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ネット上の著作権について9 『わかりやすい論⽂の書き⽅』のケース

 下記の仲間です。
【出版とネットをめぐるあれこれ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-468.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1234202257&owner_id=5019671

【ネット上の著作権について1】(2008年09月24日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-481.html

【ネット上の著作権について2】(2008年09月26日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-482.html

【ネット上の著作権について3】(2008年09月29日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-485.html

【ネット上の著作権について4】  
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3191.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=5019671&id=1937336842

【ネット上の著作権について5】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3190.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1937302386&owner_id=5019671
 
【ネット上の著作権について6】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3192.html  
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1937429400&owner_id=5019671

【ネット上の著作権について7】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3193.html 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1937456649&owner_id=5019671

【ネット上の著作権について8】  
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3194.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1937485896&owner_id=5019671

【ネット上の著作権について9 『わかりやすい論⽂の書き⽅』のケース】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3202.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1937839115&owner_id=5019671  

mixi日記2015年01月20日から

 下記の続き。
【引用のご作法29 『わかりやすい論⽂の書き⽅』】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1937231574&owner_id=5019671

 ネット上の著作権について書いてきた。
 当方は画像関係の著作権についてはよくわかっていない。厳密に考えるとネット上の情報のかなりの割合がアウトになると思う。SNSの投稿も危ういものが多い。
 テキスト関係の著作権に関しては一応知っているつもりだった。だが、少し前にあることを知って、自信がなくなっている。
 あまりの動揺で、相当乱暴なことも書いてしまった。
 申し訳ない。
 お詫びするとともに、あらためて書いておく。

 某所で、句読点の打ち方に関する文献について質問してみた。
 紹介されたもののひとつに下記があった。
『わかりやすい論⽂の書き⽅』
http://panoramic-view.info/pdf/Stylebook.pdf

 文章のスタイルブックで、10年前から改定されつづけている。
 この「4.1 修飾の順序」「4.2句読点のうち方」が本多勝一に著作からの引用らしい。A4と思われるpdfで丸2ページ分くらいある。
「らしい」としか言えないのは、『日本語の作文技術 新装版』(講談社)からの引用と書かれているからだ。同書は2005年の発行なので、それ以前はどうなっていたのかはわからない。
 当方は同書を読んでいない。親本と言える『日本語の作文技術』(朝日文庫)、その簡略版ともいえる『わかりやすい日本語の作文技術』(オークラ出版)は読んだ。後者を読んだときの失望感があまりに大きく、後追いの書籍を手にする気になれなかった。
 ではなぜ、「4.1 修飾の順序」「4.2句読点のうち方」が引用とわかるかというと、内容が『日本語の作文技術』と酷似しているから。
 このあたりは、『日本語の作文技術』を読んだことのある人ならすぐにわかる。
 論旨はもちろん、例文までほとんど引用している。違いがある部分が、『日本語の作文技術 新装版』でどうなっているのかは確認していない。
「引用」と断わりさえすればこういうことが許されるとしたら、当方の常識は覆される。
「この冊子の全体から見れば半分以下の引用」と言えるのなら、以前書いたように、3冊以上の書籍を丸写し、1冊からの引用が半分以下ならOKということになる。そんなバカな(泣)。
 大学関係者がこういうことをしているということは、昨今はこういうのも許容範囲なのかもしれない。

 まあ、無料で配布している(あるいはネットで公開している)ものだから……と大目に見ることはできなくはない(本当はダメだと思うが)。
 このスタイルブックにはKindle版もあるらしい。
http://amazon.jp/o/asin/B00EB8DDMO/nobu8aoki‐22/
 どの程度「修正・加筆」しているのかは知る由もない。
 買ってみようかとも思ったが、Kindle版で 972円って、かなり高くないか?

●句読点の打ち方/句読点の付け方に関しては下記参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3138.html


【20150330追記】
 3月15日に改訂版が出たらしい。
「4.1 修飾の順序」「4.2句読点のうち方」の見慣れた例文はすべて差し替えられ、自前の例文になったようだ。
 最初からこういう形なら、妙なインネンをつけられることもなかったのに。
 めでたし、めでたし。
〈版元と筆者から特別な許可を得ている〉ことはなかったのだろう。
 すでに出回ったものがどうなるのかは知らない。
 そんなことにまで関わる気はない。あとは講談社と話し合ってほしい。
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引用のご作法67 駅へは約10キロメートルのコウテイだ。

 何年も前から同様のことを繰り返しているらしい。
 ホニャララ回答。
【駅へは約10キロメートルのコウテイだ。】
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1081463435
===========引用開始
kai********さん 2018/7/2819:24:16
この場合の「コウテイ」は、「行程」と書きます。


[ご参考]国語辞典によれば、
工程
◆三省堂国語辞典(第7版)「[工程](名)①〈仕事/工事〉のはかどりぐあい。②工事などを進めていく手順・段階」
◆明鏡国語辞典(第2版)「【工程】〔名〕作業を進めていく順序・過程。また、その進行の程度。『自動車の製造―』『―管理』」
◆広辞苑(第6版)「【工程】①作業の手順。またその進み具合。②生産過程を多くの段階に分けて分業を行う際の、それぞれの加工段階」
行程
◆三省堂国語辞典(第7版)「[行程](名)①みちのり。『三日の―』②旅行の日程。『東京、横浜を回る―』」
◆明鏡国語辞典(第2版)「【行程】①目的地までの道のり。②旅行などの日程。『無理のない―を組む』③ピストンなどの往復距離。ストローク」
◆岩波国語辞典(第7版)「【行程】①足や車で行く距離。みちのり。『一日の―』②旅行などの日程。③ピストンが端から端まで動く距離」
などという様子で、地点の移動の長さや順序、すなわち旅行などの日程や予定を表しています。 
===========引用終了

 フツーの人がやったのなら、複数の辞書をひいたマジメな回答って可能性もある。でも、ネットに転がっていないような辞書の記述をこんなに揃えるのは、フツーの人にはむずかしいだろうね。
 パクリの常習犯がやると、下記からもってきたのでは……という疑惑も生じる。
 だって、このかたの回答の半分くらいは出典を示したツギハギ。そうでない場合はやらかしているんだから。
 やはり下記からのコピペだろう。

【毎日ことば 「工程表」と「行程表」 どこが違うのか】
http://www.mainichi-kotoba.jp/2015/01/blog-post_3.html
===========引用開始
まず「工程」で代表的なものを引いてみます。

◆三省堂国語辞典(第7版)「[工程](名)①〈仕事/工事〉のはかどりぐあい。②工事などを進めていく手順・段階」

◆明鏡国語辞典(第2版)「【工程】〔名〕作業を進めていく順序・過程。また、その進行の程度。『自動車の製造―』『―管理』」

◆広辞苑(第6版)「【工程】①作業の手順。またその進み具合。②生産過程を多くの段階に分けて分業を行う際の、それぞれの加工段階」

(略)

次に「行程」のほうは

◆三省堂国語辞典(第7版)「[行程](名)①みちのり。『三日の―』②旅行の日程。『東京、横浜を回る―』」

◆明鏡国語辞典(第2版)「【行程】①目的地までの道のり。②旅行などの日程。『無理のない―を組む』③ピストンなどの往復距離。ストローク」

◆岩波国語辞典(第7版)「【行程】①足や車で行く距離。みちのり。『一日の―』②旅行などの日程。③ピストンが端から端まで動く距離」

などという様子で、地点の移動の長さや順序、すなわち旅行などの日程や予定を表しています。また、内燃機関の作動距離も意味していますので、非常に動的なニュアンスを持っている言葉と言えるでしょう。
===========引用終了

引用のご作法66 鬼籍に入る

 匠の技だなぁ。
 まず、辞書の一部を引用する。
 ついでに、辞書の別の記述を、あたかも自分の言葉のように書きかえる。これでパクリではないと言い張るつもりなんだろうか。かわった感性の人だ。
 おそらく、剽窃、パクリと「引用」「要約」がどう違うのかまったくわかっていないのだろう。
 
 ホニャララ回答から抜粋。
【鬼籍に入る を辞書でひくと「入る」はイルで】
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14191099684
===========引用開始
kai********さん 2018/5/3017:46:42
>鬼籍に入る を辞書でひくと「入る」はイルであってハイルと読んではいけないと書いてあります。

➡現代語では「はいる」と読むのが一般的ですが、「いる」という読み方は、文語的な言い方です。
しかし、古くから広く世間で使われている慣用句には、今でも文語のままの読みをするものがいくつかあり、「鬼籍に入る」もその一つです。
「気にいる」「堂にいる」「有卦 (うけ) にいる」など慣用的な表現では現在でも多く「いる」と読まれています。

デジタル大辞泉
鬼籍(きせき)に入(い)・る:死んで鬼籍に名を記入される。死亡する。
[補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
大辞林 第三版
きせきにいる【鬼籍に入る】:死んで過去帳に記入される。死亡する。

「常用漢字表」には「入る」=「はいる」の音訓が掲げられているとおり、「読んではいけない」のではなく、習慣的に用いられている読み方なのです。
===========引用終了

 盗んでいるのは下記の部分。
〈「気にいる」「堂にいる」「有卦 (うけ) にいる」など慣用的な表現では現在でも多く「いる」と読まれています。〉
 ほかにも辞書の記述を書き換えているとしか思えない箇所がある。パクルならもっと地味なものを狙えばいいのに。

【ネタ元】
https://kotobank.jp/word/%E5%85%A5%E3%82%8B-436522
===========引用開始
デジタル大辞泉の解説

い・る【入る】

[動ラ下二]「い(入)れる」の文語形。
[補説]1は文語的な言い方で、現代語ではふつう「はいる」を用いる。しかし、「気にいる」「堂にいる」「有卦(うけ)にいる」など慣用的な表現の中では現在でも多く用いられる。 
===========引用終了

引用のご作法65 わかる

 こんな簡単な用例くらい自分で考えないかなー。
 ほかのところもどっかから持ってきてるんだろうな。
 なんで「話し」になる(笑)。
 ほかの部分もどこからか持ってきているんだろう。
 

 ホニャララ回答。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14184008409
===========引用開始
kai********さん 2017/12/3015:08:37
③分かる...正しく判断するだけでなく、相手の気持ちなどを察して意に添うようにする場合にも使う。
.......例:「お父さんは話が分かる」「わけが分からない」「しゃれの分かる人」
............「事情が分かる」「消息が分かる」「話しが分かる」 
===========引用終了

【ネタ元】
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1248678842
===========引用開始
「分かる」・・事情が分かる、消息が分かる、話が分かる、一般的にこれです
===========引用終了

https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/3237/meaning/m0u/
===========引用開始
【2】「理解」「分かる」は、正しく判断するだけでなく、相手の気持ちなどを察して意に添うようにする場合にも使う。「分かる」の方が口語的。 
===========引用終了

引用のご作法64 てにをは

 あるかたの複アカって噂を聞いたことがある。
 こういうのを見ると、やはりご本尊と同一人物って気がする。
 前半はパクリ、後半は辞書の引用……ご本人のお考えは?

 ホニャララ回答。
【てにをはの質問です。】
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11183936986
===========引用開始
rawasaganopaさん 2017/12/3017:26:30
「を」は働きかけの対象(支配される対象・影響を被る対象)、「に」は密着の対象を表します。

「犬が犯人の腕【に】噛み付く」の「噛み付く」は、「付く」が付いていることで、噛んで対象に密着するニュアンスがありますので、密着の対象を表す「に」が使われます。

「犬が犯人【を】噛む」の「噛む」は、影響を受ける対象を受けますので、働きかけの対象(影響を被る対象)を表す「を」が使われます。
===========引用終了

【ネタ元】
https://www.lang.nagoya-u.ac.jp/nichigen/0-kyouiku/seminar/pdf/020-1.pdf
===========引用開始
⇒「を」は働きかけの対象(支配される対象・影響を被る対象)、「に」は密着の対象
===========引用終了

引用のご作法63 「内容が内容だけに」

 あるときは辞書から盗み、あるときは他人のブログからいただき、またあるときはほかの質問板からくすねる。
 なんでもありなんだな。

【ホニャララ】
【「内容が内容だけに」はどういう意味ですかどんな時使いますか?】
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12188603002
===========引用開始
kai********さん 2018/4/616:17:06
語句を反復させることで、数量・程度などを強調する用法があります。
....例:かわるがわる=「繰り返し何度も」/歩きに歩いた=「沢山歩いた」
名詞を反復する用法も同じく強調の意図があります。
....例:「彼も彼なら、あなたもあなたね」
........ 彼とあなたの行動や発言を取り上げ、驚きや呆れを強調する場面で使います。

名詞の反復による「強調」の用法で、「内容」を重複することで、その「内容」が重要なことを強調する表現になります。

「~が~だけに」
「~」の部分に同じ言葉が入り「~」が強調されます。「~が~であるので」と同じ。
後に続く文(カッコ内)の理由や原因を相手に推察してもらうために使われます。

年齢が年齢だけに(無理をしないで下さい)……高年齢で体力も衰えているので
事情が事情だけに(仕方がありません)…………普通ではない何か特殊な事情があって
相手が相手だけに(大変です)……………………良くも悪くも特殊なひとだから
病気が病気だけに(治療が困難です)……………難しい病気なので

(森友の交渉経過の文書は)内容が内容だけに(国会に提出できない) 
===========引用終了

【ネタ元】
【「事が事ですので」について】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3900978.html
===========引用開始
No.1ベストアンサー
回答者: Parismadam 回答日時:2008/03/28 02:10
はじめまして。

この「こと」は以下の2つの用法が考えられます。

1.「こと」が「あるできごと、仕業、それに関する事情」を指す場合:

(1)別の言葉で言い換えれば、「事情」になります。

(2)つまり、ご質問にある語句は
「事情が事情ですので」
「事情が事情だけに」
と同じ意味になります。

2.「こと」が「言語で表すところの存在・内容」を指す場合:

(1)別の言葉で言い換えれば、「内容」になります。

(2)つまり、ご質問にある語句は
「内容が内容ですので」
「内容が内容だけに」
と同じ意味になります。

3.どちらも「事情」「内容」を重複させることで、その「事情」「内容」が重要なことを強調する表現になります。

4.日本語では語句を反復させることで、数・量・程度などを強調する用法があります。
例:
かわるがわる=「繰り返し何度も」
歩きに歩いた=「沢山歩いた」

5.名詞を反復する用法も同じく強調の用法があります。
例:
「彼も彼なら、あなたもあなたね」
彼とあなたの行動や発言を取り上げ、驚きや呆れを強調する場面で使います。

6.以上から、以下のようにまとめられます。

(1)「こと」は「事情」「内容」の意味が考えられる。
(2)名詞の反復で、「強調」の用法がある。
(3)ここでは「事情」「内容」の重要性を強調した表現である。

となります。
以上ご参考までに。 
===========引用終了

引用のご作法62 教えてくださり 教えていただき

 ホニャララ回答から抜粋。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10164871490
===========引用開始
したがって目上の者(父)から目下の者(私)に物が手渡される場合、渡す側の目上の者(父)に視点をおけばその人物(父)を尊敬する「(父が私に)くださる」が使われ(尊敬語)、受け取る側の目下の者(私)に視点をおけばその人物(私)を低める「(私が父に)いただく」が使われます(謙譲語)。
間接的に敬意をあらわす謙譲語よりも、直接敬意を表す尊敬語のほうが、自然な表現なのです。

ただし、相手の意志ではなく、自分(私)の都合で相手が行動するような場合は「~くださる」は使えません。
「くれる」は相手の意志で行動することですが、相手は別に来たいわけではないが来ざるえないだけで、私(店)の意志で相手が来ることになるから「もらう」がふさわしい。
○返すときは店まで来てもらうことになるよ。(いただく)
×返すときは店まで来てくれることになるよ。(くださる)
○商品返品の際は、ご来店いただくことになります。(もらう)
×商品返品の際は、ご来店くださることになります。(くれる)
===========引用終了

【ネタ元】
【「~くださいまして」と「~いただきまして」はどう違う?】
https://www.alc.co.jp/jpn/article/faq/05/141.html
===========引用開始
 したがって目上の者(A)から目下の者(B)に物が手渡される場合、渡す側の目上の者(A)に視点をおけばその人物(A)を尊敬する「(AがBに)くださる」が使われ(尊敬語)、受け取る側の目下の者(B)に視点をおけばその人物(B)を低める「(BがAに)いただく」が使われます(謙譲語)。

 「~くださる」と「~いただく」は物の授受から、より抽象的な受益に転じた表現ですが、この場合も同じことが言えます。たとえば「ご来店くださいまして」ならば来店者を直接敬っているのに対し、「ご来店いただきまして」は来店される側を低めることで間接的に来店者を敬っています。実際の使用ではどちらも同じように用いられ、違いを特に意識して使い分けられてはいないようですが、実際に耳にすると先に見た視点の違いから来る微妙な語感の違いが感じられます。すなわち被尊敬者に視点のある「~くださる」は被尊敬者への敬意が強く感じられるのに対し、受益者に視点のある「~いただく」は受益者の側の感謝の意が強く感じられます。

 また「もらう」と「くれる」の使い分けと同様、相手自身の意志ではなく、依頼した結果相手が行動する場合は「~くださる」は使えません。

  ○返すときは店まで来てもらうことになるよ。
  ×返すときは店まで来てくれることになるよ。
  ○商品返品の際はご来店いただくことになります。
  ×商品返品の際はご来店くださることになります。
 ===========引用終了

引用のご作法61 直喩 隠喩

 ホニャララ回答。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11176755336
===========引用開始
kaijin21_1さん 2017/7/2015:36:37
「直喩」
比喩であることを明示する指標をともなっているために、かなり自由で創造的な表現が可能になる。

「暗喩」
直喩とちがって、比喩であることを明示する指標をもっていないため、文脈その他によって、聞き手に、それが比喩であることを悟らせなければ、意味が通じなくなる。
===========引用終了

 たったこれだけの文章もホニャララしてるんだろな、とちょっと調べて腰が砕けた。
 おそらくネタ元は下記。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/quizinn/text/retlink.htm
===========引用開始
直喩(ちょく‐ゆ)(明喩)

ある物事Xを表現するのに、それとは別の物事Yとの間に類似性を見いだし、「XはYのようだ」のような形であらわす比喩。XとYを結びつけることばとしては、「ような(だ)」以外に、「みたいな」「そっくりだ」「思わせる」などが使われる。この型の比喩の特徴としては、比喩であることを明示する指標をともなっているために、かなり自由で創造的な表現が可能になるということである。

隠喩(いん‐ゆ)(暗喩)

ある物事 X を表現するのに、それと類似した別の物事 Y を代わりに用いる比喩。直喩とちがって、比喩であることを明示する指標をもっていないため、文脈その他によって、聞き手に、それが比喩であることを悟らせなければ、意味が通じなくなる。
===========引用終了

 マイナーなサイトだからバレないと思ったのだろうか。
 でもこれも有名なネタ元がある。となると、責任があるのは『官能小説用語表現辞典』なの? これたしか本棚にあったはずで……。
 おかしくなっているのはネットの世界だけではない?
 もう何がなんだか。

https://www.sanseido.biz/main/words/hyakka/rheto/03.aspx#one
===========引用開始
直喩(ちょく‐ゆ)(明喩)
 ある物事Xを表現するのに、それとは別の物事Yとの間に類似性を見いだし、「XはYのようだ」のような形であらわす比喩。XとYを結びつけることばとしては、「ような(だ)」以外に、「みたいな」「そっくりだ」「思わせる」などが使われる。この型の比喩の特徴としては、比喩であることを明示する指標をともなっているために、かなり自由で創造的な表現が可能になるということである。〈最後に会った時、彼はまるで狡猾(こう‐かつ)な猿のようにひどく赤茶けて縮んでいた。〉(村上春樹『風の歌を聴け』)
隠喩(いん‐ゆ)(暗喩)
 ある物事 X を表現するのに、それと類似した別の物事 Y を代わりに用いる比喩。直喩とちがって、比喩であることを明示する指標をもっていないため、文脈その他によって、聞き手に、それが比喩であることを悟らせなければ、意味が通じなくなる。例えば、〈私は、昔、文学青年であるとともに、音楽青年でもあつた。文学熱の方が高まつて来て、鋸(のこぎり)の目立ての方を断念した後は、……〉(小林秀雄「ヴァイオリニスト」)という文章の場合は、ヴァイオリンについて述べてきた文章に続くものであるから、「鋸の目立て」という隠喩は有効に機能する。しかし、これをいきなり「私は、昔、鋸の目立てを少々やつたことがある。」などと書いたら、読者は完全に誤解する。
 なお、隠喩が引き延ばされて語句より大きい単位となったものを諷喩(ふう‐ゆ)と呼ぶことがある。「ことわざ」や「寓話(ぐう‐わ)(譬(たと)え話)」などはその一種である。
===========引用終了
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