ネタバレ ネタバラシ
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【9】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1854387407&owner_id=5019671
mixi日記2012年07月06日から
マイミクのM氏(仮名)のニュース日記のコメント欄がエラいことになっている。
問題になっているのは「ネタバレ」(この表記を使う)という言葉の使い方。
かなり微妙な話なんで、M氏の主張を確認する(理解できずにいろいろ書いているコメントが目立つ)。
・ネタばれなので書けません!
→名詞扱いだから問題無し
・大声でネタばれトーク
→許容範囲だと思います(形容詞的用法、とでも言うべきか)
・映画館で客にネタばれ!
→私の感覚ではどうしてもアウト
M氏は「ネタバレ」を「アウト」にしているのではない。「ネタバレ」の動詞的用法(しかも他動詞的用法)を「アウト」にしているってことだろう。
厳密に言うと、「客にネタばれ」は「客にネタバレした」の体言止めか否かは微妙。「客にネタバレになることを言った」の略なら、名詞扱いだろう。話がややこしくなるので、「ネタバレした」の体言止めってことにする。
おそろしいこと「ネタバレ」は辞書にも項目があった。
■Web辞書『大辞泉』から(『大辞林』には項目なし)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%AD%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%82%8C&stype=0&dtype=0
================================引用開始
ねた‐ばれ
仕掛け(ねた)が事前にわかって(ばれて)しまうこと。主に映画・演劇・小説・漫画などの作品の内容や結末が露見すること。また、その情報。「―注意」
================================引用終了
■『日本語俗語辞書』から
http://zokugo-dict.com/24ne/netabare.htm
================================引用開始
ネタバレ
ネタバレとは、小説や映画、ゲームなど作品の詳細や核心部分が文章の中に入っていること。
【年代】 平成時代 【種類】 -
ネタバレの解説
ネタバレとはインターネットの掲示板、ブログ、SNS(mixiなど)の日記などで、小説やコンサート、ゲーム、映画といった作品の感想、批評を書く際、文章の中に作品の詳細や核心部分を書くことをいう。ちなみにネタバレのネタは種の倒語(詳しくはコチラを参照)、バレは秘密・嘘などが露顕することを意味する「バレる」からきている。当初、掲示板で「ネタバレ禁止(作品の内容がわかる書き込みは禁止の意)」といった使い方が多く見られた。また、ブログやSNSの日記タイトルにネタバレと書いたり、文章の途中から作品の内容に触れる際に「以下ネタバレ」と書くことで、作品にこれから触れようとする人が読んでしまわない様、警告としても用いられる。
================================引用終了
辞書的には明らかで、名詞しかないので「ネタバレした」は誤用。ハイ、撤収~。
まあ、辞書になくても通用する言葉なんていくらでもある。こういう俗語っぽい言葉を辞書の記述で杓子定規に考えるのもどうかと思う。
だが、主観で書かせてもらうと、「ネタバレした」には異和感がある。
個人的には「ネタバレ」ではなく「ナタバラシ」だと思う。ただ、「ネタバレ」って形がこれだけ広まってしまったら、抵抗する気はない。
そもそも「バレる」は隠し事などが意図せずに露見することだろう。他者の隠し事をあばくのは「バラす」。前者が自動詞的で、後者が他動詞的と言えなくはない。
その前提があるから、「これを言うとネタがバレてしまう」→「ネタバレになる」は許容できる。しかし「あえてネタバレする」って用法はどうかと思う。「ネタバレ(になることは)覚悟で言う」あたりなら、ほとんど異和感はない。
これも「バイト敬語/若者言葉」の一種なんだろうか。
●バイト敬語/若者言葉のコレクション
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1818.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1824951700&owner_id=5019671
現在は「第2期 派生期」かな。「ネタバレする」は「派生的な言い回し」だろう。これも定着するのか、淘汰されるのか……。
【ネタ元】ハリウッドチャンネル
http://news.goo.ne.jp/article/hollywood/entertainment/hollywood_news12070508.html
================================引用開始
こんな店員は嫌だ!映画館で客にネタばれ!リドリー・スコット新作「プロメテウス」内容バラす
2012年7月5日(木)12:15
(ハリウッドチャンネル)
映画館に行ったら、前の上映を終えた観客が出てきて大声でネタばれトーク…なんて経験のある人いませんか? しかし今回の話は、それをはるかに上回る。なんとチケット売り場の店員が、客に上映作品の内容を明かしたというのだ。それも故意に。
【関連写真】オリンピック開幕記念!映画で巡るロンドン
エンタメサイトThe Strangerによると、シアトルに住むジョージは、リドリー・スコット監督の最新作「プロメテウス」(8月24日日本公開)を観るため、リーガル・エンターテインメント・グループの展開するシネコンに出向いた。そこで、店員はジョージのチケットをもぎりながら「言っておかなきゃならないんだけど」と前置きした後、「映画の中盤、ヒロインが×××しますよ(ネタばれなので書けません!)」と、平然と言い放ったというのである。
しかもそれは、「プロメテウス」を観に来た別の客に対しても行われていた。ネタばれをした店員の話に政治的意味合いを感じたジョージはすぐに劇場支配人に苦情を入れたが、納得のいく説明が得られなかったため、最終的には映画館を経営するリーガル・エンターテインメント・グループへ苦情を申し立てた。その後、ジョージには2枚の無料鑑賞券が送られてきたが、結局何の説明もなかったので鑑賞券は送り返したという。
この件について、劇場支配人はノーコメントを通している。
================================引用終了
こんな店員は嫌だ!映画館で客にネタばれ!リドリー・スコット新作「プロメテウス」内容バラす
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2071648&media_id=100
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mixi日記2012年07月06日から
マイミクのM氏(仮名)のニュース日記のコメント欄がエラいことになっている。
問題になっているのは「ネタバレ」(この表記を使う)という言葉の使い方。
かなり微妙な話なんで、M氏の主張を確認する(理解できずにいろいろ書いているコメントが目立つ)。
・ネタばれなので書けません!
→名詞扱いだから問題無し
・大声でネタばれトーク
→許容範囲だと思います(形容詞的用法、とでも言うべきか)
・映画館で客にネタばれ!
→私の感覚ではどうしてもアウト
M氏は「ネタバレ」を「アウト」にしているのではない。「ネタバレ」の動詞的用法(しかも他動詞的用法)を「アウト」にしているってことだろう。
厳密に言うと、「客にネタばれ」は「客にネタバレした」の体言止めか否かは微妙。「客にネタバレになることを言った」の略なら、名詞扱いだろう。話がややこしくなるので、「ネタバレした」の体言止めってことにする。
おそろしいこと「ネタバレ」は辞書にも項目があった。
■Web辞書『大辞泉』から(『大辞林』には項目なし)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%AD%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%82%8C&stype=0&dtype=0
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ねた‐ばれ
仕掛け(ねた)が事前にわかって(ばれて)しまうこと。主に映画・演劇・小説・漫画などの作品の内容や結末が露見すること。また、その情報。「―注意」
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■『日本語俗語辞書』から
http://zokugo-dict.com/24ne/netabare.htm
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ネタバレ
ネタバレとは、小説や映画、ゲームなど作品の詳細や核心部分が文章の中に入っていること。
【年代】 平成時代 【種類】 -
ネタバレの解説
ネタバレとはインターネットの掲示板、ブログ、SNS(mixiなど)の日記などで、小説やコンサート、ゲーム、映画といった作品の感想、批評を書く際、文章の中に作品の詳細や核心部分を書くことをいう。ちなみにネタバレのネタは種の倒語(詳しくはコチラを参照)、バレは秘密・嘘などが露顕することを意味する「バレる」からきている。当初、掲示板で「ネタバレ禁止(作品の内容がわかる書き込みは禁止の意)」といった使い方が多く見られた。また、ブログやSNSの日記タイトルにネタバレと書いたり、文章の途中から作品の内容に触れる際に「以下ネタバレ」と書くことで、作品にこれから触れようとする人が読んでしまわない様、警告としても用いられる。
================================引用終了
辞書的には明らかで、名詞しかないので「ネタバレした」は誤用。ハイ、撤収~。
まあ、辞書になくても通用する言葉なんていくらでもある。こういう俗語っぽい言葉を辞書の記述で杓子定規に考えるのもどうかと思う。
だが、主観で書かせてもらうと、「ネタバレした」には異和感がある。
個人的には「ネタバレ」ではなく「ナタバラシ」だと思う。ただ、「ネタバレ」って形がこれだけ広まってしまったら、抵抗する気はない。
そもそも「バレる」は隠し事などが意図せずに露見することだろう。他者の隠し事をあばくのは「バラす」。前者が自動詞的で、後者が他動詞的と言えなくはない。
その前提があるから、「これを言うとネタがバレてしまう」→「ネタバレになる」は許容できる。しかし「あえてネタバレする」って用法はどうかと思う。「ネタバレ(になることは)覚悟で言う」あたりなら、ほとんど異和感はない。
これも「バイト敬語/若者言葉」の一種なんだろうか。
●バイト敬語/若者言葉のコレクション
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1818.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1824951700&owner_id=5019671
現在は「第2期 派生期」かな。「ネタバレする」は「派生的な言い回し」だろう。これも定着するのか、淘汰されるのか……。
【ネタ元】ハリウッドチャンネル
http://news.goo.ne.jp/article/hollywood/entertainment/hollywood_news12070508.html
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こんな店員は嫌だ!映画館で客にネタばれ!リドリー・スコット新作「プロメテウス」内容バラす
2012年7月5日(木)12:15
(ハリウッドチャンネル)
映画館に行ったら、前の上映を終えた観客が出てきて大声でネタばれトーク…なんて経験のある人いませんか? しかし今回の話は、それをはるかに上回る。なんとチケット売り場の店員が、客に上映作品の内容を明かしたというのだ。それも故意に。
【関連写真】オリンピック開幕記念!映画で巡るロンドン
エンタメサイトThe Strangerによると、シアトルに住むジョージは、リドリー・スコット監督の最新作「プロメテウス」(8月24日日本公開)を観るため、リーガル・エンターテインメント・グループの展開するシネコンに出向いた。そこで、店員はジョージのチケットをもぎりながら「言っておかなきゃならないんだけど」と前置きした後、「映画の中盤、ヒロインが×××しますよ(ネタばれなので書けません!)」と、平然と言い放ったというのである。
しかもそれは、「プロメテウス」を観に来た別の客に対しても行われていた。ネタばれをした店員の話に政治的意味合いを感じたジョージはすぐに劇場支配人に苦情を入れたが、納得のいく説明が得られなかったため、最終的には映画館を経営するリーガル・エンターテインメント・グループへ苦情を申し立てた。その後、ジョージには2枚の無料鑑賞券が送られてきたが、結局何の説明もなかったので鑑賞券は送り返したという。
この件について、劇場支配人はノーコメントを通している。
================================引用終了
こんな店員は嫌だ!映画館で客にネタばれ!リドリー・スコット新作「プロメテウス」内容バラす
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2071648&media_id=100
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