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2003年1~11月の朝日新聞から

●2003年
【1月】
03-1-1
1月11日
 いつものクイズ欄(夕刊6面)に、小町算の問題が出ていた。
  〇〇〇9〇〇÷〇〇〇=2003
 空欄には1~8が入り、すでに書き入れてある9を含めると1~9になる。
 考えやすいように、次のように変形する。
    2003
   × ABC
   c5c4c3c2c1
  b5b4b3b2b1
  a4a3a2a1
  DEF9GH
 まず制限事項。
 2003に1桁の数を掛けたとき、100位は0にしかならない。したがってa3=b3=c3=0。3に最大の1桁数字9をかけても27なので、a2、b2、c2はいずれも最大で2。同様に、2に最大の1桁数字9をかけても18なので、c5、b5は0か1。
 Aの値から考える。A×2が1桁なので、A<5。ここでa1について考える。
 0+b2+c1が9になっている。下の位からの繰り上がるがある場合は8もありうるが、c2c1とb2b1の最大値は27なので、繰り上がりはない。b2は最大で2なので、a1>6。このことから、Aは3に限定される。b2=0も決まる。こんなの考えるまでもなく明らかなんだけど、証明するのはけっこう手間だった。ここまで判った数字を当てはめてみる。
    2003
   × 3BC
   c5c40c2c1
  b5b400b1
  6009
  DEF9GH
 Bについて考える。3×Bが1桁なので、B<4。3はすでに使ったので、Bは1か2。B=1と仮定する。
    2003
   × 31C
   c5c40c2c1
   2003
  6009
  DEF9GH
 c5が1になると、E=3になる。すでに3は使っているので、c5=0。したがって、E=2でC<5。ただし1、2、3はすでに使っているので、Cは4に限定される。そうなると、c1=H=2になってしまうので不可。以上のことからB≠1なので、B=2。下の位からの繰り上がりがないので、D=6も決まる。
    2003
   × 32C
   c5c40c2c1
   4006
  6009
  6EF9GH
 Cの値を考える。残っているのは1、4、5、7、8。
 1は、Hが3になるので不可。
 4は、Hが2になるので不可。
 5は、Hが5になるので不可。
 8は、Gが8になるので不可。
 したがってC=7。検算してみる。
    2003
   × 327
   14021
   4006
  6009
  654981

03-1-2
1月16日
枝にすれば万の単位になるであろう読みに費やした考慮時間は、前譜△3六歩の15分と見られる。(朝刊25面)
 将棋の観戦記にあった一文。「万の単位になるであろう」の「であろう」は「だろう」にはしにくい。いちばん簡単な書きかえは「万の単位になりそうな」かな。「万の単位になると思われる」はちょっとかたい。

【2月】
03-2-1
2月20日
 投書欄(朝刊14面)に「大学生の文章 本当にひどい」というタイトルの投稿が掲載されていた。書き手は会社員の伊藤由紀さん(東京都大田区 32歳)。おもしろいので全文を引く。
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 私の仕事は、原稿の文字入力、印刷にわたるまでを取り扱っています。先日、小学生と大学生の文章の入力業務をしました。ため息の連続でした。
 小学生の文章はそれなりに漢字を調べて、一生懸命に原稿用紙に自分の感じたこと、思ったことを書いたのでしょう。入力する私たちにもそんな輝いた顔が浮かんでくるもので、ほほ笑ましいものでした。
 が、大学生の文章は散々たる内容でした。まず、「〇〇学部 〇ねん」。ひらがなです。文体も入力者にとっては困難を極めるものでした。そして、文章の間には「@」や「!!」の連続……。都内の大学生の書いた文章です。
 私も子供の頃から作文は得意ではなく、辞書を引きながら文章はともかく、漢字に至っては恥ずかしくないように書いたものです。
 しかし、今回の小学生、大学生の作文を比べた時に、一目瞭然(りょうぜん)、漢字が多いのは小学生の作文でした。情けない話です。
 彼らは、作文、提出文のつもりで書いたのでしょうが、他の人に読まれるという場合も想定した方がいいでしょう。この現実、私は日本の恥部だと思います。
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 細かなキズは目につくものの、なかなかの文章だと思う。「キズ」と書いて放っておくのも無責任なので、気になった点をあげておく。
・そんな輝いた顔
「そんな」が何を示すかが曖昧。「輝いた顔」は避けるべき紋切り調。「キラキラと輝いた」にすれば「紋切り度」が一段と強くなる。
・散々たる
 微妙ではあるが、避けたほうが無難。「散々な」か「惨憺たる」にするべき。まさか、原文は「惨憺たる」だったのを改竄したんじゃないだろうな。
・漢字に至っては
 これはヘン。「こと漢字に関しては」「少なくとも漢字に関しては」ぐらいが自然。単に「漢字に関しては」でもいい。
・作文、提出文のつもりで書いた
 これもヘン。「作文」「提出文」は、他者に読まれることを前提にして書くもの。

 趣旨に関することでいえば、「漢字が多いほどいい」というのは一概には言えない。
 そういった細かな点はどうでもよく、問題はこの現実。大学生の文章がどんなものだったかは、なんとなく想像できる。

【3月】
03-3-1
3月20日
 独走中の千代大海が、過去の幕内対戦成績で10勝1敗だった若の里に足元をすくわれた。(朝刊16面)
「足元をすくう」の類いを新聞で目にしたのは、たしか2度目。どうしてもこれが正しい日本語とは思えない。前に見たのも、スポーツ欄だった。某氏が指摘するように、スポーツ担当の記者は日本語力に問題があるのだろうか。まあ、経済面なんかにはまず登場しないフレーズだよな。
 気になってインターネットで検索してみると、最近目立つ誤用のひとつらしい。

03-3-2
●仕事のゲラから
 昨年末から葬儀絡みの本に関わっていて、いろいろとおもしろい発見があった。
 著者は市井の僧侶だが、なかなかの日本語力の持ち主。「のです」「ないのです」を乱用するなどの不自然な書き癖があることを別にすれば、シロウト離れした文章を書く。「のです」が目立つ文章はたまに目にするけど、「ないのです」が目立つ例は珍しい。同根だろうか。フツーは「ありません」にするべき。
 そういう上級者でも、情景描写が絡んでくると、とたんに文章が判りにくくなる。このあたりがプロとアマの大きな違いだろうか。3人以上の人間が出てきて会話を始めたりすると何がなんだか判らなくなるのも、しかたがないんだろうな。
 校正段階で妙な問題にブチ当たった。
【原文1】
 法話・説教がまったくできなくても、仏典の研究をしなくても、お経の意味を知らなくても、それはそれなりに勤まるのですから、不思議な世界ということができます。
 ここに著者が「私のように」と赤字を入れて、次のようになった。
【書きかえ文1】
 法話・説教がまったくできなくても、私のように仏典の研究をしなくても、お経の意味を知らなくても、それはそれなりに勤まるのですから、不思議な世界ということができます。
 これは典型的な「ように+否定形」の文で、2つの意味にとれる。
  1)私は仏典の研究などをしている
  2)私は仏典の研究などをしていない
 著者は非常に謙虚な人なので、明らかに2)の意味で使っている。一般の僧侶を揶揄するニュアンスになるのを防ぐために赤字を入れたのだろう。この「ように+否定形」が、妙に修正しにくい。赤字の部分を「私も不勉強ですが、」にしたが、どうにもスッキリしない。単純な形にして考えてみる。
【原文2】
 私のように仏典の研究をしなくても、それなりに勤まる。
 最小限の修正で書きかえてみる。
  1)私のようには、仏典の研究をしなくても、それなりに勤まる。
  2)私のように、仏典の研究をしなくても、それなりに勤まる。
 1)はかなりあやしい。2)もおすすめできない。勝手が違うのは、通常の「ように+否定形」が「私」のほかに「彼」などを登場させて比較するのに、この文には「私」しか出てこないからだろう。「……と同じく」「……と違い」なども使いにくい。文意をハッキリさせるには、次のような加工が必要になる。
  1)私がしているような仏典の研究をしなくても、それなりに勤まる。
  2)私のように不勉強で仏典の研究をしなくても、それなりに勤まる。
 書いているうちにますます判らなくなってきた。

03-3-3
 いつかメモしようと思って保存しておいたマンガから。
『モーニング』2003 No.7 「よしえサンち」(須賀原洋行)
 ネット上の以下の書き込みが紹介されている。
=================================
あたし自身、元々、文章を書くのが大の苦手だった
のですが、インターネットでメールを出したり、
掲示板に書き込みするようになってから飛躍的に
文章力がついた気がします。
=================================
 作品中の作者は、このコメントに対して「それは当たってるよね」と賛成している。どうなんでしょうね。「文章読本」のなかにも、「とにかく書きまくること」を上達のコツにしているものがある。やみくもに書きまくって、上達するとは考えにくい。ちなみに、先の書き込み部分の句読点は、原文では「,。」になっている。昨今はこれが一般的なのかしら。
 作品内でも指摘されているように、誤用の紹介をしているサイトなんぞを見れば、誤解に気づくこともある。ただ、これは同様の書籍を読んでも同様の効果は期待できる。どちらが効率的なのかは一概にはいえない。一般にサイトの情報は、新しいが信憑性は低い。
 ワープロソフト&ワープロを使うことによって、勝手な思い込みに気づくことはある。作者は「終焉」を「しゅうば」、「矜持」を「ぎんじ」、「改竄」を「かいびゅう」だと思っていたそうな。「血眼」を「ちなまこ」だと思っていて、変換したら「血海鼠」と出るので「漢字だとこう書くのか」と考えて恥をかいた……という友人の話も出てくる。

03-3-4
『スペリオール』2003 No.5~6 青木雄二のコラム「銭道」(第55~56回)
 知り合いのライター税務調査をされた実話を紹介している。

03-3-5
『スペリオール』2003 No.7 魚柄仁之助のコラム「儲け道」(lesson50)
 東京に進出して一杯100円を謳い文句に話題になっているさぬきうどんの店の訪問レポート。
・香川の本家に比べて、あえて客の流れが悪くなるようなレイアウトにしている(必要以上の行列を演出している)。
・うどんの小はたしかに100円だが、トッピングやなんやかやで客単価は400~500円。

03-3-6
 同じ号の「漫歌アニマル系」第57回(相原コージ)
 4コママンガの「顔」という作品に久しぶりにのけぞってしまった。
 1コマ目 スーパーの野菜売り場。「生産者の顔がみえる野菜コーナー」という札が立っている。
 2コマ目 「北海道真狩村 吉田守さんの畑でとれたジャガイモ」というシールが貼られた袋を手にした主婦がひとりごちる。「やっぱ、今はこーゆー方が安全でオイシーよーな気がしちゃうわよね。」
 3コマ目 精肉売り場。「当事者の顔がみえる肉のコーナー」という札が立っている。
 4コマ目 肉の袋を手にした主婦の顔に斜が入っている。「鹿児島県和平牧場のトン吉くん(生後半年)」のシール。トン吉の写真が印刷されていて、背中の後方(ロース?)に「このへん」と書かれている。
 ……あまりのインパクトに呆れていた。数日後、近所のスーパーのチラシにナントカ牧場の子豚の写真が掲載されていた。飼育者に抱かれた姿の愛らしかったこと。どういう発想なんじゃ。

【4月】
03-4-1
4月8日
2人がしのぎ合うことは、日本柔道界に大きなプラスだ。(朝刊16面)
 山下泰裕・全柔連男子強化部長の署名記事。
 この「しのぎ合う」も最近気になる言葉のひとつ。「凌ぐ」には主としてふたつの意味がある。
1)「困難などに耐えて状態を保つ」……「急場を凌ぐ」とか「危機を凌ぐ」とか
2)「他者を超越して優位に立つ」……「A社の売り上げを凌ぐ」のような使い方(なんかヘンだな)。
 どちらの意味でも微妙にずれている気がする。「競り合う」「競い合う」「鬩(せめ)ぎ合う」(これも迂闊に使うと誤用になりやすい)などとの混用ではないだろうか。「互いによく攻め、互いによく守り」(カッコよく言えば、「攻めも攻めたり、守りも守ったり」ってヤツ?)って意味で具体的な戦いを描写するのに「攻め合い、凌ぎ合い」という使い方ならアリの気がするけど、やや強引。
 語呂がよく似ている混用が「凌ぎを削る」。これは「鎬を削る」が正しい用法だから明らかに誤用。

03-4-2
4月26日
 日本語の問題ではないけれど、信じられないほどバカな話が夕刊14面に紹介されていたのでメモしておく。
 タイトルが「中国にバス放流 賛否の声」。
 昨秋、国内最大級のブラックバス釣りの愛好家団体「日本バスクラブ」が、江蘇省無錫市の五里湖のブラックバス1tを放流したとか。
 中国では、1970年代にアメリカからブラックバスが移入され、90年代頃から高級食用魚として盛んに養殖されているそうな。最近、ブラックバスの料理が、日本国内のテレビで紹介されているのを立て続けに目にした。繁殖が速くて手に負えないから、「とにかく食ってしまえ」という動きがあるようだ。中国人があの魚を高級魚として扱うのは自由で、そのために養殖するのも自由。しかし、「ゲームフィッシングのおもしろさを伝えたい」という理由で、よその国の人間が放流するとはどういう了見だ。
 今月、滋賀県ではバスなどの再放流(キャッチ後のリリースのことだろう)を禁じる条例を施行している。これに対し、「そんな条例に従う義務はない」と提訴したタレントがいる。バス釣りが趣味の清水國明だって。「食害」は同じ外来魚でもブルーギルによるもののほうが多い、というのが理由らしい。事実がどうなのかは知らない。しかし、「少ない」というんだから、ブラックバスによる食害もあるということだろう。なによりも、琵琶湖あたりで網を入れると、掛かるのはほとんどがブラックバスとブルーギルで、漁業は壊滅状態という現実の責任は誰がとるんだ。頭がおかしいとか思えない。
 日本語関連でやや異和感があったのは「國」の字。正字はこちらなのかもしれないが、テレビのテロップでこの字を使っているのを見た記憶がない。逆に中澤裕子あたりはテロップでは「澤」なのに新聞のテレビ欄では「沢」になっている。番組に出演する場合は表記なんてどうでもよくて、事件がらみだとチャンとするってわけじゃないだろうな。

【5月】
03-5-1
5月9日
 また、当時の担任が少女の悩みを聞いたり、部の顧問が、部員を集めて「仲良くするように」と言い聞かせるなどしたりしたため「関係は良好になった」とも説明した。(朝刊34面)
「などしたりした」は相当クドい。こんな訳の判らない形にするなら、「片たり」のほうがずっと美しい。基本的な問題として、「~たり」を使った文に「など」は不要。ついでに書けば、「顧問が」の直後の読点は打ってはいけない。とりあえず、次のように書きかえる。
 【書きかえ案1】
 また、当時の担任が少女の悩みを聞いたり、部の顧問が部員を集めて「仲良くするように」と言い聞かせたりしたため「関係は良好になった」とも説明した。
 これでもいいけど、個人的な趣味では「~たり」と「~たり」の間がこのぐらいの長さになるなら避けたい。
 【書きかえ案2】
 また、当時の担任が少女の悩みを聞いたことや、部の顧問が部員を集めて「仲良くするように」と言い聞かせたことにより、「関係は良好になった」とも説明した。
「言い聞かせたこと」の直後の「など」はあってもなくてもいい気がする。このままでもほかにいろいろあったニュアンスがある。

【6月】
03-6-1
6月10~13日「朝日新聞」(朝刊「声」面)から(10日12面、ほかは14面)。
 いろいろなテーマを「四話形式」で取り上げるコーナー。6月10~13日のテーマは「変わる将棋」。
 その1〈実力差縮むアマとプロ〉。トップアマがプロに挑む朝日新聞主催の棋戦がある。今年はアマが4勝6敗。まあ妥当な結果かね。昨年はアマが7勝3敗と勝ち越して話題になった。昔は相撲と将棋は、アマとプロの差が大きいと言われていた。最近、どちらもかなり崩れてきた。
 その2〈パソコン、詰めは大得意〉。チェスの世界チャンピオンがコンピュータに敗れたことがあった。将棋ソフトの棋力について羽生四冠が「プロレベルに達するのは2015年ごろ」と予想したとか(細かいインネンをつけると、当時は「四冠」ではなかったはず。それにしても、この妙に細かい刻みはなんなんだろう。当人は「あと20年ぐらい」とでも言ったのだろうか)。当時アマ二段程度だったコンピュータの棋力は、6年後の現在、四~五段程度に向上しているとか。ただ、「詰み」の局面に限れば、トッププロも歯が立たない。
 その3〈女流棋士 人気はあるけど〉。なんで強い女性棋士が登場しないのか、と昔から疑問に感じている。一般に、女性が男性に比べて劣ると言われるのは空間認識能力。これが正しいとしても、空間認識能力がモノを言うのは囲碁のほうだろう。しかし現実には男性とほぼ対等に戦っている女性囲碁棋士は多い。じゃあ将棋に最も必要な能力ってなんなのだろう。
 その4〈ネットに集まる対局者〉。毎日数千人が見知らぬ相手と対局している。無料サイト「将棋倶楽部24」の登録会員は13万人を超え、記録が残るだけで1日平均約2万局が指されているとか。

【8月】
03-8-1
8月11日
 夕刊17面から。
 11日の朝刊が休みだったため、10日と11日(前半)の夏の甲子園大会(第85回全国高校野球選手権記念大会)の結果を伝えている。問題の記事は、10日の岩国(山口)対羽黒(山形)戦の試合結果。「羽黒、足元すくわれた」と大きな見出しが躍る。文中にも、「岩国の粘っこい攻めに足元をすくわれた」とある。まず問題は「足元をすくう」。本来の表現は「足をすくう」のはずだが、もはや誤用ではないのだろうか。さらに、「足をすくわれる」は「格上の者が格下の者に不覚をとる」のニュアンスがある。たしかに2人の好投手を擁する羽黒は前評判が高かったが、これは対戦相手に対して相当失礼な書き方じゃないだろうか。
 などと書きながら、さまざまな疑問が新たに湧いてくる。
・「不覚をとる」は漢字で書くなら「取る」なのだろうか。表記の問題は別として、「不覚をとる」はなんか異和感がある。論理的に考えると「不覚をとられる」になりそうな気がするが、そんな表現は聞いたことがない。いちばん無難なのは「不覚を喫する」だろうな(古臭いな)。
・「~を擁する」ってすごく堅苦しいけど、この場合は「~を持つ」は使えないから、書きかえるなら「~がいる」ぐらいしか思い浮かばない。
・「対戦相手に対して」って重言じゃないのかな。

03-8-2
8月25日
 朝刊7面から。
 言葉の問題ではないが、気になった記事。経済面に「足元揺らぐNTT」という大きな見出しが躍る。
 99年に東西地域会社がスタートするとき、NTTは、インターネットの主流はNTTが独自開発したISDN(総合デジタル通信網)で、料金体系も「3分いくら」という従量制を想定していた。ISDNを長く使い、次の段階で光ファイバー(FTTH)に移行させる腹づもりだった。
 それが、NTTが導入に消極的だった定額制が前提を前提にしたADSL(非対称デジタル加入者線)の急伸によってもくろみが狂ったらしい。このあたりの事情が、以前知人がメールに書いてきたとおりなんで、笑ってしまった。根拠のないヨタ話じゃなかったのね。転記していて気づいたが、この記事のカッコ注は、一般的な形になっている。
・ISDN(総合デジタル通信網)
・光ファイバー(FTTH)
・ADSL(非対称デジタル加入者線)
 このほかに「IP(インターネット・プロトコル)電話」なんてのもある。いずれも再出のときはアルファベットだけになる。ヘンなのは「光ファイバー(FTTH)」だけ(この形が本来の新聞の書き方)。新聞だから、こういうふうにうるさくカッコ注をつけるしかないのね。

【続きは】
●朝日新聞から(2003年12月~2004年6月)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=982836800&owner_id=5019671
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テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

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