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五月晴れ 五月雨 小春日和

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【10】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1880457960&owner_id=5019671

mixi日記2013年07月02日から

 現在使われているのは新暦(グレゴリオ暦とも太陽暦とも言う)だが、明治初期までは陰暦(太陰暦とも言う)が使われていた。
 妙な話から始めてしまった。当方も詳しいことはわからない。下記にお任せする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E6%9A%A6

 旧暦から新暦に改暦されたせいで混乱が起きたことが予想されるが、そのうち慣れたのだろう。ただ、言葉の世界にはその混乱の名残りがいろいろ残っている。
 たとえば、「五月(さつき)」(皐月のほうがフツーか?)は「5月」の旧名のような印象だが、「五月」と「5月」には少しズレがある。
「五月晴れ」はいつの話かと訊かれたら、「5月」と考えるのが素直だがこれがちょっと違う。
 以下、Web辞書『大辞泉』を見ていく。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%81%B0%E3%82%8C&stype=0&dtype=0
================引用開始
さつき‐ばれ【五‐月晴(れ)】
1 5月のすがすがしい晴天。
2 陰暦5月の、梅雨の合間の晴天のこと。《季 夏》「うれしさや小草彩もつ―/子規」================引用終了

 本来の意味は当然「2」。これが新暦のいつにあたるのかは一概には言えない。Wikipediaによると「5月下旬から7月上旬ごろに当たる」らしい。
 ただ、「さつき」を誤解して「5月」と考える誤用があまりにも多いので、「1」の意味でも使われるようになった。『大辞林』の記述もほぼ同様。でもなぁ。なぜ「本来は……」と書かないのだろう。

 同じような言葉に「五月雨」があるが、これが「5月の雨」と誤用されることはめったにない。単純に、梅雨期に比べれば「5月」は雨が少ないからだろう。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E4%BA%94%E6%9C%88%E9%9B%A8&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=07437900
================引用開始
さ‐みだれ【五‐月‐雨】
《「さ」は五月(さつき)などの「さ」、「みだれ」は水垂(みだれ)か》

1 陰暦5月ごろに降りつづく長雨。梅雨。つゆ。さつきあめ。《季 夏》「―を集めて早し最上川/芭蕉」
2 断続的にいつまでもだらだらと続くことのたとえ。「―式」「―戦術」
================引用終了

 このテの言葉で誤用の定番とも言えるのが、「小春日和」。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E5%B0%8F%E6%98%A5%E6%97%A5%E5%92%8C&stype=0&dtype=0
================引用開始
こはる‐びより【小春日‐和】
初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和。《季 冬》「玉の如き―を授かりし/たかし」
================引用終了

 これはまだ大丈夫なようだ。もしかすると、さだまさしの『秋桜』のおかげかも。個人的には井上陽水の『小春おばさん』も好き。
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