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謝罪の言葉は現在形を用いるべき?──感謝の言葉は現在形を用いるべき?〈3〉

 直接的には下記の続きだろうな。
【感謝の言葉は現在形を用いるべき?】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1489.html

 テーマサイトは下記。
【謝罪会見の言葉のちょっとした違い】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10101237610

 質問の趣旨は、下記の4つの違い。
「申し訳ございません。」
「申し訳ございませんでした。」
「申し訳ありません。」
「申し訳ありませんでした。」


 当方のコメントを回収しておく。

「申し訳ございません(でした)」「申し訳ありません(でした)」

 さまざまな問題が絡んできます。長くなるので、適宜リンクを張ります。申し訳ないです(個人的には大嫌いな形ですが、これも文化庁が昭和27年に許容した形の仲間です。詳しくは下記のリンク先をご参照ください)。

1)「申し訳ございません」と「申し訳ありません」
 petit_puisさんのコメントにあるとおりです。
「ありません」よりも「ございません」のほうが敬度が高いと言えるでしょう。

2)「申し訳ございません」と「申し訳ございませんでした」
「申し訳ありません(でした)」もほぼ同様とお考えください。
これは「おめでとうございます/ました」「ありがとうございます/ました」と同様と考えるべきでは。
【よくある誤用21──微妙な言葉の取説1 おめでとうございました ありがとうございました】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n126430

「謝罪」の気持ちが継続していることを表わすには「でした」はつけないほうがよいと思います。
 もうひとつ気になるには「ませんでした」の重複感です。「ませんでした」は間違いではありませんが、「ますです」に近いものを感じます。
 その意味でも「申し訳ございません」のほうがよいと思います。
「申し訳ございませんでした」のほうがキッパリした感じが出る、という意見も聞いたことがあり、これもわからなくはありませんが……。

3)「申し訳ございません」(「申し訳ありません」も同様)は「間違い」ではないか
 これも諸説あるところですが、個人的には「間違い」ではないと考えています。そういうふうに明記している辞書も複数あります。
 詳しくは下記をご参照ください。
 謝罪の言葉なので万が一にも揚げ足をとられないように、と考えるなら「申し訳がございません」と「が」を入れるのが無難なのかもしれません。
【よくある誤用6──誤用とは言い切れない例 申し訳ありません 申し訳ございません とんでもありません とんでもございません とんでもないです】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n116373
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