突然ですが問題です【日本語編142】── 「~はお持ちでいらっしゃいますか」
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【9】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1854387407&owner_id=5019671
mixi日記2012年10月24日から
【問題】
「○○はお持ちでいらっしゃいますか」は二重敬語でしょうか。
■参考サイト
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1442227134
【解答?例】
二重敬語とは考えにくい。
敬語連結だろう。
【よくわからない解説】
いつもの「敬語の指針」を見る。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf
「敬語の指針」p.30から=====引用開始
(3)「敬語連結」とその適否
二つ(以上)の語をそれぞれ敬語にして,接続助詞「て」でつなげたものは,上で言う「二重敬語」ではない。このようなものを,ここでは「敬語連結」と呼ぶことにする。例えば,「お読みになっていらっしゃる」は,「読んでいる」の「読む」を「お読みになる」に,「いる」を「いらっしゃる」にしてつなげたものである。つまり,「読む」「いる」という二つの語をそれぞれ別々に敬語(この場合は尊敬語)にしてつなげたものなので,「二重敬語」には当たらず,「敬語連結」に当たる。
「敬語連結」は,多少の冗長感が生じる場合もあるが,個々の敬語の使い方が適切であり,かつ敬語同士の結び付きに意味的な不合理がない限りは,基本的に許容されるものである。
【許容される敬語連結の例】
・お読みになっていらっしゃる
(上述。「読んでいる」の「読む」「いる」をそれぞれ別々に尊敬語にしたもの。)
・お読みになってくださる
(「読んでくれる」の「読む」「くれる」をそれぞれ別々に尊敬語にしたもの。)
・お読みになっていただく
(「読んでもらう」の「読む」を尊敬語に,「もらう」を謙譲語Iにしたもの。尊敬語と謙譲語Iの連結であるが,立てる対象が一致しているので,意味的に不合理はなく,許容される。)
・御案内してさしあげる(「案内してあげる」の「案内する」「あげる」をそれぞれ別々に謙譲語Iにしたもの。)
================引用終了
「~はお持ちでいらっしゃいますか」は「持っている」を尊敬語にしたものだろう。
少し細かく見る。
「持っている」の「持つ」と「いる」をそれぞれ別々に尊敬語にしたのが「お持ちになっていらっしゃる」。
その縮約形とも言えるのが「お持ちでいらっしゃる」(こちらのほうが一般的)。
これを丁寧形にしたのが「お持ちでいらっしゃいます」。
これを疑問形にしたのが「お持ちでいらっしゃいますか」。
「二重敬語」とは思えない。異論のある人は文化庁と戦ってください。
詳しくは下記をご参照ください。
【「~はお持ちでいらっしゃいますか」 は二重敬語か】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1882682420&owner_id=5019671
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「○○はお持ちでいらっしゃいますか」は二重敬語でしょうか。
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【解答?例】
二重敬語とは考えにくい。
敬語連結だろう。
【よくわからない解説】
いつもの「敬語の指針」を見る。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf
「敬語の指針」p.30から=====引用開始
(3)「敬語連結」とその適否
二つ(以上)の語をそれぞれ敬語にして,接続助詞「て」でつなげたものは,上で言う「二重敬語」ではない。このようなものを,ここでは「敬語連結」と呼ぶことにする。例えば,「お読みになっていらっしゃる」は,「読んでいる」の「読む」を「お読みになる」に,「いる」を「いらっしゃる」にしてつなげたものである。つまり,「読む」「いる」という二つの語をそれぞれ別々に敬語(この場合は尊敬語)にしてつなげたものなので,「二重敬語」には当たらず,「敬語連結」に当たる。
「敬語連結」は,多少の冗長感が生じる場合もあるが,個々の敬語の使い方が適切であり,かつ敬語同士の結び付きに意味的な不合理がない限りは,基本的に許容されるものである。
【許容される敬語連結の例】
・お読みになっていらっしゃる
(上述。「読んでいる」の「読む」「いる」をそれぞれ別々に尊敬語にしたもの。)
・お読みになってくださる
(「読んでくれる」の「読む」「くれる」をそれぞれ別々に尊敬語にしたもの。)
・お読みになっていただく
(「読んでもらう」の「読む」を尊敬語に,「もらう」を謙譲語Iにしたもの。尊敬語と謙譲語Iの連結であるが,立てる対象が一致しているので,意味的に不合理はなく,許容される。)
・御案内してさしあげる(「案内してあげる」の「案内する」「あげる」をそれぞれ別々に謙譲語Iにしたもの。)
================引用終了
「~はお持ちでいらっしゃいますか」は「持っている」を尊敬語にしたものだろう。
少し細かく見る。
「持っている」の「持つ」と「いる」をそれぞれ別々に尊敬語にしたのが「お持ちになっていらっしゃる」。
その縮約形とも言えるのが「お持ちでいらっしゃる」(こちらのほうが一般的)。
これを丁寧形にしたのが「お持ちでいらっしゃいます」。
これを疑問形にしたのが「お持ちでいらっしゃいますか」。
「二重敬語」とは思えない。異論のある人は文化庁と戦ってください。
詳しくは下記をご参照ください。
【「~はお持ちでいらっしゃいますか」 は二重敬語か】
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