突然ですが問題です【日本語編19】──正油/醤油 玉子/卵──【解答?編】

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1486031711&owner_id=5019671

mixi日記2010年09月05日から

 まず問題を再掲する。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1566959696&owner_id=5019671

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【問題】
 次の1)と2)で、それぞれの言葉の違い(意味・用法……etc.)を説明しなさい。

1) 正油/醤油
2) 玉子/卵
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【解答例】
1)正油はあて字。
2)一般には「卵」。ただし鶏卵のことを「玉子」と表記することもある。


「正油」「玉子」はあて字で、まともな表記ではないと思っていた。目にするのはスーパーのチラシの類い。あと、ラーメン屋のメニューも「正油」が多いかも。最近は「醤油」と書くところも出てきた気がする。調べてみると、ちょっと違うことがわかった。

 まず正油/醤油から見ていこう。
「正油」はあて字。「あて字」とは少し違うと思うが、正確な呼称がわからないので、「あて字」と呼んでおく。
 辞書の類いは「正油」を相手にしてないから、Web検索に頼ることになる。検索してみて、頭の頭痛が激しく激痛を感じた。Yahoo!知恵袋だけでもえらいことになっている。
http://chiebukuro.search.yahoo.co.jp/search?vaop=a&b=1&flg=3&p=%E9%86%A4%E6%B2%B9+%E6%AD%A3%E6%B2%B9&sort=0&fr=chie-websearch-9999&k=34vV7tyQnZaZkZqGzpWui5CPlsuRqIaLn5bc3oWui6CQkIvV7ouohaSLm5DV3tjm4pCdllL1EkobLJRPGwZaGyiQkIvX3cyQnZaZn56UmaWki5qF1dnf18iLrZaLmoXci6mQlZyVoIvfxpajkaCGlZXdi6iFpZyonpyap6uhqNbj1eXTyOWkp52jmKShn6Gco%2Bbj1eTI2OWgn5edq6Wip5ilo%2BLd0N%2FY2IuaheiLqZCVm6unnaaTrKCnkJCL5%2BPU09GWo5GghpWV5ouohaeL7A%3D%3D

 玉子/卵。
『大辞泉』には「玉子」の項は見当たらない。『大辞林』は「卵・玉子」の形で立項。内容を読むと大きな違いはない。手元の『広辞林』は『大辞泉』とほぼ同様。
■Web辞書(『大辞泉』から)
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たま‐ご【卵】
1 鳥・虫・魚などの雌から産み出される、殻や膜に包まれた球形のもの。孵化(ふか)すると子になる。卵(らん)。「―を産む」「―がかえる」
2 (「玉子」とも書く)鶏の卵。鶏卵。
3 まだ一人前にならない人。修業中の人。「学者の―」
4 物事の起こりはじめ。未成熟なもの。「台風の―」
[下接語] 泡雪(あわゆき)卵・磯巻(いそま)き卵・煎(い)り卵・落とし卵・寒卵・金(きん)の卵・コロンブスの卵・地(じ)卵・種卵・生(なま)卵・半熟卵・牡丹(ぼたん)卵・茹(ゆ)で卵
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「卵」にはいくつかの意味があるが、鶏卵に限って「玉子」と書くときがあるそうな。
 つまり、「鶉の玉子」「駝鳥の玉子」は誤用ってことになる。そんなぁ(笑)。どちらかと言うと、「鶏卵などの食用の鳥類の卵」(「の」の3連発)は「玉子」とも書く、が正確だろう。でも、いい子は辞書には逆らいません。

 当方が「玉子」もあて字と考えたのには理由がある。昔から愛用している『朝日新聞の用語の手びき』には「たまご(玉子)→卵」とある。これは「玉子」とか書かずに「卵」と書くという意味。
 この「→」の使い方は2つの解釈ができる。
  1)「玉子」は誤用なので「卵」と書く
  2)「玉子」って書き方もあるけど「卵」と書く
 結果的にはほぼ同じことだが、考え方が違う。当方は1)と考えたが、2)ってことらしい。
 共同通信社の『記者ハンドブック』も同様。
 ぎょうせいの『例解辞典』は卵・卵焼きを立項してしている。「卵」の項の「注」に〈鶏卵を「玉子」と書くこともある〉とある。
 ちなみに、こんなしょうもない──ではなく興味深いことを考えたきっかけは下記のトピ(904~)。
【日頃おかしいと思う日本語の使われ方】
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=697073



【20110724追記】
 下記のサイトを見つけた。
 そういうデタラメを断言調で書くんじゃない!

【似ているようで実は違う…違いを説明できないものランキング】
http://ranking.goo.ne.jp/column/article/goorank/3885/
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卵焼き? 玉子焼き? 正しいのはどっち!?

 《卵と玉子》《ファスナーとチャックとジッパー》《おざなりとなおざり》…これらの違いをすぐに言えた人は、かなりの日本語マスターかも。同じ意味のようで実は違う… 今回は「違いを説明できないもの」を調査してみました。実は間違って使っていませんか?
 お弁当の定番おかず 「たまご焼き」は、一般的には「《玉子》焼き」と書かれます。これは、《卵》は調理前のたまごを指すのに対し、《玉子》は調理された食材としてのたまごを指すという区別があるため。生物学的な意味の場合には《卵》が使われるので、ニワトリ以外でも魚などの「たまご」は《卵》と書きます。
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