尽くまじ 尽きまじ マジ?

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html

mixi2010年05月11日アップ。

 直接的には下記の仲間。
21)【朝日新聞から番外編?──tobirisuのdomisu】(2008年11月16日)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-292.html

 バックアップ用のブログに下記のコメントをもらった。
【世に誤用の種は尽きまじ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html
================================
「尽きまじ」も誤用では
「まじ」は終止形接続の助動詞ですから、本来は「尽くまじ」が正しいのではないかと考えます。戦前の本を読んでいたら「尽くまじ」と出てきたので気がつきました。ただし、「尽きまじ」がかなり一般化しているようなので、今日的用法としては誤用と言い切れるのかどうか、難しいところかも知れません。
================================

 ブログにもらうこのテのコメントって単なるインネンのことが多い。(←オイ!)
 だってホントにそんなのばっかりなんだもん(泣)。
 ただ、このコメントはきわめて常識的だし、指摘も正しい気がしたので調べてみた。

■Web辞書(『大辞泉』から)※一部を抜粋(重言)。
================================
まじ
[助動][まじから|まじく・まじかり|まじ|まじき・まじかる|まじけれ|○]《上代語「ましじ」の音変化》活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用語には連体形に付く。
1 打消しの推量の意を表す。…ないだろう。…ないに違いない。
(以下略)
================================

 どう見ても「終止形接続」。ってことで「尽くまじ」が正解。
 念のため「まい」も確認してみた。『大辞泉』によると〈五段活用動詞・助動詞「ます」の終止形、五段活用以外の動詞・助動詞「せる」「させる」「れる」「られる」「しめる」の未然形に付く。〉とのこと。「尽く」は上二段活用(き・き・く・くる・くれ・きよ)だから「尽きまい」になる。
 ってことは「尽くまじ」で「尽きまい」ってこと? それはわかりやすいわ。
 終止形を「尽く」ではなく「尽きる」と解釈すると、「尽きるまじ」で「尽きまい」になる。

 で、もう少し調べてみる。元々のブログタイトルの「世に誤用の種は尽きまじ」は、言うまでもなく、石川五右衛門の辞世の句と言われるもののモジリ。Wikipediaによると辞世の句は次のとおり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E4%BA%94%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80
「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」(たとえ砂浜の砂が無くなるようなことがあったとしても、盗人は世の中からは消えないだろう)

 このあといろいろ検索してみたけど、「尽くまじ」にしているものは見当たらない。
 もしかすると、原典自体が「尽きまじ」なのかもしれない。確認できない。
 仮に原典が「尽きまじ」なら、そのモジリなんだから誤用じゃない、と強弁できるかも。
 無理だろうな(泣)。素直に間違いを認めて、ネタをひとつもらいます(笑泣)。
 教訓
 慣れない言葉づかいはするもんじゃない。
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