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よくある誤用22──微妙な言葉の取説2 ご苦労さまです お疲れさまです ご苦労さまでございます

「ご苦労さま(です)」や「お疲れさま(です)」に関する話もよく見聞します。
 基本的には、同格以下には「ご苦労さま(です)」、目上には「お疲れさまです」でいいでしょう。少し細かく見ていきます。


ご苦労さま/ご苦労さまです
 相手の苦労や労力に対するねぎらいの言葉とされます。諸説あるようですが、目上に対しては基本的にNG。どうにも上から目線のニュアンスがあります。
 時代劇でお殿様が家来をねぎらう「ご苦労であった」が典型的。
 

お疲れさま/お疲れさまです
 では目上にはどう言えばいいのかが悩ましい。
 会社内なら、「お疲れさまです」あたりが一般的でしょう。これも本来はねぎらいの言葉だから目上に使うべきではない、という説もあります。そのとおりですが、ほかに適切な言い回しがないもので。「ありがとうございます」をすすめる人もいますが、これは何かをしてもらったとき限定でしょう。
 たとえば、時間外に廊下で重役と出くわしたとします。「ありがとうございます」は明らかにヘンなので、黙礼するくらいでしょうか。「お疲れさまでございます」などと言うと、「それは本来は……」と説教される可能性があります。
「お疲れさまです」は、同格以下に対しても使えます。
「お疲れ」→「お疲れさま」→「お疲れさまです」→「お疲れさまでございます」
 くらいの順で敬度が高くなります。


ご苦労さまでございます
 目上に対しては丁寧に「ご苦労さまでございます」と言えばいい、という説も見聞します。
 あまり鵜呑みにしないほうがよいでしょう。「目上に対してご苦労なんてけしからん」と考えているお偉いさんが、目下の者に「ご苦労さまでございます」と言われたら、「その言い方なら丁寧だから許す」と考えると思いますか?
 つまり、「ご苦労さまでございます」ならOK、というのは身勝手な論理です。
 昔は任侠映画などで、出所した幹部を迎えに行って「お務め、ご苦労さまでございます」と言うシーンがあったような……。あれが許されるのはどういう理屈なんでしょうか。


 詳しくは下記をご参照ください。
突然ですが問題です【日本語編2】──「お疲れさまです」「ご苦労さまです」  解答編
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1300.html

 バックナンバーは下記。
【お品書き】よくある誤用
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n118365
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