【引用のご作法8(外伝)】ついにホニャったか──「何気に」をめぐって 丸写氏のご乱心

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14101363489

 これは時系列で追わないと何がなんだかわからないだろう。
 逐一確認しているわけではないので、憶測を交えつつ、時系列に並べる。

 質問内容はひとこと。
「何気に」という言葉は存在しないのか。

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【1】m氏
いわゆる俗語・若者言葉の一種で辞書には載ってないようです。
しかし、これからの世代が広く使用を続けていけばいずれ辞書にも載るようになるでしょう。

「なにげなく」から派生した言葉ではありますが、その意味は「なにげなく」から変質して「本当は」「実は」という意味も付加されているそうです。

「あの人はなにげにすごい人だ」

という使い方ですね。

私はそのような使い方をしたことはありませんが…。

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【2】k氏
『明鏡国語辞典』でも、
「何気ない」の項の[注意]で、
「近年『何げなく』『何げなしに』を『何げに』と言う言い方が若者の間で聞かれるが、これは誤用。」
としています。
「なにげなく」という形容詞の連用形から、「なにげに」という新しい副詞が作られたようですが、現時点では誤用です。

『問題な日本語』(北原保雄・編、大修館書店)でも、44~46ページで取り上げられています。興味があればご覧ください。

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【3】tobiクン
「何気に」という言葉は存在しないのか。

存在します。
個人的には、まだ俗語のレベルと感じています。
しかし、一部の辞書が認めてしまいました(「さりげに」も)。
こうなってしまうと、「俗語」とか「誤用」とか決めつけるのは無理でしょう。
積極的に他者にすすめる気もありませんし、自分では当分使う気もありませんが……。

詳しくは下記をご参照ください。
【51定番の質問──何気に/なにげに/何げに さりげに】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n152020
以下は一部の抜粋(重言)。

■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%92%E3%81%AB&dtype...
================引用開始
なにげ‐に【何気に】
《「何気ない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》⇒何気ない[補説]
================引用終了

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【4】k氏
国語辞典の掲載用語を100%信頼し、「辞書に採用されているから俗語が誤用ではない」という考え方には、私は組みしません。
使う人が増えていても、改まった場では使えない、大人にとっては単なる誤用です。大人になったら避けたい若者言葉。
下記の辞典の見解は、そのとおりで、現時点では「誤用」と断定してもいいと思います。

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【5】m氏
(追記)

えらくムキになって,誤用だ,若者言葉だ,いい大人は使っちゃいけないと言っている人いますね。
まるで誤用は「御用だ!」みたいに。(笑)
言葉は過去からずっとそうやって変化してきたものなのだから,もうちょっと寛容になりましょうや。
言葉のそういった変化を否定すると,言葉のダイナミズムが奪われて,ラテン語のような死んだ言語になってしまいますよ。

他の回答者さんによればすでに80年代半ばには使われていたようだし,メディアに関わる人間ですら使っている現状ですから,固いことを言わずに認めてもいいんじゃないですか?
今現在あなたが使っている言葉も,100年前の日本人が聞いたら嘆き悲しむかもしれませんよ。

そりゃあ,とんでもない日本語を使っている若者に遭遇すると,確かにゲンナリしますけどね。

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【6】k氏
<追記>
>メディアに関わる人間ですら使っている現状ですから,固いことを言わずに認めてもいいんじゃないですか
⇒「メディアに関わる人間」がそんなに偉いのかい。可哀そうなおっさんだなア~
... 死んだ後のことまで心配して、もっともらしいことをいうのはやめよう。

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【7】m氏
(またまた追記)
えらいケンカ腰で出てきましたな。
頭の固い人には何を言っても無駄だと思うけど、一言目に「辞書を100%信用するのはおかしい」と書いておきながら、自分の意見の根拠を別の辞書に求める愚かさぐらいにはせめて気付こうね。(笑)

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 tobiクンのコメントがよほど気に入らなかったんだね。
 冷静さを失い、【4】の段階でコメントが相当ホニャララになっている。
 自分がひいた辞書は正しくて、それよりあとに改訂されているWeb辞書は信用できないらしい。
 〈「メディアに関わる人間」がそんなに偉い〉ってことはないけど、関わらない人よりは知識も常識もあることが多いと思う。すくなくとも無断ヘニャララなんてことはしないと思う。
 【7】で適確な指摘が入ったが、このまま放置なのだろうか。こういう人たちは、常人には思いつかない離れ業を使うからなぁ。

 ちなみに『問題な日本語』の当該ページはP.123~。いつものようにヘニャララすれば気づくんだろうが。
 さらにちなみに、当方はホニャララコメントに同意する気はないが、m氏のコメントにも与しない(やっぱこっちじゃないと感じが出ない)。
 なんでもかんでも「言葉はかわっていくものだからOK」と考えるのは無謀だと思う。元々ヘンな言葉は、どんなに広まっても「俗語は俗語」だし、「誤用は誤用」でしかない。「俗語っぽい」ことや「誤用っぽい」ことを承知のうえであえて使う人にトヤカク言う気はないけど。それは趣味の問題って気がするから。
 じゃあ「そろそろ正用」というのは何を基準に考えればいいのか。↑に模範解答がありますね。たとえ一部でも辞書が認めた段階で〈「俗語」とか「誤用」とか決めつけるのは無理〉。グレーゾーンと考えるしかない。この段階に来ても、新しい考え方を支持するか否かは個人の自由だけど、古い知識に基づいて決めつけていると、頑固ジジイ扱いされる覚悟は必要。もっとヒドい場合は単なる●●と思われかねない。
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