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このタイトルはないだろう──同級生 入籍 爆笑 圧倒的に不利 閑話休題 珠玉の大作 敷居が高い

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671

mixi日記2013年09月26日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1912763224&owner_id=5019671

 日本語の問題を扱ったネット記事はヒドいものが多いが、まともな人の話を聞けば、そうバカバカしいことにはならない。
 それでも細かい点が気になる。
 そもそもこのタイトルは何? 〈同い年が「同級生」とは限らない!?〉って、そんなの当たり前だろ。どんな巨大学級だ。たとえば〈「同級生」と「同学年」の違いわかりますか〉ってタイトルならまだわかるけど。
 こんな●●なことを考えるのはレアケース、と思うでしょ? ネット上にはこういうホニャララな用法が散在している。でなければ、話題にはならない。「どこが間違っているのか説明できる人はごく少ない」とまでは思わないけど。まあ、上が上級生で、下が下級生なんだから、同い年は同級生だろう、って言われると困るんだけど(笑)。
「同い年なんですね。じゃあ同級生じゃないですか」って例文は相当●●っぽい。正しいとされる「同学年」に直してみようか。
「同い年なんですね。じゃあ同学年じゃないですか」
 ●●に見えるよ。これが下記ならわかる。
「年齢で言えば私が1歳下ですが、私は早生まれなので同学年じゃないですか」
 o( ̄ー ̄;)ゞううむ
 やはり「~じゃないですか」は美しくない。
 記憶に残っているのは『SMAP×SMAP』の木村拓哉の特番「同学年」。当然のことながら、「同級生」などとマヌケなことは言っていない。生年が1年あとの早生まれの人も登場していた。「同学年」だからね。
 現実問題として、自分で「同学年」と言うかと考えると……言わない。「同い年」「同年齢」「1979年生まれ」……etc.で不自由はない。早生まれの人だと、「同学年」って言葉を使うことが多いだろうな。

「入籍」に関しては、正確にはヘンという話は聞く。でも現実には「入籍する」「籍を入れる」って言葉はよく使う。たとえば「一緒に暮らしはじめて事実上の結婚生活を始めたが、籍は入れていない」「結婚式は来年ですが、先に籍だけは入れました」なんてことを正確に書くとどうなるのかな。「彼と2人の戸籍をつくること」を「彼と同じ戸籍に入る」と考えれば「入籍」でもいいんじゃない? それがヘンだと言うなら、「作籍」とか「籍をつくる」って言い回しを広めるしかないだろう。

 ほかの例も見ておこう。
1)漫才番組を見て、一人で爆笑した
 これはもうダメかなって気がする。
 影響が大きかったと思うことが2つある。
 ひとつはテレビ。一人だろうが大勢だろうが、とにかく「爆笑」を使う。大笑いなんてしていなくても「爆笑」を使う。そのほうがインパクトが強いから。これは涙ぐんだ程度で「号泣」を使うのと対になっている感がある。
 もうひとつはネット用語。(笑)やwなど、このほかにも笑いを表わす顔文字もいろいろある。激しく笑うことを「爆笑」、さらに程度がヒドいと「大爆笑」になる。「爆笑」のことを(爆)なんて表わす流儀もある。本当におかしい場合もあるが、相手をバカにするときなどに「爆笑」「大爆笑」などと使う例が多い。もっと初期の段階で(大笑)あたりが広まればよかったのだけど、「大笑」は「たいしょう」と読むのがフツーで、どうにも古くさい。

2)状況は圧倒的に不利である
 これは知らなかった。たしかに「圧巻」のことを考えると、「圧倒的」もそのとおりだろう。パッと浮かぶのは桶狭間の戦い。数の上では圧倒的に不利だった織田信長が……何も異和感がない。「たいへんに不利だった織田信長」じゃな様にならない。屁理屈を言うと、有利なほうが「圧倒する」なら、不利なほうは「圧倒される」だろう。だったら「圧倒的に不利」でもいいのでは。近い将来、許容されるだろうな。悪いことが起こる場合は「可能性」は×で、「おそれ」などを使うべきって話を思い出した。これももうダメだろうな。

3)閑話休題で、ちょっと小話でもしましょう
 これはまだダメだろう。それより、「閑話休題で、ちょっと小話でもしましょう」って例文はどうなの。「小話」ではなく「雑談」じゃないの?
 誤用が広まるのが先か、死語になるのが先か(笑)。
227)突然ですが問題です【日本語編12】──「閑話休題」の使い方
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1323.html

4)あの映画は珠玉の大作だ
 これは由緒正しい誤用かも。誤用が広まるのが先か、死語になるのが先か(笑)。ただね。「珠玉の大作」なんて言う人いるのかな。「珠玉の名作」とは言うけど。その場合、「大作」か否かはあまり関係ない。そもそも「大作」か否かの明確な基準なんてないし。

5)敷居が高いから、あのレストランは入ったことがない
 この指摘も近年よく目にする。ただ「格式が高いから、あのレストランは入ったことがない」ってかなり不自然では。「バカ高いから、あのレストランは入ったことがない」ならアリ。こういう場合の前半部のバリエーションならかなりの数をあげられる自信がある(威張るとこじゃない!)。最近の言い回しだと「ハードルが高い」って便利なヤツがある。

 表紙に出ている「ファンの皆様に感動を与えたいです」がどのような扱いを受けているのか興味が湧く。
 たぶん「~たいです」はノーチェックなんだろうな。
 読んでみたい気もするけど、この妙な例文が本からの抜粋ならパスだよな。

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671



【ネタ元】マイナビウーマン
http://woman.mynavi.jp/article/130925-089/
================引用開始
同い年が「同級生」とは限らない!? 実は誤って解釈している日本語
Update : 2013.09.25

ニュースやバラエティ番組で「まちがえやすい日本語」が取り上げられるたびに、自分の認識ちがいに気づかされるという人も多いのでは? とりわけ、過半数の人が誤った使い方をしている言葉の場合、それが正しくないということに気づく機会が少ないためなおさらです。

【日本語って難しいと思ったとき】

たとえば、「同い年なんですね。じゃあ同級生じゃないですか」という表現が誤ったものであるといわれても、どこが間違っているのか説明できる人はごく少ないのではないでしょうか。

じつはこれ、正しくは「同級生」ではなくて「同学年」なんです。

「『同級生』は『同じ学級の生徒・クラスメート』という意味なので、同じ学年であってもクラスがちがえば同級生ではないのです。ちなみに、同じ学校の卒業生が集まる場合、クラスが同じであれば『クラス会』、学年が同じであれば『同期会』、学年がちがう場合は『同窓会』と表現します」

こう説明するのは、『知らずに使っている実は非常識な日本語』(アスコム刊)の著者で、NHK元エグゼクティブアナウンサー、現在、獨協大学非常勤講師を務める梅津正樹さん。

40年以上にわたるアナウンサー時代には、用語委員も兼任。日本語にまつわる番組への出演も多く、当時から「ことばおじさん」の愛称で親しまれていた、日本語のプロフェッショナルです。

■あやふやな言葉の意味は、しっかりと理解する習慣をつけよう!
梅津さんによると、日本語を使って正しく伝え合うためには、お互いに言葉の正しい共通認識を持っておくことが必要とのこと。

「そうあることが、社会人としての最低限の常識です」(梅津さん)

しかし、自分がまったく知らない言葉なら、使う前にその意味や用法をしっかり調べるものなので、使い方をまちがえて失敗する確率は低いはず。つまり、誤った使い方をしても気が付かないのは、普段、あいまいな認識のまま使っている言葉ということになります。

「だから、正しい日本語を習得する一番の近道は、『知っているつもりで使っている、実は非常識な日本語』から優先的に理解することなんです」(梅津さん)

しかし、この、『知っているつもりで使っている、非常識な日本語』はちまたにあふれているので厄介。たとえば、「昨日、入籍しました」というよく聞く表現も実はまちがいで、正しくは「結婚しました」なのだというから驚きです。

「『入籍』は『既存の籍に入る』という法律用語です。現在の結婚は、夫婦だけの独立した戸籍が新たにつくられるため、入籍とは言いません」(梅津さん)

■まちがった表現はほかにもこんなに!
1.漫才番組を見て、一人で爆笑した
正しくは:×爆笑した → ○大笑いした
解説:「爆笑」は「大勢でどっといっせいに笑うこと」を意味するため、「一人で」の後ろには使えません。

2.状況は圧倒的に不利である
正しくは:×圧倒的 → ○たいへん、とても
解説:「圧倒的」とは「他とはかけ離れて優れている」という意味なので、「圧倒的に優勢だ」など、勝っているものに対して使います。

3.閑話休題で、ちょっと小話でもしましょう
正しくは:×閑話休題で → ○さて、ところで
解説:「閑話休題」は「無駄話はさておき~」という意味で、話題を本筋に戻すときに使う表現です。例文の場合、「さて」「ところで」などが適切です。

4.あの映画は珠玉の大作だ
正しくは:×珠玉の → ○見事な
解説:「珠玉」は「小さくキラッと光る」という意味があり、小さなものに限って使用するため、例文のように、規模が大きなものを褒めるときには適切ではありません。たとえば、小説であれば、長編小説には使えませんが、短編小説であれば使って問題ありません。

5.敷居が高いから、あのレストランは入ったことがない
正しくは:×敷居 → ○格式
解説:「敷居が高い」は、「不義理や面目ないことがわかり、その人の家に行きにくい」という意味です。つまり、自分になんらかの非がある場合に使う表現。なのに最近では、「自分には分不相応で手が届かない」という意味に誤解している人がほとんどです。

大勢の人が【誤解曲解】したまま使っている表現だと、まちがっていても誰も気付かないことも多いので、まちがいを正す機会が少なそうですね。自分があいまいな認識のまま使っていることに気付いた時点で、きちんと意味を確認する習慣をつけるといいかもしれません。

梅津正樹
NHK元エグゼクティブアナウンサー/獨協大学非常勤講師。1972年NHK入局以降、『お元気ですか日本列島』や『つながるラジオ』内の「ことばおじさんの気になることば」など、言葉にまつわる数々の番組に出演。著書に『似たもの言葉のウソ!ホント?』(東京書籍)、『敬語のレッスン』『プロアナウンサーに学ぶ話す技術』(以上、創元社)など。

(OFFICE-SANGA)

※2013年9月26日、記事に訂正がございました。
================引用終了
 末尾の「訂正」の箇所がわからない。
 本文の最後の段落の〈【誤解曲解】〉の部分は、【ネタ元】では「曲解」に訂正線が入っている。はじめは「曲解」になっていたのを「誤解」に訂正したという意味なのだろうか?

 ちなみに、2013年09月25日 21:41にアップされているmixiニュースは下記のとおりで、「誤解」になっている。ほかの部分がどう違うのか、当方にはわからない。

【mixiニュースのテキスト】===引用開始
同い年が「同級生」とは限らない!? 実は誤って解釈している日本語
マイナビウーマン - 2013年09月25日 21:41

ニュースやバラエティ番組で「まちがえやすい日本語」が取り上げられるたびに、自分の認識ちがいに気づかされるという人も多いのでは? とりわけ、過半数の人が誤った使い方をしている言葉の場合、それが正しくないということに気づく機会が少ないためなおさらです。

たとえば、「同い年なんですね。じゃあ同級生じゃないですか」という表現が誤ったものであるといわれても、どこが間違っているのか説明できる人はごく少ないのではないでしょうか。

じつはこれ、正しくは「同級生」ではなくて「同学年」なんです。

「『同級生』は『同じ学級の生徒・クラスメート』という意味なので、同じ学年であってもクラスがちがえば同級生ではないのです。ちなみに、同じ学校の卒業生が集まる場合、クラスが同じであれば『クラス会』、学年が同じであれば『同期会』、学年がちがう場合は『同窓会』と表現します」

こう説明するのは、『知らずに使っている実は非常識な日本語』(アスコム刊)の著者で、NHK元エグゼクティブアナウンサー、現在、獨協大学非常勤講師を務める梅津正樹さん。

40年以上にわたるアナウンサー時代には、用語委員も兼任。日本語にまつわる番組への出演も多く、当時から「ことばおじさん」の愛称で親しまれていた、日本語のプロフェッショナルです。

■あやふやな言葉の意味は、しっかりと理解する習慣をつけよう!

梅津さんによると、日本語を使って正しく伝え合うためには、お互いに言葉の正しい共通認識を持っておくことが必要とのこと。

「そうあることが、社会人としての最低限の常識です」(梅津さん)

しかし、自分がまったく知らない言葉なら、使う前にその意味や用法をしっかり調べるものなので、使い方をまちがえて失敗する確率は低いはず。つまり、誤った使い方をしても気が付かないのは、普段、あいまいな認識のまま使っている言葉ということになります。

「だから、正しい日本語を習得する一番の近道は、『知っているつもりで使っている、実は非常識な日本語』から優先的に理解することなんです」(梅津さん)

しかし、この、『知っているつもりで使っている、非常識な日本語』はちまたにあふれているので厄介。たとえば、「昨日、入籍しました」というよく聞く表現も実はまちがいで、正しくは「結婚しました」なのだというから驚きです。

「『入籍』は『既存の籍に入る』という法律用語です。現在の結婚は、夫婦だけの独立した戸籍が新たにつくられるため、入籍とは言いません」(梅津さん)

■まちがった表現はほかにもこんなに!
1.漫才番組を見て、一人で爆笑した
正しくは:×爆笑した → ○大笑いした
解説:「爆笑」は「大勢でどっといっせいに笑うこと」を意味するため、「一人で」の後ろには使えません。

2.状況は圧倒的に不利である
正しくは:×圧倒的 → ○たいへん、とても
解説:「圧倒的」とは「他とはかけ離れて優れている」という意味なので、「圧倒的に優勢だ」など、勝っているものに対して使います。

3.閑話休題で、ちょっと小話でもしましょう
正しくは:×閑話休題で → ○さて、ところで
解説:「閑話休題」は「無駄話はさておき~」という意味で、話題を本筋に戻すときに使う表現です。例文の場合、「さて」「ところで」などが適切です。

4.あの映画は珠玉の大作だ
正しくは:×珠玉の → ○見事な
解説:「珠玉」は「小さくキラッと光る」という意味があり、小さなものに限って使用するため、例文のように、規模が大きなものを褒めるときには適切ではありません。たとえば、小説であれば、長編小説には使えませんが、短編小説であれば使って問題ありません。

5.敷居が高いから、あのレストランは入ったことがない
正しくは:×敷居 → ○格式
解説:「敷居が高い」は、「不義理や面目ないことがわかり、その人の家に行きにくい」という意味です。つまり、自分になんらかの非がある場合に使う表現。なのに最近では、「自分には分不相応で手が届かない」という意味に誤解している人がほとんどです。

大勢の人が誤解したまま使っている表現だと、まちがっていても誰も気付かないことも多いので、まちがいを正す機会が少なそうですね。自分があいまいな認識のまま使っていることに気付いた時点で、きちんと意味を確認する習慣をつけるといいかもしれません。

梅津正樹
NHK元エグゼクティブアナウンサー/獨協大学非常勤講師。1972年NHK入局以降、『お元気ですか日本列島』や『つながるラジオ』内の「ことばおじさんの気になることば」など、言葉にまつわる数々の番組に出演。著書に『似たもの言葉のウソ!ホント?』(東京書籍)、『敬語のレッスン』『プロアナウンサーに学ぶ話す技術』(以上、創元社)など。

(OFFICE-SANGA)
================引用終了


同い年が「同級生」とは限らない!? 実は誤って解釈している日本語
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=60&from=diary&id=2590736



〈2〉

mixi日記2013年10月02日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1913178044&owner_id=5019671

 あのmixiニュース関連の日記を読んでいて、とんでもないものに当たった。いったいどういう人なんだろう。
(略)
 他者のmixi日記を丸写しするのは気が引けるので、要点だけ。この「要点だけ」ってのが実にメンドーなんだけどさ。

●「同級生」を「同学年」の意味で使う用法に関して
『広辞苑』にも『日本国語大辞典』第二版でも、「同じ学級の生徒」の意味しかない。
 しかし、一部の辞書は、「同じ学年の生徒・学生」の意味を認めている。ウーン。なんで当方は『大辞泉』をひかなかったのだろう。
■Web辞書『大辞泉』から(以下断りのないものは同)
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E5%90%8C%E7%B4%9A%E7%94%9F&stype=0&dtype=0
================引用開始
どうきゅう‐せい〔ドウキフ‐〕【同級生】
同じ学級の生徒・学生。同じ学年の生徒・学生。
================引用終了

 このほかにも、『大言海』(初版)や『三省堂国語辞典』(第6版)でも「同じ学年」の意味をのせているらしい。
 そうなると、「同級生」を「同学年」の意味で使うのは誤用、とは言い切れないってことになる。これもグレーゾーンですか。
 ただ、「個人的にこういう使い方をするか?」と訊かれたら、まず使わない。誤解される可能性が高い表現をわざわざ使う理由はないから。さらに言うと、〈1〉で書いたように、「同学年」って言葉すら使わないんだから。

●少数で笑うことを「爆笑」と言うことに関して
『日本国語大辞典』第二版には「爆笑」の意味を「大勢でどっといっせいに笑うこと」 にしている。最も古い用例として徳川夢声の『漫談集』(1929年)の一節をあげている。
================引用開始
彼れ忽ち無我の境に這入って、呶鳴り、絶叫し、哄笑し、爆笑(バクセウ)しの盛況を呈して
================引用終了
 この「彼れ」とは活動弁士のことらしい。いまでいう吹き替え声優みたいなもの?で、活動弁士が1人で「爆笑」を演じているらしい。ウーン。1人で大勢の爆笑ってどう演じるのだろう。
 それはさておき、「大勢で笑う」と解釈するのはたしかにあやしい。
 このほかに、林不忘の『悲願百両』(1925~26年)の中に「大の字に引っくり返って、爆笑(わら)った。」とあるとのこと。
 さらに、徳田秋声の『町の踊り場』(1933年)にも「そして彼は陰鬱に爆笑した。」とあるとのこと。
 こうなると、元々は「爆笑」は「1人でもOK」だったようだ。
 たしかに、「爆」の字のことを考えると、「激しい」の意味はあっても、「多数」「大勢」の意味なんてない。下記の「2」を見れば明らかだろう。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E7%88%86&stype=1&dtype=0
================引用開始
ばく【爆】
[常用漢字] [音]バク(慣) [訓]はじける はぜる
1 大きな音を出して四方に飛び散る。はじける。はぜる。「爆撃・爆弾・爆竹・爆破・爆発・爆裂/起爆・自爆・誘爆」
2 はじけるように激しいさま。「爆笑」
3 「爆弾」「爆撃」の略。「空爆・原爆・水爆・被爆・猛爆」
================引用終了

 これがどこでねじ曲がったか知らないけど、現代では「爆笑」が「大勢で大笑いすること」の意味になってしまった。
 個人的には、その風潮に逆らう気はない。だってメクジラ立てる人が多いんだもの。
 これがさらにねじ曲がって、「1人または数人で大笑い」することが認められつつある。
 こうして……またひとつ使いにくい言葉が増えてしまう。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=0&dname=0na&index=14689200
================引用開始
ばく‐しょう〔‐セウ〕【爆笑】
[名](スル)大勢の人がどっと笑うこと。また、その笑い。「ギャグに―する」
◆近年、一人または数人が大声でわっと笑うことの意でも用いられる。
================引用終了
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