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愛のある会話?17──「サケ」と「シャケ」はどう違うか

サケ」と「シャケ」はどう違うかって話なので、フツーに考えれば下記の続きです。
【 情報整理バラエティー ウソバスター!】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-117.html

 そう考えると、「テレビネタ」です。
 そう言いながら、「北海道ネタ」とも考えられます。
 タイトルにあるとおり、下記の続きとも考えられます。
【愛のある会話?16──nuririsuの肖像】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-198.html

 このあたりは、どう考えていいのかわかりませんorz。


サケ」と「シャケ」はどう違うか。明快に答えましょう。そんなもん同じだよ。単に言い方がちょっと違うだけ。少なくとも北海道では、「サケ」でも「シャケ」でも「秋味」でも一緒だよ。「サケ」って言う人はあんまりいない気がするけど。
 これがなぜか異説が流れている。
 上の【 情報整理バラエティー ウソバスター!】のときに書いたように、

>シャケサケの「東京弁」

 とする説がある。これはどうもウサンクサイ。たしかに番組では辞書なんかも紹介されていた。では北海道で「シャケ」というのは東京弁の影響なんだろうか。そんなバカな。ルーツをたどればそうなのかな?
 一方で、そんときにもらったコメントによると、

>「サケシャケの違いは加工の有無」を○としていたのですよー。

 という番組もあったそうだ。こっちはもっとウサンクサイ。
 だからテレビの情報なんてウノミにしてはいけない。

 まあ「そんなもん同じだよ」はちょっと乱暴ですね。言い直します。
「諸説あります」
 で、諸説に新たな新説(重言?)を加えましょう。
 そもそも本当に東京では「シャケ」と言ったのか?
 上の【ウソバスター!】を書いたときに、東京生まれの人から下記のコメントをもらった。

>子供のころ、うちでは「しゃけ」と言ってましたが、今は巷で「」が優勢なような気がするので、自然と「さけ」と言ってます。
>でも、紅じゃけとか塩じゃけとか、頭に何かつくと「○じゃけ」になっちゃうんですよね……。

 蝦夷生まれのrisu(以下例によってT。「当方」のTとも読めるすばらしいネーミング……クドい!)としてはどうもピンと来ないとこがある。江戸生まれの家人(以下D)におうかがいを立ててみる。ご託宣が下る。
D「たしかに昔はシャケと言っていたかもしれない。いまでも〈○じゃけ〉って場合は〈じゃけ〉って言うと思う」
T「でもそれは東京弁じゃなくて、北海道でも言うよ」
D「そんな海外のことは知らないわよ。たしか北海道では魚卵をすべてイクラっていうんでしょ」
 それは違う、と思いながら唇を噛み締める。北海道には数の子もタラコもあるけど、ヘタに言葉を返すとどんな目に遭うかわからない。
 どうやらたしかに東京では「シャケ」が優勢だったようだ。それがなぜ「サケ」になったか。ここから先の鋭い考察に至った過程を正確に書くと(な、涙が……)例によって「いろいろ差し障りがあるので、話し合いの結果ということで」。

 少なくとも東京では、昔は「シャケ」って言っていた。
 ここにテレビが普及してきた。の訴状(「きれいな海の返還を要求する」「ワタシたちにはきれいな川も必要だ」)……ではなくの遡上だの、漁だの、の加工場(イクラよ、イクラ。これがまた人気が高い)だののニュースが流れるようになった。
 蝦夷の人々はのことを「シャケ」とか「秋味」とか呼んでいます。ところが蝦夷のアナウンサーは鮭のことを「サケ」と呼ぶ。そりゃ一応公共の電波だもん。
 それを見た東京の方々は思った。泳いでいる鮭は「サケ」って言うんだ。
 いまだって、「鮭漁」を伝えるニュースは「サケリョウ」と言っている。
 一方、街角で好きなおにぎり(これを「おむすび」と言うか否かはまたメンドーな問題で……)の具を訊かれた人が答える。「シャケかな」
「○じゃけ」に関しても、「そっちのほうが言いやすいから」という理由で、「塩じゃけ」「紅じゃけ」が定着する。

 この状況を見たバカがふと思いつく。海や川を泳いでいるときは「サケ」で、加工品になると「シャケ」なのかもしれない。
 あのさ。じゃあ鮭漁の地元の漁師は網にかかった「雄の鮭」「雌の鮭」「雄鮭」「雌鮭」のことをなんて発音してると思う? 「オスのシャケ」「メスのシャケ」「オスジャケ」「メスジャケ」だと思うよ。そのほうが自然だもん。まあ、「オスのサケ」「メスのサケ」って言う人もいるかもしれないけど、別に鮮魚だから「サケ」なんて考えちゃいないって。

〈「pig/pork, cow/beef」の関係に同じ〉
 そういうもっともらしいことをいう人もいる。でもさ。日本にはそういう習慣はないと思うよ。じゃあ、鰤はどう使い分けてるの。鮪は? 鰹は? 
 鮭だけ「サケ」と「シャケ」を使い分けるのはヘンじゃないかい?(ちょっと蝦夷弁風に)

【続きは】↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1081149761&owner_id=5019671
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動物の分類名(?)としては、「サケ」が正式なようですから、加工品と使い分ける、という話も間違いではないと思います。
ただ、「シャケ」が訛って「サケ」となったのかも知れないし、文字を持たない言語が語源かも知れないし、その辺、証明も難しいでしょうね。

ところで、鮭の卵の事を、「イクラ」と呼んだり「筋子」と呼んだりしますが、私の生まれ育ったトーホグの北の方では、「ハラコ(腹子?)」と呼んだりもします。というか、「イクラ」は外来語なので、こっちが(トーホグでの)本来の呼び方だったのかも知れません。

そうそう、私の家だけかも知れませんが、塩鮭のことを「塩ザケ」でも「塩ジャケ」でもなく、「シオビキ(塩引き)」と呼んでました。

きくちゃん さま

> 動物の分類名(?)としては、「サケ」が正式なようですから、加工品と使い分ける、という話も間違いではないと思います。
 えーと。正式名と通称が違う動植物の例は多いと思います。
 とっさには何も思い出せませんが。キッパリ<( ̄- ̄)>
 ただ、生きてるときと加工品で呼び分ける例って何かありますかね。日本は、牛の肉は「牛肉」で、豚の肉は「豚肉」ですよね。サクラなどモミジだのは、あくまでシャレでつけられた別名でしょう。

「腹子」は北海道でも聞いたことがある気がします。ただ、白子に対する言葉で、鮭以外にも言っていたような……。
 
 トーホグでも「塩引き」ですか。それは新潟あたりの呼称だと思ってました。昔、村上の名産・塩引き鮭とか言われたときに、鼻で笑ってしまった記憶があります。

> えーと。正式名と通称が違う動植物の例は多いと思います。
アホロートルとか池畑慎之介とか?
もちろん、何が何でも正式名、というワケではないとは思いますが、テレビ局の規程(あればですが)の根拠になっているような気はします。

北海道ではどうか知りませんが、ほとんどの人にとって日常的に接する機会のある鮭というのは、切り身とかほぐし身とか、せいぜいが新巻に加工された鮭であって、遡上する鮭だとか熊に咥えられている鮭だとかを目の当たりにする機会なんて、ほとんどないだろうと思います。
で、食卓で出会える方の鮭については、シャケでもサケでも、人それぞれ、馴染んだ方の呼び方をするんだけれども、「鮭漁」とか「鮭の産卵」とか、実際に声に出しことが滅多にない言葉に関しては、聞き覚えのある、テレビの人の呼び方を採用してしまうんじゃないでしょうか。

で、「加工品は必ずしもシャケではないけれど、生きてる方はどっちかというとサケ」程度に、「間違いではない」と思ったわけです。

きくちゃん さま

> アホロートルとか池畑慎之介とか?
 思わず調べてしまいました。ほかに水前寺清子、愛川欽也などもいます。

> で、「加工品は必ずしもシャケではないけれど、生きてる方はどっちかというとサケ」程度に、「間違いではない」と思ったわけです。
 微妙に話がズレてないかなー。
 諸説あるのよ。こういう場合は、たいていもっともらしいのが定説になるんだけど。
 当方が書いたことの主眼は、元々はシャケと呼んでいた東京で「サケ」と併用するようになった理由の想像でっせ。さらにそこから「加工品と使い分ける」という説がなんで出てきたかの想像。
 ただ、鮭以外の魚(魚以外でも)ではそういう使い分けをするものが思いつかないんで、それは無理だろうって話です。まあ、この話はこんなにブレてるんじゃ、今後どんな説が出てきても定説にはならないでしょうね。

 ちなみに、mixi日記にはさらに興味深いコメントをいただいています。
 さあ、「邪道」の世界に一歩踏み出しませう。

>微妙に話がズレてないかなー。
あ、いや、「使い分けるべし」的な、何かしらの定義、法則、公式の類があるのか、という話で言えば、多分ないと思います。
にも関わらず、もしも統計で有意な結果が出るとしたら、前に述べたようなことが要因としてあって、意識せずに使い分けているんじゃないかと、まぁ、そう思ったわけです。
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