 そういえば、羽生名人四冠は8~9月の超過密スケジュールの間に、タイトルは防衛したが竜王戦への挑戦権を失った。
 渡辺二冠は無事に乗り切れるのだろうか。
 
 こっそり入れておく。
【電脳の譜 1】
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【将棋53/残るタイトル戦は王将戦と棋王戦】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
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mixi日記2014年12月日から

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671

 竜王戦は挑戦者が予想どおりタイトルを奪取した。4勝1敗の星勘定以上に一方的だった印象。森内九段の巻き返しに期待したい。
 さて、残るは王将戦と棋王戦。
 王将戦は12月25日にプレゼントは賭けずに羽生名人四冠と郷田九段でプレーオフ。
 棋王戦は、12月10日に羽生名人四冠と佐藤康光九段で本戦決勝。そのあと、4強による独特の2敗失格トーナメントになる。
 
 ここにきて羽生名人四冠の調子がさっぱりわからない。NHK杯(対局は10月?)では先手番の角換わりで森内さんに完敗。
 日本シリーズ決勝(11月16日)でも渡辺二冠に先手番の矢倉で敗北。
 王将戦リーグは独走していた郷田九段が失速して連敗し、プレーオフにもつれ込んだ。

 王将戦リーグは、残留組の4人(羽生、佐藤、郷田、深浦)が再び残留することになった。ちなみにこの4人は棋王戦の4強でもある。なんちゅう安定感(笑)。

 mixiのトピに書いたことを回収しておく。
==============引用開始
 そうなんですよね。
 昨年の王将戦の残留組がその4人というのは知ってましたが、リーグ戦が終わってみると同じメンツが残ったことに驚いています。
 その4人にタイトル保持者の渡辺二冠を加えて、現在のトップ5と言えると思います。もちろん、最重要とも言える順位戦A級の結果が出ていませんが。

 これをレーティングと見比べると、少しだけ景色がかわります。
            期初比
1 羽生善治名人 1955 -4
2 渡辺明二冠  1881 6
3 豊島将之七段 1847 -15
4 郷田真隆九段 1823 -20
5 佐藤康光九段 1820 18
6 丸山忠久九段 1814 17
7 行方尚史八段 1812 8
8 広瀬章人八段 1809 43
9 深浦康市九段 1804 52
10 糸谷哲郎竜王 1804 67

 上記の5人は1、2、4、5、9位を占めています。
 名人・A級の11人のうち、レーティング上位10人に入っていないのは4人。久保九段以外は現状負け越しています。森内九段が降級からんできたら〝事件〟かもしれません。
 久保九段(13位)、森内九段(16位)、三浦九段(18位)、阿久津八段(29位)
 逆にレーティング上位10人でA級にいないのが、豊島七段(B級1組)、丸山九段(B級1組)、糸谷竜王(B級2組)です。
 糸谷竜王以外は今期の昇級はなさそうです。糸谷竜王はどうなんでしょう。渡辺二冠もA級に上がるまで、順位戦では苦戦していた印象です。

 ちなみに深浦九段と屋敷九段は、一般にはなぜか羽生世代には入らないそうです。当方は勝手に「準羽生世代」と呼んでいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E7%94%9F%E4%B8%96%E4%BB%A3
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2911.html
==============引用終了

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【将棋52/第27期竜王戦第4局2日目速報 世紀の逆転劇?】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月21日から


 なんかとんでもないものを見た気がする。
 第27期竜王戦第4局2日目。封じ手のときには後手の糸谷陣がバラバラに見えた。それがたった数手で見違えるようなのびのびとした布陣に。
 と思ったのもつかの間、森内俊之竜王の仕掛けに対する糸谷哲郎七段の切りかえしの構想に無理があった。森内竜王がまるまる銀得のうえに後手の防御はガタガタ。安普請とは言え先手の穴熊は手つかず。
 当然のごとく先手必勝ムードが漂う。ややもつれた観になっても、「ここまで粘れれば第5局につながる……」くらいの感じだった。それが、あっと言う間に混戦になり、逆転ムードになったかと思ったら終局。
 糸谷七段の豪腕がうなったのか、森内竜王が自爆したのか。
 感想戦のコメントがアップされても、何がなんだかわからない。敗着は▲6四角(111手目)らしいが、それ以前になんでこんな混戦になったのか……。
 とにかく内容がヒドすぎる。後手番の第5局で踏ん張れる力がいまの森内竜王にあるのだろうか。



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【将棋51/羽生名人四冠が1300勝達成 最年少・最速で史上4人目】記録モロモロ

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
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mixi日記2014年11月21日から

 羽生名人四冠が通算1300勝を達成した。
 一般のかたにはわかりにくいかもしれないが、とんでもない記録。歴代4位だが、まだ現役バリバリ。中原誠十六世名人の記録を今期中に抜くだろうし、来期早々に2位の加藤一二三九段も抜くだろう。
 ネットで調べたら、約2年前に、加藤九段が通算勝数歴代2位に並んだ記事があった(【ネタ元2】)。当時の歴代勝数が出ていた。
 当時羽生王位・棋聖の勝数は1195。それが早くも1300勝。デビューから約29年だから、平均で1年45勝くらいしている。笑うしかない。

 一方mixiのコミュで下記を教えてもらった。
https://twitter.com/itumon/status/535446713452867584
==============引用開始
【おまけ】
羽生四冠(名人・王位・王座・棋聖)の全対局の50%は
谷川九段 164
佐藤九段 153
森内竜王 130
郷田九段 73
深浦九段 70
渡辺二冠 61
久保九段 59
丸山九段 55
森下九段 53
藤井九段 52
木村八段 40
合計 910局
==============引用終了

 これを見てるだけで、ご飯が何杯もいただける。スゴいメンツです。ほとんどがタイトル経験者で、ほぼ現役最強リストだろう。
 ちなみに910局の内訳は579勝330敗1持将棋。勝率0.636。通算勝率0.723よりかなり低いなどと考えてはいけない。トップ棋士相手限定の勝率0.636がどんなにスゴいのかは、【ネタ元2】を見ればわかる。
 一覧で目立つのは、羽生世代の恐ろしさ。
 佐藤康光九段、森内俊之竜王、郷田真隆九段、丸山忠之九段、藤井猛九段が入っている。準羽生世代とも言える深浦康市九段もいる。
 ちなみに、もっと詳細なリストは下記にある。
http://www.rayraw.com/index.php?type=kishi

 ほかの羽生世代は、先崎学九段が22位で15局。29歳で早逝した村山聖九段(追贈)が25位で15局。もうひとりの準羽生世代の屋敷伸之九段は18位で23局。
 これじゃなかなか次の世代に順番が回ってこない(泣)。
 そんななか、渡辺明二冠と久保利明九段のランクインはさすが。タイトルに5回挑戦した木村一基八段がいまだに奪取に至らないのは、無冠の帝王・森下卓九段(6回挑戦)とともに将棋界の七不思議に加えてもいいかも。


【ネタ元1】朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASGCM7GKGGCMUCVL036.html?ref=mixi
==============引用開始
羽生名人が1300勝達成 最年少・最速で史上4人目
深松真司2014年11月20日21時48分

 将棋の羽生善治名人が20日、東京・千駄ケ谷の将棋会館であった第64期王将戦挑戦者決定リーグ戦で三浦弘行九段に勝ち、史上4人目となる公式戦通算1300勝を達成した。44歳1カ月、プロ入りから28年11カ月での到達は、中原誠十六世名人(引退)の60歳0カ月、41年11カ月を大幅に更新する最年少・最速記録となった。達成時の勝率7割2分3厘も4人の中で唯一の7割台で、最も高い。

 羽生名人はこの日が公式戦通算1801局目。勝ち星を大台に乗せ、歴代3位の中原十六世名人の1308勝まであと8勝、2位の加藤一二三(ひふみ)九段の1317勝まであと17勝と迫った。1位は故・大山康晴十五世名人の1433勝。(深松真司)

     ◇

 〈羽生名人の話〉 長い歳月対局してきた中での積み重ねであり、一つの形になってよかった。最近は通算成績などあまり意識しないが、さすがに今日は意識していた。昔と棋戦の数が違うので(ほかの3人と)比べられないが、自分自身の一つの励みとしてこれからも上をめざして頑張りたい。
==============引用終了

【ネタ元2】日本将棋連盟サイト2012年7月26日
http://www.shogi.or.jp/topics/news/2012/07/1308.html
==============引用開始
加藤九段、通算勝数歴代2位に並ぶ1308勝を達成!
更新: 2012年7月26日 13:24

 この度、加藤一二三九段(72歳・昭和15年1月1日生まれ)が7月26日に東京・将棋会館で行われた第21期銀河戦予選の対 高田尚平六段戦に勝ち、通算勝数で歴代2位の中原誠十六世名人に並ぶ公式戦通算1308勝を達成しました。歴代1位は大山康晴十五世名人で、1433勝です。なお、加藤九段の1308勝は四段昇段後57年11カ月、72歳6カ月での達成となりました。

加藤一二三 九段 通算成績(2012年7月26日現在)
2393戦  1308勝  1084敗  持将棋1  勝率0.547
加藤九段コメント
「昨年11月に1300勝に達した時から、いつかは歴代2位の記録に並ぶと思っていました。まずはうれしい気持ちです。14歳から58年間、対局を続けてこられたのは、棋戦を主催してくださっている各新聞社や放送局、出版社、証券会社、そしてファンの方々のお陰です。あらためて心から感謝申し上げます。いままで一局一局気合を入れて指してきました。これからもいい将棋を指したい、という一念で続けてまいります」


通算勝数ベスト10(2012年7月26日現在)
順位 棋士名           対局数  勝数  敗数 勝率  持将棋
1 大山 康晴 十五世名人(故人) 2216  1433  781 0.647 2
2 加藤一二三 九段(現役)    2393  1308 1084 0.547 1
2 中原  誠 十六世名人(退役) 2093  1308  782 0.626 3
4 谷川 浩司 九段(現役)    1933  1211  719 0.628 3
5 羽生 善治 王位・棋聖(現役) 1654  1195  458 0.723 1
6 内藤 國雄 九段(現役)    2067 1122  945 0.543 0
7 米長 邦雄 永世棋聖(退役)  1904  1103  800 0.580 1
8 有吉 道夫 九段(退役)    2090  1088 1002 0.521 0
9 桐山 清澄 九段(現役)    1756   948 808 0.540 0
10 佐藤 康光 王将(現役)    1395   894 501 0.641 0
==============引用終了

【ネタ元3】
現役棋士の通算勝利数
http://kishi.a.la9.jp/tusan/tusan1_2.html




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【将棋50/第27期竜王戦第4局1日目速報 タイトル戦の行方を決める戦い?】

 下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671

mixi日記2014年11月21日から


 糸谷哲郎七段の2勝のあとの第3局は奇妙な戦いだった。
 終始押し気味だった糸谷七段が終盤に失速。疑問手を何手か指して逆転負け。このところの鬼の終盤力は出せなかった。
 その後、風邪で体調をくずした感もあったが、朝日杯予選の連勝は圧巻の内容だった。やはり手に負えない印象。
 本日(20日)から第4局。先日某所で島九段がこの局を制したほうが番勝負にも勝つと言っていた。
 ウーン。糸谷七段が勝ったらほぼ決まり。森内俊之竜王が勝っても、まだ糸谷七段に分がある気がする。
 で、第4局。森内竜王が角換わりを避けた。これは予想された。
【将棋48/羽生名人四冠 七冠ロード再び──王座戦第5局  時代は動かず】追記版
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3147.html
==============引用開始
 第一の焦点は、糸谷七段の十八番・一手損角換わりを避けるか否か。
 方法はふたつありそう。
1)▲76歩△34歩▲66歩
 この場合、糸谷七段がどう対応するか。先日丸山忠久九段が圧勝したように相振り飛車を採用するのか。糸谷七段の棋風だと、無理矢理矢倉に組ませてガンガン攻めるかも。
2)▲26歩△34歩▲25歩
 以前、名人戦で採用している。フツーに対応して正調角換わりにする方法もある。それはそれで糸谷七段の望むところかも。
 当初の一手損角換わりは組み上がったときの飛車先の具合を重視していた気がする。近年は後手番で戦形を限定するためにある気がする。一手損でも角を交換すれば、先手はほかの戦形をとりにくい。そのために一手損も甘んじる。これが正調角換わりなら「一手損」がないことになる。
==============引用終了

 糸谷七段は飛車を振ったが、なぜか中飛車。棋譜中継の解説から。
==============引用開始
データベースを調べると、糸谷は3手目▲6六歩には居飛車で受けていることが多い。二人の対局では、2008年度の第58回NHK杯戦本戦の対局で森内の3手目▲6六歩に糸谷が△3五歩と突いて相振り飛車になっている。そのときの結果は森内勝ち。
==============引用終了
 そういうことがあったのか。でも先日の対森内戦で丸山忠久九段が快勝したように、三間飛車がフツーなのでは。
 それに対して、森内竜王は居飛車に。これも、相手が中飛車なら喜んで相振り飛車にするもんじゃないのか? よくわからん。
 以下、銀が向かい合う点は現代風ではあっても、昔からある対抗形に。
 これなら森内竜王になんの不満もないだろう。ここは是が非でも勝ち切ってほしい。
 相手の得意形を避ける変化に出て負けたのでは、目も当てられない。



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http://ameblo.jp/kuroracco/entry-11961303726.html

助詞の話──場所を示す「に」と「で」

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1354427241&owner_id=5019671

mixi日記2010年04月18日から。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1465269234&owner_id=5019671

●助詞に関する話
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3159.html

 テーマトピは下記。
【「ここに」と「ここで」の違い】日本語しつもん箱
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52300205

「に」と「で」の話も過去に多くのトピで話題になっている。
【助詞の話4「ニ」か「デ」か】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52303109

 今回のテーマは、〈場所を示す「に」と「で」〉。
 とりあえずWeb辞書(『大辞泉』)をひく。「に」は下記の「1」だろう(「3」という解釈も有力)。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AB&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=11
================================

[格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。
1 動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時―間に合わせる」「紙上―発表する」
3 動作・作用の帰着点・方向を表す。「家―着く」「東―向かう」
================================
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A7&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=1&index=14470012538000
================================

[格助]《格助詞「にて」の音変化》名詞、名詞的な語に付く。
1 動作・作用の行われる場所・場面を表す。「家―勉強する」「委員会―可決する」「試験―合格点を取る」
================================

 辞書で見る限り、「動作・作用の行われる場所」に関する「に」と「で」には違いがない。
 こうなると話はややこしくなる(「おもしろくなる」とも言える)。

 トピ主が書いた例文で考える(若干加工する)。
================================
A-1 ここに書いてください(何かの書類を指さして)
A-2 ここで書いてください(どこかの場所に案内されて)

B-1 ここに車をとめてください(駐車場で警備員さんに言われ)
B-2 ここで車をとめてください(教習所で教官に言われ)
================================

 AとBでは微妙に違う。
 Aから見ていく。
 A-1の「に」は「書類の記入欄」などを指す。A-2は「会場」などを指す。トピ主の書いた〈「に」の方がより範囲が限定されたイメージがある〉のとおりだろう。
「会議室で申し込み用紙に記入する」のような使い分けをするとわかると思う。ここまではさほどむずかしくない。
 問題はBだ。
 Bも、基本的にはAと同じような考え方ができる(ただし、状況設定に関してはトピ主の感覚とは逆の気もする)。
 B-1の「に」は「駐車区画」などの限定的な場所。B-2は「駐車場全体」などの比較的広い場所を指す。
「駐車場で柱の隣の区画に車をとめる」のような使い分けをするとわかるだろう。

 基本はそれでいいと思う。これ以上の話をするとけっこうメンドーなことになる。そこまで説明する必要があるのだろうか。
 まず、「ここ」を「駐車場」にかえてみる。ちょっとニュアンスがかわってくる(語尾をフツーの終止形にする)。

C-1 駐車場に車をとめる
C-2 駐車場で車をとめる
 これが、リンク先のhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=4444727などで話題になっている形。
 この形だと、「に」は駐車場の外にいるニュアンスが強い。「で」はすでに駐車場の中にいるニュアンスが強い。あくまでもニュアンスのレベルで、絶対ではない。
 この場合の「に」は『大辞泉』の「3」の「動作・作用の帰着点・方向を表す」と解釈するほうがわかりやすい気がする。
 これがB-1&2の場合は「ここ」なので、すでに駐車場の中にいることになる。そう考えると、「で」のほうが自然なのかもしれない。
(駐車場に向かう途中)駐車場に車をとめようとする
(駐車場の入り口)柱の隣の区画に車をとめようとする
(目的の区画で)ここで車をとめる
 しかし、現実には「ここに車をとめる」でもおかしくはない。
 先の「駐車場で柱の隣の区画に車をとめる」も、下記のどちらにもできると思う(「の」の3連発は相当美しくないけど)。
「駐車場の柱の隣の区画で車をとめる」
「駐車場の柱の隣の区画に車をとめる」

 さらに話をメンドーにする。下記あたりまでキチンと説明するのは相当の難題。
D-1 ここ(に/で)車から降りる→「に」はヘン
D-2 ここ(に/で)車に乗る→「に」はヘン
D-3 ここ(に/で)車をとめておく→「に」が自然
 ※これはたぶん「~におく」のほうが「~でおく」より自然だから。
D-4 ここ(に/で)車を乗り捨てる→どちらもアリ
 D-1&2を見る限り、やはり「ここで車をとめる」のほうが自然なのだろうか。


助詞の話──場所を示す「に」と「で」
〈2〉「この電車は新宿〈に/で〉止まります」

mixi日記2011年03月18日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1691634170&owner_id=5019671

 テーマサイトは下記。
【助詞の「に」と「で」について。】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1357726128

 質問を一部加工して転載する。
================================
「この電車は新宿に止まります。」と「この電車は新宿で止まります。」
前者の方自然な感じに聞き取れますが、
この二つにどう違いがありますか。
================================

「に」と「で」の働きは、↑で見たものと同じと考えてよいだろう。
 再掲する。
================================

[格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。
1 動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時―間に合わせる」「紙上―発表する」
3 動作・作用の帰着点・方向を表す。「家―着く」「東―向かう」
================================

[格助]《格助詞「にて」の音変化》名詞、名詞的な語に付く。
1 動作・作用の行われる場所・場面を表す。「家―勉強する」「委員会―可決する」「試験―合格点を取る」
================================
「新宿( )止まる」の場合は、うんとシンプルに考えていいだろう。
「動作・作用の行われる時・場所を表す」のだから、「に」でも「で」でもOK。
 これが「新宿( )行く」だと、「 動作・作用の帰着点・方向を表す」だから「に」になる。ここで「に」と「へ」の違いの話を始めると泥沼にはまる(笑)。
【助詞の話──「へ」と「に」(仮) 独り言です44くらい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-736.html

 ↑の「ここに〈に/で〉書いてください」だと「ここ〈に/で〉車をとめてください」だと微妙な違いの説明ができたが、「この電車は新宿〈に/で〉止まります」だとうまくできそうにない。
「に」のほうが自然という質問者の語感には賛成。でも「で」が不自然という理由も見当たらないorz。


場所を示す「ニ」「デ」〈3〉

mixi日記2011年07月15日から

 テーマトピは下記。
【「あそこに停めてください」「あそこで停めてください」】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=63718241&comm_id=19124

 同様のトピが過去にいくつも立っているのに、なんで誰も指摘しないんだろう。「検索」のしかたを知らなくて、「記憶」する力がないんだろうか。
【助詞の話──場所を示す「に」と「で」】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1465269234&owner_id=5019671
【助詞の話4「ニ」か「デ」か】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=52303109

 まあ、過去のトピを見てもよくわからない気もするけどさ。
 まずトピ主の質問を一部加工して転載する。「違和感を感じる」は重言って話はパス。
================================
例えば、駐車場の入口で係員の人が、空いているスペースを指差しながら
「あそこに停めてください」
 とは言いますが、
「あそこで停めてください」
 と言うとなんだか違和感を感じます。(例1)


一方で、タクシーに乗りながら運転手さんに
「あそこに停めてください」とも「あそこで停めてください」とも言えますよね?(例2)


(例1)では何故「で」は使えないのでしょうか?
同じ「停める」という動詞を使ってるけれど、厳密に言えば「駐車する」と「停車する」で助詞が変わってくるのでしょうか?

もしかしたら(例1)で「で」を使うことに違和感を感じてるのは私だけかもしれませんが、お教え願えますか。
================================

 (例1)で「デ」と言うか否か。
 たしかに「ニ」のほうが自然だろう。でも「デ」が×とは言えないと思う。
「そこのバス停の手前{デ/ニ}とめてください」なら、「デ」のほうが自然だろう。ニが×ってことはないと思うが。
「あそこ{デ/ニ}車から降りてください」なら、さすがに「ニ」は×だろう。
「あそこ{デ/ニ}停めて車から降りてください」だとどっちもアリだろう。
 これは〈1〉のD-1~4で見たことにも通じる。なぜそうなるのかは言葉の神様に訊いてください。
================================
 さらに話をメンドーにする。下記あたりまでキチンと説明するのは相当の難題。
D-1 ここ(に/で)車から降りる→「に」はヘン
D-2 ここ(に/で)車に乗る→「に」はヘン
D-3 ここ(に/で)車をとめておく→「に」が自然
 ※これはたぶん「~におく」のほうが「~でおく」より自然だから。
D-4 ここ(に/で)車を乗り捨てる→どちらもアリ
 D-1&2を見る限り、やはり「ここで車をとめる」のほうが自然なのだろうか。
================================

「駐車する」と「停車する」で助詞がかわる……そんなことはないだろう。

 で、コメントを見る。
 ヤバ。ほとんど何が書いてあるのかわからない。暑さのせいで読解機能が壊れた?
「1」……意味不明。
「3」……意味不明。何が「だから」なんだろう。
「4」……意味不明。
「5」……意味不明。
「6」。よかった。やっと意味がわかるコメントがあった。ただ、意味はわかっても〈移動先、設置場所や方向・帰着点を表す「に」〉か否かは微妙(後述)。
「7」……意味不明。「5」「6」と「ほぼ同じ意見」って、「5」と「6」の意見は違うのでは。
「8」……トピ主の結論は、主として「6」の影響かな。〈「あそこ“に行って”停めてください」という意味(或いは略?)で、やはり方向を表す“に”〉と考えると、「デ」の働きとの対比がしにくのでは。「デ」は「あそこ“に行って”“そこで”停めてください」の略なのかな。
 仮に〈「あそこ“に行って”停めてください」という意味(或いは略?)で、やはり方向を表す“に”〉だとする。じゃあ「ここニ停めてください」はどう説明するの?
「9」……意味不明。なんかスゴい説が。〈助詞の「ゴミ箱」〉ですか。どこまで信用できるのかは、あの書き方では判断できない。
 
 〈1〉で見た辞書を再掲する。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AB&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=11
================================

[格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。
1 動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時―間に合わせる」「紙上―発表する」
2 人・事物の存在や出現する場所を表す。「庭―池がある」「右―見えるのが国会議事堂です」
3 動作・作用の帰着点・方向を表す。「家―着く」「東―向かう」
================================

「~ニ車を停める」は「動作・作用の行われる時・場所」と考えるのが自然では。
「存在や出現する場所」は「○○ニ{ある/いる}」など、動詞が限られる。
「あそこ(の場所)ニ行ってください」なら帰着点だろう。
「ニ」と「デ」の問題は、助詞の使い分けとしては簡単なほうだと思うがやはり難解。〈1〉で見たような大枠だけ示して、細かいことはスルーするべきだろう。
 どちらも「動作・作用の行われる時・場所」を表わすが、「デ」は比較的広い範囲を指す傾向があり、「ニ」は比較的狭い範囲を指す傾向がある。

 Wikipediaでは下記のように逃げている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A9%E8%A9%9E
================================
日本語の助詞の使い分けには曖昧さがあり、例としては、「海に行く」と「海へ行く」の「に」「へ」や「日本でただ一つの」と「日本にただ一つの」の「で」「に」や「目の悪い人」や「目が悪い人」の「の」「が」、「本当は明日なんだけど」「お言葉ですが」「さっき言ったのに」「終わるの早いし」に見られる終助詞的な接続助詞の使用などが挙げられる。
================================


場所を示す「ニ」「デ」〈4〉 日本語教師

mixi日記2011年07月22日から

 下記の続き?
【助詞の話──場所を示す「に」と「で」〈1〉】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1465269234&owner_id=5019671
【助詞の話──場所を示す「に」と「で」〈2〉「この電車は新宿〈に/で〉止まります」】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1691634170&owner_id=5019671
【場所を示す「ニ」「デ」〈3〉 日本語教師】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1750477541&owner_id=5019671

 テーマトピは下記。
【「あそこに停めてください」「あそこで停めてください」】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=63718241&comm_id=19124


 トピ主は逃げてしまったのに、コメントは入りつづけている。「ニ」は「帰着点」なのか「存在」なのか、2派に分かれた様子。当方が本線と考えている「動作・作用の行われる時・場所」って意見はないのか。それは困った。
 こういう展開になるとトピ主はつらいよな。いろんな人がいろいろ書いているけど、何をどこまで信用していいのかサッパリわからない。どれが信用できるか判断できる人なら、通常こういう質問はしないだろう。真剣に読めば読むほど迷路に入っていく。
 妙なことを断言している人もいる。もしスッキリとした使い分けのルールがあるのなら、とっくに誰かが発表しているんじゃないかな。無理に理由づけしても例外を多すぎると思う。
「駐車はニで、停車はデ」……。それはトピ主が「0」でふれていた説ですね。趣旨はわからなくはないけど、さすがに違うんじゃないかな。電車で考えるとどうなる? 電車は駐車しないから、「ニ」は使えないのかな。

 あまり役に立たないことを承知で『goo類語辞書』をひいておく。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/17117/m1u/%E3%81%AB/
================================
で/に/を
[共通する意味]
★動きの場所を表わす。
[使い方]
〔で〕▽図書館で勉強した▽東シナ海で台風が発生した▽解説欄で詳しく説明する
〔に〕▽カバは動物園にいます▽新製品に欠陥が見つかった
〔を〕▽飛行機が空を飛んでいる▽瀬戸大橋を通って四国に行った▽家を出る
[使い分け]
【1】「で」「に」「を」は、具体的あるいは抽象的な場所を表わす名詞(もしくは名詞句)につく。これらは、結びつく動詞の性質や種類によって意味に違いがある。
【2】「で」は、動作・出来事の起こる場所を表わす。動作を表わす動詞には、ほとんどつくことができる。
【3】「に」は、ものの存在する場所を表わす。「に」と結びつく動詞は、「ある」「いる」「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」など。
【4】「を」は、移動するときの経路の場所を表わす。「を」と結びつく動詞は、「歩く」「走る」「泳ぐ」「飛ぶ」「渡る」「通る」など。
【5】「で」は、「に」あるいは「を」とも組み合わせて用いることができる。この場合、「で」の方がより広い範囲の場所を表わす。「東京でホテルに泊まった」「高速道路で追い抜き車線を走った」
[参照]
で⇒が/で/に/から/の・において/にあって/で/にあたって/に際し(て)/(の)折に・で/から・で/から/に・によって/で/でもって/をもって/を通して・に/で・で・で/をもって/でもって に⇒が/で/に/から/の・を/が/に・と/に/まで・から/に・に/へ/まで・で/から/に・に/から・に・に/で・と/に/や/とか/だの/やら/か/なり・ため(に)/のに/に を→を/が/に・から/を
[対比表]
  校庭…遊ぶ  椅子いす…座る  校庭…走りまわる  橋…渡る
で   ○        -      △        -
に   -        ○      -        -
を   -        -      ○        ○
================================

 根本的な問題として、「デ」と比較される「ニ」の働きは「動きの場所を表わす」。そりゃそうだろう。
「ニ」の解説を見ると、以下のとおり。
================================
【3】「に」は、ものの存在する場所を表わす。「に」と結びつく動詞は、「ある」「いる」「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」など。
================================
 
 そうか。「存在」に関しても「存在するという動作が行なわれる場所」と考えればいいのか。微妙だけど、そのほうが分類が少なくなるからそうしておこう。
 この用法で結びつく動詞は、「ある」「いる」が典型。このほかに「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」などがあるらしい。たしかにそのあたりの動詞だと「存在」のイメージがあるかもしれない。じゃあ「ここニ書く」「皿ニ盛る」あたりはどう考えるの?
「書いたもの」も「盛ったもの」も「存在する」と言えなくはないってことなのかな。
 じゃあ、2つを合わせて考えよう。「ニ」は「動作・作用の行われる時・場所」を表わし、「存在」に関係する動詞と結びつくことが多い。「ある」「いる」「住む」「勤める」「座る」「立つ」「泊まる」「止まる」などのほか、「書く」「盛る」などとも結びつく。その程度で許してもらえないかな。
 〈1〉~〈3〉で「デ」と「ニ」は〈どちらも「動作・作用の行われる時・場所」を表わすが、「デ」は比較的広い範囲を指す傾向があり、「ニ」は比較的狭い範囲を指す傾向がある〉などと書いた。この点について『goo類語辞書』は下記のように書いている。まあ、そういうことだろう。
================================
【5】「で」は、「に」あるいは「を」とも組み合わせて用いることができる。この場合、「で」の方がより広い範囲の場所を表わす。「東京でホテルに泊まった」「高速道路で追い抜き車線を走った」
================================

 さすがに辞書はムチャなことは書かずに無難にまとめているけど、[対比表]の部分はいただけない。
「校庭ニ遊ぶ」って×? 古風だけど間違いではないだろ。せめて△にしてもらえないかな(後述)。
「椅子デ座る」って×? せめて△にしてもらえないかな。これが「公園のベンチ( )座る」だと相当微妙になる。椅子よりもベンチのほうが広いからだろうか。「喫煙席( )座る」だと「デ」もOKだろ。もっと広くなるから? 「芝生( )座る」だとどちらもアリだろうな。理由はわかりません。これが「寝転がる」「寝る」「横になる」あたりだと「デ」のほうが自然な気さえしてくる。理由はわかりません。
 ついでにインネンをつけると、例文の「新製品に欠陥が見つかった」って例文としてちょっと不適切じゃないかな。「新製品に欠陥があるのが見つかった」の略ってこと? 「新製品の欠陥が見つかった」のほうが素直な日本語って気がする。通常「○○に見つかる」は別の意味で、○○に入るのは人物とかだろ。もう少しフツーの例文にすればいいのに。

 辞書の話は別として、気になっているのは「停める」と「停まる」のニュアンスの違い。
  あそこ{ニ/ヘ/デ}停める
  あそこ{ニ/ヘ/デ}停まる
 個人的な語感だと、イヤな感じがするのは「あそこニ停まる」「あそこヘ停まる」。理由はわかりません。

 さてとこむずかしい話に飽きたんでヨタ話に走る。
「校庭ニ遊ぶ」の類いは昔の文章ではよく見た気がする。そのせいか、文語調と相性がいい。
『阿寒に果つ』って渡辺淳一の作品があった。これはフツーの言葉にすると、「阿寒で果てる」だよな(マヌケだな)。
 西部警察の最終回は「大門死す! 男達よ永遠に…」──。あれ? 「大門、暁に死す!」だとばかり思い込んでいたけど違ったorz。相当にヨタってるな。
「暁に 死す」で検索するとゾロゾロ引っかかってくる。精密機器のような記憶力が狂ったのはそのせいか……うるさいわ。
 余計なことだけど、「阿寒ニ」の「ニ」と、「暁ニ」の「ニ」は意味合いが違う。
「阿寒ニ」の「ニ」は古風なニュアンスのある「ニ」。現代の日本語なら「阿寒デ」がフツーだろう。「阿寒ニ行く」の場合は到達点だからまた別の話。このあたりをちゃんと説明するのはとってもむずかしいのでパス。うんと乱暴に書くと、「ヘ」と互換性があるのが帰着点の「ニ」の可能性が高い。「動作が行なわれる場所」を表わす「ニ」は、「デ」と互換性がある場合とない場合がある。↑で見たとおり、「あそこ{ニ/ヘ/デ}停める」のように、3つが使える場合もある。
 一方「暁ニ」の「ニ」はいまでもフツーに使う。かと言って「夕刻ニ死す」「午後3時ニ死す」だと相当珍妙。どこかで「阿寒ニ」の「ニ」と混用されたのだろうか。

こんなにかわりばえのしないネタを、何も考えずに垂れ流して恥ずかしくないのかな

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671

mixi日記2015年03月13日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1939838745&owner_id=5019671

 こういう記事はもう少しまともな日本語が書けるライターに担当させてほしい。
 何度でも書くけど〈「よろしかったでしょうか」は正しい日本語?〉って考え方がおかしい。
 以前注文を受けた品を確認するのに、「先日ご注文いただいた品物は○○でよろしかったでしょうか」と訊いたら「間違い」なのか?
 文法的には何も問題がない言い回しがヘンになるのは、使い方が不適切だから。
 状況も説明せずに「正しい」も「間違っている」もないだろうに。
【関連トピ紹介】33──「よろしかったでしょうか?」考
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=67762668

 よく指摘されるのは、注文された品をすべて出しおえた直後の言葉。
「ご注文の品は以上でよろしかったでしょうか」
 そもそもこんなことを言う必要性があるのか、という問題がある。どうしても「これで全部(追加注文しやがれ)」と言いたいのなら、「ご注文の品は以上でございます」くらいじゃないかな。
「ご注文の品は以上でよろしいでしょうか」って、そんなことを客が確認しなければいけないの? 厳密に言えば、相当押しつけがましい。過去形でも現在形でも無礼だと思うよ。

 今回問題にしているのは、どうも違うらしい。そこがハッキリしないってどういう記事なんだ?
 おそらく会計のときだろうが、「商品は、こちらでよろしいでしょうか?」と確認するらしい。それはたしかに「商品は、こちらでよろしかったでしょうか?」よりはマシだけど、相当押しつけがましいよ。そんなに客の選択に難癖つけたいのかな。
 どうしても何か言うなら「こちらでございますね。(ありがとうございます)」くらいでは。

 まあ、この問題はまだマシ。
〈接客業を中心に、ついうっかり間違って使っている言葉〉って、こんなありふれたことをなんの工夫もなく書くんじゃない。これも使い方しだいだと思うよ。しかもさぁ。

〈正:「私としては、こちらの商品がよろしいと思います」〉……それが接客業の言葉にふさわしいのかな。仮に客に意見を求められた場合でも、「私としては、」はやめたほうがいいと思うなぁ。

〈(2)~系 〉。
 おおーい。どこに「系」が出てくるんだよ。

〈正:「1万円お預かりいたします」〉……フーン。1万円ちょうどの場合もそれでいいの?
507)突然ですが問題です【日本語編52】──~{を/から}いただきます ~{を/から}お預かりします【解答?編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1741558019&owner_id=5019671

〈以下の5つのポイントが有効〉……間違ってはいないけどさ。
〈1、新聞を読む(日経・朝日等)〉……その「等」はなんなの? ネット版のスポーツ新聞も一応新聞ですけど。
〈3、略語を発しない 〉……「発しない」って(笑)。じゃあ、「セクハラ」も「コンビニ」も「デパート」もアレもコレもダメなので。「合コン」を略さずに言ってみて。そんなのケースバイケースに決まってるでしょ。
〈5、接続語をあまり使用せずに話す 〉……できるものならやってもらおうか。ところで、接続詞と接続語ってどう違うの。「ビジネス会話ではクッション語をうまく使いましょう」なんて話もよく目にしますが。

 最後のまとめの文はなんなのよ。
 これだけ中身のないまとめも珍しい。こういのは削除してみてはいかがだろうか。


【ネタ元】教えて!goo ウォッチ
https://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry/aaed40a89f7859ff57002ed27650ac3f
==============引用開始
知らずに使っている間違った日本語

 仕事をしていて日本語の難しさを実感することはないだろうか。一見聞こえはいい言葉も実は二重敬語で、うっかりビジネスマナーに欠ける言葉使いをしてしまっている人も少なくないだろう。例えばよく耳にする「よろしかったでしょうか」という言葉。「おしトピ by 教えて!goo」でも様々な意見が寄せられている。

「『よろしかったでしょうか』は正しい日本語?」
http://oshiete.goo.ne.jp/oshitopi/order/detail/6845

■正しい?正しくない?

「よろしいでしょうか?が正解だと思う!」(まいまいまいまいさん)、「お店でよく聞くけど違和感が残る言葉」(じゃがたさん)、「正しくはないと思う。でも、店員さんに言われると『はい』と返事している自分がいる」(にゃんこせんせいさん)と、間違いという意見が多く集まった。

ただ、なかには「正しくない。でも気持ちは通じている。丁寧に言おうとしてるんだもの…(以下略)」(Daisy67さん)、「間違いだけど、今後も生活に馴染んでいくならそれが正しい日本語と認めていいと思う。言葉は変わっていくものだから」(タタミちゃん)と、フォローする意見も。

■「よろしかったでしょうか」は正しい日本語?

実際のところ、「よろしかったでしょうか」は正しい日本語なのだろうか。34年間ファッション業界に携わり、人事担当者として様々な職種の採用を行ってきた転職コンサルタント・竹間克比佐さんに、その真意について伺ってみた。

「よろしかったは過去形です。こちらでよろしいでしょうか?の現在形でなければおかしいです」(竹間克比佐さん)

それでも仕事をしていると、間違って敬語を使っていることも少なくない。「よろしかったでしょうか」以外にも接客業を中心に、ついうっかり間違って使っている言葉がないか教えてもらった。

(1)~的
誤:「私的には、こちらの商品がよろしいと思います」
正:「私としては、こちらの商品がよろしいと思います」

(2)~系
誤:「こちらは、キレイめなデザインで素敵ですよ」
正:「こちらは、上品なデザインで素敵ですよ」

(3)~の方
誤:「商品のほうは、こちらでよろしいですか?」
正:「商品は、こちらでよろしいですか?」

誤:「ご署名のほう、お願い致します」
正:「ご署名をお願い致します」
※方向を表す時のみに使うため、丁寧語ではない。

(4)~から
誤:「1万円からお預かりします」
正:「1万円お預かりいたします」

■正しい日本語を使うために

こうした言葉使いは普段の行いが出やすいものだ。正しい日本語を使うために、日頃からできることはないだろうか。竹間さんにアドバイスを伺ったところ、どうやら以下の5つのポイントが有効のようだ。

1、新聞を読む(日経・朝日等)
2、朝7時、夜7時、夜9時のNHKのニュース(アナウンサーの話)を聞く
3、略語を発しない
4、です・ます調で話す
5、接続語をあまり使用せずに話す

キレイな日本語を使うと人柄もよく見える。日本語の乱れが問題になっている昨今、活字離れも深刻だ。仕事、恋愛……と少しでも自分をよく見せたい時は、正しい日本語が使えているかどうか意識してみてはいかがだろうか。

■専門家プロフィール:転職コンサルタント 竹間克比佐さん
成城大学卒。34年間ファッションビジネス一筋。BarneysJapan ,GucciGroupJapan(現ケリング・ジャパン)等で人事管理職を歴任。2005年9月独立、「自己実現」を目指す方々の人材紹介事業、「販売職」と言う専門職の地位の向上をめざし、「顧客開発職」=「顧客満足職」=「販売職」と心に決め、指導育成事業を経営。現場で働く方々に光を与えたい。その人たちの「働き甲斐・やりがい」の為に自分が寄与できることを目標に生きる専門家。現在は、立教大学でもLuxury businessの深さを伝える講義などをしている。

柚木深つばさ
==============引用終了

知らずに使っている間違った日本語
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=116&from=diary&id=3313235


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突然ですが問題です【日本語編218】──抜群 圧倒的 ずば抜けてetc.……ほめ言葉の迷宮?

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mixi日記2015年02月日から
mixi日記2015年03月13日から
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【問題】
【問1】
 下記のなかで不自然な表現をあげなさい。
1)双璧のバカ
2)屈指のバカ
3)指折りのバカ
4)圧巻のバカ
5)圧倒的なバカ
6)抜群にバカ
7)ずば抜けてバカ
8)非常にバカ
9)とんでもなくバカ

【問2】
 不自然な理由を説明しなさい。

【問3】
 不自然な表現・不自然ではない表現の類似例をあげなさい。



【問2】
 詳しくは下記をご参照ください。
【抜群 圧倒的 ずば抜けてetc.……──ほめ言葉の迷宮〈3〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3229.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1939158898&owner_id=5019671

●「価値が高い」的な意味合いの言葉は×
1)双璧のバカ
2)屈指のバカ
3)指折りのバカ

●「他を圧する」的な意味合いの言葉は×
4)圧巻のバカ
5)圧倒的なバカ
6)抜群にバカ
7)ずば抜けてバカ

 8)が微妙な理由は難問。一般的にはアリかもしれない。
 なんか異和感があるのは、「非常に」というかための言葉と「バカ」という軽めの言葉の相性が悪いのかも。
「非常に愚か」「非常に愚鈍」あたりならOKの気がする。
 バカと相性が悪くない軽めの言葉もアリだろう。
 ありえないくらい/信じられないくらい/珍しいほどの/メチャクチャetc.……


【問3】
「とても」は△。「非常に」と同様の印象なのかもしれない。
 これが「とっても」なら、軽くなるのでOK。
「断然」に異和感があるのは〈「他を圧する」的な意味合い〉なのかもしれない。
「全然バカ」は「バカ」が否定的な言葉なので、「全然ダメ」と同様に○になってもおかしくない。個人的には強い異和感がある。







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助詞の話 「ニ」か「ガ」か

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
 下記の仲間でもある。
【助詞に関する話】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3159.html

 テーマサイトは下記。
この文章の【に】の使い方
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8939886.html
==============引用開始
皆さん、こんにちは、
初めまして、日本語を勉強しているスペイン人です。
この文章の「に」の使い方はよく分かりません。
「子供【に】分かるように、優しい言葉で話してください」。
なぜ【に】ですか?【に】の代わりに【が】を使ったら、 
「子供【が】分かるように、優しい言葉で話してください」。意味は同じじゃないのですか?
違いがあるはずですが、私には分かりません。
よろしくお願いします。
==============引用終了

 大前提として、助詞の話はむずかしい(泣)。
 日本語学習者に説明するなら、「意味は同じ」でいいと思う。

 これを厳密に考えると、かなりむずかしい話になる。
 別の言葉なんだから、厳密に考えれば違うのかもしれない。
 でも、当方はそんな微妙な違いを突き詰める気はない。とくに日本語学習者や日本語初心者に説明するときには。

 まず、「ニ」の働き(辞書の全文は末尾に)。
〈6 動作・作用の行われる対象・相手を表す。「人―よくかみつく犬」「友人―伝える」〉と考えるのが無難だろうか。
「分かるように」(「優しい言葉」でも同様)に重点を置くと、ガやデモに近づく気がする。「話してください」に重点を置くと、ニでないと不自然に感じる気がする。このあたりはさほど大きな問題ではないので、こだわる気はない。

 先行コメントのNo.5が興味深い。
〈「子供が分かる」というと、「子供のことが分かる」〉(「分かる」の対象が「子供」)という意味になる……そうかもしれない。そう考えるなら、1)の「ガ」は×になる。

 少し例文を加える。
1)子供{ニ/ガ}分かるように(優しい)言葉で話してください(先生や大人に対して?)
2)先生{ニ/ガ}分かるように事情を話してください(子供に対して)
3)子供{ニ/ガ}遊べる公園をつくる
4)子供{ニ/ガ}読めるひらがなで書いてください
5)子供{ニ/ガ}優しい先生
6)後ろの人{ニ/ガ}聞こえる大きな声で話してください
7)後ろの人{ニ/ガ}読める大きな字で書いてください

 当方の語感だと、1)〜7)のなかで×なのは下記の2つだけ。
×3)子供ニ遊べる公園をつくる
×5)子供ガ優しい先生

 2)をガにしたとき、「先生のことが分かる」より「先生が(事情を)が分かる」(「分かる」の対象が「事情」)と考えるほうが素直では。
 もし1)が自動詞だからガは×だとすると、3)のガが○になる理由がわからなくなる。
 3)はニは×だが、下記だとさほどおかしくない理由はパスしておく。
3)’子供ニ遊べる公園をプレゼントする
4)’’遊べる公園を子供ニつくる

 1)をニにするとNo.2のコメントにあるように「子供という理解能力の低い相手」に対して……というニュアンスなるのだろうか。違いが微妙すぎて当方には判断できない。
 2)の場合は「事情をよく知らない先生」に対して……くらいだろうか。
 3)4)を加味すると、「〜しにくい○○にも可能なように」という意味合いだろう。それは〈ニ+可能形〉でも〈ガ+可能形〉でも、ほぼ同じことでは。
 ガとは違う意味合いをハッキリさせたいなら、「ニモ」や「デモ」(文脈によっては「ニデモ」「(ニ)ダッテ」などもアリ)あたりのほうがふさわしい。これならガと違いが感じられる(単なる主観かもしれないが。詳細はパス)。
 おそらく、「デモ」のほうが意味が強く、一般的に使われる。「子供でもわかることです」の類い。


 と……ここまで書いて気がついた。
 本題とは少し離れるが、今回の{ニ/ガ}はノにできるものがある。 
 これはかの有名な「ガノ交替」の話になる。ノにすることによってニュアンスがどうかわるのか、なんて微妙な話には関知したくない。
 詳しくは下記をご参照ください。
【NHKの天気予報の国語について質問です】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8830248.html

 1)〜7)の例文をノにしてみる。
1)子供ノ分かるように(優しい)言葉で話してください(先生や大人に対して?)
2)先生ノ分かるように事情を話してください(子供に対して)
3)子供ノ遊べる公園をつくる
4)子供ノ読めるひらがなで書いてください
5)子供ノ優しい先生
6)後ろの人ノ聞こえる大きな声で話してください
7)後ろの人ノ読める大きな字で書いてください
 
 2)〜4)はさほど異和感がない。
 5)はガが×なので、ノも×。
 1)6)7)はちょっと不自然。おそらく〈「間に入る語句が多い場合」は「ガ」が自然〉(コメントNo.4から)に関係がある。


https://kotobank.jp/word/に-590835#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
デジタル大辞泉の解説
に[五十音]

[格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。
1 動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時―間に合わせる」「紙上―発表する」
2 人・事物の存在や出現する場所を表す。「庭―池がある」「右―見えるのが国会議事堂です」
3 動作・作用の帰着点・方向を表す。「家―着く」「東―向かう」
4 動作・作用・変化の結果を表す。「危篤―陥る」「水泡―帰する」
5 動作・作用の目的を表す。「見舞い―行く」「迎え―行く」
6 動作・作用の行われる対象・相手を表す。「人―よくかみつく犬」「友人―伝える」
7 動作・作用の原因・理由・きっかけとなるものを示す。…のために。…によって。「あまりのうれしさ―泣き出す」「退職金をもとで―商売を始める」
8 動作・作用の行われ方、その状態のあり方を表す。「直角―交わる」「会わず―帰る」
9 資格を表す。…として。「委員―君を推す」
10 受け身・使役の相手・対象を表す。「犬―かまれた」「巣箱を子供たち―作らせる」
11 比較・割合の基準や、比較の対象を表す。「君―似ている」「一日―三回服用する」
12 (場所を示す用法から転じて、多く「には」の形で)敬意の対象を表す。「博士―は古稀(こき)の祝いを迎えられた」「先生―はいかがお過ごしですか」
13 (動詞・形容詞を重ねて)強意を表す。「騒ぎ―騒ぐ」
14 「思う」「聞く」「見る」「知る」などの動詞に付いて状態・内容を表す。
15 比喩(ひゆ)の意を表す。
==============引用終了

●重言関連の話一覧

7)【重言の話1】(2008年07月30日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-284.html

8)【重言の話2】(2008年11月24日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-58.html

9)【伝言板 板外編4──重言の話3】(2008年11月25日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-59.html

90)【重言の話4(第1稿)】(2009年11月21日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-863.html

162)【重言の話5──「まず第1に」「違和感を感じる」】(2010年04月17日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1176.html

369)読書感想文/『続弾! 問題な日本語』(北原保雄編/大修館書店/2005年11月3日初版第1刷発行)【1】~【3】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1717.html

「英断」のわけはないが、ネットでヨタ情報が飛び交うご時世だからこそ、実名報道が必要

 少年犯罪に対して週刊誌がこういう対応をするようになったのは、いつからだろう。さすがに新聞やテレビはこういうことはしない(現段階では)。
 当初の目的は、「雑誌を売るため」だったはず。「英断」とかバカなことを言ってはいけない。「使命感に燃えたつまらない記事」と「ゲスだけど話題性のある記事」と、どちらを優先するか。
 ただ、現代ではそういう効果はさほど期待できない。発売されたとたん、スキャンデータがネットに出回るので、わざわざ買うまでもない。
 ただ、重要な役割がある気がする。
 週刊誌が書く前から、ネットでは実名も写真も飛び交っている。罪を犯した少年の人となりに関しても、ウンザリするほど情報があふれている。事実がどれくらいあるのかは不明。
 こういう時代だからこそ、(一応)まともなマスコミが、きちんと裏をとった情報を発信するべきだろう。
 昔は「週刊誌の記事なんて……」と信頼しない人も多かった。でも、ネット上のヨタ記事よりはずっとマシだろう。
 そう考えるなら、ホントに「使命感に燃えた記事」なのかも……。

 個人的には、「週刊新潮」の記事掲載の是非を語る気はない。少年法の改正の是非について語る気もない。
 そういうことが得意なかたにお任せする。
 ただ、以前日記に書いたことを繰り返しておく。「報復」を防ぐ策は十分に考慮してほしい。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3238.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1939430560&owner_id=5019671
==============引用開始
「チクられて(告げ口されて)腹が立った」というバカげた理由で残虐な殺人を犯した18歳が諸般の事情で比較的軽い刑になり、刑期を終えたとする。警察で17歳が「18歳の少年が殺した」とゲロッたことを知って、「しかたがない」と許すのだろうか。
 この点に関しては、17歳の供述を公表した警察の罪は重い。それを報道したマスコミも同罪。そんなことを公表することで、捜査が進展することも、犯人の正直な供述につながることも、いっさいないのだから。たんなる興味本位、野次馬的で無責任な行動でしかない。
 さて、再び惨劇が起きたときの責任は誰にあるのだろう。
==============引用終了

【ネタ元】時事通信社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150304-00000125-jij-soci
==============引用開始
18歳少年の実名と写真掲載=中1殺害事件で週刊新潮

 川崎市川崎区の中学1年上村遼太さん(13)殺害事件で、逮捕されたリーダー格の少年(18)の実名と顔写真が、5日発売の「週刊新潮」最新号に掲載されることが4日、分かった。

 記事は「鑑別所でも更生しなかった『18歳主犯』の身上報告」と題し、事件の経緯や少年の家庭環境などを紹介。逮捕された3人のうち、残る2人については実名を伏せ、顔写真もモザイク処理をした上で掲載される。

 週刊新潮編集部は18歳少年の顔写真について、少年自らツイッターに投稿したもので、友人らに本人と確認したと説明。「事件の残虐性と社会に与えた影響の大きさ、少年の経歴などを総合的に勘案し、実名と顔写真を報道しました」としている。 
==============引用終了


■18歳少年の実名と写真掲載=中1殺害事件で週刊新潮
(時事通信社 - 03月04日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3302978

わかってるのかな──軽い刑だと、また惨劇が起こるぞ

 下記の仲間です。
【出版とネットをめぐるあれこれ】
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mixi日記2015年03月02日から

 素朴な疑問なのだが……。
 「チクられて(告げ口されて)腹が立った」というバカげた理由で残虐な殺人を犯した18歳が諸般の事情で比較的軽い刑になり、刑期を終えたとする。警察で17歳が「18歳の少年が殺した」とゲロッたことを知って、「しかたがない」と許すのだろうか。
 この点に関しては、17歳の供述を公表した警察の罪は重い。それを報道したマスコミも同罪。そんなことを公表することで、捜査が進展することも、犯人の正直な供述につながることも、いっさいないのだから。たんなる興味本位、野次馬的で無責任な行動でしかない。
 さて、再び惨劇が起きたときの責任は誰にあるのだろう。

【ネタ元】毎日新聞
==============引用開始
川崎中1殺害:職業不詳の17歳少年も事件関与ほのめかす
毎日新聞 2015年03月02日 13時01分(最終更新 03月02日 13時46分)

 川崎市の多摩川河川敷で中学1年、上村(うえむら)遼太さん(13)が殺害された事件で、逮捕された3人のうちリーダー格の少年(18)が「上村さんを全裸にして川で泳がせた後、カッターナイフで刺した」などと殺害を認める供述を始めたことが、捜査関係者への取材で分かった。自分が暴行したことを告げ口され「腹が立った」と動機を説明、職業不詳の少年(17)も事件への関与をほのめかしているという。ただ、3人の供述には変遷や食い違いが多く、神奈川県警川崎署捜査本部は慎重に聴取を進めている。

 捜査関係者によると、18歳の少年は当初「事件当時は自宅にいた」と説明していたが、その後の調べに「上村さんを裸にして川で泳がせた。川から上がってきた上村さんをカッターで切ったり刺したりした」と供述した。カッターは現場にいた職業不詳の少年から受け取ったという。

 動機については、2月12日に上村さんの知人グループが上村さんへの暴行に抗議するため自宅へ押しかけて来たことを挙げ「チクられて(告げ口されて)腹が立った」と供述している。この時は家族の通報で駆け付けた警察官が、知人グループに帰るよう指導した。

 また、職業不詳の少年も「(逮捕後の調べに)『自分は何もしていない』と話したが、それは『今は思い出せない』ということ」と供述。殺害への関与を認め始めている。
==============引用終了


17歳少年 事件関与ほのめかす
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ちゃんと日本語を使って! 書き手に言いたい(泣)。

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mixi日記2015年03月日から

 毎度のことではあるが、なんでこのレベルの書き手にこういう記事を書かせるのだろう。

〈■語尾が長い 〉の例。
>「私ってぇ、○○じゃないですかぁ~」
 じゃあね。「私って、○○じゃないですか」ならいいの? 語尾とは関係ないでしょ。

>「ですよね~」です。自分の意見をすぐに却下する適当な態度が嫌
 おそらく、書き手の意図は「自分の意見をすぐに翻す」。まず伝わらないだろうな。一般に「却下する」のは「相手の言葉」。しかも、多くは「(目下の)相手の言葉」。

〈■タメ口! 〉
>「了解です!」
「です」がついているので、一応丁寧語ですけど、何か?

>「お客様がげきおこで」
 じゃあ、「お客様がげきおこです」や「お客様がげきおこでございます」ならOKなの? これも「タメ口」ウンヌンの話ではない。

 それとさぁ。いつも思うけど。
>※画像は本文と関係ありません。
 だったら使うな。
 こういうふうに断わらなければならない事情もわからなくはないけど。


【ネタ元】マイナビウーマン
http://woman.mynavi.jp/outline/150301-40/?gaibu=/4535226/166/
==============引用開始
ちゃんと日本語を話して! イラッとする若者言葉「げきおこ」「ヤバイ」

2015年03月01日 18:42 マイナビウーマン

社会人になって若者言葉を使う人をどう思いますか? プライベートならまだしも、仕事中に若者言葉は使ってほしくないですよね。今回は、働く女性に「イラッとする若者言葉」について調査してみました!

■体育会系のノリ?

・「『~っす』。仕事のときに言われると、いい加減に聞こえる」(28歳/医療・福祉/技術職)

・「『~っしょ』。小バカにされているようでイラッとする」(26歳/情報・IT/事務系専門職)

「~っす」ではなく「~です」というきちんとした言葉遣いにしたほうがよさそう。上司に悪い印象を与えかねません。

■「ヤバイ」はNG

・「なんでも「ヤバイ」という言葉」(33歳/不動産/事務系専門職(法務・財務・人事・総務など))

・「『ヤバイ』。なんでもヤバイというので意味がわからない」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)

・「仕事をしているときの『それヤバイ』などの言葉。自分でも言っちゃいそうになるから気をつけているけど、本当に忙しいときに言われるとイラッとするからやめてほしい」(25歳/情報・IT/事務系専門職)

いいときも、悪いときも「ヤバイ」を使っている人をよく目にします。癖になっているのかもしれませんが、仕事中は控えましょう!

■語尾が長い

・「『私ってぇ、○○じゃないですかぁ~』。お前のことなんか知らんわと思う」(23歳/生保・損保/事務系専門職)

・「『○○です~?』という言葉を語尾につける。一度ならいいけれど、連続で使われるとイラッとしてしまう」(25歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「『ですよね~』です。自分の意見をすぐに却下する適当な態度が嫌です」(31歳/ソフトウェア/事務系専門職)

ダラダラと話をしていると、上司もイライラしてしまいます。語尾は短く、はっきりと話すようにしたいですね。

■タメ口!

・「『了解です!』と返事をされること」(31歳/金融・証券/事務系専門職)

・「『げきおこ』。年下の後輩が、『お客様がげきおこで』と報告してきたときにはきちんとした日本語を使ってほしいと思いました」(25歳/情報・IT/営業職)

「げきおこ」には思わず笑ってしまいそう! 普段気をつけていても、とっさの事態に対応できずに失敗することもありそうですね……。

いかがでしたか? わざわざ指摘していなかったとしても、若者言葉にイラッとする人は必ずいます。言葉遣いひとつで印象のよしあしが決まることもあるので、気をつけたいですね。

(マイナビウーマン編集部)

※画像は本文と関係ありません。

※『マイナビウーマン』にて2015年2月にWebアンケート。有効回答数 女性202件(22~34歳の働く女性)。
==============引用終了

ちゃんと日本語を話して! イラッとする若者言葉「げきおこ」「ヤバイ」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=60&from=diary&id=3297465



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2015年02月の朝日新聞から

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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
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mixi日記2015年02月28日から

【索引】
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●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
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【2015年02月】


15-02-01
8日
人気サイトが雪崩をうって参入する超人気ブリのワケ(朝刊27面)
『週刊ポスト』の広告の見出し。なんかものすごく不安定な文だけど、理由は不明。妙に気持ちが悪い(泣)。気になったのは「雪崩をうって参入する」。昔、某業界紙で、社内随一の名文家とされていた人が「雪崩をうって増加する」と書いた。「雪崩をうって」は何かが勢いよく移動するイメージがある。「雪崩をうって撤退する」あたりならフツー。「雪崩をうって増加する」だとどういうイメージなのかわからない。「雪崩をうって参入する」ならアリかな。(←オイ!)


15-02--02
10日
訳ありのメンバーを集めた史上〝最濃〟の格付けがスタートする。(朝刊22面)
 記者不明。テレビ番組(ロンドンハーツ)の紹介記事。なんて読むのか不明。素直に考えれば「さいのう」だけど、「最薄」のパターンにならうなら、「さいこ」?


15-02-03
16日
野生動物の動き、つかめ データ駆使、被害「見える化」(朝刊19面)
 合田禄記者。先月の「15-01-01」に続いての「見える化」。ホントにこんな言葉が一般化してしまうのだろうか。

【ネタ元】朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/DA3S11603996.html
==============引用開始
(科学の扉)野生動物の動き、つかめ データ駆使、被害「見える化」
2015年2月16日05時00分

 森林を荒らすシカ、作物を食べ尽くすサル、里で人を襲うクマ。野生動物による被害が深刻化している。共存するには適切な管理が欠かせないが、野山を動き回る動物たちが、どこに、どのくらいいるかを知るのは難しい。科学的な調査手法で全体像を把握しようとする試みが進んでいる。

【以下会員専用】
==============引用終了


15-02-04
20日
真っ赤なポスターを貼りだした店が目につく。(朝刊1面)
 天声人語。「貼りだした」と「貼った」はどう違いのだろう。おそらく、店頭に目立つように「貼る」ことを「貼りだす」と表現しているのだろう。問題は「貼る」か「張る」か。新聞の一般的なルールだと、「張る」だと思う。まぁ。のりを使って貼付しているなら「貼る」だけど、そんなことしたら後始末が大変(笑)。
【表記の話14──「張る」「貼る」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2814.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906375891&owner_id=5019671

15-02-05
20日
その行動は「爆買(ばくが)い」とも呼ばれる。(朝刊1面)
 天声人語。「15-02-04」の続き。この春節の報道は「爆買い」一色だった感がある。いったい誰が始めたんだろう。テレビでも連呼していた。「爆買」って表記も目にしたけど、さすがに勘弁してほしい。


【ネタ元】
==============引用開始
(天声人語)「春節」商戦はじまる
2015年2月20日05時00分

 真っ赤なポスターを貼りだした店が目につく。「福」という字を上下逆さまに書いてある。福が来るようにとの願いが込められているという。中華圏の旧正月「春節(しゅんせつ)」の休暇が18日に始まり、東京の銀座にはきのうも大勢の観光客が訪れていた▼目抜き通りの大型免税店に入ると、飛び交う中国語に気圧(けお)された。入り口近くに福袋が並ぶ。値札には、かの地で縁起がいいとされる数字の8がずらり。888万8888円もする袋もあった。化粧品売り場も家電製品売り場も盛況だ▼政府の統計によると、日本に来る外国人の中で中国人の買い物代は突出している。最近の数字では1人当たり14万円近い。その行動は「爆買(ばくが)い」とも呼ばれる。2万円台の韓国人や5万円台の台湾人を寄せ付けない▼昨年、訪日外国人が日本に落としたお金は初めて2兆円を超え、過去最高となった。円安などの追い風に加え、隣国の人々の旺盛な購買意欲もあずかって力があったようだ。総額の4分の1強を中国人が使っている▼日本の観光庁のサイトに「『爆買い』はいつまで続くのか?」という記事がある。少し前の内容だが、今も興味深い。一度目は買い物目当てでも、次回もそうとは限らない。再訪では花見や紅葉で四季を感じ、歴史や伝統文化を体験したいといった希望が増える、との分析だ▼使う額は減っても自然や文化に触れ、リピーターになってもらう。現にじっくりと旅を楽しむ訪日客が増えていると聞く。新しい流れも大切にしたい。
==============引用終了


15-02-06(番外編)
19日
 日経の記事が気になった。
 何がなんだかわからない。
 だって、1枚売るごとにJR東には2000円の売り上げがあるんでしょ。
 なんで「売れるほど赤字?」になるの?
 Suicaなどの売り上げをどう分配するのかは当初からの疑問だったけど、売り上げをどこかにプールして、利用金額に応じて分配するのだろうか。だが、その場合は、「スイカは10年間使われなければ失効」の意味がわからない。お手上げ(泣)。

 わからないことでは同様だが、下記のほうがまだ納得できる。
http://www.j-cast.com/2015/02/03226985.html

【ネタ元】日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18H5S_Y5A210C1CC1000/?__from=mixi
==============引用開始
JR記念スイカ499万枚、関係者複雑 売れるほど赤字?
2015/2/19 0:39日本経済新聞 電子版

 昨年末の販売時に混乱した東京駅開業100周年記念のIC乗車券「Suica(スイカ)」について、JR東日本は18日、申込枚数が計約499万枚となったと明らかにした。希望者全員に行き渡る形にしたところ、当初販売計画の300倍を超えた。発送が来春までかかる可能性もある。想定外の“大ヒット”となったものの、関係者の表情は複雑だ。

【以下会員限定】
==============引用終了

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【知る 知らない 知っている 知っていない】日本語〈3〉

 下記の仲間。
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http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671

mixi日記2015年02月日から

 直接的には下記の続きだろうな。
【知る 知らない 知っている 知っていない】日本語〈1〉&〈2〉
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1457.html

 テーマサイトは下記。
【「聞かされていないこと」を表す二字熟語。】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8932031.html
==============引用開始
「聞かされていないこと」を表す二字熟語。

●聞いていないこと
●聞かされていないこと
を表す二字熟語を教えてください。

【補足】
●知らなかった
●知らされていなかった
を表す二字熟語を教えてください。
==============引用終了

〈1〉&〈2〉で主なテーマになっていたのは「知っている」の否定形が「知っていない」ではなく「知らない」になるのはなぜか。
 諸説があるようだが、結論としては〈「知っている」の特殊性〉としか言いようがない。
 今回は「知らない」を表わす二字熟語。「知らされていなかった」「聞いていないこと」「聞かされていないこと」も結果的にはほぼ同じになる。
 パッと浮かぶのは「未知」。これだとニュアンスがちょっと違う。
「無知」だともっと違う。

 いろいろ考えて「初耳」という飛び道具を思いついた。
 結果的にはOKなんだけど、反則に近い。
 でも質問者の伴侶も同じことを考えたらしい。質問者も納得しているようだ。

「反則」と思ったのは、一見まったく違う系列の言葉に見えるから。
 でも、「初耳」ってことは「(それまでは)聞いていない」ことにほかならない。つまりは「知らない」とほぼ同義になる。
「知らない」を表わすほかの二字熟語が見当たらないないのなら、「初耳」でいい気がする。
 聴覚ではなく視覚を重視するなら「初見」なんて言葉あるが、これもちょっと用法が限られる。

 類語辞典も確認したが、適切なものがなさそうなので、「初耳」にしておこう。
http://thesaurus.weblio.jp/content/%E5%88%9D%E8%80%B3 
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