すごい すごく すごい+用言
【日本語アレコレ】
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671
mixi日記2010年06月27日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1524371205&owner_id=5019671
テーマサイトは下記。
【最近、「すごい○○」という言い回しが気になります。】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1342841453
古典的な問題とは思ったが、〈「すごい」 「すごく」〉のキーワードで検索して唖然とする。いっくらなんでも多すぎだろう。
「知恵袋」に限っても123件(グーグルにいたっては約14,500,000件だって(笑)。今回の「テーマトピ」のようにキーワードに引っかからない(いかん。「ように+否定形」になっている)ものを含めるとどれくらいあるんだろう。
http://search.chiebukuro.yahoo.co.jp/search/search.php?p=%E3%80%8C%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84%E3%80%8D%E3%80%80%E3%80%8C%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%8F%E3%80%8D&flg=3&fr=common-navi&dnum=2078297843
■「ように+否定形」に関しては下記参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1195.html
辞書的には、「すごい+用言」は問答無用?で間違い。ただ、それではつまらない?ので少し屁理屈をこねてみる。
以下はほぼヨタ話。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84&stype=1&dtype=0
================================
すご・い【×凄い】
[形][文]すご・し[ク]
1 ぞっとするほど恐ろしい。非常に気味が悪い。「―・い目でにらむ」
2 びっくりするほど程度がはなはだしい。大層なものだ。「―・い人気」
3 (連用形を副詞的に用いて)程度のはなはだしいことを表す。「―・く寒い」「―・くおもしろい」
[派生] すごさ[名]すごみ[名]
[用法] すごい・ひどい――「すごい(ひどい)嵐」「すごい(ひどい)寒さ」「すごく(ひどく)速い」など、はなはだしいの意では相通じて用いられる。◇ 「すごい」は俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる。また「すごい評判だ」「すごいあばら家」などプラス、マイナス両面の評価に使う。◇「ひどい」は「ひどい人」「ひどい仕打ち」「ひどいことを言う」のように、マイナス評価について用いられる。◇俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある。
================================
[用法] の最後に〈◇俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある。〉とあるから、「俗」ならOKってことになる。でも「俗」って何?
そもそも「すごい」自体が「俗語的な言い方」とされている。これではよくわからない。当方はけっこう使いますが。
Web辞書『大辞林』のほうはこういう余計?なことはいっさいなく、「すごい+体言」しかのせていない。
「知恵袋」のなかでは下記がおもしろい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1117443476
「すごい楽しい」は「すごい! 楽しい!」の短縮形……ものすっごく強引な気もするけど、一理あるのかな?
別の解釈を出そう。
「すごいおもしろい人」は、「すごいおもしろい 人」と考えると「すごい+用言」で×になる。
しかし、「すごい おもしろい人」と考えれば「すごい+体言」と考えることができなくはない。
「すごい バカなヤツ」ならさらに異和感がなくなるような……無理か。
でも文法的に正しく書くと、「すごく変な人」で「すごい変人」ってことになってけっこうまぎらわしい。
いっそ「すげー」にすれば、「すげー変な人」でも「すげー変人」でもOKかもしれない。
すごい すごく すごい+用言〈2〉
「すごいプロになった感。」
マイミクさんのつぶやき(「mixiボイス」って呼称は亡きモノにされるのだろうか)で目にした。
少し例文を加工しようと思ったが、ニュアンスがかわりそうでできなかった(ヘタレ?)。新しいツールを買ったという報告だった。
通常、「すごい」と「すごく」の使い分けは下記のとおりだろう。
【すごい すごく すごい+用言】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1524371205&owner_id=5019671
================引用開始
辞書的には、「すごい+用言」は問答無用?で間違い。ただ、それではつまらない?ので少し屁理屈をこねてみる。
================引用終了
で、冒頭の例文の場合。
「プロ」にかかるなら「すごい」が正解。
「プロになった」にかかるなら「すごく」が正解。
「プロになった感」にかかるなら「すごい」が正解。
さらに付け加えると、冒頭の例文が「すごいプロになった感がある。」だったとすると、「プロになった感がある」にかかるなら「すごく」が正解……その場合は「ある」にかかっているのかもしれない。
さて、どう考えるのが自然なんだろう。
やはりメンドーなので、両方に使える「スゲー」にするべきかもしれない。(←オイ!)
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http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671
mixi日記2010年06月27日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1524371205&owner_id=5019671
テーマサイトは下記。
【最近、「すごい○○」という言い回しが気になります。】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1342841453
古典的な問題とは思ったが、〈「すごい」 「すごく」〉のキーワードで検索して唖然とする。いっくらなんでも多すぎだろう。
「知恵袋」に限っても123件(グーグルにいたっては約14,500,000件だって(笑)。今回の「テーマトピ」のようにキーワードに引っかからない(いかん。「ように+否定形」になっている)ものを含めるとどれくらいあるんだろう。
http://search.chiebukuro.yahoo.co.jp/search/search.php?p=%E3%80%8C%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84%E3%80%8D%E3%80%80%E3%80%8C%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%8F%E3%80%8D&flg=3&fr=common-navi&dnum=2078297843
■「ように+否定形」に関しては下記参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1195.html
辞書的には、「すごい+用言」は問答無用?で間違い。ただ、それではつまらない?ので少し屁理屈をこねてみる。
以下はほぼヨタ話。
■Web辞書(『大辞泉』から)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84&stype=1&dtype=0
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すご・い【×凄い】
[形][文]すご・し[ク]
1 ぞっとするほど恐ろしい。非常に気味が悪い。「―・い目でにらむ」
2 びっくりするほど程度がはなはだしい。大層なものだ。「―・い人気」
3 (連用形を副詞的に用いて)程度のはなはだしいことを表す。「―・く寒い」「―・くおもしろい」
[派生] すごさ[名]すごみ[名]
[用法] すごい・ひどい――「すごい(ひどい)嵐」「すごい(ひどい)寒さ」「すごく(ひどく)速い」など、はなはだしいの意では相通じて用いられる。◇ 「すごい」は俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる。また「すごい評判だ」「すごいあばら家」などプラス、マイナス両面の評価に使う。◇「ひどい」は「ひどい人」「ひどい仕打ち」「ひどいことを言う」のように、マイナス評価について用いられる。◇俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある。
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[用法] の最後に〈◇俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある。〉とあるから、「俗」ならOKってことになる。でも「俗」って何?
そもそも「すごい」自体が「俗語的な言い方」とされている。これではよくわからない。当方はけっこう使いますが。
Web辞書『大辞林』のほうはこういう余計?なことはいっさいなく、「すごい+体言」しかのせていない。
「知恵袋」のなかでは下記がおもしろい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1117443476
「すごい楽しい」は「すごい! 楽しい!」の短縮形……ものすっごく強引な気もするけど、一理あるのかな?
別の解釈を出そう。
「すごいおもしろい人」は、「すごいおもしろい 人」と考えると「すごい+用言」で×になる。
しかし、「すごい おもしろい人」と考えれば「すごい+体言」と考えることができなくはない。
「すごい バカなヤツ」ならさらに異和感がなくなるような……無理か。
でも文法的に正しく書くと、「すごく変な人」で「すごい変人」ってことになってけっこうまぎらわしい。
いっそ「すげー」にすれば、「すげー変な人」でも「すげー変人」でもOKかもしれない。
すごい すごく すごい+用言〈2〉
「すごいプロになった感。」
マイミクさんのつぶやき(「mixiボイス」って呼称は亡きモノにされるのだろうか)で目にした。
少し例文を加工しようと思ったが、ニュアンスがかわりそうでできなかった(ヘタレ?)。新しいツールを買ったという報告だった。
通常、「すごい」と「すごく」の使い分けは下記のとおりだろう。
【すごい すごく すごい+用言】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1524371205&owner_id=5019671
================引用開始
辞書的には、「すごい+用言」は問答無用?で間違い。ただ、それではつまらない?ので少し屁理屈をこねてみる。
================引用終了
で、冒頭の例文の場合。
「プロ」にかかるなら「すごい」が正解。
「プロになった」にかかるなら「すごく」が正解。
「プロになった感」にかかるなら「すごい」が正解。
さらに付け加えると、冒頭の例文が「すごいプロになった感がある。」だったとすると、「プロになった感がある」にかかるなら「すごく」が正解……その場合は「ある」にかかっているのかもしれない。
さて、どう考えるのが自然なんだろう。
やはりメンドーなので、両方に使える「スゲー」にするべきかもしれない。(←オイ!)
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