違和感を感じる 違和感を覚える 違和感が生じる 違和感を持つ 違和感がある
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【10】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1880457960&owner_id=5019671
mixi日記2013年02月25日から
直接的には下記の続きだろうな。
【読書感想文/『続弾! 問題な日本語』(北原保雄編/大修館書店/2005年11月3日初版第1刷発行)【1】~【3】】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1717.html
【重言の話5──「まず第1に」「違和感を感じる」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1176.html
テーマサイトは下記。
【「違和感を感じる」という日本語の使い方について】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12102020797
下記のほうがいいか。
【「違和感を感じる」というのは間違いだと言われますが】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10104949720
長すぎて、コメントを回収する気にもならないorz。
ポイントがいくつかある気がする。
・「違和を感じる」と言うか
なんでこんなことが問題になるのか不明。北原保雄氏の説のせいだろうか。
■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E9%81%95%E5%92%8C&stype=0&dtype=0
================引用開始
い‐わ〔ヰ‐〕【違和】
1 からだの調子がくずれること。「腹部に―を覚える」
2 周囲の雰囲気に合わないこと。
================引用終了
「違和を覚える」と言うのだから、「違和を感じる」とも言えるだろう。まさか「覚える」とは言うけど「感じる」とは言わない? ちなみに『大辞林』の例文も「違和を覚える」になっているのは必然? まさか。
現代語として「違和を{感じる/覚える}」が自然か、と訊かれたら「あまり見ない」と言うしかない。でも、だから「違和を{感じる/覚える}」とは言えないなんてことはない。
・「違和感」は「一体感」や「劣等感」と同類?
「不安感」→「不安な感じ」
「不快感」→「不快な感じ」
「一体感」→「一体な感じ」ではない
「劣等感」→「劣等な感じ」ではない
だから、「違和な感じ」とは言えない「違和」は、「一体」や「劣等」の仲間で、「違和を感じる」とは言わないという説がある。
何を言っているのかわからない。
「○○感」って言葉を並べてみようか。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12101875607
「危機感」→「危機な感じ」ではないが、「危機を感じる」と言う。
「疲労感」→「疲労な感じ」ではないが、「疲労を感じる」と言う。
これはいくつかのパターンに分かれそうだ。深入りするのはやめておく。こういう分析が得意な人に任せる。
・違和感を{感じる/覚える}以外にどんな言い方があるか
1)「○○感」が以前からある場合。
この場合は「違和感がある」(違和感があった)と言いかえるのが一番素直だろう。
2)「○○感」が新たに生じた場合。
過去形(と書いておく)のほうが自然な感じがするので、そうしておく。
これが問題になる。この場合「違和感がある」が使えない。
下記あたりだろうか。
違和感が生じた 違和感をもった 違和感が芽生えた
たとえば「危機感」が生じた場合に「危機感を感じた」と書いたら、無神経な文章と責められてもしかたがないだろう。「危機感を覚えた」「危機感が芽生えた」あたりだろうか。
これが「違和感」の場合は「感じた」が素直なので(理由は言葉の神様に訊いてください)、つい「違和感を感じた」としてしまいがち。あえてそうする人にトヤカク言う気はないが、ほぼ同じ意味で「違和感を覚えた」という言い回しがあるんだから、そちらをつかうべきじゃないのかね。
↑のリンク先に書いたように、前弾の『問題な日本語』ではあれほど「違和感を感じる」を使っていたhttp://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1509.htmlのに、当方が見た限り、「続弾」では1回も使っていない。「違和感を覚える」さえp.27で1回使っているだけ。ほかは「違和感を持っている」(p.105)、「違和感の生じる理由」(p.108)などを使っている。 それでいいと思う。
ちなみに「違和感」と書くか「異和感」と書くか……という話がまたややこしい。
現代の表記としては「違和感」が一般的だけど、個人的には「異和感」と書きたい。このあたりの詳しい話は下記をご参照ください。
1012)【表記の話15──「違和感」「異和感」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2832.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1907450065&owner_id=5019671
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1928156325&owner_id=5019671
1013)突然ですが問題です【日本語編162】──異和感 違和感【解答?編】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2799.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1907944509&owner_id=5019671
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【10】
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直接的には下記の続きだろうな。
【読書感想文/『続弾! 問題な日本語』(北原保雄編/大修館書店/2005年11月3日初版第1刷発行)【1】~【3】】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1717.html
【重言の話5──「まず第1に」「違和感を感じる」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1176.html
テーマサイトは下記。
【「違和感を感じる」という日本語の使い方について】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12102020797
下記のほうがいいか。
【「違和感を感じる」というのは間違いだと言われますが】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10104949720
長すぎて、コメントを回収する気にもならないorz。
ポイントがいくつかある気がする。
・「違和を感じる」と言うか
なんでこんなことが問題になるのか不明。北原保雄氏の説のせいだろうか。
■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E9%81%95%E5%92%8C&stype=0&dtype=0
================引用開始
い‐わ〔ヰ‐〕【違和】
1 からだの調子がくずれること。「腹部に―を覚える」
2 周囲の雰囲気に合わないこと。
================引用終了
「違和を覚える」と言うのだから、「違和を感じる」とも言えるだろう。まさか「覚える」とは言うけど「感じる」とは言わない? ちなみに『大辞林』の例文も「違和を覚える」になっているのは必然? まさか。
現代語として「違和を{感じる/覚える}」が自然か、と訊かれたら「あまり見ない」と言うしかない。でも、だから「違和を{感じる/覚える}」とは言えないなんてことはない。
・「違和感」は「一体感」や「劣等感」と同類?
「不安感」→「不安な感じ」
「不快感」→「不快な感じ」
「一体感」→「一体な感じ」ではない
「劣等感」→「劣等な感じ」ではない
だから、「違和な感じ」とは言えない「違和」は、「一体」や「劣等」の仲間で、「違和を感じる」とは言わないという説がある。
何を言っているのかわからない。
「○○感」って言葉を並べてみようか。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12101875607
「危機感」→「危機な感じ」ではないが、「危機を感じる」と言う。
「疲労感」→「疲労な感じ」ではないが、「疲労を感じる」と言う。
これはいくつかのパターンに分かれそうだ。深入りするのはやめておく。こういう分析が得意な人に任せる。
・違和感を{感じる/覚える}以外にどんな言い方があるか
1)「○○感」が以前からある場合。
この場合は「違和感がある」(違和感があった)と言いかえるのが一番素直だろう。
2)「○○感」が新たに生じた場合。
過去形(と書いておく)のほうが自然な感じがするので、そうしておく。
これが問題になる。この場合「違和感がある」が使えない。
下記あたりだろうか。
違和感が生じた 違和感をもった 違和感が芽生えた
たとえば「危機感」が生じた場合に「危機感を感じた」と書いたら、無神経な文章と責められてもしかたがないだろう。「危機感を覚えた」「危機感が芽生えた」あたりだろうか。
これが「違和感」の場合は「感じた」が素直なので(理由は言葉の神様に訊いてください)、つい「違和感を感じた」としてしまいがち。あえてそうする人にトヤカク言う気はないが、ほぼ同じ意味で「違和感を覚えた」という言い回しがあるんだから、そちらをつかうべきじゃないのかね。
↑のリンク先に書いたように、前弾の『問題な日本語』ではあれほど「違和感を感じる」を使っていたhttp://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1509.htmlのに、当方が見た限り、「続弾」では1回も使っていない。「違和感を覚える」さえp.27で1回使っているだけ。ほかは「違和感を持っている」(p.105)、「違和感の生じる理由」(p.108)などを使っている。 それでいいと思う。
ちなみに「違和感」と書くか「異和感」と書くか……という話がまたややこしい。
現代の表記としては「違和感」が一般的だけど、個人的には「異和感」と書きたい。このあたりの詳しい話は下記をご参照ください。
1012)【表記の話15──「違和感」「異和感」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2832.html
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1013)突然ですが問題です【日本語編162】──異和感 違和感【解答?編】
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