恥知らずが──卵/玉子 河川敷 肉汁
いくらなんでもヒドくないか。これじゃトンデモ本だよ。
ネットのコラムだと、●●が根拠も示さずにこういうホニャララなことを垂れ流している。それをウノミにするほうも●●だからしかたがない。
しかし、一応書籍の形にして流通しているものがこんなことでいいのだろうか。
紹介している例がことごとくホニャララだと、ほかにどんなことが書いてあるか読みたくなる。その意味では記事としては成功か(黒笑)。
そもそもタイトルの『間違いやすい』はやめたほうがよくないか?
紹介文中にも「まちがえやすい」ってあるよね。あえてやってるのかな?
■「花嫁修行」
たしかに一般にはそう使い分けている。でも「花嫁修行」が「間違い」と断定する勇気はない。
少し正確に書こうか。
表記の問題なので、どちらが「正しい」なんてことはない。
一般にはどうしているか、って話。このテのことは国語辞典より用字用語のほうがアテになる。『記者ハンドブック』(共同通信社/第12版)から。
================引用開始
修業〔一般用語。学問・技芸などを修める。「しゅうぎょう」とも〕板前修業、学問の修業、修業証書=しゅうぎょうしょうしょ、花嫁修業、文章修業
修行〔仏法・武道などを修める、巡礼する〕学問の修行〔古風な表現として〕、修行僧、諸国修行、寺で修行する、仏法修行、武者修行
================引用終了
個人的には、「坊主と武者は修行」と考えている。微妙な例はいろいろある。↑にも〈学問の修行〔古風な表現として〕〉とある。
たとえば、相撲部屋の女将さんになるために厳しいしきたりを学ぶのは「花嫁修行」でもいいと思う。まして先代の女将が花田憲子だったりしたら、間違いなく「修行」だろう。(←オイ!)
生臭坊主のバカ息子が跡を次ぐために仏教系の大学に行くのは修行?
■「河川敷」
たしかにWeb辞書には「かせんしき」と出ている。でも連濁で「かせんじき」と読んでは間違いなのかな。
少なくともNHKは許容しているんだけど……。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/186.html
================引用開始
「河川敷」の読みは[カセンシキ]?[カセンジキ]?
2011.09.01
Q ことし7月末に新潟県と福島県を襲った記録的豪雨で、増水した信濃川などの「河川敷」の様子が伝えられていました。この「河川敷」の読み方は、[カセンシキ][カセンジキ]どちらでしょうか。
A 放送では、両方の読み方をしています。
解説
「河川敷」という語は、従来主に「河原(かわら)」と言われていたものが、都市近郊の河川を中心に緑地や運動施設として利用されるようになってきた昭和30年代後半から40年代初めにかけて「河川の敷地」の意味で使われるようになったものとみられます。河川法では「河川管理施設の敷地である土地の区域」などとあるだけで、「河川敷」は法令用語としては使われていません。放送では以前は「原則として『かわら(川原・河原)』」と言いかえることにしていました。しかし、昭和50年代以降「河川敷」という語がかなり一般的に用いられるようになってきたことから、昭和57(1982)年9月の第950回放送用語委員会で「河川敷」について以下の決定をしています。
【決定】 「河川敷」はそのまま使ってよい。
読みは「カセンシキ」「カセンジキ」の両様を認める。
表記は「河川敷」。(特例として送りがなは省く)
放送で[カセンシキ]と[カセンジキ]の両方の読み方をしているのは、次のような事情・理由によるものです。関係の官庁や大学でそれぞれ同じ程度に使われていて、その読み方をしている根拠もあまり明確でなく各分野での慣用に従って読んでいるとみられること。「敷」のつくほかの語の読みについて考えてみても、清濁(シキかジキか)には法則性が認めにくいことなどのためです。
この「河川敷」の読みについて手元にある国語辞書類を調べてみると、多くの辞書が見出し語の読みを「かせんしき」のみ記したり、「かせんしき」に加えて「かせんじき」の読みも付記したりしています。一方、これとは逆に「かせんじき」の読みを先に示して<「かせんしき」とも>と記している辞書があるほか「かせんじき」という読みだけを載せている辞書もあるなど「河川敷」の読み方は分かれています。
参考 「敷」が後に付く語の読み方の例(『NHK日本語発音アクセント辞典 新版』から)
[シキ]と読む語 上
うわ
敷き 座敷 風呂敷 屋敷
[ジキ]と読む語 板敷き 桟敷 下敷き
(『NHK日本語発音アクセント辞典新版』P164、『NHK漢字表記辞典』P94、『NHKことばのハンドブック第2版』P47参照)
================引用終了
■「肉汁」
個人的には「ニクジュウ」だと思う。でも「ニクジル」が間違いという明確な根拠があるなら出してもらおうか。
169 突然ですが問題です【日本語編4】──「汁」の話 解答編
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1464111073&owner_id=5019671
■「卵」と「玉子」
堂々とウソを書くんじゃない。恥知らずが。こういうことを書く●●がいるから俗説が流布する。
>両者には決定的な違いがあります。
>「卵」は調理前で、生まれたままの姿の「たまご」を指し、「玉子」は調理した後のものを指すのです。
辞書やまともな文献で、そんなことが書いてあるものがあるならもってこい!
295)突然ですが問題です【日本語編19】──正油/醤油 玉子/卵──【解答?編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1576134622&owner_id=5019671
【追記】
NHKは「卵焼き」を使うそうです。そりゃそうでしょ。「玉子焼き」にする理由はないから。「間違い」ではないけどね。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/109.html
================引用開始
卵焼き? 玉子焼き?
2007.07.01
Q 字幕スーパーとして出す場合、「卵焼き」と「玉子焼き」のどちらを使えばよいのでしょうか。
A 放送では「卵焼き」という漢字表記をおすすめしています。
解説
放送で「たまご」を漢字で書く場合には、「卵」とするように統一しています。「玉子」と書いても誰でも読めるではないか、という意見もあろうかと思います。ただ、このように1つの単語に複数の漢字表記を認める場合(同語異表記)には、原則として「こういう場合には『卵』を使い、こういう場合には『玉子』を使う」というようなことをきちんと説明できなければならないことになっているのです。たとえば、「とり」は現在「鳥」とも「鶏」とも書けますが、これは「鳥類全般の場合には『鳥』、ニワトリに限った場合には『鶏』」というように区別することが可能だから、「同語異表記」が容認されているのです。
ただし、将来は「玉子」という表記を部分的に認めてゆくことがあるかもしれません。街中を歩いて観察してみると、「玉子丼」はあっても「卵丼」は見当たりません。想像ですが、調理前のものは「卵」、きちんと火が通ったものは「玉子」というような使い分けがあるような気がしています。
NHK放送文化研究所では、「たまご」の漢字表記についてウェブ上でアンケートをおこないました(2007年2月~3月、1343人回答)。「生たまご・たまご焼き」を漢字でどう書くかを尋ねたものです。
まず全体として一番多かったのが「生卵・玉子焼き」(55%)というように「卵」と「玉子」とを使い分けるという回答で、2番目が「生卵・卵焼き」(31%)でした。この「使い分ける」という回答の傾向は、男性(61%)のほうが女性(50%)よりも強いようです。
また、この「使い分ける」という回答は若い年代になるほど多くなっています。今後、主流になっていく可能性もあります。
「卵」と「玉子」とを使い分けることになった場合、どの程度火を通せば「玉子」になるのか、「半熟たまご」「たまごとじ」はどう書いたらよいのか、といったことについても考えなければならなくなってきます。少なくともしばらくは、使い分けが簡単ではないのでどのような場合でも「卵」と書くのがよい、ということになりますが、各種実地(実食)調査も含め今後とも検討を続けてゆきます。
================引用終了
【ネタ元】新刊JP
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「卵」と「玉子」の違い、わかりますか?
私たち日本人にとって「漢字」はなじみが深いもの。それ故に、まちがった使い方をしていてもなかなか気づかないことも意外と多いのです。
たとえば、女性が結婚生活に必要な技能を習得する「花嫁修行」という言葉がありますが、この漢字もまちがっています。一体どこがまちがっているのかわかりますか?
今回は『コミックエッセイ 意外に知らない けっこう間違いやすい漢字』(卯月啓子/原案、うだひろえ/画、アスコム/刊)から、日本人がついまちがって使ってしまっている漢字をいくつか紹介します。
■「花嫁修行」なんてものは存在しません
「修行」とは、悟りをめざして心身浄化を習い修めること、仏道に努めることを指します。
対して、花嫁が結婚してから困らないための技能を身につけたり、板前が料理の腕を磨いたりするのは「修業」です。
これを踏まえると、私たちが行う「しゅぎょう」の大部分は「修業」だといえそうですね。このことを意識するだけで、「しゅぎょう」の漢字を書き間違えることも減りそうです。
■「河川敷」の読み方は「かせんじき」ではありません
治水工事が施された河川の中で、普段水が流れていない平坦な土地のことを「河川敷」といいますが、多くの人が「かせんじき」とまちがえて読んでしまっています。
「河川敷」は、正しくは「かせんしき」です。
それから、「肉汁」を「にくじる」と読んでいませんか? 実はこれ、正解は「にくじゅう」です。
「出汁」(だし)、「灰汁」(あく)などもまちがった読まれ方をすることが多いようですので、これを機に正しい読み方を知っておきましょう。
■「卵」と「玉子」は同じようで別物です
「卵」も「玉子」も、「たまご」と読むため、つい混同して使ってしまいそうになりますが、両者には決定的な違いがあります。
「卵」は調理前で、生まれたままの姿の「たまご」を指し、「玉子」は調理した後のものを指すのです。
これに倣うと「生たまご」は「卵」、「厚焼きたまご」は「玉子」ということになります。
本書を読むと、普段いかに自分が漢字をまちがって使っていたかを痛感するに違いありません。
今回紹介したものは本書で取り上げられている内容のごく一部。他にもまちがえやすい漢字や、漢字にまつわる知られざる豆知識が本書には網羅されていますので、人前で恥をかかないように、正しい知識・使い方を今のうちに覚えておきましょう。
(新刊JP編集部)
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「卵」と「玉子」の違い、わかりますか?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=2359462
恥知らずが──卵/玉子〈2〉──全方位毒吐き38相当
下記の続きでもあるんだろうなぁ……。
【記事もホニャララだけど、ニュース日記もヘニャララすぎる】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1841384273&owner_id=5019671
【引用厳禁 完全毒日記──全方位毒吐き36 水を飲ませるのはむずかしい】※公開制限あり
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1843071076&owner_id=5019671
例によってニュース日記がヒドい。
困ったことに、「これはいいことを教えてもらった」という人が多い。こうして●●が増殖する。
ネット検索すると、もう手遅れって気もする。
イチバン情けない気持ちになったのは下記(以下、リンク先の全文は末尾に)。
【1】【卵と玉子の違い】
http://goodboone.com/izime/life777/post-198.html
〈「たまご」を生物学的な意味で表す場合は「卵」と表記し、調理用(食用)の「たまご」は「玉子」と表記〉と断定しているが、根拠はいっさい示していない。示しようがない、という説もある。
よくわからないのは、〈調理用とは決めていない状態では、「ニワトリの卵」「魚の卵」「ヘビの卵」と表記〉って部分。つまり、「調理用」と決めたとたん(「調理したとたん」ではなく)、「ニワトリの玉子」「魚の玉子」「ヘビの玉子」になるらしい。黒魔術に近い。説明を読むと、そのことには言及せずに、「ニワトリのタマゴ」の話をしている。いったい何が書きたいのだろう。
後半は語源の話。語源の話はあとで信頼できるサイトを紹介するけど、そういう話と表記の問題は分けて考えたほうがいい。ほんの少~し関係ある気もするけどさ。
いろいろタメになるのは下記。ただし肝心なところが違う。
【2】【『「卵と玉子」の違いについて』】 ※リンク切れ
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/breaktime/untiku/110222.html
〈鶏の卵の中で食材に使う卵=玉子(あて字)〉ではなく、「鶏の卵の中で食材に使う卵」に限って、「玉子」と書いてもいい、ってこと。だから「卵」と書いてもいい。
国語辞典を見ても、用字用語集を見てもそう書いてある。
鶏限定なんだろうか。「鶉のタマゴ」「駝鳥のタマゴ」をどう表記するのかは微妙だと思う。鶏の卵を使うと玉子焼きで、駝鳥の卵を使うと卵焼き……は無理があるだろ。
「有精卵」と「無精卵」で表記をかえる……勝手にしてくれよ。
ついでに書くと、〈生きているものは「うお」であり、料理されているものは「さかな」と呼びます〉って根拠は何? 海や川にいるのは、「うお」であって、「さかな」ではないんだ。料理されたものは「うお」でも「ぎょ」でもなく「さかな」なんだ。
知らなかった。そうすると「活魚料理」ってなんて読むのかな。
珍説の宝庫は下記。
【3】【ニワトリのたまご、「卵」と「玉子」の違いは何?】 ※リンク切れ
http://homepage2.nifty.com/osiete/seito107.htm
こういう回答をする人は、主観以外に何か根拠あるのだろうか。ひとつだけリンクが張られているけど、そのタイトルは信頼度高そうだな。しかもリンクが切れてる(泣)。
で、ニュース日記にはどんなことが書いてあるか。
●仏門発祥説 「お寺」では「卵」を口にできないので、「玉子」と呼んだのが始まり。「酒」を「般若湯」と呼ぶのと同様。
あのー。「当寺では仏の教えに従って卵は食べません。玉子ならいただきます」って、隠語にもゴマカシにもなってないんですけど。食事の記録に「卵」を残さないため? それだったら、もっとわかりにくい別の呼称を考えるでしょうが。
●殻があるかないかで決まる 殻に入っているときは「卵」で、食べるために割ったら「玉子」。
フーン。じゃあ「ゆで卵」は殻をむいた段階で「ゆで玉子」になるのかな。
●食べることを前提に割ったら「玉子」
ヘー。じゃあ、何も考えずに割ったら表記できないのね。割ったら血が混じっていたから捨てたら、卵がいったん玉子になって卵として捨てられるのね。知らんわ。
●生は卵、調理したら玉子
ホー。TKGでも食べようか。卵を割ってご飯にかけただけだと、生卵なんだろうな。卵かけご飯か。
醤油や味の素を入れてかき混ぜると、それは調理と言えなくはないから玉子かけご飯なんだろうな。
じゃあ、ご飯にかけた生卵が、ご飯の熱で半熟状になってきたら、それは加熱されたから「玉子化」してるんだろうな。
知らんわ。
で、少しまともなこと(なんつー上から目線)を書いている日記に、下記のコメントを放り込んだ。
================================
ニュースから失礼します。
>「卵」は調理前で、生まれたままの姿の「たまご」を指し、「玉子」は調理した後のものを指すのです。
↑よくある俗説です。こんなことを書いている辞書は見たことがありません。
ウカツに口にすると恥をかきますよ。
詳しくは下記をご参照ください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=58332210&comm_id=1736067
================引用開始
こう書くと、わかる人はわかるみたい。わからん人はオネオネと……またこれが。
語源的には下記参照。
【語源由来辞典】
http://gogen-allguide.com/ta/tamago.html
これをひいて、元々は「かいご」だから「卵」も当て字、と主張している人もいる。それを「当て字」と言ってしまうと、収拾がつかなくなるような……。
しかもね。いま問題にしているには、「かいご」を漢字で書くと……って話じゃないの。「タマゴ」をどう表記するかって話なの。
この問題に関しては、文化庁編集『言葉に関する問答集 総集編』が詳しいらしい。ただ、引用している人のほかの回答を見ると、どこまでが引用なのか、作文なのか、ヘニャララなのかわからないので、なんとも言えない。
【ヘニャララ回答】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1278151262
※原典との違いがわかる例
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14104514704
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1194937816
■Wikipediaから
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B5
【1】【卵と玉子の違い】
http://goodboone.com/izime/life777/post-198.html
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卵と玉子の違い
卵と玉子の違いは、色んなところで論じられていますが、「卵」のルーツには、いくつかの説があります。しかし、現在一般的な使い分けとして、「たまご」を生物学的な意味で表す場合は「卵」と表記し、調理用(食用)の「たまご」は「玉子」と表記しています。
例えば、調理用とは決めていない状態では、「ニワトリの卵」「魚の卵」「ヘビの卵」と表記します。しかし、ニワトリの卵を調理用(食用)とした場合は、「卵焼き」とは表記せず「玉子焼き」と表記します。
この調理用(食用)とする定義は、人間が食する場合にのみ当てはまります。ヘビが他の動物の「たまご」を食べるときは、その「たまご」は食用であるのですが、「ヘビが玉子を食べる」とは表記せず「ヘビが卵を食べる」と表記します。
なお、「玉子」の語源は、室町時代に一部の地域で「たまご」の形が球状であることから「玉の子」とし「たまご」と呼ばれるようになり、それが江戸時代に一般的に使われ出したという説が一番有力であるとされています。
「たまご」と呼ばれる以前は、「殻(かひ)の子」という意味で「かひご」と呼ばれていました。その「かひご」の漢字に用いられたのが「卵」や「卵子」です。このように、当初は「かひご」と呼ばれていたのですが、「かひご」から「たまご」に呼び方が変わったため、「卵」も「たまご」と呼ぶようになりました。ちなみに、「たまご」と呼ぶ前の「卵」は「かひ」と呼んでいました。
================引用終了
【2】【『「卵と玉子」の違いについて』】
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/breaktime/untiku/110222.html
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『「卵と玉子」の違いについて』
日本語には同じように使い、読みも同じだけど、漢字が違うという言葉がいくつかあります。今回は「卵と玉子」の違いについて取り上げました。
卵と玉子の違いとは?
「たまご」は漢字で「卵」とも「玉子」とも書きますが、どう違うのでしょうか?
明確な基準はないそうですが、一般的に、生物学的な意味での「たまご」=卵、食材としての「たまご」=玉子という使い分けがされているようです。
つまり、ちゃんと子孫を残すのため孵って(孵化して)育つことを前提としたものは「卵」で、魚や虫や蛙等のたまごも「卵」と書きます。
それに対して、食用を目的とした「たまご」は「玉子」になるそうです。更に、玉子は(ほとんどの場合)鶏(にわとり)の「たまご」をさします(例えば食用でもウズラは玉子ではなく卵です)。
ここで定義の上で微妙なのは鶏の有精卵です。これは雛(ひよこ)に孵(かえ)るから当然「卵」ですが、料理に使えば「玉子」になります。食用に大量に生産している無精卵(八百屋スーパーなどで安売りしているやつ)は最初から料理用だから「玉子」ですね。
おじさんのまとめ的定義
卵は生物一般のいわゆる子供(子孫)のできる素(母体動物の生殖器内に生じる生殖細胞)です。
(専門的に言うと、卵とは未分化な生命元素であり、将来複数回の分化を経て、ある生物体を為すものである)
玉子とは生物の卵のなかの鶏(にわとり)の卵であり、且つ料理に使うものをいう。
生物の卵>鶏の卵>鶏の卵の中で食材に使う卵=玉子(あて字)
玉子はあて字らしいですが、その語源は
「玉」は宝石のようにすぐれて美しい、丸いものの意味。目玉、玉の肌などの玉で、丸くて価値のあるのが玉です。「子」は子どもの子で合わせて「玉子」となります。
また、タは「妙なる」で価値の高いもの、マは「丸」、コは「愛称」という説もあります。
余談
寿司(鮨)屋などでは玉子を略してギョク(玉の音読み)といったりします。
(おじさんには縁のない世界の話ですが、)花柳界で「半玉」(ハンギョク)といえば一人前の芸者さんになる前の見習さんのことで、半人前の意味だそうです。人間も玉子のように丸みが出てこそ、価値があるということのようです。
半玉についてもう少しうんちくを
半玉は関東の言い方で関西(京都)では舞妓さんの事、一人前の芸妓(げいこ)さんになる前の見習いさん(関東では芸者さん、京都では芸妓さん)。
半玉という名の由来は未だ半人前で玉代(芸者さんをお座敷に呼ぶ時の料金)が半分しかもらえないから、そう呼ばれたのだそうです。
異説紹介 屁理屈的違いや大喜利的回答など
玉子は女の子の名前にもなるが、卵はならない??(^o^)(座布団持っていけ!)
鶏の「タマゴ」のうち雛(ひよこ)に孵るのが卵、孵らないのが玉子。
(これはかなり正しい、無精卵は玉子、有精卵でも料理したら雛には孵らないから玉子でいい。ただし有精卵を親鳥が巣から落として割った時、雛は孵らないので玉子か?いや違う)
生の時は卵で、(食べるために)割ると玉子になる。
(これだとゆで卵の説明が?…イヤ、ゆで卵も食べるためには割るから玉子でいいか。座布団あげてもいい)
「卵」は、生で、生きている状態(受精卵も含む)で、「玉子」は加工などして、もとの状態とは違ったものを言う(玉子料理等)。
これも余談
同じような使い分けで、「魚」があります。生きているものは「うお」であり、料理されているものは「さかな」と呼びます。ですから、正式に言うと「魚釣り」の場合、「さかなつり」ではなく、「うおつり」と読むのが正しいことになります。
================引用終了
mixiの日記へのコメントで教えてもらった。「うお」と「さかな」の使い分けの話は地域によってはあるそうです。
【3】のリンク先のアーカイブ
http://web.archive.org/web/20020222231020/http://www.foods.co.jp/egg/qa_05.html
================引用開始
卵」と「玉子」漢字はどちらが正しいのでしょうか?
国語の問題になるが、たまごを漢字で表すとき「卵」と書く場合と「玉子」と書く場合があるが、みんなはどのように使い分けておるかのう?一般に「卵」という文字を使うときは生物の卵としてのたまごを表すときじゃ。「玉子」は、もともと江戸時代に紐に通した玉飾りの玉を呼んだことが始まりのようじゃ。「玉子」の文字は料理の名前等、生物の卵としてではないときに用いることが多いようじゃの。しかし、明確な基準はなさそうじゃ。
================引用終了
ネットのコラムだと、●●が根拠も示さずにこういうホニャララなことを垂れ流している。それをウノミにするほうも●●だからしかたがない。
しかし、一応書籍の形にして流通しているものがこんなことでいいのだろうか。
紹介している例がことごとくホニャララだと、ほかにどんなことが書いてあるか読みたくなる。その意味では記事としては成功か(黒笑)。
そもそもタイトルの『間違いやすい』はやめたほうがよくないか?
紹介文中にも「まちがえやすい」ってあるよね。あえてやってるのかな?
■「花嫁修行」
たしかに一般にはそう使い分けている。でも「花嫁修行」が「間違い」と断定する勇気はない。
少し正確に書こうか。
表記の問題なので、どちらが「正しい」なんてことはない。
一般にはどうしているか、って話。このテのことは国語辞典より用字用語のほうがアテになる。『記者ハンドブック』(共同通信社/第12版)から。
================引用開始
修業〔一般用語。学問・技芸などを修める。「しゅうぎょう」とも〕板前修業、学問の修業、修業証書=しゅうぎょうしょうしょ、花嫁修業、文章修業
修行〔仏法・武道などを修める、巡礼する〕学問の修行〔古風な表現として〕、修行僧、諸国修行、寺で修行する、仏法修行、武者修行
================引用終了
個人的には、「坊主と武者は修行」と考えている。微妙な例はいろいろある。↑にも〈学問の修行〔古風な表現として〕〉とある。
たとえば、相撲部屋の女将さんになるために厳しいしきたりを学ぶのは「花嫁修行」でもいいと思う。まして先代の女将が花田憲子だったりしたら、間違いなく「修行」だろう。(←オイ!)
生臭坊主のバカ息子が跡を次ぐために仏教系の大学に行くのは修行?
■「河川敷」
たしかにWeb辞書には「かせんしき」と出ている。でも連濁で「かせんじき」と読んでは間違いなのかな。
少なくともNHKは許容しているんだけど……。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/186.html
================引用開始
「河川敷」の読みは[カセンシキ]?[カセンジキ]?
2011.09.01
Q ことし7月末に新潟県と福島県を襲った記録的豪雨で、増水した信濃川などの「河川敷」の様子が伝えられていました。この「河川敷」の読み方は、[カセンシキ][カセンジキ]どちらでしょうか。
A 放送では、両方の読み方をしています。
解説
「河川敷」という語は、従来主に「河原(かわら)」と言われていたものが、都市近郊の河川を中心に緑地や運動施設として利用されるようになってきた昭和30年代後半から40年代初めにかけて「河川の敷地」の意味で使われるようになったものとみられます。河川法では「河川管理施設の敷地である土地の区域」などとあるだけで、「河川敷」は法令用語としては使われていません。放送では以前は「原則として『かわら(川原・河原)』」と言いかえることにしていました。しかし、昭和50年代以降「河川敷」という語がかなり一般的に用いられるようになってきたことから、昭和57(1982)年9月の第950回放送用語委員会で「河川敷」について以下の決定をしています。
【決定】 「河川敷」はそのまま使ってよい。
読みは「カセンシキ」「カセンジキ」の両様を認める。
表記は「河川敷」。(特例として送りがなは省く)
放送で[カセンシキ]と[カセンジキ]の両方の読み方をしているのは、次のような事情・理由によるものです。関係の官庁や大学でそれぞれ同じ程度に使われていて、その読み方をしている根拠もあまり明確でなく各分野での慣用に従って読んでいるとみられること。「敷」のつくほかの語の読みについて考えてみても、清濁(シキかジキか)には法則性が認めにくいことなどのためです。
この「河川敷」の読みについて手元にある国語辞書類を調べてみると、多くの辞書が見出し語の読みを「かせんしき」のみ記したり、「かせんしき」に加えて「かせんじき」の読みも付記したりしています。一方、これとは逆に「かせんじき」の読みを先に示して<「かせんしき」とも>と記している辞書があるほか「かせんじき」という読みだけを載せている辞書もあるなど「河川敷」の読み方は分かれています。
参考 「敷」が後に付く語の読み方の例(『NHK日本語発音アクセント辞典 新版』から)
[シキ]と読む語 上
うわ
敷き 座敷 風呂敷 屋敷
[ジキ]と読む語 板敷き 桟敷 下敷き
(『NHK日本語発音アクセント辞典新版』P164、『NHK漢字表記辞典』P94、『NHKことばのハンドブック第2版』P47参照)
================引用終了
■「肉汁」
個人的には「ニクジュウ」だと思う。でも「ニクジル」が間違いという明確な根拠があるなら出してもらおうか。
169 突然ですが問題です【日本語編4】──「汁」の話 解答編
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1464111073&owner_id=5019671
■「卵」と「玉子」
堂々とウソを書くんじゃない。恥知らずが。こういうことを書く●●がいるから俗説が流布する。
>両者には決定的な違いがあります。
>「卵」は調理前で、生まれたままの姿の「たまご」を指し、「玉子」は調理した後のものを指すのです。
辞書やまともな文献で、そんなことが書いてあるものがあるならもってこい!
295)突然ですが問題です【日本語編19】──正油/醤油 玉子/卵──【解答?編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1576134622&owner_id=5019671
【追記】
NHKは「卵焼き」を使うそうです。そりゃそうでしょ。「玉子焼き」にする理由はないから。「間違い」ではないけどね。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/109.html
================引用開始
卵焼き? 玉子焼き?
2007.07.01
Q 字幕スーパーとして出す場合、「卵焼き」と「玉子焼き」のどちらを使えばよいのでしょうか。
A 放送では「卵焼き」という漢字表記をおすすめしています。
解説
放送で「たまご」を漢字で書く場合には、「卵」とするように統一しています。「玉子」と書いても誰でも読めるではないか、という意見もあろうかと思います。ただ、このように1つの単語に複数の漢字表記を認める場合(同語異表記)には、原則として「こういう場合には『卵』を使い、こういう場合には『玉子』を使う」というようなことをきちんと説明できなければならないことになっているのです。たとえば、「とり」は現在「鳥」とも「鶏」とも書けますが、これは「鳥類全般の場合には『鳥』、ニワトリに限った場合には『鶏』」というように区別することが可能だから、「同語異表記」が容認されているのです。
ただし、将来は「玉子」という表記を部分的に認めてゆくことがあるかもしれません。街中を歩いて観察してみると、「玉子丼」はあっても「卵丼」は見当たりません。想像ですが、調理前のものは「卵」、きちんと火が通ったものは「玉子」というような使い分けがあるような気がしています。
NHK放送文化研究所では、「たまご」の漢字表記についてウェブ上でアンケートをおこないました(2007年2月~3月、1343人回答)。「生たまご・たまご焼き」を漢字でどう書くかを尋ねたものです。
まず全体として一番多かったのが「生卵・玉子焼き」(55%)というように「卵」と「玉子」とを使い分けるという回答で、2番目が「生卵・卵焼き」(31%)でした。この「使い分ける」という回答の傾向は、男性(61%)のほうが女性(50%)よりも強いようです。
また、この「使い分ける」という回答は若い年代になるほど多くなっています。今後、主流になっていく可能性もあります。
「卵」と「玉子」とを使い分けることになった場合、どの程度火を通せば「玉子」になるのか、「半熟たまご」「たまごとじ」はどう書いたらよいのか、といったことについても考えなければならなくなってきます。少なくともしばらくは、使い分けが簡単ではないのでどのような場合でも「卵」と書くのがよい、ということになりますが、各種実地(実食)調査も含め今後とも検討を続けてゆきます。
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【ネタ元】新刊JP
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「卵」と「玉子」の違い、わかりますか?
私たち日本人にとって「漢字」はなじみが深いもの。それ故に、まちがった使い方をしていてもなかなか気づかないことも意外と多いのです。
たとえば、女性が結婚生活に必要な技能を習得する「花嫁修行」という言葉がありますが、この漢字もまちがっています。一体どこがまちがっているのかわかりますか?
今回は『コミックエッセイ 意外に知らない けっこう間違いやすい漢字』(卯月啓子/原案、うだひろえ/画、アスコム/刊)から、日本人がついまちがって使ってしまっている漢字をいくつか紹介します。
■「花嫁修行」なんてものは存在しません
「修行」とは、悟りをめざして心身浄化を習い修めること、仏道に努めることを指します。
対して、花嫁が結婚してから困らないための技能を身につけたり、板前が料理の腕を磨いたりするのは「修業」です。
これを踏まえると、私たちが行う「しゅぎょう」の大部分は「修業」だといえそうですね。このことを意識するだけで、「しゅぎょう」の漢字を書き間違えることも減りそうです。
■「河川敷」の読み方は「かせんじき」ではありません
治水工事が施された河川の中で、普段水が流れていない平坦な土地のことを「河川敷」といいますが、多くの人が「かせんじき」とまちがえて読んでしまっています。
「河川敷」は、正しくは「かせんしき」です。
それから、「肉汁」を「にくじる」と読んでいませんか? 実はこれ、正解は「にくじゅう」です。
「出汁」(だし)、「灰汁」(あく)などもまちがった読まれ方をすることが多いようですので、これを機に正しい読み方を知っておきましょう。
■「卵」と「玉子」は同じようで別物です
「卵」も「玉子」も、「たまご」と読むため、つい混同して使ってしまいそうになりますが、両者には決定的な違いがあります。
「卵」は調理前で、生まれたままの姿の「たまご」を指し、「玉子」は調理した後のものを指すのです。
これに倣うと「生たまご」は「卵」、「厚焼きたまご」は「玉子」ということになります。
本書を読むと、普段いかに自分が漢字をまちがって使っていたかを痛感するに違いありません。
今回紹介したものは本書で取り上げられている内容のごく一部。他にもまちがえやすい漢字や、漢字にまつわる知られざる豆知識が本書には網羅されていますので、人前で恥をかかないように、正しい知識・使い方を今のうちに覚えておきましょう。
(新刊JP編集部)
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「卵」と「玉子」の違い、わかりますか?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=2359462
恥知らずが──卵/玉子〈2〉──全方位毒吐き38相当
下記の続きでもあるんだろうなぁ……。
【記事もホニャララだけど、ニュース日記もヘニャララすぎる】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1841384273&owner_id=5019671
【引用厳禁 完全毒日記──全方位毒吐き36 水を飲ませるのはむずかしい】※公開制限あり
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1843071076&owner_id=5019671
例によってニュース日記がヒドい。
困ったことに、「これはいいことを教えてもらった」という人が多い。こうして●●が増殖する。
ネット検索すると、もう手遅れって気もする。
イチバン情けない気持ちになったのは下記(以下、リンク先の全文は末尾に)。
【1】【卵と玉子の違い】
http://goodboone.com/izime/life777/post-198.html
〈「たまご」を生物学的な意味で表す場合は「卵」と表記し、調理用(食用)の「たまご」は「玉子」と表記〉と断定しているが、根拠はいっさい示していない。示しようがない、という説もある。
よくわからないのは、〈調理用とは決めていない状態では、「ニワトリの卵」「魚の卵」「ヘビの卵」と表記〉って部分。つまり、「調理用」と決めたとたん(「調理したとたん」ではなく)、「ニワトリの玉子」「魚の玉子」「ヘビの玉子」になるらしい。黒魔術に近い。説明を読むと、そのことには言及せずに、「ニワトリのタマゴ」の話をしている。いったい何が書きたいのだろう。
後半は語源の話。語源の話はあとで信頼できるサイトを紹介するけど、そういう話と表記の問題は分けて考えたほうがいい。ほんの少~し関係ある気もするけどさ。
いろいろタメになるのは下記。ただし肝心なところが違う。
【2】【『「卵と玉子」の違いについて』】 ※リンク切れ
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/breaktime/untiku/110222.html
〈鶏の卵の中で食材に使う卵=玉子(あて字)〉ではなく、「鶏の卵の中で食材に使う卵」に限って、「玉子」と書いてもいい、ってこと。だから「卵」と書いてもいい。
国語辞典を見ても、用字用語集を見てもそう書いてある。
鶏限定なんだろうか。「鶉のタマゴ」「駝鳥のタマゴ」をどう表記するのかは微妙だと思う。鶏の卵を使うと玉子焼きで、駝鳥の卵を使うと卵焼き……は無理があるだろ。
「有精卵」と「無精卵」で表記をかえる……勝手にしてくれよ。
ついでに書くと、〈生きているものは「うお」であり、料理されているものは「さかな」と呼びます〉って根拠は何? 海や川にいるのは、「うお」であって、「さかな」ではないんだ。料理されたものは「うお」でも「ぎょ」でもなく「さかな」なんだ。
知らなかった。そうすると「活魚料理」ってなんて読むのかな。
珍説の宝庫は下記。
【3】【ニワトリのたまご、「卵」と「玉子」の違いは何?】 ※リンク切れ
http://homepage2.nifty.com/osiete/seito107.htm
こういう回答をする人は、主観以外に何か根拠あるのだろうか。ひとつだけリンクが張られているけど、そのタイトルは信頼度高そうだな。しかもリンクが切れてる(泣)。
で、ニュース日記にはどんなことが書いてあるか。
●仏門発祥説 「お寺」では「卵」を口にできないので、「玉子」と呼んだのが始まり。「酒」を「般若湯」と呼ぶのと同様。
あのー。「当寺では仏の教えに従って卵は食べません。玉子ならいただきます」って、隠語にもゴマカシにもなってないんですけど。食事の記録に「卵」を残さないため? それだったら、もっとわかりにくい別の呼称を考えるでしょうが。
●殻があるかないかで決まる 殻に入っているときは「卵」で、食べるために割ったら「玉子」。
フーン。じゃあ「ゆで卵」は殻をむいた段階で「ゆで玉子」になるのかな。
●食べることを前提に割ったら「玉子」
ヘー。じゃあ、何も考えずに割ったら表記できないのね。割ったら血が混じっていたから捨てたら、卵がいったん玉子になって卵として捨てられるのね。知らんわ。
●生は卵、調理したら玉子
ホー。TKGでも食べようか。卵を割ってご飯にかけただけだと、生卵なんだろうな。卵かけご飯か。
醤油や味の素を入れてかき混ぜると、それは調理と言えなくはないから玉子かけご飯なんだろうな。
じゃあ、ご飯にかけた生卵が、ご飯の熱で半熟状になってきたら、それは加熱されたから「玉子化」してるんだろうな。
知らんわ。
で、少しまともなこと(なんつー上から目線)を書いている日記に、下記のコメントを放り込んだ。
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ニュースから失礼します。
>「卵」は調理前で、生まれたままの姿の「たまご」を指し、「玉子」は調理した後のものを指すのです。
↑よくある俗説です。こんなことを書いている辞書は見たことがありません。
ウカツに口にすると恥をかきますよ。
詳しくは下記をご参照ください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=58332210&comm_id=1736067
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こう書くと、わかる人はわかるみたい。わからん人はオネオネと……またこれが。
語源的には下記参照。
【語源由来辞典】
http://gogen-allguide.com/ta/tamago.html
これをひいて、元々は「かいご」だから「卵」も当て字、と主張している人もいる。それを「当て字」と言ってしまうと、収拾がつかなくなるような……。
しかもね。いま問題にしているには、「かいご」を漢字で書くと……って話じゃないの。「タマゴ」をどう表記するかって話なの。
この問題に関しては、文化庁編集『言葉に関する問答集 総集編』が詳しいらしい。ただ、引用している人のほかの回答を見ると、どこまでが引用なのか、作文なのか、ヘニャララなのかわからないので、なんとも言えない。
【ヘニャララ回答】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1278151262
※原典との違いがわかる例
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14104514704
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1194937816
■Wikipediaから
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B5
【1】【卵と玉子の違い】
http://goodboone.com/izime/life777/post-198.html
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卵と玉子の違い
卵と玉子の違いは、色んなところで論じられていますが、「卵」のルーツには、いくつかの説があります。しかし、現在一般的な使い分けとして、「たまご」を生物学的な意味で表す場合は「卵」と表記し、調理用(食用)の「たまご」は「玉子」と表記しています。
例えば、調理用とは決めていない状態では、「ニワトリの卵」「魚の卵」「ヘビの卵」と表記します。しかし、ニワトリの卵を調理用(食用)とした場合は、「卵焼き」とは表記せず「玉子焼き」と表記します。
この調理用(食用)とする定義は、人間が食する場合にのみ当てはまります。ヘビが他の動物の「たまご」を食べるときは、その「たまご」は食用であるのですが、「ヘビが玉子を食べる」とは表記せず「ヘビが卵を食べる」と表記します。
なお、「玉子」の語源は、室町時代に一部の地域で「たまご」の形が球状であることから「玉の子」とし「たまご」と呼ばれるようになり、それが江戸時代に一般的に使われ出したという説が一番有力であるとされています。
「たまご」と呼ばれる以前は、「殻(かひ)の子」という意味で「かひご」と呼ばれていました。その「かひご」の漢字に用いられたのが「卵」や「卵子」です。このように、当初は「かひご」と呼ばれていたのですが、「かひご」から「たまご」に呼び方が変わったため、「卵」も「たまご」と呼ぶようになりました。ちなみに、「たまご」と呼ぶ前の「卵」は「かひ」と呼んでいました。
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【2】【『「卵と玉子」の違いについて』】
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/breaktime/untiku/110222.html
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『「卵と玉子」の違いについて』
日本語には同じように使い、読みも同じだけど、漢字が違うという言葉がいくつかあります。今回は「卵と玉子」の違いについて取り上げました。
卵と玉子の違いとは?
「たまご」は漢字で「卵」とも「玉子」とも書きますが、どう違うのでしょうか?
明確な基準はないそうですが、一般的に、生物学的な意味での「たまご」=卵、食材としての「たまご」=玉子という使い分けがされているようです。
つまり、ちゃんと子孫を残すのため孵って(孵化して)育つことを前提としたものは「卵」で、魚や虫や蛙等のたまごも「卵」と書きます。
それに対して、食用を目的とした「たまご」は「玉子」になるそうです。更に、玉子は(ほとんどの場合)鶏(にわとり)の「たまご」をさします(例えば食用でもウズラは玉子ではなく卵です)。
ここで定義の上で微妙なのは鶏の有精卵です。これは雛(ひよこ)に孵(かえ)るから当然「卵」ですが、料理に使えば「玉子」になります。食用に大量に生産している無精卵(八百屋スーパーなどで安売りしているやつ)は最初から料理用だから「玉子」ですね。
おじさんのまとめ的定義
卵は生物一般のいわゆる子供(子孫)のできる素(母体動物の生殖器内に生じる生殖細胞)です。
(専門的に言うと、卵とは未分化な生命元素であり、将来複数回の分化を経て、ある生物体を為すものである)
玉子とは生物の卵のなかの鶏(にわとり)の卵であり、且つ料理に使うものをいう。
生物の卵>鶏の卵>鶏の卵の中で食材に使う卵=玉子(あて字)
玉子はあて字らしいですが、その語源は
「玉」は宝石のようにすぐれて美しい、丸いものの意味。目玉、玉の肌などの玉で、丸くて価値のあるのが玉です。「子」は子どもの子で合わせて「玉子」となります。
また、タは「妙なる」で価値の高いもの、マは「丸」、コは「愛称」という説もあります。
余談
寿司(鮨)屋などでは玉子を略してギョク(玉の音読み)といったりします。
(おじさんには縁のない世界の話ですが、)花柳界で「半玉」(ハンギョク)といえば一人前の芸者さんになる前の見習さんのことで、半人前の意味だそうです。人間も玉子のように丸みが出てこそ、価値があるということのようです。
半玉についてもう少しうんちくを
半玉は関東の言い方で関西(京都)では舞妓さんの事、一人前の芸妓(げいこ)さんになる前の見習いさん(関東では芸者さん、京都では芸妓さん)。
半玉という名の由来は未だ半人前で玉代(芸者さんをお座敷に呼ぶ時の料金)が半分しかもらえないから、そう呼ばれたのだそうです。
異説紹介 屁理屈的違いや大喜利的回答など
玉子は女の子の名前にもなるが、卵はならない??(^o^)(座布団持っていけ!)
鶏の「タマゴ」のうち雛(ひよこ)に孵るのが卵、孵らないのが玉子。
(これはかなり正しい、無精卵は玉子、有精卵でも料理したら雛には孵らないから玉子でいい。ただし有精卵を親鳥が巣から落として割った時、雛は孵らないので玉子か?いや違う)
生の時は卵で、(食べるために)割ると玉子になる。
(これだとゆで卵の説明が?…イヤ、ゆで卵も食べるためには割るから玉子でいいか。座布団あげてもいい)
「卵」は、生で、生きている状態(受精卵も含む)で、「玉子」は加工などして、もとの状態とは違ったものを言う(玉子料理等)。
これも余談
同じような使い分けで、「魚」があります。生きているものは「うお」であり、料理されているものは「さかな」と呼びます。ですから、正式に言うと「魚釣り」の場合、「さかなつり」ではなく、「うおつり」と読むのが正しいことになります。
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mixiの日記へのコメントで教えてもらった。「うお」と「さかな」の使い分けの話は地域によってはあるそうです。
【3】のリンク先のアーカイブ
http://web.archive.org/web/20020222231020/http://www.foods.co.jp/egg/qa_05.html
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卵」と「玉子」漢字はどちらが正しいのでしょうか?
国語の問題になるが、たまごを漢字で表すとき「卵」と書く場合と「玉子」と書く場合があるが、みんなはどのように使い分けておるかのう?一般に「卵」という文字を使うときは生物の卵としてのたまごを表すときじゃ。「玉子」は、もともと江戸時代に紐に通した玉飾りの玉を呼んだことが始まりのようじゃ。「玉子」の文字は料理の名前等、生物の卵としてではないときに用いることが多いようじゃの。しかし、明確な基準はなさそうじゃ。
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