fc2ブログ

出ネ75/著作権侵害──水嶋ヒロをめぐって

【出版とネットをめぐるあれこれ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-468.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1234202257&owner_id=5019671

mixi日記2010年12月22日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1643376671&owner_id=5019671

「週刊ポスト」の記事のスキャン画像があるけど、著作権侵害になるのでさすがにここにはアップできません。 
 ネットに転がっていたテキストをいただく(笑)。

【ネタ元】NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20101220_8691.html
================================
水嶋ヒロ 致命的誤植でポプラ社関係者本当に右往左往した
2010.12.20 10:00

〈ポプラ社の皆様が、1日でも早い発売にこぎつくよう右往左往して下さっているようです〉
 処女小説『KAGEROU』(ポプラ社刊)が第5回ポプラ社小説大賞を受賞した直後、水嶋ヒロ(26)は、ツイッターでこうつぶやいた。明らかに文脈とそぐわない「右往左往」の用法に、ネット上では「日本語を知っているのか」と突っ込みが入っていた。
 しかし、本名・齋藤智裕の名で記された彼の小説が2010年12月15日に出版されるまでの経緯を見ると、この記述は結果的に“的を射たもの”だったようだ。
 あるポプラ社関係者が打ち明ける。
「製本が終わり取次会社に搬入された段階になって、物語のラストとなる232ページの3行目に致命的な誤植が見つかったんです。重要人物の名前が入れ替わっていて、作品の“オチ”すら左右しかねないものだった。
 ある取次会社の分は、30人がかりで6000冊に修正シールを手で貼り続けた。他の取次でも同様で、まさに社員総出で右往左往していたんです(苦笑)」
※週刊ポスト2011年1月7日号
================================


【ネタ元】NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20101221_8701.html
================================
『KAGEROU』仕掛け疑惑をポプラ社完全否定も関係者動揺
2010.12.21 17:00

「ポプラ社小説大賞」を受賞し、またたく間に大ベストセラーとなった水嶋ヒロの小説『KAGEROU』だが、メディアで宣伝されたように「ペンネームによる一般応募」ではなく、あらかじめ賞を約束されていた文字通りの「出来レース」だったとしたら、(賞金2000万円辞退などの)美談に打たれて本を買い求めた読者はどう思うだろうか。
 実際には、広告代理店のB氏や、在京テレビ局の出身で女性出版プロデューサーC氏が水嶋の相談にのったり、出版社への持ち込みをしていたとされている。
 
 ポプラ社に取材を申し込んだところ、書面での回答が寄せられた。C氏から役員に水嶋の作品が持ち込まれていたかを問うと、「そういった事実はございません」と答え、「10月25日の最終選考会で受賞作を決定し、受賞者に連絡したところ水嶋ヒロ氏の事務所の連絡先であったことが判明しました」と「大賞受賞者が水嶋であることは誰も知らなかった」という会見通りの内容を繰り返した。
 また、C氏へ数%の印税が支払われるとの情報があったが、それについても「そういった事実はない」としている。
 しかし名前が挙がった広告マンB氏、出版プロデューサーC氏には明らかな動揺が見て取れた。
 記者がB氏に電話をかけたところ、「どぉーもー、お疲れ様です!」とハキハキとした様子で対応した。しかし「水嶋」や「C氏」の名前を出したとたん、突如としてうろたえ始めた。
「え、え? あ、いや……。いろいろと相談しなきゃいけないので、折り返し連絡させて頂きます」といって電話を切ったきり、連絡が取れなくなってしまった。
 出版プロデューサーのC氏も、話をぶつけたとたん、「だ、誰から聞いたんですか?」と声をうわずらせると、数秒にわたって沈黙。その後、声を絞り出すように「全く関係ありません。誤報です」と仲介の事実は否定した。ただし、小説を持ち込んだとされるポプラ社の役員D氏とは友人であるといい、水嶋とは「3年ほど前に会食の場でお会いした」と面識があることを認めている。
 また、水嶋と絢香が現在所属している事務所からも、メールで取材への回答が寄せられた。
 B氏とC氏について、「お2人とも存じております」と水嶋・絢香ともに面識があることを認めた上で、「この作品(『KAGEROU』)に関して相談をしていたという事実はございません」と、両者が仲介に関わったことを否定した。
※週刊ポスト2011年1月7日号
================================


【ネタ元】NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20101223_8732.html
================================
水嶋ヒロ受賞の小説賞 水嶋だと知っていた選考委員はごく一部
2010.12.23 10:00

「ポプラ社小説大賞」を受賞し、またたく間に大ベストセラーとなった水嶋ヒロの小説『KAGEROU』。実際の選考の過程はどうだったのか。
 多くの文学賞では作家や評論家などが選考委員をつとめるため、主催する出版社の意向が選考に入り込む余地は少ない。
 しかし「ポプラ社小説大賞」の場合、社内の13人の編集者が選考する仕組みになっている。今年の応募総数は1285作品。「齋藤智」の名で書かれた小説も、形のうえではそのひとつに過ぎず、この段階で“仕掛け”を知っていたのは、ごく一部の人間だけだった。
 
 ほとんどの社員は齋藤智の正体を知らず、選考に携わっていた。ポプラ社関係者の話。
「13人全員が応募作品の下読みをするが、『KAGEROU』への評価は賛否両論で、正直なところ否定的な意見も多かった。世に出すクオリティに達していないというのがその理由。しかし社内で発言力のある人物が強く後押ししたこともあり大賞に選出された」
※週刊ポスト2011年1月7日号
================================


【ネタ元】NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20101224_8854.html
================================
水嶋ヒロの小説 複数の書き手がかかりきりで突貫手直し
2010.12.24 10:00

様々な関係者の支援や仕掛けもあって「ポプラ社小説大賞」を受賞し、またたく間に大ベストセラーとなった水嶋ヒロの小説『KAGEROU』。
ただし、受賞発表から出版に至るまでには、相当な苦労があったようだ。 原稿は、とてもそのまま本にできるレベルではなかったという。ポプラ社関係者がこう語る。
「複数の書き手がかかりきりになって後半部分を中心に手直しした。幹部から“話題が冷めない年内のうちに出せ”との号令があり、突貫工事で作業を進めたんです。ラストの誤植も、そんな中で起きてしまった」(※誤植は社員30人が6000枚のシールを貼って対処した)
ちなみに小説にせよノンフィクションにせよ、作品が完成に至るまでの作業は常に著者と編集者による二人三脚のようなものだ。
その結果、出来上がった作品は著者のものとして発表される。これには何の問題もない。なぜなら作品の評価もまた著者だけが背負うことになるからだ。
※週刊ポスト2011年1月7日号
================================
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tobi

Author:tobi
フリーランスの編集者兼ライターです。

カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード