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【お茶/おビール/お刺身……etc.】日本語

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年08月01日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1551125802&owner_id=5019671

 直接的には下記の続き。
「ご○○する」「お○○する」【仮】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1549552703&owner_id=5019671

【追記】
 ずいぶん危ういことを書いている(泣)。これは菊地本を読む前に書いているからなぁ。
 結論としては、やはり敬語の話は敬語の専門家の説を信用するに限る。
 名詞につく接頭語の「お/ご」は、尊敬語のことが多いが、謙譲語のこともあり、美化語のこともある。
 下記がわかりやすいかな。
よくある誤用33──敬語編3 自分の行動などにつく「お/ご」
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12282000978.html  

 テーマトピは下記。
【「ご相談」は謙譲語?】日本語しつもん箱 トピック
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=55108713

 下記も関係してくる。
【接頭語の「お」の話──動物限定編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1472320995&owner_id=5019671

 名詞の前につく「お」(「ご」も同様、以下同)には尊敬語と丁寧語(丁寧語をさらに丁重語と美化語に分ける考え方もある)がある。基本的に、聞き手側のものにつければ尊敬語、話し手側のものにつければ丁寧語。
 Wikipediaの記述がわかりやすいだろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E8%AA%9E
『問題な日本語』では美化語(同書で「美化語」と呼んでいるので合わせる)をどう扱っているか。
「(先生の)おカバンをお持ちします」の「お」は先生のものについているので、尊敬語。これはそのとおりだろう。
「おビールをお持ちしました」の場合は「ビール」は誰のものでもない。あえて言えば運んできた人の持ち物なので、尊敬語ではない。したがって、この「お」は美化語……としている。
 そうだろうか。その「おビール」は通常注文された品だろう。だったら注文した客のものだから尊敬語ではないだろうか。なんとも言えない。例が悪い。
 これが「おビールはいかがですか?」などの場合は美化語だろう。

 同書では、美化語を使うか否かは個人差が大きいとしている。ちょっと違うと思うものもあるが、とりあえず同書の記述をまとめる。
1)多くの人がフツーに使う
  お天気/お茶/お釣り/お寺……etc.
2)つけない人が多くなってくると思われる
  お金/お米/お味/お刺身/お煎餅/お水/お花……etc.
3)男性はあまり使わない
  お醤油/おソース/お箸/お大根/お財布/お洋服/おカバン……etc.
 なんか法則性はないものだろうか。個人的な感覚だと、お茶、お釣りは使う。お米はケースバイケースで、お天気は「好天」の意味で使う。ほかでは、ご飯は使う。お皿、お餅はケースバイケース。あとはめったに使わない。たしかに個人差が大きい(笑)。

 同書にはp.80~に〈お連絡/ご連絡〉という項もある。
「お」と「ご」はそれぞれどういう言葉につくのか。広く知られているように、和語系は「お」で、漢語系は「ご」が原則。ところがアンケートをとると、下のようなものは両方使われていた(併記の前者が優勢)。
  ご相伴/お相伴
  お誕生/ご誕生
  お返事/ご返事
  ご入り用/お入り用
 さらには、以下は原則を外れているとのこと。
  お礼状/お加減/お時間/お食事/ごゆっくり

 これはまだまだ例外がありそう(笑)。「ごもっとも」あたりも例外かな。
 ↑の〈「ご○○する」「お○○する」【仮】〉のコメントでもらった珍しい例が「お遊戯/ご遊戯」。接頭語がかわるとニュアンスが大きくかわる。

【続きは】↓
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1487.html

【トピへのコメントを日記形式で書く理由──返信コメントは原則的にトピにお願いします】※あくまで原則論
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1468087432&owner_id=5019671

【20141214追記】
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/148.html
==============引用開始
「お返事」? 「ご返事」?

2011.12.01
Q 「お返事」と「ご返事」とでは、どちらを使ったらよいのでしょうか。
A どちらも正しい言い方ですが、最近では「お返事」と言う人が多くなりつつあります。

解説

「お」と「ご」のどちらが付くかは、だいたい次のような傾向があります。
○やまとことば(和語)…「お」が付く。お金、お米、お餅など。
○漢字の音読みのことば(漢語)…「ご」が付くものが多い。ご親切、ご出演など。
○外来語…ふつう「お」も「ご」も付かない。

ただし漢語の場合には例外が多く、「お食事・お料理・お洗濯」など、「お」が付くものもかなりあります。漢語には少し堅苦しいことばが多いのですが、例外的に「お~」となっているものの多くは、漢語であっても私たちの生活に密着したものがほとんどです。

「返事」もその例外の一つです。これは、「かえりごと」というやまとことばに「返事」という漢字をあてて、そのあとに「へんじ」という音読みの漢語が出てきたものです。つまり、もともと「あまり漢語らしくない」ことばなのです(なお「大根(だいこん)」も「おおね」から生まれたことばです)。そのため、やまとことばとしてとらえた場合の「お返事」と、漢語として扱われたときの「ご返事」が、両方とも使われているのです。

ウェブ上でおこなったアンケートでは、「お返事と言う(ご返事とは言わない)」という回答(全体で63%)が、若い人になるほど多くなっていることがわかりました。また、特に女性はこの答えを選ぶ傾向が強く見られました(男性56%、女性68%)。

漢語のなかでなじんできたことばは、「ご~」から「お~」へと変化してゆくと言えそうです。最近では「お迷惑」「お連絡」というものも目にしますが、これはまだちょっと受け入れられにくいような気がします。

どうでしょう、お理解いただけたでしょうか。
==============引用終了
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