引用のご作法15相当 京都府若年者就業支援センター(ジョブカフェ京都)のサイト〈1〉

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2020.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【10】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1880457960&owner_id=5019671

mixi日記2013年08月26日から

 例によって無断転載らしいコメントがあったんで元を探した。
 ものすごい検索能力をもっている人なのに、なんでたびたびこんな非常識なことをするんだろう。
 下記の「2-2-2.尊敬語・謙譲語・丁寧語 」の「謙譲語」の項目と酷似している。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13112427723

 で、【ネタ元】のサイトのトップが下記。
【京都府若年者就業支援センター(ジャブカフェ京都)】
http://www.pref.kyoto.jp/jobcafe/e-learning/business.html

 直接の【ネタ元】は下記。全文は末尾に。
【2.社会人の言葉遣いと礼儀作法】
http://www.pref.kyoto.jp/jobcafe/e-learning/b-manner/data/saho.pdf

 
 この内容がなかなかいい(←何様!)。よく目にするホニャララの先生の原稿なんかよりずっといいのでは。ただし、いい内容であるほど、小さなキズがチラホラあるのが残念。
 目立つ箇所だけ指摘しておこう。

〈2-1.ファミコンことば〉
「3」だけ毛色が違うと思う。
「1」(~になります)、「2」(~のほう)、「4」(よろしかったでしょうか)は、いわゆるバイト敬語。「1」「2」を明解に否定している。個人的には疑問があるが、簡明な説明を心がけるなら、これはこれでアリだと思う。なら、なぜ「4」はこんなに曖昧なの?
 注文したのは当然「少し過去」のことだから、「よろしかったでしょうか」がダメな理由はなくなる。これでは何も言っていないのと同じ。だったらふれなければいいのに。
 もうひとつ気になったこと。「2」の説明だと、〈何かと対比して「こちらのほう」〉はOKってことになる。つまり、2品以上頼んでいる場合は「~のほう」でいいことになる。個人的にはそのとおりと思うが、世間はそうは考えていないはず。このような説明でいいのだろうか。
 もっと気になるのは〈3「おビールをお持ちしました」〉の説明。
〈先生の「おカバン」の場合は先生の持ち物ですが「ビール」はまだ誰の持ち物でもなく〉なの? ご注文の品なんだから、客のものともいえるのでは? 
〈後者の「持つ」は自分の行為だから「お」を付けるのはおかしいと感じる人がいるかもしれませんが、謙譲表現と考えることもできます〉……お持ちするは、「持つ」を謙譲語の形にしたものとしか考えようがないでしょうに。
〈「お」の使いすぎは、かえって品位を失うことになります〉……そのとおりだけど、何を基準にするのかな。明確な基準がないなら、それは書き手の主観でしかない。
 そういう書き方をするから〈「ビールをお持ちしました」が正しい表現〉なんてムチャなことになる。これは個人の言葉の使い方の問題だろう。要は、好みの範疇。正しい正しくないなんてことは言えない。
「ご注文の品をお持ちしました」はクドくて品位がないのか。
「お通しとおしぼりをお持ちしました」「お造りをお持ちしました」「お酒をお持ちしました」
 全部クドくて品位がないのか。まさか。
 まあ、後述のように「ビール」は外来語なので「お」をつけると間違い、と断言するのもどうかと思うけど。


【2.社会人の言葉遣いと礼儀作法】
http://www.pref.kyoto.jp/jobcafe/e-learning/b-manner/data/saho.pdf
================引用開始
2.社会人の言葉遣いと礼儀作法

学習目標
相手に好印象を与える言葉遣いと礼儀作法についてその基本的なことを学び、それが、単に形としてだけではなく、相手に対する「心づかい」を含めて身につくよう努力しましょう。

2-1.ファミコンことば
学習目標
ビジネスの場ではふさわしくない言葉があります。人に不快感を与えずに業務を円滑に進めるためにも、正しい日本語を身につけましょう。

「ファミコンことば」とは、ファミリーレストランやコンビニエンスストアで使われている言葉のことで、本来の言葉の持つ意味に照らしてみると少しおかしい日本語のことです。違和感を感じている人も多いでしょう。このような接客語だけでなく、最近では、様々な「はやり言葉」を耳にしますが、様々な年代の人と接するビジネスの場では誤解されるケースも考えられ、ふさわしくない場合が多いので使用しないほうがよいでしょう。
 いくつか例をあげて考えてみましょう。

1「こちら和風セットになります」
「なる」という動詞は「人為的ではなく自然のなりゆきで変化して別の状態が現れる」意味で、お客の側から不自然に感じられるのは、この<非人為的>と<新たな状況の出現>が場面にそぐわないからでしょう。正しくは「こちら和風セットでございます」です。

2「おつりのほうは230円でございます」
 もともと「~のほう」には、物事をぼかしたり遠回しに言ったりする用法と、何かと対比して「こちらのほう」といった言い方があります。遠回しに慎み深く言ったつもりでしょうが、特に金銭のやり取りなど正確さが要求される場面では適切な表現とはいえません。またコーヒーだけ注文した客に「コーヒーのほうをお持ちしました」と言われると、まだ何か他に注文したのかと考えてしまいます。例文の場合、正しくは「おつりは230円でございます」です。

3「おビールをお持ちしました」
 違和感を覚えるのは「おビール」と「お持ちする」の部分です。先生の「おカバン」の場合は先生の持ち物ですが「ビール」はまだ誰の持ち物でもなく尊敬すべき相手ではありません。後者の「持つ」は自分の行為だから「お」を付けるのはおかしいと感じる人がいるかもしれませんが、謙譲表現と考えることもできます。いずれにしても「お」の使いすぎは、かえって品位を失うことになります。例文の場合、「ビールをお持ちしました」が正しい表現です。

4「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」
「ご注文は以上でよろしいでしょうか」と現在形でいいのではないかという疑問です。電話で「奥様でいらっしゃったでしょうか」と言われて「今も奥様ですけど・・・」と言いたくなったという話があります。「これでよかったか」と少しでも過去のことについて尋ねているとすれば、このままでよいとも言えます。


2-2. 敬語の正しい使い方
学習目標
敬語が使えない人は「常識」がないと見られます。敬語は単に形を覚えればよいだけでなく相手に対する「心づかい」を含めて、正しい敬語を身につけましょう。

2-2-1.敬語の必要性と種類
「敬語くらい知っている」と思うかもしれませんが、「なんとなく知っている」程度では社会人として通用しません。お互いの立場の違いをきちんと認識し、目上の人には敬意を表した言葉遣いをしなければなりません。敬語も仕事上関わり合う人との潤滑油となるものです。
敬語には3種類あります。
(1)尊敬語:相手に敬意を示すために、相手の行為や状態などを敬って言い表す言葉
(2)謙譲語:相手に敬意を示すために、自分をへりくだって言い表す言葉
(3)丁寧語:相手に敬意を示すために、物事を丁寧に言い表す言葉
 この中でも、尊敬語と謙譲語の使い分けがポイントとなります。「尊敬語は相手のために使う言葉」で「謙譲語は自分のために使う言葉」ですので、混同してしまうと、相手に失礼となり、信用を失くしかねません。この違いは重要ですから、きちんと理解して覚えてください。

2-2-2.尊敬語・謙譲語・丁寧語
(1)尊敬語
1相手に属するものに「お」「ご」をつける  例)ご意見、お名前
2語尾に「さん」「様」をつける  例)吉田さん、お客様
3丁寧な代名詞を選ぶ(代名詞の変化)  例)どなた、そちら
4相手の行動(語尾)に「れる」「られる」をつける  例)外出される
5相手の行動に「お・・・になる」をつける  例)お読みになる
6相手の行動に「・・・して下さる」をつける  例)お越し下さる
7完全に言い換える  例)召し上がる、いらっしゃる

(2)謙譲語
 自分あるいは自分の側に属するものを低い地位におくことで、相対的に相手の地位を高め、敬意を表す日本語独特の言い方です。
1自分に属するものを低くいう  例)粗品、弊社、わたくしども
2自分の行為に「お」「ご」をつける  例)お待ちする
3自分の行為(語尾)に「...していただく」をつける  例)送らせていただく
4自分の行為は謙譲の動詞で表す  例)申す、承る

(3)丁寧語
職場での会話の基本は、すべて丁寧語です。
1文末に「です」「ます」をつける  例)雨が降ります
2言葉を丁寧に言い換える  例)ちょっと→少々、いま→ただいま
3語尾に「ございます」をつける  例)わたくしどもの課長でございます
4頭に「お」「ご」をつける  例)お休み、ご案内
 もっとも、むやみやたらに使うと、かえって品がなく、いやみっぽく聞こえます。通常、外来語、動植物(相手のペットでも)、自然現象、「お」で始まる言葉などには、「お」、「ご」をつけません。例)X おコーヒー・おビール

 敬語を正しく使えるようになるには、まずは用語そのものを暗記することが大切です。
慣れないうちは、会話中においてとっさの判断では的確な敬語は使えないはずです。そのためにも、次の表に出てくる使い分けくらいはできるようにしっかりと理解しておきましょう。

2-2-3.主な用語
(1)主な動詞の敬語

普通の言い方  尊敬語     謙譲語              丁寧語
する      なさる     いたす              します
いる      いらっしゃる  おる               います
        おいでになる
行く・訪ねる  いらっしゃる  参る・伺う・上がる・参上する・  行きます
        おいでになる  お邪魔する・お伺いする      訪ねます
来る      いらっしゃる  参る・伺う・上がる・参上する・  来ます
        お見えになる  お邪魔する・お伺いする
        お越しになる
        おいでになる
見る      ご覧になる   拝見する             見ます
        ご覧くださる  見せていただく
見せる     お見せになる  ご覧に入れる・お目にかける    見せます
聞く      お耳に入る   伺う・拝聴する          聞きます
聞かせる    お聞かせになる お耳に入れる           聞かせます
言う      おっしゃる・  申し上げる・申す         言います
        仰せになる
思う      思し召す    存ずる              思います
        お思いになる
知る      ご存じ     存ずる・存じ上げる        知ります
あげる     賜る・くださる 差し上げる            あげます
もらう     お受けになる  頂戴する・いただく賜る・承る   もらいます
食べる     召し上がる・  いただく・頂戴する        食べます
        あがる
死ぬ      お亡くなりになる 亡くなる            死にます
気に入る    お気に召す    ―               気に入ります
着る      召す       ―               着ます
確認する    改める      ―               確認します
会う      お会いになる   お目にかかる・お目もじする   会います
借りる     お借りになる   拝借する・お借りする      借ります
承諾する    お聞き入れになる かしこまる・承る        承諾します
呼び出して   お呼び出しになる お呼び立ていたしまして     呼び出しまして

(2)自称表現と他称表現
 また、自称表現と他称表現の違いもしっかりと、理解しておきましょう。自称表現とは、特に会社の外の取引相手の人に対して、自分や自分の会社のことを述べる時に使う表現です。これに対して、他称表現とは、相手の人や相手の会社のことを述べる時に使う表現です。
 この区別もビジネスにおいてとても重要で、おかしな表現を使っていると、あなたやあなたの会社の評判を落とすことにもなりますから、十分に注意してください。

      自称           他称
個人    私(わたくし・わたし)・  ○○様・そちら様・お客様・貴殿・先生
      小生
団体    私ども・一同       各位・ご一同様
会社    当社・弊社・小社     貴社・御社・お勤め先・○○会社様
役員・上司 当社社長・当社役員・上司 貴社長・ご重役・ご上司
部下    当社社員・本人・担当者  貴社社員・御社社員・ご本人・ご担当


(3)人称の種類
自分     わたくし    標準
       わたし     少しくだけた言い方
       こちら     
相手     あなた(さま)  改まった言い方
       そちら(さま)  やや事務的
       おたく(さま)  私的な場での言い方
三人称 近い こちらさま
       このかた
       こちら
    中間 そちらさま
       そのかた
       そちら
    遠い あちらさま
       あのかた
       あちら
不明     どちらさま
       どのかた
       どなた
       どちら


2-2-4.間違えやすい使い方
 敬語表現については、4つのポイントがあります。
1二重敬語(過剰敬語)になっていないか。
2相手に対して謙譲語を使っていないか。
3丁寧語と尊敬語が混在していないか。
4相手の立場に適した敬語になっているか。
 ビジネスの場では、この4つをしっかりとチェックするようにしましょう。

(1)敬語が過剰な例
間違い           正しい
おっしゃられた       おっしゃった
              おっしゃいました
おいでになられました    おいでになりました
              いらっしゃいました
召し上がられますか     召し上がりますか
ご出発になられる方は    出発される方は
              ご出発の方は
お着きになられました    お着きになりました
              到着されました
先生がご指摘されました   先生がご指摘になった
そちらにお掛けになられて  そちらにお掛けになって
お待たせ申し上げました   お待たせいたしました

(2)相手に対して謙譲語を使ってしまった例
間違い            正しい
景品を頂いてください     景品をお持ち(になって)ください
               景品をお受け取りください
拝見なさった後で       ご覧になった後で
               お読みになった後で
あちらで伺ってください    あちらでお聞きになってください
あちらで伺って頂けますか   あちらでお尋ねになって頂けますか
伺っていらっしゃいますか   お聞きになっていらっしゃいますか
               お聞きおよびでしょうか
持ってまいりましたか     お持ちになっていらっしゃいますか
               持っていらっしゃいますか
こちらでお待ちしてください  こちらでお待ちになってください
               こちらでお待ちください
ご参加してください      ご参加ください
ご注意してください      ご注意ください
部長の申されたことは     部長のおっしゃったことは(部長に対して)
               部長の申しましたことは(外部に対して)
どちらに参られますか     どちらへいらっしゃいますか
               どちらへお出かけになりますか
参られる節にはお電話ください お越しの節にはお電話頂けますか
いつごろご到着いたしますか  いつごろご到着でしょうか
               いつごろご到着になりますか
               いつごろお着きでしょうか
お忘れ物いたしませんように  お忘れ物なさいませんように
どちらにご恵贈なさいますか  どちらにお贈りになりますか

(3)丁寧語と尊敬語を混ぜて使ってしまった例
間違い          正しい
どちら様でございますか  どちら様でいらっしゃいますか
分かりました方は     お分かりになった方は
何をお探しでございますか 何をお探しでいらっしゃいますか

(4)その他の例間違い正しい
とんでもございません   とんでもないことでございます
(上司をねぎらうときに)
ご苦労様でした      お疲れ様でした
分かられたと存じますが  お分かりになったと存じますが
ご安心してお任せください 安心してお任せください

2-2-5.第三者に対する敬語
(1)社外の人に対して自分の上司のことを述べるとき
 社外の人に対して自分の上司のことを述べるときは、社内の上司に対して敬語を使わないようにします。ただし相手が上司の家族や親族である場合には、上司に対しても敬語を使います。
1来客に対して
×部長はもうじきお着きになりますので
○部長の△△はもうじき参りますので

2部長の家族に対して
×部長の△△は席を外しております
○部長は席を外されています

(2)上司と上司の部下について話すとき
 上司に対して、その上司の部下のことを言うときは、敬語を使わないのが自然です。ただし、上司の部下が自分より目上に当たる場合は、低い程度の尊敬語を使用します。
1部長に対して課長のことを言う
×課長がご到着になりました
○課長が到着されました
⇒部長だけでなく課長も立てるべきなので、課長に対しては部長よりも低い敬語を使用します。

2部長に対して課長の要望を伝える
×課長が書類を見せたいとのことです。
○課長が書類をご覧に入れたいとのことです。

3課長に対して部長の要望を伝える
×部長が参るようにおっしゃっています。
○部長がおいでくださるようにおっしゃっています。
⇒部長と課長、2人に対して敬意を払うべきなので、課長に対しても丁寧な言葉遣いをします。


2-3.会話を円滑にする言葉とあいづち
学習目標
会話の中でちょっと一言添えるだけで、その会話が円滑になります。印象を和らげる「クッション言葉」と潤滑油の役割を果たす「あいづち」について学びます。
(1)クッション言葉
 相手の意に添えない「注意」、「忠告」、「依頼」、「断り」を切り出す場合、ちょっと一言、頭に添えるだけで、相手に与える印象を柔らかくし相手が受け入れ易くなります。
 これをクッション言葉といいます。
 次の例を見てください。
 ・「危険ですから、そこをどいてください」
 ・「申し訳ありませんが、危険ですからそこをどいてください」
 皆さんは、どちらが受け入れ易いですか?このように入り方を柔らかくし、まず相手をたて、それからこちらの言い分をのべると、円滑なコミュニケーションがとれるようになります。
 クッション言葉には
・「恐れ入りますが...」
・「失礼ですが...」
・「申し訳ございませんが...」
・「あいにく...」
・「お手数をおかけいたしますが...」
・「おさしつかえなければ...」
・「よろしければ...」
・「大変ありがたいのですが...」
 などがあります。

(2)あいづちあいづちは「一言の言葉とうなずき」の行為を言います。あいづちをすることによって、
「あなたの話を熱心に聴いている」ことを相手にアピールでき、会話の潤滑油の役割を果たします。特に、電話では相手の顔が見えないだけに、あいづちは重要です。
 あいづちには
・「ええ」
・「そうですね」
・「なるほど」
・「わかりますよ」
・「はい」
・「はい、わかりました」
・「そうですか」
 などがあります。


2-4.ビジネスの慣用表現
学習目標
ビジネスで使われている慣用的な決まり文句を覚えましょう。

 ビジネスでは話の内容をスムーズに伝えるため、相手に敬意を払いながらも、一方では合理的な表現も併用する、特有な慣用表現があります。

呼称  対象         慣用表現
    自社のこと       私ども・当社
    相手の会社       御社・○○会社様
呼称  自社の役職者(伊藤課長) 課長の伊藤・私どもの伊藤
    誰           どちら様
    名前不明の来客     お客様
時間  今           ただいま
    さっき         先ほど
    これから        今後
年月日 おととし        一昨年
    今日          本日
    あさって       明後日
方向  ここ・こっち      こちら
    あっち         あちら
    そっち         そちら
    どこ          どちら
もの  これ          こちら・こちらの○○○
    それ          そちら・そちらの○○○
    あれ          あちら・あちらの○○○
    どれ          どちら・どちらの○○○
    どれも         いずれも
================引用終了



京都府若年者就業支援センター(ジョブカフェ京都)のサイト〈2〉

【2.社会人の言葉遣いと礼儀作法】
http://www.pref.kyoto.jp/jobcafe/e-learning/b-manner/data/saho.pdf
================引用開始
2-2-2.尊敬語・謙譲語・丁寧語
(1)尊敬語
1相手に属するものに「お」「ご」をつける  例)ご意見、お名前
2語尾に「さん」「様」をつける  例)吉田さん、お客様
3丁寧な代名詞を選ぶ(代名詞の変化)  例)どなた、そちら
4相手の行動(語尾)に「れる」「られる」をつける  例)外出される
5相手の行動に「お・・・になる」をつける  例)お読みになる
6相手の行動に「・・・して下さる」をつける  例)お越し下さる
7完全に言い換える  例)召し上がる、いらっしゃる
================引用終了

 別にこれでもいいのかもしれないが、『敬語再入門』などと見比べると、いろいろ疑問が湧いてくる(そりゃ比べる相手が悪いって)。
「1」……まず接頭語の話をもってきますか。それも名詞限定で。厳密に言うと、動詞につく接頭語もあると思うけど、パスしておく。
「2」……次に敬称ですか。別に悪くはないけど、まず動詞ではないかな。
「3」……これは微妙。厳密に言うと、「どなた(様)」は尊敬語だけど、「そちら」は尊敬語ではないらしい。専門的には「改まり語」とか言うものの仲間だと思う。「敬語」ではないけど丁寧な印象のある言葉、くらいの位置づけになる。
「4」から動詞になるが、これがちょっと。
 たとえば、『敬語再入門』のP.44~に、「主な尊敬語四つの整理」という項がある。
1)お/ご~~になる
2)お/ご~~なさる
3)──なさる
4)……(ら)れる
 ↑の分類の「4」「5」は入っている。
5)「・・・して下さる」もたしかに尊敬語だけど、これを入れるなら、「いらっしゃる」も入れるべき、ってことになる。
「7」はいわゆる「特定形」の話で、「言いかえる」と言っていいのか悪いのか。
 やっぱいろいろ穴が見える。


================引用開始
(2)謙譲語
 自分あるいは自分の側に属するものを低い地位におくことで、相対的に相手の地位を高め、敬意を表す日本語独特の言い方です。
1自分に属するものを低くいう  例)粗品、弊社、わたくしども
2自分の行為に「お」「ご」をつける  例)お待ちする
3自分の行為(語尾)に「...していただく」をつける  例)送らせていただく
4自分の行為は謙譲の動詞で表す  例)申す、承る
================引用終了

「1」……いきなりその話ですか。それは「その他」くらいの扱いにするべきだろう。
「2」……それは「お/ご~~する」の話だろう。謙譲語の一番基本的な形とも言えるもの。〈自分の行為に「お」「ご」をつける〉とはちょっと違うだろう。さらに言うと名詞につく「お/ご」が謙譲語になることもある。「先生へお手紙を書く」とか「ご連絡をさしあげる」とか。
「3」も謙譲語の代表的な形かもしれない。じゃあ「お/ご──いたす」や「お/ご~~申し上げる」の立場は。
「4」はいわゆる「特定形」の話で、なぜこちらは「言いかえる」ではないのか、って疑問が湧く。


================引用開始
(3)丁寧語
 職場での会話の基本は、すべて丁寧語です。
1文末に「です」「ます」をつける  例)雨が降ります
2言葉を丁寧に言い換える  例)ちょっと→少々、いま→ただいま
3語尾に「ございます」をつける  例)わたくしどもの課長でございます
4頭に「お」「ご」をつける  例)お休み、ご案内
 もっとも、むやみやたらに使うと、かえって品がなく、いやみっぽく聞こえます。通常、外来語、動植物(相手のペットでも)、自然現象、「お」で始まる言葉などには、「お」、「ご」をつけません。例)X おコーヒー・おビール
================引用終了

 話の順序がヘンだろ。
 まず基本は「1」のいわゆるデス・マス体。それをさらに丁寧にした形が「3」の「ございます」。
「2」は「改まり語」の類いで、敬語とはちょっと違う。
「4」はどうやら名詞につく「お/ご」の話らしい。これではいくらなんでも説明が粗いだろう。ちゃんと書こうとするととんでもないことになるけど。
 基本は↑のとおりだけど、「おビール」「おタバコ」は許容範囲。自然現象のなかには、「お天道さん」みたいな例外もある。〈「お」で始まる言葉〉の例外は、「お降りの方」「お送りする」あたりかな。
【接頭語の「お/ご」がつきにくい言葉】これもかなり乱暴だけど……。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2738.html

 こうやって見ていくとやはり細かい問題が出てくる。
 菊地読本を読みましょう、って話になる。
 メンドーなので、以下省略。(←オイ!)
 ……ってわけにはいかないか。

(つづく)
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