日テレはもったいないことをしたのかも──『明日、ママがいない』【10】

【ネタ元24】の記事はどうなんだろう。
>このため、お金を払っているスポンサーの影響力は非常に強く、今回のように番組への批判がスポンサーにとって不利益だと判断されれば、スポンサーは番組を降りてしまい、テレビ局は経営ができなくなります。

 これが正常な考え方だとは思う。しかし。現実には【8】で書いたようにスポンサーは枠買いしているので、テレビ局は痛くも痒くもないらしい。まあ、こういうことをしてれば、あとあとヒドいしっぺ返しを食らうとは思うけど。
 イヤな話は【ネタ元25】。「日刊サイゾー」の記事を鵜呑みにするのは危険だけど……。
 松嶋菜々子のドタキャンの産物か否かは別として……。
>オリジナル脚本の場合、事前に専門家などと設定や演出のすり合わせを行うことが多いのですが、今回はそういったことをする時間がなかった可能性もあります
 と考えるといろいろ納得できる。あまりにも重い内容にもかかわらず脚本家はほぼ新人の。そして脚本監修が野島伸司。構図が見えてくる。
 で、【ネタ元26&27】のように再度の要請が来る。しかも具体的に被害?報告もある。これでも日テレは逃げ切るハラだろうな。
【ネタ元28】のとおり、第3話は強行放映。スポンサーCMはナシで、流れたのはスポットCMというヤツだろう。なんでこんなことになるのかは知らない。高須クリニックはどうした?
 注目すべきは【ネタ元29】。慈恵病院のサイトにアクセスしてみた。これがアクセスが集中しているのか激遅イライラ丸。「現在放送中の「明日、ママがいない」放送に当たりまして」http://jikei-hp.or.jp/tv_mama/に進むのが、また一苦労で……。
 このサイトは是非読んでもらいたい。病院側の真摯な態度がうかがえる。こういうのを名文と言うのかもしれない。「売名行為」だとか言ったのは誰だよ。
 今回の騒動の原因がどこにあるのかよく理解できる。慈恵病院のサイトから引用する。

「はじめに」から========引用開始
全国児童養護施設協議会は放送以前から内容を問題視し、12月に内容変更の申し入れをしていました。それにも関わらず第1回が放送され、実際に影響を受けたお子さんがいらっしゃいます。第2回の放送内容では過激な印象が薄れて少し安心しましたが、差別的なあだ名で呼び合い、施設のお子さんがペットショップの犬扱いされる部分につきましては変化がなく、残念な思いです。
================引用終了

「取材して頂きたかった」から==引用開始
「こうのとりのゆりかご」の現実についても当院にお越しいただいたり関係者の話をお聞きになれば、「ポスト」というあだ名が使用できるものではないことはご理解いただけたはずです。これらのあだ名で呼ぶことは、虐待を受けた子どもにとってフラッシュバックを引き起こす原因になります。「ポスト」「ドンキ」「ロッカー」などのあだ名をどうしても使用しなければいけないのなら、その必然性も同時に表現していただくべきと思います。
================引用終了

 ドラマ自体は多少刺激的な内容だけどよくできていると思う。しかし、あのあだ名だけでアウト。あれさえなければこんなことにはならなかっただろう。「ポスト」がなければ、具体的な被害者も特定されなかった可能性が高い。
「親からもらった名前を捨てる」ためのあだ名を穏当なものにして、もっと慎重につくっていれば大傑作のドラマになったかもしれない。もはや神の領域の芦田愛菜を筆頭に、出演者の演技もすばらしい。
 あるいは、要請に対して日テレがちゃんと対応していれば、こんなことにはならなかった気がする。
 すでに番組を見たショックでリストカットした人もいるという。今後もっとヒドい被害が出たとき、日テレは責任をとれるのだろうか。


【1】~【9】に関しては下記参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2950.html

【ネタ元24】THE PAGE 1月29日(水)10時0分配信
【「明日ママ」スポンサー降板問題 テレビ局の利害関係とは】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000002-wordleaf-bus_all&p=1

【ネタ元25】日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2014/01/post_15880.html
================引用開始
2014.01.23 木
CM自粛で日テレ悲鳴……芦田愛菜主演『明日、ママがいない』は「松嶋菜々子のドタキャン」の産物だった!?

 22日、芦田愛菜主演のドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)の第2話が予定通り放送された。熊本市の慈恵病院、全国児童養護施設協議会および全国里親会が会見を開き、放送内容の改善を要請している同作。この騒動により「視聴率が上がるのでは?」との見方もあったが、第2話は平均視聴率13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、初回から0.5%ダウンとなった。
 初回のスポンサークレジットに表示されていた企業は、花王、日清食品、スバル、エバラ食品、小林製薬、三菱地所、ENEOS、キューピーの8社。しかし第2話では、スポンサークレジットの表示がなくなったほか、エバラ、ENEOS、キューピーの3社はCMを自粛。代わりに、ACジャパンのCMが3本放送された。
 慈恵病院による会見後も、「ぜひ最後までご覧いただきたいと思います」と姿勢を崩さなかった日本テレビ。だが、CM自粛ムードが今後さらに高まれば、大きな痛手となりそうだ。
「CMを自粛する企業が増えた場合、脚本をマイルドに書き換える事態に追い込まれるかもしれません。そもそも、この水曜10時枠では、2011年に大ヒットした『家政婦のミタ』と同じ脚本家と制作会社が手掛ける、松嶋菜々子主演のホームドラマが放送される予定でした。しかし、12月のクランクインを前に、松嶋さんが『次女の小学校受験で忙しい』という理由で、出演を急きょキャンセル。しかし、本当の原因は、飼い犬のドーベルマンが起こしたトラブルの裁判だともっぱらです。すでにキャストを含め細部まで内容が固まっていましたが、主演女優のドタキャンで企画は白紙に。スタッフは大わらわとなりました。そこで、白羽の矢が立ったのが、脚本監修の野島伸司と芦田だった。短い時間でほかの子役もかき集め、なんとか間に合わせたそうです」(芸能記者)
 飼い犬のトラブルとは、おととし5月に、松嶋と夫の反町隆史の飼い犬だったドーベルマンが、同じマンションに住んでいたアートディレクター・佐藤可士和氏の妻の太ももにかみついた事故。この後、佐藤夫妻がこのマンションを引っ越したため、賃料収入を失ったとして不動産管理会社が松嶋夫妻に訴訟を起こした。
「『明日、ママがいない』は、『話題性を狙った確信犯』などという声もありますが、さすがにスポンサーの自粛までは想定していなかったでしょう。オリジナル脚本の場合、事前に専門家などと設定や演出のすり合わせを行うことが多いのですが、今回はそういったことをする時間がなかった可能性もあります」(同)
 今後、CMが“ACジャパンだらけ”になることも懸念されている同作。最終回まで無事に完走できるだろうか?
================引用終了

【ネタ元26】毎日新聞(【ネタ元27】のほうが具体的)
http://mainichi.jp/select/news/20140129k0000e040165000c.html

【ネタ元27】朝日新聞デジタル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000043-asahi-soci
================引用開始
「明日ママ」つらい思い15件、日テレ、協議会と面会へ
朝日新聞デジタル 1月29日(水)21時24分配信

 児童養護施設を舞台にした日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」をめぐり、全国児童養護施設協議会は29日、「同級生から(主人公のあだ名で、赤ちゃんポストを意味する)ポストと呼ばれるなど、ドラマのために子どもがつらい思いをした事例が15件ある」と公表した。

 協議会は同日、ドラマの内容改善を求める2度目の抗議文を日テレに送付。同局は「30日に番組責任者が直接お目にかかり、誠意を持ってお話をさせていただく」などとコメントを発表した。

 協議会は初回放送後の17日から、全国の施設長ら役員67人に対し、ドラマの影響や子どもたちの感想を報告するよう求めている。27日までに109件が寄せられ、このうち施設の女の子が同級生に「ポスト」と何度も呼ばれたケースや、同級生の男子グループから「おまえもどこかにもらわれるんだろ」などとからかわれたケースなど、子どもがつらい思いをした事例が15件あったという。
================引用終了

【ネタ元28】時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000160-jij-soci
================引用開始
スポンサーCMなしで放送=日テレ系「明日、ママがいない」
時事通信 1月29日(水)23時52分配信
 29日夜、放送された日本テレビ系の連続ドラマ「明日、ママがいない」の第3話で、スポンサー8社のCM放送が見送られ、代わりに公益法人ACジャパンや自局の番組宣伝などが流される異例の事態となった。スポンサー以外の企業の単発CMは放送された。
 第1話では児童養護施設に入所する主人公が「ポスト」のあだ名で呼ばれ、職員が子どもに暴言を吐く場面も登場。「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する慈恵病院(熊本市)や全国児童養護施設協議会が「関係者への人権侵害」と日テレに抗議した。
 同協議会は29日、第2話でも改善が見られないとし、改めて抗議書を送付。その中で施設の児童が放送翌日、からかわれたなどの事例も挙げた。
 スポンサー側にも視聴者から番組提供を疑問視する声が相次ぎ、第2話では3社がCM放送を辞退。その後、さらに5社も同様の措置に踏み切った。 
================引用終了
【ネタ元29】デイリースポーツ 1月29日(水)18時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000053-dal-ent
慈恵病院HPで「明日ママ」見解 売名行為など9項目  
デイリースポーツ 1月29日(水)18時16分配信

「明日ママ」騒動に揺れる日本テレビ

 熊本の慈恵病院が29日、ホームページを更新し、日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」について「養護施設の子供や職員への誤解偏見を与え、人権侵害だ」として放送中止を申し入れたことについて、同病院の見解を改めて示した。

 同病院は「日本テレビによる『明日、ママがいない』放送に当たりまして当院のお願いが一種の論争を引き起こす形となったにも関わらず、皆様に十分な情報が伝わりにくくなっていることに対し、深くお詫び申し上げます」と冒頭で謝罪。

 続けて、「少しでもご理解いただければと、私たちの考えをホームページ上に掲載させて頂くことに致しました」と趣旨を説明した。

 同病院として問題提起したいことについて、「今、私たちが問題にしているのは一般家庭のお子さんだけではなく、児童養護施設へ入所する前に家庭で虐待を受けたお子さんの、傷ついた心のケアの問題です」とし、「虐待を受けた中には、トラウマ(心的外傷)の影響から脱却できないケースがあります。友達が冗談で投げかけた『ポスト』『ロッカー』『ドンキ』などの言葉も、虐待を受けた子どもの心には刃物のように突き刺さり、フラッシュバックの引き金になりかねません」とドラマで使われた言葉をあげて問題点を指摘。

 また、「全国児童養護施設協議会は放送以前から内容を問題視し、12月に内容変更の申し入れをしていました。それにも関わらず第1回が放送され、実際に影響を受けたお子さんがいらっしゃいます。第2回の放送内容では過激な印象が薄れて少し安心しましたが、差別的なあだ名で呼び合い、施設のお子さんがペットショップの犬扱いされる部分につきましては変化がなく、残念な思いです」と改善された部分があるものの、同時に問題点が残っていることも指摘した。

 ホームページでは同病院の考え方について「売名行為では?」など9項目について見解を示している。
================引用終了
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