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やはりジョシの扱い方はむずかしい(←オイ!)──「に」「で」の使い方 教えて!goo

 下記の仲間。
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【9】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1854387407&owner_id=5019671

mixi日記2012年08月12日から

 テーマサイトは下記。
【日本語文法 「に」「で」の使い方】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7629520.html

 質問の全文と当方のコメントを回収する。
【質問文】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
こんにちわ。
当方、海外在住です。
夏休で、退屈している知人の子供(高校生)に日本語を教えてくれと頼まれましたが、いざ始めてみると、私には答えられない質問があります。
日本語文法書を買いたくでも、身近で日本語の本を買える環境になく、ここで皆様のお知恵を拝借にしきました。お願いします。

☆質問1「に」の意味
・いすの下に猫がいます
・カバンの中に本があります。
の場合の「に」は 「どこ(位置が固定)」なのに
・東京に行きます
では、「に」は「目的地(移動を伴う)」になります。
これはどう説明すればよいでしょうか?

☆質問2「で」
・しないでください
・行かないでください
の「で」はなんですか?

☆質問3「も」
・一度も
の「も」はなんでしょうか?
「一度たりとも」「一度でも」の短縮形かな。までは推測しましたが、
「たりとも」「でも(また「で」がネック」」も、やはり上手く説明できません。

よろしくお願いいたします。

補足説明。
教えている対象の子供は16歳。語学に天才的才能があります。なので、私が説明さえできれば、理解は早いです。
その子は、親の転勤に伴い数カ国で育ち、本人が母国語と感じる言語が独語、英語、仏語の3カ国語。この他、チェコ語、伊語もできるようです。

【tobiクンのコメント】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 助詞の働きは多岐にわたるうえに微妙なので、簡単には説明できません。
 基本的なことは辞書を丹念に引けばわかります。

☆質問1「に」の意味
「いすの下に猫がいます」は下記の「2」でしょう。
「東京に行きます」は下記の「3」でしょう。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AB&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=11
================================引用開始

【1】[格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。
2 人・事物の存在や出現する場所を表す。「庭―池がある」「右―見えるのが国会議事堂です」
3 動作・作用の帰着点・方向を表す。「家―着く」「東―向かう」
================================引用終了

☆質問2「で」
 いろいろな解釈がありそうですが、下記の「9」でしょう。補助動詞の「ください」に続いています。この場合は「で」になっています。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A6&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=12537400&pagenum=1
================================引用開始

【1】[接助]活用語の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞の音便形に付く場合は「で」となる。形容詞、形容詞型助動詞に付く場合は「って」の形をとることもある。
9 補助動詞に続けて、動作・作用の内容を具体的に示す意を表す。「思い出し―みる」「嫌になっ―しまう」
================================引用終了

☆質問3「も」
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%82%82&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=18174500&pagenum=1
================================引用開始

【1】[係助]種々の語に付く。
3 全面的であることを表す。
(2)動詞の連用形や動作性名詞に付き、打消しの語と呼応して、強い否定の意を表す。「思い―よらぬ話」「返事―しない」
================================引用終了

「も」は辞書にない用法も多々あります。
【助詞の話8「モ」の特殊用法──夜もふけてまいりました 宴もますますたけなわ 朝も早くから】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2424.html

「助詞」全般に関しては下記あたりをご参照ください。
【中学国語のツボ】
http://www.geocities.jp/nm3032nakatsu/kokubun/kb08.html
【庭三郎の現代日本語文法概説】
www.geocities.jp/niwasaburoo/index.html

 もしmixiを閲覧できる環境なら、下記をご参照ください。
●助詞に関する話
「ヘ」か「ニ」か/「ガ」か「ヲ」か/「ハ」か「ガ」か/「ニ」か「デ」か/
「ニ」か「ト」か
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=50998211

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 さて、本題はここから。
「☆質問2」の「で」はなんなのだろう。もっともらしくコメントはしたが、よくわかっていない(泣)。よく考えると違う気がしてくる。当方はよほど「デ」との相性が悪いのかも。
【板外編9-2】文法はお好きですか?──やっぱりどう転んでも嫌いです
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1214701456&owner_id=5019671
 基本的には、〈連用中止法と助詞の「て」〉でいいと思う。「連用中止法」って正しい呼称なんだろうか?
 わからないのは『大辞泉』の説明。
1)〈補助動詞に続けて〉ってどういうこと?
 これは2通りに解釈できる。
a.補助動詞+「て」
b.「て」+補助動詞
 素直に読めば、〈補助動詞+「て」〉って気がする。実際は〈活用語の連用形+「て」+補助動詞〉だから、「b.」が正解。まぎれをなくすにはどうすればいいのか考えてしまった。
『大辞林』を見て解決する。
〈あとに補助動詞が続く形で、動作・作用の様態をさまざまに表現するのに用いる。〉とある。誤解されない日本語はこういうふうに書くものなんだ。
 逆の場合なら、〈先行する補助動詞について〉くらいかな。まとめると、〈先行する活用語の連用形につき、あとに補助動詞が続く形で〉ってことになる。誤解されない日本語はむずかしいorz。
 さらにわからないのは、〈活用語の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞の音便形に付く場合は「で」となる〉の部分。
 後半はかろうじでわかる。
  ガ行 剥ぐ→剥ぎ→(剥ぎて)→剥いで
  ナ行 死ぬ→死に→(死にて)→死んで
  バ行 飛ぶ→飛び→(飛びて)→飛んで
  マ行 噛む→噛み→(噛みて)→噛んで

 問題は前半部。「しないでください」の「しない」は「する+ない」。「ない」は下記の「1」で、打ち消しの働きをする助動詞だろう。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AA%E3%81%84&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=13597900&pagenum=1
================================引用開始
ない
[助動][なかろ|なく・なかっ|ない|ない|なけれ|○]動詞・助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「たがる」の未然形に付く。

1 動作・作用を打ち消す意を表す。「悪い本は読まない」
  「足下(そっか)のやうに言(ものをい)うては論が干(ひ)ない」〈滑・浮世床・初〉

2 文末にあり、上昇調のイントネーションを伴って、発問・勧誘を表す。「学校から通知が来ない」「そろそろ出かけない」→ないか →ないで →なかった →なくて →ならない

◆「ない」は室町末期以来主に東日本で使われているが、終止形・連体形以外の用法はきわめて少ない。「ず(ぬ)」に代わって打消しの助動詞として用いられるようになったのは、江戸後期からである。語源については、打消しの助動詞「ぬ」を形容詞化したとみる説、形容詞「なし」、または、東国方言「なふ」の音変化説など諸説がある。「ない」がサ変動詞に付くときは、「しない(じない)」の形をとる。また動詞のうち「ある」には付かない。2は、話し言葉に用いられるが、終止形用法に限られ、ほとんど打消しの意が失われているところから、終助詞として扱うこともある。
================================引用終了

 なぜ「ない」の後ろに来ると、「て」でなく「で」になるの? ここがサッパリわからない。しかも「ない」は連用形じゃない。
 連用形の場合は「~しなくて……」で「連用形+て」でスッキリする。
 もしかすると根本的に勘違いしているのかも(泣)。

 念のため、ほかの人が「で」をどう解釈しているか見てみる。
「No.3」……たぶん「接続助詞」なんだろう。消去法で考えることの是非は不明。
「No.2」……〈「上の事柄を打ち消して下に続ける」という用法の接続助詞〉ではないと思う。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A7&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=12538200&pagenum=1
「No.1」……〈本来は継続を表す助詞〉で、この場合はなんなのだろう。
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