死語の話──分類法の提案「真死語」「モノ死語」「死語」「瀕死語」「転語」
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671
mixi日記2013年10月15日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1914037610&owner_id=5019671
直接的には下記の続き。
【ネット用語の「死語度」の判定──それは「死語」なのか?】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1913509051&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2875.html
「死語」の話を整理しなければ……と考えているうちにこんな記事が……。
強引なのは承知で、名前をつける。
〈本来の「死語」〉は「真死語」と呼ぶことにする。辞書に採用されていることが望ましいが、必須ではない。ものすごく多い。
存在しなくなったので必然的に使わなくなった言葉。「ハエ取りリボン」だの「テープレコーダー」だの。汚系(きたなけい)だと、「アオッパナ」「肥溜め」「痰壷」……。服飾関係には多数ある。「モノ死語」と呼ぶ。これはこれで、ものしごく……。
「定着しなかった流行語」……流行語は、基本的に旬が過ぎれば死語になる。そのうちのいくつかは生き残って定着する。完全に「死語」になったのか、かろうじて生きている「瀕死語」なのかの判定は、厳重な見極めが必要だろう。
ここで微妙なのは、昔からあった言葉が別の意味で定着した場合。これは「新語」ではなく、厳密には「新用法」だろう。仮に「転語」と呼ぶ。「転語」は定着しやすい。「超~」あたりが典型だろう。
この前提で記事中の【ボーダー】【セーフ】の言葉を見る
1)キモいorキショい:43
「キモい」は残っていくだろうな。問題は、いつ俗語のレベルから脱出するか。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%8D%E3%82%82%E3%81%84&stype=0&dtype=0
================引用開始
きも・い
[形]《若者言葉》気持ちが悪い。気色が悪い。
================引用終了
2)あけおめorことよろ:39.5
3)メリクリ:39
これは「略語」の「新語」。このほかにも「いつおせ」「よろおね」あたりもあった気がする。こうして並べるとよくわかるが、まともなビジネス用語の「略語」は定着しなかった。友達同士で遊ぶ分には何をやってもいい。
4)ウザい:31
ちょっと意外な漢字もあるが、これも古くからある言葉のアレンジだから「転語」。いまとなっては「うざったい」のほうが「真死語」かも。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%86%E3%81%96%E3%81%84&stype=0&dtype=0
================引用開始
うざ・い
[形]《「うざったい」の省略形。「うぜえ」とも》あれこれとうるさい。わずらわしい。
◆もとは「不快だ。気味が悪い」という意の、八王子を中心とする東京多摩地区の方言。昭和40年代後半から東京の若者言葉になり、その後全国に広がった。
================引用終了
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%86%E3%81%96%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%84&stype=0&dtype=0
================引用開始
うざっ‐た・い
[形]細かすぎて煩わしい。くどくて、うるさい。「ごちゃごちゃ言って―・いやつだ」================引用終了
5)ヤバい:20.5
これも「転語」。個人的には、新しい用法には異和感がある。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%82%84%E3%81%B0%E3%81%84&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=18533500
================引用開始
やば・い
[形]《形容動詞「やば」の形容詞化》危険や不都合な状況が予測されるさま。あぶない。「―・い商売」「連絡だけでもしておかないと―・いぞ」
◆若者は「最高である」「すごくいい」の意にも使う。「この料理―・いよ」
================引用終了
【ネタ元】週刊SPA!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131015-00516556-sspa-soci
http://nikkan-spa.jp/516556
================引用開始
絶妙な古さを感じさせる「チョリーッス」はもう死語か?
2013.10.15 雑学
率先して「○○女子」というワードを使っていた女性誌『an・an』が、突如「女子卒業宣言」をして話題に。時勢に合わせて新しく生まれ、もてはやされ、やがて消えてゆくワードの死語境界線を探った
<日常用語編>
例えば新人君に「どうだ、飲みニケーションでもしないか?」なんて言ったときに、「今どきそんな言葉使いませんよ」と指摘されたことはないだろうか? はやっていると思って使ったのに、すでに若者の間では死語化していたなんてことが。そこで、オジサン判定されないために、「今」使っても許されるワードはどのあたりなのか“死語の境界線”を探ってみよう。
今回は、20~30代の男女200人にアンケートを取り、死語か否か判定してもらい、半数以上が「死語だと思う」としたものはアウト、40%台をボーダーとしてみた。
◆挨拶・かけ声系
最も拒否反応が出たのは、「バイなら」(78%)。これは『欽ちゃんのどこまでやるの!』で斎藤清六が終了前にお決まりのフレーズとして発していた言葉だ。なかでも30代の男女では92%が「死語」と判定。しかし、意外なことに20代の男性では71%と大きく差が出ている。スマップの中居正広など、人気芸能人が好んで使っていたためか、もとの番組を知らない若い世代では、抵抗がない人も多いのか!? また、「別れ際、さりげなく男性に言われたらキュンとしちゃうかも……」(20代・女性)という声もあった。
挨拶のなかでも「チョリーッス」は75%。’08年に「新語・流行語大賞」にノミネートされた元ヤンアイドル・木下優樹菜の代名詞だ。「バイなら」に比べれば、5年前と最近の話ではあるが、20~30代女性は81%とかなりアウトなもよう。女性に気に入られたいなら、「バイなら」のほうがまだマシという結果が出た。
挨拶系の略語ではほかに、「あけおめorことよろ」(39.5%)、「メリクリ」(39%)。なかでも20代の男性が「あけおめorことよろ」(36%)、「メリクリ」(32%)と平均よりも低く、抵抗がないようだ。周りの意見を聞いてみると、「身内というか、仲がいい友人同士なら全然アリ。でも『あけおめ』&『ことよろ』のダブルで使われると、残念な気がしなくもない」(20代・女性)と、調子に乗って略語を多用してしまうのは、危険。
◆H・ピンク系
「気持ち悪い」(20代・女性)と女性からドン引かれた死語が、男女のいちゃつきを表現した「チョメチョメ・ニャンニャン」(73%)。ちなみに「チョメチョメ」は楳図かずおのギャグ漫画『まことちゃん』で多用されており、その後、’81年に山城新伍がテレビ番組内で伏せ字を「チョメチョメ」と表現したことから、当時の流行語となったものだ。そこから派生したと思われる動詞「チョメる」も71%とかなり厳しい。こちらは男性と女性では10ポイントも差が開いており、女性の支持率はかなり低く、「A・B・C」も61%と過去の遺物に。
<死語の境界線>
※20代・30代の男女100人ずつ合計200人を対象にネット調査。数値は%を示す
【アウト】
当たり前田のクラッカー:79
バイなら:78
アウトオブ眼中:76
チョリーッス:75
ぎりちょん:74.5
チョメチョメ・ニャンニャン:73
チョメる:71
マッハで:70
~してみそ:70.5
オニ○○orめっさ○○:68
A(キス)、B(ペッティング)、C(セックス):61
~ほちぃ:58.5
キュン死もしくは萌え死:54
バリバリ:52.5
【ボーダー】
キモいorキショい:43
【セーフ】
あけおめorことよろ:39.5
メリクリ:39
ウザい:31
ヤバい:20.5
― 「それ死語ですよ」の境界線【1】 ―
================引用終了
■絶妙な古さを感じさせる「チョリーッス」はもう死語か?
(日刊SPA! - 10月15日 09:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=2613539
【20131031追記】
前に似たようなことを書いたよな……と思っていた。
下記だろう。
【板外編11】新死語──使いにくくなった言葉たち
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-905.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671
mixi日記2013年10月15日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1914037610&owner_id=5019671
直接的には下記の続き。
【ネット用語の「死語度」の判定──それは「死語」なのか?】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1913509051&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2875.html
「死語」の話を整理しなければ……と考えているうちにこんな記事が……。
強引なのは承知で、名前をつける。
〈本来の「死語」〉は「真死語」と呼ぶことにする。辞書に採用されていることが望ましいが、必須ではない。ものすごく多い。
存在しなくなったので必然的に使わなくなった言葉。「ハエ取りリボン」だの「テープレコーダー」だの。汚系(きたなけい)だと、「アオッパナ」「肥溜め」「痰壷」……。服飾関係には多数ある。「モノ死語」と呼ぶ。これはこれで、ものしごく……。
「定着しなかった流行語」……流行語は、基本的に旬が過ぎれば死語になる。そのうちのいくつかは生き残って定着する。完全に「死語」になったのか、かろうじて生きている「瀕死語」なのかの判定は、厳重な見極めが必要だろう。
ここで微妙なのは、昔からあった言葉が別の意味で定着した場合。これは「新語」ではなく、厳密には「新用法」だろう。仮に「転語」と呼ぶ。「転語」は定着しやすい。「超~」あたりが典型だろう。
この前提で記事中の【ボーダー】【セーフ】の言葉を見る
1)キモいorキショい:43
「キモい」は残っていくだろうな。問題は、いつ俗語のレベルから脱出するか。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%8D%E3%82%82%E3%81%84&stype=0&dtype=0
================引用開始
きも・い
[形]《若者言葉》気持ちが悪い。気色が悪い。
================引用終了
2)あけおめorことよろ:39.5
3)メリクリ:39
これは「略語」の「新語」。このほかにも「いつおせ」「よろおね」あたりもあった気がする。こうして並べるとよくわかるが、まともなビジネス用語の「略語」は定着しなかった。友達同士で遊ぶ分には何をやってもいい。
4)ウザい:31
ちょっと意外な漢字もあるが、これも古くからある言葉のアレンジだから「転語」。いまとなっては「うざったい」のほうが「真死語」かも。
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%86%E3%81%96%E3%81%84&stype=0&dtype=0
================引用開始
うざ・い
[形]《「うざったい」の省略形。「うぜえ」とも》あれこれとうるさい。わずらわしい。
◆もとは「不快だ。気味が悪い」という意の、八王子を中心とする東京多摩地区の方言。昭和40年代後半から東京の若者言葉になり、その後全国に広がった。
================引用終了
http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%86%E3%81%96%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%84&stype=0&dtype=0
================引用開始
うざっ‐た・い
[形]細かすぎて煩わしい。くどくて、うるさい。「ごちゃごちゃ言って―・いやつだ」================引用終了
5)ヤバい:20.5
これも「転語」。個人的には、新しい用法には異和感がある。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%82%84%E3%81%B0%E3%81%84&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=18533500
================引用開始
やば・い
[形]《形容動詞「やば」の形容詞化》危険や不都合な状況が予測されるさま。あぶない。「―・い商売」「連絡だけでもしておかないと―・いぞ」
◆若者は「最高である」「すごくいい」の意にも使う。「この料理―・いよ」
================引用終了
【ネタ元】週刊SPA!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131015-00516556-sspa-soci
http://nikkan-spa.jp/516556
================引用開始
絶妙な古さを感じさせる「チョリーッス」はもう死語か?
2013.10.15 雑学
率先して「○○女子」というワードを使っていた女性誌『an・an』が、突如「女子卒業宣言」をして話題に。時勢に合わせて新しく生まれ、もてはやされ、やがて消えてゆくワードの死語境界線を探った
<日常用語編>
例えば新人君に「どうだ、飲みニケーションでもしないか?」なんて言ったときに、「今どきそんな言葉使いませんよ」と指摘されたことはないだろうか? はやっていると思って使ったのに、すでに若者の間では死語化していたなんてことが。そこで、オジサン判定されないために、「今」使っても許されるワードはどのあたりなのか“死語の境界線”を探ってみよう。
今回は、20~30代の男女200人にアンケートを取り、死語か否か判定してもらい、半数以上が「死語だと思う」としたものはアウト、40%台をボーダーとしてみた。
◆挨拶・かけ声系
最も拒否反応が出たのは、「バイなら」(78%)。これは『欽ちゃんのどこまでやるの!』で斎藤清六が終了前にお決まりのフレーズとして発していた言葉だ。なかでも30代の男女では92%が「死語」と判定。しかし、意外なことに20代の男性では71%と大きく差が出ている。スマップの中居正広など、人気芸能人が好んで使っていたためか、もとの番組を知らない若い世代では、抵抗がない人も多いのか!? また、「別れ際、さりげなく男性に言われたらキュンとしちゃうかも……」(20代・女性)という声もあった。
挨拶のなかでも「チョリーッス」は75%。’08年に「新語・流行語大賞」にノミネートされた元ヤンアイドル・木下優樹菜の代名詞だ。「バイなら」に比べれば、5年前と最近の話ではあるが、20~30代女性は81%とかなりアウトなもよう。女性に気に入られたいなら、「バイなら」のほうがまだマシという結果が出た。
挨拶系の略語ではほかに、「あけおめorことよろ」(39.5%)、「メリクリ」(39%)。なかでも20代の男性が「あけおめorことよろ」(36%)、「メリクリ」(32%)と平均よりも低く、抵抗がないようだ。周りの意見を聞いてみると、「身内というか、仲がいい友人同士なら全然アリ。でも『あけおめ』&『ことよろ』のダブルで使われると、残念な気がしなくもない」(20代・女性)と、調子に乗って略語を多用してしまうのは、危険。
◆H・ピンク系
「気持ち悪い」(20代・女性)と女性からドン引かれた死語が、男女のいちゃつきを表現した「チョメチョメ・ニャンニャン」(73%)。ちなみに「チョメチョメ」は楳図かずおのギャグ漫画『まことちゃん』で多用されており、その後、’81年に山城新伍がテレビ番組内で伏せ字を「チョメチョメ」と表現したことから、当時の流行語となったものだ。そこから派生したと思われる動詞「チョメる」も71%とかなり厳しい。こちらは男性と女性では10ポイントも差が開いており、女性の支持率はかなり低く、「A・B・C」も61%と過去の遺物に。
<死語の境界線>
※20代・30代の男女100人ずつ合計200人を対象にネット調査。数値は%を示す
【アウト】
当たり前田のクラッカー:79
バイなら:78
アウトオブ眼中:76
チョリーッス:75
ぎりちょん:74.5
チョメチョメ・ニャンニャン:73
チョメる:71
マッハで:70
~してみそ:70.5
オニ○○orめっさ○○:68
A(キス)、B(ペッティング)、C(セックス):61
~ほちぃ:58.5
キュン死もしくは萌え死:54
バリバリ:52.5
【ボーダー】
キモいorキショい:43
【セーフ】
あけおめorことよろ:39.5
メリクリ:39
ウザい:31
ヤバい:20.5
― 「それ死語ですよ」の境界線【1】 ―
================引用終了
■絶妙な古さを感じさせる「チョリーッス」はもう死語か?
(日刊SPA! - 10月15日 09:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=2613539
【20131031追記】
前に似たようなことを書いたよな……と思っていた。
下記だろう。
【板外編11】新死語──使いにくくなった言葉たち
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-905.html
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