生き様 死に様 無様 ザマを見ろ

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671

mixi日記2013年10月04日から

「生き様」という言葉に関してまとめておく。
 まず朝日新聞のバックナンバーから。
【朝日新聞から(2007年8~10月)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-51.html
================引用開始
10-2
16日
嫌いな言葉の双璧は「生き様」と「こだわり」だ。(朝刊31面)
 天野祐吉のコラム「CM天気図」。「生き様」って言葉をイヤがる物書きは多い。よく目にするけど、もうダメでしょうね。同様に、肯定的な意味での「こだわり」ももうダメだろうな。コラム中でもふれているが、感動したときに「鳥肌が立つ」のもフツーになっている。こうして言葉は破壊され、個人的には使えない言葉がどんどん増えていく。
================引用終了

【2008年7月の朝日新聞から】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-201.html
================引用開始
7-2
6日
 生き様 カッコいい(朝刊36面)
 ムッシュかまやつの息子のインタビュー記事のタイトル。山本晴美記者。文中には「一人の男の生き様としてカッコいい」とある。「生き様」なんて使い方は誤用だと主張する気はない。でも、この言葉を嫌う人は多いんだから、できれば避けたほうがいい。百歩譲って大きなタイトルで使うのはやめようよ。こんなこと言ってもムダか。論理的に言えば明らかにおかしい。「死に様」など、否定的に使う言葉だ、って考え方が正しいんだろう。「悪し様」「無様」……なんてのは用法が違うか。しかもどっちかって言うと「短時間の様子」を表わす言葉じゃないか? 長期にわたる「生き方」をこの言葉で表わすのは無理。マンガの主人公が、「男の生き様見せてやる」なんて言って修羅場に向かうのは、まだ許せる気がする。
================引用終了

【2012年9月の朝日新聞から】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2501.html
================引用開始
12-09-07
16日
生き様に一本の太い芯が通った。(朝刊18面)
 野村周平記者。大相撲の記事。これもなぁ。誤用か否かは別として、「生き様」はおおげさ。これは妙義龍が立ち合いの変化をしなくなった話なんだから、「相撲」「取り口」あたりでOKだろう。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n119378
================引用終了



 結局下記が詳しい、ということになる。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1498681099

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

>「生きざま」という言葉は本来ない言葉です。

本来はそのとおりだと思います。
ただ、新聞などでもチラホラ目にするので、「もうダメかも」って気がします。
個人的にはよほどのことがない限り使いません。

最近書いた知恵ノートから。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n119378

生き様
「様(ざま)」は元々、罵り言葉に近い。「ざまを見ろ」などと使う。「死に様」はただの「死に方」ではなく「ろくでもない死に方」のニュアンスが強かった。ところが、いつもの間にか「生き様」という言葉ができ、しかも善い意味で使われるようになった。「彼の生き様に感動した」……本来はありえない。「オレの生き様を見せてやる」……勝手にどうぞ。
作家の小林信彦が「嫌いな言葉」としてあげていた記憶がある。「忌み嫌っていた」と言ってもいいかも。
辞書も認めているみたい。ヤレヤレ。

■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%A7%98&stype=0...
================引用開始
いき‐ざま【生き様】
《「死に様(ざま)」からの連想でできた語とされる》その人が生きていく態度・ありさま。生き方。「はげしい―を描く」
================引用終了


「朝日新聞」のメモから抜粋します。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-category-4.html

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-51.html
07-10-2 嫌いな言葉の双璧は「生き様」と「こだわり」だ。(朝刊31面)

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-201.html
08-7-2 生き様 カッコいい

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2501.html
12-09-07
生き様に一本の太い芯が通った。(朝刊18面)


異説が出たので、『大辞泉』の記述を引用しておきます。語源にはいろいろあるものなので、当方がひいたもののほうが正しいと強く主張する気はありません。ただ、このテの説は昔からよく見聞するもので……。
■Web辞書『大辞泉』から
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%96%E3%81%BE&dtype...
================引用開始
ざま【▽様/▽態】
【1】[名]《「さま」の音変化》ようす・なりふり・しわざなどをあざけって言う語。「その―はなんだ」
【2】[接尾]⇒さま(様)
================引用終了


【さらに追記】
裏がとれないので、
〈「様(ざま)」は元々、罵り言葉に近い。「ざまを見ろ」などと使う。〉は撤回します。「知恵ノート」も書きかえないと。
〈死に様〉に悪いニュアンスがあることと無関係ではない気もしますが……。この「〈死に様〉に悪いニュアンスがある」自体も辞書では確認できないので、微妙な話かも知れません。

本題に戻って、〈「生きざま」という言葉は本来ない言葉〉は、やはりそのとおりだと思います。
手元の『広辞林』(第6版/1988年刊)をひいてみました。
「死に様」の項目はありますが「生き様」はありません。
たぶん「生き様」はあとからつくられたのでしょう。当方は、《「死に様(ざま)」からの連想でできた語とされる》だと思いますが、異説もあるのでしょう。
「生き様」は、肯定的な意味で使われるようです。
個人的には異和感が強いので、よほどのことがない限り使いません。同様に感じてる人は多いようです。

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>マンガの主人公が、「男の生き様見せてやる」なんて言って修羅場に向かうのは、まだ許せる気がする。


同意です。
それとか「俺の死に様をみておけ。」とか。

ぱふ さん

 できればコメントはmixiの日記に集約していただけませんか。
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