突然ですが問題です【日本語編187】──大黒柱 屋台骨
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1906376407&owner_id=5019671
mixi日記2014年03月06日から
【問題】
下記のブログを参考に、1)~ の慣用句の適否を判定しなさい。
【参考ブログ】「屋台骨を支える」(東洋経済オンライン)
http://blog.goo.ne.jp/goonosh100/e/b5c7cf1c9de8a81412bda3edc3a6712a
1)会社の屋台骨
2)一家の大黒柱
3)会社を支える屋台骨
4)一家を支える大黒柱
5)会社の屋台骨を支える
6)一家の大黒柱を支える
【解答?例】&【よくわからない解説】
いつも以上にいい加減なことを書こうとしている。
眉に塗り込む唾のご用意はよろしいでしょうか。
1)~4)はとくに問題がないだろう。
問題は5)と6)。
まず6)から。仮に一家の大黒柱を父親だとすると、それをいろいろサポートするのが母親。
この場合「一家の大黒柱を支える母親」で何も問題はないだろう。使用例としては少ないと思うが○。
問題は5)。
参考にあげたブログが詳しい。
とりあえず辞書をひく。
http://dic.search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%B1%8B%E5%8F%B0%E9%AA%A8&stype=prefix&aq=-1&oq=&ei=UTF-8
■Web辞書『大辞泉』から
================引用開始
やたい‐ぼね 【屋台骨】
1 屋台の骨組み。また、家屋の構造。
2 一家を支える働き手。また、組織などをささえる中心となるもの。「―がゆらぐ」
================引用終了
■Web辞書『大辞林』から
================引用開始
やたいぼね【屋台骨】
①
屋台の骨組み。家屋の骨組み。
②
家庭・組織などを支えるもの。「一家の-となる」「-がぐらつく」
================引用終了
どちらも元々の意味は1番目。2番目はそこから派生した意味で、実際に目にする例はほとんどこれだろう。「大黒柱」と近い意味・用法で使われている。
では「会社の屋台骨を支える○○」と言えるか否か。かなり微妙だが、「間違い」とは言い切れない気がする。
例文で考えてみよう。
有楽製菓の屋台骨であるブラックサンダー。その開発の中心人物が開発部長のAさんだとする。こうなると、先の「一家の大黒柱を支える母親」と同様の言い回しが可能になるのでは。Aさんは「有楽製菓の屋台骨(であるブラックサンダー)を支えてきた人物」で、「いまも支えている人物」になる。
さらに強引な考え方をする。
有楽製菓の屋台骨は「チョコ事業部」だとする。チョコ事業部を支える主力商品はブラックサンダーで、チョコ事業部を支える中心人物は開発部長のAさんだとする。
ブラックサンダーは「会社の屋台骨を支える商品」で、Aさんは「会社の屋台骨を支える人物」……無理?
どうにもピンと来ない気がするのは、自分の語彙にないからだろうな。
「一家の大黒柱」にしても「会社の屋台骨」にしても、自分では使わない。後者の例なら「主力事業」とか「売上げの○%を占める」とかを使う。
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【問題】
下記のブログを参考に、1)~ の慣用句の適否を判定しなさい。
【参考ブログ】「屋台骨を支える」(東洋経済オンライン)
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1)会社の屋台骨
2)一家の大黒柱
3)会社を支える屋台骨
4)一家を支える大黒柱
5)会社の屋台骨を支える
6)一家の大黒柱を支える
【解答?例】&【よくわからない解説】
いつも以上にいい加減なことを書こうとしている。
眉に塗り込む唾のご用意はよろしいでしょうか。
1)~4)はとくに問題がないだろう。
問題は5)と6)。
まず6)から。仮に一家の大黒柱を父親だとすると、それをいろいろサポートするのが母親。
この場合「一家の大黒柱を支える母親」で何も問題はないだろう。使用例としては少ないと思うが○。
問題は5)。
参考にあげたブログが詳しい。
とりあえず辞書をひく。
http://dic.search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%B1%8B%E5%8F%B0%E9%AA%A8&stype=prefix&aq=-1&oq=&ei=UTF-8
■Web辞書『大辞泉』から
================引用開始
やたい‐ぼね 【屋台骨】
1 屋台の骨組み。また、家屋の構造。
2 一家を支える働き手。また、組織などをささえる中心となるもの。「―がゆらぐ」
================引用終了
■Web辞書『大辞林』から
================引用開始
やたいぼね【屋台骨】
①
屋台の骨組み。家屋の骨組み。
②
家庭・組織などを支えるもの。「一家の-となる」「-がぐらつく」
================引用終了
どちらも元々の意味は1番目。2番目はそこから派生した意味で、実際に目にする例はほとんどこれだろう。「大黒柱」と近い意味・用法で使われている。
では「会社の屋台骨を支える○○」と言えるか否か。かなり微妙だが、「間違い」とは言い切れない気がする。
例文で考えてみよう。
有楽製菓の屋台骨であるブラックサンダー。その開発の中心人物が開発部長のAさんだとする。こうなると、先の「一家の大黒柱を支える母親」と同様の言い回しが可能になるのでは。Aさんは「有楽製菓の屋台骨(であるブラックサンダー)を支えてきた人物」で、「いまも支えている人物」になる。
さらに強引な考え方をする。
有楽製菓の屋台骨は「チョコ事業部」だとする。チョコ事業部を支える主力商品はブラックサンダーで、チョコ事業部を支える中心人物は開発部長のAさんだとする。
ブラックサンダーは「会社の屋台骨を支える商品」で、Aさんは「会社の屋台骨を支える人物」……無理?
どうにもピンと来ない気がするのは、自分の語彙にないからだろうな。
「一家の大黒柱」にしても「会社の屋台骨」にしても、自分では使わない。後者の例なら「主力事業」とか「売上げの○%を占める」とかを使う。
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