引用のご作法16相当 了解 了解です 了解した 了解しました 了解いたしました──大門圭介御用達?

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【10】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1880457960&owner_id=5019671

mixi日記2012年12月07日から。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1883696520&owner_id=5019671

「了解」は対人関係の非円滑用語 目上・上司にはなじまない……基本的には賛成。
「了解」は目上の人には使わないほうが無難。最大の理由は、そういう風に考える人が増えたから。こうなると論理的に正しい正しくないの問題ではなくなる。
 だって、「了解いたしました」ならさほど問題がないはずだから。
『明鏡国語辞典 第二版』にある「ぶっきらぼうで敬意が不足」は何に対するただし書きなのかな。おそらく「了解」に対するものだろう。
「了解いたしました」を「ぶっきらぼうで敬意が不足」と考えるのはホニャララだろう。

>ところが、倍の敬意を表そうとしても〈了解〉は、「よろしい」と許可をあたえる時の大門部長刑事の使い方が本義である。
 笑ってしまった。いきなり「大門部長刑事」って、アリですか。西部警察ネタがわかる人は……。ちなみに、部下が殉職したときの大門部長刑事(こんな肩書きあるのかな)の心情が「ダンチョウの思い」です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%83%A8%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9

「了解」って言ってたかな?
「わかった」のほうが似合う気がする。「オッケー」でないことはたしか。仮に「了解(した)」と言っていたとしたら、一種の軍隊用語だろう。「ラジャー」の日本語訳は「了解」。「承知」としている映画があったら教えてね。
 団長の一人称は「自分」だったし、ビキビキの体育会系のキャラだった。だから「了解」なんだろう。
 松嶋菜々子演ずる三田灯(みたあかり。ジャガイモの品種ではありません)は「承知しました」だった。なぜ「承知いたしました」ではなかったのかは謎。

 
【よくある誤用20──誤用ではないけれど…… なるほど 了解 参考にする】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2509.html
================引用開始
了解
「了解」「了解です」だと相当軽い感じです。気軽な相手ならOKでしょうが、目上には×。「了解しました」「了解いたしました」だとさほど問題がない気もしますが、これも「了解 マナー」あたりで検索すると、山ほどヒットします。こうなると、使わないほうが無難でしょう。
 かわりにどう言えばいいか。「承知しました」くらいでしょうか。「承知いたしました」「かしこまりました」のほうが丁寧ですが、少し堅苦しいような。
ただ、「承知しました」は某大ヒットドラマのせいで、一時期ギャグになっていました。もう使っても大丈夫でしょうか……。
================引用終了


【ネタ元1】NEWSポストセブン
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121207-00000010-pseven-life(リンク切れ)

http://m.news-postseven.com/archives/20121207_158501.html
================引用開始
「了解」は対人関係の非円滑用語 目上・上司にはなじまない
NEWS ポストセブン 12月7日(金)7時6分配信
「了解しました」――会社で頻繁に耳にする言葉だが、実は、目上の人に使うにはふさわしくない言葉なのだという。われらタテ社会の「ひっかかる言葉」を、作家の山藤章一郎氏が考察する。

 * * *
 いまや、オフィスにも、メールにも、猫にも杓子にも「了解」がのし歩いている。メールで〈り〉と打てば〈了解〉と転じ、部下が上司に〈了解〉を連発する。

 上司「これ明日までに頼みます」

 部下「了解しました」

「りょうかい【了解 諒解】
1:物事の意味・内容・事情などを理解すること。
2:理解した上で承認すること。

 近年、目上の人の依頼、希望、命令などを承諾する意に使う向きもあるが、慣用になじまない。(ぶっきらぼうで敬意が不足)『分かりました』『承知しました』のほか『かしこまりました』『承りました』などを使いたい」

『明鏡国語辞典 第二版』(大修館書店)のただし書きである。

「ぶっきらぼうで敬意が不足」

 10年前の同じ辞典の第一版には、ない。二版にわざわざ挿入されている。

〈ポライトネス〉という理論がある。対人関係を円滑にするための〈社会的言語行動〉をいう。敬語などがとくに、円滑をみちびく。〈ポライトネス〉に依れば〈了解〉は、対人関係の非円滑用語となる。不快を、強く訴える人もいる。

「了解」「了解です」「了解しました」――これがなぜ、組織、会社、目上、上司に「なじまず」配慮に欠けるのか。

 日本語は、面倒くさくすれば敬意を高めるという性質を持つ。

〈拍〉が少ないと軽い侮りさえあたえかねない。「了解いたしました」といえば〈4拍〉になる。〈2拍〉の倍の敬意である。

 ところが、倍の敬意を表そうとしても〈了解〉は、「よろしい」と許可をあたえる時の大門部長刑事の使い方が本義である。

 それを部下が上司になり代わって使うと、「です」をつけようと「しました」を足そうと、オレを軽く見てるのか、と上司、先輩は思う。

 少し、詳しくいう。部下は上司から〈依頼〉〈命令〉をあたえられる。すると部下は、意味を考え、咀嚼し、理解=understandして、肯定して、声を発する。「了解」と。いわれた上司は思い屈する。「きみはな、理解しなくていい。私は、ヤレと命令してる。考えるヒマがあったら、すぐ実践せよ」

『家政婦のミタ』は記憶に新しい。崩壊寸前の阿須田家の家政婦・松嶋菜々子は、家族の者に命ぜられると口が裂けても「了解です」とはいわなかった。「承知しました」

※週刊ポスト2012年12月14日号
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「了解」は対人関係の非円滑用語 目上・上司にはなじまない
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=2248539



了解 了解です 了解した 了解しました 了解いたしました──大門圭介御用達?〈2〉

 Yahoo!知恵袋でよく目にするのが下記のベストアンサー。全文は末尾の【ネタ元2】参照。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12110710987
 
 このベストアンサーが何を根拠にしているのかはよくわからない。
 いろいろな資料が並んでいるが、これはすべて「週刊ポスト」から抜粋したものなのだろう。記事内容のどの箇所が回答者の意見にどのように反映しているのかさっぱりわからない。記事の一部がネット上に抜粋されていたもの(【ネタ元1】)は〈1〉で見た。注意深く読むと、【ネタ元1】のアチコチをつなぎ合わせて、回答者の意見にしている観がある。
〈「よろしい」と許可をあたえる時の大門部長刑事の使い方が本義である〉
〈考えるヒマがあったら、すぐ実践せよ〉
 など、パクリと言われてもしかたがない部分がある。

 ムチャクチャな引用をすることが多い人だが、辞書の記述くらいは信じようとは思った。しかし、この辞書の記述も「週刊ポスト」にあったもの。なぜ引用部から外してあるの? こうなってくると酩酊感が強くて何がなんだが……。
『大辞泉』のWeb辞書の正確な記述は下記の【ネタ元3】参照。

 〈1〉に書いたとおり、『明鏡国語辞典』が「ぶっきらぼうで敬意が不足」としているのは「了解」という言い方についてだろう。「了解(いた)しました」が、「ぶっきらぼうで敬意が不足」なんてことはないはず。真偽は『明鏡国語辞典』の編集部に確認しないとわからない。
 いずれにしても目上への「了解(いた)しました」を×にする根拠にはなりにくい。仮に部下が理解し承認することを求めていない横暴な上司なら、「分かりました」も×になるはず。
 ここで辞書が問題にしているのは、部下が「了解」とこたえることだろう。だから「ぶっきらぼうで敬意が不足」ということになる。「了解です」にも多少その印象がある。「了解(いた)しました」なら、そんな印象にはならないはず。
 辞書の記述を見る限り、「了解」と「理解」は通じるところが多い。それがなぜ〈「よろしい」と許可をあたえる時の大門部長刑事の使い方が本義〉になるのか、当方にはサッパリわからない。そう明記してある辞書があったら教えてほしい。
「理解する」と「わかる」もほぼ同義だろう。もし「理解も了解もしなくていいからとっとと返事をしろ」みたいな理由で「了解(いた)しました」が×なら、「わかりました」も×になるはず。「承知(いた)しました」も×じゃないかな。「かしこまりました」だってあやしくなる。相手が言っていることがわからないのに「ハイ」と言うのは「生返事」とか言って、相当失礼な態度のはずなんだけなぁ。

 ホニャララな抜粋を信じることにして、「週刊ポスト」の記述を順に見ていく。 ピントがずれている気がするのが、原文の責任か引用者の責任か、当方には判断できない。

●アメリカ戦争映画&刑事ドラマ発祥説
「了解」は、元々は軍隊用語だろう。
 その下地があったから、アメリカの戦争モノが入ってきたとき、「ラジャー」の訳語として「了解」が採用されたのでは。ちなみに『コンバット』って映画作品なの?
 刑事ドラマでも「了解」かな。現代の警察官が実際にどう言っているのかは知らない。限りなくリアルさを追求したはずの『踊る大捜査線』で使っていた印象はない。
「西部警察」だと、大門部長刑事の言葉遣いはやや特殊だったからなあ。1人称は「自分」だったし、「~であります」とか使ってなかったっけ。「了解」「了解した」も使っていた気はする。戦場も警察の連絡もできるだけ簡潔にするはずだから。
 だから「了解」が上司が部下に使うとは言えない。部下の巽&鳩村(舘ひろし)や山県(柴俊夫)が大門に対して「了解」ってシーンもあったと思う。戦争モノでも、無線の応答なら部下が上司に対して「了解」って言ったはず。もちろん余裕のあるときは「了解しました」「了解であります」などと言ったかもしれない。
 軍隊や刑事ドラマでは目上に使わなかった……ではなく、話が逆だろう。簡潔を重んじるために使われた「了解」は、元々は一種の業界用語として軍隊などで上下関係抜きで使われていた。でも「ぶっきらぼうで敬意が不足」に感じられるから、現代では目上には×ってこと。「了解です」も「ぶっきらぼうで敬意が不足」気味だから×。「了解(いた)しました」が×なのは、濡れ衣トバッチリを受けているだけって気がする。

●国立国語研究所・山田貞雄研究員の解説。全文は【ネタ元4】参照。
 抜粋の意図不明。
〈「了解」に敬意は含まれていないが、あらたまった漢語なので、使う人は〈敬意〉を含むと勘違いしているのではないか〉。
 そういう考え方をするなら、「承知」も「了承」も×だろうね。語尾を別にすると、敬意を含んでいるのは、謙譲語の「承る」「承りました」あたりだろう。「かしこまりました」も敬意を含んでいるけど、これが謙譲語か否かというのは別の話になるのでパス。
【ネタ元4】で肝心なのは、〈本来待遇の意味を含まない「了解しました。」が,どうして「ぶっきらぼう」に感じるのか,と探究しても,理屈で余りはっきりとは説明はつかない〉ってこと。要は、論理的な理由はないってこと。
 もうひとつ大事なのは下記の部分。
================引用開始
結局思い当るのは,日常の言語生活上の,円滑なコミュニケーションに肝心なのは,もっとふさわしい言葉があれば,そちらの方がよい,とすべき,ということです。いうまでもなく,「わかりました。」「かしこまりました。」「承りました。」など,別にもっと良い言い方が,いろいろあるではないか,その場合には,それに譲ればよい,ということです。
================引用終了

●梶原しげる・元文化放送アナウンサー…『ひっかかる日本語』(新潮新書)の著者
「逡巡はいらない、すみやかにただ実行せよ。だから「かしこまりました」というべきである。」……つまり生返事をすすめている。こちらのほうが軍隊っぽい。放送局って怖い。
〈「了解です」「感謝です」は、親愛も敬意もそなえていないように響く〉……それはわかった。じゃあ「了解(いた)しました」ならOKだよね。

●元自衛隊のレンジャー部隊隊員のお笑いコンビ「弾丸ジャキー」の武田テキサス
 要は自衛隊内の符丁の話。上官とか下士官とか関係ないよね。つまり、〈「よろしい」と許可をあたえる時の大門部長刑事の使い方が本義〉なんてことはないことがよくわかる。

 下記を見ると、『敬語』http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2415.htmlは「了解」をすすめてないらしい。
http://okwave.jp/qa/q2329408.html
================引用開始
「了解しました」でも「了解いたしました」でも、敬語としては問題ありません。ただし、#3の方のおっしゃるとおり「了解」自体に尊敬の意味が含まれていないこと、また一般的な日本の大人社会を考えると、「かしこまりました」などを用いた方が無難でしょうね。
参考文献 菊地康人 「敬語」 講談社学術文庫
================引用終了
 原本をあたったが、見当たらない。「索引」にもない。
「参考文献」としか書いてないから、実際にはどんなことが書いてあるのかわからない。これだからネット上の情報って嫌い。いつか探してやる。
 もしこの論理が成り立つなら、「承知(いた)しました」も避けたほうがいいことになりそう。そんなバカな。

 結論。
 目上に「了解(です)」はやめたほうがいい。「了解(いた)しました」を×にする論理的な理由はない。
 しかし、ここまで「了解(です)」「了解(いた)しました」の評判が悪くなってくると、例によって使わないほうが無難。
 国立国語研究所がおすすめの「わかりました」「かしこまりました」「承りました」あたりを使うべきだろう。当然のことだけど、まず相手の言っていることは理解してね。
 ネット記事では「わかりました」も×なんて主張も目にする。根拠もなくそんなこと言われてもさぁ。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2851.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1910542980&owner_id=5019671 

【ネタ元2】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12110710987
================引用開始
「りょうかい【了解..諒解】」の意味を辞書で見ます。

○『明鏡国語辞典 第二版』
①物事の意味・内容・事情などを理解すること。②理解した上で承認すること。.
近年、目上の人の依頼、希望、命令などを承諾する意に使う向きもあるが、慣用になじまない。(ぶっきらぼうで敬意が不足)『分かりました』『承知しました』のほか『かしこまりました』『承りました』などを使いたい。
○『大辞泉 第二版』
物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。

「了解」とは、<部下が上司から依頼・命令を与えられ、部下は意味を考え理解して返事をする>ということになります。しかし、上司は、<部下が理解し承認すること>を求めているのではなく、<考える暇があるなら命令したことを直ぐ実践すること>を望んでいるわけです。
..この「了解」の意味がわかっていれば、丁寧の意を込めて「しました」「いたしました」をつけても、目上や上司になじまず、配慮に欠けるのがおわかりになると思います。この語は、目上や上司が「よろしい」と許可を与える場合の使い方が本義です。

週刊ポスト連載2012.12.14号「現場の磁力―第295回」丸の内・
〈会社で〉サラリーマン・OL諸君「了解しました」といってはいけない<抜粋>
***************
..今の40代が小学生時代『太陽にほえろ!』というドラマがあった。七曲署のボス・石原裕次郎が現場からの報告に「了解」と応える。また、『西部警察』で大門軍団の部長刑事の渡哲也が同様に「了解」と返事をして、明快だった。警察アクションの脚本を書いてきた柏原貫司シナリオ作家協会会長によれば、テレビでそれまで〈了解〉なんてなく、アメリカから輸入した戦争映画『コンバット!』が初めかな。一気に多用されはじめたのは『太陽にほえろ!』の頃からで、私もあの作品では〈了解〉をいっぱい使いました。しかし不思議だね。いま、ボスも大門団長もいなくなって、〈了解〉は下が上に使う言葉に逆転した。不快を感じるのは、そのねじれのためではないですか――とのこと。
●国立国語研究所・山田貞雄研究員の解説
①「了解」は漢語であるが、「本を読む」より「読書」のように、漢語はなんとなくあらたまった感じを与える。「了解」に敬意は含まれていないが、あらたまった漢語なので、使う人は〈敬意〉を含むと勘違いしているのではないか。
②さらに「了」は、「終了」の「了」で、「分かることが終了しました」「きっぱり理解し終わりましたッ」と、歯切れの良さを含む。それが、上司に対して元気がよく、明るく見えるだろうと、錯覚しているのではないか。
●梶原しげる・元文化放送アナウンサー…『ひっかかる日本語』(新潮新書)の著者
①上司の命令、下達は、そもそも部下に理解をもとめているものではない。実践するように伝えているだけである。逡巡はいらない、すみやかにただ実行せよ。だから「かしこまりました」というべきである。
②「了解です」「感謝です」は、親愛も敬意もそなえていないように響く。短い応答で親愛を示すのはまちがっている。上司は短い軽躁な言葉で表現されたくない。もっと慎み深く丁重に対せよ。
●元自衛隊のレンジャー部隊隊員のお笑いコンビ「弾丸ジャキー」の武田テキサス
自衛隊のレンジャー部隊では、タテ社会の典型で本来なら「了解」はダブーであるが、記号としての「了解」としてこれを使っている。教育期間は、すべて簡潔に「了解」であり、「了解しました」などと言わない。記号、合図なので、レンジャー部隊に入れば返事は「レンジャー」になる。『準備はできたか』『レンジャー』。名前も呼ばれない。作戦ごと、訓練ごとに番号がつく。
***************
※週刊ポスト2012年12月14日号
http://www.news-postseven.com/archives/20121207_158501.html
「了解しました」――会社で頻繁に耳にする言葉だが、実は、目上の人に使うにはふさわしくない言葉なのだという。われらタテ社会の「ひっかかる言葉」を、作家の山藤章一郎氏が考察する。≪週刊誌記事の抜粋版≫

【補足】
★「部長刑事」とは聞いたことがないと、枝葉末節のイチャモンをつける先生がいますが、これからは自分でお調べになったらいかがでしょうか。センセイ<wikipedia>をご覧。
★「了解」と「諒解」で意味が違うという珍説
「りょうかい」は本来「諒解」と書いていましたが、戦後の国語政策で「諒」が「当用漢字表」に掲げられていなかったので、「了解」と書き換えるようになっているだけで、意味の違いはありません。<ただし、Chinaでは意味が異なるらしい>
================引用終了


【ネタ元3】『大辞泉』のWeb辞書
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E4%BA%86%E8%A7%A3&stype=0&dtype=0
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りょう‐かい〔レウ‐|リヤウ‐〕【了解/×諒解】
[名](スル)

1 物事の内容や事情を理解して承認すること。了承。「―が成り立つ」「来信の内容を―する」

2 《(ドイツ) Verstehen 》ディルタイ哲学で、文化的、歴史的なものを生の表現とみなし、その生を追体験によって把握すること。理解。

[用法] 了解・理解――「彼は友の言う意味をすぐに了解(理解)した」「その辺の事情は了解(理解)している」など、意味がわかる、のみ込むの意では、相通じて用いられる。◇「了解」には、相手の考えや事情をわかった上で、それを認める意がある。「暗黙の了解を得る」「お申し越しの件を了解しました」◇「理解」は、意味や意図を正しくわかる意が中心となる。「文章を理解する」「何を言っているのか理解できない」◇「了解できない」は、意味はわかるが承認できないの意になり、「理解できない」は単に意味がわからないの意になる。◇類似の語「了承」は「了解」とほぼ同じに使うが、「了解」よりも承認する意が強い。「上司の了承を得る」「双方とも大筋で了承した」
================引用終了


【ネタ元4】「了解しました。」は敬意表現にならないか。
http://www.ninjal.ac.jp/QandA/vocabulary/ryokai/
================引用開始
質問

取引先と電話で話していて,「了解しました。」と使っていたら,上司から,「目上にあたる相手に『了解しました。』は失礼だから,止めるように。」と言われました。調べてみたのですが,インターネットなどにいろいろな記述があるものの,はっきり分かりません。判断の決め手はあるのでしょうか。

回答

最初に,形式からだけみると,文末を「しました。」と敬体にしているので,最低限度の丁寧を保っている,といえます。さらに「いたしました。」にすれば,謙譲が加わって,もっと敬意度が高まります(「了解いたしました。」)。では,これで果たして十分な敬語,どこに出しても結構な敬語として認知を得られるのでしょうか。

次に「了解」という言葉の意味が,敬意表現にふさわしいかどうか,が問題になるでしょう。一見,「了」が「すっかり~し終わる」の意味を添えているかに見えますが,実は,「了」には「解」と同じように「よくわかる・さとる」という動詞の用法があります。ですから,この二字の漢語は,類似の動詞を重ねた言い方になっていると思われます。少なくともそこには,待遇を表わす要素は含まれていません。

さて,日本語での漢語の用法は,短くてすむ,とか,抽象度が増す,その場での「あらたまり」が増す,などという副次的な効果が期待され,それを何となく感知して,日常の言語生活でも無意識に漢語を選んだりする場面があるでしょう。

ここでも,「了解しました。」は,本来「すっかり分かりました。」や「よくわかりました。」の意味だったはずですが,その実質的な意味をいちいち意識することもなく,使っていることは多いでしょう。その最たるものが,電話や無線などの通信,業務上のやり取りなどで,相手の言ったことが分かった,という証拠に短く「了解。」と返事をすればよい,という用法です。

このことを従来の使い方を主として説明する国語辞典では,「相手からの指示・命令に納得した返事として用いられることがある。」として,緊急出動命令への返答を例に,時にはそういう使い方もあるよ,といった注を与えています(三省堂『新明解国語辞典』)。

一方,現代的な運用を主に解説しようという国語辞典では,「近年目上の人の依頼・希望・命令などを承諾する意に使う向きもあるが,慣用に馴染まない(ぶっきらぼうで敬意が不足)。」と表現上の注を与えているものもあります(大修館書店『明鏡国語辞典』)。なお,ここでは,無線通信などの返答の用法を,別の語釈として立てています。

これらの辞書は,書かれた時代も著者の世代や記述態度も異なるわけですが,結局同じ「了解」の性質を,それぞれ別の角度から説明してくれている,ともとれるでしょう。

結局思い当るのは,日常の言語生活上の,円滑なコミュニケーションに肝心なのは,もっとふさわしい言葉があれば,そちらの方がよい,とすべき,ということです。いうまでもなく,「わかりました。」「かしこまりました。」「承りました。」など,別にもっと良い言い方が,いろいろあるではないか,その場合には,それに譲ればよい,ということです。

ですから,本来待遇の意味を含まない「了解しました。」が,どうして「ぶっきらぼう」に感じるのか,と探究しても,理屈で余りはっきりとは説明はつかないけれども,おそらく無線通信や業務・作業の際の返答の用法が,なにかしら影響を及ぼしているのかもしれない,といった程度で、明確には分からないままです。それはそれでよいことにして,それよりも,その場にもっとふさわしい言葉を,沢山の手持ちの言葉の駒から,あれやこれや,抽斗の中から衣類を引っ張り出して選ぶように使えばよい,ということでしょうか。使うのを止めるべき理由に,外にもっとふさわしい言葉があるから,でもよいわけです。

山田貞雄(2012.11.1)
================引用終了




「了解」「了解です」「了解しました」「了解いたしました」〈3〉


 それにしても、あの電波はなんとかならんのか。気持ち悪いことこのうえない。
(略)

「了解」が軍隊でどのように使われていたか証言を得てきた。
 証言者は……正確に書くのはむずかしいから「親戚」とでもしておこうか。たしか特攻隊見習いみたいな立場と聞いたことがあるけど、陸軍か海軍かは聞いていない。陸海軍の両方に航空隊があったなんて知らなかった(泣)。
 なにぶん高齢で口数が少ない人なんで、正確な聞き取りはできていない。しかも当人もそんな昔のことは……って感じだった。(←オイ!)
・「了解」はフツーに使われていた
・上官、下士官関係なく「了解」を使っていた
・「了解です」「了解であります」は使った記憶がない 
 要は自衛隊とほぼ同じ。まあそうでしょうね。

「了解。」って言い切りが特異なことは、ほかの言い方と置きかえるとわかる。「理解。」は見聞したことがない。「承知。」は時代劇限定かな。「かしこまり。」って、マンガのキャラのギャグであったような……。このあたりは慣例としか言えない。


「了解」「了解です」「了解しました」「了解いたしました」〈4〉
mixi日記2014年02月02日から

 少し前に、「了解(いた)しました」を貶めるネットコラムがあった。ありふれた話なので、全文はひく気にならない。
【「了解しました」はNG。正しい敬語の基本】
http://getnews.jp/archives/505408

 ニュース日記を読むと、疑問を感じている人が何人かいた。そりゃそうだろう。久しぶりにいくつかの日記に乱入(誤用だって)してみた。下記は一例。
(略)

 勢い余って質問板を立ててみた。なんだかなぁ……。
【「了解しました」「了解いたしました」が不適切な理由】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8456636.html

 根拠になりそうなことが『敬語』に書いてあるらしいことは〈2〉で書いた。
http://okwave.jp/qa/q2329408.html
================引用開始
「了解しました」でも「了解いたしました」でも、敬語としては問題ありません。ただし、#3の方のおっしゃるとおり「了解」自体に尊敬の意味が含まれていないこと、また一般的な日本の大人社会を考えると、「かしこまりました」などを用いた方が無難でしょうね。
参考文献 菊地康人 「敬語」 講談社学術文庫
================引用終了

 念のためもう一度『敬語』を確認してみた。やはり見当たらないが、もしかすると、以前チェックした下記なのかもしれない。なんだかなぁ……。
 これが根拠になる? 
「謙譲語性は感じられよう」を否定する気はない。でも「結局、謙譲語性はすでに薄く(あるいは失い)、ただ改まった言い方として使われていると捉えるべきことになろう」が結論だろう。
 謙譲語性がわずかに残っている「承知(いた)しました」のほうがふさわしい、という考え方を否定する気はない。でも、そのことが「了解(いた)しました」を×にする理由にはならないだろう。

【読書感想文/『敬語』2】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2415.html
================引用開始
【引用部】
 なお、「持参」「承知」は、「参」「承」という字を含むので、謙譲語性が感じられる面もある(とくに「持参いたしました」「承知いたしました」「承知いたしております」というような場合は、もちろん「いたす」の力にたすけられるところもあろうが、謙譲語性は感じられよう)。が、「昼食は各自持参のこと」「上記の金額を……持参人へお支払いください」(小切手の文面。ちなみに「持参人」という語は関係法規にも見える)、「あなたも承知しておいてください」などのように、謙譲語とは言えない使い方をする場合も少なくない。さらに「ご持参ください」「ご承知の通り」のように尊敬語として使う場合もある(私自身の感覚では、相手とくに目上に「ご持参ください」と言うのは抵抗があり、使わないほうが無難だという気はするが)。結局、謙譲語性はすでに薄く(あるいは失い)、ただ改まった言い方として使われていると捉えるべきことになろう。(P.346~347)
 どこで切ったらよいかわからず、ズルズルと引用してしまった。この「どこで引用をやめたらいいかわからん感覚」は、清水読本の読書感想文を書いたときに近い。
「参」「承」は謙譲語性は薄い、ということを、著者の文体で書くとこういうことになるのだろう。こうなる最大の原因は、著者の知識量があまりにも多いこと。こういう書き方をすると批判しているようにも見えるかもしれないが、決してそんなつもりはない。批判に読めるとしたら、書き手の人損?だろう。
================引用終了

【追記】
 ちょっと気になって、「承知」以外に「承」のつく言葉にどんなものがあるか調べてみた。
 大前提として「承る」と読めば謙譲語。
 下記を見れば明らかなように「うける」を「承ける」と書くこともできる(新常用漢字音訓表外字)。
http://kotobank.jp/word/%E5%8F%97%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%BB%E8%AB%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%BB%E6%89%BF%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%BB%E4%BA%AB%E3%81%91%E3%82%8B?dic=daijirin&oid=DJR_ukeru_-010
 当然のことだけど、「受ける」「請ける」「承ける」「享ける」は謙譲語ではない。
 さて、「承」のつく熟語。話をわかりやすくするために、「〜する」の形にできるものは「〜する」にする。
  継承する
  承継する
  承合する(初めて聞いた)
  承前
  承諾する
  承認する 
  承服・承伏する

 これらの言葉がどの程度謙譲語性があるのかは、言葉の神様に訊かないとわからない。
 おそらく、「承ける」の意味合いのものは謙譲語性がほとんどない。「継承する」「承継する」「承前」あたりがこれだろう。
 一方、「承る」の意味合いのものは、多少謙譲語性がある気がする。だが、「謙譲語か」訊かれれば、NOと言うしかないだろう。
 これらの言葉を謙譲語としている辞書があったら教えてください。 



「了解」「了解です」「了解しました」「了解いたしました」〈5〉

 質問板にはいろいろ貴重なコメントをいただいた。だが、残念なことに「了解しました」「了解いたしました」が不適切な理由になりそうなものは……。
【「了解しました」「了解いたしました」が不適切な理由】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8456636.html

 いままで見たもののなかでは、下記1)がイチバンいいと思う。
「了解」「了解です」「了解しました」「了解いたしました」〈2〉に書いたことを再掲しておく。

1)【「了解しました。」は敬意表現にならないか。】
http://www.ninjal.ac.jp/QandA/vocabulary/ryokai/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
〈「了解」に敬意は含まれていないが、あらたまった漢語なので、使う人は〈敬意〉を含むと勘違いしているのではないか〉。
 そういう考え方をするなら、「承知」も「了承」も×だろうね。語尾を別にすると、敬意を含んでいるのは、謙譲語の「承る」「承りました」あたりだろう。「かしこまりました」も敬意を含んでいるけど、これが謙譲語か否かというのは別の話になるのでパス。
【ネタ元4】で肝心なのは、〈本来待遇の意味を含まない「了解しました。」が,どうして「ぶっきらぼう」に感じるのか,と探究しても,理屈で余りはっきりとは説明はつかない〉ってこと。要は、論理的な理由はないってこと。
 もうひとつ大事なのは下記の部分。
================引用開始
結局思い当るのは,日常の言語生活上の,円滑なコミュニケーションに肝心なのは,もっとふさわしい言葉があれば,そちらの方がよい,とすべき,ということです。いうまでもなく,「わかりました。」「かしこまりました。」「承りました。」など,別にもっと良い言い方が,いろいろあるではないか,その場合には,それに譲ればよい,ということです。
================引用終了
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 新たに2)を見つけた。これは3エントリーにわたる力作。
「軍隊用語っぽい」に関しても〈2〉に書いた。
================引用開始
 軍隊や刑事ドラマでは目上に使わなかった……ではなく、話が逆だろう。簡潔を重んじるために使われた「了解」は、元々は一種の業界用語として軍隊などで上下関係抜きで使われていた。でも「ぶっきらぼうで敬意が不足」に感じられるから、現代では目上には×ってこと。「了解です」も「ぶっきらぼうで敬意が不足」気味だから×。「了解(いた)しました」が×なのは、濡れ衣トバッチリを受けているだけって気がする。
================引用終了

2)【「分かった」の敬語 その2 (「了解いたしました」「了承いたしました」「うけたまわりました」)】
http://dora0.blog115.fc2.com/blog-entry-45.html
================引用開始
了解いたしました。
この表現は、結構良く見かけます。
「あなたの言うことを良く理解したよ」という気持ちを表明する意味では、かなり適切な熟語である気がします。
でも、あまり好まない人も多いですよね。
「軍隊用語っぽい」「くだけた感じがする」など、批判的な感情を持つ人が結構います。
不快に思う人がいるのなら、なるべく避けておいた方が良いですよね。
================引用終了

 
 ただし、どちらも「了解しました」「了解いたしました」が不適切な「論理的な理由」にはなっていないと思う。現段階ではやはり〈2〉に書いたことを結論にするしかない。
================引用開始
 結論。
 目上に「了解(です)」はやめたほうがいい。「了解(いた)しました」を×にする論理的な理由はない。
 しかし、ここまで「了解(です)」「了解(いた)しました」の評判が悪くなってくると、例によって使わないほうが無難。
 国立国語研究所がおすすめの「わかりました」「かしこまりました」「承りました」あたりを使うべきだろう。当然のことだけど、まず相手の言っていることは理解してね。
 ネット記事では「わかりました」も×なんて主張も目にする。根拠もなくそんなこと言われてもさぁ。
================引用終了

 ただ、「わかりました」も要注意って気がしてきた(×とまで言う気はない)。
 理由は2)【「分かった」の敬語 その2 (「了解いたしました」「了承いたしました」「うけたまわりました」)】や、質問板のhakobuluさんの発言をご参照ください。



「了解」「了解です」「了解しました」「了解いたしました」〈6〉

 質問板のやり取りはなかなか終結しない(泣)。
 どこでどう情報が漏れたのか、「はてな」からメールが来た。いままでこのメールマガジンは来ていたのか、記憶が……。

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?--------?-------?-------?-------?-------?-------?-------?--------?
はてなメールマガジン 『週刊はてな』 http://www.hatena.ne.jp/
発行日:2014年2月13日号 発行者:株式会社はてな
バックナンバー http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenamagazine/archive 
公式Twitter https://twitter.com/hatenapr
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☆━…‥★ 「了解」は失礼?
日本語マナーについてのブログ論争が盛り上がる ★‥…━☆

はてなダイアリー「アスペ日記」に投稿された
『「了解」は失礼か?』という記事をきっかけに、
はてなブックマークや様々なブログで議論が巻き起こりました。
NHKニュースのサイトにまで掲載された問題ですが、あなたはどう思いますか?
このブログ論争についてのまとめを、週刊はてなブログでご紹介しています。

「了解」は失礼? まとめ(週刊はてなブログ)
→ http://htn.to/C8Q27t
最初に投稿されたブログ記事(アスペ日記)
→ http://htn.to/nxsazx
目上の人に「了解」は失礼?(NHKニュース)
→ http://htn.to/t8d7Lo
================引用終了

 NHKニュースを見ても「了解(いた)しました」を×とする論理的な理由は書かれていない。全文は末尾に。
 乗りかかった船だから、リンク先のブログにコメントを入れてみた。
 返信があるんだろうか? ワクワク。

【「了解」は失礼か?】
http://d.hatena.ne.jp/takeda25/20140209/1391937000

【■[言葉]「目上には「了解」ではなく「承知」を使う」は誤用】
http://d.hatena.ne.jp/tokoroten999/20140209/1391950190

【■「承知」は謙譲の意味を持つか否かについて再度調べてみた】
http://d.hatena.ne.jp/tokoroten999/20140211/1392116309

【目上の人に「了解」は失礼?】
http://htn.to/t8d7Lo
================引用開始
目上の人に「了解」は失礼?
2月11日 0時05分

職場の上司や先輩など目上の人から何か指示を受けたときに、「了解しました」と答えるのは失礼かどうか、という議論がインターネットで話題になっています。
「了解しました」「承知しました」、職場であなたは使い分けていますか?

ネットで話題になっているのは「『了解』は失礼か?」というタイトルのブログ記事で、この記事に反応して「「目上には『了解』ではなく『承知』を使う」は誤用」というタイトルのブログ記事も注目を集めました。
職場の上司や先輩など目上の人に「了解」ということばを使うことが、失礼に当たるかどうかについていろいろな角度から考察したもので、読んだ人たちからは「普通に『了解』って使っていた」「内部の業務連絡ではいいが、外部とのやり取りではだめ」など、自身の経験に基づいた多くの意見が寄せられています。

「了解」は「軽い」
「了解」が失礼かどうかを考える前に、こうした議論はいつごろから始まったのでしょうか。
日本語の用法などを研究しているNHK放送文化研究所専任研究員の塩田雄大さんによると、「例えば『明鏡国語辞典』(大修館書店)の平成22年発行の第2版では、『了解』ということばについて『近年、目上の人の依頼などを承諾する意に使う向きもあるが、慣用になじまない』と記述されており、理由としては『ぶっきらぼうで、なじまない』とあります。しかし同じ辞典の平成14年発行の初版にこうした記述はありません。このように複数の辞典を見比べると、『了解は目上に使ってはいけない』という明示は、10年ほど前から台頭してきたらしいことがうかがえる」ということです。
「語感としては、『了解』には、『了解!』という感動詞的な用法もあることから、『承知』に比べるとやや軽いといえます。より軽い用法では『了解でーす』、あるいは最近メールやSNSでは『りょ』と記すこともあるようです。こうした守備範囲の広さが、『了解は目上に使ってはいけない』という考えにつながっているのではないでしょうか」(塩田雄大さん)。

理由は「無難」だから?
では肝心の、実際のビジネスの場などで「了解しました」と使ってよいのかどうか。
企業のビジネスマナー研修などを手がけている東京都内の「ジェイック」によりますと、特に若い社員の間で「了解しました」と返事をする人が増えているそうです。
この会社では以前から「目上の人からの依頼などに答えるときは『承知しました』または『かしこまりました』を使うように」と研修などで指導しているということで、理由としては「『了解』ということばには相手が言っていることを認めて『あげる』という意味が含まれるので、特にビジネスの現場では『了解』は避けることが望ましい」ということです。
企業のマナー研修に講師を派遣している「日本サービスマナー協会」でも、「『承知しました』『かしこまりました』を使うよう指導しています。ビジネスの現場では、上司や先輩が『当たり前だ』と思っている習慣に合わせることが大切です」とのことでした。
日本語の用法としては諸説あるようですが、目上の人に従うほうがいわば「無難」という考えが、さらに「了解しました」の分を悪くしている、とも言えそうです。
================引用終了



「了解」「了解です」「了解しました」「了解いたしました」〈7〉

「了解しました」「了承しました」「かしこまりました」「承知しました」「承りました」

mixi日記2014年08月15日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=5019671&id=1930962314

 こういう記事を読むと腹立たしいのを通り越して情けなくなってくる。
 基本的には間違っていない気もするが、ツッコミどころが多すぎる。こうやって●●が拡散していくのだろう。
 順番に見ていく。

■了解しました
〈「了解しました」は、同僚もしくは目下に対して使う言葉〉なのか?
「同僚もしくは目下」なら丁寧語にはしない「了解」でもよいのでは。
〈尊敬語ではないため、お客様や目上に対して使うのは失礼〉……敬語にはいくつかの種類がある。3分類で考えるなら、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」。この書き手は「謙譲語」というものを知らないで敬語について書いているのだろうか。
「了解いたしました」なら謙譲語だから〈お客様や目上に対して〉×にする論理的な理由はないと思うけど、こんなに評判が悪くなるとやめたほうがいいだろうな。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3065.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1930959067&owner_id=5019671

■承知しました
「承知しました」を尊敬語にしている資料があるなら是非教えてほしい。
 一般には謙譲語扱いされている。しかし、「承知しました」を謙譲語にしている辞書類はないはず。もしあるなら教えてほしい。謙譲語性が高いとは思うけど、謙譲語とは言えそうにない。
 とりあえず反証として『敬語』の記述をあげておく。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2415.html
================引用開始
 なお、「持参」「承知」は、「参」「承」という字を含むので、謙譲語性が感じられる面もある(とくに「持参いたしました」「承知いたしました」「承知いたしております」というような場合は、もちろん「いたす」の力にたすけられるところもあろうが、謙譲語性は感じられよう)。が、「昼食は各自持参のこと」「上記の金額を……持参人へお支払いください」(小切手の文面。ちなみに「持参人」という語は関係法規にも見える)、「あなたも承知しておいてください」などのように、謙譲語とは言えない使い方をする場合も少なくない。さらに「ご持参ください」「ご承知の通り」のように尊敬語として使う場合もある(私自身の感覚では、相手とくに目上に「ご持参ください」と言うのは抵抗があり、使わないほうが無難だという気はするが)。結局、謙譲語性はすでに薄く(あるいは失い)、ただ改まった言い方として使われていると捉えるべきことになろう。(P.346~347)
================引用終了
 ついでに書いておくと、〈頻度は大変多い〉なんて書くと恥ずかしいので要注意。頻度を使いたいなら「高い」が一般的。

■了承しました
 何を根拠に、こんなことを断言しているのだろう。
 まあ、主観で書かせてもらうと「了承(いた)しました」自体をあまり使わない気がする。目上(お客様を含む)に対して「ご了承ください」みたいな使い方が一般的だろう。ということは、「了承(いた)しました」を目上に使うのはやめたほうがいいのかもしれない。
〈お客様へは「承りました」目上の人へは、「承知しました」が正しい使い方〉……なぜ、「承知しました」の項にこの記述がないのか(笑)。なぜ「承りました」の項がないのか(笑)。ちなみに「承る」は謙譲語Iの代表選手。
 感覚としてはわかる。注文は「承る」ことが多い。指示は「承知する」ことが多い。
 そうなると、お客様には「承りました」で目上には「承知(いた)しました」になることが多い。
 でもね。お客様の指示などに「承知(いた)しました」と言っては×なの?
 目上から依頼に対して「承りました」と言っては×なの?
 そんなバカな。
 お客様と目上を分けて考えるのは相当むずかしいと思う。

■かしこまりました
「かしこまりました」は「承知しました」と同様、お客様にも目上にも使えるらしい。でもさ。少し前に〈お客様へは「承りました」〉と書いてあるんですけど。謙譲の度合いが高い印象があるが、実はこの「かしこまりました」も謙譲語ではないらしい。謙譲語としている辞書があったら是非教えてほしい。
【「かしこまりました」は謙譲語なのでしょうか】
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8499357.html

■「かしこまりました」「承知しました(承りました)」使用例
 書き方があまりにもグチャグチャなんで細かいツッコミはやめておく。

■結論
「了解」「了承」は目上には使わないほうが無難。「~しました」をつければ丁寧語で、「~いたしました」をつければ謙譲語になるが、とにかく使わないほうが無難。ただ、同格や目下に対して「了解(しました)」はOK。
「承りました」「承知しました」「かしこまりました」は、謙譲語として広く使える(辞書的には謙譲語ではないものもあるが)。
 ほぼ同様に使えるが、あえて厳密な使い分けを考えるなら……。
「承りました」「承知しました」は、ほぼ同様に使える。注文などを「受けた」くらいの意味合いが強い。
「かしこまりました」は命令や指示などを「理解して従う」くらいの意味合いが強い。
 ただし、厳密な使い分けはないので、さほど神経質になる必要はない。お好きなのをどうぞ。
「承る」には「聞く」の意味もあり、「貴重な話を承りました」などと使う。これは「承知しました」「かしこまりました」にはできない。「貴重な話をありがとうございます」くらいのほうが一般的だし感じがいい気がするけどさ。


【ネタ元】U-NOTE
【どう違うの?「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」】
http://u-note.me/note/47489406?page=2
================引用開始
どう違うの?「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」

 ビジネス上で、「分かりました」という意味合いで使われる言葉に「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」などがありますね。皆さんはその意味と使い分け方を理解できていますか?いざという時に、どれを使ったらいいのだろう?と悩んでしまうことはありませんか?ここでは、「了解しました」「承知しました」「了承しました」「かしこまりました」の違いとビジネスシーンでの使い分け方をお伝えしていきたいと思います。

■了解しました
 「了解しました」は、同僚もしくは目下に対して使う言葉です。「了解しました」というのは、「了解」に「しました」をつけることで丁寧語になりますが、尊敬語ではないため、お客様や目上に対して使うのは失礼にあたります。

■承知しました
 「承知しました」は尊敬語になりますので、お役様や目上の人に対して使うのに適切と言えます。ビジネスシーンでも使う頻度は大変多いため、覚えておきましょう。

■了承しました
 「了承しました」は、何かを「承諾」したときに使います。「それでいいですよ」という意味合いになりますので、目上が目下に使うのが正しい使い方となります。お客様や目上の人に使ってはいけません。この場合、お客様へは「承りました」目上の人へは、「承知しました」が正しい使い方です。

■かしこまりました
 「かしこまりました」、は「承知しました」と同様、お客様や目上の人に使えます。

 覚えておくべきは「かしこまりました」と「承知しました(承りました)」上記のように、「かしこまりました」「承知しました(承りました)」は、目上の人やお客様に対して使える言葉となります。この2つはビジネスシーンにおいても非常によく使われますので覚えておきましょう。

■「かしこまりました」「承知しました(承りました)」使用例

× 打ち合わせの件、了解しました。
○ 打ち合わせの件、承知しました。

×(上司に対して)鈴木様(お客様)への連絡の件、了解しました
○(上司に対して)鈴木様(お客様)への連絡の件、かしこまりました

×(お客様に対して)ご依頼いただきました○○の件、了承いたしました。
○(お客様に対して)ご依頼いただきました○○の件、承りました。

 「かしこまりました」「承知しました」の違いはあるの?普段使う敬語として、「かしこまりました」「承知しました」の2つが良いというのはわかったけれど、その2つの違いは?というのは以下のような違いがあります。
「かしこまりました」は、「理解して受ける」という意味があります。

「承知しました」は「目上の人の命令などをうけたまわる」という意味があります。

上記のニュアンスの違いを覚えておくと、普段からより敬語を使い分けやすくなると思いますので、覚えておくと良いでしょう。
おわりに

 社会人になると、まず初めに身につけなければいけないマナーが正しい言葉遣いです。しかし日本語の敬語は難しいものです。ビジネス面での正しい言葉遣いをしっかりと身に着けるためにも、普段から常に意識していくことが大切です。
================引用終了

 了解がXという説が広まった過程に関しては下記が詳しい。
【「了解しました」より「承知しました」が適切とされる理由と、その普及過程について】
http://liginc.co.jp/246919

 要するにほぼネット限定の俗説なのでは。ちゃんとした文献を示しているのを見たことがない。こういう例がどれだけあるのだろう。
 小谷野敦の言葉を借りるなら、バカが意見を言うようになった典型かもしれない。
【『同期の桜―お言葉ですが…8』──バカが意見を言うようになった】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-925.html



了解しました 了解いたしました
了承しました 了承いたしました
かしこまりました
承知しました 承知いたしました
承りました
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