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このクールのドラマから09-01~03-5

視聴率20%台が1本もなしの悲惨
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=730483&media_id=10

【ニュース本文】========================
 1月スタートの連続ドラマがほぼ出揃った。今回はいつも以上に中高年にとっても若い世代にとっても見るものがなくて悲惨だ。それを証明するかのように初回視聴率で20%を超えたドラマはないばかりか、その後も10%を維持するのがやっとの状態。


●団塊世代も期待した「銭ゲバ」は不発

 中高年の期待を裏切った代表作はジョージ秋山原作の「銭ゲバ」(日本テレビ)だろう。主演は日テレお気に入りの松山ケンイチ。貧乏で虐げられて育った男が文字通りお金のために人殺しを繰り返す話だが、松山が演じる“銭ゲバ”はイジケてすさんでいるだけの殺人犯で暗すぎる。見ていてつらくなった視聴者も多かったはずだ。視聴率も12.0%と伸び悩んだ。

「この漫画は連載されたのが学生運動が盛んな70年代でした。だからこそ、その逆の生き方をするアンモラルで卑劣な主人公が受け入れられたわけです。でも、今は金儲けが当たり前のカネカネの時代で、銭ゲバがそもそも説得力がない。一昔前のカビの生えた企画を今さらやっているという気がします」(放送評論家の松尾羊一氏)


●テーマも展開もよくわからない離島もの「本日も晴れ。…」

 ストーリーも展開もわからないのは坂口憲二主演の「本日も晴れ。異状なし」(TBS)。新宿の警官が南の離島に交番のお巡りさんとして赴任する物語で、明らかにフジでヒットした「Dr.コトー」の警官版である。まず都会の警官が離島に行くその理由からして不明。しかも、人間関係がチンプンカンプンだ。初回12.4%で2回目以降は一気にダウンの予感がする。

 また、今クールも漫画が原作のイケメンものが登場している。水嶋ヒロの「メイちゃんの執事」(フジテレビ)。全寮制のセレブな女学生の全員に執事がついていて、いがみ合う、言わずもがなのストーリーだが、漫画チック過ぎて奇妙奇天烈。

「中高生限定のドラマ作りで狙いはわかるが、今どきの中学生がこの程度の少女漫画仕立てのドラマを見てくれるかどうかは怪しい。同じ漫画が原作でも日テレのワインがテーマの『神の雫』なら情報モノとして楽しめるけど、これはダメ」(松尾氏=前出)

 また、江口洋介、稲垣吾郎の刑事モノ「トライアングル」(フジ)は大仰であざとすぎるし、玉木宏、香里奈の「ラブシャッフル」(TBS)はバブルを引きずった「男女8人物語」で展開が透けて見えそうだ。

 そんな中で救いは、少ないながら大人の観賞に堪えるドラマがあることだろう。山田太一脚本の「ありふれた奇跡」(フジ)や瑛太主演の「ヴォイス」(フジ)など。また、内容、視聴率とも評判なのは妻夫木聡の大河ドラマ「天地人」だ。

 不況に喘ぐ民放はドラマの制作能力までダウンしてしまったのか。

(日刊ゲンダイ2009年1月22日掲載)
================================

 同意できる点とできない点がある。
 まず根本的な問題として、「視聴率が20%を超えないと失敗作か」ってこと。テレビ界ではゴールデンのドラマの視聴率について「15%が最低限の合格ライン」と言われるらしい。
 娯楽の多様化みたいなことが言われはじめてどのくらいたつんだろう。テレビ以外におもしろいものがいっぱい出てきたから、テレビ全体の視聴率が下がり気味ってことじゃないのかね。
 この数年のドラマの主演俳優には同情する。全体の数値が落ちているのに、「コイツじゃ数字が取れない」ってレッテルを貼られたんじゃたまんないよ。ついでに言えば、ごく一部のタレントを除けば、主演俳優で視聴率が決まる時代でもないと思う。
 個々のドラマの話をしよう。

●『銭ゲバ』
 誰がこんな話を持ち出したんだよ。見てもいないのに批判的なことを書くのはルール違反とは思いつつ書いてしまう。

>この漫画は連載されたのが学生運動が盛んな70年代でした。だからこそ、その逆の生き方をするアンモラルで卑劣な主人公が受け入れられた

 これって、当時は「受け入れられた」の? 話題作であったことはたしかで、かすかに記憶がある(と父が言っている)。ただ、そんなに人気があったのだろうか。
 近年のジョージ秋山のイメージは、ノホホンの『浮浪雲』。これはけっこう一般ウケする。
 でも当時は、気持ちの悪い『デロリンマン』とか、有害図書扱いされた『アシュラ』とかの時代よ。『銭ゲバ』が話題になったのは、『アシュラ』のお陰ってイメージがある。個人的にはかなり好きだったけど、決して一般ウケはしてないはず。あのキャラじゃ、松山ケンイチを使う意味がわからない。
 この作品のドラマ化の話を聞いて思い出したことがある。少し前に、某県警のポスターが昔のマンガに登場する悪徳警官?を使っていたって話。企画会議の情景が目に浮かぶ。
 団塊オヤジ(たぶんクライアント)が郷愁で言い出したんだよ。お偉いさんクラスだから誰も逆らえず、なんとなく決まってしまった。バリバリの暴走族アガリの無法警官(だからカッコいいんだけどさ)なんだよ。ホントにいいの?

●『本日も晴れ。異状なし』
 これも見てない。見てないけど、書いてしまう。25日の朝日新聞の紹介記事の末尾に次の記述がある。

>昨今の社会問題を盛り込んだ点は良いが、登場人物の心情の変化をもう少し丁寧に描いて欲しい。そうすれば、抜けるような青空の下ではじける島民の笑顔に、もっと心を動かされるようになる。
 
 書き手は村瀬信也記者。最後の一文はなんなの? 勘弁してよ。
 それはおいておくとして、書き手の困惑ぶりがよくわかる。よっぽどヒドい内容なんですね。「社会問題を盛り込んだ点は良い」って、ほかに褒めるところがなかったんだね。読み手にそれを感じさせたら、提灯記事の書き手としてマズいと思うよ。「ながら視聴」した家人の弁。「何がなんだかわからないのは、ちゃんと見なかったせいだと思った」
 坂口憲二も『恋のチカラ』なんかだといい役者だと思うんだけど、主役を張るには文字通り「役者不足」なのかな。そういや、『恋のチカラ』ってものすごくおもしろいドラマ(おそらく深津絵里の最高傑作)だけど、視聴率はイマイチだったな。

>そんな中で救いは、少ないながら大人の観賞に堪えるドラマがあることだろう。山田太一脚本の「ありふれた奇跡」(フジ)や瑛太主演の「ヴォイス」(フジ)など。また、内容、視聴率とも評判なのは妻夫木聡の大河ドラマ「天地人」だ。

 この感想はどうなんだろう。「大人の観賞に堪えるドラマ」ですか。この文章の書き手は何歳なんだろう。けっこう年配って気がする。『ありふれた奇跡』って、最終的にどのくらい視聴率をとるかね。
 ひとつの指標になるのは、先クールの『風のガーデン』の視聴率の推移。
20.1→18.0→15.5→15.4→13.6→13.5→13.1→14.1→16.1→15.2→17.6(最終回)
【参考資料・□■視聴率保管庫■□】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30466640&comment_count=10&comm_id=1185236

 作品のデキとしては、近年まれに見る素晴らしさだったと思う。間違いなく「大人の観賞に堪えるドラマ」だったと思う。しかも、いろいろな意味で話題性タップリだったけど、この結果だった。

>不況に喘ぐ民放はドラマの制作能力までダウンしてしまったのか。

 あのー。どういう意味なのか教えてください。予算の削減が制作能力のアップにつながることがあるのでしょうか。

 ちなみに、mixiニュースのタイトルの「連ドラ初回 視聴率20%台なし」を見て、「台なしかよ!」とツッコミを入れたtobirisuは「人でなし」なんでしょうね。(←ツマンネエぞ!)
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