参る 参ります 参りましょうか 参りましょう
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671
mixi日記2013年10月09日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=5019671&id=1913614078
敬語「参る」はどういうタイプの敬語か。
これはちょっとまぎらわしい。
従来の3分類だと「謙譲語」で、近年の5分類だと謙譲語II(丁重語)になる。
文化庁の「敬語の指針」の18ページ~を見れば明らかだ。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf#search='%E6%95%AC%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%8C%87%E9%87%9D'
定評のある資料でも、この段階でつまずいているものがある。
●Wikipediaの記述
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E8%AA%9E
Wikipediaは「3分類」「5分類」の表は問題がないのだが、後半の「不規則動詞一覧」を見ると相当危うい。
手元の『敬語再入門』http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.htmlと見比べるとよくわかる。この書籍は並みの敬語雑学本と同列に扱ってはいけない。著者の菊地康人先生は「敬語の指針」の編集委員でもあり、書籍の内容も文化庁の見解とほぼ同じ。つまり、「敬語の指針」の内容を詳細に解説したものと言っていいだろう。同じ著者の『敬語』にも、同様のことが言える。
Wikipediaの「不規則動詞一覧」は最上段の分類名がすでにあやしい。「一般」「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」になっている。一方『敬語再入門』のよく似た表の最上段は「一般」(実際の項目名は空欄)「尊敬語」「謙譲語I」「謙譲語II」になっている。この違いは大きい。
Wikipediaの「丁寧語」の欄に入っているのがなんなのか、当方にはサッパリわからない。
「上げる」は本来は謙譲語Iで、近年は美化語化の傾向がある(『敬語再入門』の表の参照)。
「申す」は謙譲語IIと考えるのが素直だろう(「敬語の指針」参照)。
「参る」も謙譲語II。
「おる」も謙譲語II。
「求める」は「丁寧な言い方」かもしれないが敬語ではないだろう。
「亡くなる」も敬語ではない。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2415.html
P.165の【引用部】参照。
「いたします」は「いたす」(謙譲語II)の丁寧語だが、ここだけそういう分類をするのはヘン。
「いただく」は謙譲語II。
「休む」は「丁寧な言い方」かもしれないが敬語ではないだろう。
●Web辞書『大辞林』(第三版)の記述
http://dictionary.nifty.com/word/%E5%8F%82%E3%82%8B?dic=daijirin
↓
http://kotobank.jp/word/%E5%8F%82%E3%82%8B?dic=daijisen&oid=17211400
================引用開始
まいる【参る】
( 動ラ五[四] ) 〔「参(まゐ)入(い)る」の転〕
一 (自動詞)
❶①「行く」「来る」の意の謙譲語。動作の及ぶ相手を敬う。聞き手と動作の及ぶ相手とが一致している場合に用いられる。 「また明日二時に-・ります」 「お客さま,お迎えの車が-・りました」 「はい,すぐにそちらへ-・ります」
②「行く」「来る」の意の丁寧語。聞き手への敬意をこめていう。 「駅までご一緒に-・りましょう」 「このバスは市役所へ-・りますでしょうか」
③神社・寺院や墓へ行って拝む意の謙譲語。もうでる。参詣する。お参りする。 「菩提寺に-・る」
④「行く」「来る」意の尊大語。上位者が下位者の行為を低めていう。 「わしはあとから行くからお前は先に-・れ」 「早くこちらへ-・れ」
(以下略)
================引用終了
〈②「行く」「来る」の意の丁寧語〉とあるが、文化庁&『敬語再入門』を信じるなら、これは謙譲語II(丁重語)。「丁寧な言い方」ならOKだろうが(相当曖昧だけど)、「丁寧語」と言ってしまったら×。
さらに言うと、謙譲語I、謙譲語IIと丁重語の違いを正確に説明するのは非常にむずかしい。少なくとも当方には無理なので、おそるおそる遠巻きに書いている。(←オイ!)
一般に謙譲語II(丁重語)と書いてあったら謙譲語II=丁重語と考えてよいはずだが、そうとも言えない。きわめて近いけれど、ちょっと違う。これを謙譲語II≒丁重語と表わせるか否か、当方には判断できない。『大辞林』の②の例文がわかりやすいかもしれない。
「駅までご一緒に-・りましょう」は謙譲語II。
「このバスは市役所へ-・りますでしょうか」は丁重語。
このあたりを説明するために、『敬語再入門』を見てみる。
●『敬語再入門』の記述
『敬語再入門』の末尾にある「敬語ミニ辞典」の記述をひく。原文は辞書形式なので改行がないが、読みやすさを考えて改行する。
================引用開始
まいる(参る)・……でまいる
「行く・来る」「……ていく・……てくる」の意の謙譲語II。主語〈I人称〉を低め、聞手に丁重に述べる。原則として「ます」を付けて使う。「先月、ロンドンにまいりました」(行く意)・「私はこの四月に京都からまいりました」(来る意)・「次第になじんでまいりました」(……ていく・……てくる意)
時には、主語を低める性質を失って、単に聞手に丁重に述べるだけの用法で用いられる(丁重語)。「電車がまいりました」「暖かくなってまいりました」
ただし、この場合も、主語は〈高める必要のないIII人称〉でなければならず、II人称者や、然るべきIII人称者では不可。×「あなたは(先生は)その会にまいりますか」→§38、§45
================引用終了
「主語を低める性質を失って」いるときに限って、謙譲語IIではなく、丁重語になる。繰り返すが、「丁寧な言い方」ではあっても丁寧語ではない。
「駅までご一緒に-・りましょう」は、話し手(もしくは「話し手」と「聞手」の双方)が主語だから謙譲語II。
「このバスは市役所へ-・りますでしょうか」は主語がバスだから丁重語。
もちろん「~ました」を使っているから丁寧語でもあるが、それは別の話。↑の「敬語ミニ辞典」にも〈原則として「ます」を付けて使う〉とある。ちょっと言葉足らずかな。「参る」は謙譲語IIの場合も丁重語の場合も、原則として「~ます」「~ました」などの丁寧語を伴う、ってこと。
さてここからが本題。(←オイ!)
「参る」に関して再確認したきっかけは、下記の質問。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8296002.html
「参りましょう」が誤用にされている、という話が気になった。
正確な「誤用例」がわからないので、ここからは憶測をまじえる。メンドーなんで辞書は省略する。(←オイ!)
「参りましょう」の使い方は2つに大別できるだろう。
1)承諾
トラブルが起こり、解決のために赴いてほしいと要請されたとする。
「そういうことならば、私が参りましょう」
これはもっとも一般的な謙譲語II。語尾は「参ります」のほうが素直な気がするが、その話はパス。
2)提案
問題になっているのはたぶんこちらだろう。
同行者に「そろそろ参りましょう」と言う。この話は前にも書いているが、見つからなかった。キッパリ<( ̄- ̄)>
そのときは、女性の師匠と弟子を想起した。少しかえて、水戸黄門と格さんで考える。
道中、2人が茶屋休んでいる。黄門様が格さんを促す。
「そろそろ参りましょう(か)」
これも一般的な謙譲語IIと考えることができる。
逆に格さんが「そろそろ参りましょう(か)」と言ってもおかしくはないだろうが、厳密に考えるとちょっとひっかかる。黄門様も主語になるので、謙譲語IIの対象になってしまう。目上の人を自分の位置まで引きずり下ろすことになる。
さらに言うと、目下が目上に指図している印象になりかねない。これは謙譲語ウンヌンとは別の話になる。
現代の敬語として自然か否かという話になると、さらに微妙になる。「女性の師匠と弟子」「水戸黄門と格さん」なんて例を出したことと無関係ではない。
部長と平社員が一緒に会社から出かける場合。
部長が「そろそろ参りましょう」と言ったら、「誤用」ではないけどギャグでしかない。「そろそろ行こうか」くらいが自然だろう。
平社員が「そろそろ参りましょう」だと、「誤用」とまでは言えないけど厳密にはやはりヘンだし失礼だろう。ちょっとボカして「部長、そろそろ(お)時間が……」くらいが大人の言葉づかいってものだろう。
【20131023追記】
下記を見ると、敬語の問題で考えてもおかしいらしい。この書き手は敬語の専門家。ただ、修正案にはいろいろ疑問点もあるが……。(←オイ!)
【第29回「部長、そろそろ参りましょうか?」は○?×?】
http://www.web-nihongo.com/wn/j_manner/29.html/
ということで、もう少し強気に出て、修正する。
【修正前】===========
逆に格さんが「そろそろ参りましょう(か)」と言ってもおかしくはないだろうが、厳密に考えるとちょっとひっかかる。目下が目上に指図している印象になりかねない。これは謙譲語ウンヌンとは別の話。
================
↓
【修正後】===========
逆に格さんが「そろそろ参りましょう(か)」と言ってもおかしくはないだろうが、厳密に考えるとちょっとひっかかる。黄門様も主語になるので、謙譲語IIの対象になってしまう。目上の人を自分の位置まで引きずり下ろすことになる。
さらに言うと、目下が目上に指図している印象になりかねない。これは謙譲語ウンヌンとは別の話になる。
================
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mixi日記2013年10月09日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=5019671&id=1913614078
敬語「参る」はどういうタイプの敬語か。
これはちょっとまぎらわしい。
従来の3分類だと「謙譲語」で、近年の5分類だと謙譲語II(丁重語)になる。
文化庁の「敬語の指針」の18ページ~を見れば明らかだ。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf#search='%E6%95%AC%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%8C%87%E9%87%9D'
定評のある資料でも、この段階でつまずいているものがある。
●Wikipediaの記述
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E8%AA%9E
Wikipediaは「3分類」「5分類」の表は問題がないのだが、後半の「不規則動詞一覧」を見ると相当危うい。
手元の『敬語再入門』http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.htmlと見比べるとよくわかる。この書籍は並みの敬語雑学本と同列に扱ってはいけない。著者の菊地康人先生は「敬語の指針」の編集委員でもあり、書籍の内容も文化庁の見解とほぼ同じ。つまり、「敬語の指針」の内容を詳細に解説したものと言っていいだろう。同じ著者の『敬語』にも、同様のことが言える。
Wikipediaの「不規則動詞一覧」は最上段の分類名がすでにあやしい。「一般」「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」になっている。一方『敬語再入門』のよく似た表の最上段は「一般」(実際の項目名は空欄)「尊敬語」「謙譲語I」「謙譲語II」になっている。この違いは大きい。
Wikipediaの「丁寧語」の欄に入っているのがなんなのか、当方にはサッパリわからない。
「上げる」は本来は謙譲語Iで、近年は美化語化の傾向がある(『敬語再入門』の表の参照)。
「申す」は謙譲語IIと考えるのが素直だろう(「敬語の指針」参照)。
「参る」も謙譲語II。
「おる」も謙譲語II。
「求める」は「丁寧な言い方」かもしれないが敬語ではないだろう。
「亡くなる」も敬語ではない。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2415.html
P.165の【引用部】参照。
「いたします」は「いたす」(謙譲語II)の丁寧語だが、ここだけそういう分類をするのはヘン。
「いただく」は謙譲語II。
「休む」は「丁寧な言い方」かもしれないが敬語ではないだろう。
●Web辞書『大辞林』(第三版)の記述
http://dictionary.nifty.com/word/%E5%8F%82%E3%82%8B?dic=daijirin
↓
http://kotobank.jp/word/%E5%8F%82%E3%82%8B?dic=daijisen&oid=17211400
================引用開始
まいる【参る】
( 動ラ五[四] ) 〔「参(まゐ)入(い)る」の転〕
一 (自動詞)
❶①「行く」「来る」の意の謙譲語。動作の及ぶ相手を敬う。聞き手と動作の及ぶ相手とが一致している場合に用いられる。 「また明日二時に-・ります」 「お客さま,お迎えの車が-・りました」 「はい,すぐにそちらへ-・ります」
②「行く」「来る」の意の丁寧語。聞き手への敬意をこめていう。 「駅までご一緒に-・りましょう」 「このバスは市役所へ-・りますでしょうか」
③神社・寺院や墓へ行って拝む意の謙譲語。もうでる。参詣する。お参りする。 「菩提寺に-・る」
④「行く」「来る」意の尊大語。上位者が下位者の行為を低めていう。 「わしはあとから行くからお前は先に-・れ」 「早くこちらへ-・れ」
(以下略)
================引用終了
〈②「行く」「来る」の意の丁寧語〉とあるが、文化庁&『敬語再入門』を信じるなら、これは謙譲語II(丁重語)。「丁寧な言い方」ならOKだろうが(相当曖昧だけど)、「丁寧語」と言ってしまったら×。
さらに言うと、謙譲語I、謙譲語IIと丁重語の違いを正確に説明するのは非常にむずかしい。少なくとも当方には無理なので、おそるおそる遠巻きに書いている。(←オイ!)
一般に謙譲語II(丁重語)と書いてあったら謙譲語II=丁重語と考えてよいはずだが、そうとも言えない。きわめて近いけれど、ちょっと違う。これを謙譲語II≒丁重語と表わせるか否か、当方には判断できない。『大辞林』の②の例文がわかりやすいかもしれない。
「駅までご一緒に-・りましょう」は謙譲語II。
「このバスは市役所へ-・りますでしょうか」は丁重語。
このあたりを説明するために、『敬語再入門』を見てみる。
●『敬語再入門』の記述
『敬語再入門』の末尾にある「敬語ミニ辞典」の記述をひく。原文は辞書形式なので改行がないが、読みやすさを考えて改行する。
================引用開始
まいる(参る)・……でまいる
「行く・来る」「……ていく・……てくる」の意の謙譲語II。主語〈I人称〉を低め、聞手に丁重に述べる。原則として「ます」を付けて使う。「先月、ロンドンにまいりました」(行く意)・「私はこの四月に京都からまいりました」(来る意)・「次第になじんでまいりました」(……ていく・……てくる意)
時には、主語を低める性質を失って、単に聞手に丁重に述べるだけの用法で用いられる(丁重語)。「電車がまいりました」「暖かくなってまいりました」
ただし、この場合も、主語は〈高める必要のないIII人称〉でなければならず、II人称者や、然るべきIII人称者では不可。×「あなたは(先生は)その会にまいりますか」→§38、§45
================引用終了
「主語を低める性質を失って」いるときに限って、謙譲語IIではなく、丁重語になる。繰り返すが、「丁寧な言い方」ではあっても丁寧語ではない。
「駅までご一緒に-・りましょう」は、話し手(もしくは「話し手」と「聞手」の双方)が主語だから謙譲語II。
「このバスは市役所へ-・りますでしょうか」は主語がバスだから丁重語。
もちろん「~ました」を使っているから丁寧語でもあるが、それは別の話。↑の「敬語ミニ辞典」にも〈原則として「ます」を付けて使う〉とある。ちょっと言葉足らずかな。「参る」は謙譲語IIの場合も丁重語の場合も、原則として「~ます」「~ました」などの丁寧語を伴う、ってこと。
さてここからが本題。(←オイ!)
「参る」に関して再確認したきっかけは、下記の質問。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8296002.html
「参りましょう」が誤用にされている、という話が気になった。
正確な「誤用例」がわからないので、ここからは憶測をまじえる。メンドーなんで辞書は省略する。(←オイ!)
「参りましょう」の使い方は2つに大別できるだろう。
1)承諾
トラブルが起こり、解決のために赴いてほしいと要請されたとする。
「そういうことならば、私が参りましょう」
これはもっとも一般的な謙譲語II。語尾は「参ります」のほうが素直な気がするが、その話はパス。
2)提案
問題になっているのはたぶんこちらだろう。
同行者に「そろそろ参りましょう」と言う。この話は前にも書いているが、見つからなかった。キッパリ<( ̄- ̄)>
そのときは、女性の師匠と弟子を想起した。少しかえて、水戸黄門と格さんで考える。
道中、2人が茶屋休んでいる。黄門様が格さんを促す。
「そろそろ参りましょう(か)」
これも一般的な謙譲語IIと考えることができる。
逆に格さんが「そろそろ参りましょう(か)」と言ってもおかしくはないだろうが、厳密に考えるとちょっとひっかかる。黄門様も主語になるので、謙譲語IIの対象になってしまう。目上の人を自分の位置まで引きずり下ろすことになる。
さらに言うと、目下が目上に指図している印象になりかねない。これは謙譲語ウンヌンとは別の話になる。
現代の敬語として自然か否かという話になると、さらに微妙になる。「女性の師匠と弟子」「水戸黄門と格さん」なんて例を出したことと無関係ではない。
部長と平社員が一緒に会社から出かける場合。
部長が「そろそろ参りましょう」と言ったら、「誤用」ではないけどギャグでしかない。「そろそろ行こうか」くらいが自然だろう。
平社員が「そろそろ参りましょう」だと、「誤用」とまでは言えないけど厳密にはやはりヘンだし失礼だろう。ちょっとボカして「部長、そろそろ(お)時間が……」くらいが大人の言葉づかいってものだろう。
【20131023追記】
下記を見ると、敬語の問題で考えてもおかしいらしい。この書き手は敬語の専門家。ただ、修正案にはいろいろ疑問点もあるが……。(←オイ!)
【第29回「部長、そろそろ参りましょうか?」は○?×?】
http://www.web-nihongo.com/wn/j_manner/29.html/
ということで、もう少し強気に出て、修正する。
【修正前】===========
逆に格さんが「そろそろ参りましょう(か)」と言ってもおかしくはないだろうが、厳密に考えるとちょっとひっかかる。目下が目上に指図している印象になりかねない。これは謙譲語ウンヌンとは別の話。
================
↓
【修正後】===========
逆に格さんが「そろそろ参りましょう(か)」と言ってもおかしくはないだろうが、厳密に考えるとちょっとひっかかる。黄門様も主語になるので、謙譲語IIの対象になってしまう。目上の人を自分の位置まで引きずり下ろすことになる。
さらに言うと、目下が目上に指図している印象になりかねない。これは謙譲語ウンヌンとは別の話になる。
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