突然ですが問題です【日本語編33】──「普通においしい」の意味【解答?編】
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【5】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1669912728&owner_id=5019671
mixi日記2011年02月09日から
まず問題を再掲する。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1664291006&owner_id=5019671
================================
【問題】
これもアンケートに近いかな。
「普通においしい」のおいしさはどの程度か。
【問1】
1)すごくおいしい
2)かなりおいしい
3)おいしい
4)普通
5)あまりおいしくない
6)まずい
7)その他
【問2】
あなたが日常的に食べているものは、【問1】のどれにあたることが多いか。作り手を明記のうえ答えなさい。
================================
【解答?例】
【問1】
人によって、1)~5)くらいまで分かれると思う。
一般的な答えは、下記くらいだだろう。
詳しくは下記をご参照ください。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1666477246&owner_id=5019671
以下は一部の抜粋(重言)。
================================
「参考資料2」に出てくる不等式?はおもしろい。注目すべきは中央部。
かなりおいしい>普通においしい≧おいしい>普通>あまりおいしくない
こういう考え方でいいと思う。
「普通」を文字通りの意味で考えたら、「普通においしい」は「おいしい」とほぼ同じになる(普通においしい=おいしい)。だったら単に「おいしい」でもいいだろう、という考え方もできる。そこでポイントになるのは「参考資料1」の記述。〈そんなふうに条件や留保をつける必要のある食べ物とは違って、ストレートに、一般の誰もが「おいしい」と同意するであろうような味〉ってこと。この意味だと、「お世辞抜きでおいしい」までほめてはいない。
世間の一部で解釈しているように、もう少しほめていると考えるなら「普通においしい」のほうが「おいしい」より上と考えてもいい(普通においしい>おいしい)。この意味でも、「お世辞抜きでおいしい」までほめてはいない。
注目したいのは、「参考資料2」に出てきた「意外性」。
たとえば、すんごく評判の悪い店・料理人(身近な作り手を想起するのはご自由に)の料理が、全然まずくなかったときに使われるのが「普通においしい」。見た目がグロい料理が全然まずくなかったときにも使われる。「意外性」ですね。
「ごめんね。まずかったでしょ」
「いや、そんなことないって。普通においしいよ」
ほほえましい会話だな。
まったく逆の場合はどうなるか。
評判のいい(あるいはバカ高い)店・料理人の料理が、まずくはないけどとくにおいしくもなかったときに使われるのは……。
「普通」なんだろうな。これも「意外性」と言えば「意外性」。
「どう? 料理にはけっこう自信があるの。おいしいでしょ?」
「いや、そんなことないって。普通だよ。どっちかって言うと、惜しい」
性格がtobiすぎるorz。
「普通に」と「普通」は辞書的には大差がないと思うけど、こういう状況で考えると、真逆とまでは言わなくても相当違う印象になる。
いやぁー、日本語ってホントにおもしろいですね。
================================
【問2】
略。
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まず問題を再掲する。
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【問題】
これもアンケートに近いかな。
「普通においしい」のおいしさはどの程度か。
【問1】
1)すごくおいしい
2)かなりおいしい
3)おいしい
4)普通
5)あまりおいしくない
6)まずい
7)その他
【問2】
あなたが日常的に食べているものは、【問1】のどれにあたることが多いか。作り手を明記のうえ答えなさい。
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【解答?例】
【問1】
人によって、1)~5)くらいまで分かれると思う。
一般的な答えは、下記くらいだだろう。
詳しくは下記をご参照ください。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1666477246&owner_id=5019671
以下は一部の抜粋(重言)。
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「参考資料2」に出てくる不等式?はおもしろい。注目すべきは中央部。
かなりおいしい>普通においしい≧おいしい>普通>あまりおいしくない
こういう考え方でいいと思う。
「普通」を文字通りの意味で考えたら、「普通においしい」は「おいしい」とほぼ同じになる(普通においしい=おいしい)。だったら単に「おいしい」でもいいだろう、という考え方もできる。そこでポイントになるのは「参考資料1」の記述。〈そんなふうに条件や留保をつける必要のある食べ物とは違って、ストレートに、一般の誰もが「おいしい」と同意するであろうような味〉ってこと。この意味だと、「お世辞抜きでおいしい」までほめてはいない。
世間の一部で解釈しているように、もう少しほめていると考えるなら「普通においしい」のほうが「おいしい」より上と考えてもいい(普通においしい>おいしい)。この意味でも、「お世辞抜きでおいしい」までほめてはいない。
注目したいのは、「参考資料2」に出てきた「意外性」。
たとえば、すんごく評判の悪い店・料理人(身近な作り手を想起するのはご自由に)の料理が、全然まずくなかったときに使われるのが「普通においしい」。見た目がグロい料理が全然まずくなかったときにも使われる。「意外性」ですね。
「ごめんね。まずかったでしょ」
「いや、そんなことないって。普通においしいよ」
ほほえましい会話だな。
まったく逆の場合はどうなるか。
評判のいい(あるいはバカ高い)店・料理人の料理が、まずくはないけどとくにおいしくもなかったときに使われるのは……。
「普通」なんだろうな。これも「意外性」と言えば「意外性」。
「どう? 料理にはけっこう自信があるの。おいしいでしょ?」
「いや、そんなことないって。普通だよ。どっちかって言うと、惜しい」
性格がtobiすぎるorz。
「普通に」と「普通」は辞書的には大差がないと思うけど、こういう状況で考えると、真逆とまでは言わなくても相当違う印象になる。
いやぁー、日本語ってホントにおもしろいですね。
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【問2】
略。
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