【「ちょっと」の使い方 ちょっと ちょいと ちょっぴり 少々 やや】辞書
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
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mixi日記2014年01月13日から
テーマサイトは下記。
【「ちょっとやばい」の「ちょっと」の用法について質問です。】
(略)
【質問文】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「ちょっとやばい」の「ちょっと」の用法について質問です。
arinsu_2525さん
「ちょっとやばい」の「ちょっと」の用法について質問です。
はっきりやばいと言わず、「ちょっと」とクッションを置くようになったのは
ここ数十年のことでしょうか。
それとも江戸時代や明治時代とか、古い時代から使われてきたものでしょうか。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
○○さんのコメント
悪い事は、できれば控え目に言いたいという心理からです。
警官が「ちょっと署までご同行を…」と言っても、ちょっとで済むことはまずないでしょう。
「ちょっとお話があります。」は、時間を取らせて迷惑かもしれないと思うからです。
「遊びに行かない?」「今日はちょっと…」のように、断りを言わずに済ませることもできます。
このような「ちょっと」は、けっこう古いのではないでしょうか。
むしろ「やばい」のほうが最近広まった言葉だと言えます。
回答日時:2014/1/13 12:54:42
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
おもしろいことを書く人がいるのものだ。質問者のことではなく、1つ目の回答コメント。
>悪い事は、できれば控え目に言いたいという心理から
ということは「ちょっと」は否定的なこと限定?
「ちょっとうれしい」とか「ちょっと幸せ」とか「ちょっといい人」……etc.は誤用なんだろうか。
どちらかと言うと悪いことのほうが多い? 言葉の神様に訊いてください。
>むしろ「やばい」のほうが最近広まった言葉
それは肯定的な意味の「ヤバい」(英口語の「great」のような意味? 違うか)の話では。否定的な意味の「ヤバい」は相当前からあると思う。「ヤバい仕事」「ヤバい橋」……etc.
http://gogen-allguide.com/ya/yabai.html
■Web辞書『大辞泉』から
http://kotobank.jp/word/%E4%B8%80%E5%AF%B8?dic=daijisen&oid=12204900
================引用開始
ちょっ‐と 【一=寸/▽鳥渡】
[副]《「ちっと」の音変化。「一寸」「鳥渡」は当て字》
1 物事の数量・程度や時間がわずかであるさま。すこし。「―昼寝をする」「―の金を惜しむ」「今度の試験はいつもより―むずかしかった」
2 その行動が軽い気持ちで行われるさま。「―そこまで行ってくる」
3 かなりのものであるさま。けっこう。「―名の知れた作家」
4 (多くあとに打消しの語を伴って用いる)簡単に判断することが不可能なさま、または、困難であるさま。「私には―お答えできません」「詳しいことは―わかりかねます」
→少(すこ)し[用法]
[感]《1の述部を省略したもの》人に軽く呼びかける語。「―、お客さん」
ちょ‐と 【一=寸/▽鳥渡】
[副]《「ちと」の変化した語。「一寸」「鳥渡」は当て字》「ちょっと」に同じ。「―一目(いちもく)見た所では」〈福沢・福翁自伝〉
================引用終了
先の回答コメントに出てくるのは「(多くあとに打消しの語を伴って用いる)簡単に判断することが不可能なさま、または、困難であるさま」だろう。「多くあとに打消しの語を伴って用いる」けど、別に「悪い事」とは限らない。「それはちょっと……」「私にはちょっと……」のように後ろを濁す場合もある。
■goo類語辞典から
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/14274/m0u/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8/
================引用開始
ちょっと/ちょいと/ちょっぴり/少少(しょうしょう)/やや
ちと ちっと
[共通する意味]
★数量、程度などが少しであるさま。
[英]
a little
[使い方]
〔ちょっと〕(副)
〔ちょいと〕(副)
〔ちょっぴり〕(副)
〔少少〕(副)
〔やや〕(副)
[使い分け]
【1】「ちょっと」「ちょっぴり」は、くだけた言い方。「ちょいと」は、さらにくだけた言い方になる。
【2】「ちょっぴり」は、ほんのわずかに何かがある場合、ほんのわずかだがそれが感じられた場合にいう。その数量、程度は、「ちょっと」「ちょいと」よりも少ない意味になることが多い。
【3】「少少」は、「ちょっと」とほぼ同意だが、少し改まった場面で使う。「やや」も少し改まった場面で使われることが多い。
【4】「ちょっと」は「一寸」、「やや」は「稍」とも書く。
【5】「ちょっと」「ちょいと」は、「ちょっと(ちょいと)、店員さん」のように、人に呼びかけるときに、また、「ちょっと(ちょいと)困りますね」のように、かなり多い程度という意味にも使う。
[関連語]
◆(ちと) (副)「ちょっと」の古めかしい言い方。⇔うんと。「ちとむずかしいようだ」
◆(ちっと) (副)「ちと」では発音しにくい場合の言い方で話し言葉的。⇔うんと。「もうちっと待ってくれ」
対比表
(略)
================引用終了
『大辞泉』の「4」の用法には触れていない。
当然のことながら、「悪い事限定」の話もない。
最近あまり聞かないけど、「ちょっと」とほぼ同様の言葉に「ちょいと」がある。時代劇ではこちらをよく聞くような。もしかすると、古くはこちらのほうが一般的だったのかも。
「ちょっとお待ちなせえ」って用法が森の石松の講談(「寿司食いねえ」ってヤツ)に出てきた気がしたけど、確認できず(泣)。
そのかわりいいフレーズを思い出した。
ちょっとの類語……何か忘れちゃいませんか?
下記を見ると、「少し」はなぜか「わずか」「少ない」の類語にされている。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/14271/m0u/%E5%B0%91%E3%81%97/
ウーン。「ちょっと」の類語じゃないのかね。
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(略)
【質問文】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「ちょっとやばい」の「ちょっと」の用法について質問です。
arinsu_2525さん
「ちょっとやばい」の「ちょっと」の用法について質問です。
はっきりやばいと言わず、「ちょっと」とクッションを置くようになったのは
ここ数十年のことでしょうか。
それとも江戸時代や明治時代とか、古い時代から使われてきたものでしょうか。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
○○さんのコメント
悪い事は、できれば控え目に言いたいという心理からです。
警官が「ちょっと署までご同行を…」と言っても、ちょっとで済むことはまずないでしょう。
「ちょっとお話があります。」は、時間を取らせて迷惑かもしれないと思うからです。
「遊びに行かない?」「今日はちょっと…」のように、断りを言わずに済ませることもできます。
このような「ちょっと」は、けっこう古いのではないでしょうか。
むしろ「やばい」のほうが最近広まった言葉だと言えます。
回答日時:2014/1/13 12:54:42
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
おもしろいことを書く人がいるのものだ。質問者のことではなく、1つ目の回答コメント。
>悪い事は、できれば控え目に言いたいという心理から
ということは「ちょっと」は否定的なこと限定?
「ちょっとうれしい」とか「ちょっと幸せ」とか「ちょっといい人」……etc.は誤用なんだろうか。
どちらかと言うと悪いことのほうが多い? 言葉の神様に訊いてください。
>むしろ「やばい」のほうが最近広まった言葉
それは肯定的な意味の「ヤバい」(英口語の「great」のような意味? 違うか)の話では。否定的な意味の「ヤバい」は相当前からあると思う。「ヤバい仕事」「ヤバい橋」……etc.
http://gogen-allguide.com/ya/yabai.html
■Web辞書『大辞泉』から
http://kotobank.jp/word/%E4%B8%80%E5%AF%B8?dic=daijisen&oid=12204900
================引用開始
ちょっ‐と 【一=寸/▽鳥渡】
[副]《「ちっと」の音変化。「一寸」「鳥渡」は当て字》
1 物事の数量・程度や時間がわずかであるさま。すこし。「―昼寝をする」「―の金を惜しむ」「今度の試験はいつもより―むずかしかった」
2 その行動が軽い気持ちで行われるさま。「―そこまで行ってくる」
3 かなりのものであるさま。けっこう。「―名の知れた作家」
4 (多くあとに打消しの語を伴って用いる)簡単に判断することが不可能なさま、または、困難であるさま。「私には―お答えできません」「詳しいことは―わかりかねます」
→少(すこ)し[用法]
[感]《1の述部を省略したもの》人に軽く呼びかける語。「―、お客さん」
ちょ‐と 【一=寸/▽鳥渡】
[副]《「ちと」の変化した語。「一寸」「鳥渡」は当て字》「ちょっと」に同じ。「―一目(いちもく)見た所では」〈福沢・福翁自伝〉
================引用終了
先の回答コメントに出てくるのは「(多くあとに打消しの語を伴って用いる)簡単に判断することが不可能なさま、または、困難であるさま」だろう。「多くあとに打消しの語を伴って用いる」けど、別に「悪い事」とは限らない。「それはちょっと……」「私にはちょっと……」のように後ろを濁す場合もある。
■goo類語辞典から
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================引用開始
ちょっと/ちょいと/ちょっぴり/少少(しょうしょう)/やや
ちと ちっと
[共通する意味]
★数量、程度などが少しであるさま。
[英]
a little
[使い方]
〔ちょっと〕(副)
〔ちょいと〕(副)
〔ちょっぴり〕(副)
〔少少〕(副)
〔やや〕(副)
[使い分け]
【1】「ちょっと」「ちょっぴり」は、くだけた言い方。「ちょいと」は、さらにくだけた言い方になる。
【2】「ちょっぴり」は、ほんのわずかに何かがある場合、ほんのわずかだがそれが感じられた場合にいう。その数量、程度は、「ちょっと」「ちょいと」よりも少ない意味になることが多い。
【3】「少少」は、「ちょっと」とほぼ同意だが、少し改まった場面で使う。「やや」も少し改まった場面で使われることが多い。
【4】「ちょっと」は「一寸」、「やや」は「稍」とも書く。
【5】「ちょっと」「ちょいと」は、「ちょっと(ちょいと)、店員さん」のように、人に呼びかけるときに、また、「ちょっと(ちょいと)困りますね」のように、かなり多い程度という意味にも使う。
[関連語]
◆(ちと) (副)「ちょっと」の古めかしい言い方。⇔うんと。「ちとむずかしいようだ」
◆(ちっと) (副)「ちと」では発音しにくい場合の言い方で話し言葉的。⇔うんと。「もうちっと待ってくれ」
対比表
(略)
================引用終了
『大辞泉』の「4」の用法には触れていない。
当然のことながら、「悪い事限定」の話もない。
最近あまり聞かないけど、「ちょっと」とほぼ同様の言葉に「ちょいと」がある。時代劇ではこちらをよく聞くような。もしかすると、古くはこちらのほうが一般的だったのかも。
「ちょっとお待ちなせえ」って用法が森の石松の講談(「寿司食いねえ」ってヤツ)に出てきた気がしたけど、確認できず(泣)。
そのかわりいいフレーズを思い出した。
ちょっとの類語……何か忘れちゃいませんか?
下記を見ると、「少し」はなぜか「わずか」「少ない」の類語にされている。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/14271/m0u/%E5%B0%91%E3%81%97/
ウーン。「ちょっと」の類語じゃないのかね。
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