2012年12月の朝日新聞から
【索引】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-244.html
●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html
●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-194.html
【2012年12月】
12-12-01
14日
存亡の危機に、同社は動揺を隠せない(朝刊1面)
「天声人語」。「存続の危機」と「存亡のとき(など)」の混用だろうな。
12-12-02
17日
自民党が単独過半数(241議席)を大幅に上回る議席を獲得し(朝刊1面)
記者不明。一般的には、「過半数に達する」「半数を(大きく)上回る」あたりにするべき。しかし、「単独過半数(241議席)」が大きな目安になっているのだから、これを責めるのは酷ってきがしてきた。
【ギブアップかも──過半数を大きく上回る】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1885002920&owner_id=5019671
12-12-03
17日
これは失望の反動が生んだ、たまさかの圧勝にすぎないかもしれない。与党で再可決できると慢心し民心が離れれば、どうなる。すでに2大政党が過去一度ずつ経験した、衆院選の次に参院選で信認とりつけに失敗し政治の統治力を失う混迷が再現されかねない。(朝刊1面)
曽我豪政治部長。うーん。「政治部長」という肩書きを初めて目にした。この文章は……。「たまさか」ってOKなのかとか、「2大政党」は……なんてことを書く気はない。句読点だけでも本多勝一に叱られないか? 「反動が生んだ、たまさかの圧勝」も「過去一度ずつ経験した、衆院選の次に参院選で信認とりつけに失敗し政治の統治力を失う混迷」も、「打ってはいけないテン」だろう。打たないと意味がわからなくなる、という心配があるなら、別の書き方をするべきだろう。
12-12-04
21日
16日夜、テレビは総選挙の開票特番だらけ。どこも似たようなものかと思っていたが、だいぶ違った。
中でも目を離せなかったのは、テレビ東京系「池上彰の総選挙ライブ」だ。開票状況の速報や、政治家へのインタビューなどは基本だが、「政権が変わると、消費増税などすでに決まったものもまた初めから審議するの?」といった視聴者からの疑問に答えるコーナーなどを随所に盛り込み池上らしさをちりばめた。
圧巻は政治家との直接対決だ。中継でつないだ日本維新の会の石原慎太郎代表に対し、スタジオから「パプアニューギニアと北朝鮮を一緒にするから暴走老人と言われるんですよ」と攻める。「失敬だな君は!」と血相を変える石原代表。だがこのとき、石原代表は話している相手が池上だと気づいていなかったらしい。
のちに再び中継がつながると「先ほどね、映像と声がずれてて、あなたと知らずに怒鳴って失礼しました」。すると池上は「急に突然、柔らかい態度になりましたね」。さらには石原代表の出演が終わると開口一番「どうも石原さんは、相手によって態度を変えるようですね」。池上さん、最高です。
ゲストの宮崎美子も「アラこの人、言っちゃった!」とでも言いたげな表情で即応。テレビならではの躍動感があった。(朝刊23面)
テキストは下記からもらった。
http://blogs.yahoo.co.jp/mamostt/10180847.html
田玉恵美記者。各所で話題になった池上さんの言動に対する記事。笑っちゃいけないのかもしれないけど、おかしい。ところで、こういう「開口一番」って使い方アリなのかな。
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●朝日新聞から──番外編 よく目にする誤用の御三家
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●朝日新聞から──ではない 世に誤用の種は尽きまじ
「7割以上が間違ったら、もうそれは誤用ではない」のか?
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【2012年12月】
12-12-01
14日
存亡の危機に、同社は動揺を隠せない(朝刊1面)
「天声人語」。「存続の危機」と「存亡のとき(など)」の混用だろうな。
12-12-02
17日
自民党が単独過半数(241議席)を大幅に上回る議席を獲得し(朝刊1面)
記者不明。一般的には、「過半数に達する」「半数を(大きく)上回る」あたりにするべき。しかし、「単独過半数(241議席)」が大きな目安になっているのだから、これを責めるのは酷ってきがしてきた。
【ギブアップかも──過半数を大きく上回る】
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12-12-03
17日
これは失望の反動が生んだ、たまさかの圧勝にすぎないかもしれない。与党で再可決できると慢心し民心が離れれば、どうなる。すでに2大政党が過去一度ずつ経験した、衆院選の次に参院選で信認とりつけに失敗し政治の統治力を失う混迷が再現されかねない。(朝刊1面)
曽我豪政治部長。うーん。「政治部長」という肩書きを初めて目にした。この文章は……。「たまさか」ってOKなのかとか、「2大政党」は……なんてことを書く気はない。句読点だけでも本多勝一に叱られないか? 「反動が生んだ、たまさかの圧勝」も「過去一度ずつ経験した、衆院選の次に参院選で信認とりつけに失敗し政治の統治力を失う混迷」も、「打ってはいけないテン」だろう。打たないと意味がわからなくなる、という心配があるなら、別の書き方をするべきだろう。
12-12-04
21日
16日夜、テレビは総選挙の開票特番だらけ。どこも似たようなものかと思っていたが、だいぶ違った。
中でも目を離せなかったのは、テレビ東京系「池上彰の総選挙ライブ」だ。開票状況の速報や、政治家へのインタビューなどは基本だが、「政権が変わると、消費増税などすでに決まったものもまた初めから審議するの?」といった視聴者からの疑問に答えるコーナーなどを随所に盛り込み池上らしさをちりばめた。
圧巻は政治家との直接対決だ。中継でつないだ日本維新の会の石原慎太郎代表に対し、スタジオから「パプアニューギニアと北朝鮮を一緒にするから暴走老人と言われるんですよ」と攻める。「失敬だな君は!」と血相を変える石原代表。だがこのとき、石原代表は話している相手が池上だと気づいていなかったらしい。
のちに再び中継がつながると「先ほどね、映像と声がずれてて、あなたと知らずに怒鳴って失礼しました」。すると池上は「急に突然、柔らかい態度になりましたね」。さらには石原代表の出演が終わると開口一番「どうも石原さんは、相手によって態度を変えるようですね」。池上さん、最高です。
ゲストの宮崎美子も「アラこの人、言っちゃった!」とでも言いたげな表情で即応。テレビならではの躍動感があった。(朝刊23面)
テキストは下記からもらった。
http://blogs.yahoo.co.jp/mamostt/10180847.html
田玉恵美記者。各所で話題になった池上さんの言動に対する記事。笑っちゃいけないのかもしれないけど、おかしい。ところで、こういう「開口一番」って使い方アリなのかな。
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